JPH08289838A - 敷 物 - Google Patents

敷 物

Info

Publication number
JPH08289838A
JPH08289838A JP12046595A JP12046595A JPH08289838A JP H08289838 A JPH08289838 A JP H08289838A JP 12046595 A JP12046595 A JP 12046595A JP 12046595 A JP12046595 A JP 12046595A JP H08289838 A JPH08289838 A JP H08289838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rug
honeycomb
yarn
fabric
nylon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12046595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Orii
一憲 折居
Tsutomu Nakamura
勤 中村
Kimito Kono
喜美人 光野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP12046595A priority Critical patent/JPH08289838A/ja
Publication of JPH08289838A publication Critical patent/JPH08289838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Carpets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通気性および吸湿性に優れ、冷感があり、季
節に合わせて他の敷物と組み合わせて複合使用が可能で
あり、また収納し易く、丸洗いも可能であり、その上、
体圧分散効果もある敷物を提供する。 【構成】 1,000デニール以上の太さを有するナイ
ロンマルチフィラメント嵩高加工糸からなる蜂巣織物3
0を中材10とし、これを側地21,22で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用背当て、イス
用座布団、高級シーツ、ベッド用パッドなどに供される
敷物に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、イス用座布団は、従来から多く
の種類があるが、通気性が良くても吸湿性が悪かった
り、あるいは吸湿性が良くても通気性が悪かったり、い
ずれも一長一短があった。
【0003】例えば、通気性を向上させる敷物として、
実公昭45−27342号公報には、防水膜を層成した
糸1で、所望形状模様の網目2を形成した網状片Aを適
宜柄模様及び色彩を備えた敷物本体B上面に載置し、両
者を定着させてなる夏季用敷物生地が開示されている。
しかしながら、この場合、本質的に厚くできない網状片
Aによっては、通気性の向上に限界がある。まして、敷
物本体Bは、通気性が劣るので、厚地の敷物としては、
全体的に通気性が向上されるとは言いがたい。
【0004】また、実公昭57−24216号公報に
は、縦糸と横糸からなる合成樹脂製の網の一方の糸を他
方の糸より太くしてなる該網に布地を直に覆ってなる寝
具用マットが提案されているが、このものも、厚地の敷
物としては適用できない。何故なら、糸の太さには限度
があり、同時に糸が太くなると、それだけマットとして
の硬さのみが強調されてくるからである。他方、通気性
を有する厚手の敷物の例は、実公昭52−332号公報
に開示されている。しかしながら、このものは、合成樹
脂製の硬質プラスチックパイプなどで構成されるので、
クッション性はもちろん、取り扱い性にも劣っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る実情に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
通気性および吸湿性に優れ、冷感があり季節に合わせて
他の敷物と組み合わせて複合使用が可能であり、また収
納し易く、丸洗いも可能であり、そのうえ体圧分散効果
もある敷物を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、全繊度1,0
00デニール以上の太さを有するナイロンマルチフィラ
メント嵩高加工糸からなる蜂巣織物を中材とし、これを
側地で被覆したことを特徴とする敷物である。
【0007】
【作用】蜂巣織物自体は、実開昭53−47179号公
報により知られている。該織物は、500デニール程度
の合成繊維のマルチフィラメント糸から構成され、織物
表面に形成される凹部にゴムを充填して、防音・断熱性
に優れたインテリア用素材とされる。これに対し、本発
明では、蜂巣織物を構成する糸条として、1,000デ
ニール以上の合成繊維のマルチフィラメント糸を採用
し、織物表面に形成される凹部を埋めることなく側地で
包み込むと、冷感に富んだ所望の敷物が得られることが
判明した。
【0008】上記の敷物を用いると、身体が中材である
蜂巣織物により支持される。そして、蜂巣織物の格子状
の土手により体圧が分散される。また、一方の面の凸部
が他方の面の凹部と表裏一体となっており、なおかつ隣
接する表面の凸部どうしを結ぶ土手が格子状を呈してい
るから通気性や冷感があるばかりでなく、丸めたり、折
り畳んで収納することができる。
【0009】また、中材である蜂巣織物を形成している
素材がナイロンマルチフィラメント嵩高加工糸であるた
め、吸湿性がある。また、高収縮性のフラットヤーンを
織り込むことにより中材のヘタリを防止することができ
ため、長期の使用にも十分、耐えることができる。
【0010】さらに、中材が合成繊維であるから丸洗い
もできる。また、季節に合わせて他の敷物と組み合わせ
て複合使用することも可能である。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。なお、ここでは、イス用座布団の場合を例に取る。
【0012】図1において、Aは、イス用座布団であ
り、芯材である中材10の両面を側地21および22で
被覆するとともに、中材10と側地21,22とをミシ
ンでキルティングして一体化させ、さらにその全周に沿
わせた縁布23をミシンで縫着させることにより形成さ
れている。
【0013】なお、図1において、24は、中材10と
側地21,22をキルティングしている糸、25は、縁
布23を縫着している糸を示している。
【0014】側地21,22には、ポリエステル繊維1
00%使いの布地を用いているが、綿布、あるいはポリ
エステル繊維と木綿とを混紡した布地などを用いてもよ
い。なお、縁布23は、側地21,22と同素材を用い
ることが望ましい。
【0015】上記の中材10には、全繊度1,000デ
ニール以上の太さを有するナイロンマルチフィラメント
嵩高加工糸(以下「ナイロンBCF」と称する)からな
る蜂巣織物30が用いられている。ここで、ナイロンB
CFは、ナイロン6、ナイロン6,6などのナイロン長
繊維マルチフィラメントを、流体噴射加工、押し込み加
工などにより、該フィラメントに三次元ランダム捲縮を
付与したものである。
【0016】この蜂巣織物30は、タテ糸31およびヨ
コ糸32ともに2,500de/136filのナイロ
ンBCFを用い、図3に示すような、蜂巣組織で製織し
たのち、捲縮発現処理を行って、図1および図2に示す
ような、一方の面の凸部33が他方の面の凹部34と表
裏一体となっており、なおかつ隣接する表面の凸部33
どうしを結ぶ土手部35が格子状を呈している厚手の織
物である。
【0017】この場合、格子の一辺の長さは、10mm
であるが、5〜20mmくらいの長さが好ましい。ま
た、厚さも、5〜20mmくらいが好ましい。また、こ
の蜂巣織物30の目付は、600g/m2 であるが、3
00〜660g/m2 が好ましい。
【0018】一方、糸使いによって蜂巣織物30の風合
いを調整することができるが、ナイロンBCFの総デニ
ールは、1,000〜10,000deが好ましい。ま
た、中材10のヘタリを防止するために、蜂巣織物30
中に高収縮性のフラットヤーン40を格子状に織り込ん
でもよい。なお、タテ方向またはヨコ方向のみでもよ
い。
【0019】上記の座布団Aを用いると、図4のよう
に、身体Bが中材10である蜂巣織物30により支持さ
れる。そして、蜂巣織物30の格子状の土手35により
体圧が分散され、健康にもよい。
【0020】また、図2に示すような、一方の面の凸部
33が他方の面の凹部34と表裏一体となっており、な
おかつ隣接する表面の凸部33どうしを結ぶ土手部35
が格子状を呈しているから通気性や冷感があるばかりで
なく、簡単に丸めたり、折り畳むことができ、コンパク
トに収納することができる。
【0021】また、中材10である蜂巣織物30を形成
している素材がナイロンBCFであるため、吸湿性があ
る。また、高収縮性のフラットヤーン40を織り込むこ
とにより中材10のヘタリを防止することができため、
長期の使用にも十分、耐えることができる。
【0022】さらに、中材10が合成繊維であるから丸
洗いもできる。また、季節に合わせて他の敷物と組み合
わせて複合使用することも可能である。
【0023】以上の説明では、イス用座布団に適用した
場合について説明したが、自動車用背当て、高級シー
ツ、ベッド用パッドなどにも適用が可能である。
【0024】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、身体が
中材である蜂巣織物により支持され、そして蜂巣織物の
格子状の土手により体圧が分散されので、健康にもよ
い。また、一方の面の凸部が他方の面の凹部と表裏一体
となっており、なおかつ隣接する表面の凸部どうしを結
ぶ土手部が格子状を呈しているから通気性や冷感がある
ばかりでなく、丸めたり、折り畳んで収納することがで
きる。
【0025】さらに、中材である蜂巣織物を形成してい
る素材がナイロンBCFであるため、吸湿性がある。ま
た、高収縮性のフラットヤーンを織り込むことにより中
材のヘタリを防止することができため、長期の使用にも
十分、耐えることができる。さらに、中材が合成繊維で
あるから丸洗いもできる。また、季節に合わせて他の敷
物と組み合わせて複合使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る敷物の一部断面を含む平面図であ
る。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】蜂巣織物の組織図である。
【図4】本発明に係る敷物の使用説明図である。
【符号の説明】
10 中材 21,22 側地 30 蜂巣織物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全繊度1,000デニール以上の太さを
    有するナイロンマルチフィラメント嵩高加工糸からなる
    蜂巣織物を中材とし、これを側地で被覆したことを特徴
    とする敷物。
  2. 【請求項2】 蜂巣織物中に高収縮性の糸条を織り込ん
    でなる請求項1記載の敷物。
  3. 【請求項3】 中材とこれを被覆する側地とを一体化さ
    せてなる請求項1または2記載の敷物。
JP12046595A 1995-04-24 1995-04-24 敷 物 Pending JPH08289838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12046595A JPH08289838A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 敷 物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12046595A JPH08289838A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 敷 物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08289838A true JPH08289838A (ja) 1996-11-05

Family

ID=14786845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12046595A Pending JPH08289838A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 敷 物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08289838A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2884696C (en) Insulated composite fabrics
KR100217976B1 (ko) 완충 구조물
US20120260422A1 (en) Thermal blankets
JP2002155448A (ja) 耐久性がある快適な通気性アレルゲンバリヤー布
JP6282480B2 (ja) 非衣料用途の丸編構造体
KR100793143B1 (ko) 가교에 의해 체적을 증가시킨 기능성 직물
JPH11217745A (ja) 耐久性の、快適な、通気性アレルゲン・バリヤー布帛
JPH04222260A (ja) 三次元構造布帛
JP3994420B2 (ja) 椅子張地用織物と車両座席
JP2002138352A (ja) 三次元立体編物
JP3995631B2 (ja) 立体編物積層体
JP2004190191A (ja) 放熱性立体編物
CN216089776U (zh) 可水洗蚕丝叠合垫和枕垫、连芯枕头、复合床垫
US20190014930A1 (en) Hybrid sheet set
JP2007044386A (ja) クッション材
JP2004107800A (ja) 立体横編物
KR101261476B1 (ko) 침장용 쿠션포
JPH08289838A (ja) 敷 物
JPH0247203B2 (ja)
JPH0274648A (ja) 充填材
JP2883288B2 (ja) クッション構造体および寝具用クッション材
JPH05148736A (ja) 三次元構造布
JP4381797B2 (ja) クッション材用立体編物
JPH0615599Y2 (ja) シートカバー
JPH0542819Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02