JPH08289353A - 制御チャネル切替方法 - Google Patents

制御チャネル切替方法

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Publication number
JPH08289353A
JPH08289353A JP7085072A JP8507295A JPH08289353A JP H08289353 A JPH08289353 A JP H08289353A JP 7085072 A JP7085072 A JP 7085072A JP 8507295 A JP8507295 A JP 8507295A JP H08289353 A JPH08289353 A JP H08289353A
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JP
Japan
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call
channel
control channel
control
switching method
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Application number
JP7085072A
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English (en)
Inventor
Keiichi Teshirogi
圭一 手代木
Mamoru Yoshizaki
守 吉▲ざき▼
Harumasa Hirano
治政 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御チャネルに障害が発生した場合には、通
話中の通話チャネルへの影響を最小限に抑えながら確実
に制御チャネルを移行して、通信ネットワークのサービ
ス品質の劣化を少なくすることができる制御チャネル切
替方法を提供する。 【構成】 周波数の異なるm種類のキャリアを有し1キ
ャリア当りn個のタイムスロットに分割されてm×nチ
ャネルで構成されたTDMA−MCA方式の無線通信シ
ステムにおいて、制御チャネルに障害が発生すると(S
1)、通話に使用されていない通話チャネルにその制御
チャネルを移行させ(S3)、それが不可能な場合は、
通話チャネルの切断及びその自動的な再接続を予告して
から(S5)通話チャネルを切断し、その通話チャネル
に制御チャネルを移行させ(S6)、切断した通話チャ
ネルの呼は再接続のために接続待ち行列の先頭に割当て
る(S7)。その後、通話が終了したチャネルに切断し
た呼を接続する(S8、9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数の異なるm種類
のキャリアを有し、1キャリア当りn個のタイムスロッ
トに分割されてm×nチャネルで構成されたTDMA−
MCA方式の無線通信システムの制御局における制御チ
ャネルの切替方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の通話チャネルと、これらの通話チ
ャネルの接続制御用に使用される制御チャネルとで構成
されている無線通信システムにおいては、システムの安
定化、高信頼性化のために、従来より障害の発生した制
御チャネルを他の通話用チャネルに移行させることが行
われていた。
【0003】図20には、特開平4−18826号公報
に開示された、3つのチャネル部のうち通話チャネルが
2チャネルの場合における従来の制御チャネル切替方式
のブロック図が示される。
【0004】従来の制御チャネル切替方式における装置
構成は、チャネル部100、チャネル部200、チャネ
ル部300、切替部400、500、制御部600とカ
ウンタ700から構成され、チャネル部100、チャネ
ル部200、チャネル部300の入力側、出力側はそれ
ぞれ切替部400、切替部500に接続されている。通
常の場合、制御信号は、切替部400、チャネル部10
0、切替部500を経て回線gに出力され、2チャネル
の音声信号は、それぞれ、切替部400、チャネル部2
00、切替部500、または切替部400、チャネル部
300、切替部500を通り回線hと回線iへ出力され
る。
【0005】切替部400と切替部500とは、制御部
600からの指示があった場合、制御チャネルが割当て
られているチャネル部100を、通話チャネルへ切り替
えるように動作する。
【0006】また、各チャネル部100、200、30
0に障害が発生した場合は、制御部600に各チャネル
部100、200、300から警報信号d,e,fが出
力される。
【0007】図21には、特開平4−18826号公報
に開示された、従来の制御部600による制御チャネル
の切替え動作のフローチャートが示される。
【0008】S1で、制御チャネルとして使用されるチ
ャネル部の番号を示すためのカウンタ700の値nとし
て、初期値1をセットする。これによりS2で、制御チ
ャネルとしてチャネル部100が割当てられる。
【0009】S3では、各チャネル部100、200、
300からの障害を示す警報信号d、e、fの有無を常
時監視している。チャネル部100に障害が発生し警報
信号dがきた場合、S4にて、制御チャネルとして使用
するチャネル部の番号を示すカウンタ700の値nに1
を加え2とし、S5に進む。S5ではnの値が3以下で
あるので、S7に進みチャネル部200が障害であるか
を警報信号eの有無により判断する。
【0010】チャネル部200に障害がなければS8で
通話中かどうかを判断し、通話中でなければS2に戻り
チャネル部200を制御チャネルとするよう切替部40
0、切替部500に指令を出し、チャネル部200を制
御チャネルへ切り替える。
【0011】その後、S3に進み上記の動作を繰り返
す。
【0012】なお、S5においてカウンタ700の値n
が3を超えた場合、S6へ進み、制御チャネルとして使
用するチャネル部の番号を示すカウンタ700の値nを
1にセットし、S7に進み、上記のような動作を繰り返
す。
【0013】また、S7において移行先のチャネル部が
障害であった場合、S4に戻りカウンタ700の値nに
1を加え、上記の動作を繰り返す。
【0014】また、S8において移行先のチャネル部が
通話中であった場合、S4に戻りカウンタ700の値n
に1を加え、上記の動作を繰り返す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来のシステムでは、制御チャネルを含むキャリアが妨
害波により妨害され、制御チャネルが正常に機能できな
くなった場合に、妨害波の影響を受けていない他の正常
なキャリアのチャネルが全て通話中であると、制御局に
おいて制御チャネルの割当てを行えず、制御チャネルを
他のチャネルに移行できなくなる。このため、制御チャ
ネルが一時的ではあるが消滅した状態となり、端末局で
は発着呼ができず、システムダウンと同様な状態となる
という問題があった。
【0016】本発明は、このような従来の問題点を解決
すべく、制御チャネルに障害が発生した場合には、通話
中の通話チャネルへの影響を最小限に抑えながら確実に
制御チャネルを移行して、通信ネットワークのサービス
品質の劣化を少なくすることができる制御チャネル切替
方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、周波数の異なるm種類のキャリアを有す
るとともに1キャリア当りn個のタイムスロットに分割
されてm×nチャネルで構成され、前記チャネルの少な
くとも1つを制御チャネルとする時分割多重多元接続
(TDMA)マルチチャネルアクセス(MCA)方式の
無線通信システムにおいて、前記制御チャネルを含むキ
ャリアが妨害波により妨害されて前記制御チャネルが正
常に機能できなくなった場合の制御チャネル切替方法で
あって、通話に使用されていない通話チャネルがあると
きは、前記制御チャネルを前記使用されていない通話チ
ャネルへ移行させ、通話に使用されていない通話チャネ
ルがないときは、1対1の個別通信で使用されている任
意の通話チャネルを検索し、前記検索された通話チャネ
ルの呼に対して音声トーキーを送信して一旦呼を切断す
るが自動的に呼を再接続する旨の予告を行い、その後に
その呼を強制切断して前記検索された通話チャネルに前
記制御チャネルを移行させるとともに前記強制切断した
呼を再接続するために接続待ち行列の先頭にその呼を割
当てることを特徴とする。
【0018】また、制御チャネル切替方法において、前
記使用されていない通話チャネル及び前記個別通信で使
用されている通話チャネルがなく、通話チャネルが、複
数の話者が行うグループ通信で使用されている通話チャ
ネルである場合、任意のグループ通話チャネルを検索
し、前記検索されたグループ通話チャネルの呼に対して
音声トーキーを送信して一旦呼を切断するが自動的に呼
を再接続する旨の予告を行い、その後にその呼を強制切
断して前記検索されたグループ通話チャネルに前記制御
チャネルを移行させるとともに前記強制切断した呼を再
接続するために接続待ち行列の先頭にその呼を割当てる
ことを特徴とする。
【0019】また、制御チャネル切替方法において、最
も通話時間が長い個別通話チャネルの呼を強制切断する
ことを特徴とする。
【0020】また、制御チャネル切替方法において、最
も通話時間が短い個別通話チャネルの呼を強制切断する
ことを特徴とする。
【0021】また、制御チャネル切替方法において、最
も通話時間が長いグループ通話チャネルの呼を強制切断
することを特徴とする。
【0022】また、制御チャネル切替方法において、最
も通話時間が短いグループ通話チャネルの呼を強制切断
することを特徴とする。
【0023】また、制御チャネル切替方法において、前
記音声トーキー機能を端末の無線局に持たせ、MCA制
御局から該当する端末へ音声トーキーの起動を送出する
ことを特徴とする。
【0024】また、制御チャネル切替方法において、前
記制御チャネルの移行前に前記制御チャネルが含まれて
いたキャリアへの妨害がなくなったことを検出した場
合、前記移行した制御チャネルをもとのキャリアへ復旧
させることを特徴とする。
【0025】更に、制御チャネル切替方法において、T
DMA−MCA方式の無線通信システムが複数の制御チ
ャネルを有し、第1の制御チャネルにより制御される端
末局のグループと、第2の制御チャネルにより制御され
る端末局のグループとにトラヒックを分割して運用され
ており、前記第1の制御チャネルを含むキャリアが妨害
波により妨害されて前記第1の制御チャネルが正常に機
能できなくなった場合に、通話に使用されていない通話
チャネルがあるときは、前記第1の制御チャネルを前記
使用されていない通話チャネルへ移行させ、通話に使用
されていない通話チャネルがないときは、前記第1の制
御チャネルを前記第2の制御チャネルへ切替えて制御チ
ャネルの共用を行い、その後通話に使用されていない通
話チャネルが出てきたときにその通話チャネルへ前記第
1の制御チャネルを移行することを特徴とする。
【0026】また、制御チャネル切替方法において、前
記第1の制御チャネルの移行前に前記第1の制御チャネ
ルが含まれていたキャリアへの妨害がなくなったことを
検出した場合、前記移行した第1の制御チャネルをもと
のキャリアへ復旧させることを特徴とする。
【0027】
【作用】従って、本発明によれば、制御チャネルが正常
に機能できなくなった場合に、通話に使用されていない
通話チャネルに制御チャネルを移行させ、それが不可能
な場合は、呼の切断及びその呼の自動的な再接続を予告
してから呼を切断しその通話チャネルに制御チャネルを
移行させ、切断した呼は再接続のために接続待ち行列の
先頭に割当てるので、通話中の通話チャネルへの影響を
最小限に抑えながら確実に制御チャネルの移行が行え
る。
【0028】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を
説明する。
【0029】実施例1 図1には、TDMA−MCA(時分割多重多元接続マル
チチャネルアクセス)方式の無線通信システムの概略構
成図が示され、MCA制御局1とMCA制御局1がサー
ビスする制御エリア内に存在する複数の無線局(i=2
〜n)とから構成されている。
【0030】また、図2(a)には、平常時のタイムス
ロット割当図が示される。図2(a)に示されるよう
に、本実施例に係るTDMA−MCA方式の無線通信シ
ステムは、f1 からfm までの周波数の異なるm種類の
キャリアを使用し、かつ各々のキャリアを時分割使用す
ることにより、1キャリア当りn個のタイムスロットを
有しており、使用できるチャネル数は全部でm×nチャ
ネルとなっている。このm×nチャネルのうちの少なく
とも1つが制御チャネルとして使用される。図2(a)
の場合は、タイムスロットt11が制御チャネルとして使
用されている。また、他のタイムスロットは通話用チャ
ネルとして使用されている。
【0031】図1において、無線局2と無線局3とが通
話を行う場合には、現在通話中でない(通話の待受け状
態である)無線局2は、無線局3と通話するため、MC
A制御局1に対し上り制御チャネルを介して回線接続要
求を送信し、これを受けたMCA制御局1は、無線局2
と無線局3に対し下り制御チャネルを介して通話チャネ
ルを割当てる。
【0032】上述の上り制御チャネルと下り制御チャネ
ルとは同一チャネルを共用できるので、制御チャネルと
しては最低1チャネルあればよい。しかし、無線局数の
増加のため無線局からMCA制御局1への回線接続要求
信号を含む上り制御チャネルが、お互いに衝突を起こし
呼損が増大するような場合には、上り制御チャネルのト
ラヒックに応じて複数の制御チャネルを有する場合もあ
る。
【0033】図2(b)には、図2(a)に示されるよ
うな1つのタイムスロットt11を制御チャネルとして使
用していた場合に、MCA制御局1の受信部に妨害波が
入り、無線局からの上り制御チャネルが正常に受信でき
なくなった場合すなわち非常時において、制御チャネル
を他の通話用チャネルに移行させる場合の例(ケース
1)が示される。
【0034】図2(b)においては、元の制御チャネル
であったタイムスロットt11を含む周波数f1 のキャリ
アが妨害波により妨害され、元の制御チャネルが正常に
機能できなくなったので、周波数f2 のキャリアに含ま
れるタイムスロットt21に制御チャネルが移行されてい
る。
【0035】図3には、制御チャネルを1つのタイムス
ロットに割り当て1回線とした場合のMCA制御局1の
構成図が示される。
【0036】図3においては、送受信部1a〜1nによ
り端末の無線局(端末局)との間で制御チャネル及び通
話チャネルを含むキャリアの送受信が行われる。また、
障害状況監視部12では送受信部1a〜1nからの障害
状況通知信号により各キャリアに対する妨害波による送
受信部1a〜1nの異常が監視される。異常が検出され
た場合には障害状況監視部12からチャネル制御部13
に障害情報が出力される。障害状況監視部12から障害
情報が出力されると、チャネル制御部13により、制御
チャネルが移行する移行先キャリアの選定が行われる。
【0037】一方、上記異常が検出されない通常時に
は、端末局から回線接続要求が出されると、通話チャネ
ル接続要求処理部14からチャネル制御部13に回線接
続要求が出力される。この回線接続要求が出力される
と、チャネル制御部13は、回線接続要求を行った端末
局に対しチャネルを割当て、また、所望のチャネルが通
話中の場合には回線接続要求を行った無線局の呼を接続
待ち行列へ割当てる。
【0038】上述の障害情報あるいは回線接続要求等に
基づき通話チャネルを切替える場合には、チャネル制御
部13が通話チャネル切替部17に切替指示を出力す
る。通話チャネル切替部17は、チャネル制御部13か
らの切替指示により送受信部1a〜1nに対し通話チャ
ネルの切替を指示する。
【0039】また、上述の障害情報に基づき制御チャネ
ルを切替える場合には、チャネル制御部13が制御チャ
ネル切替部18に切替指示を出力する。制御チャネル切
替部18は、チャネル制御部13からの切替指示により
送受信部1a〜1nに対し制御チャネルの切替えを指示
する。
【0040】制御チャネルを切替える時に、制御チャネ
ルの移行先チャネルが通話中であると通話を一時中断す
る必要がある。この場合、MCA制御局1のトーキー出
力部19から当該通話チャネルに対して通話を中断する
前に「一旦呼を切断し通話を一時中断するが自動的に呼
の再接続を行う」旨をユーザにアナウンスするためのト
ーキーが出力される。
【0041】また、各通話チャネルの通話モードとして
は、無線局が1対1で通話する個別通話モードと、複数
の無線局がグループで通話するグループ通話モードがあ
る。各通話チャネルの通話モードは通話モード記憶部1
5に記憶される。更に、各通話チャネルの通話時間は通
話チャネル利用時間計時部16により監視される。
【0042】以下、最初に送受信部1aに制御チャネル
を含むキャリアの送受信が割当てられ、他の送受信部1
b〜1nは通話チャネルとして割当てられているものと
して説明する。
【0043】図4には、制御チャネルを1回線とした場
合の本実施例における制御チャネル切替方法のフローチ
ャートが示される。
【0044】妨害波により送受信部1aにおいて送受さ
れる制御チャネルを含むキャリアに障害が与えられた場
合、送受信部1aは障害を検知し、障害状況監視部12
へ障害状況通知信号を出力する。この時、障害状況監視
部12からチャネル制御部13に障害情報が出力され障
害の発生が検知される(S1)。
【0045】障害状況監視部12から障害情報を受けと
ると、チャネル制御部13は全通話チャネルの中に通話
に使用されていない空きチャネルがあるかどうかを確認
し(S2)、空きチャネルがある場合、制御チャネル切
替部18に対し移行先キャリアとタイムスロット番号を
含む切替指示を出力する。チャネル制御部13から切替
指示を受けた制御チャネル切替部18は、指示されたタ
イムスロットに制御チャネルを移行するとともに送受信
部1aを制御チャネルから通話チャネルへ切替える指示
を行う(S3)。
【0046】複数の通話チャネルの中に空きチャネルが
ない場合、チャネル制御部13は通話モード記憶部15
により個別通話モードで通話を行っている任意の通話チ
ャネルを検索し、その通話チャネルを移行先として選定
する(S4)。
【0047】移行先の通話チャネルが選定された後、そ
の通話チャネルを使用して通話を行っているユーザに対
し、制御チャネルへ移行するため通話が中断される旨を
トーキーで通知し(S5)、その通話チャネルの呼を強
制切断して制御チャネルをそのチャネルに移行させる
(S6)。
【0048】制御チャネル移行の際に通話を中断された
ユーザを再接続するために、強制切断された通話チャネ
ルの呼を接続待ち行列の先頭へ割当て(S7)、通話チ
ャネルが空き次第(S8)、そのユーザに通話チャネル
を割り当てて速やかに通話を再開できるようにする(S
9)。
【0049】以後同様にして上記動作を繰り返す。
【0050】以上の方法によれば、制御チャネルを含む
キャリアに障害が発生した場合でも速やかに制御チャネ
ルを移行できる。
【0051】また、通話中のチャネルへ制御チャネルを
移行する場合でも、個別通信中の通話を中断し短時間内
に再接続することにより、通話を中断されるユーザ数を
最小限に抑えながら制御チャネルの切替を行うことがで
きる。この場合、通話の中断直前に、一時通話を中断す
るが自動的に再接続する旨をトーキーでユーザに通知す
ることにより、通信ネットワークのサービス品質の劣化
を少なくすることができる。
【0052】実施例2 本実施例においては、制御チャネル移行時に複数の通話
チャネルの中で個別通話モードで通話を行っている通話
チャネルがなく、グループ通話モードで通話を行ってい
る通話チャネルのみがある場合、チャネル制御部13が
通話モード記憶部15によりグループ通話モードで通話
を行っている任意の通話チャネルを検索し、その通話チ
ャネルを移行先として選定する。
【0053】図5には、実施例2における制御チャネル
切替方法のフローチャートが示される。
【0054】図5において、図4に示される実施例1と
異なる点は、(S4)において通話チャネルの中に個別
通話モードで通話しているチャネルがあるか否かを確認
し、個別通話モードの通話チャネルがあれば、そのチャ
ネルの中から制御チャネルの移行先を選択し(S5)、
個別通話モードの通話チャネルがなければ、グループ通
話モードで通話を行っている通話チャネルの中から制御
チャネルの移行先を選択する(S6)点である。
【0055】上述以外は図4に示される実施例1と同じ
動作が繰り返される。
【0056】実施例3 本実施例においては、制御チャネル移行時に複数の通話
チャネルの中で最も通話時間の長い個別通話を行ってい
る通話チャネルを移行先として選定する。
【0057】図6には、実施例3における制御チャネル
切替方法のフローチャートが示される。
【0058】図6において、図4に示される実施例1と
異なる点は、(S4)において単に個別通話モードで通
話している任意のチャネルを移行先に選択するのではな
く、最も通話時間が長い個別通話モードの通話チャネル
を移行先に選択する点である。
【0059】上述以外は図4に示される実施例1と同じ
動作が繰り返される。
【0060】実施例4 本実施例においては、制御チャネル移行時に複数の通話
チャネルの中で最も通話時間の短い個別通話を行ってい
る通話チャネルを移行先として選定する。
【0061】図7には、実施例4における制御チャネル
切替方法のフローチャートが示される。
【0062】図7において、図4に示される実施例1と
異なる点は、(S4)において単に個別通話モードで通
話している任意のチャネルを移行先に選択するのではな
く、最も通話時間が短い個別通話モードの通話チャネル
を移行先に選択する点である。
【0063】上述以外は図4に示される実施例1と同じ
動作が繰り返される。
【0064】実施例5 本実施例においては、制御チャネル移行時に複数の通話
チャネルの中で個別通話モードの通話を行っている通話
チャネルがなく、グループ通話モードの通話を行ってい
る通話チャネルのみがある場合、最も通話時間の長いグ
ループ通話を行っている通話チャネルを移行先として選
定する。
【0065】図8には、実施例5における制御チャネル
切替方法のフローチャートが示される。
【0066】図8において、図5に示される実施例2と
異なる点は、(S6)において単にグループ通話モード
で通話している任意のチャネルを移行先に選択するので
はなく、最も通話時間が長いグループ通話モードの通話
チャネルを移行先に選択する点である。
【0067】上述以外は図5に示される実施例2と同じ
動作が繰り返される。
【0068】実施例6 本実施例においては、制御チャネル移行時に複数の通話
チャネルの中で個別通話モードの通話を行っている通話
チャネルがなく、グループ通話モードの通話を行ってい
る通話チャネルのみがある場合、最も通話時間の短いグ
ループ通話を行っている通話チャネルを移行先として選
定する。
【0069】図9には、実施例6における制御チャネル
切替方法のフローチャートが示される。
【0070】図9において、図5に示される実施例2と
異なる点は、(S6)において単にグループ通話モード
で通話している任意のチャネルを移行先に選択するので
はなく、最も通話時間が短いグループ通話モードの通話
チャネルを移行先に選択する点である。
【0071】上述以外は図5に示される実施例2と同じ
動作が繰り返される。
【0072】実施例7 本実施例においては、MCA制御局1ではなく端末局に
音声トーキー機能を持たせている。従って、制御チャネ
ル移行のために通話が中断されるユーザに対して、制御
チャネル移行直前に、通話が一時中断するが自動的に再
接続が行われる旨のアナウンスを行う場合には、MCA
制御局1が該当する端末局へ音声トーキーの起動信号を
送出し、端末局側の音声トーキー機能により、上記内容
のトーキーが出力される。
【0073】図10には、実施例7におけるMCA制御
局1の構成図が示され、図11には、実施例7における
端末局の構成図が示される。
【0074】図10において、図3に示される実施例1
のMCA制御局1の構成と異なる点は、トーキー出力部
19の代わりに、端末局が内蔵しているトーキー出力部
24(図11を参照)を起動するためのトーキー起動信
号を出力するトーキー起動信号出力部20が設けられて
いる点である。従って、制御チャネルの移行先の通話チ
ャネルで通話中のユーザに対しては、トーキー起動信号
に基づいて端末局が内蔵しているトーキー出力部24か
らのトーキーが出力される。
【0075】図11に示される端末局においては、MC
A制御局1からのキャリアが送受信部21で受信され、
変復調部22でキャリアに含まれる音声信号とトーキー
起動信号出力部20からのトーキー起動信号が複調され
る。複調された音声信号は更に音声コーデック部23で
複号化され、スピーカ25から音声出力される。また、
変復調部22で複調されたトーキー起動信号がトーキー
出力部24に入力されるとトーキー出力部24が起動さ
れ、スピーカ25から所定の音声トーキーが出力され
る。なお、マイク26から入力された音声は、上記と逆
の順序で、音声コーデック部23で符号化され、変復調
部22で変調されて送受信部21からMCA制御局1に
送信される。
【0076】図12には実施例7における制御チャネル
切替方法のフローチャートが示される。
【0077】図12において、図5に示される実施例2
と異なる点は、(S7)において制御チャネルの移行を
トーキーで各ユーザへ報知する場合に、トーキー起動信
号を出力するとしている点である。
【0078】上述以外は図5に示される実施例2と同じ
動作が繰り返される。
【0079】実施例8 本実施例においては、空き通話チャネルがない場合に、
個別通話モードで通話を行っている通話チャネルがあれ
ば、その中で最も通話時間が長いチャネルを制御チャネ
ルの移行先として選定し、個別通話モードで通話を行っ
ている通話チャネルがなければ、他のチャネルの中で最
も通話時間が長いチャネルを選定する。
【0080】また、制御チャネルの移行前に制御チャネ
ルが含まれていたキャリアに対する妨害波がなくなり、
キャリアが正常に使用できる状態になった場合、障害状
況監視部12がこれを検出し、移行した制御チャネルを
もとのキャリアへ復旧させる。
【0081】図13には、実施例8におけるフローチャ
ート図が示される。
【0082】図13において、個別通話モードで通話を
行っている通話チャネルがある場合(S4)、その中か
ら最も通話時間が長いチャネルを制御チャネルの移行先
として選定する(S5)。また、個別通話モードで通話
を行っている通話チャネルがない場合、その他の全チャ
ネルの中で最も通話時間が長いチャネルを選定する(S
6)。
【0083】更に、制御チャネルの移行のために、通話
を中断され、接続待ち行列の先頭に割当てられたユーザ
を通話が終了したチャネルに接続した後(S11)、障
害状況監視部12が制御チャネルの移行前に制御チャネ
ルが含まれていたキャリアに対する妨害波がなくなった
ことを検知すると、障害状況監視部12が障害がなくな
った旨をチャネル制御部13へ通知する(S12)。こ
れを受けたチャネル制御部13は、制御チャネルをもと
のキャリアへ戻すため、制御チャネルの切替を制御チャ
ネル切替部18に指示し、制御チャネル切替部18は制
御チャネルの切替を行う(S13)。
【0084】以上が図5に示された実施例2と異なる点
であるが、その他は図5と同じ動作が繰り返される。
【0085】実施例9 図14には、制御チャネルを複数(ここでは2チャネ
ル)とした場合の実施例9におけるMCA制御局1の構
成図が示される。
【0086】図14においては、送受信部1a〜1nに
より端末の無線局(端末局)との間で制御チャネル及び
通話チャネルを含むキャリアの送受信が行われる。な
お、制御チャネルは送受信部1a及び1bに割り当てら
れている。送受信部1aに割り当てられた制御チャネル
1にはグループID1が割り付けられ、送受信部1bに
割り当てられた制御チャネル2にはグループID2が割
り付けられている。MCA制御局1と各端末局との間
で、回線接続要求等の制御信号をやり取りする場合に
は、このグループIDによって制御チャネルを指定す
る。
【0087】また、障害状況監視部12では送受信部1
a〜1nからの障害状況通知信号により各キャリアに対
する妨害波による送受信部1a〜1nの異常が監視され
る。異常が検出された場合には障害状況監視部12から
チャネル制御部13に障害情報が出力される。障害状況
監視部12から障害情報が出力されると、チャネル制御
部13により、制御チャネルが移行する移行先キャリア
の選定が行われる。
【0088】一方、上記異常が検出されない通常時に
は、端末局から回線接続要求が出されると、通話チャネ
ル接続要求処理部14からチャネル制御部13に回線接
続要求が出力される。この回線接続要求が出力される
と、チャネル制御部13は回線接続要求を行った端末局
に対しチャネルを割当て、また、所望のチャネルが通話
中の場合には回線接続要求を行った無線局の呼を接続待
ち行列へ割当てる。
【0089】上述の障害情報あるいは回線接続要求等に
基づき通話チャネルを切替える場合には、チャネル制御
部13が通話チャネル切替部17に切替指示を出力す
る。通話チャネル切替部17は、チャネル制御部13か
らの切替指示により送受信部1a〜1nに対し通話チャ
ネルの切替を指示する。
【0090】また、チャネル制御部13からは、制御チ
ャネルを個別使用するか共用するかについての指示がI
D識別部30に対して出される。この指示に基づいて、
ID識別部30が、グループIDの切替え及び制御チャ
ネル切替部18に対する、制御チャネルとして使用する
チャネルの切替えの指示を行う。制御チャネル切替部1
8では、この指示に基づき制御チャネルを切替える。
【0091】例えば、チャネル制御部13から制御チャ
ネルの共用の指示が出された場合には、ID識別部30
が一方の制御チャネルに他方のグループIDを付加し、
制御チャネル切替部18に対してグループIDが変更さ
れた旨指示を出す。制御チャネル切替部18では、変更
後のグループIDに基づいて制御チャネルを切替える。
これにより、2つのグループIDが上記他方の制御チャ
ネルに割り付けられるので、2つの制御チャネルで夫々
制御されていた端末局は2つのグループIDが割り付け
られた制御チャネルにより制御されることになる。すな
わち、制御チャネルが共用されたことになる。
【0092】一方、チャネル制御部13から制御チャネ
ルの個別使用の指示が出された場合には、ID識別部3
0が制御チャネル切替部18に制御チャネルとして使用
するチャネルの切替えを指示する。この指示に基づき制
御チャネル切替部18では指示されたチャネルに制御チ
ャネルを移行する。
【0093】また、制御チャネルの移行先チャネルが通
話中である場合、トーキー出力部19が当該チャネルに
対して通話を中断した後再接続を行う旨をユーザにアナ
ウンスするためのトーキーを出力する。
【0094】なお、実施例1と同様に、各通話チャネル
の通話モードは通話モード記憶部15に記憶され、各通
話チャネルの通話時間は通話チャネル利用時間計時部1
6により監視される。
【0095】以下、送受信部1aに制御チャネル1が割
り当てられ、送受信部1bに制御チャネル2が割り当て
られ、更に、各端末局が、グループID1を含む制御チ
ャネル1で制御されるグループ1と、グループID2を
含む制御チャネル2で制御されるグループ2に分けられ
ており、送受信部1c〜1nは通話チャネルとして割当
てられているものとして説明する。
【0096】図15には、実施例9における制御チャネ
ル切替方法のフローチャートが示される。
【0097】妨害波により送受信部1aにおいて送受さ
れる制御チャネル1を含むキャリアに障害が与えられた
場合、送受信部1aは障害を検知し、障害状況監視部1
2へ障害状況通知信号を出力する。この時、障害状況監
視部12からチャネル制御部13に障害情報が出力され
障害の発生が検知される(S1)。
【0098】障害状況監視部12から障害情報を受けと
ると、チャネル制御部13は全通話チャネルの中に通話
に使用されていない空きチャネルがあるかどうかを確認
し(S2)、空きチャネルがある場合、ID識別部30
に対し移行先キャリアとタイムスロット番号を含む個別
使用指示を出力する。チャネル制御部13から個別使用
指示を受けたID識別部30は、制御チャネル切替部1
8に対し、個別使用指示に従い制御チャネルを切り替え
るよう指示する。制御チャネル切替部18は送受信部1
a〜1nの何れかに対し、制御チャネル1の移行先とし
て指示された空き通話チャネルへ制御チャネル1を切り
替える指示を行い、指定された送受信部は制御チャネル
の切り替えを行う。(S3)この様子が図16(a),
(b)にケース2のタイムスロット割当図として示され
る。
【0099】図16(a)において、制御チャネル1が
周波数f1 のキャリアに含まれるタイムスロットt
11に、制御チャネル2が周波数f2 のキャリアに含まれ
るタイムスロットt21に夫々割り当てられている。この
状態から図16(b)に示されるように、周波数f1
キャリアが妨害された場合、空きチャネルである周波数
l のキャリアに含まれるタイムスロットtl1に制御チ
ャネル1が移行している。
【0100】一方、全通話チャネル中に空き通話チャネ
ルが無い場合、チャネル制御部13は制御チャネル2を
送受している送受信部1bが正常に動作しているかを確
認し(S4)、送受信部2が正常に動作しているなら
ば、チャネル制御部13はID識別部30に対して制御
チャネルの共用指示として、制御チャネル2の制御情報
を、グループID1とグループID2を含む制御情報に
書き換えるよう指示する。
【0101】これを受けたID識別部30は、送受信部
1bで送受信されている制御チャネル2の制御情報の内
容を、グループID1とグループID2を含む制御情報
に切り替え、制御チャネル切替部18に対しその旨指示
する。これにより、制御チャネル2の制御信号は、グル
ープID1又はグループID2を含んだ状態で送受信さ
れる(S5)。
【0102】MCA制御局1は、グループ1の端末局の
中で、制御チャネル移行時に通話中であった端末局に対
して、それぞれの通話終了後に使用していた通話チャネ
ルを通して、制御チャネル1の機能が送受信部1bのキ
ャリアで送出されている制御チャネル2へ移行した旨を
通知する。
【0103】制御チャネル移行時に通話中であったグル
ープ1の端末局は、制御チャネル2を共用し、送受信部
1bのキャリアで送信されている制御チャネル1のグル
ープID1を含む制御チャネル2により制御され、通話
の待受け状態に入る。(S6)また、制御チャネル移行
時に通話の待受け状態であった端末局は、送受信部1a
のキャリアで送出されていた制御チャネル1を一定時間
待受けた後制御チャネル1が検出できないと、送受信部
1bのキャリアで送出される制御チャネル1のグループ
ID1を含む制御チャネル2を検索し受信できるよう、
自動的に受信周波数を変更し同期をとり、通話の待受け
状態に入る。
【0104】チャネル制御部13は、制御チャネル2を
含むキャリア以外のキャリアで通話チャネルが空き次
第、ID識別部30に対して制御チャネル1を空き通話
チャネルへ移行するように通知する。これを受けたID
識別部30は制御チャネル切替部18に対し制御チャネ
ルの切替えを指示し、制御チャネル切替部18は、当該
空きチャネルを含むキャリアを送受信する送受信部1c
〜1nのいずれかに対し、制御チャネル1を送信するよ
う指示を出す。これにより制御チャネル1が新たなチャ
ネルに移行される(S7、S8)。
【0105】MCA制御局1は、グループ1の端末局の
中で、制御チャネル移行時に通話中であった端末局に対
して、それぞれの通話終了後に、使用していた通話チャ
ネルを通して制御チャネル1が送受信部1c〜1nのい
ずれかのキャリアへ移行した旨を通知し、当該端末局は
移行した制御チャネル1を待受ける(S9)。
【0106】図17(a),(b),(c)には、以上
の様子がケース3のタイムスロット割当図として示され
る。
【0107】図17(a)において、制御チャネル1が
周波数f1 のキャリアに含まれるタイムスロットt
11に、制御チャネル2が周波数f2 のキャリアに含まれ
るタイムスロットt21に夫々割り当てられている。この
状態から図17(b)に示されるように、周波数f1
キャリアが妨害された場合、空きチャネルがないと、f
2のキャリアに含まれるタイムスロットt21に割り当て
られている制御チャネル2に2つのグループID(Cc
h1,Cch2)が付加され、制御チャネルが共用され
る。この後、図17(c)に示されるように、周波数f
l のキャリアに含まれるタイムスロットtl1に空きチャ
ネルが発生すると、このタイムスロットにグループID
であるCch1が割り付けられて、制御チャネル1が移
行される。
【0108】制御チャネル1及び制御チャネル2の両制
御チャネルが妨害波により正常に動作できなくなった場
合、実施例1、及び実施例2と同様な方法により移行先
の通話チャネルを選定し、制御チャネルの移行先の当該
ユーザに対し、通話が一時中断される旨をトーキーによ
り報知する(S10〜S13)。
【0109】その後、他送受信部1c〜1nのいずれか
に、グループ1とグループ2で共用するための制御チャ
ネルを移行し(S14)、制御チャネル移行先の当該ユ
ーザを接続待ち行列の先頭に割り当てる(S15)。
【0110】制御チャネル移行時に通話中であったグル
ープ1、グループ2の端末局に対し、通話終了後に使用
していた通話チャネルを介して制御チャネルが移行した
旨を報知する。(S16)また、通話チャネルに空きが
できた場合(S7)、グループ1で使用するための制御
チャネル1を空き通話チャネルに移行し(S8)、共用
していた制御チャネルはグループ2で使用するための制
御チャネル2に変更する。
【0111】図18には、以上の様子がケース4のタイ
ムスロット割当図として示される。
【0112】図18(a)において、制御チャネル1が
周波数f1 のキャリアに含まれるタイムスロットt
11に、制御チャネル2が周波数f2 のキャリアに含まれ
るタイムスロットt21に夫々割り当てられている。この
状態から図18(b)に示されるように、周波数f1
2 のキャリアが妨害された場合、空きチャネルがない
と、指定された周波数fl のキャリアに含まれるタイム
スロットtl1に2つのグループID(Cch1,Cch
2)が付加され、制御チャネル1、2が移行されて共用
される。この後、図18(c)に示されるように、周波
数fm のキャリアに含まれるタイムスロットtm1に空き
チャネルが発生すると、このタイムスロットにグループ
IDであるCch1が割り付けられて、制御チャネル1
が移行される。また、この場合、タイムスロットtm1
制御チャネル2の専用となる。
【0113】以後、上記の動作が繰り返される。
【0114】この方法によれば、複数の制御チャネルを
有するTDMA−MCA方式の無線通信システムにおい
て、制御チャネルを含むキヤリアに障害が発生した場合
でも速かに制御チャネルを移行でき、通話中のチャネル
へ制御チャネルを移行する場合でも、通話を中断し短時
間内に再接続することにより、ユーザの通話を切断する
ことなく、制御チャネルの切替を行うことができる。
【0115】この場合、通話の中断直前、または中断中
に、一時通話を中断し再接続する旨をトーキーでユーザ
に通知することにより、通信ネットワークのサービス品
質の劣化を少なくすることができる。
【0116】実施例10 本実施例においては、制御チャネルの移行前に使用して
いたキャリアに対する妨害がなくなり、キャリアが正常
に使用できることを障害状況監視部12が検出した場
合、移行した制御チャネルをもとのキャリアへ復旧させ
る。
【0117】図19には、実施例10における制御チャ
ネル切替方法のフローチャートが示される。
【0118】図19において、図15に示される実施例
9と異なる点は、(S10)において、制御チャネル1
用のもとのキャリアの障害がなくなったか否か確認し、
障害がなくなった場合に、もとのキャリアに制御チャネ
ル1を移行する点である。
【0119】上述以外は図15に示される実施例9と同
じ動作が繰り返される。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御チャネルが正常に機能できなくなった場合に、通話
に使用されていない通話チャネルに制御チャネルを移行
させ、それが不可能な場合は、呼の切断及びその呼の自
動的な再接続を予告してから呼を切断しその通話チャネ
ルに制御チャネルを移行させ、切断した呼は再接続のた
めに接続待ち行列の先頭に割当てるので、通話中の通話
チャネルへの影響を最小限に抑えながら確実に制御チャ
ネルの移行が行え、通信ネットワークのサービス品質の
劣化を少なくすることができる。
【0121】また、使用されていない通話チャネル及び
前記個別通信で使用されている通話チャネルがない場合
には、グループ通信で使用されている通話チャネルに制
御チャネルを移行するので、より確実に制御チャネルの
移行が行える。
【0122】また、制御チャネルの移行先として、最も
通話時間が長い通話チャネルあるいは最も通話時間が短
い通話チャネルを選択できるので、回線の通話時間特性
に応じた制御チャネルの切替えが可能となり、回線の使
用効率を高められる。
【0123】また、呼の切断及びその呼の自動的な再接
続を予告するための音声トーキー機能を端末の無線局に
持たせることもでき、これにより、MCA制御局の構成
を簡素化できる。
【0124】また、制御チャネルの移行前に制御チャネ
ルが含まれていたキャリアへの妨害がなくなると、制御
チャネルをもとのキャリアへ復旧させるので、キャリア
の使用効率を高められる。
【0125】更に、複数の制御チャネルを有する場合に
おいて、一方の制御チャネルが正常に機能できなくなっ
た場合に、通話に使用されていない通話チャネルに制御
チャネルを移行させ、それが不可能な場合は、他方の制
御チャネルを共用し、その後に通話に使用されていない
通話チャネルが出てきたときに、そのチャネルに妨害さ
れた制御チャネルを移行するので、制御チャネルが複数
でも速かに制御チャネルの移行ができる。
【0126】また、一方の制御チャネルが含まれていた
キャリアへの妨害がなくなったことを検出した場合、そ
の制御チャネルをもとのキャリアへ復旧させるので、キ
ャリアの使用効率を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 MCA無線システムの概略構成図である。
【図2】 タイムスロット割当図(ケース1)である。
【図3】 実施例1におけるMCA制御局の構成図であ
る。
【図4】 実施例1における制御チャネル切替方法のフ
ローチャートである。
【図5】 実施例2における制御チャネル切替方法のフ
ローチャートである。
【図6】 実施例3における制御チャネル切替方法のフ
ローチャートである。
【図7】 実施例4における制御チャネル切替方法のフ
ローチャートである。
【図8】 実施例5における制御チャネル切替方法のフ
ローチャートである。
【図9】 実施例6における制御チャネル切替方法のフ
ローチャートである。
【図10】 実施例7におけるMCA制御局の構成図で
ある。
【図11】 実施例7における端末局の構成図である。
【図12】 実施例7における制御チャネル切替方法の
フローチャートである。
【図13】 実施例8における制御チャネル切替方法の
フローチャートである。
【図14】 実施例9におけるMCA制御局の構成図で
ある。
【図15】 実施例9における制御チャネル切替方法の
フローチャートである。
【図16】 タイムスロット割当図(ケース2)であ
る。
【図17】 タイムスロット割当図(ケース3)であ
る。
【図18】 タイムスロット割当図(ケース4)であ
る。
【図19】 実施例10における制御チャネル切替方法
のフローチャートである。
【図20】 従来の制御チャネル切替方式のブロック図
である。
【図21】 従来の制御部の切替動作フローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 MCA制御局、12 障害状況監視部、13 チャ
ネル制御部、14 通話チャネル接続要求処理部、15
通話モード記憶部、16 通話チャネル利用時間計時
部、17 通話チャネル切替部、18 制御チャネル切
替部、19 トーキー出力部、20 トーキー起動信号
出力部、24 トーキー出力部、30ID識別部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数の異なるm種類のキャリアを有す
    るとともに1キャリア当りn個のタイムスロットに分割
    されてm×nチャネルで構成され、前記チャネルの少な
    くとも1つを制御チャネルとする時分割多重多元接続
    (TDMA)マルチチャネルアクセス(MCA)方式の
    無線通信システムにおいて、前記制御チャネルを含むキ
    ャリアが妨害波により妨害されて前記制御チャネルが正
    常に機能できなくなった場合の制御チャネル切替方法で
    あって、 通話に使用されていない通話チャネルがあるときは、前
    記制御チャネルを前記使用されていない通話チャネルへ
    移行させ、 通話に使用されていない通話チャネルがないときは、1
    対1の個別通信で使用されている任意の通話チャネルを
    検索し、前記検索された通話チャネルの呼に対して音声
    トーキーを送信して一旦呼を切断するが自動的に呼を再
    接続する旨の予告を行い、その後にその呼を強制切断し
    て前記検索された通話チャネルに前記制御チャネルを移
    行させるとともに前記強制切断した呼を再接続するため
    に接続待ち行列の先頭にその呼を割当てることを特徴と
    する制御チャネル切替方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御チャネル切替方法に
    おいて、前記使用されていない通話チャネル及び前記個
    別通信で使用されている通話チャネルがなく、通話チャ
    ネルが、複数の話者が行うグループ通信で使用されてい
    る通話チャネルである場合、任意のグループ通話チャネ
    ルを検索し、前記検索されたグループ通話チャネルの呼
    に対して音声トーキーを送信して一旦呼を切断するが自
    動的に呼を再接続する旨の予告を行い、その後にその呼
    を強制切断して前記検索されたグループ通話チャネルに
    前記制御チャネルを移行させるとともに前記強制切断し
    た呼を再接続するために接続待ち行列の先頭にその呼を
    割当てることを特徴とする制御チャネル切替方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の制御チャネル切替方法に
    おいて、最も通話時間が長い個別通話チャネルの呼を強
    制切断することを特徴とする制御チャネル切替方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の制御チャネル切替方法に
    おいて、最も通話時間が短い個別通話チャネルの呼を強
    制切断することを特徴とする制御チャネル切替方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の制御チャネル切替方法に
    おいて、最も通話時間が長いグループ通話チャネルの呼
    を強制切断することを特徴とする制御チャネル切替方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の制御チャネル切替方法に
    おいて、最も通話時間が短いグループ通話チャネルの呼
    を強制切断することを特徴とする制御チャネル切替方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2記載の制御チャ
    ネル切替方法において、前記音声トーキー機能を端末の
    無線局に持たせ、MCA制御局から該当する端末へ音声
    トーキーの起動を送出することを特徴とする制御チャネ
    ル切替方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2記載の制御チャ
    ネル切替方法において、前記制御チャネルの移行前に前
    記制御チャネルが含まれていたキャリアへの妨害がなく
    なったことを検出した場合、前記移行した制御チャネル
    をもとのキャリアへ復旧させることを特徴とする制御チ
    ャネル切替方法。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2記載の制御チャ
    ネル切替方法において、TDMA−MCA方式の無線通
    信システムが複数の制御チャネルを有し、第1の制御チ
    ャネルにより制御される端末局のグループと、第2の制
    御チャネルにより制御される端末局のグループとにトラ
    ヒックを分割して運用されており、前記第1の制御チャ
    ネルを含むキャリアが妨害波により妨害されて前記第1
    の制御チャネルが正常に機能できなくなった場合に、 通話に使用されていない通話チャネルがあるときは、前
    記第1の制御チャネルを前記使用されていない通話チャ
    ネルへ移行させ、 通話に使用されていない通話チャネルがないときは、前
    記第1の制御チャネルを前記第2の制御チャネルへ切替
    えて制御チャネルの共用を行い、その後通話に使用され
    ていない通話チャネルが出てきたときにその通話チャネ
    ルへ前記第1の制御チャネルを移行することを特徴とす
    る制御チャネル切替方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の制御チャネル切替方法
    において、前記第1の制御チャネルの移行前に前記第1
    の制御チャネルが含まれていたキャリアへの妨害がなく
    なったことを検出した場合、前記移行した第1の制御チ
    ャネルをもとのキャリアへ復旧させることを特徴とする
    制御チャネル切替方法。
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