JPH08289304A - データ圧縮回路 - Google Patents

データ圧縮回路

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JPH08289304A
JPH08289304A JP9076095A JP9076095A JPH08289304A JP H08289304 A JPH08289304 A JP H08289304A JP 9076095 A JP9076095 A JP 9076095A JP 9076095 A JP9076095 A JP 9076095A JP H08289304 A JPH08289304 A JP H08289304A
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JP9076095A
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Masazumi Minaki
正純 三奈木
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 符号化する画像の各画素の輝度レベルの予測
値からの誤差の生起確率に応じて設定される可変長符号
を用いたエントロピー符号化によるデータ圧縮を行うデ
ータ圧縮回路において、入力画像の生起確率の分布に追
随して、より圧縮率の大きい効率的な符号化を行うこと
を目的とする。 【構成】 可変長符号をテーブルとしてメモリに記憶
し、このテーブルを参照して当該ブロックの画像データ
を圧縮するデータ圧縮回路において、符号化と並行して
当該ブロックの各輝度レベルの度数分布を計数し、その
結果をもって次の符号ブロックの輝度分布を推定し、複
数の符号セットの中から次のブロックの符号化に適した
符号セットを選択することによって、圧縮率を上げるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星に搭
載される観測機器において、観測した画像データを圧縮
して地上に伝送するデータ圧縮回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】人工衛星に搭載されて、地表面、海面等
を観測してそのデータを地上に送信する観測機器等にお
いて、一般に情報源となる観測データはいわゆるビデオ
信号であり、これを効率的に地上に伝送するためには衛
星上で一旦ディジタル信号に変換し、さらにこれを適当
なディジタル変調信号として地上に伝送し、地上で再
び、ディジタル信号を復調した後、もとのビデオ信号に
変換する方式がとられることが多い。
【0003】ここで、発生する情報はもれなく地上に伝
送する必要があるため、伝送路としては少なくとも、ビ
デオ信号をアナログ・ディジタル変換して得られるディ
ジタル信号の占める帯域幅以上の伝送容量を持つ必要が
ある。一方、衛星と地上局を結ぶ回線の伝送容量を決定
する要素としては、長い伝播距離に加えて、衛星の重量
・大きさ・消費電力の制限があり、アンテナ利得や送信
電力が抑えられるため、伝送容量は厳しく制約されるこ
とが常である。
【0004】さて、限られた伝送容量の伝送路上を、で
きるだけ多くの情報を伝送する手段として、いわゆるデ
ータ圧縮技術が用いられることがある。情報源からのデ
ータをデータ圧縮技術により、データ量を低減すること
ができれば、より細い伝送路を使用して、より多くのデ
ータを送信することが可能になるからである。
【0005】データ圧縮の具体的な手法は、様々な原理
に基づいて、多様な方法が提案されているが、本質的に
は情報源のデータに含まれる冗長度を何らかの手法で低
減することによって、データの圧縮が実現される。ここ
で、圧縮率が大きい手法は、冗長度を抑圧する過程で、
原情報の一部が失われるものが多く、再び正確に復元で
きないことから、非可逆符号化と呼ばれる。また、原情
報を正確に保存しながらデータを圧縮する手法もあり、
これは可逆符号化と呼ばれる。衛星の観測データのよう
に、地上において貴重な画像データベースとなる用途で
は、一般に情報の失われない可逆符号化が適している。
但し、大きい圧縮率が必要とされる場合には、る程度の
原情報の損失即ち歪みの発生を許容して、非可逆符号化
を適用せざるを得ない場合がある。この場合には、発生
する歪みを許容値以下に保ちつつ、圧縮が可能な方式を
採用することが、必須の条件になる。いずれの場合も、
圧縮率向上の手段として、エントロピー符号化による可
変長符号化を適用することが有効である。従来の固定長
フレームに代わって、近年衛星回線のデータ伝送に、可
変長符号に適応しやすい可変長パケット方式が取り入れ
られるようになってきており、エントロピー符号化を適
用しやすい状況になりつつある。
【0006】図12は、衛星観測データの符号化におい
て、可逆圧縮方式による従来のデータ圧縮回路の構成例
である。図12において、1はセンサの画像信号をアナ
ログ・ディジタル変換して得られた画像入力データ、2
は画像入力データを1画素分遅延させる1画素遅延器、
3は1画素遅延器2によって1画素遅延された遅延画像
データ、4は上記画像入力データ1及び遅延画像データ
3を入力されて両者の差分を生成する差分回路、5は差
分回路の差分出力、6は差分出力5により指定されたア
ドレスのデータを出力することが可能な読みだし専用の
符号メモリ、7は符号メモリ6から出力される符号デー
タ、8は並列の符号データ7を直列なビットストリーム
に変換する直並列変換器、9は直列データ、10は送信
画像信号フレームを計時するフレームカウンタ、11は
フレームカウンタ10のフレームタイミング、12は上
記フレームタイミング11に従って直列データ9を含む
画像出力フォーマットを生成するフォーマッタ、13は
フレーム編集された画像データ出力、14は前記差分出
力5を入力されてこれにより指定されたアドレスからデ
ータを出力することが可能な読みだし専用の符号長メモ
リ、15は符号長メモリ14の符号長データである。
【0007】次に動作について説明する。差分回路4の
差分出力5は、画像入力データ1及び1画素遅延器2に
よって遅延された1画素前の遅延画像データ3の差分で
あり、符号メモリ6のアドレス入力に接続されている。
符号メモリ6には、アドレスすなわち画素間の差分値に
対応する符号化データがあらかじめ書き込んであり、従
ってその出力として、画素間の差分値に応じた符号デー
タ7が読みだされる。可逆符号化方式の場合には、一般
に可変長符号すなわち符号データのビット長が一定でな
い符号が使用される。各符号データ7は従って、各差分
出力5ごとに異なったビット数の出力となる。差分出力
5は、同時に符号長メモリ14のアドレス入力へも接続
されており、符号長メモリ14は、各差分出力に対応し
て出力される符号データ7のビット数が各アドレスに書
き込まれており、符号長データ15によって符号長を知
ることができる。直並列変換器8は前記符号データ7を
符号長データ15で指定されたビット長の直列データ9
に変換する。フォーマッタ12は、フレームカウンタ1
0により与えられるフレームタイミング11に従って、
直列データ9に同期信号等を付加し、画像データ出力1
3を生成する。
【0008】ここで、フォーマッタ12は定期的に同期
信号を付加し、データフィールドに直列データ9を埋め
込んでゆくが、1フレームに伝送する差分出力数すなわ
ち画素数は一般に一定であり、一方各差分値に対応する
データのビット数は可変であることから、差分データ符
号値が連なった直列データ9の総ビット数も情報源の内
容によってフレームごとに異なった数となる。フォーマ
ッタ12は、各フレームに統計的に十分なフィールド長
を直列データのために割り当て、直列データが終了次
第、次のフレームの編集を開始する構成となっており、
このようにして生成されるフレームは非等長フレームと
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のもので
は、可変長符号のビット長が一定でないため、画像デー
タを伝送するために、統計的に十分な長さのフィールド
を用意することによってフレームを構成する方法がとら
れた。可変長符号としては、例えばハフマン符号がよく
知られており、統計的に生起確率の大きい事象には短い
符号、生起確率の小さい事象には長い符号を割り当てる
ことによって、効率的な符号化を行っている。このよう
な方式では、符号化すべき画像について、その生起確率
が既知の場合に、最も効率のよい符号化を行う。すなわ
ち、最も効率的な符号化を行おうとすれば、符号化の前
にあらかじめ当該画像についてその生起確率を把握して
おく必要がある。オンライン処理が必要な人工衛星搭載
用のデータ圧縮回路等では、入力画像の差分データ符号
値の分布を符号化以前に確実に予測することは、一般に
容易でなく、入力画像の差分データ符号値を符号化する
時点で想定した生起確率の分布を大きく逸脱した場合
は、生成されるデータは冗長成分の多いものとなり、本
来の目的であるデータ圧縮の圧縮率が十分に得られない
という課題があった。
【0010】この発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたものであり、衛星搭載用データ圧
縮回路等のオンライン処理が要求される用途において、
十分な圧縮率を達成することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ圧
縮回路は、リアルタイムで符号化を行いながら、並行し
て、各画素を符号化するたびに各画素の差分データ符号
値ごとに積算し、一定の画素の集合について積算した結
果から、当該画像の差分データ符号値の分布を推定し、
次の画素の集合を符号化する際の符号セットを適応的に
切り換えることにより、より圧縮率の高い符号化を可能
とする構成に関わるものである。
【0012】また、この発明は各画素の集合を抽出する
にあたり、1ラインを複数のブロックに分割し、各ブロ
ックを構成する画素の集合について、差分データ符号値
の分布を推定するようにしたものである。
【0013】この発明は、各画素の集合を抽出する別の
具体的な手段として、ラインごとに画素の集合を抽出
し、差分データ符号値の分布を推定するようにしたもの
である。
【0014】また、この発明は、各画素の集合を抽出す
る具体的な別の手段として、複数のラインごとに画素の
集合を抽出し、差分データ符号値の分布を推定するもの
である。
【0015】この発明は、リアルタイムで符号化を行い
ながら、並行して、各画素を符号化するたびに各画素の
輝度レベルの予測値からの誤差レベルごとに積算し、一
定の画素の集合について積算した結果から、当該画像の
分布を抽出する操作を、画素の各ブロックごとに行い、
前の分布と現在の分布を比較し、分布の変化方向を抽出
することにより、次の画素の集合を符号化する際の分布
を推定するものである。
【0016】
【作用】この発明は、隣接するブロック間に存在する相
関を利用して、より原画像の符号化に適した符号セット
を使用することができ、より短い可変長符号が生成する
ことが可能になる。
【0017】またこの発明は、画像のブロック分割とし
て、1ラインを複数のブロックに分割して、当該ブロッ
クの差分データ符号値の分布を測定することにより、画
像ブロックごとに含まれる画素数が制限され、小規模の
母数による分布の推定が可能になる。
【0018】この発明は、画像のブロック分割として、
ラインごとに分割して、当該ブロックの差分データ符号
値の分布を測定することにより、ライン間の強い相関を
利用して分布の推定を行うことが可能になる。
【0019】またこの発明は、画像のブロック分割とし
て、複数のラインごとに分割して、当該ブロックの差分
データ符号値の分布を測定することにより、符号セット
の頻繁な更新を避けることが可能になり、圧縮データを
受信、処理する際の煩雑な処理を回避することが可能と
なる。
【0020】この発明は、分布の推定を画素の各ブロッ
クごとに行い、前の分布と現在の分布を比較し、分布の
変化方向を抽出することにより、次のブロックの画素の
集合について差分データ符号値の分布を推定する際の確
度を上げることが可能になる。
【0021】
【実施例】
実施例1 図1は、この発明の一実施例を示すデータ圧縮回路を示
すブロック図であり、図中1から15は図12と同一で
ある。また16はブロック抽出器、17はブロック抽出
器16から出力されるブロック抽出終了タイミング、1
8は差分出力5が入力される度にその発生度数を積算
し、ブロック抽出終了タイミング17が入力された時点
の度数積算結果を出力する度数積算器、19は度数積算
器18の度数積算出力、20は度数計数出力19に応じ
て輝度分布を推定する分布推定器、21は分布推定器2
0の分布推定結果、22は分布推定結果21に応じてオ
フセットアドレス値を生成するアドレスポインタ、23
はアドレスポインタ21のポイタン値である。
【0022】さて上記の実施例1では、従来のデータ圧
縮回路と同様に、符号メモリ6には可変長符号のデータ
が格納されており、差分出力5によって指定されたアド
レスに格納された可変長データが読みだされ、同時に符
号長メモリ14からも可変長データの符号長が読みださ
れるが、この発明による符号メモリ6及び符号長メモリ
14には、複数の可変長符号のセットが書き込まれてお
り、アドレスの上位ビットに接続されたポインタ値23
により、複数の可変長符号セットのいづれかが指定され
るように構成されている。
【0023】上記の実施例1における具体的な動作を説
明する。まず符号メモリ6及び符号長メモリには、図2
に例示するように、複数の可変長符号のデータセットが
書き込まれている。差分出力00000000〜111
11111に対応して可変長符号及びこの可変長符号の
符号長よりなるデータセットが、ポインタ値000〜1
11のそれぞれについて用意される。今、データ圧縮回
路が動作を開始した時点では、アドレスポインタ22の
出力ポインタ値23はリセットすなわち“0”状態にあ
る。符号メモリ6及び符号長メモリ14は、アドレス下
位にまとめて書き込まれた可変長符号のデータセットが
差分出力23に対応して順次読みだされる。例えば差分
出力23が“00000001”の場合、図2におい
て、ポインタ値“000”及び差分出力“000000
01”によりアドレス指定される可変長符号データ“1
010000000000000”及び符号長データ
“00000011”が読み出される。
【0024】上記例において、符号長データは3ビット
を示しており、この場合可変長符号データは、符号長デ
ータにより示される上位3ビット“101”のみが有効
である。これらのデータは直並列変換器8、フォーマッ
タ12を経て画像データ出力13として出力される。こ
のとき、符号メモリ6及び符号長メモリ14による符号
化と並行して、差分出力5は度数積算器18に入力さ
れ、差分出力のレベルごとに度数を積算される。度数積
算器18の度数積算はフレームカウンタ10のフレーム
タイミング出力11を入力されて、一定のサンプル数を
計数するブロック抽出器16のブロック抽出終了タイミ
ング17が印加されると、その時点における度数計数出
力19を分布推定器20に出力するとともに、次のブロ
ックの度数計数を開始するために、一旦度数計数結果を
リセットする。図3に示すように、本実施例では、サン
プルは画像入力データにおける1ライン内の固定数サン
プル値nごとにブロック抽出終了タイミング17が出力
される。度数積算器19は、図4に示すように、初期値
として全ての度数が0の状態から、各差分出力値の度数
の積算を開始し、ブロック抽出終了タイミング17印加
時点の度数係数出力19を出力後、再びリセットする周
期的な動作を行うよう構成されている。
【0025】一方分布推定器20は、図5に示すような
複数の分布モデルをあらかじめ記憶している。図5の例
では8種の分布モデルが用意されている。分布推定器2
0は、当該ブロックの度数積算出力19を入力されて、
それをあらかじめ設定された上記の分布モデルと照合
し、最も近い分布の分布番号を分布推定結果21として
アドレスポインタ22に通知する。例えば図4の例で
は、これと最も類似した分布モデルとして、分布モデル
番号“2”が、分布推定結果21としてアドレスポイン
タに通知される。
【0026】アドレスポインタ22は、通知された分布
推定結果21に応じて、該当するアドレスオフセット値
をポインタ値として、符号メモリ6及び符号長メモリ1
4に出力する。ポインタ値23は、符号メモリ6及び符
号長メモリ14の上位アドレスラインに接続され、複数
の符号セットのいずれかが、次のブロックの符号化に使
用される。すなわち、アドレスポインタ22は、通知さ
れた分布推定結果21を得て、符号メモリ6及び符号長
メモリ14の上位アドレスラインに接続されるポインタ
値を生成する。ここで、分布推定結果21の1〜8に対
して“000”〜“111”なるポインタ値が生成され
る。例えば前記図2において、分布モデル2が通知され
ると、符号メモリ6及び符号長メモリ14の上位アドレ
スラインに接続されるポイタン値は“001”となり、
符号セットの切り替えが行われる。
【0027】実施例2 この発明の別の実施例を図6に示す。図6において、1
から15及び18から23は前記実施例1と同様であ
る。本実施例では、ライン抽出器24が、図7に示すよ
うに入力画像に対して各ラインごとにライン抽出終了タ
イミング25を発生する。度数積算器18は、初期値と
して全ての度数が0の状態から、各差分出力値の度数の
積算を開始し、ライン抽出終了タイミング25印加時点
の度数積算出力19を出力し、再びリセットする周期的
な動作を行うよう構成されている。本実施例では、従っ
て輝度レベルの予測値からの誤差の分布の予測がライン
単位で行われる。
【0028】実施例3 この発明の別の実施例を図8に示す。図8において、1
から15及び18から23は前記実施例1と同様であ
る。本実施例では、図9において、入力画像はM画素よ
りなるラインがNラインで構成されるが、このうちmラ
イン(mはMの約数)ごとに画像ブロックを抽出する。
すなわち図9に示すように複数ライン抽出器26が入力
画像に対してmラインごとに複数ライン抽出終了タイミ
ング27を発生する。複数ライン抽出器26の複数ライ
ン抽出終了タイミング27により、度数積算器18の制
御が行われる。
【0029】実施例4 この発明の別の実施例を図10に示す。図10におい
て、1から15及び18から23は前記実施例2と同様
である。また、28は分布推定器20の分布推定結果2
1を入力されて、これを記憶する前分布記録器、29
は、前分布記録器28の出力する前分布推定結果であ
る。30は、分布推定器20の分布推定結果21及び前
分布記録器28の出力する前分布推定結果29を入力さ
れて、図11に示すように分布推定器20の分布推定結
果21及び前分布記録器28の分布を比較し、変化の方
向、変化率等を解析して、次の符号化ブロックにおける
輝度レベルの予測値からの誤差の分布を推定する分布変
化推定器、31は分布変化推定器30の次分布推定結果
である。図11の例では、前分布推定結果29が分布モ
デル1、分布推定結果21が分布モデル2を示した場合
を例示しており、分布状況の変化方向から分布変化推定
器30の次分布推定結果31は分布モデル3を示すこと
となる。従って、アドレスポインタ22のポイント値出
力23は、以前に受信した画像ブロックの輝度レベルの
予測値からの誤差の分布の変化分を認識し、その変化の
仕方に応じて次のブロックの輝度レベルの予測値からの
誤差の分布を推定し、これに適したポイント値を出力す
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば符号化
する画像の各画素の輝度レベルの予測値からの誤差の生
起確率に応じて設定される可変長符号を用いたエントロ
ピー符号化によるデータ圧縮を行うデータ圧縮回路にお
いて、送信する画像に応じてほぼ適応的に使用する符号
セットを切り替えることが可能になり、より圧縮率の大
きい効率的な符号化を可能とするものである。
【0031】また、この発明によれば、1ラインの入力
画像のうち、部分的な1ブロックを処理して画像の分布
を推定することが可能であり、処理する画素数が比較的
小規模であることから、装置規模を抑制できるという効
果がある。
【0032】この発明によれば、入力画像をライン単位
で処理して画像の分布を推定することにより、ライン間
の相関を分布の予測に反映することが可能になり、より
予測の精度を上げることができる。
【0033】また、この発明によれば、入力画像のうち
複数のラインをまとめて処理して画像の分布を推定する
ことにより、符号セットの頻繁な更新を避けることが可
能になり、圧縮データを受信、処理する際の煩雑な処理
を回避することが期待できる。
【0034】この発明によれば、入力画像分布の変化分
と変化方向を、次の輝度レベルの予測値からの誤差の分
布の推定に反映することが可能になり、さらに圧縮率を
向上することが可能という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】この発明によるポインタ値、差分出力、符号メ
モリ内容および符号長メモリ内容を示す図である。
【図3】この発明による画像入力データに対するブロッ
ク抽出終了タイミングを示す図である。
【図4】この発明による度数積算器19の動作を説明す
るための図である。
【図5】この発明による分布推定器に記憶されている分
布モデルを示す図である。
【図6】この発明の実施例2を示す構成図である。
【図7】この発明の実施例2によるライン抽出終了タイ
ミングを示す図である。
【図8】この発明の実施例3を示す構成図である。
【図9】この発明の実施例3による複数ライン抽出終了
タイミングを示す図である。
【図10】この発明の実施例4を示す構成図である。
【図11】この発明の実施例4による分布モデルを示す
図である。
【図12】従来のデータ圧縮回路の構成図である。
【符号の説明】
1 画像入力データ 2 1画素遅延器 3 遅延画像データ 4 差分回路 5 差分出力 6 符号メモリ 7 符号データ 8 直並列変換回路 9 直列データ 10 フレームカウンタ 11 フレームタイミング 12 フォーマッタ 13 画像データ出力 14 符号長メモリ 15 符号長データ 16 ブロック抽出器 17 ブロック抽出終了タイミング 18 度数積算器 19 度数積算出力 20 分布推定器 21 分布推定結果 22 アドレスポインタ 23 ポインタ値 24 ライン抽出器 25 ライン抽出終了タイミング 26 複数ライン抽出器 27 複数ライン抽出終了タイミング 28 前分布記録器 29 前分布推定結果 30 分布変化推定器 31 次分布推定結果

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化する画像の各画素の輝度レベルの
    予測値からの誤差の生起確率に応じて設定される可変長
    符号を用いたエントロピー符号化によるデータ圧縮を行
    うデータ圧縮回路において、時間的に1画素ずつ入力さ
    れる画像入力データを1画素分遅延させ、1画素遅延デ
    ータを発生する遅延回路と、上記画像入力データ及び上
    記遅延回路の1画素遅延データを入力されてこれらの相
    関を求め、差分データを生成する差分回路と、複数の可
    変長データ圧縮符号のセットを記憶し、上記差分データ
    により下位のアドレス指定をされてデータ圧縮符号を出
    力する符号メモリと、上記データ圧縮符号のデータ長を
    記憶し、上記差分データにより下位のアドレス指定をさ
    れて対応する可変長データ圧縮符号のデータ長を出力す
    る符号長メモリと、上記符号メモリの並列データを入力
    されて直列データに変換する直並列変換器と、固定のフ
    レームタイミングを生成するフレームカウンタと、フレ
    ームタイミングに従って前記直列データに同期信号等を
    付加して送信画像フレームを生成するフォーマッタと、
    前記フレームカウンタのフレームタイミングを入力され
    て画像入力の画素数を一定数ごとに分割する画像分割器
    と、分割された画像について各画素の輝度レベルの予測
    値からの誤差の度数を計数する度数積算器と、前記度数
    積算器の積算出力に応じて近似の輝度レベルの予測値か
    らの誤差の分布を複数の分布モデルから選択する分布推
    定器と、前記分布推定器の結果に応じて、次の分割画像
    の符号化を行う際に前記符号メモリ及び符号長メモリの
    上位アドレスに入力され、可変長データ圧縮符号のセッ
    トを切り換えるポインタを生成するアドレスポインタと
    を備えたことを特徴とするデータ圧縮回路。
  2. 【請求項2】 1ラインごとに走査することによって、
    二次元画像が形成される画像データにおいて、フレーム
    カウンタのフレームタイミングを入力されて1ラインの
    画像入力の画素数を一定数ごとに分割する画像分割器を
    有し、上記の分割を単位として輝度レベルの予測値から
    の誤差の分布の推定を行うことを特徴とする請求項1記
    載のデータ圧縮回路。
  3. 【請求項3】 1ラインごとに走査することによって、
    二次元画像が形成される画像データにおいて、フレーム
    カウンタのフレームタイミングを入力されて1ラインご
    とに入力画像を分割する画像分割器を有し、上記の分割
    を単位として輝度レベルの予測値からの誤差の分布の推
    定を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ圧縮回
    路。
  4. 【請求項4】 1ラインごとに走査することによって、
    二次元画像が形成される画像データにおいて、フレーム
    カウンタのフレームタイミングを入力されて複数のライ
    ンごとに入力画像を分割する画像分割器を有し、上記の
    分割を単位として輝度レベルの予測値からの誤差の分布
    の推定を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ圧
    縮回路。
  5. 【請求項5】 1ラインごとに走査することによって、
    二次元画像が形成される画像データにおいて、フレーム
    カウンタのフレームタイミングを入力されて画像入力の
    画素数を一定数ごとに分割する画像分割器を有し、分割
    された画像について各画素の輝度の予測値からの誤差の
    度数を計数する度数積算器と、前記度数計算器の積算出
    力に応じて近似の輝度レベルの予測値からの誤差の分布
    を複数の分布モデルから選択する分布推定器と、前記分
    布推定器の結果を記憶する前分布記録器と、前記分布推
    定器及び前分布推定器の推定結果を入力されて、変化分
    に応じて、次の分割画像の輝度レベルの予測値からの誤
    差の分布を推定し、可変長データ圧縮符号のセットを選
    定するポインタ値を対応するアドレスに設定するアドレ
    スポインタとを備えたことを特徴とするデータ圧縮回
    路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010041680A1 (ja) * 2008-10-10 2010-04-15 日本電信電話株式会社 符号化方法、符号化装置、復号方法、復号装置、プログラム及び記録媒体

Cited By (2)

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