JPH08289152A - 階調変換方式およびビデオプリンタ - Google Patents

階調変換方式およびビデオプリンタ

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JPH08289152A
JPH08289152A JP7084090A JP8409095A JPH08289152A JP H08289152 A JPH08289152 A JP H08289152A JP 7084090 A JP7084090 A JP 7084090A JP 8409095 A JP8409095 A JP 8409095A JP H08289152 A JPH08289152 A JP H08289152A
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JP
Japan
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image data
conversion
gradation
video signal
video
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Application number
JP7084090A
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English (en)
Inventor
Sumio Sakai
澄夫 酒井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プリント部のダイナミックレンジの低下を防止
する一方、プリント中に色補正を行えるようにするとと
もに伝送路からの画像データに2重に補正がかかること
を防止すること。 【構成】別々の変換テーブルを作成して一メモリ(S−
RAM)6へ書き込む。このとき、MSBが0あるいは
1にて領域を分割する。マイクロプロセッサ7にて、R
OM8に予め格納された関数から階調特性を算出して、
S−RAM7に転送する。低階調部と高階調部にて入出
力値が同値となる2次関数特性を持つ階調変換を施し、
サーマルヘッドドライバ11へ転送する。サーマルヘッ
ド12から受像紙13へ画像データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NTSC、PALなど
のビデオ信号をプリントするビデオプリンタおよびこの
ビデオプリンタに用いられる階調変換方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオプリンタでは、受信機から
のビデオ信号を一旦、記憶部にて記憶し、所望の画像を
プリントできるようにしてある。ビデオプリンタでは、
カラープリントができるようになっており、色信号に適
当な階調変換を施すことにより、高画質の画像を受像紙
へ印刷している。この階調変換は、一般にインク感度あ
るいはサーマルヘッドなどの特性に応じて、決定されて
おり、RGB信号の振幅などに応じて、色を調整して出
力できるようになっている。
【0003】従来の映像信号のプリント部への転送経路
を示し、階調変換について説明する。図10に示すよう
に、ビデオ信号が入力端子101へ供給され、ビデオ信
号処理部102にて信号処理が施される。また、同期信
号発生部103へもビデオ信号が供給されており、ここ
で水平および垂直同期信号が映像信号から分離される。
ビデオ信号処理の経路には、ビデオ信号用のメモリ10
4が接続されており、同期信号発生部103からの信号
に同期してメモリ104の書き込みおよび読み出しを行
えるようにしてある。この書き込みおよび読みだしは、
メモリ駆動パルス発生部5からの信号に基づいて行われ
ている。メモリ4から読み出されたビデオ信号は、階調
補正部106にて、プリント部107の感度に応じた階
調変換が施される。
【0004】階調変換方式を説明するため、色調整部1
06の構成を示し説明する。階調変換部106は、図1
0(b)に示すように加算部106Aと乗算部106B
と加算部106Cにて構成されている。
【0005】なお、RGBレベルは3系統の信号路を持
つが簡単の為、一経路にて示してある。図10(b)に
示すようにビデオ信号処理部102からのRGBレベル
とコントラスト信号との加算が加算部106Aにて行わ
れ、RGB信号の振幅の係数が決定される。この係数を
メモリからのRGB信号に掛け、RGBの信号振幅を調
整している。さらに、ビデオ信号処理部102からのブ
ライトネス信号に基づいて、直流レベルの補正を行って
いる。この調整された信号がプリント部107へ供給さ
れている。プリント部107は、サーマルヘッドドライ
バを備えており、サーマルヘッドが駆動され、画像が受
像紙に印刷される。なお、コントラスト信号あるいはブ
ライトネス信号は、操作パネルなどに設けられたボリュ
ームなどを用いても設定できるようにしてある。
【0006】しかしながら、図10(b)に示すような
階調変換を施すと、乗算器6Bの出力部分に示すよう
に、高い階調部分Aで信号が飽和するという問題があっ
た。また、加算器6Cの出力部分に示すように、高い階
調部分Bあるいは低階調部分Cが飽和するという問題が
あった。
【0007】さらに、階調の高い部分AあるいはBでは
特にインクあるいはサーマルヘッドの感度が高いため、
再現レベルが不安定になるという問題があった。
【0008】一般にはビデオプリンタにはプリント専用
のものは少なく、モニタ画面にて所望の画面を視聴で
き、随時印刷できるようにしてあるのが普通である。こ
のようなビデオプリンタの構成ブロック図を図11に示
す。
【0009】図11に示すように、ビデオ信号が入力端
子101へ供給され、ビデオ信号処理部102にて信号
処理が施される。また、同期信号発生部103へもビデ
オ信号が供給されており、ここで水平および垂直同期信
号が映像信号から分離される。ビデオ信号処理の経路に
は、ビデオ信号用のメモリ104が接続されており、同
期信号発生部105からの信号に同期してメモリ104
の書き込みおよび読み出しを行えるようにしてある。こ
の書き込みおよび読み出しは、メモリ駆動パルス発生部
105からの信号に基づいて行われている。メモリ10
4から読み出されたビデオ信号は、階調補正用のテーブ
ル(S−RAM)107にて、モニタあるいはプリンタ
の感度に応じた階調変換が施される。変換テーブル10
7はS−RAMにて構成されており、アドレスに対応す
るデータ(図12参照)が出力されるようになってい
る。このメモリ104およびテーブル107はRGB3
系統用意されているが、図11では簡単の為、経路のみ
を示してある。変換を施されたRGB信号がD/A部1
20にてアナログ信号に変換されモニタから出力され
る。また、サーマルヘッドドライバ111へ図13に示
すように帰線期間中にプリントデータが転送され、サー
マルヘッド112を介して受像紙113へ画像が印刷さ
れる。受像紙113は、ステッピングモータ114によ
り、紙送りされており、1フレーム分の画像が受像紙1
13へ出力されるようになっている。なお、図13
(a)は、メモリ104の出力データを示しており、
(b)はモニタからの出力信号を示している。また、
(c)は同期信号発生部からのブランカ信号(帰線パル
ス)を示しており、(d)はプリントデータの転送期間
を示している。
【0010】変換テーブル107は書換可能であり、プ
リント用あるいはモニタ用の階調を出力先に応じて書き
変えている。この書換はたとえばマイクロプロセッサ1
50などを用いて行っており、予めROM109などに
格納されたデータを転送するなどの方法により、変換テ
ーブル107を書き換えている。あるいはテーブル作成
プログラム(たとえば図示しないプログラムメモリ内に
格納)を起動し、S−RAM107へ書き込むようにし
てある。
【0011】図14に書き込みの場合のアドレスバスお
よびデータバスの接続状態を示している。メモリ104
前後のスイッチ部SW7、SW8をマイクロプロセッサ
側へ倒し、書き込みを行っている。書き込み後は、S−
RAM107のアドレスにメモリ104からのデータを
供給して変換データを出力するようにしてある。
【0012】しかしながら、このような例では、プリン
ト部110へ転送中にモニタ用の階調補正を行うことが
できず、モニタから表示される画質が著しく劣化すると
いう問題があった。つまり、プリント部110が出力先
に選定されているため、プリント用の階調テーブルにな
っており、モニタからプリント用の階調補正が施された
画像データが出力されてしまうという問題があった。
【0013】また、このようなビデオプリンタには、図
15に示すようにSCSI(SmallComputer System I
nterface)にて他の装置(図示せず)と接続可能なもの
があり、SCSIからのデータを他の装置のメモリへ転
送可能な構成としている。
【0014】図15のビデオプリンタは、図11の構成
にSCSIの入出力部130とビデオ信号処理部102
からの信号とを選択するためのスイッチ部SW9を付加
してある。また、プリント部へ出力する経路からSCS
Iの入出力部130へデータを転送できるようになって
いる。このようなビデオプリンタでは、伝送路の効率化
を図るため、プリント部110へ転送する経路からSC
SIの入出力部130へデータを転送して、高速データ
転送が図れるようにしてある。
【0015】したがって、メモリ104からデータを転
送する場合、変換テーブル107を通るため、補正を施
したデータを他の装置へ転送することになり、データを
受け取った装置側で再び階調補正を行ってしまうなどの
問題があった。
【0016】また、伝送路からのデータを受け、プリン
トする場合などは、やはり変換テーブルを通るため、2
重に補正を行うなどの問題があった。
【0017】上述の如く、従来の階調特性ではプリント
部のダイナミックレンジが狭く、中間調で調整を行うと
高低階調にてデータが再現されないという問題があっ
た。また、高い階調にてサーマルヘッドあるいはインク
の感度が高いため、中間調で色合わせを行うと、レベル
が変動してしまうという問題があった。
【0018】さらに、SCSIなどにてデータを他の装
置へ転送する場合、補正データをデータを受けた装置側
にてさらに補正することなどがあり、データが正しく再
現されないという問題があった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上の様な階調変換方
式では、一次関数の調整しか行えないため、中間調で色
合わせを行うと低階調あるいは高階調部分で飽和すると
いう問題があった。
【0020】また、上記の様なビデオプリンタでは、プ
リント部から出力している間、プリント用の補正が行わ
れるため、色の補正が行えないという問題があった。
【0021】さらに、プリント部への転送と他の装置へ
の転送経路を同一としているため、他の装置にて2重に
プリント用の階調補正がかかるなどの問題があった。
【0022】本発明は、上記課題に鑑みて為されたもの
であって、プリント部のダイナミックレンジの低下を防
止する一方、プリント中に色補正を行えるようにすると
ともに伝送路からの画像データに2重に補正がかかるこ
とを防止することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る階調変換方式は、受信機からのビデオ信号を画像デ
ータとしてプリント部から受像紙へ出力するためのビデ
オプリンタであって、ビデオ信号に信号処理を施し、R
GB信号から成る画像データを出力するためのビデオ信
号処理手段と、前記ビデオ信号処理手段からの画像デー
タをそれぞれ記憶するための記憶手段と、前記記憶手段
からの画像データに2次関数特性を持つ階調変換を施し
て出力するための変換手段と、前記変換手段からの信号
を帰線期間中に前記プリント部へ転送するための転送手
段とを具備し、高もしくは低階調部分にて前記変換手段
の入力値と出力値とがほぼ同値となる2次関数特性を持
つ変換を施すことを特徴とするものである。
【0024】請求項2に記載の本発明に係るビデオプリ
ンタは、モニタに受信機からのビデオ信号を画像として
表示可能であるとともにプリント部から受像紙へ画像デ
ータを出力可能なビデオプリンタであって、受信機から
のビデオ信号に信号処理を施し、RGB信号から成る画
像データを出力するためのビデオ信号処理手段と、前記
ビデオ信号処理手段からの画像データをそれぞれ記憶す
るための記憶手段と、前記記憶手段からの画像データに
モニタ用の階調特性を持つ変換を施して出力するための
第1の変換手段と、前記記憶手段からの画像データにプ
リント用の階調特性を持つ変換を施して出力するための
第2の変換手段と、前記第1の変換手段からの画像デー
タをモニタへ転送するための第1の転送手段と前記第2
の変換手段からの画像データを帰線期間中にプリント部
へ転送するための第2の転送手段と、を具備したことを
特徴とするものである。
【0025】請求項3に記載の本発明に係るビデオプリ
ンタは、請求項2記載のビデオプリンタにおいて、前記
プリント用の階調特性は、低階調部分と高階調部分にて
入力値と出力値がほぼ同値となる2次関数特性を持つ階
調特性から成ることを特徴とするものである。
【0026】請求項4に記載の本発明に係るビデオプリ
ンタは、請求項3記載のビデオプリンタにおいて、前記
第1および第2の変換手段を、前記記憶手段からの画像
データをアドレスとして、このアドレスに対応するデー
タを出力するとともにアドレスの最有意ビット(MS
B)にて第1の変換手段と第2の変換手段とを切り換え
可能な一メモリで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0027】請求項5に記載の本発明に係るビデオプリ
ンタは、請求項4記載のビデオプリンタにおいて、前記
アドレスの最有意ビット(MSB)をビデオ信号から分
離された帰線パルスにて構成したことを特徴とするもの
である。
【0028】請求項6に記載の本発明に係るビデオプリ
ンタは、モニタに受信機からのビデオ信号もしくは伝送
路からの画像データを画像として表示可能であるととも
に受像紙へプリント部から画像データを出力可能なビデ
オプリンタであって、受信機からのビデオ信号に信号処
理を施してRGB信号から成る画像データを出力するた
めのビデオ信号処理手段と、伝送路からの画像データと
ビデオ信号処理手段からの画像データとを選択的に出力
するための切換え手段と、前記切換え手段からの画像デ
ータを記憶するための記憶手段と、前記記憶手段から供
給される受信機からの画像データにモニタ用の階調特性
を持つ変換を施して出力するための第1の変換手段と、
前記記憶手段から供給される伝送路からの画像データに
入力値と出力値がほぼ同値となる変換を施して出力する
ための第2の変換手段と、前記第1の変換手段からの画
像データをモニタへ転送するための第1の転送手段と前
記第2の変換手段からの画像データを帰線期間中にプリ
ント部へ転送するための第2の転送手段と、を具備した
ことを特徴とするものである。
【0029】請求項7に記載の本発明に係るビデオプリ
ンタは、モニタに受信機からのビデオ信号を画像として
表示するとともに受像紙へプリント部から画像データを
出力する一方、伝送路を介して他の装置へ画像データを
転送可能なビデオプリンタであって、受信機からのビデ
オ信号に信号処理を施してRGB信号から成る画像デー
タを出力するためのビデオ信号処理手段と、前記ビデオ
信号処理手段からの画像データを記憶するための記憶手
段と、前記記憶手段からの画像データにモニタ用の階調
特性を持つ変換を施して出力するための第1の変換手段
と、前記記憶手段からの画像データに入力値と出力値が
ほぼ同値となる変換を施して出力するための第2の変換
手段と、前記第1の変換手段からの画像データをモニタ
へ転送するための第1の転送手段と前記第2の変換手段
からの画像データを伝送路へ転送するための第2の転送
手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0030】請求項8に記載の本発明に係るビデオプリ
ンタは、前記第1および第2の変換手段を、前記記憶手
段からの画像データをアドレスとして、このアドレスに
対応するデータを出力するとともにアドレスの最上位ビ
ットにて第1の変換手段と第2の変換手段とを切り換え
可能な一メモリとで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0031】請求項9記載のビデオプリンタは、請求項
6または7記載のビデオプリンタに加え、前記最上位ビ
ットを付加するための付加手段を記憶手段の前段に設け
たことを特徴とするものである。
【0032】
【作用】請求項1乃至3記載の本発明においては、中間
調部分にて色合わせを行っても低階調部分および高階調
分部にて出力信号が飽和することが無くなる。
【0033】請求項4乃至9に記載の本発明において
は、プリント用とモニタ用の別々の階調変換テーブルを
一メモリにて作成できる。また、メモリ領域を最有意ビ
ットにて分割できる。さらに伝送路から他の装置へ転送
する場合の画像データの階調変換テーブルを別に作成で
きる。
【0034】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は、本発明に係る階調変換方式の一実施例である。図
1(a)に示すように、ビデオ信号が入力端子1へ供給
され、ビデオ信号処理部2にて信号処理が施される。ま
た、同期信号発生部3へもビデオ信号が供給されてお
り、ここで水平および垂直同期信号が映像信号から分離
される。ビデオ信号処理の経路には、ビデオ信号用のメ
モリ4が接続されており、同期信号発生部5からの信号
に同期してメモリ4の書き込みおよび読み出しを行える
ようにしてある。この書き込みおよび読み出しは、メモ
リ駆動パルス発生部5からの信号に基づいて行われてい
る。メモリ4から読み出されたビデオ信号は、階調補正
用の変換テーブル(S−RAM)6にて、プリンタの感
度に応じた階調変換が施される。変換テーブルはS−R
AM6にて構成されており、アドレスに対応するデータ
が出力されるようになっている。
【0035】変換を施されたRGB信号がD/A部20
にてアナログ信号に変換され、モニタから出力される。
また、サーマルヘッドドライバ11へ帰線期間中に転送
され、サーマルヘッド12を介して受像紙13へ画像が
印刷される。受像紙13は、ステッピングモータ14に
より紙送りされており、1フレーム分の画像が受像紙1
3へ出力されるようになっている。
【0036】SーRAM6は書換可能であり、プリント
用あるいはモニタ用の階調を出力先に応じて書き変えて
いる。この書き換えはたとえばマイクロプロセッサ15
などを用いて行っており、予めROM8に格納された関
数データを用いてテーブルを書き換えている。この部分
は、テーブル作成プログラム(たとえば図示しないプロ
グラムメモリ内に格納)を起動し、マイクロプロセッサ
7にて演算処理を施した上、S−RAM6へ書き込むよ
うにしてある。
【0037】また、輝度信号、コントラストおよびRG
Bレベルは、ビデオ信号処理部2からの信号がマイクロ
プロセッサ7にて検出されており、このデータに基づい
て、変換テーブルを作成できるようになっている。
【0038】なお、操作キー(図示せず)からの調整信
号をマイクロプロセッサ7へ供給して、コントラストあ
るいは輝度などを調整できる構成としてある。
【0039】図1(a)の作用を図1(b)、図1
(c)を用いて説明する。従来例1では、乗算器で一次
関数を作成していた部分を2次関数
【0040】
【式1】K1=DX(X−1) に、また加算器にて直流成分を補正していた部分も次式
で示す2次関数
【0041】
【式2】 EX(X−1/2) 0<X<1/2 K2= −E(X−1/2)(X−1) 1/2<X<1 に置き換えている(図1(b)、(c)参照)。なお、
図1(b)の入力レベルは規格化した値を示してある。
また、DはRGBレベル+ブライトネス信号、Eはコン
トラスト信号を示している。さらにマイクロプロセッサ
7にて、
【0042】
【式3】 LUT=入力レベル(アドレス)+K1+K2 を算出して、変換テーブル6へ転送している。すなわ
ち、画像データから成るアドレス(すなわち入力レベ
ル)に2次関数の特性を持つ補正を加えるようにしてあ
る。
【0043】メモリ4に記憶されているデータがアドレ
スになり、このアドレスに基づいて階調変換されたデー
タが出力される。変換テーブル(S−RAM)6には、
式3で算出されたデータが格納されており、入力レベル
がアドレスとなるため、アドレスに2次関数の補正を加
えた補正データが出力されるようになる。
【0044】したがって、図1(c)に示すように、低
あるいは高階調部分にて入出力値がほぼ同値となるた
め、中間調で色合わせを行っても、低あるいは高階調部
分にて飽和することがなくなる。
【0045】したがって、コントラストあるいはブライ
トネスとも2次関数にて補正でき、特に感度の高い部分
でも飽和することがないため、変動なくデータを再現で
きるようになる。
【0046】なお、本実施例では、2次関数としている
が、本発明はこれに限定されず、3角関数あるいは高次
関数などにて補正してもよい。
【0047】図2は本発明の他の実施例であり、上述の
階調特性を持つプリント用の階調変換を行うとともに従
来問題であったプリント期間中の色補正を行えるように
した例である。モニタ用の階調変換テーブルとプリント
用の階調変換テーブルを一メモリ6Aにて構成してい
る。
【0048】従来では参照テーブル(S−RAM)をプ
リント用とモニタ用とを書き換えていたが、本実施例で
はS−RAMの空き領域(MSBが‘1’の部分)をう
まく利用してこの問題を改善した。
【0049】モニタ用の階調変換テーブルはアドレスの
MSBが0、プリント用の階調変換テーブルはアドレス
のMSBが1になるように、メモリ領域が分割されてお
り、従来問題であったプリント時の色補正も行える構成
としている(図3参照)。
【0050】図2の作用を説明する。マイクロプロセッ
サ7にて、プリント用の階調変換テーブルを書き込んで
いる。書き込みは、図4に示すように変換テーブル(S
−RAM)6A前後に設けられたスイッチSW1、SW
2、SW3をマイクロプロセッサ7側へ倒し、書き込み
信号WRをS−RAM6Aへ供給して、MSBが0の領
域にモニタ用の変換テーブルを、MSBが1の領域にプ
リント用の変換テーブルを書き込む。なお、モニタ用の
変換特性およびプリント用の変換特性を図5に示す。
【0051】図6に示すようにプリンタへの転送は、帰
線期間に行われる。したがって、この期間にプリントデ
ータの変換テーブルを参照し、水平走査期間にはモニタ
用の変換テーブルを参照するようにしてある。具体的に
は、図4に示すようにMSBの部分に帰線パルスを供給
して、メモリの領域を切り替えている。したがって、プ
リント転送は、帰線期間中に終了し、すぐにモニタ用の
階調変換を行うことができるようになる。
【0052】なお、変換テーブルは、階調特性を複数用
意し書き換えてもよく、また、後述する伝送路へデータ
を転送するための変換テーブルに書き換えても良い構成
としてある。
【0053】このような構成にすることにより、プリン
ト用の階調変換を行うため、書き換えていた変換テーブ
ル6Bを帰線パルスをアドレスのMSBに加えるだけで
即時に切り替えることができるようになる。
【0054】さらに、図7に本発明の他の実施例を示
す。図7では、図2の構成にSCSIの入出力部とスイ
ッチSW4およびプリント部10へのデータバスを付加
している。
【0055】SCSIバスへデータを転送するための変
換データを変換テーブル(SCSIモード)6Bのアド
レスのMSBが1となる部分に予め、書き込んでいる
(図8参照)。この部分は、SCSIモードあるいはプ
リントモードなどにて書換可能であり、上述のプリント
用の階調変換あるいはモニタ用の階調変換などをマイク
ロプロセッサ7にて随時書換られるようにしてある。
【0056】また、他の装置からSCSI入出力部30
を介して転送されるデータには、メモリ4へ記憶する前
にMSBを付加できる構成となっており、ビデオ信号処
理部2からの信号には0をSCSI側からのデータには
1を付加している。この部分は、データバスのMSB部
分をプルアップあるいはプルダウンすることにより簡単
に構成できる。また、スイッチ部SW4はたとえばセレ
クタにて構成できる。
【0057】したがって、スイッチSW4がSCSIモ
ードに切り替わっている場合には、転送データのMSB
に‘1’が、受信機からの場合にはMSBに‘0’が付
加されたデータがメモリ4へ記憶される。また、このデ
ータを読み出す場合も同様にMSBを設定できるように
してある。SCSIモードをマイクロプロセッサ7から
通知し、スイッチSW4をSCSI側へ倒し読み出して
いる。
【0058】図7の作用を説明する。SCSIモードに
なっている場合(操作キーなどの指令により)、マイク
ロプロセッサ7からスイッチ部SW4へその旨を通知
し、MSBを1に設定している。マイクロプロセッサ7
はアドレスカウンタを用いてメモリ4から順次データを
読み出すが、MSBは固定されているため、SCSIの
変換テーブル(MSB‘1’)を参照できるようにな
る。また、読み出しは、読み出し信号RDをマイクロプ
ロセッサ7から変換テーブル6Bへ供給して行い、読み
出されたデータをラインプール31へ出力している。こ
のラインプール31がいっぱいになる度にSCSI入出
力部30へ転送している。SCSIモードでは、階調補
正は、図9に示すように入出力がほぼ同値となる変換が
行われる。したがって、補正なしのデータを他の装置の
メモリへ転送することができる。
【0059】また、他の装置からSCSI入出力部30
を介してデータが転送される場合、SCSIとメモリ4
を結ぶ経路に設けられたスイッチSW4を介してMSB
が‘1’となるデータがメモリ4へ転送される。したが
って、このデータをマイクロプロセッサ7にて順次、読
み出し変換テーブル6Bへ供給でき、入出力値がほぼ同
値となるSCSI用の変換テーブルを参照してプリント
部10へデータを転送することが可能となる。
【0060】なお、本実施例では、リニアな特性を持つ
変換テーブルを作成しているが、本発明はこれに限定さ
れず、種々の変換テーブルを作成する構成としても良
い。
【0061】また、データに応じて操作キーからマイク
ロプロセッサへ調整信号を供給してテーブルを切り替え
ることも可能となる。したがって、種々の階調特性を持
つデータに対して適応的に対応できるようになる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように請求項に記載の本発明
によれば、低階調あるいは高階調部分にて信号が飽和す
ることもなく、良好な変換特性が得られる。また、従来
あるメモリの空き領域を利用し、部品点数を増やすこと
なく、2種の変換テーブルを作成できる。プリント用の
参照テーブルとモニタ用の参照テーブルとを瞬時のうち
に切り替えることができ、プリント時にモニタの画質が
劣化することがなくなる。伝送路を介してデータを他の
装置へ転送する場合、他の装置にて2重に補正が加えら
れることがなくなる。また、伝送路から転送されるデー
タに対して、適応的に補正を加えることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による階調調整方式の一実施例を示す図
である。
【図2】本発明によるビデオプリンタの一実施例を示す
図である。
【図3】図2の変換テーブルのメモリ領域を説明するた
めの図である。
【図4】本発明による階調テーブルの書き込み部分を説
明するための図である。
【図5】モニタ用とプリント用の階調特性を説明するた
めの図である。
【図6】プリント部への出力タイミングを説明するため
の図である。
【図7】SCSIインタフェースを加えたビデオプリン
タの構成を示す図である。
【図8】本発明による階調テーブルの書き込み部分を説
明するための図である。
【図9】モニタ用とSCSI用の階調特性を説明するた
めの図である。
【図10】従来の階調変換方式を説明するための図であ
る。
【図11】従来のビデオプリンタの構成を示す図であ
る。
【図12】モニタ用とSCSI用の階調特性を説明する
ための図である。
【図13】プリント部へデータを転送するタイミングを
示す図である。
【図14】変換テーブルの書き込み部分を説明するため
の図である。
【図15】SCSIインタフェースを加えたビデオプリ
ンタの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…入力端子 2…ビデオ信号処理部 3…同期信号発生部 4…メモリ 5…メモリ駆動パルス発生部 6…変換テーブル 7…マイクロプロセッサ 8…ROM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図5】
【図2】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図12】
【図13】
【図10】
【図11】
【図14】
【図15】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機からのビデオ信号を画像データとし
    てプリント部から受像紙へ出力するためのビデオプリン
    タの階調変換方式であって、 ビデオ信号に信号処理を施し、RGB信号から成る画像
    データを出力するためのビデオ信号処理手段と、 前記ビデオ信号処理手段からの画像データをそれぞれ記
    憶するための記憶手段と、 前記記憶手段からの画像データに2次関数特性を持つ階
    調変換を施して出力するための変換手段と、 前記変換手段からの信号を帰線期間中に前記プリント部
    へ転送するための転送手段とを具備し、 高もしくは低階調部分にて前記変換手段の入力値と出力
    値とがほぼ同値となる2次関数特性を持つ変換を施すこ
    とを特徴とする階調変換方式。
  2. 【請求項2】モニタに受信機からのビデオ信号を画像と
    して表示可能であるとともにプリント部から受像紙へ画
    像データを出力可能なビデオプリンタであって、 受信機からのビデオ信号に信号処理を施し、RGB信号
    から成る画像データを出力するためのビデオ信号処理手
    段と、 前記ビデオ信号処理手段からの画像データをそれぞれ記
    憶するための記憶手段と、 前記記憶手段からの画像データにモニタ用の階調特性を
    持つ変換を施して出力するための第1の変換手段と、 前記記憶手段からの画像データにプリント用の階調特性
    を持つ変換を施して出力するための第2の変換手段と、 前記第1の変換手段からの画像データをモニタへ転送す
    るための第1の転送手段と、 前記第2の変換手段からの画像データを帰線期間中にプ
    リント部へ転送するための第2の転送手段と、 を具備したことを特徴とするビデオプリンタ。
  3. 【請求項3】前記プリント用の階調特性は、低階調部分
    と高階調部分にて入力値と出力値がほぼ同値となる2次
    関数特性を持つ階調特性から成ることを特徴とする請求
    項2記載のビデオプリンタ。
  4. 【請求項4】前記第1および第2の変換手段は、 前記記憶手段からの画像データをアドレスとして、この
    アドレスに対応するデータを出力するとともにアドレス
    の最有意ビット(MSB)にて第1の変換手段と第2の
    変換手段とを切り換え可能な一メモリから成ることを特
    徴とする請求項2記載のビデオプリンタ。
  5. 【請求項5】前記アドレスの最有意ビット(MSB)を
    ビデオ信号から分離された帰線パルスにて構成したこと
    を特徴とする請求項4記載のビデオプリンタ。
  6. 【請求項6】モニタに受信機からのビデオ信号もしくは
    伝送路からの画像データを画像として表示可能であると
    ともに受像紙へプリント部から画像データを出力可能な
    ビデオプリンタであって、 受信機からのビデオ信号に信号処理を施してRGB信号
    から成る画像データを出力するためのビデオ信号処理手
    段と、 伝送路からの画像データとビデオ信号処理手段からの画
    像データとを選択的に出力するための切換え手段と、 前記切換え手段からの画像データを記憶するための記憶
    手段と、 前記記憶手段から供給される受信機からの画像データに
    モニタ用の階調特性を持つ変換を施して出力するための
    第1の変換手段と、 前記記憶手段から供給される伝送路からの画像データに
    入力値と出力値がほぼ同値となる変換を施して出力する
    ための第2の変換手段と、 前記第1の変換手段からの画像データをモニタへ転送す
    るための第1の転送手段と前記第2の変換手段からの画
    像データを帰線期間中にプリント部へ転送するための第
    2の転送手段と、 を具備したことを特徴とするビデオプリンタ。
  7. 【請求項7】モニタに受信機からのビデオ信号を画像と
    して表示するとともに受像紙へプリント部から画像デー
    タを出力する一方、伝送路を介して他の装置へ画像デー
    タを転送可能なビデオプリンタであって、 受信機からのビデオ信号に信号処理を施してRGB信号
    から成る画像データを出力するためのビデオ信号処理手
    段と、 前記ビデオ信号処理手段からの画像データを記憶するた
    めの記憶手段と、 前記記憶手段からの画像データにモニタ用の階調特性を
    持つ変換を施して出力するための第1の変換手段と、 前記記憶手段からの画像データに入力値と出力値がほぼ
    同値となる変換を施して出力するための第2の変換手段
    と、 前記第1の変換手段からの画像データをモニタへ転送す
    るための第1の転送手段と前記第2の変換手段からの画
    像データを伝送路へ転送するための第2の転送手段と、 を具備したことを特徴とするビデオプリンタ。
  8. 【請求項8】前記第1および第2の変換手段は、 前記記憶手段からの画像データをアドレスとして、この
    アドレスに対応するデータを出力するとともにアドレス
    の最上位ビットにて第1の変換手段と第2の変換手段と
    を切り換え可能な一メモリから成ることを特徴とする請
    求項6または7記載のビデオプリンタ。
  9. 【請求項9】請求項6または7記載のビデオプリンタに
    加え、 前記最有意ビット(MSB)を付加するための付加手段
    を記憶手段の前段に設けたことを特徴とするビデオプリ
    ンタ。
JP7084090A 1995-04-10 1995-04-10 階調変換方式およびビデオプリンタ Pending JPH08289152A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6870637B1 (en) 1998-11-26 2005-03-22 Seiko Epson Corporation Image processing method and image processor using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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