JPH08288979A - データ転送装置のインターフェース切替方法及びその装置 - Google Patents

データ転送装置のインターフェース切替方法及びその装置

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JPH08288979A
JPH08288979A JP7087256A JP8725695A JPH08288979A JP H08288979 A JPH08288979 A JP H08288979A JP 7087256 A JP7087256 A JP 7087256A JP 8725695 A JP8725695 A JP 8725695A JP H08288979 A JPH08288979 A JP H08288979A
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signal line
peripheral device
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signal
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JP7087256A
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Katsuji Onishi
勝治 大西
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KANSAI DENKI KK
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KANSAI DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続相手である周辺機器の種類及びインター
フェースの切り替え設定を自動的に行い、周辺機器との
接続を容易に行う。 【構成】 信号線SD,RDを介して周辺機器30が接
続された際の信号線SD,RDの電圧状態の変化を比較
器14,15で基準電圧と比較して検出し、検出された
電圧状態変化に応じて、CPU19が周辺機器のインタ
ーフェースの種別を判定する。さらに、CPU19は、
この判定結果に応じて、I/Oポート16を介してドラ
イバ12及びレシーバ13を制御し、信号の入出力方向
を切り替え、その後にインターフェースを用いて周辺機
器とデータ通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接続される周辺機器に
応じて、データ端末装置(以下、「DTE装置」とい
う。)又はデータ回線終端装置(以下、「DCE装置」
という。)に切り替わって機能するデータ転送装置に関
し、特にインターフェースの切り替えを自動的に行うデ
ータ転送装置のインターフェース切替方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ転送装置では、信
号線(接続ケーブル)を介して接続されたパーソナルコ
ンピュータ等のDTE装置やモデム等のDCE装置から
なる周辺装置と接続され、RS−232C・シリアル・
インターフェース(インターフェースEIA規格)を用
いてデータの転送を行っていた。
【0003】上記データ転送では、データ転送装置に接
続される周辺機器の種類によって、信号の入出力方向が
逆になるので、周辺機器を接続する際に、上記周辺機器
がDTE装置であるかDCE装置であるか判別して、人
為的にディップスイッチ等の設定用スイッチによってイ
ンターフェースを切り替え設定したり、又は結線の異な
る接続ケーブルを用いて対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記データ
転送装置では、ユーザ等が人為的にスイッチの設定や接
続ケーブルの選定を行うので、周辺機器との接続が煩雑
になり、接続に手間がかかるという問題点があった。本
発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、接続相手で
ある周辺機器の種類及びインターフェースの切り替え設
定を自動的に行い、周辺機器との接続を容易に行うこと
ができるデータ転送装置のインターフェース切替方法及
びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、信号線を介して周辺機器が接続された
際の信号線の状態変化を検出し、前記検出された状態変
化に応じて、前記周辺機器のインターフェースの種別を
判定し、前記判定結果に応じて、自装置のインターフェ
ースを切り替え、その後に前記インターフェースを用い
て前記周辺機器とデータ転送を行うデータ転送装置のイ
ンターフェース切替方法が提供される。
【0006】前記信号線の状態変化の検出では、信号線
の電圧状態の変化を検出することが好ましい。前記デー
タ転送装置のインターフェースの切り替えでは、インタ
ーフェースによる信号の入出力の方向を切り替えること
が好ましい。また、請求項4では、周辺機器と信号線を
介して接続され、インターフェースを用いて該周辺機器
とデータ転送を行うデータ転送装置において、前記周辺
機器が接続された際の信号線の状態変化を検出する検出
手段と、前記検出された状態変化に応じて、該周辺機器
のインターフェースの種別を判定する判定手段と、前記
判定手段の判定結果に応じて、自装置のインターフェー
スを切り替える切替手段とを備えたデータ転送装置のイ
ンターフェース切替装置。
【0007】前記データ転送装置は、周辺機器接続前の
前記信号線の状態を所定電圧状態に設定する電圧設定手
段を有し、検出手段は、前記周辺機器接続の際に該所定
電圧状態に設定された信号線の電圧状態の変化を検出す
ることが好ましい。前記切替手段は、自装置のインター
フェースによる信号の入出力の方向を切り替えることが
好ましい。
【0008】前記信号線は、複数の信号線からなり、前
記データ転送装置は、該各信号線にそれぞれ接続されて
前記周辺機器へのデータ送信が可能な複数の送信手段
と、該各信号線にそれぞれ接続されて前記周辺機器から
のデータ受信が可能な複数の受信手段を有し、前記切替
手段は、前記判定手段の判定結果に応じて、前記送信手
段及び受信手段の中からそれぞれ一の送信手段及び受信
手段を動作させることによって、自装置のインターフェ
ースによる信号の入出力の方向を切り替えることが好ま
しい。
【0009】前記信号線は、複数の信号線からなり、デ
ータ転送装置は、該各信号線のうちの一つの信号線と切
り替え可能に接続されて前記周辺機器にデータを送信す
る送信手段と、該各信号線のうち、前記送信手段と接続
された信号線とは別の一つの信号線と切り替え可能に接
続されて前記周辺機器からデータを受信する受信手段を
有し、前記切替手段は、前記判定手段の判定結果に応じ
て、前記周辺機器と前記送信手段及び受信手段とに接続
されている各信号線を切り替えることによって、自装置
のインターフェースによる信号の入出力の方向を切り替
えることが好ましい。
【0010】
【作用】信号線の電圧状態は、接続された周辺機器の種
別によって変化するので、検出手段で周辺機器が接続さ
れた際の信号線の状態の変化を検出することで、判定手
段がDTE装置又はDCE装置のインターフェースかの
種別判定を行い、判定結果から切替手段が自装置のイン
ターフェースをDCE装置又はDTE装置のいずれかの
インターフェースに自動的に切り替えて、人手を介さず
にデータ転送を可能にする。
【0011】検出手段は、予め設定された信号線の所定
電圧状態の変化を検出して、周辺機器インターフェース
の種別判定を容易にする。切替手段は、信号の入出力方
向の自動切り替えを行って、データ転送を可能にする。
切替手段は、判定手段の判定結果に応じて、複数の送信
手段及び受信手段の中から一の送信手段及び受信手段を
動作させることで、信号の入出力の方向切り替えを容易
に行う。
【0012】切替手段は、判定手段の判定結果に応じ
て、周辺機器と送信手段及び受信手段とに接続されてい
る各信号線の切り替えを行うことで、信号の入出力の方
向切り替えを容易に行う。
【0013】
【実施例】本発明に係るデータ転送装置のインターフェ
ース切替装置を図面に基づいて説明する。図1は、本発
明に係るインターフェース切り替え方法を用いたデータ
転送装置の一実施例の構成を示すブロック図である。な
お、本実施例のデータ転送装置は、接続される周辺機器
がDTE装置の場合には、インターフェースを自動的に
DCE装置のインターフェースに切り替え、また周辺機
器がDCE装置の場合には、インターフェースを自動的
にDTE装置のインターフェースに切り替えるものであ
る。
【0014】図1において、データ転送装置10は、周
辺機器30と接続されるコネクタ11と、コネクタ11
と信号線SD又はRDを介して接続されるドライバ12
及びレシーバ13と、コネクタ11と信号線SDを介し
て接続される第1の比較器14と、コネクタ11と信号
線RDを介して接続される第2の比較器15と、第1及
び第2の比較器14,15と接続されるI/Oポート1
6と、ドライバ12及びレシーバ13と接続されるMS
CI17と、上記I/Oポート及びMSCIとバス18
を介して接続されるCPU19と、CPU19とバス1
8を介して接続され、制御用のプログラムを記憶するR
OM20及び入出力されるデータを一次記憶するRAM
21から構成されている。
【0015】データ転送装置10は、例えばRS−23
2C・シリアル・インターフェースを用いて周辺機器3
0とデータの転送を行っている。なお、ドライバ12、
レシーバ13は、インターフェースの機能を有してお
り、ドライバ12、レシーバ13、第1の比較器14、
第2の比較器15、I/Oポート16及びCPU19
は、インターフェース切替装置を構成している。
【0016】コネクタ11は、例えばD−Subコネク
タからなり、RS−232Cケーブルからなる接続ケー
ブル31と、D−Subコネクタからなるコネクタ32
とを介して周辺機器30と接続されている。図2に示す
ように、ドライバ12は、例えば複数のインバータやナ
ンド回路がIC化された2個のドライバ12a,12b
からなっており、ドライバ12a,12bは、I/Oポ
ート16からのコントロール信号C1,C2によってそれ
ぞれ動作するように設定されている。すなわち、ドライ
バ12aは、コントロール信号C1がハイレベル(例え
ば5V)で動作し、ドライバ12bは、コントロール信
号C2がハイレベル(例えば5V)で動作する。
【0017】また、ドライバ12aは、信号線RDと接
続される他、信号線CS,DR,CDとも接続されてお
り、MSCI17及びI/Oポート16からの入力信号
をこれら信号線及びコネクタ11を介して周辺機器30
に送信する。また、ドライバ12bは、信号線SDと接
続される他、信号線RS,ERとも接続されており、M
SCI17及びI/Oポート16からの入力信号をこれ
ら信号線及びコネクタ11を介して周辺機器30に送信
する。
【0018】レシーバ13は、例えば複数のインバータ
回路がIC化された2個のレシーバ13a,13bから
なっており、レシーバ13a,13bは、I/Oポート
16からのコントロール信号C1,C3によってそれぞれ
動作するように設定されている。すなわち、レシーバ1
3aは、コントロール信号C1がハイレベル(例えば5
V)で動作し、レシーバ13bは、コントロール信号C
3がローレベル(例えば0V)で動作する。
【0019】また、レシーバ13aは、信号線SDと接
続される他、信号線RS,ERとも接続されており、周
辺機器30からの送信信号をコネクタ11及びこれら信
号線を介して受信し、MSCI17及びI/Oポート1
6に出力する。また、レシーバ13bは、信号線RDと
接続される他、信号線CS,DR,CDとも接続されて
おり、周辺機器30からの送信信号をコネクタ11及び
これら信号線を介して受信し、MSCI17及びI/O
ポート16に出力する。
【0020】なお、信号線CSには送信許可を示す信号
が、信号線DRにはデータレディを示す信号が、信号線
CDにはキャリアデテクトを示す信号が、信号線RSに
は送信要求を示す信号が、信号線ERにはデータ端末レ
ディを示す信号がそれぞれ伝送されている。これら信号
線SD,RD,RS,CS,DR,ER及びCDは、図
2に示すように、集合化されて複合ケーブルMDを構成
している。
【0021】すなわち、本実施例のデータ転送装置がD
TEの場合には、信号線RD,CS,DR及びCDの信
号が入力方向となり、信号線SD,RS及びERの信号
が出力方向となる。また、本実施例のデータ転送装置が
DCEの場合には、信号線RD,CS,DR及びCDの
信号が出力方向となり、信号線SD,RS及びERの信
号が入力方向となる。
【0022】信号線SD,RDには、高抵抗(例えば1
MΩ)を介して電源電圧VDDが印加されており、周辺機
器30が接続されていない場合、これら信号線SD,R
Dは、入力方向になっていてデータ受信をしていない時
(入力状態)には、0V以上(例えば、0V〜0.2V
の範囲)に固定されている。一般に、RS−232C規
格のDTE装置では、例えば信号線SDは、出力方向で
データを送出していない時には、−3V以下になってお
り、信号線RDは、入力方向でデータを受信していない
時には、0Vになっている。また、RS−232C規格
のDCE装置では、例えば信号線SDは、入力方向でデ
ータを受信していない時には、0Vになっており、信号
線RDは、出力方向でデータを送出していない時には、
−3V以下になっている。
【0023】従って、本実施例のデータ転送装置が上記
入力状態の場合に、DTE装置の周辺機器30が接続さ
れると、信号線SDは、−3V以下になり、またDCE
装置の周辺機器30が接続されると、信号線RDは、−
3V以下になる。第1の比較器14では、−の入力端子
は信号線SDと接続されて信号線SDからの信号が入力
するとともに、+の入力端子は電圧VDDとVEEとによる
基準電圧、例えば−1.3Vが印加された信号線EDと
接続されており、これら入力の比較結果R1をI/Oポ
ート16に出力している。すなわち、第1の比較器14
は、基準電圧(−1.3V)より信号線SDの電圧が低
い場合(−3V以下の場合)、ハイレベルの信号を比較
結果R1として出力し、基準電圧より信号線SDの電圧
が高い場合(0Vの場合)、ローレベルの信号を比較結
果R1として出力している。
【0024】第2の比較器15では、−の入力端子は信
号線RDと接続されて信号線RDからの信号が入力する
とともに、+の入力端子は電圧VDDとVEEとによる基準
電圧、例えば−1.3Vが印加された信号線EDと接続
されており、これら入力の比較結果R2をI/Oポート
16に出力している。すなわち、第2の比較器15は、
基準電圧(−1.3V)より信号線RDの電圧が低い場
合(−3V以下の場合)、ハイレベルの信号を比較結果
R2として出力し、基準電圧より信号線RDの電圧が高
い場合(0Vの場合)、ローレベルの信号を比較結果R
2として出力している。
【0025】なお、第1及び第2の比較器14,15
は、例えば図2に示すように、IC化された1個の比較
器として構成することも可能である。I/Oポート16
は、第1及び第2の比較器14,15からの比較結果を
取り込んでCPU19に出力したり、上記取り込んだ比
較結果に応じたCPU19からのコントロール信号C1
〜C3を出力して、ドライバ12及びレシーバ13の動
作制御を行っている。
【0026】MSCI17は、データのパラレル/シリ
アル、又はシリアル/パラレル変換を行っており、CP
U19からのデータをパラレル/シリアル変換してドラ
イバ12に出力し、レシーバ13からのデータをシリア
ル/パラレル変換してCPU19に出力している。ま
た、MSCI17は、ドライバ12、レシーバ13及び
CPU19等と接続される他に、図示しないドライバ、
レシーバ及びコネクタを介して他のデータ転送装置と接
続されており、上記他のデータ転送装置との間でデータ
通信を可能としている。
【0027】CPU19は、I/Oポート16を介して
第1及び第2の比較器14,15からの比較結果を取り
込んでおり、上記比較結果に応じて周辺機器30がDT
E装置かDCE装置かの判定を行っており、この判定結
果に応じてコントロール信号C1〜C3を出力している。
すなわち、CPU19は、第1及び第2の比較器14,
15の比較結果R1,R2がともにハイレベルかローレベ
ルの場合には、判定不可として次の比較結果の入力待ち
となる。また、CPU19は、第1の比較器14の比較
結果R1がハイレベルで、かつ第2の比較器15の比較
結果R2がローレベルの場合には、周辺機器30がDT
E装置と判定し、自装置をDCE装置にするため、コン
トロール信号C1とC3をハイレベルにし、かつコントロ
ール信号C2をローレベルにして、I/Oポート16に
出力する。また、CPU19は、第1の比較器14の比
較結果R1がローレベルで、かつ第2の比較器15の比
較結果R2がハイレベルの場合には、周辺機器30がD
CE装置と判定し、自装置をDTE装置にするため、コ
ントロール信号C1とC3をローレベルにし、かつコント
ロール信号C2をハイレベルにして、I/Oポート16
に出力する。
【0028】次に、本実施例のインターフェース切替装
置の切り替え動作を図3のフローチャートに基づいて説
明する。図3において、まず周辺機器30との接続を行
って、電源を投入すると(ステップ101)、CPU1
9は、コントロール信号C1とC2をローレベル(0
V)、コントロール信号C3をハイレベル(5V)に設
定して、ドライバ12a,12b及びレシーバ13a,
13bが動作しないようにする。これにより、本実施例
のデータ転送装置は、DCE装置でもDTE装置でもな
い入力状態になる(ステップ102)。
【0029】次に、第1及び第2の比較器14,15
は、信号線SD,RDの電圧を入力して基準電圧と比較
し、その比較結果R1,R2をI/Oポート16を介して
CPU19に出力する。CPU19は、これら比較結果
を取り込むと、上記比較結果から周辺機器30がDCE
装置かDTE装置か判定する。ここでは、まず信号線S
Dの比較結果R1がハイレベルかローレベルか判断し
(ステップ103)、ローレベルの場合には、信号線R
Dの比較結果R2がハイレベルかローレベルか判断する
(ステップ104)。
【0030】ここで、信号線RDの比較結果R2がロー
レベルの場合には、ステップ102の入力状態に戻り、
CPU19は、判定待ちとなる。また、上記比較結果R
2がハイレベルの場合には、CPU19は、接続された
周辺機器30がDCE装置と判定し(ステップ10
5)、コントロール信号C1,C3をローレベルに、コン
トロール信号C2をハイレベルに設定し、I/Oポート
16を介して上記ドライバ及びレシーバに出力する。こ
のコントロール信号により、ドライバ12aとレシーバ
13aのみが動作可能な状態になって、本実施例のデー
タ転送装置をDTE装置とし(ステップ106)、周辺
機器30との間でデータ通信が実行できる。
【0031】また、ステップ103において、信号線S
Dの比較結果R1がハイレベルの場合には、信号線RD
の比較結果R2がハイレベルかローレベルか判断する
(ステップ107)。ここで、信号線RDの比較結果R
2がハイレベルの場合には、ステップ102の入力状態
に戻り、CPU19は、判定待ちとなる。また、上記比
較結果R2がローレベルの場合には、CPU19は、接
続された周辺機器30がDTE装置と判定し(ステップ
108)、コントロール信号C1,C3をハイレベルに、
コントロール信号C2をローレベルに設定し、I/Oポ
ート16を介して上記ドライバ及びレシーバに出力す
る。このコントロール信号により、ドライバ12bとレ
シーバ13bのみが動作可能な状態になって、本実施例
のデータ転送装置をDCE装置とし(ステップ10
9)、周辺機器30との間でデータ通信が実行できる。
【0032】従って、本実施例では、相手側の周辺機器
が接続された際の接続線の電圧状態に応じて上記周辺機
器がDTEかDCEか判定できるので、データ転送装置
の電源を投入するだけで、上記判定結果に応じて自装置
をDTE又はDCEに自動設定することができ、従来の
ように、ディップスイッチ等で設定するといった煩雑さ
がなくなり、ユーザは、DTE又はDCEを判断するこ
となく、本実施例のデータ転送装置を使用することがで
きる。
【0033】また、本実施例では、RS−232C規格
で定まっている信号線の状態変化を検出するので、周辺
機器インターフェースの種別を容易に判定できる。ま
た、本実施例では、上記周辺機器の種別判定に応じて、
複数のドライバやレシーバの中から該当する信号の入出
力方向の信号線に接続されたドライバとレシーバを動作
させるので、インターフェースの方向切り替えを人手を
介さず自動的に行うことができる。
【0034】なお、上記実施例では、複数のドライバと
レシーバを設けて、DTEとDCEの切り替えを行った
が、本発明はこれに限らず、例えば図4に示すように、
ドライバ12及びレシーバ13は1個づつとし、このド
ライバ12及びレシーバ13と接続線SD,RDをスイ
ッチ素子23〜26を介してそれぞれ接続させることも
可能である。そして、本実施例では、上述した実施例と
同様に、図示しない相手側周辺機器が接続された際の接
続線の電圧状態に応じて上記周辺機器がDTEかDCE
か判定して、この判定結果に応じたI/Oポート16か
らのコントロール信号によって、各スイッチ素子23〜
26の接続状態を切り替え可能にする。
【0035】すなわち、本実施例では、相手側周辺機器
がDTEの場合、ドライバ12と接続線RDが、またレ
シーバ13と接続線SDがそれぞれ接続されるように、
各スイッチ素子23〜26の接続状態を切り替え制御
し、相手側周辺機器がDCEの場合、ドライバ12と接
続線SDが、またレシーバ13と続線RDがそれぞれ接
続されるように、各スイッチ素子23〜26の接続状態
を切り替え制御する。
【0036】従って、本実施例でも、データ転送装置の
電源を投入するだけで、上記判定結果に応じて自装置を
DTE又はDCEに自動設定することができるととも
に、ドライバとレシーバの数を削減することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、信号
線を介して周辺機器が接続された際の信号線の状態変化
を検出し、前記検出された状態変化に応じて、前記周辺
機器のインターフェースの種別を判定し、前記判定結果
に応じて、自装置のインターフェースを切り替え、その
後に前記インターフェースを用いて前記周辺機器とデー
タ転送を行うので、接続相手である周辺機器の種類及び
インターフェースの切り替え設定を自動的に行い、周辺
機器との接続を容易に行うことができる。
【0038】請求項2においては、前記信号線の状態変
化の検出では、該信号線の電圧状態の変化を検出するの
で、信号線の状態変化を的確に検出して、周辺機器イン
ターフェースの種別判定が可能となる。請求項3におい
ては、前記自装置のインターフェースの切り替えでは、
当該インターフェースによる信号の入出力の方向を切り
替えるので、インターフェースの自動切り替えが容易に
行え、データ転送が可能となる。
【0039】請求項4では、周辺機器と信号線を介して
接続され、インターフェースを用いて該周辺機器とデー
タ転送を行うデータ転送装置において、前記周辺機器が
接続された際の信号線の状態変化を検出する検出手段
と、前記検出された状態変化に応じて、該周辺機器のイ
ンターフェースの種別を判定する判定手段と、前記判定
手段の判定結果に応じて、自装置のインターフェースを
切り替える切替手段とを備えたので、接続相手である周
辺機器の種類及びインターフェースの切り替え設定を人
手を介さずに自動的に行い、周辺機器との接続が容易に
なり、的確なデータ転送を行うことができる。
【0040】請求項5では、前記インターフェース切替
装置は、前記周辺機器接続前の前記信号線の状態を所定
電圧状態に設定する電圧設定手段を有し、前記検出手段
は、前記周辺機器接続の際に該所定電圧状態に設定され
た信号線の電圧状態の変化を検出するので、信号線の状
態変化を的確に検出して、周辺機器インターフェースの
種別判定が可能となる。
【0041】請求項6では、前記切替手段は、前記自装
置のインターフェースによる信号の入出力の方向を切り
替えるので、インターフェースの自動切り替えが容易に
行え、データ転送が可能となる。請求項7では、前記信
号線は、複数の信号線からなり、前記データ転送装置
は、該各信号線にそれぞれ接続されて前記周辺機器への
データ送信が可能な複数の送信手段と、該各信号線にそ
れぞれ接続されて前記周辺機器からのデータ受信が可能
な複数の受信手段を有し、前記切替手段は、前記判定手
段の判定結果に応じて、前記送信手段及び受信手段の中
からそれぞれ一の送信手段及び受信手段を動作させるこ
とによって、自装置のインターフェースによる信号の入
出力の方向を切り替えるので、信号の入出力の方向切り
替えをさらに容易に行うことができる。
【0042】請求項8では、前記信号線は、複数の信号
線からなり、前記データ転送装置は、該各信号線のうち
の一つの信号線と切り替え可能に接続されて前記周辺機
器にデータを送信する送信手段と、該各信号線のうち、
前記送信手段と接続された信号線とは別の一つの信号線
と切り替え可能に接続されて前記周辺機器からデータを
受信する受信手段を有し、前記切替手段は、前記判定手
段の判定結果に応じて、前記周辺機器と前記送信手段及
び受信手段とに接続されている各信号線を切り替えるこ
とによって、自装置のインターフェースによる信号の入
出力の方向を切り替えるので、信号の入出力の方向切り
替えをさらに容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターフェース切り替え方法を
用いたデータ転送装置の一実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1に示したインターフェース切替装置の要部
構成を示す回路図である。
【図3】同じくインターフェース切替装置の切り替え動
作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明に係るインターフェース切替装置の他の
実施例の要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 データ転送装置 11,32 コネクタ 12,12a,12b ドライバ 13,13a,13b レシーバ 14,15,22 比較器 16 I/Oポート 17 MSCI 18 バス 19 CPU 20 ROM 21 RAM 30 周辺機器 31 接続ケーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線を介して周辺機器が接続された際
    の信号線の状態変化を検出し、 前記検出された状態変化に応じて、前記周辺機器のイン
    ターフェースの種別を判定し、 前記判定結果に応じて、自装置のインターフェースを切
    り替え、その後に前記インターフェースを用いて前記周
    辺機器とデータ転送を行うことを特徴とするデータ転送
    装置のインターフェース切替方法。
  2. 【請求項2】 前記信号線の状態変化の検出では、該信
    号線の電圧状態の変化を検出することを特徴とする請求
    項1に記載のデータ転送装置のインターフェース切替方
    法。
  3. 【請求項3】 前記自装置のインターフェースの切り替
    えでは、当該インターフェースによる信号の入出力の方
    向を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ転送装置のインターフェース切替方法。
  4. 【請求項4】 周辺機器と信号線を介して接続され、イ
    ンターフェースを用いて該周辺機器とデータ転送を行う
    データ転送装置において、 前記周辺機器が接続された際の信号線の状態変化を検出
    する検出手段と、 前記検出された状態変化に応じて、該周辺機器のインタ
    ーフェースの種別を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に応じて、自装置のインターフ
    ェースを切り替える切替手段とを備えたことを特徴とす
    るデータ転送装置のインターフェース切替装置。
  5. 【請求項5】 前記インターフェース切替装置は、前記
    周辺機器接続前の前記信号線の状態を所定電圧状態に設
    定する電圧設定手段を有し、前記検出手段は、前記周辺
    機器接続の際に該所定電圧状態に設定された信号線の電
    圧状態の変化を検出することを特徴とする請求項4に記
    載のデータ転送装置のインターフェース切替装置。
  6. 【請求項6】 前記切替手段は、前記自装置のインター
    フェースによる信号の入出力の方向を切り替えることを
    特徴とする請求項4に記載のデータ転送装置のインター
    フェース切替装置。
  7. 【請求項7】 前記信号線は、複数の信号線からなり、
    前記データ転送装置は、該各信号線にそれぞれ接続され
    て前記周辺機器へのデータ送信が可能な複数の送信手段
    と、該各信号線にそれぞれ接続されて前記周辺機器から
    のデータ受信が可能な複数の受信手段を有し、前記切替
    手段は、前記判定手段の判定結果に応じて、前記送信手
    段及び受信手段の中からそれぞれ一の送信手段及び受信
    手段を動作させることによって、自装置のインターフェ
    ースによる信号の入出力の方向を切り替えることを特徴
    とする請求項4に記載のデータ転送装置のインターフェ
    ース切替装置。
  8. 【請求項8】 前記信号線は、複数の信号線からなり、
    前記データ転送装置は、該各信号線のうちの一つの信号
    線と切り替え可能に接続されて前記周辺機器にデータを
    送信する送信手段と、該各信号線のうち、前記送信手段
    と接続された信号線とは別の一つの信号線と切り替え可
    能に接続されて前記周辺機器からデータを受信する受信
    手段を有し、前記切替手段は、前記判定手段の判定結果
    に応じて、前記周辺機器と前記送信手段及び受信手段と
    に接続されている各信号線を切り替えることによって、
    自装置のインターフェースによる信号の入出力の方向を
    切り替えることを特徴とする請求項4に記載のデータ転
    送装置のインターフェース切替装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7404027B2 (en) 2004-10-28 2008-07-22 Nidec Sanyko Corporation Slave device in information processing system, operation control program for slave device, and operation control method for slave device
JP2009124648A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Sanden Corp 通信装置

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