JPH0828840B2 - ビデオ・イメージ・マッピング装置 - Google Patents

ビデオ・イメージ・マッピング装置

Info

Publication number
JPH0828840B2
JPH0828840B2 JP4100589A JP10058992A JPH0828840B2 JP H0828840 B2 JPH0828840 B2 JP H0828840B2 JP 4100589 A JP4100589 A JP 4100589A JP 10058992 A JP10058992 A JP 10058992A JP H0828840 B2 JPH0828840 B2 JP H0828840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
data
output
signal
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4100589A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662312A (ja
Inventor
レイモンド・シー・ブラックハム
フランク・エス・ローレンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Grass Valley Group Inc
Original Assignee
Grass Valley Group Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Grass Valley Group Inc filed Critical Grass Valley Group Inc
Publication of JPH0662312A publication Critical patent/JPH0662312A/ja
Publication of JPH0828840B2 publication Critical patent/JPH0828840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/04Texture mapping
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/2628Alteration of picture size, shape, position or orientation, e.g. zooming, rotation, rolling, perspective, translation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号処理、特
に、任意のマッピング関数に応じて、ある2次元平面内
のビデオ・イメージを他の2次元平面に変換する改良さ
れたビデオ・イメージ・マッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ライブ・ビデオ特殊効果の分野におい
て、できるだけ融通性を保って、あるイメージを他にマ
ッピングできることが望ましい。最新のテレビジョンに
は、ビデオ特殊効果が数多く用いられている。これらの
特殊効果には、回転、暴走族イメージ、イメージの折り
重ね及び折り戻し、異なる角度で実際の画像のプレーン
へのイメージ移動などの空間変換がある。
【0003】デジタル・ビデオ制作設備において、複合
形式かコンポーネント形式のいずれかであるビデオ・フ
ィールドを、一連のルミナンス、クロミナンス、キーイ
ング及び(可能ならば)連続したピクセル位置での深さ
位置として処理する。かかるビデオのフィールド又はフ
レームを一度にピクセルの1つのラインに転送するが、
これは、フィールドの左上から開始し、1つのラインを
横切って次のラインに移動する。その結果のデジタル信
号は、長方形のグリッドでサンプルされた2次元実数値
関数とみなせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるビデオ信号を表
すデータの流れを受け、これをソース(元の)座標系
(h、v)からディスティネーション(宛先)座標系
(x、y)にマッピングできるのが望ましい。簡単な線
形マッピングにとって、これは、ささいな問題である。
しかし、非線形であるか、複数対1であり、イメージを
マッピングできるマッピング処理にとって、複雑な方法
で得たイメージが歪み、折り返されていても、高速で効
果的な変換メカニズムは、達成するのが非常に困難であ
る。
【0005】かかるマッピング・システムの例は、クワ
ンテル社(Quantel Limited )に譲渡された米国特許第
4563703号、第4709393号及び第4757
384号に開示されている。このビデオ信号処理システ
ムの要点の1つは、マッピングされたアドレスを発生す
る方法である。米国特許第4709393号公報の第5
欄第29行から第6欄第24行に記載されている如く、
マッピングの形をコンピュータが発生して、ディスク蓄
積装置に蓄積する。このディスク蓄積装置のアクセス
は、ビデオ速度に対して遅いので、空間的及び時間的に
アドレス補間を行う。(時間的補間は、他のビデオ・フ
レームにより時間的に分離された2つのビデオ・フレー
ム間の補間である。)この米国特許の発明者は、「この
技術は、制作した画像にいかなる顕著な劣化ももたらさ
ないことが分かった。」と述べているが、ある形式の画
像では、これら補間技術が大きな悪影響を及ぼす。
【0006】米国特許第4709393号に開示された
ビデオ信号処理システムの他の要点は、この米国特許公
報の第3及び第4図と、第3欄第6行から第4欄第43
行に示されている。マルチプライア(乗算器)、加算器
及びフレーム蓄積装置の4チャンネルが、一連の読出し
処理及び書き込み動作により、出力ビデオ・フレーム内
の4つの隣接したピクセルの集合に入る画素を処理す
る。4個の分離したフレーム蓄積装置内の同じピクセル
の内容を、読出し時に、互いに加算する。4個の完全な
フレーム蓄積メモリを用いずに、4つの隣接した出力ピ
クセルデータを累積できるのが望ましい。
【0007】したがって、本発明の目的は、メモリ資源
をより効果的に使用し、時間的及び空間的処理手段を導
入することなくビデオ・イメージを処理するのに十分高
速に動作するビデオ・イメージ処理の新たなアプローチ
の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるビデオ・マ
ッピング・システムは、重み係数発生器及び2次元再サ
ンプリング(リサンプリング)・フィルタを備えてお
り、これらは、メモリ資源を効率的に利用し、時間的及
び空間的補間による装置を導入することなく、ビデオ・
イメージの流れを処理するのに十分な程、高速に動作す
る。このシステムは、非線形及び複数対1のマッピング
を行うことができるので、ターゲット(ディスティネー
ション)座標系の2次元平面に画像を発生するために、
複雑な方法で、ソース2次元平面でのビデオ・イメージ
を折り重ねることができる。このマッピングの制限は、
個々に連続で、単一に見積もられることに過ぎない。
【0009】本発明の1つの観点によれば、本発明の方
法は、領域の各配列内の頂点A、B、C及びDを有する
4辺形の領域を定める。この方法は、次のステップより
成る。すなわち、(a)座標を変換して、領域の配列の
中央に原点Oを配置する。(b)原点を通過するx軸及
びy軸と交差する4辺形の周辺を線A−B、B−D、D
−C及びC−Aがどのように形成するかに応じて、複数
の幾何学的場合のどれが関連するかを求める。(c)求
めた場合に基づいた比率確認回路の入力に適切なように
座標データを切り替える。(d)切り替えた座標データ
から2次3角比を確定する。(e)1次3角領域AB
O、BDO、DCO及びCAOを計算する。(f)2次
3角領域を得るのに求めた場合に応じて、1次3角領域
及び2次3角領域を乗算する。(g)複数の領域の各々
の中にある4辺形の比を得るのに求めた場合に応じて、
1次3角領域と2次3角領域とを組み合わせて、これら
領域の各々の重み係数を発生する。
【0010】本発明の他の観点によれば、ソース・ビデ
オ・イメージからのピクセルの入力の流れをディスティ
ネーション座標系にマッピングし、リサンプリングによ
りろ波して、出力ビデオ・フィールドを発生する。特定
のディスティネーション・ピクセルに当てた総ての入力
ピクセルの総ての位置の寄与を累積して、ディスティネ
ーション・ピクセルのルミナンス、クロミナンス成分、
キーイング及び深さの値を発生する。2次元リサンプリ
ング・フィルタは、ビデオ・データを重み係数と乗算し
て重み付けされたビデオ・データ要素を発生する乗算器
と、入力ピクセルが出力ピクセルと同じ時を識別する比
較器と、同じ出力ピクセルに関連し重み付けされたビデ
オ・データ要素を動作和(ランニング・トータル)に累
積するアキュムレータ(累積器)と、そのピクセルに関
連した付加データがない時を判断し、累積したランニン
グ・トータルを出力する回路とを具えている。同じディ
スティネーション空間にマッピングされた多くの層を、
深さ、透明度、その他の要素に応じて、組み合わせる。
このアプローチにおいて、アンチエリアシング・フィル
タは必要である。
【0011】本発明の要旨は、本願明細書の特許請求の
範囲に特に指摘してある。しかし、本発明の構成、動作
方法、その他の利点及び目的は、添付図を参照した以下
の説明より理解できよう。
【0012】
【実施例】図2は、ソース座標系の長方形をディスティ
ネーション座標系の4辺形にどのようにマッピングする
かを示す図である。ここでは、左側のソース座標系
(h、v)内のピクセルを、右側のディスティネーショ
ン座標系(x、y)にマッピングする。ソース座標系の
ピクセル(3、1)を、ディスティネーション座標系
(x、y)内で斜線により強調して示す。このマッピン
グを、ソース座標系内の長方形ピクセルの隅の座標に適
用する。よって、ソース座標系内の各ピクセルが長方形
(ここでは矩形として示す)であると、ディスティネー
ション座標系においては、通常、この長方形は、マッピ
ング関数で決まる任意の4辺形になる。ディスティネー
ション座標系にマッピングされた4辺形は、ディスティ
ネーション座標系内の他の4辺形と、連続的に、直接隣
接する。
【0013】図3は、1つのディスティネーション・ピ
クセルをカバーする16個のソース・ピクセルのマッピ
ングした領域を示す。このディスティネーション・ピク
セルが発生すると、このピクセルのルミナンスは、ピク
セルの領域のどれくらいがディスティネーション・ピク
セル内かに応じて、これらのソース・ピクセル又はソー
ス・ピクセルの部分の総てのルミナンス値の重み付け平
均となる。「部分」を示す記号p及び「総て」を表す記
号aを用いると、以下のソース・ピクセルがこのディス
ティネーション・ピクセルの値に寄与していることが分
かる。そのソース・ピクセルとは、p2、p3、p5、
p6、p7、p8、p9、a10、p11、p12、p
13、p14、p15である。
【0014】必要なこと、そして、本発明のシステムが
達成することは、ソース座標系からディスティネーショ
ン座標系ピクセルの値に適切な重み付けでマッピングさ
れた4辺形の各々の寄与を累積する方法である。この処
理において用いる適切な重み付けを計算する1つの方法
を次に説明する。なお、別のアプローチも可能である。
【0015】マッピング関数のインプレメンテーション
の制限は、前の大きさのルート2分の1以上のピクセル
の幅が許されないことである。これにより、マッピング
されていない4辺形(ソース座標系の1ピクセルを表す
4辺形)は、ディスティネーション座標系の4個より多
いピクセルに当たらないことを保証する。この大きさの
制限を緩めるには、重み係数発生器に4より大きい数、
例えば9の係数と、2次元リサンプリング・フィルタの
4より大きい数のバンク(ターゲット2次元平面、即
ち、ディスティネーション座標系でのピクセル)と、4
より大きい数のバンク内の奇数/偶数フィールド・メモ
リのセグメントを発生させる。
【0016】図4〜図7において、ディスティネーショ
ン座標系平面が4つのピクセル形式で構成されていると
みなしている。これら4つのピクセルとは、偶数のxと
偶数のyである00と、奇数のxと偶数のyである01
と、偶数のxと奇数のyである10と、奇数のxと奇数
のyである11である。マッピングした4辺形の最大サ
イズでの上述の制限により、ディスティネーション座標
系ピクセルのこれら形式の各々(バンク組み合わせ)
が、1個のマッピングした4辺形から入力値を受けるこ
になる。図4は、4辺形が、左上のピクセルが00で
あるピクセルのバンク組み合わせに当たることを示す。
図5は、4辺形が、左上のピクセルが01であるピクセ
ルのバンク組み合わせに当たることを示す。図6は、4
辺形が、左上のピクセルが10であるピクセルのバンク
組み合わせに当たることを示す。図7は、4辺形が、左
上のピクセルが11であるピクセルのバンク組み合わせ
に当たることを示す。
【0017】各4辺形に対して、マッピングされた
(x、y)ピクセルの各々に当たる領域の大きさを決
め、その領域をその4辺形に関連したルミナンス(又は
他の)値と乗算し、その結果をそのピクセル用のルミナ
ンス(又は他の)値に累積する必要がある。
【0018】図1は、本発明によるビデオ・イメージ・
マッピング・システムの全体的なブロック図を示す。入
力ビデオ信号からのタイミング信号をマッピングされた
アドレスを発生する発生器(マッピングされたアドレス
発生器と呼ぶ)10に供給する。この発生器10は、タ
イミング信号を用いて、ソース座標系(h、v)内のピ
クセルの隅のアドレスを順次発生する。例えば、図2の
場合、ピクセル(3、1)の左上の隅(2.5、0.
5)を先ず発生する。次に、ピクセル(4、1)の左上
隅を(3.5、0.5)としてマッピングして、ピクセ
ル(3、1)の右上隅を決定する助けにする。同様に、
ピクセル(3、2)の左上隅を次のラインに(2.5、
1.5)としてマッピングして、ピクセル(3、1)の
左下隅を決める助けにする。最後に、ピクセル(4、
2)の左上隅をマッピングして、ピクセル(3、1)の
右下隅を決定する助けにする。
【0019】次に、マッピングされたアドレス発生器1
0は、これらアドレスにマッピング関数を与えて、ディ
スティネーション座標系(x、y)内にえられた4辺形
の隅のアドレスを発生する。種々のマッピング・アルゴ
リズムを使用することができるが、その1つは、ハーコ
ート・ブレイス・ジョバノビッチ(Harcourt−
Brace−Jovanobich)のアカデミック・
プレス・インク(Academic Press,In
c.)が1990年に発行したジェラルド・ファリン
(Gerald Farin)の「コンピュータ援助幾
何学的設計用曲線及び面」の第2版に記載されている。
【0020】図8は、ディスティネーション座標系内の
隅A、B、C及びDにより決まる4辺形の一例を示す。
これら隅の座標は、(AX、AY)、(BX、BY)、(C
X、CY)及び(DX、DY)である。入力長方形の隅を出
力座標系内の非整数位置にマッピングするので、マッピ
ングされたアドレス発生器10が発生したアドレスは、
入力アドレスよりも長くなる。マッピングされたアドレ
ス発生器が発生したアドレスは、隅が入り込む出力ピク
セルを決定するピクセル部分と、出力ピクセル内の隅の
位置を示すサブピクセルとを含んでいる。再び図1を参
照する。マッピングされたアドレス発生器10は、4辺
形の隅の縦座標及び横座標成分AX、AY、BX、BY、C
X、CY、DX及びDY(以下、AX・・・DYという)を原
点変換回路12に供給する。
【0021】原点変換回路12は、最小X値及び最小Y
値(Xmin,Ymin)を見つける。値Xmin及び
Yminを切り捨てるので、それらの最下位ビット(L
SB)は2個のピクセルを水平的に表すと共に、2個の
ラインを垂直的に表す。また、これらピクセルのアドレ
ス(マイナス1LSB)を4個の2次元リサンプリング
・フィルタ16のバンク・セットに送る。Xの切り捨て
た値をバンク01及び11に送る一方、切り捨てた値プ
ラス最上位切り捨てビットをバンク00及び10に送
る。Yの切り捨てた値をバンク10及び11に送る一
方、切り捨てた値プラス最上位切り捨てビットをバンク
00及び01に送る。
【0022】ピクセル・アドレスの最下位X及びYビッ
トは、図4〜図7に示す4つの場合のどれが生じるかを
特定する。バンク・セット(バンク組み合わせ)形式の
情報(バンク・セット内のピクセルの配置状況を表す)
のこれら2ビット(バンク・セット選択信号)を重み係
数発生器14に送る。さらに詳細に後述する如く、重み
係数発生器14のマルチプレクサ制御ロジックは、入力
サブピクセル・アドレス及びその結果発生した係数の経
路を変更するので、4個のバンク間の空間関係の特定形
式用の2次元リサンプリング・フィルタ16の4個のバ
ンクに正しい係数を供給する。
【0023】また、原点変換回路12は、AX・・・DY
アドレスのサブピクセル部分を重み係数発生器14に送
る。重み係数発生器14がこの情報からどのように係数
を発生するかを、以下に詳細説明する。重み係数発生器
14は、00、01、10及び11の各バンク用に係数
を発生し、2次元リサンプリング・フィルタ16の4個
のバンクに係数を送る。
【0024】4個の値(AX、AY)、(BX、BY)、
(CX、CY)及び(DX、DY)の総てを受けるまで、重
み係数回路14の処理が生じない。よって、(AX、A
Y)座標データを、(DX、DY)座標に達するまで、1
ピクセルと1ライン遅延だけ、遅延させる。同様に、
(BX、BY)座標データを1ライン遅延だけ遅延させ、
(CX、CY)座標データを1ピクセル遅延だけ遅延させ
る。採用したインプレメンテーションにおいて、マッピ
ングされたアドレス発生器10は、これら遅延を含んで
おり、同時に各4辺形用の4個の隅のアドレスの総てを
発生する。
【0025】2次元リサンプリング・フィルタ16は、
ルミナンス(L)、クロミナンス(C)及びキーイング
(K)を含む入力ビデオ情報と、と共に原点変換回路1
2からのピクセル・アドレスとを受ける。2次元リサン
プリング・フィルタ16は、マッピングされたアドレス
発生器10からのZ(深さ)値と、重み係数発生器14
からの係数も受ける。詳細に後述する如く、2次元リサ
ンプリング・フィルタ16は、これらピクセル・アドレ
ス及び重み係数に応じて、入力信号L、C、K及びマッ
プZをフィルタ処理して、ディスティネーション座標系
(x、y)内のL、C、K及びZを含む出力ビデオ・サ
ンプルを発生し、それを奇数フィールド・メモリ18及
び偶数フィールド・メモリ20に供給する。この2次元
リサンプリング・フィルタは、ビデオ・イメージのいず
れの側面を示すかを含むアドレス情報を奇数及び偶数フ
ィールド・メモリ18及び20に送る。
【0026】出力ビデオ・タイミング信号は、スタジオ
環境において供給されるが、1フレーム期間プラス又は
マイナス約10ラインだけ入力ビデオ・タイミング信号
を遅らさなければならない。種々のこのタイミングは、
システムのセットアップにおいて、オペレータが操作す
る。これらタイミング信号を水平及び垂直カウンタ22
に供給して、奇数/偶数フィールド信号及び出力アドレ
スを発生する。これら出力アドレスの小数部分を補間回
路(補間器)26に供給し、これら出力アドレスの整数
部分、すなわち、ピクセル部分を奇数フィールド・メモ
リ18及び偶数フィールド・メモリ20に送る。
【0027】2次元リサンプリング・フィルタ16から
の出力ビデオの交互のフィールドを、水平及び垂直カウ
ンタ22からの奇数/偶数フィールド信号の状態に応じ
て、奇数及び偶数フィールド・メモリ18及び20に蓄
積し、これらメモリから読出す。インバータ(位相反転
器)24により、これら理想的なフィールド・メモリ1
8及び20が奇数/偶数フィールド信号の逆位相を蓄積
したり読出したりできる。
【0028】補間器26は、その入力の4つのバンクの
総てからビデオの奇数及び偶数フィールドの両方を受
け、これらをビデオの1つの流れに積分すると共に、こ
のビデオの流れの点の間を補間して、イメージを拡張で
きるようにする。重み係数発生器及び2次元リサンプリ
ング・フィルタ内でハードウェア管理を行えるようにし
て、出力座標空間にマッピングした入力4辺形がその前
の大きさの平方根2分の1より大きくできないという制
限により、入力信号の圧縮のみができない。本発明によ
れば、補間器により、マッピング及び処理を行った後
に、出力イメージの拡張を可能にすることにより、全体
的なシステムは、この制限が存在しないかのように動作
できる。
【0029】図8を参照する。図8内の4辺形の領域
は、3角形CAO,ABO及びBDOの領域の和から3
角形DCOの領域をマイナスしたものである。3角形の
領域は、この3角形の同じ頂点から開始した2つの側部
のクロス乗積(cross product)の対数係数(modulus
)の半分である。例えば、ABOの領域は1/2||
ベクトルOA×ベクトルOB||である。両方のベクト
ルはxy平面内であるので、これらクロス乗積は、その
平面に対して直角であり、z軸に対して平行であり、x
又はy成分がない。クロス乗積のz成分は、右回り方向
に計ったベクトルOA及びベクトルOB間の角度が0と
−180度の間ならば、正(ページ内)であり、その角
度が0と+180度の間ならば、負(ページ外)であ
る。
【0030】図8の4辺形の領域は、[ベクトルOA×
ベクトルOB+ベクトルOB×ベクトルOD+ベクトル
OD×ベクトルOC+ベクトルOC×ベクトルOA]の
Z成分の−1/2である。上述の順序において、OD及
びOC間の角度は負なので、その結果の符号は正であ
り、総てが負であった他の結果の部分をキャンセルす
る。よって、上述の計算では、確かに結果(ABO+B
DO−CDO+CAO)を発生した。
【0031】(マイナス符号を除いた)上述の計算によ
り、点ABCDが4辺形の周辺で右回り方向に発生すれ
ば、負の結果が生じ、これら点が左回りの方向に発生す
れば、正の結果が生じる。図9において、入力スキャン
の順序は、1つのラインのAB、そして次のラインのC
Dに対応するので、入力画像の正面側が出力画像の正面
側に残るとき、ABCDの右回り方向が生じ、入力画像
の背面側が出力画像の正面側にマッピングされたとき、
左回り方向が生じる。
【0032】図8において、バンク00内の4辺形部分
は、3角形O[CA]X A及びOA[AB]Y の和マイ
ナスO[DC]X [DC]Yの領域である。点[CA]X
は、ラインCAがx軸と交差する点であり、点[A
B]Y は、ラインABがy軸と交差する点である。同様
に、点[DC]X 及び[DC]Y は、ラインDCがx軸
及びy軸と各々交差する点である
【0033】図8におけるバンク01内の4辺形の部分
は、3角形O[AB]Y B及びOBDの和マイナス3角
形O[DC]Y Dである。そして、バンク10内の同じ
4辺形の部分は、3角形OC[CA]X マイナス3角形
OC[DC]X である。この4辺形には、バンク11内
の部分がない。
【0034】図10及び次の幾何学的場合の式を参照す
る。可能性のある12個の場合総てに対して、OABの
如き1次3角形領域とO[DC]YCの如き2次3角形
領域のある組み合わせにより、各バンク内の4辺形内の
領域(面積)を所望に計算できることが理解できよう。
実際には、48個の可能な補助的な場合があるが、回転
によりこれらを総て次の12個の場合の1個にマッピン
グできる。
【0035】 幾何学的場合の式 場合1: 4辺形01=OAB+OBD+ODC+OCA 4辺形00=0 4辺形10=0 4辺形11=0 場合2: 4辺形01=OAB+OBD+ODC−O[DC]YC+O[CA]YA 4辺形00=O[DC]YC+OCA−O[CA]YA 4辺形10=0 4辺形11=0 場合3: 4辺形01=OAB+OBD+ODC−O[DC]XC+O[CA]YA 4辺形00=O[CA]XA−O[CA]YA 4辺形10=OCA−O[CA]XA+O[DC]YC 4辺形11=O[DC]XC−O[DC]YC 場合4: 4辺形01=OAB+OBD+ODC−O[DC]YC+O[CA]YA 4辺形00=O[CA]XA−O[CA]YA+O[DC]YC−O[DC] XC 4辺形10=OCA−O[CA]XA+O[DC]XC 4辺形11=0 場合5: 4辺形01=OBD+ODC−O[DC]YC+O[AB]YB 4辺形00=OAB−O[AB]YB+OCA+O[DC]YC 4辺形10=0 4辺形11=0 場合6: 4辺形01=OBD+ODC−O[DC]YC+O[AB]YB 4辺形00=OAB−O[AB]YB+O[CA]XA+O[DC]YC−O [DC]XC 4辺形10=OCA−O[CA]XA+O[DC]XC 4辺形11=0 場合7: 4辺形01=OBD+ODC−O[DC]XC+O[AB]YB 4辺形00=OAB−O[AB]YB+O[CA]XA 4辺形10=OCA−O[CA]XA+O[DC]YC 4辺形11=O[DC]XC−O[DC]YC 場合8: 4辺形01=OBD+ODC−O[DC]XC+O[AB]YB 4辺形00=OAB−O[AB]YB+O[CA]XA 4辺形10=O[CA]YA−O[CA]XA 4辺形11=OCA−O[CA]YA+O[DC]XC 場合9: 4辺形01=OBD+ODC−O[DC]XC+O[CA]XA−O[CA] YA +O[AB]YB 4辺形00=OAB−O[AB]YB+O[CA]YA 4辺形10=0 4辺形11=OCA−O[CA]XA+O[DC]XC 場合10: 4辺形01=OBD+ODC−O[DC]XC+O[AB]YB 4辺形00=O[AB]XB+O[AB]YB 4辺形10=OCA+OAB−O[AB]XB+O[DC]YC 4辺形11=O[DC]XC−O[DC]YC 場合11: 4辺形01=OBD+ODC−O[DC]YC+O[AB]YB 4辺形00=O[AB]XB−O[AB]YB+O[DC]YC−O[DC] XC 4辺形10=OCA+OAB−O[AB]XB+O[DC]XC 4辺形11=0 場合12: 4辺形01=OBD−O[BD]XD+O[AB]YB 4辺形00=OAB−O[AB]YB+O[CA]XA 4辺形10=OCA−O[CA]XA+O[DC]YC 4辺形11=ODC−O[DC]YC+O[BD]XD
【0036】よって、3角形領域を加算及び減算するこ
とにより、4個のバンクのセット内の各バンク内に入る
4辺形の面積を計算できる。本発明の回路及び方法は、
これら3角形の領域を適切に加算したり減算して2次元
リサンプリング・フィルタの各バンク内で用いるための
係数を得るように、これら領域を決める手段を含まなけ
ればならない。
【0037】再び図8を参照する。[AB]Y のx座標
は0である。[AB]Y のy座標は、AY +(BY −A
Y )*(−AX )/(BX −AX )に等しく、これは、
(AY BX −AX BY )/(BX −AX )に等しい。そ
して、A[AB]Y Oの領域は、1/2(AX [AB]
Y −AY [AB]X )であり、これは、OAB*(AX
)/(BX −AX )に簡略化できる。
【0038】4個のバンクには、局部的な原点からの距
離が、各軸に沿った1ユニットより遠い部分がないこと
に留意されたい。さらに、AX及びBXがy軸の反対側
にあり、これらは反対の符号なので、比(AX)/(B
X−AX)の大きさが1以下になる。また、AX及びB
Xはy軸の反対側で、反対の符号であり、等しくないの
で、分母がゼロにならない。AX及びBXが反対側でな
ければ、ベクトルABはy軸と交差しない。
【0039】(AX )/(BX −AX )の如き単純な比
として解決できる問題を減らすことは、非常に望まし
い。その理由は、これがわずか2つのパラメータを含
み、インプレメンテーションを経済的にするからであ
る。これらパラメータの各々は、情報の丁度7ビットに
より相応に定義できるならば、その結果の比を1638
4×16のルックアップ・リード・オンリ・メモリ(R
OM)から見つけることができる。そして、(BX )/
(BX −AX )=1−(AX )/(BX −AX )なの
で、1つの比のみを直接計算しなければならず、また、
その結果の2の補数の符号化していない解釈、即ち、1
からの減算を行うことにより、他のものを見つけること
ができる。図10において、4辺形のエッジが軸と4回
より多く交差していない点に留意されたい。よって、4
つの比は、(4つのバンク・セット・インプレメンテー
ションにとって)依然計算する必要のある最大である。
【0040】図11及び12は、重み係数発生器14の
ブロック図である。1次3角形ABO、BDO、DCO
及びCAOの領域を、乗算器100〜107及び加算回
路108〜111により計算する。例えば、乗算器10
0がAX及びBYを互いに乗算し、乗算器101がAY
及びBXを互いに乗算し、加算回路108がこれらの差
を求めて、3角形ABOの領域であるベクトル積を発生
する。出力信号が順次供給される際に、1桁右にシフト
することにより、これら二重領域が回路の下流に進むに
つれて、これら二重領域を2で分割する。加算回路10
8〜111の出力信号、即ち、4個の1次3角形の領域
マルチプレクサ(MUX)112及び124と、マル
チプレクサ加算/減算及び回転制御ロジック回路119
とに供給する。
【0041】各々が7ビット幅のAX ・・・DY サブピ
クセル座標信号をマルチプレクサ113、場合判断及び
マルチプレクサ制御ロジック114並びに乗算器100
〜107に供給する。場合判断及びマルチプレクサ制御
ロジック114は、これら値及び図10に示す場合が付
随するバンク・セット選択信号(ピクセル・アドレスL
SB)から判断を行う。この情報により、マルチプレク
サ制御ロジック114は、適切なMUX制御信号1をマ
ルチプレクサ113及び112に供給できる。
【0042】マルチプレクサ113において、MUX制
御信号1により、セットAX ・・・DY からの適切な信
号対をリード・オンリ・メモリ(ROM)115〜11
8に供給できる。これら信号対は、上述の例で用いた
(AX )/(BX −AX )の比の如き比を計算するのに
必要なものである。なお、これら比は、同じ例から、A
[AB]Y Oの如き2次3角形の領域を得るのに必要で
ある。比の対の値が、これら比を蓄積するROM115
〜118のアドレスを選択する。次に、ROM115〜
118の出力端にこれら比を発生して、マルチプレクサ
120〜123の入力端に供給する。
【0043】図10内にどの幾何学的場合が含まれるか
を示すMUX制御信号1は、マルチプレクサ112も制
御するので、これら入力端の1次3角形の値を適切な出
力端に切り替えて、乗算器120〜123にて、ROM
115〜118からの比と組み合わせる。これら比と1
次3角形の値との乗算により、乗算器120〜123の
出力端に2次3角形の値を発生する。
【0044】マルチプレクサ加算/減算及び回転制御ロ
ジック119は、x及びy切り捨てアドレスの最下位ビ
ット、場合判断及びマルチプレクサ制御ロジック114
からのMUX制御信号1、加算回路108〜111から
の1次3角形値の各々の符号ビット、並びに乗算器12
0〜123からの2次3角形値の各々の符号ビットを受
ける。このロジック119は、これら信号を用いて、適
切なMUX制御信号2及び3並びに加算/減算制御信号
を発生する。このマルチプレクサ加算/減算及び回転制
御ロジック119は、ロジック・ゲート、ROMルック
アップ又は他の組み合わせロジック手段としてインプリ
メントできる。
【0045】MUX制御信号2及び加算/減算制御信号
は、マルチプレクサ124及び加算/減算器(回路)1
25のノードを制御し、幾何学的場合等式の表から適切
な等式のセットを発生し、付随する場合に対する4つの
00、01、10及び11信号を発生する。
【0046】加算/減算回路125内の加算回路126
〜134の各々は、加算/減算制御信号により指示され
て、その入力を加算するか、一方の入力を他方の入力か
ら減算するかその逆であるか、その入力の1つを変化さ
せずに通過させるか、ゼロを出力するかする。代わりの
インプレメンテーションでは、加算ノードは融通性や有
能性がないが、より多くのマルチプレクス動作を必要と
して、信号を正しい符号を伴って加算回路の入力端に切
り替える。2入力加算回路は、その出力を発生するのに
2クロック・サイクルを必要とする。3入力加算回路
は、実際には、2個の2入力加算回路を直列にし、結果
を得るのに4クロック・サイクルを必要とする。加算/
減算回路を通過する経路の総てである3つの経路は、6
クロック・サイクルの長さがあるが、遅延要素135、
136及び137が含まれておらず、これら経路に2ク
ロック・サイクル遅延が付加されるならば、入力A/S
IN7、A/SIN10及びA/SIN13から加算回
路132、133及び134への経路は、各々わずか4
クロックの長さである。
【0047】加算/減算器の入力に関する次の表は、ど
の項目を加算/減算器125の入力端にどの入力端に供
給するかを示している。これら入力をとにかく使用する
際、これら入力のいくつかは、常に同じことに留意され
たい。加算/減算回路126〜134のノードに入力を
無視する機能を与えると、これら入力ラインは、示され
たゼロ状態を達成するのに、マルチプレクスする必要が
ないが、入力ラインが常に発生する信号をハードウエア
的に受けるようにでき、この表に示すブランクを達成す
るように無視できる。この表の値に符号がないが、加算
/減算制御信号により、上述の幾何学的場合等式の表に
示した等式を作る符号を適用する。
【0048】
【表1】
【0049】なお、a=OAB、b=OBD、c=OD
C、d=OCA、ax=O[AB]X B、bx=O[B
D]X D、cx=O[CA]X A、dx=O[DC]X
C、ay=O[AB]Y B、by=O[BD]Y D、c
y=O[CA]Y A、dy=O[DC]Y Cである。
【0050】MUX制御信号3により、マルチプレクサ
136は、バンク00、01、10及び11の4つの形
式の各々に対する出力に適切な係数を与える。これを行
うためには、マルチプレクサ加算/減算及び回転制御ロ
ジック119は、バンクのどの形式が変換された原点の
左上になるか、また、どの副場合(サブケース)が含ま
れるかを考察するので、マルチプレクサ135にその出
力ラインの各々に適切な係数を与えるように指示でき
る。再び図1において、図11及び12に示した重み係
数発生器14が発生した4つの重みを2次元リサンプリ
ング・フィルタ16の夫々のバンクに供給する。
【0051】フィルタの4個の理想的バンクの1個を図
13及び図14に示す。これら4個のバンクの総べて
は、上述の如く、同じデータ情報及びアドレスを受け
る。乗算器200は、実際には、4個の独立した乗算器
であり、1個はルミナンス・データ用であり、1個はク
ロミナンス・データ用であり、1個はキーイング・デー
タ用であり、1個は深さデータ用である。乗算器200
に入力する図示の入力データの46ビットは、ルミナン
ス(Y)データの10ビットと、クロミナンス(C)デ
ータの10ビットと、キーイング(K)データの10ビ
ットと、深さ(Z)データの16ビットとを含んでい
る。
【0052】符号/絶対値分離器202に供給される係
数データの12ビットは、係数の符号情報の1ビット
と、絶対値の11ビットとに分離される。入力アドレス
・データは、x軸の9ビットと、y軸の8ビットとを含
んでおり、各々のピクセル部分の最下位ビットは、既に
バンク・セット選択用に用いられている。係数データか
らの符号ビットをこのアドレス・データと組み合わせ
て、折られた事象のイメージの正面及び背面側とを区別
する。上述から判る如く、イメージの正面がベクトル乗
算処理にて負の値を発生するが、背面は正の符号を発生
する。以下の奇数及び偶数フィールド・メモリ18及び
20の説明において、このビットを用いて、別々のメモ
リ内に蓄積された正面及び背面イメージを維持すること
が判る。
【0053】乗算器200は、データY、C、K及びZ
の各部分を係数データの11ビットと乗算して、21ビ
ット又は27ビットの結果を発生する。この結果を丸め
込みして、16ビットにディザリングする。効果的なデ
ィザリング技法は当業者に周知であるが、好適な1つ
は、プレンティス・ホールが1984年に発行したジャ
ヤント(Jayant)及びノル(Noll)著「波形のデジタル
・コーディング」164〜175ページに開示されてい
る。各々が16ビットの4チャンネルにおいて、アドレ
スが遅延要素219から現われ、ラッチ220に存在す
ると同時に、データの64ビットの結果が加算回路20
4に表われる。すなわち、遅延要素219は、乗算器2
00を介しての遅延がディザリングの丸め込みに一致す
る。
【0054】ラッチ206、212、214及び216
の総べては、実際には、ラッチの4セットであり、各々
がデータY、C、K及びZの形式の1つ用である。加算
回路204は、ゼロ・クロック遅延であり、次のデータ
が入力端に現われた後の次のクロックにおいて、新たな
データ及びマルチプレクサ210の出力の和が、ラッチ
206の出力端に現われる。
【0055】制御ステート・マシン262(図14の右
下)は、垂直及び水平同期情報を受け、4つの出力信号
であるLF(ライン・フラッシュ)、AV,NFL(ア
クティブ・ビデオ、非第1ライン)、LL+1(最終ラ
イン・プラス1)及びSOL−1(ラインの開始マイナ
ス1)を発生する。SOL−1は、遅延ラッチ264及
びインバータ231を通過後、/SOL(ラインの開始
の反転)となる。乗算器200による遅延に対して、S
OL−1及びSOL信号のタイミングを調整して、デー
タ経路とアドレス経路の対応遅延219とに対して、デ
ィザリング丸め込みを行う。ビデオの各ラインの終了
後、最初の3クロック・サイクル期間中、信号LFはア
クティブ高であるので、ラッチ232、234、23
6、254、256、258、212、214及び21
6は、ラッチを行う。論理和ゲート229により、LF
は信号STEP・OUT(ステップ・アウト)と論理和
処理され、信号LFS(ライン・フラッシュ/ステッ
プ)を発生し、これと、通常のライン内動作を達成す
る。第1ラインを除いて、ビデオのライン期間中、A
V、NFLはアクティブであるが、垂直及び水平同期期
間中はそうではない。SOL−1は、水平同期期間中に
アクティブである。
【0056】水平同期期間中、アクティブなSOL−1
信号は、単一のビット・ラッチ254をリセットし、反
転入力アンド・ゲート255をディスクリートすること
により、デコーダ252が同時にそれをセットするのを
禁止する。アクティブなSOL−1信号は、オア・ゲー
ト257及び259を介して、単一ビット・ラッチ25
6及び258をセットする。さらに後述するごとく、こ
れら単一ビット・ラッチ254、256及び258を通
常用いて、前のラインからのデータを累積する期間中に
用いたデータの軌跡を保持する。アクティブなSOL−
1信号により、オア・ゲート245の出力が高になり、
いずれにせよ、ダウン・カウンタ260がFIFO(Fi
rst-In-First-Out)230の出力をロードする。このア
クティブのSOL−1は、(データ路の)ラッチ206
をリセットする。
【0057】しかし、ビデオのフィールドの第1ライン
期間中の2次元リサンプリング・フィルタ16の動作を
初めに試験したので、これら単一ビット・ラッチ25
4、256及び258と、アドレス・ラッチ232、2
34及び236と、データ・ラッチ212、214及び
216との通常動作、並びにFIFO228、230及
び208の出力を阻止する。これは、ビデオの新たなフ
ィールドの第1ライン期間中に、信号AV,NFLが非
アクティブ低であり、ダウン・カウンタ260の=0出
力によりアンド・ゲート266をディスエーブルするの
で、オア・ゲート268からのSTEP・OUT信号の
通常ソースが出力されないためである。これは、STE
P・OUT信号のソースが利用可能でないことを意味す
る。それは、オア・ゲート268の入力端の代わりのソ
ースであるフラッシュ信号が、最終ライン・プラス1の
期間中に生じるのみだからである。そして、LF信号が
ないので、STEP・OUT信号がないことは、LFS
信号が上述の回路をクロック・イネーブルしないことを
意味する。アンド・ゲート217がこの時にLL+1の
非アクティブ低によりディスエーブルされることに留意
されたい。STEP・OUT信号が利用可能でないの
で、ラッチ232、234、236、254、258、
212、214又は216のどれもクロック・イネーブ
ルできない。よって、これらは、STEP・OUT信号
に続くクロックでオンしないので、その内容を右にシフ
トできない。
【0058】非アクティブであるAV,NFL信号は、
アンド・ゲート244、246及び248もディスエー
ブルして、比較回路238、240又は242のスプリ
アス出力が優先度エンコーダ250の入力端にてアクテ
ィブ入力を発生しないようにする。
【0059】ラッチ220及び206の入力端にデータ
が先ず達するクロック・サイクル期間中、SOL−1が
非アクティブ低になり、SOLがアクティブ高になる。
よって、/SOL、即ち、ライン信号の反転開始信号
は、アンド・ゲート223及び227の入力端で低であ
り、これらをディスエーブルする。アンド・ゲート22
3のその結果の低出力は、インバータ226により位相
反転されて、アップ・カウンタ226をリセットする。
アンド・ゲート227の低出力は、FIFO228、2
30及び208の書込みをディスエーブルする。
【0060】次のクロックにおいて、ラッチ206は、
加算回路204の出力をマルチプレクサ210の4入力
及びFIFO208の入力に供給する。その同じクロッ
クにおいて、ラッチ220の入力端に存在するアドレス
をラッチして、その出力端を前のデータとする。なお、
これはFIFO228の入力端に供給される。
【0061】このクロック・サイクル及びこのラインの
リセットに対して、SOLが非アクティブになり、/S
OLが高になる。アンド・ゲート223及び227の高
入力がこれらゲートをイネーブルして、FIFO22
8、230及び208及びアップ・カウンタ226の通
常動作を可能にする。アンド・ゲート223の出力を比
較回路222の出力信号により制御する一方、アンド・
ゲート227の出力を(インバータ225を介して)同
じ回路の反転出力が制御する。
【0062】ラッチ220の入力端のアドレスがその出
力端のアドレスと異なっているならば、比較回路222
の出力信号は低であり、この低信号をインバータ増幅器
224が反転するので、アップ・カウンタ226がリセ
ットされる。アンド・ゲート223の低出力は、優先度
エンコーダ250の4入力端を非アクティブ低にする。
ビデオの新たなフィールドの第1ラインを考察している
ので、アンド・ゲート244、246及び248は、A
V,NFLの低状態の結果として、総べてがゼロを発生
する。よって、優先度エンコーダ250の3、2及び1
入力端は、4入力端と共に低である。したがって、優先
度エンコーダ250の出力は、000になり、マルチプ
レクサ210はその0入力端(0である)を選択する。
よって、ラッチ206の出力を次のクロックにおいてF
IFO208に書込み、加算回路204の出力がその入
力となり、ゼロを加算する。これが、FIFO208に
前の結果をクロックする同じクロックにおいて、ラッチ
206にクロックされる値である。
【0063】ラッチ220の入力端でのアドレスがその
出力端でのアドレスと同じならば、比較回路222の出
力信号は高であり、この高信号がインバータ増幅器22
4により反転され、その結果の低信号はアップ・カウン
タ226をリセットしない。アンド・ゲート223の高
出力が優先度エンコーダ250に4優先度を出力するの
で、マルチプレクサ210は、ラッチ206からの4入
力を選択して、加算回路204の現在の出力に加算す
る。インバータ225が比較回路222の高出力を反転
するので、アンド・ゲート227はイネーブルされな
い。アンド・ゲート227の低出力は、非アクティブS
TEP・IN信号であり、この信号は、FIFO22
8、230及び208を書込みイネーブルしない。
【0064】比較回路222の高出力信号は、アンド・
ゲート223を介して、優先度エンコーダ250に進む
ので、それがアクティブ高のとき、優先度エンコーダ2
50の出力信号は100である。優先度エンコーダ25
0の100出力は、マルチプレクサ210に入力4を選
択するように指示をする。これが、ラッチ206の内
容、即ち、前のデータである。ラッチ206の内容を乗
算器200の出力に加算する。よって、ディスティネー
ション座標系の現在の4辺形ピクセル・アドレスがディ
スティネーション座標系の前の4辺形ピクセル・アドレ
スと同じとき、加算回路204がこれら2つのアドレス
に関連したデータを累積する。
【0065】入力ピクセル・アドレスが同じ限り、入力
データはラッチ206で累積され続け、STEP・IN
信号が発生せず、データがFIFO228、230及び
208に入力しない。しかし、この期間中、アップ・カ
ウンタ226は、そのデータがラッチ206内で累積さ
れる入力4辺形の数を計数する。
【0066】比較回路222のA入力端のアドレスがB
入力端の前のアドレスともはや一致しないと、インバー
タ225が比較回路222の出力端の低の結果を反転し
て、アンド・ゲート227のアクティブSTEP・IN
信号出力を発生する。比較回路222の低出力が、アン
ド・ゲート223に低出力を発生させ、優先度エンコー
ダ250の入力端にて、4優先度を非アクティブにし
て、その入力端の次に低い優先度に応答するようにす
る。
【0067】しかし、2次元フィルタ16は、ビデオの
新たなフィールドの第1ラインを処理している間、A
V,NFLが非アクティブ低であり、アンド・ゲート2
44、246及び248がディスエーブルされる。よっ
て、優先度3、2又は1は生じない。よって、入力ピク
セル・アドレスが変化し、比較器222がイネーブルさ
れないとき、優先度エンコーダの優先度は、100から
000に直接変化する。優先度000により、マルチプ
レクサ210はその0入力端を選択するので、その出力
端が総べて0となる。よって、単に0を乗算器200の
出力に加算する。これが所望の動作である。それは、こ
れが新たな出力ピクセルの初期データ値であり、それに
累積する前のラインデータがないからである。
【0068】アクティブSTEP・IN信号は、FIF
O228、、230及び208の総べてを書込みイネー
ブルにするので、次のクロックにより、アップ・カウン
タ226の出力をFIFO230に蓄積し、ラッチ22
0の前のアドレスをFIFO206に蓄積し、ラッチ2
06の出力端における累積されたデータをFIFO20
8に蓄積する。このアクティブSTEP・IN信号は、
同じ次のクロックにおいて、アップ・カウンタ226も
リセットする。
【0069】FIFO230に蓄積されたアップ・カウ
ンタ226の内容は、現在のピクセルに当たった入力4
辺形の特定ラインに隣接する4辺形の数を表わす。さら
に詳細に後述するごとく、ビデオの次のライン期間中、
FIFO230に蓄積された数は読み出され、これを用
いて、現在のラインの前のラインに対する同期を維持す
る。
【0070】入力4辺形の第1ラインを検討すると、ピ
クセルのバンク内の連続した累積は持続し、アドレス、
データ及びカウンタ内容を含む部分的結果を各出力ピク
セル・アドレスに対して蓄積する。入力4辺形の第1ラ
インが終わると、ビデオの各ラインの期間中、AV,N
FL信号がアクティブになるが、ライン間の水平ブラン
キング期間中は、アクティブでない。AV,NFL信号
がアクティブ高であると、アンド・ゲート266がイネ
ーブルされて、ダウン・カウンタ260の=0出力によ
り、STEP・OUT信号が開始する。また、AV,N
FL信号がアクティブ高の期間中、アンド・ゲート24
4、246及び248の総べてがイネーブルされて、比
較回路238、240及び242の制御により、優先度
入力の通常動作が優先度エンコーダ250で可能とな
る。
【0071】入力4辺形の次のラインの開始において、
SOL−1及びSOL信号は、第1ラインに作用する同
じ初期機能を果たす。SOL−1信号は、ラッチ22
0、206及び単一ビット・ラッチ254をリセットす
ると共に、単一ビット・ラッチ256及び258をセッ
トする。また、この第2ラインにおいて、ダウン・カウ
ンタ260は、高の=0出力信号を発生し続ける。これ
は、FIFO230が読出しイネーブルされていない期
間中、オア・ゲート245のSOL−1誘導出力により
ゼロがロードされて、このダウン・カウンタ260の内
容がゼロのためである。
【0072】アクティブ高のSTEP・OUT信号は、
FIFO228、230及び208を読出しイネーブル
する。アクティブなSTEP・OUT信号は、オア・ゲ
ート229を通過して、LFS信号を発生する。このL
FS信号は、ラッチ232、234、236、254、
256、258、212、214及び216をクロック
・イネーブルする。LFS信号は、また、FIFO22
8、230及び208の総べてを読出しイネーブルす
る。次のクロックは、前の(第1)ラインからFIFO
228、230及び208の最初の入力内容を読み出し
て、ラッチ232、ダウン・カウンタ260及びラッチ
212に夫々入力する。
【0073】ダウン・カウンタ260は、最終ラインに
蓄積された数からカウント・ダウンする。なお、この数
は、隣接4辺形の数を表わし、この数を加算して、第1
ピクセル・アドレスにおける第1データ累積を発生す
る。これがゼロに達すると、他のSTEP・OUT信号
が発生し、次のクロックで、FIFO228、230及
び208から更にデータが読み出され、ラッチ232、
ダウン・カウンタ260及びラッチ212に夫々供給さ
れる。同時に、ラッチ232及び212の前の内容がラ
ッチ234及び214に夫々ラッチされる。よって、現
在のラインで発生したクロック数により指示された現在
のラインの位置に応じて、前のラインからのアドレス及
びデータは、アドレス・ラッチ232、234及び23
6と、データ・ラッチ212、214及び216を介し
て右にシフトされる。したがって、最終ラインのアドレ
ス及びデータを現在のラインの現在の位置に対する同期
を維持する。
【0074】図15は、同じバンク内の6個の隣接した
出力ピクセルを示しており、これらの間のブランク領域
は、4個をセットとする他のバンクに関連したピクセル
で覆われていると理解できる。現在の4辺形274は実
線で示し、残りの4辺形は、それらの隅のみを示す。現
在の4辺形274は、4辺形の現在のライン上の最初の
1つであり、現在の出力ピクセル270にマッピングさ
れている。図13及び図14のFIFO228、230
及び208内に蓄積された最終入力データは、4辺形の
同じラインからのものであり、前の出力ピクセル272
と交差する。276の次の4辺形が異なるアドレスを有
するとき、累積されたデータのそのセットがこれらFI
FOに蓄積されるので、STEP・IN信号が発生す
る。
【0075】図13及び図14と共に図15を参照す
る。現在の4辺形274からのデータを同じ累積に、現
在の1つのすぐ上の4辺形として累積する。なお、その
1つとは、この出力ピクセル内の4辺形内のそのライン
上の4辺形278及びその他の4辺形である。現在のア
ドレス入力が4辺形274用であるとき、4辺形280
のアドレスをラッチ234の入力とし、4辺形278の
アドレスをラッチ234の入力とし、4辺形282のア
ドレスをラッチ236の入力とする。よって、比較回路
240の入力端にて、AがBと等しくなる。つぎに、単
一ビット・ラッチ156がセットされないので、その/
Q出力が高でアンド・ゲート246をイネーブルすると
仮定する。
【0076】これらの条件において、比較回路222の
出力信号は偽となる。これは、入力アドレスが丁度変化
をし、比較回路238のA入力端のアドレスが、次の比
較回路240の現在のアドレスと位置したものと異なる
からである。よって、優先度エンコーダ250への4及
び3入力信号は偽であり、2入力信号は真であるので、
エンコーダの出力信号は010となる。010のエンコ
ードした優先度により、マルチプレクサ210は、入力
2を選択する。これをその出力として、ラッチ214の
入力端に供給する。よって、ラッチ212に蓄積された
データ累積であり、ラッチ232に蓄積されたアドレス
に関連するデータ累積を、累積器(アキュムレータ)2
04により、このピクセルアドレスにて、新たなデータ
に加算する。したがって、同じ出力ピクセル・アドレス
を有する前のラインからのデータを累積して、第1入力
4辺形データを現在のライン上の同じ出力ピクセルアド
レス用とする。
【0077】ときどき、前のラインの同じピクセル・ア
ドレスに最初に生じたことは、1つの累積位置だけ進ん
でいるか遅れているが、その場合、そのアドレスとの一
致を比較器240の代わりに比較器238又は比較器2
42が検出する。しかし、優先度2の代わりに、優先度
3又は優先度1のエンコードにより同じ結果が生じ、マ
ルチプレクサ210は、ラッチ214の代わりにラッチ
212又はラッチ216を選択する。
【0078】使用したデータ・ラッチ254、256及
び258がセットされたとき、これらラッチの/Q出力
により対応するアンド・ゲート244、246及び24
8のイネーブルをしないことにより、これらラッチは、
これらに関連した使用データの再使用を禁止する。優先
度エンコーダ250の出力からエンコードされた3、2
又は1信号により、前のラインからのデータを現在のラ
イン上の新たなデータに累積すると、その事実の追跡を
維持するのが重要であるので、既に用いたデータは再使
用しない。したがって、優先度エンコーダ250の出力
信号をデコーダ252がモニタをし、その1、2及び3
出力信号を用いて、どの優先度が生じた累積かに応じ
て、単一ビット・ラッチ258、256又は258を夫
々セットする。1組のラッチ254、256又は254
は、対応するアンド・ゲート244、246又は248
をディスエーブルして、比較器238、240又は24
2の出力端からのA=B出力信号が通過して、優先度エ
ンコーダ250で対応する優先度を発生しなければなら
ない。
【0079】アドレス・ラッチ232、234及び23
6と、データ・ラッチ212、214及び216と同様
に、単一ビットを用いるデータ・フラグ・ラッチ25
4、256及び258がLFS信号によりクロック・イ
ネーブルされ、システム・クロックによりクロックされ
る。よって、使用したデータ・フラグが、対応するアド
レス及びデータ情報により、これら単一ビット・ラッチ
254、256及び258を介して、右に進む。
【0080】入力4辺形の前のラインからのデータがラ
ッチ216に達し、それが現在のライン上のいかなる累
積にも加算されないと、それは出力用に準備された最終
データである。このデータが使用されていなければ、使
用されたデータ・ラッチ258ははセットされず、その
/Q出力が高であり、アンド・ゲート218をイネーブ
ルする。アンド・ゲート218がイネーブルされると、
次のLFS信号がこのアンド・ゲート及びオア・ゲート
219を通過して、ラッチ241にラッチされて、出力
イネーブル信号が奇数及び偶数フィールド・メモリ18
及び20(図1)に供給される。ラッチ236内のアド
レスが奇数及び偶数フィールド・メモリ18及び20に
も供給されて、これをアドレス入力信号として用いる。
【0081】ラッチ241は、LSF信号によりクロッ
ク・イネーブルされ、アンド・ゲート235の出力信号
によりリセットされる。上述の如く、LFS信号は、デ
ータが出力される毎に、アクティブである。LFS信号
が非アクティブになった後、アンド・ゲート235の出
力信号がラッチ241をリセットするのに必要になり、
インバータ233が発生したその反転相補信号によりア
ンド・ゲート235のアクティブ出力信号を発生したと
き、水平ブランキング期間中、SOL−1信号によりア
ンド・ゲート235が単にイネーブルされる。
【0082】使用したデータ単一ビット・ラッチ25
4、256及び258の初期化については上述した。ラ
イン・マイナス1信号SOL−1の開始により、ラッチ
254はリセットするように初期化され、ラッチ256
及び258はセットするように初期化される。ラッチ2
12、214及び216が最終ラインの終わりにてフラ
ッシュされたので、ラインの開始において、これらラッ
チに意味のあるデータがないため、これらデータ・ラッ
チに関連した使用済みデータ・ラッチ256及び258
を使用済みとマークして、これらがいかなる和にも累積
されないようにする。そして、意味のあるデータがFI
FO208の出力端に存在するので、ラッチ212に関
連した使用済みデータ・ラッチ254をリセットする。
【0083】4辺形の最終ラインが処理されると、FI
FO208のデータの総べてが出力用に準備した最終デ
ータであり、それと累積するこれ以上のデータがない。
最終ライン後、信号LL+1がアクティブになり、アン
ド・ゲート217をイネーブルする。FIFO228及
び208にまだデータがあることを示すデータがFIF
O230にまだある限り、FIFO230からの空にな
っていない信号がアンド・ゲート217をイネーブルし
て、フラッシュ信号を発生する。このフラッシュ信号
は、オア・ゲート268を通過し、一定のSTEP・O
UT信号になる。これは、次に、一定のLSF信号クロ
ックを発生し、ラッチ232、234、236、25
4、256、258、212、214及び216の総べ
てをイネーブルする。STEP・OUT信号は、FIF
O228、230及び208の総べてを読出しイネーブ
ルする。次に、連続したクロックは、FIFO228及
び208の内容を読出し、アドレス・パス上のラッチ2
32、234及び236と、データ・パス上のラッチ2
12、214及び216を介して、これらFIFOをク
ロックする。FIFO230はイネーブルされるが、読
み出されない。これは、アンド・ゲート266からこれ
以上のロード信号がないからである。
【0084】図16は、図1の奇数フィールド・メモリ
18の第1形式を示すが、これは、ビデオの単一層の正
面及び背面の経路を示す。2次元リサンプリング・フィ
ルタ16からの入力アドレス・データは、xの9ビット
と、yの8ビットと、係数データの符号ビットから得た
サイド情報の1ビットとを含んでいる。上述の如く、サ
イド・ビットが1(負)ならば、視界は画像の正面であ
り、また、サイド・ビットが0(正)ならば、視界は画
像の背面である。
【0085】奇数/偶数フィールド信号は、奇数フィー
ルド・メモリ18及び偶数フィールド・メモリ20間の
後方及び前方を選択するので、これらの一方が読み出し
ようにイネーブルされると、他方が読出しに対してディ
スエーブルされる。インバータ増幅器310は、反転し
た奇数/偶数信号をアンド・ゲート306及び308に
供給して、読出しイネーブルがディスエーブルされたと
き、正面及び背面奇数フィールド・メモリ300及び3
02の書込みイネーブル入力をイネーブルする。イメー
ジの正面が処理されるとき、サイド・ビットは、1、即
ち、アクティブ高である。よって、低の奇数/偶数フィ
ールド信号により、奇数フィールド・メモリ18が読出
しに対してディスエーブルされ、その信号がインバータ
増幅器310により反転され、サイド・ビットが高で、
イメージの正面が処理されていることを示すとき、高出
力イネーブル信号がアンド・ゲート306をイネーブル
し、正面奇数フィールド・メモリ300への書込みイネ
ーブル入力信号がイネーブルされる。インバータ増幅器
304は、低のサイド・ビットを反転し、その信号の背
面が処理され、アンド・ゲート308をイネーブルする
高になることを示す。よって、低の奇数/偶数フィール
ド信号により奇数フィールド・メモリ18が読出しに対
してディスエーブルされ、その信号がインバータ増幅器
310により反転され、サイド・ビットが低になって、
イメージの背面が処理されていることを示すと、高の出
力イネーブル信号がアンド・ゲート308をイネーブル
し、背面奇数フィールド・メモリ300への書込みイネ
ーブル入力信号がイネーブルされる。
【0086】奇数/偶数フィールド信号が高になり、正
面及び背面フィールド・メモリ300及び302の読出
しをイネーブルすると、インバータ増幅器310の出力
端からの反転した奇数/偶数信号はアンド・ゲート30
6及び308の両方をディスエーブルするので、正面及
び背面奇数フィールド・メモリ300及び302の一方
に書き込むことができない。偶数フィールド・メモリ2
0は、受ける奇数/偶数フィールド信号が逆位相で、読
出し及び書込みのタイミングが逆なことを除いて、奇数
フィールド・メモリ18と同じ方法で動作する。
【0087】図9Bにおいて、二重に折ったマップは、
入力ビデオの3つの層を発生し、総べて1つの出力ピク
セル位置にマッピングされる。この場合を適切に扱うに
は、フィールド・メモリが図16の場合よりも複雑にな
る。
【0088】図17は、図1の奇数フィールド・メモリ
18の第2形式を示しており、ビデオ・イメージが多層
となっている。ここでは、どれが最上層であるかと、キ
ーイング値により指示された最上層でない層の混合を計
算することを示している。新たなデータに関連したアド
レスを、先ず、上側及び下側フィールド・メモリ320
及び322の両方の読出しアドレス端に供給し、適切な
遅延後、これら同じメモリの書込みアドレス端に供給す
る。読出し及び書込みイネーブル回路を図17に示す
が、サイド信号が含まれず、書込みイネーブル信号が読
出しアドレスのように遅延されることを除いて、図16
と非常に類似して動作する。
【0089】読出しアドレス及びイネーブルにより、上
側及び下側フィールド・メモリ320及び322の両方
のそのアドレスの現在の内容が読み出される。上側フィ
ールド・メモリ320からのデータの総べてがマルチプ
レクサ338の0入力端及びマルチプレクサ344の1
入力端に供給される一方、Z成分のみが比較器328の
B入力端に供給される。下側フィールド・メモリ322
からのデータの総べてがマルチプレクサ340の0入力
端に供給される一方、Y、C及びK成分がマルチプレク
サ342の1入力端に供給され、Z成分のみが比較器3
32のB入力端に供給される。
【0090】到達した新たなデータの総べてがマルチプ
レクサ338及び340の1入力端に供給される一方、
Y、C及びK成分のみがマルチプレクサ342の0入力
端に供給され、Z成分のみが比較器328及び332の
A入力端に供給される。図17の左側に達した新たなデ
ータのK成分を、非0チェッカ326により、検査し
て、ゼロでないかを調べる。ここで、0は完全な透明を
表わし、1は完全な不透明を表わす。Kがゼロならば、
所望結果を無視して、対応する上側ビデオをそれ自体
と、そして、下側ビデオをそれ自体と交換する。
【0091】K値がゼロならば、非0チェッカ326の
出力信号が低になり、アンド・ゲート330及び336
がディスエーブルされる。アンド・ゲート336の低出
力もアンド・ゲート337をディスエーブルする。アン
ド・ゲート330、336及び337からの低出力が、
マルチプレクサ338、340、342及び344の0
入力端をそれらの出力用に選択する。マルチプレクサ3
38の0入力は、上側フィールド・メモリ320からの
データであり、マルチプレクサ338の出力信号はその
同じメモリの入力端に戻るので、所望結果の一部を達成
する。
【0092】マルチプレクサ340の0入力は、下側フ
ィールド・メモリ322からのデータであり、その出力
がマルチプレクサ344の0入力端に進み、それが選択
される。マルチプレクサ344の出力信号をマルチプレ
クサ342の出力信号のY、C及びK成分の一部と混合
して、下側フィールド・メモリ322に供給する。この
混合後、この下側データは、そのメモリに戻る。そし
て、定義により、透明ビデオは、Y、C及びKの値が0
値なので、この混合により、下側データは変化しない。
よって、任意の値でこれら0を乗算した積も0であるの
で、下側ビデオはそれに付加されるものがない。
【0093】その他、非ゼロ、Kの値に対しては、アン
ド・ゲート330及び336がイネーブルされ、それら
のZ値により、ビデオの異なる層がどのように配置され
るかが決まる。先ず、新たなデータが観察者から最も遠
いことを示す最大Z値である新たなデータの場合を考察
する。この場合、所望結果が上側フィールド・メモリ3
20内の上側層データに残り、新たなデータを下側層と
混合して、それを介して見えるまで拡張する。
【0094】新たなデータのZ値が下側データのZ値よ
りも大きい場合、下側比較器328及び332の出力は
低である。比較器328からの低出力信号がアンド・ゲ
ート330をイネーブルせず、その低出力信号がマルチ
プレクサ338及び344の0入力をそれらの出力とし
て選択する。マルチプレクサ338の0入力端の選択に
より、上側フィールド・メモリ320の出力端からのデ
ータがその入力端に戻れる。
【0095】比較器332の低出力信号はアンド・ゲー
ト336をイネーブルせず、アンド・ゲート337をイ
ネーブルしない。アンド・ゲート337の低出力信号
が、マルチプレクサ340の0入力をその出力として選
択する。マルチプレクサ340の0入力は、下側フィー
ルド・メモリ322からのデータである。マルチプレク
サ340の出力信号は、マルチプレクサ344の選択さ
れた0入力であり、丸Jぷ342の出力信号と混合され
た後、下側層データが下側フィールド・メモリに戻る。
【0096】アンド・ゲート336の低出力信号がマル
チプレクサ342の0入力をその出力として選択する。
マルチプレクサ342への0入力信号は、新たなデータ
であり、これは所望結果である。乗算器348が、この
新たなデータのY、C及びK成分と、加算回路346が
発生した値1−Kbottomとを乗算する。加算回路350
は、この結果を、マルチプレクサ344からの対応する
Y、C及びK成分と加算する。加算回路350の出力信
号は、下側フィールド・メモリ322への入力信号であ
る。
【0097】上側層のK値を基にして、2つのビデオ信
号を互いに混合することによる式の一般形式は、 [結果]=[上側]+(1−Kt )*[下側] となる。なお、K=0は完全な透明であり、K=1は完
全な不透明である。これは、加算回路346、350及
び乗算器348による実施される式である。
【0098】つぎに、新たなデータのZ値が、上側デー
タのZ値と、下側データのZ値との中間である場合を考
察する。この場合、所望結果が上側フィールド・メモリ
320内の上側データに残るが、新たなデータを下側デ
ータとして蓄積する。古い下側データは、新たなデータ
のK値で決まる量により示される。
【0099】新たなデータのZ値が下側データのZ値よ
りも小さいとき、比較器332の出力信号が高になり、
アンド・ゲート336をイネーブルする。アンド・ゲー
ト336からの高出力信号は、アンド・ゲート337を
イネーブルし、マルチプレクサ342の1入力をその出
力として選択する。新たなデータのZ値は、上側データ
のZ値よりも大きいので、比較器328の出力信号は低
になる。比較器328の低出力信号は、アンド・ゲート
30をイネーブルせず、その低出力信号は、マルチプレ
クサ338及び344の0入力をそれらの出力として選
択する。そして、マルチプレクサ338は、上述の如
く、上側データを上側フィールド・メモリ320に戻
す。
【0100】比較器328の低出力信号は、インバータ
増幅器334により反転されて、アンド・ゲート337
をイネーブルする。アンド・ゲート337の高出力信号
は、マルチプレクサ340の1入力をその出力として選
択する。マルチプレクサ340の1入力は新たなデータ
であり、これはマルチプレクサ344の選択された0入
力端のデータである。よって、新たなデータは、上述の
如く、この新たなデータのK値に応じて混合された下側
データのいくつかと共に、新たな下側データになる。
【0101】最後に、新たなデータが上側データよりも
小さなZ値を有する場合を考察する。この場合の所望結
果は、新たなデータが上側フィールド・メモリ320の
上側データと置換し、古い上側データのK値に応じて下
側データのある部分を示す上側データを下側データと置
換することである。
【0102】新たなデータのZ値が上側データのZ値よ
りも小さい場合、比較器328及び332の両方は、高
出力を発生する。比較器328の高出力信号はアンド・
ゲート330をイネーブルし、その高出力信号がマルチ
プレクサ338及び344の1入力をそれらの出力とし
て選択する。マルチプレクサ338の1入力は、新たな
データであり、上述の如く、それは、上側フィールド・
メモリ320内の上側データと置換する。
【0103】比較器332の高出力信号がアンド・ゲー
ト336をイネーブルするので、アンド・ゲート337
をイネーブルして、マルチプレクサ342の1入力をそ
の出力として選択する。比較器328の高出力信号をイ
ンバータ増幅器334により反転し、その低出力はアン
ド・ゲート337をイネーブルしない。アンド・ゲート
337の低出力は、マルチプレクサ340の0入力をそ
の出力として選択する。マルチプレクサ340への0入
力は下側データであるが、マルチプレクサ340の出力
はマルチプレクサ344への選択されない入力である。
マルチプレクサ344の選択された1入力は上側データ
であり、これは下側データと置換される。また、マルチ
プレクサ342からの古い下側データのあるものは、新
たな下側(古い上側)データのK値に応じて、混合され
る。
【0104】上述の如く、マッピングでは、不連続に続
くという制限がある。これは、入力フレームから出力フ
レームへの変換関数が連続する各領域にわたって、局部
的に連続であるといえるが、かかる領域の間では、不連
続がある。一般的な疑問としては、不連続をどのように
扱うかである。
【0105】不連続により、出力ピクセルの領域の一部
はいかなる4辺形を受けず、そのピクセルに関連した値
は、失った量により小さくするので、いかなる部分もそ
のピクセルの後ろとなる。その深さは、層を別の層と組
み合わせたときの漏れとなる。これは、例えば、図17
に示す。
【0106】いかなるピクセルのサイドも、その前のサ
イズの平方根2分の1よりも大きくできないという制限
により、4個より多い出力ピクセルは、ソース座標系か
らの4辺形により、上に当たらないという保証がある。
4個より多いディスティネーション座標系のピクセル
は、ソース座標系からの4辺形を受けないので、本発明
のシステムのハードウエアは、簡単且つ効率的である。
必要ならば、重み係数発生器が発生する重みの数を増や
し、2次元リサンプリング・フィルタ及び奇数/偶数フ
ィールド・メモリのバンクをより付加することにより、
この制限を緩和できる。
【0107】上述は、本発明の好適な実施例について説
明したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形
変更が可能である。
【0108】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、メモリ資
源をより効果的に使用し、時間的及び空間的処理手段を
導入することなく、充分高速にビデオ・イメージを処理
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイメージ変換システムの全体的なブロ
ック図である。
【図2】ソース座標系の長方形をディスティネーション
座標系にどのようにマップするかを示す図である。
【図3】ソース座標系からの多くの4辺形を1つのディ
スティネーション座標系ピクセルの値にいかに寄与する
かを示す図である。
【図4】ソース座標系からの1つの4辺形をディスティ
ネーション座標系内の4つの異なるピクセルにマッピン
グするかを示す図である。
【図5】ソース座標系からの1つの4辺形をディスティ
ネーション座標系内の4つの異なるピクセルにマッピン
グするかを示す図である。
【図6】ソース座標系からの1つの4辺形をディスティ
ネーション座標系内の4つの異なるピクセルにマッピン
グするかを示す図である。
【図7】ソース座標系からの1つの4辺形をディスティ
ネーション座標系内の4つの異なるピクセルにマッピン
グするかを示す図である。
【図8】マッピングされた4辺形を重み発生器がいかに
解析するかを示す図である。
【図9】入力イメージを一重及び二重に折り曲げると出
力イメージにいかに現われるかを示す図である。
【図10】4辺形が4象限に当たる12個の基本的幾何
学的場合を示す図である。
【図11】重み係数発生器のブロック図である。
【図12】重み係数発生器のブロック図である。
【図13】図1に示す2次元リサンプリング・フィルタ
の1つのバンクのブロック図である。
【図14】図1に示す2次元リサンプリング・フィルタ
の1つのバンクのブロック図である。
【図15】2次元リサンプリング・フィルタの1つのバ
ンクがどのようにソース・ビデオのマッピングされた4
辺形を受けるかを示す図である。
【図16】正面及び背面側を追跡するフィールド・メモ
リの第1形式のブロック図である。
【図17】下側層を混合するキーイング情報を使用する
ことを含む深さ情報を用いて、正面及び背面側を追跡す
るフィールド・メモリの第2形式のブロック図である。
【符号の説明】
10 マッピングされたアドレス発生器 12 原点変換回路 14 重み係数発生器 16 2次元リサンプリング・フィルタ 18、20 フィールド・メモリ 22 水平及び垂直カウンタ 26 補間器
フロントページの続き (72)発明者 フランク・エス・ローレンス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95945グラス・バレー ジトニー・レーン 10448

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のマッピング関数に応じて、ソース
    2次元平面内のビデオ・イメージをターゲット2次元平
    面内のビデオ・イメージにマッピングする装置であっ
    て、上記ソース2次元平面内のピクセルのアドレスを、上記
    ターゲット2次元平面内で、上記ソース2次元平面内か
    らの上記ピクセルの領域を表す1組の4辺形のアドレス
    に上記任意のマッピング関数に応じてマッピングする手
    段と、 上記ソース2次元平面内からマッピングされた上記ピク
    セルの領域を含むピクセルのバンク・セットであって、
    複数のピクセルのバンクに分割された上記ターゲット2
    次元平面内にて隣接したピクセルの各バンクから形成さ
    れたピクセルの上記バンク・セットを識別するように、
    上記ターゲット2次元平面内に複数のピクセルの原点を
    変換し、上記1組の4辺形のアドレスから、上記バンク
    ・セット内の各ピクセルを表すピクセル・アドレス、上
    記バンク・セットの各ピクセル内の上記1組の4辺形ア
    ドレスの各々の位置を表すサブピクセル・アドレス、及
    び上記バンク・セット内のピクセルの配置状況を表すバ
    ンク・セット選択信号を発生する手段と、 上記ソース2次元平面からマッピングされたピクセルの
    領域と上記バンク・セットの各対応ピクセルの領域との
    比を表す重み係数を、上記バンク・セット選択信号及び
    サブピクセル・アドレスから発生する手段と、 上記重み係数及び上記ピクセル・アドレスを用いて、対
    応する上記ピクセル・アドレスが識別する上記ターゲッ
    ト2次元平面内の上記ピクセルの各バンクにおいて、上
    記ソース2次元平面内の各ピクセルに対して上記重み係
    数を組み合わせて、上記ビデオ・イメージをフィルタ処
    理し、フィルタ処理したビデオ・データ及び対応するタ
    ーゲット2次元平面でのピクセル・アドレスを発生する
    手段と、 上記ターゲット2次元平面でのピクセル・アドレスに応
    じて上記ビデオ・データを配置して上記ターゲット2次
    元平面内でのビデオ・イメージを発生する手段と を具え
    たビデオ・イメージ・マッピング装置。
JP4100589A 1991-03-29 1992-03-26 ビデオ・イメージ・マッピング装置 Expired - Lifetime JPH0828840B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/677,548 1991-03-29
US07/677,548 US5173948A (en) 1991-03-29 1991-03-29 Video image mapping system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662312A JPH0662312A (ja) 1994-03-04
JPH0828840B2 true JPH0828840B2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=24719158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4100589A Expired - Lifetime JPH0828840B2 (ja) 1991-03-29 1992-03-26 ビデオ・イメージ・マッピング装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5173948A (ja)
EP (1) EP0506429B1 (ja)
JP (1) JPH0828840B2 (ja)
DE (1) DE69228139T2 (ja)

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5384588A (en) * 1991-05-13 1995-01-24 Telerobotics International, Inc. System for omindirectional image viewing at a remote location without the transmission of control signals to select viewing parameters
US6201574B1 (en) 1991-05-13 2001-03-13 Interactive Pictures Corporation Motionless camera orientation system distortion correcting sensing element
US6243131B1 (en) 1991-05-13 2001-06-05 Interactive Pictures Corporation Method for directly scanning a rectilinear imaging element using a non-linear scan
US7714936B1 (en) 1991-05-13 2010-05-11 Sony Corporation Omniview motionless camera orientation system
US5903319A (en) * 1991-05-13 1999-05-11 Interactive Pictures Corporation Method for eliminating temporal and spacial distortion from interlaced video signals
US6005984A (en) * 1991-12-11 1999-12-21 Fujitsu Limited Process and apparatus for extracting and recognizing figure elements using division into receptive fields, polar transformation, application of one-dimensional filter, and correlation between plurality of images
US5684937A (en) * 1992-12-14 1997-11-04 Oxaal; Ford Method and apparatus for performing perspective transformation on visible stimuli
US6731284B1 (en) 1992-12-14 2004-05-04 Ford Oxaal Method of and apparatus for performing perspective transformation of visible stimuli
DE4316847A1 (de) * 1993-05-19 1994-11-24 Philips Patentverwaltung Verfahren zum Entzerren von Röntgenaufnahmen und Anordnung zur Durchführung des Verfahrens
US5875264A (en) * 1993-12-03 1999-02-23 Kaman Sciences Corporation Pixel hashing image recognition system
US5796426A (en) * 1994-05-27 1998-08-18 Warp, Ltd. Wide-angle image dewarping method and apparatus
USRE43490E1 (en) 1994-05-27 2012-06-26 B.H. Image Co. Llc Wide-angle dewarping method and apparatus
NO942080D0 (no) * 1994-06-03 1994-06-03 Int Digital Tech Inc Bildekoder
EP0707420A1 (en) * 1994-09-15 1996-04-17 Avesco Plc 3D special effects system
US5589850A (en) * 1994-09-26 1996-12-31 Industrial Technology Research Institute Apparatus for converting two dimensional pixel image into one-dimensional pixel array
US5696849A (en) * 1995-04-07 1997-12-09 Tektronix, Inc. Cascaded anti-aliasing filter control for sampled images
AUPN732395A0 (en) 1995-12-22 1996-01-25 Xenotech Research Pty Ltd Image conversion and encoding techniques
US6061477A (en) * 1996-04-18 2000-05-09 Sarnoff Corporation Quality image warper
US6341044B1 (en) 1996-06-24 2002-01-22 Be Here Corporation Panoramic imaging arrangement
US6373642B1 (en) 1996-06-24 2002-04-16 Be Here Corporation Panoramic imaging arrangement
US6493032B1 (en) 1996-06-24 2002-12-10 Be Here Corporation Imaging arrangement which allows for capturing an image of a view at different resolutions
US6331869B1 (en) 1998-08-07 2001-12-18 Be Here Corporation Method and apparatus for electronically distributing motion panoramic images
US6459451B2 (en) 1996-06-24 2002-10-01 Be Here Corporation Method and apparatus for a panoramic camera to capture a 360 degree image
AU727503B2 (en) * 1996-07-31 2000-12-14 Canon Kabushiki Kaisha Image filtering method and apparatus
CA2227502C (en) * 1997-01-31 2006-06-13 Microsoft Corporation Method and system for determining and or using illumination maps in rendering images
US6226005B1 (en) 1997-01-31 2001-05-01 LAFERRIèRE ALAIN M Method and system for determining and/or using illumination maps in rendering images
US6356296B1 (en) 1997-05-08 2002-03-12 Behere Corporation Method and apparatus for implementing a panoptic camera system
US6043837A (en) 1997-05-08 2000-03-28 Be Here Corporation Method and apparatus for electronically distributing images from a panoptic camera system
US6466254B1 (en) 1997-05-08 2002-10-15 Be Here Corporation Method and apparatus for electronically distributing motion panoramic images
US6600785B1 (en) * 1997-12-01 2003-07-29 Matsushita Electric Industrial Image processor, image data processor and variable length encoder/decoder
US6483504B1 (en) 1998-02-17 2002-11-19 Sun Microsystems, Inc. Graphics system having a super sampled-sample buffer with efficient storage of sample position information
US6489956B1 (en) 1998-02-17 2002-12-03 Sun Microsystems, Inc. Graphics system having a super-sampled sample buffer with generation of output pixels using selective adjustment of filtering for implementation of display effects
US6717578B1 (en) 1998-02-17 2004-04-06 Sun Microsystems, Inc. Graphics system with a variable-resolution sample buffer
US6624823B2 (en) 1998-02-17 2003-09-23 Sun Microsystems, Inc. Graphics system configured to determine triangle orientation by octant identification and slope comparison
US6535220B2 (en) 1998-02-17 2003-03-18 Sun Microsystems, Inc. Static and dynamic video resizing
AU2868199A (en) 1998-02-17 1999-08-30 Sun Microsystems, Inc. Graphics system with variable resolution super-sampling
US6059268A (en) * 1998-05-06 2000-05-09 Santelli, Jr.; Albert Bumper system for limiting the mobility of a wheeled device
WO2004001965A1 (en) * 1998-05-15 2003-12-31 Cirrus Logic, Inc. Programmable four-tap texture filter
US6924832B1 (en) 1998-08-07 2005-08-02 Be Here Corporation Method, apparatus & computer program product for tracking objects in a warped video image
US6161119A (en) * 1998-11-05 2000-12-12 Microsoft Corporation Hardware multiplication of scaled integers
US6369818B1 (en) 1998-11-25 2002-04-09 Be Here Corporation Method, apparatus and computer program product for generating perspective corrected data from warped information
US6175454B1 (en) 1999-01-13 2001-01-16 Behere Corporation Panoramic imaging arrangement
US6417861B1 (en) 1999-02-17 2002-07-09 Sun Microsystems, Inc. Graphics system with programmable sample positions
US6674484B1 (en) 2000-01-10 2004-01-06 Koninklijke Philips Electronics N.V. Video sample rate conversion to achieve 3-D effects
US6940529B2 (en) 2000-03-17 2005-09-06 Sun Microsystems, Inc. Graphics system configured to perform distortion correction
US20030198290A1 (en) * 2002-04-19 2003-10-23 Dynamic Digital Depth Pty.Ltd. Image encoding system
US9129408B2 (en) * 2003-09-26 2015-09-08 Adobe Systems Incorporated Image resampling with geometric transformation
US20090021496A1 (en) * 2007-07-18 2009-01-22 Nanolumens Acquisition, Inc. Voltage Partitioned Display
US7561077B1 (en) * 2007-12-28 2009-07-14 L3 Communications Integrated Systems, L.P. Multiple stream multiple rate resampling component
US8326077B2 (en) * 2008-10-31 2012-12-04 General Instrument Corporation Method and apparatus for transforming a non-linear lens-distorted image
US8289195B1 (en) * 2011-03-25 2012-10-16 Altera Corporation Fractional rate resampling filter on FPGA
US10810077B1 (en) * 2018-06-11 2020-10-20 Ambarella International Lp Rapid soft-error detection
US11132296B1 (en) * 2018-07-12 2021-09-28 Xilinx, Inc. Linear interpolator of tabulated functions
CN114640796B (zh) * 2022-03-24 2024-02-09 北京字跳网络技术有限公司 视频处理方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4472732A (en) * 1981-04-10 1984-09-18 Ampex Corporation System for spatially transforming images
GB8306339D0 (en) * 1982-03-19 1983-04-13 Quantel Ltd Video processing systems
GB2119594B (en) * 1982-03-19 1986-07-30 Quantel Ltd Video processing systems
US4835532A (en) * 1982-07-30 1989-05-30 Honeywell Inc. Nonaliasing real-time spatial transform image processing system
GB8410596D0 (en) * 1984-04-25 1984-05-31 Quantel Ltd Video signal processing
GB2172167B (en) * 1985-03-07 1988-06-15 Sony Corp Video signal processing
GB2177871B (en) * 1985-07-09 1989-02-08 Sony Corp Methods of and circuits for video signal processing
GB2181923B (en) * 1985-10-21 1989-09-20 Sony Corp Signal interpolators
US4743970A (en) * 1986-10-20 1988-05-10 The Grass Valley Group, Inc. Picture transformation memory
US4875097A (en) * 1986-10-24 1989-10-17 The Grass Valley Group, Inc. Perspective processing of a video signal
EP0314250A3 (en) * 1987-10-30 1992-03-04 New Microtime Inc. Video digital analog signal processing and display
JPH0769958B2 (ja) * 1988-09-20 1995-07-31 沖電気工業株式会社 画像変換処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0506429A2 (en) 1992-09-30
JPH0662312A (ja) 1994-03-04
EP0506429A3 (ja) 1995-02-08
EP0506429B1 (en) 1999-01-13
DE69228139T2 (de) 1999-08-12
US5173948A (en) 1992-12-22
DE69228139D1 (de) 1999-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0828840B2 (ja) ビデオ・イメージ・マッピング装置
US4602285A (en) System and method for transforming and filtering a video image
US4841292A (en) Third dimension pop up generation from a two-dimensional transformed image display
US4462024A (en) Memory scanning address generator
EP0287333B1 (en) television picture zoom system
US4757384A (en) Video signal processing systems
GB2119197A (en) Video processing system for picture rotation
US20090003730A1 (en) Method And System For Processing Video Data In A Multipixel Memory To Memory Compositor
EP0870282A4 (ja)
US5801678A (en) Fast bi-linear interpolation pipeline
EP0827114B1 (en) Method and apparatus for texture data
GB2119594A (en) Video processing systems
EP0509043B1 (en) Improvements in and relating to the production of digital video effects
CA2260345C (en) Signal processing apparatus and image processing apparatus
GB2245124A (en) Spatial transformation of video images
US5220428A (en) Digital video effects apparatus for image transposition
JP2772412B2 (ja) 画素マトリックスフィルタおよび画素マトリックスを処理する方法
JPH05300497A (ja) 画像処理装置及びディジタル信号処理プロセッサ
JP2858616B2 (ja) イメージ補間回路
JP2836617B2 (ja) レンダリングプロセッサ
JP2744229B2 (ja) 画像処理装置
Herald et al. A novel approach to implementing geometric transformations in FPGAs
JPH1074077A (ja) 画像の2次元空間変換方法及び装置
GB2373950A (en) Image processing apparatus and method, and recording medium
JPS59100975A (ja) 補間画像出力装置