JPH08287609A - 情報再生方法及び情報再生装置 - Google Patents

情報再生方法及び情報再生装置

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JPH08287609A
JPH08287609A JP1862496A JP1862496A JPH08287609A JP H08287609 A JPH08287609 A JP H08287609A JP 1862496 A JP1862496 A JP 1862496A JP 1862496 A JP1862496 A JP 1862496A JP H08287609 A JPH08287609 A JP H08287609A
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治一 宮本
Hisataka Sugiyama
久貴 杉山
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松本  潔
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マーク径の変動などにより再生信号レベルが変
動しても自動的に参照レベルを追従させることを可能と
し、特にパーシャルレスポンスなどの多値再生時にも高
S/Nな復調が行えるようにすること。 【解決手段】再生信号を、少なくとも1つの参照のレベ
ルと比較する手段45を有し、2値以上のディジタル情
報を得、復調されたディジタル情報をもとに、2値以上
の再生信号のレベルに、2値以上の基準レベルを追従さ
せ、該基準レベルをもとに、前記参照レベルを変更する
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,光ディスクなどの
情報再生装置に関する。2値以上の多値のディジタル信
号を再生する情報再生装置においてさらに利益が有る。
【0002】
【従来の技術】従来の情報再生装置では、光ヘッドから
発せられたレーザ光は集光され記録媒体上にに光スポッ
トを形成する。光スポットの記録媒体上での位置は、走
査手段によって記録媒体を回転させながら光ヘッドを移
動することにより制御されている。記録媒体からの反射
光を検出して得られた再生信号は復調回路を少なくとも
有する再生手段によって復調され、再生データを得る。
これらの再生全般の制御は中央制御手段により行われて
いる。
【0003】図4でこの従来の情報再生装置において得
られる再生信号の一例と、復調の方法について説明す
る。再生信号11としては、理想的には0、1、2の3値
のレベルを取るようにする。このような再生信号を得る
ための記録マークとしては、例えば、一つの光スポット
内に最大2つの記録マークが入るような記録密度で記録
マークを配置する。このようにすることにより、光スポ
ットの走査に伴い光スポット内の記録マークの個数が
0、1、2と三値に変化する。従って、図4aに示す0、
1、2の3値のレベルを持つ再生信号11を得ることがで
きる。再生信号11から記録情報を復調するためには、2
つの参照レベル121、122を2と1の中間、及び、
1と0の中間に設定し、再生信号と2つの参照レベルを
比較することにより、0、1、2の復調情報を得る。必
要に応じてさらにデコードして0,1のバイナリーデー
タを得ても良い。
【0004】上記従来例については例えば、特開平2−
236823号に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、例えば、図4bに示したように、記録マークの大き
さのバラツキや、基板複屈折などの影響により、再生信
号レベルが変動したとき、その変動がたとえ低周波であ
っても復調誤り(エラー)が生じる問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を解決し、記
録マークの大きさのバラツキや、基板複屈折などの影響
により再生信号レベルが変動したとしても、実効的な再
生信号品質を確保し、エラーの発生を抑制できる高密度
情報再生方法もしくは装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、以下に示す手段を用いた。
【0008】図5に示すように、再生信号14を少なくと
も1つの参照のレベル121,122と比較することによって
2値以上のディジタル情報を復調する。各参照レベル1
21,122は基準レベルにもとづいて設定される。例
えば、図5において参照レベル121は基準レベル131と13
2の間のレベルに設定される。また、参照レベル122は基
準レベル132と133の間のレベルに設定される。図5では
一例として、2つの基準レベルから等距離のレベルを参
照レベルとしている。
【0009】本発明では復調されたディジタル情報に対
応した基準レベルを、再生信号レベルに追従させる。例
えば、図5において0,1,2の3値のデジタル信号は、それ
ぞれ基準レベル133,132,131に対応する。あるタイミン
グで復調されたデジタル信号が0の場合、基準レベル133
を再生信号の変動に追従させて変更する。この結果、参
照レベル122も変更されることになる。また、あるタイ
ミングで復調されたデジタル信号が1の場合、基準レベ
ル132を再生信号の変動に追従させて変更する。この結
果、参照レベル121と122が変更されることになる。ま
た、あるタイミングで復調されたデジタル信号が2の場
合、基準レベル131を再生信号の変動に追従させて変更
する。この結果、参照レベル121が変更されることにな
る。
【0010】以上のように、再生信号のレベルに基準レ
ベル131,132,133のいずれかを追従させる。そして、追
従させた基準レベルをもとにして参照レベル121,122を
変更する。
【0011】これにより、再生信号レベルが変動したと
しても、比較する参照レベルが常に再生信号レベルに追
従することが可能となる。従って実効的なS/Nが向上
し、エラーレートの実用上十分に低い再生が可能とな
る。
【0012】再生信号として、アナログ信号あるいは3
値以上の多値ディジタル信号を用いることもできる。こ
のような通常復調の困難な信号でも、本願発明では正確
に復調可能である。
【0013】また、上記のデジタル情報への復調のタイ
ミングを、所定の時間間隔(例えばクロック)毎に行う
こととしてもよい。これにより、信号の周波数応答が信
号の単位時間に対して遅い場合についても、確実に再生
信号レベルを検出し追従することが可能となる。
【0014】さらに、時間間隔を再生信号と基準レベル
との比較に基づいて変更してもよい。すなわち、再生信
号と基準レベルの比較のタイミング(検出クロックの位
相)を、検出レベルと再生信号のレベル差に基づいて変
更し、フィードバック制御するのがよい。これにより、
再生時の信号位相のずれに対応して時間制御できるた
め、さらに、余裕度の高い再生を行うことが可能にな
る。
【0015】さらに、情報再生信号として対応する既知
の情報に対応した信号を用いて、2値以上の基準レベル
を対応する再生信号レベルに近づける引込み過程を有す
ることとしてもよい。これにより、初期状態で、基準レ
ベルを確実に設定できるようになる。この時、再生信号
として既知の信号の得られる一定の時間を持ったもの、
あるいは、記録媒体として、既知の信号の得られる特別
な(学習)領域を持ったものを用いるのが望ましい。
【0016】本発明を装置として構成するために、以下
に示す手段を用いた。
【0017】再生信号を検出する再生信号検出回路と、
少なくとも1つ以上の参照レベル生成手回路と、参照レ
ベル生成手段によって生成された参照レベルと前記再生
信号を比較するレベル比較手段とを少なくとも有してな
る情報再生装置において、少なくとも2つ以上の基準レ
ベルを保持する基準レベル保持手段と、レベル検出手段
による比較結果をもとに、複数の基準レベルのいずれか
を選択する選択手段と、選択手段により選択された基準
レベルと再生信号レベルを比較し基準レベルを補正する
レベル補正手段を少なくとも有し、参照レベル生成手段
は、複数の基準レベルをもとに参照レベルを生成するこ
ととした。
【0018】これにより、再生信号レベルが変動したと
しても、比較する参照レベルが常に再生信号レベルに追
従することが可能となるため実行的なS/Nが向上し、
エラーレートの実用上十分に低い再生が可能となる。
【0019】また、略一定の時間間隔のクロックを生成
する時刻制御手段と、該時刻制御手段によってクロック
をもとに略一定の時間間隔で再生信号を検出保持する信
号検出保持手段と、少なくとも1つ以上の参照レベル生
成手段と、参照レベル生成手段によって生成された参照
レベルと再生信号を比較するレベル比較手段とを少なく
とも有してなる情報再生装置において、少なくとも2つ
以上の基準レベルを保持する基準レベル保持手段と、レ
ベル検出手段による比較結果をもとに、複数の基準レベ
ルのいずれかを選択する選択手段と、選択手段により選
択された基準レベルと再生信号レベルを比較し基準レベ
ルを補正するレベル補正手段を少なくとも有し、参照レ
ベル生成手段は、複数の基準レベルをもとに参照レベル
を生成することとした。
【0020】これにより多値のレベルの信号の周波数応
答が信号の単位時間に対して遅い場合についても、確実
に再生信号レベルを検出し追従することが可能となる。
【0021】また、基準レベル保持手段の数を、前記の
参照レベル生成手段の数よりも多くすると好適である。
これにより、3値以上のディジタル情報を持った再生信
号に対応することが容易となる。
【0022】また、時刻制御手段はレベル補正手段から
のレベル補正情報をもとに、クロックの位相を制御する
機能を有すると好適である。これにより、再生時の信号
位相のずれに対応して時間制御できるため、さらに、余
裕度の高い再生を行うことが可能になる。
【0023】本発明において、再生信号を復調する際の
比較基準となる参照レベルを再生信号のレベルに応じて
追従変化させる。この時、再生信号のレベルに対応した
基準レベルを複数個持ち、その各々のレベルを、再生信
号から復調された情報をもとに、ある時刻に検出された
再生信号のレベルに一致するように補正追従させる。こ
れにより、信号レベルが変動しても、基準レベルの追従
性能の範囲内であれべ、まったくエラーレートが増加す
ることなく復調することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】図2に本発明を光磁気記録再生装
置に適用した例を示す。
【0025】本実施例では、光源31として波長680
nmの半導体レーザを用いた。半導体レーザの強度は自
動光強度制御機能を有する光強度制御回路71により制
御される。光源31から発せられた光22は、集光光学
系32により光磁気記録媒体8上に集光される。光スポ
ットは走査手段6によって光記録媒体8上の任意の位置
に移動することができる。この実施例では、走査手段6
は、ディスク状光磁気記録媒体8を回転させるモータ6
2と、自動焦点制御と自動トラッキングの機能を有する
自動位置制御回路61を有する。光スポット21からの
反射光は、光検出素子33へと導かれる。光検出素子3
3によって電気信号に変換された再生信号14は、復調
回路などよりなる再生回路91へと導かれ、記録情報が
復調される。これらすべての動作は中央制御装置51に
より監視制御されている。中央制御装置51は、外部と
の記録再生情報のやりとりや記録などの制御も合わせて
行う。記録を行う場合には、例えば変調磁界印加回路7
5により変調された磁界を印加して、記録媒体8を所望
の方向に磁化する。本実施例において特に重要である部
分は再生回路91であり、以下に詳細に説明する。
【0026】図1に再生回路91の構成例を示し、図5
に波形処理の概要を示す。再生信号検出回路10からの
再生信号入力するを信号レベル検出保持回路41は、再
生信号14をタイミング制御回路47からのクロック信
号16のタイミングで検出保持する。信号レベル検出保
持回路は、周知のサンプルホールド回路によって構成で
きる。レベル比較回路45は信号レベル検出保持回路4
1で検出保持された信号と、第1の参照レベル生成回路
441及び第2の参照レベル生成回路442によって生
成された参照レベル121及び122とのレベルを比較
する。レベル比較回路45は、比較結果に基づき0,1,
2の3値の復調データ15を生成する。
【0027】選択回路46はこの三値復調データ15の
0,1,2に対応して、第1のレベル補正回路421、
第2のレベル補正回路422、第3のレベル補正回路4
33のいずれかを選択し、タイミング制御回路47から
のクロック信号160によって指示されたタイミングで
作動させる。レベル補正回路421、422あるいは4
23は、信号レベル検出保持回路41によって検出保持
されていた信号と、基準レベル保持回路431、432
あるいは433によって保持されていた基準レベルを比
較し、これら信号と基準レベルを5:1に内分するレベ
ルへ保持されている基準レベルを修正する。
【0028】この5:1という比は必ずしもこの値であ
る必要はないが必ず“内分”になっている必要がある。
さらに、第1の参照レベル生成回路441は第2の基準
レベルと第3の基準レベルとの中間値の参照レベルを生
成し、第2の参照レベル生成手段441は第1の基準レ
ベルと第2の基準レベルとの中間値の参照レベルを生成
する。
【0029】図3で図1の装置の動作を詳細に説明す
る。
【0030】図3aの例では、再生信号として、8/9
変調で記録した光磁気記録マーク81からの再生信号1
1を、パーシャルレスポンスPR11の特性を示す用に
必要に応じて等化している。タイミング制御手段47
は、例えば、サンプルサーボフォーマットディスクのピ
ットをもとにしてクロック16を生成する。このクロッ
ク16のタイミングで再生信号11は信号検出保持手段
41によって検出保持される。図3aではこの検出保持
されるタイミングを破線で、レベルを黒丸で示した。図
3aの光磁気記録マーク81からの再生信号11の場合
は、この検出保持されたレベルは3値に完全に分かれて
いる。
【0031】一方、図3bに示したように、大きさが変
動した記録マーク84が形成されている場合は、再生信
号14もその変動に伴って、上下に変動する。このよう
な変動は、記録レーザ出力の変動や媒体の記録感度バラ
ツキなどに起因して起こり、一般に低周波の変動が支配
的である。再生信号14の変動に伴って、検出保持レベ
ルも上下に変動し、3値で分離するのが難しくなる。
【0032】しかし、本発明の場合は、3値の復調デー
タのレベル2,1,0に対応して基準レベル131、1
32、133をもち、これら基準レベルを検出保持レベ
ルと比較することで修正を加えている。
【0033】そこで本実施例では図3bの楕円内に示し
たように、信号レベル検出保持手段41に保持された信号
レベル(黒丸)と基準レベル131を比較し、2つのレベルを
m:nに内分するレベルに基準レベル131を修正する。
基準レベル131の修正のタイミングについては、検出保
持タイミングに対して少し遅れている。これは信号レベ
ル検出保持回路41で信号検出保持し、レベル比較回路45
でレベル比較を行った後修正を加えるためである。この
レベル修正により、基準レベル131は再生信号14のレ
ベル変動に対して追従する。このため、例えば、第1の
基準レベル131と第2の基準レベル132との中間値
として生成される第1の参照レベル121は、再生信号
の2のレベルと1のレベルの中間値をほぼ追従すること
になり、再生信号14の変動がある場合でも誤りなく復
調データ15を生成できる。この例では、3値復調デー
タ151は2値復調データ152へとデコードされる。
【0034】本実施例で、内分比m:nを5:1に設定
した場合、約15回のレベル修正で正確に(精度5%)
でレベル追従できる。8/9変調では1バイト(9チャ
ネルビット)に確実に1個は3値すべてのレベルが現わ
れるため、周期15バイトでほぼレベル追従できる。従
って、周期15バイトよりも低周波のノイズはすべて抑
制できる。本実施例ではビット長0.4μmの高密度記
録を行い、10m/sの線速度で再生した。従って、約
3Mバイト/秒のデータ転送速度となり、200kHz
よりも低周波のノイズはすべて抑制できる。200kH
zは約50μmに対応するため、この範囲内ではリタデ
ーションや感度バラツキなどは十分小さく、実用上問題
となる変動(ノイズ)のほとんどは抑制できることにな
るため、高S/N再生が可能となる。本発明による効果
をS/Nに換算すると約3dBの向上効果がある。
【0035】なお、図2の装置によって記録を行う際に
は、光強度制御回路71によって、強度制御された記録
光22が光磁気記録媒体8上にパルス状に照射され、光
スポット21を形成する。この光スポット21によって
媒体のキュリー温度付近まで熱せられた領域に、記録磁
区を形成する。この例では、記録磁区41の大きさとし
て、約0.6μmの幅を想定している。また、この実施
例では、TbFeCo系記録膜を有する光磁気記録媒体
8を用いた。この媒体8のキュリー温度は約200℃で
ある。従って、光強度としては、光磁気記録媒体8上の
約0.6μm幅の領域の温度が200℃を超える強度に
制御した。この時の光強度は6.5mWである。このよ
うにして、光磁気記録媒体8上の約0.6μm幅の領域
の温度がキュリー温度を超えているときに、その領域付
近に変調磁界印加回路75により、変調磁界を印加する。
これにより、前記、約0.6μm幅の領域の磁化が変調
磁界の方向に揃い情報記録が行える。
【0036】次に、本発明のレベル初期設定の手順を説
明する。図3bの再生信号14の左から3周期の正弦波
は、レベル初期設定用の基準マークからの再生信号であ
る。基準マークは既知のパターンであるため、レベル比
較を行わなくても検出保持した信号レベルが、どの基準
レベルに対応するかは既知である。このため、選択手段
46をレベル初期設定制御回路100により制御して、基
準マークにより形成される既知のデータパターンに従
い、第1のレベル、第2のレベル、第3のレベルの選択
を行う。この時、前記の内分比を必要に応じて変更す
る。例えば、1:1に変更すると3回のレベル修正でほ
ぼ正確(精度約6%)にレベル追従できる。レベル設定
用の既知の基準マークを、1セクタに1ブロック(10
バイト程度)形成しておくと実用上十分な性能が得られ
る。その場合の容量低下分は1%以下であり、実用上無
視できる。
【0037】図6に光磁気記録再生装置に用いる情報再
生回路91の他の構成例を示す。装置の他の部分は図2
と同様でよい。また、図1と同一の構成は同一の符号を
付して詳細な説明は省略した。この例では、再生信号と
して2値のディジタル情報を含むものを再生する。従っ
て、参照レベル生成回路44は1つで、このレベルの上
下で復調データ1、0を判定生成する。レベル補正回路
421,422及び基準レベル保持回路431,432
も復調データ15の1,0に対応して2組備えている。
この例についても動作の原理や効果は図1に示したもの
とほぼ同じである。再生信号のレベル変動に追従して参
照レベルを生成しているため、再生信号が記録マークの
大きさの変動や基板複屈折などの低周波ノイズによ変動
しても誤りなく確実に復調データを得ることができる。
【0038】次にタイミング制御回路の位相を制御する
方法の例を、図1及び図3で示した例で説明する。この
場合は第2の基準レベル保持回路432及び基準レベル
補正回路422を2組用意する。この2組は前エッジに
対応する信号と後エッジに対応する信号に分かれてい
る。検出クロック16の位相が理想状態からずれるとこ
の前エッジに対応する再生信号の平均レベルと後エッジ
に対応する再生信号の平均レベルに差が生じる。
【0039】例えば、前エッジに対応する信号の基準レ
ベルが後エッジに対応する信号の基準レベルよりも小さ
いときは、検出クロック16の位相が前にずれているこ
とになる。すなわち、信号の取り込みのタイミングが早
すぎる。従って、検出クロックを後にずらすことによっ
て、前エッジの基準レベルが後エッジの基準レベルと等
しくなるように、検出タイミングを調整することができ
る。このようにして、レベル追従した結果としての、基
準レベルも前エッジと後エッジで差が生じる。従って、
この差分をタイミング制御手段へフィードバックするこ
とにより位相を常に最適位置へ調整することができる。
調整精度としては例えば、0.5nsec程度が容易に得ら
れる。
【0040】
【発明の効果】本発明の構成は前述の実施例に限られる
ものではない。例えば、4値以上の多値再生レベルを持
つものに適用することも可能である。この場合は少なく
ともレベルの数に対応しただけの基準レベルが必要であ
る。また、ビタビ復号などの最尤復号法と組み合わせて
用いることも可能である。この場合は、一つの検出保持
信号レベルだけの比較からは、復調データが決まらない
ため、信号レベルをシフトレジスタなどの記憶手段に一
時記憶しておくのがよい。レベルの修正は復調データが
判別される都度行う。これらの場合、本発明の装置はす
べてディジタル処理で行うのが望ましい。また、4値以
上の多値再生レベルを持つものについては最尤復号法と
の組合せで実施するのが望ましい。また、記録再生方法
や媒体としては光磁気記録のほかに、例えば、磁気記録
や相変化型光ディスク、よみだし専用型の光ディスク
(ROM)などを用いてもよい。
【0041】本発明においては、再生信号レベルが記録
マークのバラツキやその他の低周波外乱よりに変動して
も、データ復調のための参照レベルを追従差せることが
できるため、まったくエラーレートが増加することなく
復調することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報再生装置の一実施例のブロック
図。
【図2】本発明の情報再生装置の一実施例のブロック
図。
【図3】本発明の情報再生装置の動作を示す波形図。
【図4】再生信号と従来の復調方法の関係を示す波形
図。
【図5】再生信号と本発明の情報再生方法の作用を示す
波形図。
【図6】本発明の情報再生装置の一実施例のブロック
図。
【符号の説明】
10…再生信号検出回路,41…信号レベル検出保持回
路,45…レベル比較回路,47…タイミング制御手
段,46…選択手段。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生信号をn(ただしnは1以上の整数)
    個の参照レベルと比較することによってn+1個の値の
    ディジタル情報を得る情報再生方法において、該n+1
    個のディジタル情報に対応したn+1個の基準レベルを
    設け、所定のタイミングにおける上記再生信号から得ら
    れるデジタル情報に対応した基準レベルを選択し、該選
    択された基準レベルを上記再生信号のレベルに応じて変
    更し、該変更された基準レベルをもとに上記参照レベル
    を変更することを特徴とする情報再生方法。
  2. 【請求項2】前記所定のタイミングにおける再生信号の
    レベルと上記選択された基準レベルを内分する値に、上
    記選択された基準レベルを変更する請求項1記載の情報
    再生方法。
  3. 【請求項3】前記再生信号は、アナログ信号あるいは3
    値以上の多値ディジタル信号であることを特徴とする請
    求項1記載の情報再生方法。
  4. 【請求項4】前記所定のタイミングは、一定の時間間隔
    毎である請求項1記載の情報再生方法。
  5. 【請求項5】前記略一定の時間間隔は、前記再生信号と
    前記基準レベルとの比較に基づいて制御されることを特
    徴とする請求項3に記載の情報再生方法。
  6. 【請求項6】既知の情報に対応した情報再生信号を用い
    て、前記基準レベルをこれに対応する情報再生信号のレ
    ベルに近づける引込み過程を有する請求項1に記載の情
    報再生方法。
  7. 【請求項7】再生信号を検出する再生信号検出回路と、
    該再生信号のレベルをサンプルホールドする信号レベル
    検出保持回路と、レベル可変である参照レベルを生成す
    る参照レベル生成回路と、該参照レベルと上記再生信号
    を比較して離散的値を有するデジタル信号を生成するレ
    ベル比較回路と、複数の基準レベルを保持する基準レベ
    ル保持回路と、上記レベル比較回路で生成されるデジタ
    ル信号に応じて上記複数の基準レベルのうち少なくとも
    1つを選択する選択回路と、該選択回路により選択され
    た基準レベルを上記信号レベル検出保持回路にサンプル
    ホールドされた再生信号のレベルに基づいて補正するレ
    ベル補正回路とを有し、上記参照レベル生成回路は上記
    複数の基準レベルに基づいて上記参照レベルを生成する
    情報再生装置。
  8. 【請求項8】前記レベル補正回路は、前記選択された基
    準レベルと前記サンプルホールドされた再生信号のレベ
    ルの所定の内分値に、上記選択された基準レベルを補正
    する請求項7に記載の情報再生装置。
  9. 【請求項9】前記参照レベル生成回路は、前記複数の基
    準レベルのうち2つの基準レベルの間の値の参照レベル
    を生成する請求項7に記載の情報再生装置。
  10. 【請求項10】略一定の時間間隔のクロックを生成する
    時刻制御手段と、該時刻制御手段によってクロックをも
    とに略一定の時間間隔で再生信号を検出保持する信号検
    出保持手段と、少なくとも1つ以上の参照レベル生成手
    段と、該参照レベル生成手段によって生成された参照レ
    ベルと前記再生信号を比較するレベル比較手段とを少な
    くとも有してなる情報再生装置において、少なくとも2
    つ以上の基準レベルを保持する基準レベル保持手段と、
    前記レベル検出手段による比較結果をもとに、前記複数
    の基準レベルのいずれかを選択する選択手段と、該選択
    手段により選択された基準レベルと前記再生信号レベル
    を比較し基準レベルを補正するレベル補正手段を少なく
    とも有し、前記参照レベル生成手段は、前記複数の基準
    レベルをもとに前記参照レベルを生成することを特徴と
    する情報再生装置。
  11. 【請求項11】上記時刻制御手段は、上記のレベル補正
    手段からのレベル補正情報をもとに、クロックの位相を
    制御する機能を有することを特徴とする請求項10に記載
    の情報再生装置。
  12. 【請求項12】所定のタイミングにおける入力信号レベ
    ルを参照レベルと比較して便別し、該便別結果に基づい
    て複数の基準レベルの内から1つを選択し、該選択され
    た基準レベルを上記所定のタイミングにおける入力信号
    レベルとの差が小さくなるように変更し、該変更された
    基準レベルを含む2つの基準レベルを内分するレベルに
    上記参照レベルを変更する信号再生方法。
  13. 【請求項13】所定のタイミングにおける入力信号レベ
    ルを参照レベルと比較して便別し、該便別結果に基づい
    て複数の基準レベルの内から1つを選択し、該選択され
    た基準レベルと上記所定のタイミングにおける入力信号
    レベルとを内分するレベルを新たな基準レベルとし、該
    新たな基準レベルを含む2つの基準レベルを内分するレ
    ベルに上記参照レベルを変更する信号再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100607946B1 (ko) * 1999-11-25 2006-08-03 삼성전자주식회사 호환형 광기록 재생기기

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