JPH08286833A - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

Info

Publication number
JPH08286833A
JPH08286833A JP7087283A JP8728395A JPH08286833A JP H08286833 A JPH08286833 A JP H08286833A JP 7087283 A JP7087283 A JP 7087283A JP 8728395 A JP8728395 A JP 8728395A JP H08286833 A JPH08286833 A JP H08286833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cursor
capacitor
knob
upper electrode
capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7087283A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Shinno
政信 新野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP7087283A priority Critical patent/JPH08286833A/ja
Publication of JPH08286833A publication Critical patent/JPH08286833A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来に無い新規な構成で、且つ、操作性が高
く小型化可能なポインティングデバイスを提供する。 【構成】 ツマミ4と上側電極5とを係合するととも
に、上側電極5をコイルスプリング15にて下方に付勢
することにより、ツマミ4を全方位任意方向に傾倒させ
ると、上側電極5もその方向へ点Pを回動支点として揺
動するように形成する。また、PC基板16上面に、前
記上側電極5の周縁に沿って略90度毎に4個に分割さ
れた固定電極20を配設することにより、4個の並列コ
ンデンサを形成する。更に、前記PC基板16に個々の
コンデンサの静電容量変化量をカーソルの所定方向への
移動量に変換する処理回路を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンピュータのポイン
ティングデバイスに関するものであり、特に、ディスプ
レイ上のカーソルを移動させるためのポインティングデ
バイス及びゲーム機器用等のポインティングデバイスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種ポインティングデバイスに
は、マウス、トラックボール、ジョイスティック等があ
る。マウスとトラックボールはX軸用及びY軸用の2個
のロータリエンコーダを任意方向に回動自在のボールに
接触連動させ、ボールの回転角度をディスプレイ上のX
−Y座標に変換することにより、カーソルを移動させる
ものである。また、ジョイスティックは操作レバーを4
方向に回倒自在に立設し、夫々の回倒方向にマイクロス
イッチを配設して、どのスイッチがオンになったかによ
りカーソルを所定方向へ移動させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マウス及びトラックボ
ールはロータリエンコーダによる光学的機構を有してい
るので、比較的高価で組立作業も煩雑である。また、ボ
ールとロータリエンコーダとの摩擦により作動するもの
であるので、操作性や耐久性にも問題がある。ジョイス
ティックも操作レバーを確実に倒回しないとスイッチが
オンにならず、カーソルが動かないため操作性上問題が
ある。更に、これらのポインティングデバイスを小型化
するには構造上一定の限界がある。
【0004】そこで、ポインティングデバイスの構成を
従来に無い新規なものにすることにより操作性を向上さ
せ、小型化を可能とするために解決されるべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、全方位上下方向に揺
動する操作部を設けるとともに、該操作部周縁に沿って
複数個に分割されたコンデンサを配設し、且つ、前記操
作部の揺動に伴い前記複数個のコンデンサの両極間距離
が相互に変化するように形成され、更に個々のコンデン
サの静電容量の変化量をカーソルの所定方向への移動量
に変換する処理手段を設けたポインティングデバイスを
提供するものである。
【0006】
【作用】操作部を或る任意の方向に揺動させると、その
揺動方向及び揺動角度に応じて複数個のコンデンサが相
互に関連し乍ら、その両極間距離が、或るものは大きく
増減し、他の或るものは小さく増減する。また、コンデ
ンサの両極間距離が大きくなるとその静電容量は小さく
なり、反対に両極間距離が小さくなると静電容量は大き
くなる。一方、処理手段には予め個々のコンデンサに対
応するカーソルの移動方向が設定されている。そして、
個々のコンデンサの静電容量変化量は、そのコンデンサ
が司る特定方向への正又は負の移動量に変換される。従
って、結果的なカーソルの移動方向及び移動量は、個々
のコンデンサの静電容量変化量により与えられるベクト
ルの合成ベクトルとして決定される。斯くして、操作部
の揺動方向及び揺動角度に応じて、カーソルは所定の方
向へ所定の速度で移動することとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に従
って詳述する。図1はポインティングデバイス1の要部
断面図であり、アッパーハウジング2の上面には円孔3
が開設され、該円孔3の上方に円柱状のツマミ4が突設
されている。該ツマミ4の下面には円盤状の上側電極5
が当接しており、且つ、ツマミ4下面中央には凹部6が
開設され、一方、上側電極5上面中央にはボス7が凸設
されて、前記凹部6にボス7が嵌合されることにより前
記ツマミ4と上側電極5とは一体になっている。
【0008】更に、前記上側電極5の下面中央には軸柱
8が垂設され、該軸柱8の下面は球面部9を形成してい
る。そして、該軸柱8下方には支持板10がロワーハウ
ジング11上に搭載されており、支持板10の上面には
球面状の窪み部12が形成されることにより、該窪み部
12に前記軸柱8の球面部9が係合している。また、前
記アッパーハウジング2の下面には前記円孔3のまわり
に円環状突起13が設けられており、それに対峙する前
記上側電極5の上面にも円環状突起14が設けられてい
る。そして、双方の円環状突起13及び14の外側部に
コイルスプリング15が係上され、該コイルスプリング
15により前記上側電極5は下方に付勢されているた
め、該上側電極5と前記支持板10とは電気的に常に導
通している。而して、前記ツマミ4を任意方向に傾倒す
ると、前記上側電極5は球面部9の中心点Pを回動支点
として全方位上下方向に揺動する。
【0009】また、前記ロワーハウジング11の上面に
はPC基板16が配設されるとともに、前記支持板10
の周囲には該支持板10を囲繞する円筒部17が立設さ
れ、前記PC基板16には該円筒部17の外径と同寸法
の穴部18が開設されることにより、該円筒部17にP
C基板16が嵌着している。そして、前記支持板10に
はリード線19が延設され、該リード線19の他端は前
記PC基板16にハンダ付けされることにより、支持板
10及び前記上側電極5はアースされている。
【0010】更に、前記PC基板16の穴部18の周囲
には固定電極20が印刷されており、該固定電極20の
上面には中空円盤状の誘電体21が配設されている。図
2に図示する如く、前記固定電極20は略90度毎に4
個に分割されている(20a,20b,20c,20
d)。
【0011】また、図3は該固定電極20(20a,2
0b,20c,20d)と前記上側電極5とによって構
成されるコンデンサCa ,Cb ,Cc ,Cd を回路図で
表示したものである。同図に示す如く、固定電極20
a,20b,20c,20dから延設された配線は、前
記PC基板16に搭載された処理回路21に接続されて
いる。該処理回路21には予め個々のコンデンサCa
b ,Cc 又はCd に対応するカーソルの移動方向が設
定されており、更に、該処理回路21は個々のコンデン
サCa ,Cb ,Cc 又はCd の静電容量の変化量を、そ
のコンデンサCa,Cb ,Cc 又はCd が司る特定方向
への正又は負の移動量に変換してCPU22へ出力す
る。
【0012】具体的には、コンデンサCa 及びCc はカ
ーソルの縦方向(y+方向又はy−方向)への移動を司
り、コンデンサCa の静電容量が増加してコンデンサC
c の静電容量が減少した場合にはカーソルを上方向(y
+方向)へ移動させる信号が出力され、コンデンサCa
の静電容量が減少してコンデンサCc の静電容量が増加
した場合にはカーソルを下方向(y−方向)へ移動させ
る信号が出力される。また、コンデンサCb 及びCd
カーソルの横方向(x+方向又はx−方向)への移動を
司り、コンデンサCb の静電容量が増加してコンデンサ
d の静電容量が減少した場合にはカーソルを左方向
(x−方向)へ移動させる信号が出力され、コンデンサ
b の静電容量が減少してコンデンサCd の静電容量が
増加した場合にはカーソルを右方向(x+方向)へ移動
させる信号が出力される。更に、これらの静電容量の変
化量が大きければ大きい程、信号の密度が大きくなって
カーソルの夫々の移動方向へのベクトルの絶対値が大き
くなるように形成されている。
【0013】而して、図2に於いて、ツマミ4を上方向
(y+方向)へ傾倒させると、上側電極5が同じく上方
向(y+方向)へ揺動するため、コンデンサCa の電極
間距離は小さくなり、反対側のコンデンサCc の電極間
距離は大きくなる。従って、コンデンサCa の静電容量
は増大してコンデンサCc の静電容量は減少する。斯く
して、前記処理回路21よりカーソルを上方向(y+方
向)へ移動させる信号がCPU22へ出力される。また
この時、他のコンデンサCb 及びCd に生じた静電容量
変化量は相互に打ち消し合うため、カーソルを横方向
(x+又はx−方向)へ移動させる信号は発生しない。
この結果、ディスプレイ上でカーソルは上方向(y+方
向)へ移動することとなる。また、ツマミ4の傾倒角度
が大きい程、コンデンサCa 及びCc の電極間距離の変
化が大きくなるので、それらの静電容量の変化量も大き
くなる。従って、ツマミ4を大きく傾倒させると、させ
る程カーソルの移動速度は速くなることになる。
【0014】同様にして、ツマミ4を左方向(x−方
向)へ傾倒させるとカーソルも左方向(x−方向)へ移
動し、ツマミ4を下方向(y−方向)へ傾倒させるとカ
ーソルも下方向(y−方向)へ移動し、ツマミ4を右方
向(x+方向)へ傾倒させるとカーソルも右方向(x+
方向)へ移動する。また、ツマミ4の傾倒角度に比例し
てカーソルの移動速度が増減する。
【0015】次に、ツマミ4を斜め方向、例えば真上方
向から時計回りに30度の方向へ傾倒した場合には、上
側電極5もそれと同じ方向へ揺動するので、コンデンサ
aの静電容量は大きく増加してコンデンサCc の静電
容量は大きく減少する。また、コンデンサCb の静電容
量は小さく減少してコンデンサCd の静電容量は小さく
増加する。これにより前記処理回路21からはカーソル
を上方向(y+方向)へ移動させる密度の大きい信号
と、カーソルを右方向(x+方向)へ移動させる密度の
小さい信号が夫々CPU22へ出力される。具体的にそ
れらの信号密度の比は、小さい方を1とすると大きい方
は約1.73である。従って、ディスプレイ上のカーソ
ルの移動方向は上方向(y+方向)へ大きさ約1.73
のベクトルと右方向(x+方向)へ大きさ1のベクトル
の合成ベクトルとして決定され、その結果、カーソルは
前記ツマミ4の傾倒方向と同じ真上から時計回りに30
度の方向へ移動することとなる。
【0016】斯くして、ツマミ4を全方位任意方向へ傾
倒させるとその傾倒方向と同じ方向へカーソルがディス
プレイ上を移動することとなる。また、その移動速度は
前記ツマミ4の傾倒角度が大きければ大きい程、速くな
る。
【0017】尚、前記固定電極20は隣接する2個の
み、例えば20a及び20bの2個のみで形成しても良
い。然るときは、ツマミ4を右方向(x+方向)に傾倒
させるとコンデンサCb の電極間距離は大きくなり、そ
の静電容量は小さくなる。また、ツマミ4を左方向(x
−方向)に傾倒させるとコンデンサCb の電極間距離は
小さくなり、その静電容量は大きくなる。そこで、ある
コンデンサの静電容量が小さくなった場合には、そのコ
ンデンサの配設位置の反対方向にカーソルを移動させ、
反対に静電容量が大きくなった場合には、そのコンデン
サの配設方向にカーソルを移動させるように前記処理回
路21を設定しておくことにより、ツマミ4の傾倒方向
に応じてカーソルを所定方向に移動させることができ
る。
【0018】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】この発明は上記一実施例にて詳述せる如
く、簡易なコンデンサの原理によってカーソルを任意の
方向に移動させることができるように構成されている。
従って、可及的に小型化、薄型化できるだけでなく、従
来の光学方式によるマウスやトラックボールよりも安価
で組立易く、耐久性も高い。また、わずかな静電容量の
変化に対しても反応させることができるので操作性が高
く、マウスやトラックボールのようにボールが空回りし
てカーソルが移動しないという問題や、ジョイスティッ
クのように一定角度まで倒回しないとカーソルが移動し
ないという問題は生じない。更に、操作部の揺動角度に
よりカーソルの移動速度が増減するので、操作性が一層
高まる等、正に諸種の効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、その縦断面図。
【図2】図1の要部平面図。
【図3】図1に於いて、その回路構成図。
【符号の説明】
1 ポインティングデバイス 2 アッパーハウジング 4 ツマミ 5 上側電極 8 軸柱 9 球面部 10 支持板 11 ロワーハウジング 12 窪み部 15 コイルスプリング 16 PC基板 19 リード線 20(20a,20b,20c,20d) 固定電極 21 処理回路 22 CPU P 回動支点 Ca ,Cb ,Cc ,Cd コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全方位上下方向に揺動する操作部を設け
    るとともに、該操作部周縁に沿って複数個に分割された
    コンデンサを配設し、且つ、前記操作部の揺動に伴い前
    記複数個のコンデンサの両極間距離が相互に変化するよ
    うに形成され、更に個々のコンデンサの静電容量の変化
    量をカーソルの所定方向への移動量に変換する処理手段
    を設けたことを特徴とするポインティングデバイス。
JP7087283A 1995-04-12 1995-04-12 ポインティングデバイス Pending JPH08286833A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7087283A JPH08286833A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 ポインティングデバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7087283A JPH08286833A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 ポインティングデバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08286833A true JPH08286833A (ja) 1996-11-01

Family

ID=13910470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7087283A Pending JPH08286833A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 ポインティングデバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08286833A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105224103A (zh) * 2014-07-04 2016-01-06 原相科技股份有限公司 电容式摇杆装置
US9996169B2 (en) 2014-07-04 2018-06-12 Pixart Imaging Inc. Capacitive joystick device
CN113631890A (zh) * 2019-02-07 2021-11-09 德克萨斯仪器股份有限公司 补偿电容传感控制元件中的机械公差
WO2023157299A1 (ja) * 2022-02-21 2023-08-24 任天堂株式会社 入力装置およびコントローラ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105224103A (zh) * 2014-07-04 2016-01-06 原相科技股份有限公司 电容式摇杆装置
CN105224103B (zh) * 2014-07-04 2018-05-01 原相科技股份有限公司 电容式摇杆装置
US9996169B2 (en) 2014-07-04 2018-06-12 Pixart Imaging Inc. Capacitive joystick device
CN113631890A (zh) * 2019-02-07 2021-11-09 德克萨斯仪器股份有限公司 补偿电容传感控制元件中的机械公差
WO2023157299A1 (ja) * 2022-02-21 2023-08-24 任天堂株式会社 入力装置およびコントローラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5905485A (en) Controller with tactile sensors and method of fabricating same
US5624117A (en) Game machine controller
JP2916842B2 (ja) 画面表示制御装置
US6762372B2 (en) Multidirectional input device
JPH10214128A (ja) ジョイスティック型多機能コントローラ
US6194673B1 (en) Rotary encoder
US7820924B2 (en) Multi-direction switch for a cursor device
US6504115B2 (en) Multidirectional input device
JPH08286833A (ja) ポインティングデバイス
US6298566B1 (en) Angular-displacement detecting device
JP4770646B2 (ja) 入力装置及び情報処理装置
KR102462152B1 (ko) 스테빌라이저
JP2942098B2 (ja) 多方向入力装置
JP2678564B2 (ja) 方向情報入力装置
JP3430018B2 (ja) ジョイスティックユニット
JP3877489B2 (ja) 入力装置
RU2230354C2 (ru) Устройство для ввода информации
US5883618A (en) Computer joystick
JP2000242424A (ja) マウス装置
JPH08339258A (ja) ポインティングデバイス
JPH039061Y2 (ja)
JP3112606B2 (ja) X−y方向入力装置
CN114259724A (zh) 检测装置以及操作装置
JPH02234215A (ja) Xy座標入力装置
JPH0548031U (ja) カーソルキー装置