JPH08286753A - 無人走行車およびその制御方法 - Google Patents

無人走行車およびその制御方法

Info

Publication number
JPH08286753A
JPH08286753A JP7108981A JP10898195A JPH08286753A JP H08286753 A JPH08286753 A JP H08286753A JP 7108981 A JP7108981 A JP 7108981A JP 10898195 A JP10898195 A JP 10898195A JP H08286753 A JPH08286753 A JP H08286753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dummy
counters
half turn
counter
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7108981A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Yamamoto
泉 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP7108981A priority Critical patent/JPH08286753A/ja
Publication of JPH08286753A publication Critical patent/JPH08286753A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御部に複雑なプログラムを必要とせず、位
置修正を正確に行える無人走行車およびその制御方法を
提供する。 【構成】 制御部47は、駆動輪42A,42Bの軌跡
距離が等しくなるようにモータ44A,44Bを制御
し、位置修正を行うにあたって、ダミーカウンタ11
A,11Bに移行量Sから算出した修正値分の差が生じ
させるとともに、これらのダミーカウンタ11A,11
Bに基づいて前半ターンを行い、ダミーカウンタ11
A,11Bの値が等しくなったらカウンタ46A,46
Bに基づいて後半ターンを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無人走行車およびその制
御方法に係り、さらに詳しく言えば、位置修正を正確に
行える無人走行車およびその制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば建物内部において、通路の
清掃や貨物の搬送等を行うために、無人走行車の導入が
進められてる。図4に示す無人走行車40は、車体41
の走行幅方向に一対の駆動輪42A,42Bが並列配置
されているとともに、車体41の走行方向の前後に一対
の従動輪43が配置されていて、駆動輪42A,42B
がそれぞれ個別の駆動手段であるモータ44A,44B
に回転駆動される。
【0003】駆動輪42A,42Bは同一直径を有し、
それぞれの回転数がモータ44A,44Bの回転軸に取
り付けられたロータリーエンコーダ45により検出さ
れ、カウンタ46A,46Bにカウントされる。これら
のカウンタ46A,46Bの値は、駆動輪42A,42
Bの軌跡距離が同一であるときに互いに等しくなる。し
たがって、この無人走行車40は、車体41の直進状態
を保持するために、CPU(中央処理ユニット)等の制
御部47がカウンタ46A,46Bを常時監視してい
て、各駆動輪42の軌跡距離が互いに等しくなるよう
に、すなわち各カウンタ46A,46Bの値が互いに等
しくなるようにモータ44A,44Bを個別に制御して
いる。
【0004】ところで、図に示す無人走行車40は、あ
らかじめ平坦な壁面50と平行に設定された走行軌道A
に沿って車体41を走行させるために、車体41の側面
に設けられた超音波距離センサ48により、車体41が
所定距離走行する毎に車体41と壁面50との間の距離
を測定している。そして、超音波距離センサ48の測定
値Lがあらかじめ制御部47に入力された設定値αと異
なる場合には、車体41の走行軌跡が走行軌道Aから逸
脱していることになるため、車体41の走行軌跡を平行
移行させることにより、壁面50に対する車体41の位
置を修正する位置修正を行う。この位置修正は、図5に
示すように、車体41が所定距離転回走行する前半ター
ンと、車体41が前半ターンの終点を中心として前半タ
ーンの点対称軌跡を描くように転回走行する後半ターン
とを連続して行うことにより、S字状の走行軌跡を描く
ように車体41を走行させるものである。
【0005】前半ターンおよび後半ターンの転回角度θ
は、測定値Lと設定値αとの差から算出した移行量S
と、前半ターンおよび後半ターンの転回半径Rとを用い
た数1により求められる。
【数1】 一方、駆動輪42Aの軌跡距離のLd(Ld1,Ld
2)と駆動輪42Bの軌跡距離のRd(Rd1,Rd
2)との差(絶対値)は、前述した転回角度θと駆動輪
42A,42B間寸法Wとを用いた数2により求められ
る。
【数2】 そして、前半ターンおよび後半ターンは、前述した数2
にロータリーエンコーダ45のパルス密度σを代入した
数3により修正値Pを求め、この修正値Pに基づいて行
われる。
【数3】
【0006】すなわち、位置修正は、まず、カウンタ4
6A,46Bを一時的にクリアした後、移行方向と反対
側(図5の場合左側)の駆動輪42Aの軌跡距離Ld1
が移行方向側(図5の場合右側)の駆動輪42Bの軌跡
距離Rd1よりも同一時間内で長くなるように、すなわ
ち移行方向と反対側の駆動輪42Aを駆動するモータ4
4Aが移行方向側の駆動輪42Bを駆動するモータ44
Bよりも高速回転するように制御部47がモータ44
A,44Bを制御して前半ターンを開始する。そして、
カウンタ46A,46B間に修正値Pと同一の差が生じ
たときに前半ターンが終了したことになるため、再びカ
ウンタ46A,46Bをクリアする。
【0007】次に、移行方向側(図5の場合右側)の駆
動輪42Bの軌跡距離Rd2が移行方向と反対側(図5
の場合左側)の駆動輪42Aの軌跡距離Ld2よりも同
一時間内で長くなるように、すなわち移行方向側の駆動
輪42Bを駆動するモータ44Bが移行方向と反対側の
駆動輪42Aを駆動するモータ44Aよりも高速回転す
るように制御部47がモータ44A,44Bを制御して
後半ターンを開始する。そして、カウンタ46A,46
B間に修正値Pと同一の差が生じたときに後半ターン、
すなわち位置修正が終了したことになるため、モータ4
4A,44Bを同速度回転させることにより車体41の
直進状態を復帰させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な位置修正では、前半ターンおよび後半ターンを行う前
にカウンタ46A,46Bを一時的にクリアする必要が
あるため、その分制御部47の処理時間が長くなる。し
たがって、例えば前半ターンから後半ターンへ移行する
際等に遅れが生じ易く、図中二点鎖線で示すように、位
置修正を行う前と位置修正を行った後とでは車体41の
走行方向を一致させることが難しいという問題がある。
また、この位置修正では、カウンタ46A,46Bを一
時的にクリアするため、車体41の総走行距離を制御部
47のメモリへ一時的に退避させるための別途プログラ
ムが必要であり、制御が複雑化するという問題もあっ
た。
【0009】以上のような問題は、車体が走行軌道から
逸脱していなくても、走行軌道に従って壁面に対する車
体の位置を変更する位置変更を行う場合にも同様に生ず
る。そして、この問題は、走行軌道に沿って車体を走行
させるために壁面と車体との間の距離を超音波距離セン
サにより測定する、いわゆる壁面ならい方式の無人走行
車にのみ生ずるものではなく、電磁誘導方式,ジャイロ
+エンコーダ方式等を採用した無人走行車においても同
様に生じている。本発明は、このような従来の問題を解
決するためになされたもので、その目的は、制御部に複
雑なプログラムを必要とせず、位置修正を正確に行える
無人走行車およびその制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体を直進保
持するために、各カウンタの値が互いに等しくなるよう
に制御部が駆動手段を制御していることに着目して案出
されたものである。具体的には、本発明は、前記目的を
達成するために、本発明の請求項1に記載した無人走行
車の制御方法は、車体の走行幅方向に並列配置された一
対の駆動輪を駆動手段が個別に駆動するとともに、前記
各駆動輪の軌跡距離をカウンタが個別にカウントし、か
つ、前記車体を直進させるために前記各カウンタの値が
互いに等しくなるように制御部が前記駆動手段を制御す
る無人走行車の制御方法において、前記車体が所定距離
転回走行する前半ターンと、前記車体が前記前半ターン
の終点を中心として前記前半ターンの点対称軌跡を描く
ように転回走行する後半ターンとにより前記車体の走行
軌跡を平行移行させる位置変更を行うために、前記位置
変更の移行量に基づいて変更値を算出するとともに、前
記各カウンタにそれぞれダミーカウンタを設け、一方の
前記ダミーカウンタの値を他方の前記ダミーカウンタの
値よりも前記変更値分大きくするとともに、前記制御部
が前記各ダミーカウンタに基づいて前記駆動手段を制御
することにより前記前半ターンを行い、前記各ダミーカ
ウンタの値が互いに等しくなったときに前記制御部が前
記各カウンタに基づいて前記駆動手段を制御することに
より前記後半ターンを行うことを特徴としている。
【0011】この変更値としては、従来の無人走行車が
位置修正を行うために算出した修正値を採用すればよ
い。そして、各ダミーカウンタに変更値分の差が生じる
操作としては、各ダミーカウンタのうち、一方のダミー
カウンタに対して変更値を強制的に加算あるいは減算す
ればよく、あるいは変更値を二分割し、一方のダミーカ
ウンタに対して所定値を強制的に加算するとともに他方
のダミーカウンタから所定値を強制的に減算することに
より、結果的に各ダミーカウンタに変更値分の差が生じ
るようにしてもよい。
【0012】また、本発明の請求項2に記載した無人走
行車の制御方法は前記ダミーカウンタに前記変更値を強
制的に加算することを特徴とし、本発明の請求項3に記
載した無人走行車の制御方法は前記ダミーカウンタから
前記変更値を強制的に減算することを特徴としている。
【0013】そして、本発明の請求項4に記載した無人
走行車は、車体と、前記車体の走行幅方向に並列配置さ
れた一対の駆動輪と、前記各駆動輪を個別に駆動する駆
動手段と、前記各駆動輪の軌跡距離を個別にカウントす
るカウンタと、前記駆動手段を制御する制御部とを有
し、前記車体を直進させるために前記各カウンタの値が
互いに等しくなるように前記制御部が前記駆動手段を制
御する無人走行車において、前記車体が所定距離転回走
行する前半ターンと、前記車体が前記前半ターンの終点
を中心として前記前半ターンの点対称軌跡を描くように
転回走行する後半ターンとにより前記車体の走行軌跡が
平行移行する位置変更を行うにあたって、前記位置変更
の移行量に基づいて変更値を算出するとともに、前記各
カウンタにそれぞれダミーカウンタを設け、一方の前記
ダミーカウンタの値を他方の前記ダミーカウンタの値よ
りも前記変更値分大きくするとともに、前記制御部が前
記各ダミーカウンタに基づいて前記駆動手段を制御する
ことにより前記前半ターンを行い、前記各ダミーカウン
タの値が互いに等しくなったときに前記制御部が前記各
カウンタに基づいて前記駆動手段を制御することにより
前記後半ターンを行うことを特徴としている。
【0014】
【作用】このような本発明の請求項1に記載した無人走
行車の制御方法および請求項4に記載した無人走行車に
おいては、例えば各駆動輪が同一直径を有していれば、
車体を直進保持するために各カウンタの値が互いに等し
くなるように、すなわち各駆動輪が同速回転するように
モータ等の駆動手段を制御部が制御している。したがっ
て、各カウンタのうち、一方のカウンタの値が他方のカ
ウンタの値よりも大きくなると、一方のカウンタに軌跡
距離がカウントされる駆動輪よりも他方のカウンタに軌
跡距離がカウントされる駆動輪が高速回転するように駆
動手段が制御部に制御され、各カウンタの値が互いに等
しくなると自動的に各駆動輪が同速回転に復帰するよう
に制御する。
【0015】ここで、本来のカウンタにそれぞれ対応す
るダミーカウンタを設け、位置修正の移行方向側のダミ
ーカウンタの値を移行方向と反対側のダミーカウンタの
値よりも修正値分大きくするとともに、制御部が各ダミ
ーカウンタに基づいて駆動手段を制御すれば自動的に前
半ターンを開始し、各ダミーカウンタの値が互いに等し
くなると自動的に前半ターンを終了することになる。一
方、本来のカウンタは、前述した前半ターン中も各駆動
輪の軌跡距離のカウントを継続している。このため、各
ダミーカウンタの値が互いに等しくなり、前半ターンを
終了したときには、位置修正の移行方向と反対側のカウ
ンタの値が移行方向側のカウンタの値よりも修正値分大
きくなっている。したがって、この時点で、制御部が本
来のカウンタに基づいて駆動手段を制御すれば、自動的
に後半ターンを開始し、各カウンタの値が互いに等しく
なると自動的に後半ターンを終了することになる。
【0016】すなわち、位置修正を行うにあたっては、
前半ターンおよび後半ターンに先だって各カウンタを一
時的にクリアする必要がないため、従来の位置修正に比
較して制御部の処理時間を短縮でき、正確な位置修正を
行えることになる。また、位置修正の開始にあたって
は、各カウンタの値がそのまま保持されるため、従来の
ような総走行距離を制御部のメモリへ一時的に退避させ
るための別途プログラムが必要なく、容易に制御できる
ことになる。また、本発明の請求項2および請求項3に
記載した無人走行車の制御方法においては、一方のカウ
ンタに対して変更値を別途加工することなく、そのまま
加算あるいは減算すればよいため制御が一層容易にな
り、これらにより前記目的が達成される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、以下に説明する実施例において、既に図4
あるいは図5において説明した構成等については、図中
に同一符号を付すことにより説明を簡略あるいは省略す
る。
【0018】図1には、本発明に係る第一実施例の無人
走行車10が示されている。無人走行車10は、車体4
1を直進させるために、カウンタ46A,46Bの値が
互いに等しくなるように、すなわち同一直径を有する駆
動輪42A,42Bが同速回転するように駆動手段であ
るモータ44A,44Bを個別に制御している。この無
人走行車10は、超音波距離センサ48の測距値Lが制
御部47の設定値αと異なる場合、車体41の走行軌跡
が走行軌道Aから逸脱していることになるため、車体4
1の走行軌跡が図中右側に平行移行する位置修正を行
う。
【0019】この位置修正は、図2に示すように、車体
41が所定距離転回走行する前半ターンと、車体41が
前半ターンの終点を中心として前半ターンの点対称軌跡
を描くように転回走行する後半ターンとを連続して行
う。これらの前半ターンおよび後半ターンは、従来の位
置修正と同様に、前半ターンおよび後半ターンの転回角
度θ,移行量S,ロータリーエンコーダ45のパルス密
度等により算出された修正値に基づいて行われる。
【0020】位置修正を行うにあたっては、カウンタ4
6A,46Bにそれぞれ対応するダミーカウンタ11
A,11Bが設けられる。そして、制御部47は、移行
方向側のダミーカウンタ11Bの値を移行方向と反対側
のダミーカウンタ11Aの値よりも修正値分大きくする
とともに、これらのダミーカウンタ11A,11Bに基
づいて駆動手段であるモータ44A,44Bを制御す
る。具体的には、ダミーカウンタ11Bに修正値が強制
的に加算される。
【0021】制御部47は、ダミーカウンタ11A,1
1Bの値が互いに等しくなるようにモータ44A,44
Bを制御する。このため、モータ44Aがモータ44B
よりも高速回転することにより、駆動輪42Aの軌跡距
離Ld1が駆動輪42Bの軌跡距離Rd1よりも同一時
間内で長くなる図中時計回りの前半ターンを開始し、各
ダミーカウンタ11A,11Bの値が互いに等しくなる
と自動的に前半ターンを終了する。
【0022】前半ターンを終了すると、制御部47がカ
ウンタ46A,46Bに基づいてモータ44A,44B
を制御する。カウンタ46A,46Bは、前半ターン中
も駆動輪42A,42Bの軌跡距離をカウントしてい
る。このため、ダミーカウンタ11A,11Bの値が互
いに等しくなって前半ターンが終了したときには、移行
方向と反対側のカウンタ46Aの値が移行方向側のカウ
ンタ46Bの値よりも修正値分大きくなっている。した
がって、モータ44Bがモータ44Aよりも高速回転す
ることにより、駆動輪42Aの軌跡距離Ld2よりも駆
動輪42Bの軌跡距離Rd2が同一時間内で長くなる図
中反時計回りの後半ターンを開始し、カウンタ46A,
46Bの値が互いに等しくなると自動的に後半ターンを
終了する。
【0023】以上のような無人走行車10は、図3に示
すようなルーチンに従って位置修正を行う。すなわち、
ステップST1において修正値を算出し、ステップST
2において位置修正の移行方向が走行方向右側である場
合(YES)には、ステップST3において右側ダミー
カウンタに修正値を強制的に加算するとともに、ダミー
カウンタ11A,11Bに基づいてモータ44A,44
Bを制御して前半ターンを開始し、ステップST5にお
いてダミーカウンタ11A,11Bの値が互いに等しく
なるまで継続する。
【0024】一方、ステップST2において位置修正の
移行方向が走行方向左側である場合(NO)には、ステ
ップST4において左側ダミーカウンタ11Aに修正値
を強制的に加算するとともに、ダミーカウンタ11A,
11Bに基づいてモータ44A,44Bを制御して前半
ターンを開始し、ステップST5においてダミーカウン
タ11A,11Bの値が互いに等しくなるまで継続す
る。次に、ステップST6において本来のカウンタ46
A,46Bに基づいてモータ44A,44Bを制御して
後半ターンを開始し、ステップST7においてカウンタ
46A,46Bの値が互いに等しくなるまで継続する。
【0025】以上のような本実施例によれば、移行方向
側のダミーカウンタ11Bの値を移行方向と反対側のダ
ミーカウンタ11Aの値よりも修正値分大きくなるよう
な加減操作を行うとともにダミーカウンタ11A,11
Bに基づいてモータ44A,44Bを制御することによ
り前半ターンを行い、かつ、ダミーカウンタ11A,1
1Bの値が互いに等しくなったときにカウンタ46A,
46Bに基づいてモータ44A,44Bを制御すること
により後半ターンを行うため、カウンタ46A,46B
を一時的にクリアする従来の位置修正に比較して制御部
47の処理時間を短縮できる。したがって、例えば前半
ターンから後半ターンに移行する際等に遅れが生じるこ
とがなく、位置修正を行う前後の車体41の走行方向を
制御部47の処理速度に関わらず確実に一致させること
ができる。
【0026】また、位置修正の開始にあたっては、カウ
ンタ46A,46Bの値が保持されるため、従来のよう
な総走行距離を制御部47のメモリへ一時的に退避させ
るための別途プログラムが必要なく、容易に制御でき
る。さらに、ダミーカウンタ11Bの値をダミーカウン
タ11Aの値よりも修正値分大きくするために、修正値
をダミーカウンタ11Bにそのまま加算するため、修正
値を別途加工する必要がなく、一層容易に制御できる。
【0027】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。例えば、前述した
本実施例では、各ダミーカウンタのうち、一方のダミー
カウンタの値を他方のダミーカウンタの値よりも修正値
分大きくするために、一方のダミーカウンタに修正値を
強制的に加算していたが、他方のダミーカウンタから修
正値を強制的に減算してもよい。あるいは、修正値を分
割し、一方のダミーカウンタに加算するとともに、他方
のダミーカウンタから減算することにより結果的に各ダ
ミーカウンタ間に変更値分の差が生じるようにしてもよ
い。
【0028】また、本発明は、車体が走行軌道から逸脱
したときに行う位置修正にのみ適用できるものではな
く、走行軌道に従って車体の位置を変更する位置変更に
も適用できる。さらに、本発明は、超音波距離センサを
採用した壁面ならい方式の無人走行車にのみ適用できる
ものではなく、電磁誘導方式,ジャイロ+エンコーダ方
式等の各種無人走行車に適用可能である。その他、前記
各実施例で示した駆動輪,駆動手段であるモータ,カウ
ンタ等の形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を
達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載した無人走行車
の制御方法および請求項4に記載した無人走行車によれ
ば、制御部の処理速度に影響されることなく、容易な制
御により位置修正を正確に行える。また、本発明の請求
項2および請求項3に記載した無人走行車の制御方法に
よれば、変更値を別途加工する必要がないため、制御が
一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す模式平面図である。
【図2】前記実施例における位置修正ルーチンを示すフ
ローチャート図である。
【図3】前記実施例における位置修正を示す模式平面図
である。
【図4】従来の無人走行車を示す模式平面図である。
【図5】従来の位置修正を示す模式平面図である。
【符号の説明】 10 無人走行車 11A,11B ダミーカウンタ 41 車体 42A,42B 駆動輪 44A,44B 駆動手段であるモータ 46A,46B カウンタ 47 制御部 Ld1,Rd1,Ld2,Rd2 軌跡距離 S 移行量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の走行幅方向に並列配置された一対
    の駆動輪を駆動手段が個別に駆動するとともに、前記各
    駆動輪の軌跡距離をカウンタが個別にカウントし、か
    つ、前記車体を直進させるために前記各カウンタの値が
    互いに等しくなるように制御部が前記駆動手段を制御す
    る無人走行車の制御方法において、前記車体が所定距離
    転回走行する前半ターンと、前記車体が前記前半ターン
    の終点を中心として前記前半ターンの点対称軌跡を描く
    ように転回走行する後半ターンとにより前記車体の走行
    軌跡を平行移行させる位置変更を行うために、前記位置
    変更の移行量に基づいて変更値を算出するとともに、前
    記各カウンタにそれぞれダミーカウンタを設け、一方の
    前記ダミーカウンタの値を他方の前記ダミーカウンタの
    値よりも前記変更値分大きくするとともに、前記制御部
    が前記各ダミーカウンタに基づいて前記駆動手段を制御
    することにより前記前半ターンを行い、前記各ダミーカ
    ウンタの値が互いに等しくなったときに前記制御部が前
    記各カウンタに基づいて前記駆動手段を制御することに
    より前記後半ターンを行うことを特徴とする無人走行車
    の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ダミーカウンタに前記変更値を強制
    的に加算することを特徴とする請求項1に記載した無人
    走行車の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ダミーカウンタから前記変更値を強
    制的に減算することを特徴とする請求項1に記載した無
    人走行車の制御方法。
  4. 【請求項4】 車体と、前記車体の走行幅方向に並列配
    置された一対の駆動輪と、前記各駆動輪を個別に駆動す
    る駆動手段と、前記各駆動輪の軌跡距離を個別にカウン
    トするカウンタと、前記駆動手段を制御する制御部とを
    有し、前記車体を直進させるために前記各カウンタの値
    が互いに等しくなるように前記制御部が前記駆動手段を
    制御する無人走行車において、前記車体が所定距離転回
    走行する前半ターンと、前記車体が前記前半ターンの終
    点を中心として前記前半ターンの点対称軌跡を描くよう
    に転回走行する後半ターンとにより前記車体の走行軌跡
    が平行移行する位置変更を行うにあたって、前記位置変
    更の移行量に基づいて変更値を算出するとともに、前記
    各カウンタにそれぞれダミーカウンタを設け、一方の前
    記ダミーカウンタの値を他方の前記ダミーカウンタの値
    よりも前記変更値分大きくするとともに、前記制御部が
    前記各ダミーカウンタに基づいて前記駆動手段を制御す
    ることにより前記前半ターンを行い、前記各ダミーカウ
    ンタの値が互いに等しくなったときに前記制御部が前記
    各カウンタに基づいて前記駆動手段を制御することによ
    り前記後半ターンを行うことを特徴とする無人走行車。
JP7108981A 1995-04-10 1995-04-10 無人走行車およびその制御方法 Withdrawn JPH08286753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7108981A JPH08286753A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 無人走行車およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7108981A JPH08286753A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 無人走行車およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08286753A true JPH08286753A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14498562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7108981A Withdrawn JPH08286753A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 無人走行車およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08286753A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4165965B2 (ja) 自律走行作業車
CN101970273B (zh) 车辆行驶辅助装置及使用该装置的车辆
JP2018103761A (ja) 自動運転車両
JP2019519426A (ja) 駐車軌道の決定を伴う動力車両の駐車スペースへの操作のための方法、ドライバー支援システム及び動力車両
CN111123950A (zh) 行车控制方法、装置及车辆
CN111674405A (zh) 自动驾驶系统车道居中辅助功能使用Bezier曲线进行路径预测的方法
JP3707379B2 (ja) 車両の前後輪舵角制御装置
JP2009208602A (ja) 車線維持支援装置及び車線維持支援方法
JPH08286753A (ja) 無人走行車およびその制御方法
JP2009208601A (ja) 車線維持支援装置及び車線維持支援方法
JP3468065B2 (ja) 車両のヨーレート制御装置
JP2009067375A (ja) 車両の操舵装置
JPH08123551A (ja) 四輪操舵式無人搬送車の差動速度演算方法
JP2004078386A (ja) 全方位走行無人搬送車の誘導走行方法
JP2001075648A (ja) 無人車の動輪径パラメータ調整方法/装置
JP3896994B2 (ja) 車両用走行支援装置
JPH08234840A (ja) 無人走行車およびその制御方法
JP2005329798A (ja) 電動式パワーステアリング制御装置
JP3168758B2 (ja) 検出ヨーレイト補正装置
JP4135158B2 (ja) 車両の前後輪舵角制御装置
JP2006335149A (ja) 操舵支援装置
JP3580946B2 (ja) 自走台車の走行制御装置
JPH05216535A (ja) 車両用自動操縦制御装置
JPH09167016A (ja) 無人走行車の制御方法
CN110723202A (zh) 一种agv倒车方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702