JPH08286080A - 光ファイバコネクタ - Google Patents

光ファイバコネクタ

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JPH08286080A
JPH08286080A JP8086151A JP8615196A JPH08286080A JP H08286080 A JPH08286080 A JP H08286080A JP 8086151 A JP8086151 A JP 8086151A JP 8615196 A JP8615196 A JP 8615196A JP H08286080 A JPH08286080 A JP H08286080A
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JP
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ferrule
base
connector
passage
housing
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JP8086151A
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Jerry M Anderson
マックス、アンダーソン ジェリー
Norman R Lampert
ロジャー、ランパート ノーマン
George J Shevchuk
ジョン、 シェヴチュク ジョージ
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AT&T Corp
Original Assignee
AT&T Corp
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Publication date
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    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
    • G02B6/3834Means for centering or aligning the light guide within the ferrule
    • G02B6/3835Means for centering or aligning the light guide within the ferrule using discs, bushings or the like
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能で低コストの光ファイバコネクタを提
供する。 【解決手段】 本発明の光ファイバコネクタは、円筒形
フェルールおよびベースを含む。フェルールの両端面間
に軸通路が伸び、光ファイバの被覆されていない端部に
適合する。通路の断面は通常円形であり、直径はその全
長にわたって一定である。特に、ファイバを通路へ導く
ための挿入フュネルはフェルールには含まれず、フェル
ールの端部を保持するベースに含まれる。ベースは挿入
成形によってフェルールの周囲に成形される。フュネル
がもっぱらベース内に存在するため、フェルール内にフ
ュネルをエッチング、グリンジングまたは火炎研磨によ
って形成する必要はない。円筒形フェルールは外径約
1.25mmの引き抜きガラス管から作られ、その通路
は外表面と同心である。フェルール端面の近傍に、隣接
せずに、平面領域が含まれ、フェルールの回転とベース
からの脱落を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光コネクタ、特に、
円筒形フェルールとベースを含む、低コストのコネクタ
サブ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバコネクタは、実質的にすべて
の光ファイバ通信システムにおいて本質的な役割を担
う。例えば、これらのコネクタはファイバ断片を長く接
続し、ファイバを光源、検出器、中継器のような能動素
子、またはスイッチ、減衰器のような受動素子に接続す
る。
【0002】光ファイバコネクタの中心的機能は、一方
のファイバのコアと他方のファイバのコアが軸方向に整
合するように、結果的に一方のファイバからのすべての
光がもう一方のファイバに結合するように、二本の光フ
ァイバの端面を維持することである。光ファイバの光伝
搬領域(コア)は非常に小さいため、これは非常に困難
な課題である。シングルモード光ファイバのコアの直径
は、約8ミクロンである。
【0003】光ファイバコネクタのもう一つの機能は、
動作環境において、接続部分に機械的安定性を提供し、
保護することである。二本のファイバの接続における挿
入損失は、一般に、ファイバ端の整合性、ファイバ端の
ずれ幅、および両方のファイバ端面の状態に相関する。
安定性と接続部保護は、コネクタ設計(すなわち熱膨張
差と機械的な動きの影響の最小化)に相関する。光ファ
イバコネクタは、通常、中心軸に沿ってガラスまたはプ
ラスチックファイバが取り付けられる小さい円筒形部分
を含む。
【0004】種々のコネクタプラグが当業者間において
知られている。アカデミック・プレス(Academic Pres
s)版(1988)、S.E.ミラー(Miller)、A.
G.シノウェス(Chynoweth)編、”光ファイバ通信(O
ptical Fiber Telecommunication)”を参照のこと。既
知のコネクタプラグの一つはSTコネクタと称され、米
国特許第4,934,785号に記載されている。
【0005】コネクタプラグは円筒形フェルール、フェ
ルールを保持するベース、圧縮バネ、およびフェルール
とバネを覆うキャップを含む。この構造において、フェ
ルールのみが高い精度を必要とし、通常セラミック材料
から作られる。円筒形フェルールはベースに、接着剤に
よって強固に固定される。フェルールおよびベースはそ
れぞれ、長さ方向に一端から他端へ伸びる開口部を含
む。
【0006】明確化のため、これらの開口部を、フェル
ールにおいては”通路”、ベースにおいては”ボア”と
称する。通路とボアの中心軸は、軸方向において整合し
ていることが必要であり、特に、フェルールとベースが
接着している領域においては、光ファイバがこれらの共
通軸に沿って通されるため、これらの整合性は重要であ
る。
【0007】製造許容差がゼロの近づく一方、コスト等
の現実問題により、ボアと通路が隣接している接続部分
をファイバが通過可能であることを維持する一方で、軸
整合許容差は緩和される。これまでこの問題には、ファ
イバが挿入されるフェルールの端部に隣接して、ファイ
バ挿入コーン(フュネル)を設置することによって対処
してきた。これらのフュネルはグリンジング、エッチン
グ、または火炎研磨などの種々の方法によって製造可能
である。しかし、これは時間と資源の浪費であり、結局
はコストをより高くする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において欠落
し、現在必要とされることは、製造が容易で経費が安
く、フェルールとベースの適切な軸整合を提供する光コ
ネクタである。
【0009】
【課題を解決するための手段】光ファイバ終端部のため
の本発明によるコネクタは、円筒形フェルールおよびベ
ースを含む。円筒形フェルールの第一および第二の端面
間に伸びる通路が、被覆されていない光ファイバ端部を
受容するために設置される。ファイバは通路を通り、す
なわちフェルールの第一の端面から挿入され、第二の端
面において終端する。
【0010】通路は、通常円形の断面を有し、その直径
は通路の全長にわたって実質的に一定である。特に本発
明のフェルールは、その第一の端面に、ファイバを通路
内に導くための挿入フュネルを含まない。ベースはフェ
ルールの端部を保持し、通路と同軸のボアを含む。ベー
スはさらに、ファイバを、そのボアからフェルールの通
路へ導くためのフュネルを含む。
【0011】本発明の実施例において、ベースは、イン
サート成形法として知られる方法によって、フェルール
の周囲に成形される。フュネルが完全にベース内に存在
するため、フェルール内にフュネルをエッチング、グリ
ンジング、または火炎研磨する必要性はなくなる。さら
に、ベース内にフュネルを成形するための経費は、実質
的にゼロである。
【0012】さらに本実施例において、円筒形フェルー
ルは引き抜きガラス管から作られ、その外径は約1.2
5mmであり、その軸通路は外周面と同心である。フェ
ルールは通常、第一の端面に近い(しかし接しない)領
域に平面部分を含み、フェルールの回転と、ベースから
の脱落を防いでいる。
【0013】本発明の実施例において、フェルール/ベ
ース組立体は、通常正方形断面を有する絶縁体ハウジン
グ内に搭載される。手動操作によるラッチがハウジング
の一面に設置され、軸通路に垂直な方向に可動である。
螺旋状の圧縮バネがベースを囲み、バネの一端はベース
上のフランジを圧迫し、バネのもう一端はハウジングの
内面を圧迫することによって、フェルールの第二の端面
をハウジング外へ押し出す。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に、光ファイバコネクタ1
0、曲げを防止する歪軽減ブーツ20、光ファイバケー
ブル30が示される。この光ファイバコネクタは通常、
正方形断面を有する角形である。コネクタ10の外表面
には、コネクタを対応するレセプタクルに固定し、予期
せぬ離脱を防ぐためのバネラッチ120が含まれる。
【0015】内部に光部品を収容するための軽量なハウ
ジングを、低コストで提供するために、コネクタとラッ
チは、市販の熱可塑性樹脂から成形される。バネラッチ
120はハウジング内に一体成形され、タブ126がコ
ネクタ10の中心軸50ー50に垂直方向に上下に可動
となるように、”一体ヒンジ”125を含む。コネクタ
は、4.6×4.6mmのフットプリント(断面寸法)
を有する。
【0016】フェルール140はハウジング110とカ
バー100からなる二部品組立体の開口部111から突
出している。これらのハウジングとカバーは、フェルー
ル140とその関連部品がハウジング内に搭載された
後、接合される。関連部品の一つは、フェルールを開口
部111を通して前後に可動とするためのバネである。
フェルールの端面142は研磨された平面であり、通常
の相互接続において、もう一つのフェルールの端面と隣
接する。
【0017】落下時の損傷から保護するため、フェルー
ルはハウジングの端部からわずかに突出するのみとす
る。後述するように、フェルールはガラスから作られる
ことが望ましく、プラスチック、金属、またはセラミッ
ク材料から作られる場合に比べ、より強い保護が必要で
ある。コネクタが小さく、軽量な材料から作られること
が望ましいため、(ガラスフェルールを装着した)コネ
クタが落下時に損傷する恐れはほとんどない。
【0018】図2において、コネクタ10は、ハウジン
グ110、カバー100、およびフェルール140、ベ
ース150、ベース周囲に設置されたバネ160を含む
ファイバ保持構造を含む。ハウジング110は一般に、
ファイバ保持構造を受容するためのキャビティ114を
有するU字形の素子である。ファイバ保持構造がハウジ
ング110のキャビティ内に挿入され、カバー100が
接合される。整合のため、カバー100は、ハウジング
110内の穴116ー116に適合するピン106ー1
06を含む。
【0019】上面112と左側面101は、コネクタ1
0の前部を形成する四つの外面のうちの二面を成す。コ
ネクタの後部は互いに90°を成す四つの平面部分を有
する錘形であり、この平面部分はコネクタ後部を歪軽減
ブーツ20の前端部内に設置するために使用される。上
面118と左側面102は、コネクタ10の後部を形成
する四つの外面のうちの二面を成す。
【0020】ハウジング部材100、110は、ファイ
バ保持構造を囲むキャビティ114を形成する複数の内
表面を含む。光ケーブル30を受容するための第一開口
部119がコネクタ後部に、ファイバ保持構造の端面を
突出可能とするための第二開口部111がコネクタ前部
に含まれる。これらの開口部111、119はキャビテ
ィ114内へ伸び、コネクタ10をはさんで互いに反対
側に位置する。
【0021】ハウジング部材100、110は、熱可塑
性プラスチックから成形加工され、成形および部品のコ
ストを削減するために、カムなしの直線引き抜きで成形
されるように設計される。ハウジング110の上面11
2に、バネラッチ120が一体成形される。
【0022】コネクタ外表面と同様、内部キャビティ1
14も通常角形である。ハウジング110内のフランジ
113は、ベース150のフランジ152の面取り面1
51に係合するように形成された傾斜面を含む。さら
に、フランジ152はいくつかの異なる安定な位置(す
なわち、それぞれの位置がファイバ保持構造の中心軸に
関して異なる回転角を有する。)においてキャビティ1
14内に支持されることが可能である。
【0023】ベース150の後部円筒形部分の周囲に圧
縮バネ160が設置され、フランジ152の面153
(図5参照)、およびハウジング110のキャビティ1
14内の面115を圧迫する。バネ160はファイバ保
持構造の端面を開口部111から突出させる。
【0024】フェルール140はガラス、金属、セラミ
ック、またはプラスチック製の円筒であり、その中心軸
に軸通路(直径約0.13mm)を含み、光ファイバの
被覆されていない端部を受容する。本発明の実施例にお
いて、フェルールはホウケイ酸塩ガラスから作られ、外
径約1.25mm、長さ約7mmである。光ケーブル3
0の構造において、細いガラスファイバ35(直径約
0.125mm、図3参照)が、通常、ポリウレタンポ
リアクリレートのような紫外線硬化型材料の二つの層に
よって被覆されている。
【0025】取扱い中の保護、および環境条件からの保
護のため、被覆ファイバの周囲に外装システムが設置さ
れる。外装システムは次のアイテムのうちいくつか、ま
たは全部を含む。例えば、被覆ファイバを十分な剛性を
有する熱可塑性材料によってカバーすると、ファイバの
歪みが除外され、それにより緩衝ファイバ33を形成す
る。
【0026】補強部材32が緩衝ファイバ33の周囲に
設置され、他の損傷要因である引っ張り力に耐える。ア
ラミド・ヤーンのような細長く伸長された引っ張り強さ
の大きい高分子ファイバが、このような目的には適して
いる。通常、例えばポリ塩化ビニルからなる外側ジャケ
ット31が、緩衝ファイバおよび補強部材を覆い、光ケ
ーブルの構造が完成する。
【0027】これらの、紫外線硬化型材料の二層を含
む、異なる材料からなる層は、フェルール140へのガ
ラスファイバの挿入に先だって、ファイバの端部から剥
離される。接合材がフェルール140の中心軸を通る通
路に注入される。続いて光ファイバの被覆されていない
端部が通路に挿入され、接合される。ケーブルを装備し
たフェルール/ベース組立体140/150上において
バネ160があらかじめ圧縮され、ハウジング110内
に配置される。
【0028】次にハウジングカバー100が取り付けら
れ、超音波接合される。ケーブルジャケット31と補強
部材32の両方は、ブーツ20とコネクタ10の後部の
間にはさまれる。ケーブル30の軸に15ポンド(6.
7Kg)の引っ張り力が加えられた場合にも、ケーブル
30はコネクタ10内にとどまることが望ましい。補強
部材を歪軽減ブーツおよびコネクタに接着するための適
切な材料は、市販されている二液型エポキシ、ハイソル
(Hysol)151である。
【0029】図3の従来技術において、フェルール/ベ
ース組立体170/180への挿入の準備として、緩衝
ファイバ33の被覆材料はすべて除去されている。しか
しフェルール170とベース180の接合に通常使用さ
れる接着剤が、組立過程においてしばしばフュネル17
3に入り、被覆されない部分35の通路175への挿入
を妨げる。結果的にこの従来技術による組立体では、フ
ェルール/ベース部材全体のコストがかなり高くなるた
め、改良が必要である。
【0030】図4において、フェルール170は、その
中心軸50ー50に沿って前端面172から後端面17
1へ伸びる狭い通路175を含む。特に、後端面171
は通路への挿入フュネル173を含むため、端面172
とは形状が異なる。このような挿入フュネルは、従来技
術において光ファイバをほとんど隙間のない(通常1μ
m未満)状態で通路175へ導入するために必要であ
る。
【0031】フェルール内にフュネルを設けることは経
費の高い作業である。フェルールがガラスで作られる場
合、挿入フュネルはエッチングによって形成され、フェ
ルールがセラミック材料で作られる場合、挿入フュネル
はグリンジングによって形成されるが、これらは比較的
経費の高い工程である。
【0032】フェルールとベースが圧迫または接着剤に
よって接合された組立体において、光ファイバとフェル
ールが同軸にならなければならないため、ベース180
は光ファイバを受容するための軸方向ボアを185含
む。従ってフェルール/ベース組立体は細長いものとな
る。従来のフェルールの一般的な寸法は、外径約2.5
mm、通路の内径が約0.13mm、長さが12.5m
mである。
【0033】本発明の実施例において、フェルールの一
般的な寸法は、外径約1.25mm、通路の内径約0.
13mm、長さ約7.0mmである。フェルールの外径
が小さくなるほど、組立は困難となる。
【0034】図5においてフェルール140は、その中
心軸50ー50に沿い、フェルールの前端面142から
後端面141へ伸びる狭い円筒形通路145を含む。特
に、後端面141が前端面142と同様に、通路への挿
入フュネルを含まず、従って通路145はその全長にお
いて(すなわち端面141から端面142まで)、実質
的に一定の直径を有する。
【0035】ベース150は軸方向のボア155を含
み、ボア155はフェルール140の後端部141と接
する部分に、挿入フュネル151を含む。本発明の実施
例において、ベース150はフェルール140上に、以
下に述べる方法によってオーバー成形される。
【0036】本発明の実施において必須ではないが、引
き抜きガラスフェルールの使用が、種々の理由により望
ましい。通常フェルールの製造に使用されるセラミック
材料の、高い硬度や強度は必要ではない。実際、ガラス
フェルールの比較的柔軟な性質(しばしば、そこに保持
するSiO2ベースのファイバより柔らかい。)のた
め、フェルール端面の標準的な研磨の結果、わずかに
(顕微鏡レベルで)ファイバが突出し、わずかに凸状の
フェルール端面となる。
【0037】この意図せずして生じる形状は、非常に効
率的なファイバ結合を可能にする。この良好なファイバ
ーファイバ間接続が光損失を小さくするのみならず、こ
れらのコネクタによる信号の反射は非常に少ない。基本
的なコネクタにおいて通常ー55dB以下の反射レベル
が観察され、反射レベルが低いことは望ましい。
【0038】一方、比較的硬いセラミックフェルールの
端面に(フェルール内に光ファイバを保持した状態で)
標準的研磨を行うと、ファイバからの材料の選択的除去
が起こり、ファイバ端面はしばしば凹状となる。これは
ファイバ間の不良な接続につながる。さらに、セラミッ
クフェルールの研磨で生じる比較的硬いくずが、しばし
ばファイバ端面を損傷させる。さらに引き抜きガラスフ
ェルールはセラミックフェルールよりコストが低く、よ
り良好な熱特性と寸法許容差が提供される。
【0039】図6において、600は引き抜きガラス
管、145はその中心軸に沿う通路、149ー149は
容易に折れる円周方向のスコアである。スコアは対称に
傾斜しているように図示されているが、これは必要では
ない。フェルール140ー140を製造するための引き
抜き法の使用は、実質的に光ファイバ製造における引き
抜き過程と同様である。
【0040】この方法は、非常に精度の高い最終製品を
提供し、その断面寸法は、それが引き抜かれた、より大
きい管に正確に比例する。従って、従来使用されていた
ものより直径の小さいフェルールを製造することは、ガ
ラスを使用する場合は困難ではない。
【0041】図7のフェルールは、表面上にキー溝14
8を有する。このキー溝は実際はいかなる形状でもよい
が、図7では、フラットノッチ形でフェルールの後端面
141の近傍に位置する。フェルールの通路145には
光ファイバの被覆されていない端部が挿入されている。
キー溝は、フェルールの回転運動を防ぐために、成形し
た後にベース内に属するような位置になければならな
い。
【0042】フェルールがベースに押し込まれる場合、
キー溝148は直接端面141上に位置する。しかし本
発明の実施例においては、(すなわち、ベースがフェル
ール上にオーバー成形される場合、)キー溝148は端
面141からやや離れた位置に配置され、このため前面
149が、フェルールがベースから抜けないように維持
するために有効である。
【0043】図8のフェルール/ベース組立体におい
て、特に、オーバー成形過程において、少量の熱可塑性
プラスチック材料がキー溝148を充填し、これにより
フェルール140とベース150が特定の向きにおいて
永久的に接合される。さらにベースは一体成形されたフ
ュネル151を含み、これがフェルールの通路145に
直接ファイバを供給するため、実質的な経費、およびフ
ェルール内にフュネルをエッチングやグリンジングによ
って形成するための時間が不要となる。
【0044】図9において、モールド900は、成形加
工中には閉じる断片910、960からなるアルミニウ
ムブロックである。モールドを閉じる前に、フェルール
140がモールド断片910内のチャネル914に挿入
される。モールドが閉じた時、チャネル914はモール
ド断片960内のチャネル964と同軸である。
【0045】チャネル964内にはコアピン950が存
在する。コアピンは焼入鋼から作られ、その一端に鋭利
な円錐点951を有する。円錐点の夾角は60度であ
り、二つのモールド断片が接すると、通路145に入り
込むことによってフェルール140の端面141とかみ
合う。
【0046】モールドが完全に閉じられると、フェルー
ル140はコアピン950の円錐点951に向かい合う
位置に移動する。フェルールへの損傷を防ぐため、コア
ピンにはバネ荷重がかけられ、軸の動きは3ミルに抑え
られる。セラミックフェルールは、ガラスフェルールに
比べて、より大きいバネ荷重に対して破損せずに耐え得
る。セラミックフェルールにオーバー成形する場合、1
0ポンド(4.5Kg)のバネ荷重が使用され、ガラス
フェルールにオーバー成形する場合は3ポンド(1.3
5Kg)のバネ荷重が使用される。
【0047】モールドが閉じられると、加圧、加熱され
た熱可塑性プラスチック材料が、半円形溝912、96
2によって形成されるチャネル内に注入される。実例と
して、約400°F(200℃)に加熱され、5ー20
kpsi(365−1460Kg/cm2)の範囲に加
圧されたポリカーボネートプラスチックが使用される。
モールドそのものは約200°F(93℃)に保温さ
れ、モールドを開く前に、ポリカーボネートが十分に冷
却されるまでに約10ー12分を要する。
【0048】ベースの形は、チャネル964内の空間に
対応している。例えば、ベース内の軸方向ボア155
(図5参照)は、955で示されるコアピン部分の形状
を有し、軸方向ボアの一端の挿入フュネル151は、9
51で示される円錐部分の形状を有する。
【0049】上述したように、ガラスフェルールが使用
される場合、約3ポンドのみのバネ荷重が加えられる。
加圧された熱可塑性プラスチック材料がコアピン950
(特にその円錐点951)をフェルールから移動させ、
フェルールの通路145内にしみ出すのを防ぐために
は、一般にバネ荷重3ポンドでは不十分である。
【0050】この問題を解決するための一つの方法は、
モールドが閉じられた後、コアピンを定位置に固定し、
フェルールをコアピンと接触させることである。この
時、コアピンは、それにかかるバネ荷重と等しい大きさ
の力をフェルールにかける。熱可塑性プラスチック材料
がコアピンをフェルールから移動させないために、熱可
塑性プラスチック材料そのものの圧力を、コアピンを定
位置に固定するために使用する。
【0051】これは、加圧された熱可塑性材料を半円溝
913によって形成されるチャネルへ導入し、それによ
りアクチュエータ980を押すことによって達成され
る。アクチュエータはこの力を、ピボットピン967を
中心に回転するレバー(ブレーキ)970に伝達し、コ
アピン950の表面957を圧迫して静止させるブレー
キ力を提供する。ブレーキ力はコアピンを動かそうとす
る力に比例する。コアピンの自動的固定方法を記述した
が、この固定は手動または電気的アクチュエータ素子に
よって行っても良い。(例、ソレノイド)
【0052】フェルール140は、モールドが開かれて
いる間に、モールド断片910のチャネル914に挿入
される。図10において”F”で示される力が、バネ
(図示されていない)によってコアピン950に加えら
れ、コアピン950はモールド断片960の壁965に
よって保持される。加えられる力の大きさは、フェルー
ル製造に使用される材料に対して適当でなければならな
い。
【0053】モールドが閉じられ、フェルール140は
コアピン950の先端に接触し、それによってコアピン
は壁965から距離dだけ戻される。高圧熱可塑性プラ
スチック材料が溝912、962、913によって形成
されるチャネルに注入され、(i)アクチュエータ98
0がブレーキ970を押し、(ii)ブレーキ970が
ピボット967を中心に回転し、コアピン950にかみ
合ってコアピンを固定し、(iii)熱可塑性プラスチ
ック材料がチャネル915、964へ流入してフェルー
ル140の周囲の構造物(すなわちベース)を形成す
る。短時間の冷却後、モールドが開かれ、完成したフェ
ルール/ベース組立体をモールドから取り出すためにエ
ジェクタピン920が動かされる。
【0054】以上本発明の一実施例を記述したが、本発
明の主旨と範囲内において種々の応用が可能である。た
とえば、フェルールの材料としてセラミック、プラスチ
ック、または金属の使用、異なる大きさのフェルールの
使用、ガラスファイバと同様プラスチック製光ファイバ
の使用、フェルールとベース間の相対移動を防ぐために
ベースに対応するフェルール表面上に設置されるキー溝
の別の形状、例えばST、SC、FCのような他のコネ
クタハウジング内でのフェルール/ベース部材の使用等
である。軸整合はさらに制御が困難であるが、本発明に
より、フェルールがベース内に適合されたコネクタが完
成する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光フ
ァイバコネクタにおいて、フェルールの端部近傍にキー
溝を設置し、さらに、ファイバ挿入フュネルを有するベ
ースを、フェルール上にオーバー成形によって設置する
ため、フェルールベース間の軸整合が適切であり、製造
が容易でかつ低コストのコネクタが提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバコネクタの、前方右側上方からの斜
視図である。
【図2】図1の光ファイバコネクタの分解図である。
【図3】従来技術によるフェルール/ベース組立体の分
解斜視図および部分的断面図である。
【図4】図3の従来技術の組立品の断面図である。
【図5】本発明によるフェルール/ベース組立体の断面
図である。
【図6】軸方向通路および円周方向スコアを有する、引
き抜きガラス管を示した図である。
【図7】全長にわたる均一な軸方向通路と、表面上のキ
ー溝を有するフェルールの断面図である。
【図8】本発明によるフェルール/ベース組立体の、部
分的に断面を示した斜視図である。
【図9】フェルールへのベースのオーバー成形に適当な
モールドの、部分的に断面を示した分解図である。
【図10】図9のモールドの開いた状態を示した断面図
である。
【図11】図9のモールドの閉じた状態を示した断面図
である。
【符号の説明】
10 コネクタ 20 歪軽減ブーツ 30 光ケーブル 32 補強部材 33 緩衝ファイバ 35 ガラスファイバ 50 中心軸 100 カバー 101 左側面 102 左側面 106 ピン 110 ハウジング 111 第二開口部 112 上面 113 フランジ 114 キャビティ 116 ホール 119 第一開口部 120 バネラッチ 126 タブ 140 フェルール 141 フェルール後端面 142 フェルール前端面 145 通路 148 キー溝 149 スコア 150 ベース 151 挿入フュネル 152 フランジ 155 ボア 170 フェルール 171 フェルール後端面 172 フェルール前端面 173 フュネル 175 通路 180 ベース 185 ボア 600 引き抜きガラス管 900 モールド 910 モールド断片 912 半円溝 913 半円溝 914 チャネル 915 チャネル 920 エジェクタピン 950 コアピン 951 円錐点 960 モールド断片 962 半円溝 964 チャネル 965 壁 967 ピボットピン 970 レバー(ブレーキ) 980 アクチュエータ
フロントページの続き (72)発明者 ノーマン ロジャー、ランパート アメリカ合衆国、ジョージア ノークロス ドライブアランハースト 3809 (72)発明者 ジョージ ジョン、 シェヴチュク アメリカ合衆国、ニュージャージー オー ルドブリッジ ポルシェ ドライブ 18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して位置する第一および第二の端面
    (141、142)と、 光ファイバの被覆されていない端部を受容するための、
    前記端面間に伸びる軸を通る通路(145)を有するフ
    ェルールと、 前記フェルールの端部を囲み、第一の端面と、前記通路
    と同軸の縦方向ボア(155)を有するベース(15
    0)とを含み、 前記ベースが、光ファイバ端部をフェルールの通路へ導
    くためのフュネルを含み、 前記通路が、その全長にわたって直径が実質的に一定で
    ある円形の断面を有することを特徴とする光ファイバコ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ベース(150)が、円筒形フェル
    ール(140)上に成形された熱可塑性プラスチック材
    料からなることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記円筒形フェルール(140)が、円
    筒の外表面の断面が円形であり、その軸を通る通路(1
    45)が実質的に外円筒表面と同心である引き抜きガラ
    ス管からなることを特徴とする請求項1記載のコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記ガラス管が、ホウけい酸塩ガラスか
    らなることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記フェルール(140)が、その外表
    面上に平面領域(148)を有し、 前記平面領域は、第一の端面(141)近傍のフェルー
    ル端部に位置することを特徴とする請求項1記載のコネ
    クタ。
  6. 【請求項6】 前記第一および第二の端面(141、1
    42)は、互いに平行な実質的な平面であり、 前記平面領域は、第一および第二の端面に垂直な平面内
    に属することを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記ベース(150)を通る縦方向ボア
    (155)の断面が円形であり、 前記ボアが第一、第二および第三の隣接する部分からな
    り、 前記第一の部分の直径は一定であり、前記第二の部分の
    直径は第一の部分の直径から軸方向通路(145)の直
    径まで次第に減少し、前記第三の部分の直径は実質的に
    円筒形フェルール(140)の通路の直径と等しいこと
    を特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  8. 【請求項8】 さらに、キャビティ(114)を形成
    し、フェルール(140)とベース(150)を囲む内
    表面を有するハウジング(100、110)を含み、 前記ハウジングが、一端に光ケーブル(30)を受容す
    るための第一の開口部(119)を、他端にフェルール
    の第二の端面(142)が突出可能な第二の開口部(1
    11)を有し、 前記開口部がキャビティ内に伸び、ハウジングの向かい
    合う端部に位置することを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタ。
  9. 【請求項9】 さらに、ベース(150)を囲むらせん
    形圧縮バネ(160)を含み、 前記バネの一端がベースのフランジ(152)を圧迫
    し、他端がハウジングの内面(115)を圧迫して、フ
    ェルールの第二の端面(142)をハウジング(10
    0、110)の第二の開口部(111)より突出させる
    ことを特徴とする請求項8記載のコネクタ。
JP8086151A 1995-04-13 1996-04-09 光ファイバコネクタ Pending JPH08286080A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US42164295A 1995-04-13 1995-04-13
US421642 1995-04-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08286080A true JPH08286080A (ja) 1996-11-01

Family

ID=23671412

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8086151A Pending JPH08286080A (ja) 1995-04-13 1996-04-09 光ファイバコネクタ

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EP (1) EP0737877A2 (ja)
JP (1) JPH08286080A (ja)
CA (1) CA2172316A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000098179A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Molex Japan Co Ltd 光コネクタ
US6869228B2 (en) 2002-07-05 2005-03-22 Kabushiki Kaisha Act One Ferrule and metallic die assembly for making the same

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000098179A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Molex Japan Co Ltd 光コネクタ
US6869228B2 (en) 2002-07-05 2005-03-22 Kabushiki Kaisha Act One Ferrule and metallic die assembly for making the same

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EP0737877A2 (en) 1996-10-16
CA2172316A1 (en) 1996-10-14

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