JPH08286043A - 液晶表示装置の照明用導光板及びその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置の照明用導光板及びその製造方法Info
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- JPH08286043A JPH08286043A JP7110066A JP11006695A JPH08286043A JP H08286043 A JPH08286043 A JP H08286043A JP 7110066 A JP7110066 A JP 7110066A JP 11006695 A JP11006695 A JP 11006695A JP H08286043 A JPH08286043 A JP H08286043A
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- Japan
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- guide plate
- light guide
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
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- Planar Illumination Modules (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は液晶表示装置の背面照明に用いられ
るエッジライト型バックライト装置の導光板及びその製
造方法を提供する。 【構成】 透光性導光板の下面に光拡散フィルムが一体
化され、導光板のもう一方の表面にプリズム形状が形成
されていることを特徴とする液晶表示装置の照明用導光
板である。透光性基材の片面に光拡散層が形成された光
拡散フィルムを、透光性基材面を金型側にして射出成形
用金型内に固定し、透光性樹脂を射出成形することによ
って光拡散フィルムが導光板と一体化されることを特徴
とする液晶表示装置の照明用導光板の製造方法である。
るエッジライト型バックライト装置の導光板及びその製
造方法を提供する。 【構成】 透光性導光板の下面に光拡散フィルムが一体
化され、導光板のもう一方の表面にプリズム形状が形成
されていることを特徴とする液晶表示装置の照明用導光
板である。透光性基材の片面に光拡散層が形成された光
拡散フィルムを、透光性基材面を金型側にして射出成形
用金型内に固定し、透光性樹脂を射出成形することによ
って光拡散フィルムが導光板と一体化されることを特徴
とする液晶表示装置の照明用導光板の製造方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置の背面照明
に用いられるエッジライト型バックライト装置の導光板
及びその製造方法に関する。
に用いられるエッジライト型バックライト装置の導光板
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置用バックライトには
エッジライト方式が多く用いられている。エッジライト
型バックライトは一般に、透光性材料からなる導光板
と、その側面端部に設けられた冷陰極管等からなる線光
源と、導光板の下面と線光源を覆うように配置された光
反射フィルムと、出光面となる導光板の上面に配置され
た光拡散フィルムやレンズシートで構成される。光源か
らの距離により出光量の不均一を改善するため、導光板
の裏面には光拡散インキからなるドット状のパターン
が、光源から離れるにしたがって大きくなるように印刷
されている。光拡散フィルムは、光を均一に拡散し、導
光板の裏面に印刷されたドット状パターンを見えなくす
ることを主目的として配置され、レンズシートは導光板
から出射した光を効率良く液晶パネルの正面方向に集光
するために、光拡散フィルムの上面もしくは光拡散フィ
ルムと導光板の間に1枚もしくは2枚配される。
エッジライト方式が多く用いられている。エッジライト
型バックライトは一般に、透光性材料からなる導光板
と、その側面端部に設けられた冷陰極管等からなる線光
源と、導光板の下面と線光源を覆うように配置された光
反射フィルムと、出光面となる導光板の上面に配置され
た光拡散フィルムやレンズシートで構成される。光源か
らの距離により出光量の不均一を改善するため、導光板
の裏面には光拡散インキからなるドット状のパターン
が、光源から離れるにしたがって大きくなるように印刷
されている。光拡散フィルムは、光を均一に拡散し、導
光板の裏面に印刷されたドット状パターンを見えなくす
ることを主目的として配置され、レンズシートは導光板
から出射した光を効率良く液晶パネルの正面方向に集光
するために、光拡散フィルムの上面もしくは光拡散フィ
ルムと導光板の間に1枚もしくは2枚配される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバック
ライト装置においては、光源からの距離による出光面の
輝度を均一化するために、導光板の裏面にドット状のパ
ターンをスクリーン印刷する工程が必要であり、コスト
増加の要因であるとともに、印刷されたドットの面積を
制御するのが難しく、製品の安定性に問題があった。ま
た、ドット状パターンを見えなくするために光拡散フィ
ルムにより導光板からの出射光を拡散する必要があり、
光の利用効率が悪いという問題もあった。さらに、光拡
散フィルムやレンズシートを配置するため、バックライ
トの組み立て工程が煩雑になるという問題もあった。
ライト装置においては、光源からの距離による出光面の
輝度を均一化するために、導光板の裏面にドット状のパ
ターンをスクリーン印刷する工程が必要であり、コスト
増加の要因であるとともに、印刷されたドットの面積を
制御するのが難しく、製品の安定性に問題があった。ま
た、ドット状パターンを見えなくするために光拡散フィ
ルムにより導光板からの出射光を拡散する必要があり、
光の利用効率が悪いという問題もあった。さらに、光拡
散フィルムやレンズシートを配置するため、バックライ
トの組み立て工程が煩雑になるという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、このような問題
を解決するためになされた本発明は、以下の4つであ
る。すなわち、 透光性導光板の下面に光拡散フィルムが一体化され、
導光板のもう一方の表面にプリズム形状が形成されてい
ることを特徴とする液晶表示装置の照明用導光板。 透光性導光板の下面に一体化される光拡散フィルム
が、透光性基材の片面に光拡散層が設けられており、光
拡散層面が透光性導光板と一体化されていることを特徴
とするに記載の液晶表示装置の照明用導光板。 光拡散フィルムを射出成形用金型内に固定し、透光性
樹脂を射出成形することによって光拡散フィルムが導光
板と一体化されることを特徴とする液晶表示装置の照明
用導光板の製造方法。 透光性基材の片面に光拡散層が形成された光拡散フィ
ルムを、透光性基材面を金型側にして射出成形用金型内
に固定し、透光性樹脂を射出成形することによって光拡
散フィルムが導光板と一体化されることを特徴とする液
晶表示装置の照明用導光板の製造方法。である。
を解決するためになされた本発明は、以下の4つであ
る。すなわち、 透光性導光板の下面に光拡散フィルムが一体化され、
導光板のもう一方の表面にプリズム形状が形成されてい
ることを特徴とする液晶表示装置の照明用導光板。 透光性導光板の下面に一体化される光拡散フィルム
が、透光性基材の片面に光拡散層が設けられており、光
拡散層面が透光性導光板と一体化されていることを特徴
とするに記載の液晶表示装置の照明用導光板。 光拡散フィルムを射出成形用金型内に固定し、透光性
樹脂を射出成形することによって光拡散フィルムが導光
板と一体化されることを特徴とする液晶表示装置の照明
用導光板の製造方法。 透光性基材の片面に光拡散層が形成された光拡散フィ
ルムを、透光性基材面を金型側にして射出成形用金型内
に固定し、透光性樹脂を射出成形することによって光拡
散フィルムが導光板と一体化されることを特徴とする液
晶表示装置の照明用導光板の製造方法。である。
【0005】本発明の透光性基材は、単層もしくは複合
シートでその厚みとしては通常5〜200μmが好まし
く、さらに好ましくは10〜125μmのものを使用で
きる。この基材の素材の具体例を示すと、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート・イソフタレート共重合体等によ
るポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂、ポ
リフッ化塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フ
ッ化エチレン、エチレン・4フッ化エチレン共重合体等
によるポリフッ化エチレン系樹脂、ナイロン6ナイロン
66等によるポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコ
ール共重合体、ポリビニルアルコール等のビニル系樹
脂、三酢酸セルロース、セロファン等によるセルロース
系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エ
チル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、耐衝
撃性ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリイミド等があげられる。
シートでその厚みとしては通常5〜200μmが好まし
く、さらに好ましくは10〜125μmのものを使用で
きる。この基材の素材の具体例を示すと、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート・イソフタレート共重合体等によ
るポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂、ポ
リフッ化塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フ
ッ化エチレン、エチレン・4フッ化エチレン共重合体等
によるポリフッ化エチレン系樹脂、ナイロン6ナイロン
66等によるポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコ
ール共重合体、ポリビニルアルコール等のビニル系樹
脂、三酢酸セルロース、セロファン等によるセルロース
系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エ
チル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、耐衝
撃性ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリイミド等があげられる。
【0006】本発明の光拡散フィルムとしては、光拡散
剤を練り込んだ樹脂を押し出し成形、インフレーション
等でフィルム/シート化したフィルム/シートや透光性
基材に光拡散剤をバインダー樹脂に分散した光拡散層用
コーティング剤を塗工形成したフィルムや透光性基材に
光拡散剤を練り込んだ樹脂を押し出しラミネーションに
より積層したフィルム等が利用される。
剤を練り込んだ樹脂を押し出し成形、インフレーション
等でフィルム/シート化したフィルム/シートや透光性
基材に光拡散剤をバインダー樹脂に分散した光拡散層用
コーティング剤を塗工形成したフィルムや透光性基材に
光拡散剤を練り込んだ樹脂を押し出しラミネーションに
より積層したフィルム等が利用される。
【0007】光拡散剤としては、アクリル樹脂、メラミ
ン樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、有機シリコーン
樹脂、アクリル−スチレン共重合体等の有機質微粒子及
び炭酸カルシウム、シリカ、酸化アルミニウム、炭酸バ
リウム、硫酸バリウム、ガラス等の無機質微粒子で平均
粒子径1〜20μmの単体もしくは混合体である。
ン樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、有機シリコーン
樹脂、アクリル−スチレン共重合体等の有機質微粒子及
び炭酸カルシウム、シリカ、酸化アルミニウム、炭酸バ
リウム、硫酸バリウム、ガラス等の無機質微粒子で平均
粒子径1〜20μmの単体もしくは混合体である。
【0008】本発明の導光板用透光性樹脂としては、ポ
リメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリ
アクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、ポリスチレン、
ポリカーボネートが好ましく用いられる。この他にも、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート・イソフタレート共
重合体等によるポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン
系樹脂、ポリフッ化塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン・4フッ化エチレ
ン共重合体等によるポリフッ化エチレン系樹脂、ナイロ
ン6ナイロン66等によるポリアミド系樹脂、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・
ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール等の
ビニル系樹脂、三酢酸セルロース、セロファン等による
セルロース系樹脂、ポリアリレート、ポリイミド等があ
げられる。上記樹脂を単独もしくは混合体もしくは共重
合体として使用する。
リメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリ
アクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、ポリスチレン、
ポリカーボネートが好ましく用いられる。この他にも、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート・イソフタレート共
重合体等によるポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン
系樹脂、ポリフッ化塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン・4フッ化エチレ
ン共重合体等によるポリフッ化エチレン系樹脂、ナイロ
ン6ナイロン66等によるポリアミド系樹脂、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・
ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール等の
ビニル系樹脂、三酢酸セルロース、セロファン等による
セルロース系樹脂、ポリアリレート、ポリイミド等があ
げられる。上記樹脂を単独もしくは混合体もしくは共重
合体として使用する。
【0009】次に、本発明の透光性導光板の一方の表面
に図4〜図8に示したような形状のプリズムを形成する
には、金型表面に形成したプリズム形状を射出成形によ
って導光板の表面に転写すれば良い。また、金型表面に
プリズム形状を有するスタンパを装着して、プリズム形
状を転写することもできる。形状としては、導光板から
の出射光を法線方向に集光できる形状、例えば図4の様
な三角プリズムを多数平行に配置した形状などが好まし
い。均一な形状の繰り返しのみでなく、部分的に形状を
変えても良い。例えば線光源からの距離によりプリズム
の大きさを変化させる。スタンパの材質としては、例え
ばニッケルなどが使用される。その製造方法は電鋳法な
どがある。
に図4〜図8に示したような形状のプリズムを形成する
には、金型表面に形成したプリズム形状を射出成形によ
って導光板の表面に転写すれば良い。また、金型表面に
プリズム形状を有するスタンパを装着して、プリズム形
状を転写することもできる。形状としては、導光板から
の出射光を法線方向に集光できる形状、例えば図4の様
な三角プリズムを多数平行に配置した形状などが好まし
い。均一な形状の繰り返しのみでなく、部分的に形状を
変えても良い。例えば線光源からの距離によりプリズム
の大きさを変化させる。スタンパの材質としては、例え
ばニッケルなどが使用される。その製造方法は電鋳法な
どがある。
【0010】線光源としては、冷陰極蛍光ランプ、熱陰
極蛍光ランプなどが使用される。光反射フィルムとして
は、拡散反射率の高い顔料をブレンドしたポリエステ
ル、ポリカーボネートやこれらの顔料を含む塗工剤を塗
布したアルミ板やアルミニウム、銀の蒸着フィルムなど
が使用される。
極蛍光ランプなどが使用される。光反射フィルムとして
は、拡散反射率の高い顔料をブレンドしたポリエステ
ル、ポリカーボネートやこれらの顔料を含む塗工剤を塗
布したアルミ板やアルミニウム、銀の蒸着フィルムなど
が使用される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。図1
は本発明による液晶表示装置の照明用導光板を用いたバ
ックライトの一実施例を示す断面図である。図2は本発
明による液晶表示装置の照明用導光板に使用される光拡
散フィルムの一実施例を示した断面図である。図3は本
発明による液晶表示装置の照明用導光板の製造方法の一
実施例を示した断面図である。図4は本発明による液晶
表示装置の照明用導光板の表面に形成されたプリズム形
状の実施例を示した斜視図である。実施例1 図2において、透光性基材4として厚さ50μmのポリ
エステルフィルム(帝人(株)製 HSタイプ)の片面
に、下記組成の光拡散層用コーティング剤を塗布前に主
剤と硬化剤を100/5(重量比)の割合で混合し、コ
ンマコート法により塗布後乾燥し、厚さ20μmの光拡
散層3を形成した光拡散フィルム2を得た。 光拡散層用コーティング剤の組成 主剤 バインダー ポリウレタン樹脂 10重量部 光拡散剤 ポリスチレンビーズ・平均粒径6μm 30重量部 (綜研化学SBX−6) 溶剤 トルエン 30重量部 イソプロピルアルコール、酢酸エチル 30重量部 硬化剤 キシレンジイソシアネート 75重量部 溶剤 酢酸エチル 25重量部 図3において、前記光拡散フィルム2をポリエステルフ
ィルム面を金型側にして真空吸着法により射出成形用金
型7内に固定するともに、金型の光拡散フィルムを装着
した逆側の金型表面には三角プリズム型の単位レンズ部
を多数平行に配置した形状を有するスタンパ9を装着し
ておき、型締め後スプルー10を通じてキャビティ8内
にアクリル樹脂(三菱レイヨンVH−001)をシリン
ダー温度230〜250°C、金型温度80°Cの条件
で射出成形して、導光板の表面に図4のようなプリズム
形状を転写し本発明の液晶表示装置の照明用導光板1+
2+3+4を成形した。この液晶表示装置の照明用導光
板1+2+3+4を冷陰極蛍光ランプからなる線光源5
と厚さ188μmの白色ポリエステルフィルム〔東レ
(株)ルミラーE−60〕からなる光反射フィルム6と
図1のようにセットして使用した。
は本発明による液晶表示装置の照明用導光板を用いたバ
ックライトの一実施例を示す断面図である。図2は本発
明による液晶表示装置の照明用導光板に使用される光拡
散フィルムの一実施例を示した断面図である。図3は本
発明による液晶表示装置の照明用導光板の製造方法の一
実施例を示した断面図である。図4は本発明による液晶
表示装置の照明用導光板の表面に形成されたプリズム形
状の実施例を示した斜視図である。実施例1 図2において、透光性基材4として厚さ50μmのポリ
エステルフィルム(帝人(株)製 HSタイプ)の片面
に、下記組成の光拡散層用コーティング剤を塗布前に主
剤と硬化剤を100/5(重量比)の割合で混合し、コ
ンマコート法により塗布後乾燥し、厚さ20μmの光拡
散層3を形成した光拡散フィルム2を得た。 光拡散層用コーティング剤の組成 主剤 バインダー ポリウレタン樹脂 10重量部 光拡散剤 ポリスチレンビーズ・平均粒径6μm 30重量部 (綜研化学SBX−6) 溶剤 トルエン 30重量部 イソプロピルアルコール、酢酸エチル 30重量部 硬化剤 キシレンジイソシアネート 75重量部 溶剤 酢酸エチル 25重量部 図3において、前記光拡散フィルム2をポリエステルフ
ィルム面を金型側にして真空吸着法により射出成形用金
型7内に固定するともに、金型の光拡散フィルムを装着
した逆側の金型表面には三角プリズム型の単位レンズ部
を多数平行に配置した形状を有するスタンパ9を装着し
ておき、型締め後スプルー10を通じてキャビティ8内
にアクリル樹脂(三菱レイヨンVH−001)をシリン
ダー温度230〜250°C、金型温度80°Cの条件
で射出成形して、導光板の表面に図4のようなプリズム
形状を転写し本発明の液晶表示装置の照明用導光板1+
2+3+4を成形した。この液晶表示装置の照明用導光
板1+2+3+4を冷陰極蛍光ランプからなる線光源5
と厚さ188μmの白色ポリエステルフィルム〔東レ
(株)ルミラーE−60〕からなる光反射フィルム6と
図1のようにセットして使用した。
【0012】実施例2 実施例1の金型内に固定する光拡散層を塗布して形成し
た光拡散フィルムの代わりに、塩化ビニル樹脂に光拡散
剤として平均粒径7μmのアクリルビーズ(綜研化学M
R7G)を10重量%加えて混練し、押し出し成形によ
りシート化した厚さ70μmの光拡散フィルムを使用す
る他は実施例1と同様にして本発明の液晶表示装置の照
明用導光板を製造した。
た光拡散フィルムの代わりに、塩化ビニル樹脂に光拡散
剤として平均粒径7μmのアクリルビーズ(綜研化学M
R7G)を10重量%加えて混練し、押し出し成形によ
りシート化した厚さ70μmの光拡散フィルムを使用す
る他は実施例1と同様にして本発明の液晶表示装置の照
明用導光板を製造した。
【0013】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置の照明用導光板
は、下面にインサートされた光拡散フィルムが、均一な
輝度で光を導光板の上面に出射させるため、導光板の下
面にドット状パターンを印刷する必要がなく、導光板の
上面に光拡散フィルムを配置する必要もない。インサー
トされる光拡散フィルムは事前に均一且つ安価に製造す
ることが可能であり、導光板の性能を安定的に生産する
ことができる。また、本発明の導光板は上面にプリズム
形状が形成されており、集光効果も有するため、レンズ
シートを減数もしくは無くすることもできる。以上、本
発明により、従来に比べ部品を大幅に削減した液晶表示
装置用バックライトが低コストで大量生産できる。
は、下面にインサートされた光拡散フィルムが、均一な
輝度で光を導光板の上面に出射させるため、導光板の下
面にドット状パターンを印刷する必要がなく、導光板の
上面に光拡散フィルムを配置する必要もない。インサー
トされる光拡散フィルムは事前に均一且つ安価に製造す
ることが可能であり、導光板の性能を安定的に生産する
ことができる。また、本発明の導光板は上面にプリズム
形状が形成されており、集光効果も有するため、レンズ
シートを減数もしくは無くすることもできる。以上、本
発明により、従来に比べ部品を大幅に削減した液晶表示
装置用バックライトが低コストで大量生産できる。
【図1】本発明による液晶表示装置の照明用導光板を用
いたバックライトの一実施例を示す断面図
いたバックライトの一実施例を示す断面図
【図2】本発明による液晶表示装置の照明用導光板に使
用される光拡散フィルムの一実施例を示した断面図
用される光拡散フィルムの一実施例を示した断面図
【図3】本発明による液晶表示装置の照明用導光板の製
造方法の一実施例を示した断面図
造方法の一実施例を示した断面図
【図4】本発明による液晶表示装置の照明用導光板の表
面に形成されたプリズム形状の実施例を示した斜視図
面に形成されたプリズム形状の実施例を示した斜視図
【図5】本発明による液晶表示装置の照明用導光板の表
面に形成されたかまぼこ型プリズム形状の実施例を示し
た斜視図
面に形成されたかまぼこ型プリズム形状の実施例を示し
た斜視図
【図6】本発明による液晶表示装置の照明用導光板の表
面に形成されたプリズム形状の実施例を示した斜視図
面に形成されたプリズム形状の実施例を示した斜視図
【図7】本発明による液晶表示装置の照明用導光板の表
面に形成されたプリズム形状の実施例を示した斜視図
面に形成されたプリズム形状の実施例を示した斜視図
【図8】本発明による液晶表示装置の照明用導光板の表
面に形成されたプリズム形状の実施例を示した斜視図
面に形成されたプリズム形状の実施例を示した斜視図
1 透光性導光板 2 光拡散フィルム 3 光拡散層 4 透光性基材 5 線光源 6 光反射フィルム 7 金型 8 キャビティ 9 スタンパ 10 スプルー
Claims (4)
- 【請求項1】 透光性導光板の下面に光拡散フィルムが
一体化され、導光板のもう一方の表面にプリズム形状が
形成されていることを特徴とする液晶表示装置の照明用
導光板。 - 【請求項2】 透光性導光板の下面に一体化される光拡
散フィルムが、透光性基材の片面に光拡散層が設けられ
ており、光拡散層面が透光性導光板と一体化されている
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の照明
用導光板。 - 【請求項3】 光拡散フィルムを射出成形用金型内に固
定し、透光性樹脂を射出成形することによって光拡散フ
ィルムが導光板と一体化されることを特徴とする液晶表
示装置の照明用導光板の製造方法。 - 【請求項4】 透光性基材の片面に光拡散層が形成され
た光拡散フィルムを、透光性基材面を金型側にして射出
成形用金型内に固定し、透光性樹脂を射出成形すること
によって光拡散フィルムが導光板と一体化されることを
特徴とする液晶表示装置の照明用導光板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7110066A JPH08286043A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 液晶表示装置の照明用導光板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7110066A JPH08286043A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 液晶表示装置の照明用導光板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08286043A true JPH08286043A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14526204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7110066A Pending JPH08286043A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 液晶表示装置の照明用導光板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08286043A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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