JPH08285898A - 光ファイバ型センサ - Google Patents

光ファイバ型センサ

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JPH08285898A
JPH08285898A JP7091095A JP9109595A JPH08285898A JP H08285898 A JPH08285898 A JP H08285898A JP 7091095 A JP7091095 A JP 7091095A JP 9109595 A JP9109595 A JP 9109595A JP H08285898 A JPH08285898 A JP H08285898A
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JP
Japan
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sensor
optical fiber
light
linearly polarized
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP7091095A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ishizuka
石塚  訓
Takashi Minemoto
尚 峯本
Nobuki Itou
伸器 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力分野の例えば配電線における電流・電圧
の検出や事故検出などを行うために使用される光ファイ
バ型センサにおいて,高価な光学部品を多く使用するた
め,光ファイバ型センサ全体として高額なものとなると
いう問題を解決し,光電流センサ及び光電圧センサを一
体型構成とすることにより,構成部品の点数を削減する
ことができる優れた光ファイバ型センサを提供するこ
と。 【構成】 偏光分離素子に無偏光の光を入射し,偏光分
離素子から出射する互いに直交した2つの直線偏光の光
のうち,一方の直線偏光光を第1の物理量検出に使用
し,他方の直線偏光光を第2の物理量検出に使用する。
即ち,第1及び第2の物理量を,電流(または磁界)及
び電圧(または電界)とし,電流センサ及び電圧センサ
が一体型構成の光ファイバ型センサとすることにより,
構成部品の点数を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ファラデー効果,ポッ
ケルス効果を利用して,電流(または磁界)や電圧(ま
たは電界)を検出する光ファイバ型センサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年,ファラデー効果を利用した光電流
センサや,ポッケルス効果を利用した光電圧センサは,
光特有の高絶縁性,無誘導性といった特長により,特に
電力分野の,送・配電網や変電所などにおける電流・電
圧の検出や事故検出など,高電圧・大電流測定への応用
展開が積極的に進められている。
【0003】以下に従来の光ファイバ型センサについて
説明する。
【0004】従来の光ファイバ型センサを用いて,例え
ば,電力分野における配電線に対する電流・電圧の検出
や事故検出などを行う場合,その一般的な構成が,平成
3年電気学会産業応用部門全国大会 NO.239(P1
011〜P1014)に示されている。図3は,配電線
に対する電流・電圧を検出するための従来例の構成図で
ある。図3において,30は配電線である。31は光電
圧センサで,32は光電流センサである。33は対地間
浮遊容量を利用して分圧した電圧を光電圧センサ31に
供給するための分圧器,34は配電線に流れる電流によ
り発生する磁界を,その空隙に設置した光電流センサ3
2に供給するためのコアである。35は光電圧センサ3
1 および 光電流センサ32の光の入出射用光ファイバ
(合計4心),36はその4心光ファイバ35を収納し
た光ファイバケーブルである。37は4心光ファイバ3
5をそれぞれ発光部(図示せず)および受光部と接続す
るためのコネクタである。
【0005】以上のように構成された配電線用光電圧セ
ンサ/光電流センサについて,以下その動作について説
明する。
【0006】配電線に印加されている高電圧は,分圧器
33と対地間浮遊容量とにより分圧され,分圧器33の
分担電圧(一般的に,配電線電圧の数十分の一)を光電
圧センサに供給し,電圧を検出する。また電流は,配電
線に流れる電流により発生する磁界を,コア34の空隙
に設置した光電流センサ32に供給し,電流を検出する
ものである。
【0007】次に,従来の光電流センサ および 光電圧
センサについて説明する。
【0008】図4は,特開平6−289065号公報に
示されている従来の光電流センサの構造の概略を示す図
である。すなわち,フェルール41内に設置された光フ
ァイバ40から出射した光はレンズ42でほぼ平行光と
なり,偏光ビームスプリッタ43で反射した直線偏光光
が磁気光学素子44を通過し,偏光ビームスプリッタ4
5で反射し,レンズ46により,フェルール47に設置
した光ファイバ48に集光され伝搬し,受光部で受光さ
れる。この時,磁気光学素子44に供給される磁界(電
流)の大きさに比例して,通過する光の直線偏光方向が
回転し,この回転角の大きさにより,偏光ビームスプリ
ッタ45で反射する光の強度が変化することになり,電
流の変化を光強度の変化として検出するものである。
【0009】図5は,特開昭62−54170号公報に
示されている従来の光電圧センサの構造の概略を示す図
である。すなわち,プラグ51内に設置された光ファイ
バ50から出射した光はレンズ52でほぼ平行光とな
り,偏光ビームスプリッタ53で反射した直線偏光光が
電気光学素子54,1/4波長板55,および偏光ビー
ムスプリッタ56を通過し,反射ミラー57で反射し,
レンズ58で,プラグ59内に設置された光ファイバ6
0に集光され伝搬し,受光部で受光される。その受光し
た光の電気光学素子54による変調度合いに基づき,電
気光学素子54に印加した電圧を計測するものである。
【0010】表1は,図4と図5で示した従来の構成に
おける主な構成部品の個数をまとめた表である。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では,電流 および 電圧を検出するために
各々に対応した個々のセンサが必要となり,このことに
より,高精度な加工を必要とする高価な光学部品を多く
使用するため,光ファイバ型センサ全体として高額なも
のとなり,また小型化の妨げにもなるという問題点を有
していた。
【0013】本発明は,上記従来の問題点を解決するも
ので,構成部品の点数を削減することができる光ファイ
バ型センサを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は,入
射した無偏光の光を第1の直線偏光光と第2の直線偏光
光とに分離する偏光分離素子と,前記第1の直線偏光光
を入力し,第1の物理量検出に使用する第1の部材と,
前記第2の直線偏光光を入力し,第2の物理量検出に使
用する第2の部材とを備えたことを特徴とする光ファイ
バ型センサである。
【0015】請求項2の本発明は,前記第1の物理量と
は電流又は磁界であり,前記第2の物理量とは電圧又は
電界であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
型センサである。
【0016】請求項3の本発明は,前記偏光分離素子と
して,偏光ビームスプリッタを使用することを特徴とす
る請求項1記載の光ファイバ型センサである。
【0017】
【作用】この構成によって,偏光分離素子から出射する
互いに直交した2つの直線偏光の光のうち,一方の直線
偏光光を電流検出に使用し,他方の直線偏光光を電圧検
出に使用する,光電流センサと光電圧センサの一体型が
可能となり,構成部品の点数を削減することができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の基本的な構成について,図面を
参照しながら説明する。
【0019】図1は,本発明の光ファイバ型センサにか
かる一実施例の構成図である。すなわち,1は発光ダイ
オードなどの光源,2,6 および 7は光ファイバ,3
は偏光分離素子である。4は第1の物理量検出用セン
サ,5は第2の物理量検出用センサである。8 および
9は受光部である。
【0020】次に,本実施例の動作について説明する。
【0021】発光ダイオードなどの無偏光の光を出射す
る光源1からの光は,光ファイバ2を伝搬し偏光分離素
子3に到達する。偏光分離素子3において,光は互いに
直交した2つの直線偏光成分に分離され一方の直線偏光
光は透過し,図中右方へ進行し,また他方の直線偏光光
は反射し,図中下方へ進行する。図中右方へ進行した光
は第1の物理量検出用センサ4に入射し,その第1の物
理量に変調された光は光ファイバ6により受光部8に伝
送される。図中下方へ進行した光は第2の物理量検出用
センサ5に入射し,その第2の物理量に変調された光は
光ファイバ7により受光部9に伝送される。
【0022】図2は,本発明の光ファイバ型センサに係
る一実施例の構成図である。本実施例では,前記実施例
の第1の物理量が電圧,第2の物理量が電流となり,ま
た,光ファイバを一方向に引き出す構成となっている。
【0023】次に,本実施例の動作について説明する。
【0024】発光ダイオードなどの無偏光の光を出射す
る光源(図示せず)からの光は,光ファイバ10で伝送
され,レンズ11でビーム変換される。変換されたビー
ムは平行光でも集束光でもよい。レンズ11からの出射
光は,偏光ビームスプリッタ(偏光分離素子)12で,
互いに直交した2つの直線偏光成分に分離され,一方の
直線偏光光は偏光ビームスプリッタ12を透過し,他方
の直線偏光光は反射する。
【0025】反射した直線偏光光は磁気光学素子13を
通過し,検光子14を通過し,反射ミラー15で反射
し,レンズ16により,光ファイバ17に集光され伝搬
し,受光部(図示せず)で受光される。この時,磁気光
学素子13に供給される磁界(電流)の大きさに比例し
て,通過する光の直線偏光方向が回転し,この回転角の
大きさにより,検光子14を透過する光の強度が変化す
ることになり,電流の変化を光強度の変化として検出さ
れる。
【0026】偏光ビームスプリッタ12を透過した直線
偏光光は,1/4波長板18および電気光学素子19を
通過し,検光子21で反射し,さらに反射ミラー22で
再度反射し,レンズ23で光ファイバ24に集光され伝
搬し,受光部(図示せず)で受光される。その受光した
光の電気光学素子19による変調度合いに基づき,電気
光学素子19に,電極20から印加した電圧が検出され
る。
【0027】以上のように本実施例によれば,偏光分離
素子から出射する互いに直交した2つの直線偏光の光の
うち,一方の直線偏光光を電流検出に使用し,他方の直
線偏光光を電圧検出に使用する,光電流センサと光電圧
センサとの一体型が可能となり,構成部品の点数を削減
することができる。
【0028】表2は,図4と図5で示した従来の構成と
図2で示した本実施例の構成について,主な構成部品の
個数を比較した表である。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】以上のことから明らかなように,本発明
は,偏光分離素子に無偏光の光を入射し,偏光分離素子
から出射する互いに直交した2つの直線偏光の光のう
ち,一方の直線偏光光を第1の物理量検出に使用し,他
方の直線偏光光を第2の物理量検出に使用する,すなわ
ち,第1 および 第2の物理量を,電流(または磁界)
および 電圧(または電界)とし,光電流センサ および
光電圧センサを一体型構成とすることにより,構成部
品の点数を削減することができる優れた光ファイバ型セ
ンサを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ型センサにかかる一実施例
の構成図
【図2】本発明の光ファイバ型センサに係る一実施例の
構成図
【図3】配電線に対する電流・電圧を検出するための従
来例の構成図
【図4】従来の光電流センサの構成図
【図5】従来の光電圧センサの構成図
【符号の説明】 10,17,24 光ファイバ 11,16,23 レンズ 12 偏光ビームスプリッタ 13 磁気光学素子 14 検光子 15,22 反射ミラー 18 1/4波長板 19 電気光学素子 20 電極 21 検光子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した無偏光の光を第1の直線偏光光
    と第2の直線偏光光とに分離する偏光分離素子と,前記
    第1の直線偏光光を入力し,第1の物理量検出に使用す
    る第1の部材と,前記第2の直線偏光光を入力し,第2
    の物理量検出に使用する第2の部材とを備えたことを特
    徴とする光ファイバ型センサ。
  2. 【請求項2】 前記第1の物理量とは電流又は磁界であ
    り,前記第2の物理量とは電圧又は電界であることを特
    徴とする請求項1記載の光ファイバ型センサ。
  3. 【請求項3】 前記偏光分離素子として,偏光ビームス
    プリッタを使用することを特徴とする請求項1記載の光
    ファイバ型センサ。
JP7091095A 1995-04-17 1995-04-17 光ファイバ型センサ Pending JPH08285898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8791831B2 (en) 2011-09-23 2014-07-29 Eaton Corporation System including an indicator responsive to an electret for a power bus
US9093867B2 (en) 2011-09-23 2015-07-28 Eaton Corporation Power system including an electret for a power bus

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US8994544B2 (en) 2011-09-23 2015-03-31 Eaton Corporation System including an indicator responsive to an electret for a power bus
US9093867B2 (en) 2011-09-23 2015-07-28 Eaton Corporation Power system including an electret for a power bus
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