JPH08285856A - 検索手段を備えたプレパラート - Google Patents
検索手段を備えたプレパラートInfo
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- JPH08285856A JPH08285856A JP8783195A JP8783195A JPH08285856A JP H08285856 A JPH08285856 A JP H08285856A JP 8783195 A JP8783195 A JP 8783195A JP 8783195 A JP8783195 A JP 8783195A JP H08285856 A JPH08285856 A JP H08285856A
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- Japan
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- preparation
- glass substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレパラートの作成能率を向上させ、かつ、
検索が容易で管理を適切にする検索手段を備えたプレパ
ラートを提供する。 【構成】 顕微鏡観察用のプレパラート１において、カ
バーガラス２を載置するガラス基板３の四辺の少なくと
も一側壁部３ａに、バーコード４を付してなり、このバ
ーコード４は、予めガラス基板３の四辺の側壁部に塗着
したインキ５をレーザー光線で剥落して形成して構成し
た。 【効果】 検索が容易となり、手書きする手間が省けて
肉体的疲労が軽減され、作業能率が向上し、かつ、プレ
パラートの作成及び管理のシステム化が可能となる。
検索が容易で管理を適切にする検索手段を備えたプレパ
ラートを提供する。 【構成】 顕微鏡観察用のプレパラート１において、カ
バーガラス２を載置するガラス基板３の四辺の少なくと
も一側壁部３ａに、バーコード４を付してなり、このバ
ーコード４は、予めガラス基板３の四辺の側壁部に塗着
したインキ５をレーザー光線で剥落して形成して構成し
た。 【効果】 検索が容易となり、手書きする手間が省けて
肉体的疲労が軽減され、作業能率が向上し、かつ、プレ
パラートの作成及び管理のシステム化が可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は検索手段を備えたプレ
パラートに関する。
パラートに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、病院等では患者から摘出した血
液や細胞等の検体を病理診断又は細胞診検査をするため
に、検体を検査所に送致し、病理標本としてプレパラー
トを作成することがある。したがって、検査所において
は、各病院等から送致された検体のプレパラートが数多
く保管されている。
液や細胞等の検体を病理診断又は細胞診検査をするため
に、検体を検査所に送致し、病理標本としてプレパラー
トを作成することがある。したがって、検査所において
は、各病院等から送致された検体のプレパラートが数多
く保管されている。
【０００３】かかるプレパラートの作成は、検体を薄く
切断して所定の薬品とともに長方形のガラス基板に載
せ、カバーガラスで覆い、検体を染色するために多くの
洗浄過程を経る。
切断して所定の薬品とともに長方形のガラス基板に載
せ、カバーガラスで覆い、検体を染色するために多くの
洗浄過程を経る。
【０００４】ところで、この種のプレパラートは識別で
きることが肝要であり、検体の提供者の特定ができない
か、又は、間違えると正確な検査結果が依頼者や医師若
しくは患者に告知できないことは明らかである。
きることが肝要であり、検体の提供者の特定ができない
か、又は、間違えると正確な検査結果が依頼者や医師若
しくは患者に告知できないことは明らかである。
【０００５】そのため、従来では、図３に示すように、
この種のプレパラート１０にあっては、カバーガラス１
４を載置するガラス基板１１の一端部に薬品や水に侵さ
れ難い白地のインキ１２を所定幅で塗布して乾燥させて
あり、検体１３をガラス基板１１の上に載せた後又はそ
の前に、インキ１２上に番号１４や検体提供者の氏名１
５等を依頼書に合わせて鉛筆で手書きしている。
この種のプレパラート１０にあっては、カバーガラス１
４を載置するガラス基板１１の一端部に薬品や水に侵さ
れ難い白地のインキ１２を所定幅で塗布して乾燥させて
あり、検体１３をガラス基板１１の上に載せた後又はそ
の前に、インキ１２上に番号１４や検体提供者の氏名１
５等を依頼書に合わせて鉛筆で手書きしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、数多く
の検査数をこなすべき必要に迫られる検査所にあって
は、図４に示すように、インキ１２上に一つ一つ手書き
で番号１４や氏名１５等を記入をすることは大層手間の
かかることであり、手書き時に間違えるととんでもない
ことになる惧れがあり、したがって細心の注意を要する
から肉体的疲労も激しく、かくして、所定の検査数をこ
なせなくて能率が低下する。
の検査数をこなすべき必要に迫られる検査所にあって
は、図４に示すように、インキ１２上に一つ一つ手書き
で番号１４や氏名１５等を記入をすることは大層手間の
かかることであり、手書き時に間違えるととんでもない
ことになる惧れがあり、したがって細心の注意を要する
から肉体的疲労も激しく、かくして、所定の検査数をこ
なせなくて能率が低下する。
【０００７】また、一度作成されたプレパラート１０
は、検査所や病院等において保管され、必要に応じて注
出されて再検査することもあり、したがって、そのよう
な場合には迅速に対応できるように管理しなければなら
ない。しかし、鉛筆で前記事項を記入しただけでは、仮
に番号１４一つを検索するにも多数のプレパラートの中
から特定のものを選び出すのは難儀である。
は、検査所や病院等において保管され、必要に応じて注
出されて再検査することもあり、したがって、そのよう
な場合には迅速に対応できるように管理しなければなら
ない。しかし、鉛筆で前記事項を記入しただけでは、仮
に番号１４一つを検索するにも多数のプレパラートの中
から特定のものを選び出すのは難儀である。
【０００８】そこで、この発明は上記事情に鑑みて、作
成能率を向上させ、かつ、検索を容易にして適切な管理
ができる検索手段を備えたプレパラートを提供する。
成能率を向上させ、かつ、検索を容易にして適切な管理
ができる検索手段を備えたプレパラートを提供する。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる検索手
段を備えたプレパラートは、顕微鏡観察用のプレパラー
トにおいて、カバーガラスを載置するガラス基板の四辺
の少なくとも一側部に、バーコードを付してなることを
特徴とする。
段を備えたプレパラートは、顕微鏡観察用のプレパラー
トにおいて、カバーガラスを載置するガラス基板の四辺
の少なくとも一側部に、バーコードを付してなることを
特徴とする。
【００１０】そして、前記バーコードは、予めガラス基
板の四辺の側部に塗着したインキをレーザー光線で剥落
して形成されることを特徴とする。
板の四辺の側部に塗着したインキをレーザー光線で剥落
して形成されることを特徴とする。
【００１１】
【作用】プレパラート作成及び管理に際して読取り機で
当該プレパラートの検体提供者等の特定ができ、したが
って、不特定多数の中から特定のものを検索することが
容易となる。
当該プレパラートの検体提供者等の特定ができ、したが
って、不特定多数の中から特定のものを検索することが
容易となる。
【００１２】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図に基づき説明す
る。図１に示すように、プレパラート１上の検体８をカ
バーガラス２で覆うガラス基板３は、一般に周知のもの
であり、周知のものと異なる点はその四辺の少なくとも
一側壁部３ａにバーコード４が付されていることであ
る。
る。図１に示すように、プレパラート１上の検体８をカ
バーガラス２で覆うガラス基板３は、一般に周知のもの
であり、周知のものと異なる点はその四辺の少なくとも
一側壁部３ａにバーコード４が付されていることであ
る。
【００１３】バーコード４を付すべき側壁部はガラス基
板３の長尺側の側壁部３ａ，３ｂが適当であるが、これ
に限定するものではない。また２以上の側壁部３ｂ，３
ｃ，３ｄにわたりバーコード４を付してもよい。このバ
ーコード４は、ガラス基板３の四辺の側壁部３ａ…に予
め前記従来例で説明した公知の白地等のインキ５を塗布
し乾燥しておき、このインキ５をレーザー光線を用いた
書込み機でインキ５の一部を剥落し、又は適宜の印刷若
しくは印版で形成される。
板３の長尺側の側壁部３ａ，３ｂが適当であるが、これ
に限定するものではない。また２以上の側壁部３ｂ，３
ｃ，３ｄにわたりバーコード４を付してもよい。このバ
ーコード４は、ガラス基板３の四辺の側壁部３ａ…に予
め前記従来例で説明した公知の白地等のインキ５を塗布
し乾燥しておき、このインキ５をレーザー光線を用いた
書込み機でインキ５の一部を剥落し、又は適宜の印刷若
しくは印版で形成される。
【００１４】インキ５は長尺側の側壁部３ａ，３ｂの全
長に塗着できるから、バーコード４はその数字の桁数を
いかようにも設定できるために、多くの情報を盛り込む
ことができ、検索番号や作成日及び検体提供者の氏名等
を明確に判断できる。
長に塗着できるから、バーコード４はその数字の桁数を
いかようにも設定できるために、多くの情報を盛り込む
ことができ、検索番号や作成日及び検体提供者の氏名等
を明確に判断できる。
【００１５】したがって、バーコード４を付したプレパ
ラート１を、図２に示すように、ホルダー６にバーコー
ド４の付された側壁部３ａを上にして並べ保管し、その
一つを摘出する必要があるときは、バーコード４を読取
り機７で検索して摘出することができる。
ラート１を、図２に示すように、ホルダー６にバーコー
ド４の付された側壁部３ａを上にして並べ保管し、その
一つを摘出する必要があるときは、バーコード４を読取
り機７で検索して摘出することができる。
【００１６】のみならず、検体の顕微鏡観察用標本を作
成する過程においても、洗浄や染色工程における各プレ
パラート１の特定化が明確にできるために、洗浄や染色
不良を検出し、かつ、工程から摘出する手段として利用
できる。
成する過程においても、洗浄や染色工程における各プレ
パラート１の特定化が明確にできるために、洗浄や染色
不良を検出し、かつ、工程から摘出する手段として利用
できる。
【００１７】かくして、検体の顕微鏡観察のための標本
を作成する場合やこれを保管中のものの中から摘出する
場合にも有効な検索手段を備えたプレパラートを作成す
ることができ、これによってこの種のプレパラートに関
する総合的なシステム化が可能となる。
を作成する場合やこれを保管中のものの中から摘出する
場合にも有効な検索手段を備えたプレパラートを作成す
ることができ、これによってこの種のプレパラートに関
する総合的なシステム化が可能となる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、ガラス
基板の四辺の側壁部の少なくとも一つにバーコードを付
することにより確実な特定化ができるから検索が容易と
なり、手書きする手間が省けて肉体的疲労が軽減され、
作業能率が向上し、かつ、プレパラートの作成及び管理
のシステム化が可能となる効果がある。
基板の四辺の側壁部の少なくとも一つにバーコードを付
することにより確実な特定化ができるから検索が容易と
なり、手書きする手間が省けて肉体的疲労が軽減され、
作業能率が向上し、かつ、プレパラートの作成及び管理
のシステム化が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例を示す斜視図
【図２】プレパラートの保存管理を示す断面側面図
【図３】従来例の斜視図
【図４】従来の記入例を示す平面図
１…プレパラート ２…ガバーガラス ３…ガラス基板 ４…バーコード ５…インキ ７…読取り機
Claims (2)
- 【請求項１】 顕微鏡観察用のプレパラートにおいて、
カバーガラスを載置するガラス基板の四辺の少なくとも
一側壁部に、バーコードを付してなることを特徴とする
検索手段を備えたプレパラート。 - 【請求項２】 前記バーコードは、予めガラス基板の四
辺の側壁部に塗着したインキをレーザー光線で剥落して
形成されることを特徴とする請求項１記載の検索手段を
備えたプレパラート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7087831A JP3040325B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 検索手段を備えたプレパラート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7087831A JP3040325B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 検索手段を備えたプレパラート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08285856A true JPH08285856A (ja) | 1996-11-01 |
| JP3040325B2 JP3040325B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=13925893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7087831A Expired - Fee Related JP3040325B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 検索手段を備えたプレパラート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3040325B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008026112A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Seiko Instruments Inc | 包埋カセット |
| JP2011516882A (ja) * | 2008-04-10 | 2011-05-26 | デナトール アクティエボラグ | 生体試料を保管し調製する装置 |
| JP2012520445A (ja) * | 2009-03-13 | 2012-09-06 | エフ．ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | 分析用消耗品を製造する方法 |
| CN103792655A (zh) * | 2014-01-13 | 2014-05-14 | 南通康盛医疗器械有限公司 | 一种载玻片 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5971018A (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-21 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | 自動顕微鏡装置 |
| JPH01238983A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-25 | Fujitsu Ltd | バーコードマーキング方法 |
| JPH02192969A (ja) * | 1988-10-04 | 1990-07-30 | Furuno Electric Co Ltd | バーコードプリンタ |
| JPH05281105A (ja) * | 1991-12-19 | 1993-10-29 | Eastman Kodak Co | スライド様試験要素の集成体、一時的スタック、該要素の付着方法及びバーコードを付与する方法 |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP7087831A patent/JP3040325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5971018A (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-21 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | 自動顕微鏡装置 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2012520445A (ja) * | 2009-03-13 | 2012-09-06 | エフ．ホフマン−ラ ロシュ アーゲー | 分析用消耗品を製造する方法 |
| US8899290B2 (en) | 2009-03-13 | 2014-12-02 | Roche Diagnostics Operations, Inc. | Method for producing an analytical consumable |
| CN103792655A (zh) * | 2014-01-13 | 2014-05-14 | 南通康盛医疗器械有限公司 | 一种载玻片 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3040325B2 (ja) | 2000-05-15 |
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