JPH08285736A - タイヤの側面損傷試験装置 - Google Patents
タイヤの側面損傷試験装置Info
- Publication number
- JPH08285736A JPH08285736A JP7088248A JP8824895A JPH08285736A JP H08285736 A JPH08285736 A JP H08285736A JP 7088248 A JP7088248 A JP 7088248A JP 8824895 A JP8824895 A JP 8824895A JP H08285736 A JPH08285736 A JP H08285736A
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- Japan
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- tire
- test
- cylinder
- test blade
- blade
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試験用タイヤに対する試験刃の反力を一定に
保つことのできるタイヤの側面損傷試験装置を提供す
る。 【構成】 走行するタイヤTの側面に試験刃11が接触
すると、試験刃11がシリンダ12の内圧に抗して後退
し、そのストローク量に応じて充填空気の体積が変化す
る。この場合、シリンダ12の内部は圧力タンク19に
連通していることから、試験刃11の後退によりピスト
ン15が摺動しても充填空気の体積は大きく変化するこ
とはなく、従ってシリンダ12の内圧変化も極めて小さ
いので、タイヤTに対する試験刃11の反力はほぼ一定
に保たれる。
保つことのできるタイヤの側面損傷試験装置を提供す
る。 【構成】 走行するタイヤTの側面に試験刃11が接触
すると、試験刃11がシリンダ12の内圧に抗して後退
し、そのストローク量に応じて充填空気の体積が変化す
る。この場合、シリンダ12の内部は圧力タンク19に
連通していることから、試験刃11の後退によりピスト
ン15が摺動しても充填空気の体積は大きく変化するこ
とはなく、従ってシリンダ12の内圧変化も極めて小さ
いので、タイヤTに対する試験刃11の反力はほぼ一定
に保たれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤの耐久力をテスト
する際に用いられるタイヤの側面損傷試験装置に関する
ものである。
する際に用いられるタイヤの側面損傷試験装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のタイヤは走行中に路上の
砕石や路側の縁石等と接触し、側面に損傷を生ずること
がある。このため、タイヤを生産する場合、側面の損傷
に対する耐久性をテストし、信頼性の向上に努めてい
る。そこで、タイヤの側面損傷試験装置として、例えば
実開昭63−185546号に記載されたものが知られ
ている。この試験装置は、試験用タイヤを所定の円軌道
に沿って走行させるタイヤ移動機と、走行するタイヤの
側面に所定位置で接触する試験刃と、試験刃をタイヤに
対して水平方向に所定角度で保持するシリンダとを備
え、例えばタイヤを任意の速度で走行させて試験刃に接
触させ、その衝撃に対する耐久性を試験するようになっ
ている。
砕石や路側の縁石等と接触し、側面に損傷を生ずること
がある。このため、タイヤを生産する場合、側面の損傷
に対する耐久性をテストし、信頼性の向上に努めてい
る。そこで、タイヤの側面損傷試験装置として、例えば
実開昭63−185546号に記載されたものが知られ
ている。この試験装置は、試験用タイヤを所定の円軌道
に沿って走行させるタイヤ移動機と、走行するタイヤの
側面に所定位置で接触する試験刃と、試験刃をタイヤに
対して水平方向に所定角度で保持するシリンダとを備
え、例えばタイヤを任意の速度で走行させて試験刃に接
触させ、その衝撃に対する耐久性を試験するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記損傷試験装置で
は、シリンダに所定の内圧を付与して試験刃をタイヤ側
に付勢し、タイヤが試験刃に接触すると試験刃がシリン
ダの内圧に抗して後退するようになっているが、シリン
ダ内には試験刃のストローク量に対して十分な容積が確
保されていないため、タイヤとの接触により試験刃が後
退すると充填空気の体積の低下に伴う内圧の上昇が大き
くなり、タイヤに対する試験刃の反力を一定に保つこと
ができないという問題点があった。
は、シリンダに所定の内圧を付与して試験刃をタイヤ側
に付勢し、タイヤが試験刃に接触すると試験刃がシリン
ダの内圧に抗して後退するようになっているが、シリン
ダ内には試験刃のストローク量に対して十分な容積が確
保されていないため、タイヤとの接触により試験刃が後
退すると充填空気の体積の低下に伴う内圧の上昇が大き
くなり、タイヤに対する試験刃の反力を一定に保つこと
ができないという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、試験用タイヤに対す
る試験刃の反力を一定に保つことのできるタイヤの側面
損傷試験装置を提供することにある。
であり、その目的とするところは、試験用タイヤに対す
る試験刃の反力を一定に保つことのできるタイヤの側面
損傷試験装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、試験用タイヤを所定軌道に
沿って走行させるタイヤ移動手段と、走行するタイヤの
側面に所定位置で接触する試験刃と、試験刃をタイヤに
対して出没自在に保持するシリンダとを備え、シリンダ
の一端側に所定の内圧を付与して試験刃をタイヤ側に付
勢するようにしたタイヤの側面損傷試験装置において、
前記シリンダの一端側に連通する所定容量の圧力タンク
を備えている。
するために、請求項1では、試験用タイヤを所定軌道に
沿って走行させるタイヤ移動手段と、走行するタイヤの
側面に所定位置で接触する試験刃と、試験刃をタイヤに
対して出没自在に保持するシリンダとを備え、シリンダ
の一端側に所定の内圧を付与して試験刃をタイヤ側に付
勢するようにしたタイヤの側面損傷試験装置において、
前記シリンダの一端側に連通する所定容量の圧力タンク
を備えている。
【0006】また、請求項2では、試験用タイヤを所定
の円軌道に沿って走行させるタイヤ移動手段と、走行す
るタイヤの側面に所定位置で接触する試験刃と、試験刃
をタイヤに対して出没自在に保持するシリンダとを備
え、シリンダの一端側に所定の内圧を付与して試験刃を
タイヤ側に付勢するようにしたタイヤの側面損傷試験装
置において、前記シリンダの一端側に連通する所定容量
の圧力タンクを備えるとともに、前記試験刃をタイヤの
走行円軌道の外側に配置している。
の円軌道に沿って走行させるタイヤ移動手段と、走行す
るタイヤの側面に所定位置で接触する試験刃と、試験刃
をタイヤに対して出没自在に保持するシリンダとを備
え、シリンダの一端側に所定の内圧を付与して試験刃を
タイヤ側に付勢するようにしたタイヤの側面損傷試験装
置において、前記シリンダの一端側に連通する所定容量
の圧力タンクを備えるとともに、前記試験刃をタイヤの
走行円軌道の外側に配置している。
【0007】また、請求項3では、請求項1または2記
載のタイヤの側面損傷試験装置において、前記試験刃を
タイヤの側面に斜め下方から接触するように配置してい
る。
載のタイヤの側面損傷試験装置において、前記試験刃を
タイヤの側面に斜め下方から接触するように配置してい
る。
【0008】また、請求項4では、請求項1、2または
3記載のタイヤの側面損傷試験装置において、前記試験
刃をタイヤの側面から所定距離だけ離れる位置まで移動
させる手段を備えている。
3記載のタイヤの側面損傷試験装置において、前記試験
刃をタイヤの側面から所定距離だけ離れる位置まで移動
させる手段を備えている。
【0009】
【作用】請求項1によれば、試験用タイヤの側面に試験
刃が接触すると、試験刃がシリンダの内圧に抗して後退
し、そのストローク量に応じて充填空気の体積が変化す
るが、シリンダは圧力タンクに連通していて充填空気の
体積が十分に確保されていることから、シリンダの内圧
が大きく変化することがなく、タイヤに対する試験刃の
反力がほぼ一定に保たれる。
刃が接触すると、試験刃がシリンダの内圧に抗して後退
し、そのストローク量に応じて充填空気の体積が変化す
るが、シリンダは圧力タンクに連通していて充填空気の
体積が十分に確保されていることから、シリンダの内圧
が大きく変化することがなく、タイヤに対する試験刃の
反力がほぼ一定に保たれる。
【0010】また、請求項2によれば、請求項1の作用
に加え、走行するタイヤが遠心力で位置ずれを生じた場
合、試験刃は走行円の外側に配置されているので、タイ
ヤが受ける衝撃は付与すべき衝撃よりも小さくなること
はなく、常に厳密な条件での試験データが得られる。
に加え、走行するタイヤが遠心力で位置ずれを生じた場
合、試験刃は走行円の外側に配置されているので、タイ
ヤが受ける衝撃は付与すべき衝撃よりも小さくなること
はなく、常に厳密な条件での試験データが得られる。
【0011】また、請求項3によれば、請求項1または
2の作用に加え、試験刃がタイヤの側面に斜め下方から
接触するので、路上に落ちている砕石や道路の縁石との
接触に近い条件が得られる。
2の作用に加え、試験刃がタイヤの側面に斜め下方から
接触するので、路上に落ちている砕石や道路の縁石との
接触に近い条件が得られる。
【0012】また、請求項4によれば、請求項1、2ま
たは3の作用に加え、試験刃をタイヤの側面から所定距
離だけ離れる位置まで移動できるので、タイヤを走行さ
せたまま試験刃を任意にタイヤに接触させることが可能
である。
たは3の作用に加え、試験刃をタイヤの側面から所定距
離だけ離れる位置まで移動できるので、タイヤを走行さ
せたまま試験刃を任意にタイヤに接触させることが可能
である。
【0013】
【実施例】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はタイヤの側面損傷試験装置の平面図、図2は
その要部側面図である。
で、図1はタイヤの側面損傷試験装置の平面図、図2は
その要部側面図である。
【0014】このタイヤの側面損傷試験装置は、試験用
タイヤTを走行させるタイヤ移動機1と、走行するタイ
ヤTの側面に衝撃を与える衝撃付与機10とから構成さ
れている。
タイヤTを走行させるタイヤ移動機1と、走行するタイ
ヤTの側面に衝撃を与える衝撃付与機10とから構成さ
れている。
【0015】タイヤ移動機1はモータ等によって回転す
るアーム2を備え、アーム2の先端には試験用タイヤT
が回転自在に取付けられている。即ち、試験用タイヤT
はアーム2の基端を中心に一定の円軌道に沿って走行す
るようになっており、アーム2の回転速度は任意に設定
することができるようになっている。
るアーム2を備え、アーム2の先端には試験用タイヤT
が回転自在に取付けられている。即ち、試験用タイヤT
はアーム2の基端を中心に一定の円軌道に沿って走行す
るようになっており、アーム2の回転速度は任意に設定
することができるようになっている。
【0016】衝撃付与機10は、走行するタイヤTの側
面に接触する試験刃11と、試験刃11をタイヤTに対
して出没自在に保持するシリンダ12とを備え、シリン
ダ12の内圧によって試験刃11をタイヤT側に付勢す
るようになっている。試験刃11はロッド11aの先端
に固定され、ロッド11aは基板13に固定された軸受
け14によって摺動自在に支持されている。シリンダ1
2は内部にピストン15を有し、そのピストンロッド1
5aはジョイント16を介して試験刃11のロッド11
aに連結されている。シリンダ12の両端には圧縮空気
を供給するホース17が切換弁18を介して接続され、
切換弁18を切換えることにより、圧縮空気がシリンダ
12内の一端側と他端側とに択一的に流入するようにな
っている。また、シリンダ12には十分な容量を有する
圧力タンク19が接続され、圧力タンク19はシリンダ
12内の一端側に連通している。
面に接触する試験刃11と、試験刃11をタイヤTに対
して出没自在に保持するシリンダ12とを備え、シリン
ダ12の内圧によって試験刃11をタイヤT側に付勢す
るようになっている。試験刃11はロッド11aの先端
に固定され、ロッド11aは基板13に固定された軸受
け14によって摺動自在に支持されている。シリンダ1
2は内部にピストン15を有し、そのピストンロッド1
5aはジョイント16を介して試験刃11のロッド11
aに連結されている。シリンダ12の両端には圧縮空気
を供給するホース17が切換弁18を介して接続され、
切換弁18を切換えることにより、圧縮空気がシリンダ
12内の一端側と他端側とに択一的に流入するようにな
っている。また、シリンダ12には十分な容量を有する
圧力タンク19が接続され、圧力タンク19はシリンダ
12内の一端側に連通している。
【0017】以上のように構成されたタイヤの側面損傷
試験装置では、衝撃付与機10はタイヤTの走行円軌道
の外側に配置されるとともに、図1に示すように走行円
の半径方向に対して角度αだけ傾斜して設置され、試験
刃11がタイヤTの側面に斜め前方から接触するように
なっている。また、衝撃付与機10は図2に示すように
タイヤTの走行面に対して角度βだけ傾斜した面に設置
され、試験刃11がタイヤTの側面に斜め下方から接触
するようになっている。この場合、試験刃11はタイヤ
Tの側面に対して長さLだけタイヤT側に突出してお
り、タイヤTの走行面から高さHの位置でタイヤTに接
触するようになっている。
試験装置では、衝撃付与機10はタイヤTの走行円軌道
の外側に配置されるとともに、図1に示すように走行円
の半径方向に対して角度αだけ傾斜して設置され、試験
刃11がタイヤTの側面に斜め前方から接触するように
なっている。また、衝撃付与機10は図2に示すように
タイヤTの走行面に対して角度βだけ傾斜した面に設置
され、試験刃11がタイヤTの側面に斜め下方から接触
するようになっている。この場合、試験刃11はタイヤ
Tの側面に対して長さLだけタイヤT側に突出してお
り、タイヤTの走行面から高さHの位置でタイヤTに接
触するようになっている。
【0018】前述した装置によりタイヤの側面損傷試験
を行う場合には、衝撃付与機10のシリンダ12に圧縮
空気を供給して一定の内圧を付与し、試験刃11をタイ
ヤT側に付勢する。この場合、圧縮空気はシリンダ12
の一端側と圧力タンク19の内部に充填される。次に、
タイヤ移動機1によって試験用タイヤTを任意の速度で
走行させることにより、走行するタイヤTが試験刃11
に接触し、タイヤTの側面に試験刃11による衝撃が付
与される。その際、タイヤTの側面に試験刃11が接触
すると、試験刃11がシリンダ12の内圧に抗して後退
し、そのストローク量に応じて充填空気の体積が変化す
る。この場合、シリンダ12の内部は圧力タンク19に
連通していることから、試験刃11の後退によりピスト
ン15が摺動しても充填空気の体積は大きく変化するこ
とはなく、従ってシリンダ12の内圧変化も極めて小さ
いので、タイヤTに対する試験刃11の反力はほぼ一定
に保たれる。また、試験刃11はタイヤTの側面に斜め
下方から接触するので、路上に落ちている砕石や道路の
縁石との接触に近い条件が得られる。更に、走行するタ
イヤTが遠心力で位置ずれを生じた場合、試験刃11は
走行円の外側に配置されているので、タイヤTが受ける
衝撃は付与すべき衝撃よりも小さくなることはなく、常
に厳密な条件での試験データが得られる。
を行う場合には、衝撃付与機10のシリンダ12に圧縮
空気を供給して一定の内圧を付与し、試験刃11をタイ
ヤT側に付勢する。この場合、圧縮空気はシリンダ12
の一端側と圧力タンク19の内部に充填される。次に、
タイヤ移動機1によって試験用タイヤTを任意の速度で
走行させることにより、走行するタイヤTが試験刃11
に接触し、タイヤTの側面に試験刃11による衝撃が付
与される。その際、タイヤTの側面に試験刃11が接触
すると、試験刃11がシリンダ12の内圧に抗して後退
し、そのストローク量に応じて充填空気の体積が変化す
る。この場合、シリンダ12の内部は圧力タンク19に
連通していることから、試験刃11の後退によりピスト
ン15が摺動しても充填空気の体積は大きく変化するこ
とはなく、従ってシリンダ12の内圧変化も極めて小さ
いので、タイヤTに対する試験刃11の反力はほぼ一定
に保たれる。また、試験刃11はタイヤTの側面に斜め
下方から接触するので、路上に落ちている砕石や道路の
縁石との接触に近い条件が得られる。更に、走行するタ
イヤTが遠心力で位置ずれを生じた場合、試験刃11は
走行円の外側に配置されているので、タイヤTが受ける
衝撃は付与すべき衝撃よりも小さくなることはなく、常
に厳密な条件での試験データが得られる。
【0019】また、図3に示すようにホース17の切換
弁18を切換えて圧縮空気をシリンダ12の他端側に供
給すると、シリンダ12内には前述と逆の方向に内圧が
付与され、試験刃11がタイヤTの側面から所定距離だ
け離れる位置まで移動する。従って、タイヤTを走行さ
せたまま試験刃11を任意にタイヤTに接触させること
が可能である。尚、試験刃11を後方へ移動させる手段
は本実施例に限らず、例えばシリンダ12の一端側に接
続したホースを空気吐出側と吸引側とに切換えるように
構成してもよい。
弁18を切換えて圧縮空気をシリンダ12の他端側に供
給すると、シリンダ12内には前述と逆の方向に内圧が
付与され、試験刃11がタイヤTの側面から所定距離だ
け離れる位置まで移動する。従って、タイヤTを走行さ
せたまま試験刃11を任意にタイヤTに接触させること
が可能である。尚、試験刃11を後方へ移動させる手段
は本実施例に限らず、例えばシリンダ12の一端側に接
続したホースを空気吐出側と吸引側とに切換えるように
構成してもよい。
【0020】このように、本実施例によれば、シリンダ
12に十分な容量を有する圧力タンク19を接続するこ
とにより、シリンダ12に内圧を付与する圧縮空気の体
積を大きくしたので、試験刃11のストロークによるシ
リンダ12の内圧変化を極めて小さくすることができ、
タイヤTに対する試験刃11の反力をほぼ一定に保つこ
とができる。
12に十分な容量を有する圧力タンク19を接続するこ
とにより、シリンダ12に内圧を付与する圧縮空気の体
積を大きくしたので、試験刃11のストロークによるシ
リンダ12の内圧変化を極めて小さくすることができ、
タイヤTに対する試験刃11の反力をほぼ一定に保つこ
とができる。
【0021】尚、前記実施例では試験用タイヤTを円軌
道に沿って走行させるようにしたものを示したが、本発
明は円軌道に限らず直線軌道等に沿って走行させるよう
にした場合にも適用することができる。
道に沿って走行させるようにしたものを示したが、本発
明は円軌道に限らず直線軌道等に沿って走行させるよう
にした場合にも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1によれ
ば、試験用タイヤの側面に試験刃が接触したときにシリ
ンダの内圧が大きく変化することがないので、タイヤに
対する試験刃の反力をほぼ一定に保つことができ、試験
データの精度を格段に向上させることができる。
ば、試験用タイヤの側面に試験刃が接触したときにシリ
ンダの内圧が大きく変化することがないので、タイヤに
対する試験刃の反力をほぼ一定に保つことができ、試験
データの精度を格段に向上させることができる。
【0023】また、請求項2によれば、請求項1の効果
に加え、走行するタイヤが遠心力で位置ずれを生じた場
合、タイヤが受ける衝撃は付与すべき衝撃よりも小さく
なることがないので、常に厳密な条件での試験データが
得られ、試験データの信頼性を高めることができる。
に加え、走行するタイヤが遠心力で位置ずれを生じた場
合、タイヤが受ける衝撃は付与すべき衝撃よりも小さく
なることがないので、常に厳密な条件での試験データが
得られ、試験データの信頼性を高めることができる。
【0024】また、請求項3によれば、請求項1または
2の効果に加え、路上に落ちている砕石や道路の縁石と
の接触に近い条件を得ることができるので、試験データ
の信頼性をより一層高めることができる。
2の効果に加え、路上に落ちている砕石や道路の縁石と
の接触に近い条件を得ることができるので、試験データ
の信頼性をより一層高めることができる。
【0025】また、請求項4によれば、請求項1、2ま
たは3の効果に加え、タイヤを走行させたまま試験刃を
任意にタイヤに接触させることができるので、試験作業
を効率的に行うことができる。
たは3の効果に加え、タイヤを走行させたまま試験刃を
任意にタイヤに接触させることができるので、試験作業
を効率的に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示すタイヤの側面損傷試験
装置の平面図
装置の平面図
【図2】タイヤの側面損傷試験装置の要部側面図
【図3】試験刃を後方に移動した状態を示す要部側面図
1…タイヤ移動機、11…試験刃、12…シリンダ、1
9…圧力タンク、T…試験用タイヤ。
9…圧力タンク、T…試験用タイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 洋 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 下村 巌 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内
Claims (4)
- 【請求項1】 試験用タイヤを所定軌道に沿って走行さ
せるタイヤ移動手段と、走行するタイヤの側面に所定位
置で接触する試験刃と、試験刃をタイヤに対して出没自
在に保持するシリンダとを備え、シリンダの一端側に所
定の内圧を付与して試験刃をタイヤ側に付勢するように
したタイヤの側面損傷試験装置において、 前記シリン
ダの一端側に連通する所定容量の圧力タンクを備えたこ
とを特徴とするタイヤの側面損傷試験装置。 - 【請求項2】 試験用タイヤを所定の円軌道に沿って走
行させるタイヤ移動手段と、走行するタイヤの側面に所
定位置で接触する試験刃と、試験刃をタイヤに対して出
没自在に保持するシリンダとを備え、シリンダの一端側
に所定の内圧を付与して試験刃をタイヤ側に付勢するよ
うにしたタイヤの側面損傷試験装置において、 前記シリンダの一端側に連通する所定容量の圧力タンク
を備えるとともに、前記試験刃をタイヤの走行円軌道の
外側に配置したことを特徴とするタイヤの側面損傷試験
装置。 - 【請求項3】 前記試験刃をタイヤの側面に斜め下方か
ら接触するように配置したことを特徴とする請求項1ま
たは2記載のタイヤの側面損傷試験装置。 - 【請求項4】 前記試験刃をタイヤの側面から所定距離
だけ離れる位置まで移動させる手段を備えたことを特徴
とする請求項1、2または3記載のタイヤの側面損傷試
験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7088248A JPH08285736A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | タイヤの側面損傷試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7088248A JPH08285736A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | タイヤの側面損傷試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08285736A true JPH08285736A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13937561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7088248A Pending JPH08285736A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | タイヤの側面損傷試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08285736A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9683917B2 (en) | 2009-11-24 | 2017-06-20 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Method of determining sidewall aggression performance parameters |
JP2020060479A (ja) * | 2018-10-11 | 2020-04-16 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤの試験方法 |
CN111553360A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-08-18 | 电子科技大学中山学院 | 触控滑动图案标识的产品功能耐久性测试自学习方法 |
CN116380497A (zh) * | 2023-06-06 | 2023-07-04 | 安徽中科星驰自动驾驶技术有限公司 | 一种用于车辆自动驾驶开发的测试台架 |
CN117147187A (zh) * | 2023-10-30 | 2023-12-01 | 南通东来汽车用品有限公司 | 一种新能源汽车轮胎生产用检测装置 |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP7088248A patent/JPH08285736A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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