JPH08285441A - 冷蔵庫等の庫内ファン制御方法 - Google Patents

冷蔵庫等の庫内ファン制御方法

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JPH08285441A
JPH08285441A JP10829695A JP10829695A JPH08285441A JP H08285441 A JPH08285441 A JP H08285441A JP 10829695 A JP10829695 A JP 10829695A JP 10829695 A JP10829695 A JP 10829695A JP H08285441 A JPH08285441 A JP H08285441A
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Takashi Shima
剛史 島
Tomio Suyama
富夫 陶山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 除霜運転により融解した水が再氷結して庫内
ファンが回転不能となる事態を未然に回避する。 【構成】 除霜運転開始手段から除霜開始信号が出力さ
れると、圧縮機42、凝縮用ファンモータ44および庫
内ファン24が停止され、第1ヒータ32および第2ヒ
ータ34に通電される。除霜完了サーミスタが除霜完了
を検知すると、第1ヒータ32への通電が遮断されると
共に水切りタイマ46がカウントを開始する。水切りタ
イマ46がカウントアップすると、第2ヒータ34の通
電が遮断され、圧縮機42および凝縮用ファンモータ4
4の運転が開始され、また庫内ファン一時運転タイマ4
8がカウントを開始する。庫内ファン一時運転タイマ4
8のカウント開始と同時に、庫内ファン24の運転が開
始され、ファン24の羽根に付着したり風洞部の下部内
周面に溜っている融解水を吹き飛ばす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫等の庫内ファ
ン制御方法に関し、更に詳細には、除霜運転で融解した
水の再氷結によるファンの回転不能を防止することので
きる庫内ファン制御方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】野菜や果実その他肉や魚等の生鮮食品を、
長期に亘り冷凍貯蔵する冷蔵庫や冷凍庫(以下単に「冷蔵
庫」という)は、基本的な構成として、食材を冷却貯蔵す
るための収納庫と、この収納庫と連通する冷却箱および
圧縮機や凝縮器等からなる冷却機構が収納された機械室
とからなっている。図3は、横型冷蔵庫における冷却箱
の内部構造を示す要部縦断正面図であり、該冷却箱10
は、収納庫12を画成する断熱箱体14の内部に配設さ
れて、上下に離間する吐出口18および吸込口20を開
口した画壁16により収納庫12と連通状態で区切られ
ている。この冷却箱10内には、冷気循環用の庫内ファ
ン24と冷却器22とを上下の関係で収納配置した冷却
器カバー26が配設され、前記冷却器22には圧縮機や
凝縮器等からなる冷却機構(何れも図示せず)から冷媒が
循環供給されるようになっている。また冷却器カバー2
6には、冷却器22の下部に前記吸込口20と連通する
開口部が開設されると共に、冷却器22の上部に前記吐
出口18を形成するフード30と連通する円筒形状の冷
気通路として機能する風洞部28が形成されている。そ
して、風洞部28の内部に庫内ファン24の羽根が臨ん
でおり、該ファン24を運転することにより、収納庫1
2内の空気は画壁16の吸込口20から冷却箱10内に
吸込まれ、冷却器カバー26内の冷却器22を通過しな
がら冷却された後、風洞部28およびフード30を介し
て収納庫12内へ吐出される。
【0003】前記冷蔵庫では、冷却機構の運転を継続す
ると、前記冷却器22の表面や内部に霜が層状に付着し
て冷却能力を低下させてしまうため、冷却器22での着
霜量が所定値を越えないように、冷却器カバー26の冷
却器22に近接する側部に配設した第1ヒータ32と、
冷却箱10の底部に設けた排水皿10aに近接する冷却
器カバー26の下部に設けた第2ヒータ34による除霜
運転が行なわれる。すなわち、適宜の除霜運転開始手段
から除霜開始信号が出力されると、冷却機構および庫内
ファン24の運転が停止して除霜運転が開始される。ま
たヒータ32,34に通電されて、冷却器カバー26の
内壁や冷却器22内部に付着した霜が融解される。そし
て所要時間後、冷却器22の表面温度上昇による除霜完
了をサーモ(図示せず)が検知すると、ヒータ32,34
への通電が遮断されると共に、冷却機構および庫内ファ
ン24の運転が再開される。なお、除霜運転により融解
した水は、冷却箱10の排水皿10aに集水されて外部
に排出される。
【0004】前述した如く、ヒータ32,34への通電
を遮断すると同時に冷却機構および庫内ファン24の運
転を再開すると、ヒータ32,34によって暖められた
空気が収納庫12に流入して庫内温度を上昇させるおそ
れがある。そこで、除霜運転に際しては、図5に示すよ
うに各装置を制御して、暖かい空気が収納庫12に流入
するのを防止することが行なわれている。
【0005】すなわち、除霜完了をサーモが検知する
と、先ず冷却器カバー26の側部に配設した第1ヒータ
32の通電が遮断されると共に、水切りタイマ46がカ
ウントを開始し、該タイマ46のカウントアップにより
冷却器カバー26の下部に配設した第2ヒータ34の通
電を遮断する。水切りタイマ46の設定時限の間、第2
ヒータ34への通電を保持することにより、ヒータ3
2,34の加熱により融解して前記排水皿10aに集水
された融解水が該皿内で再氷結するのを防止している。
そして、所要の水切り時間T1を経過した後、第2ヒー
タ34の通電を遮断すると共に圧縮機42および凝縮用
ファンモータ44を運転することにより、ヒータ32,
34により温度上昇した冷却器22の温度を降下させ
る。次いで、水切りタイマ46のカウントアップにより
カウントを開始する庫内ファン遅延タイマ50がカウン
トアップ(遅延時間T2の経過後)したときに、前記庫内
ファン24の運転を開始することにより、暖かい空気が
収納庫12に流入するのは防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した除霜運転に際
し、前記庫内ファン24の羽根が臨む風洞部28内に付
着していた霜が融解し、この融解水は前記排水皿10a
まで流下することなく該風洞部28内に溜っていた。こ
の場合において、前述したようにヒータ32,34によ
り加熱された冷却器22を予冷するために圧縮機42お
よび凝縮用ファンモータ44の運転を開始するときに
は、前記庫内ファン24の運転はなされないため、図4
に示す如く、冷却器22が冷却されることにより風洞部
28の下部内周面に溜っていた融解水が再氷結してしま
うことがあった。このため、庫内ファン24の運転を再
開しようとすると、氷結した氷36とファン24の羽根
とが干渉して回転不能の状態となり、羽根が損傷したり
庫内ファン24のファンモータに過負荷が加わって故障
を招く問題があった。また、冷気の循環がなされないた
めに、収納庫12内の温度が異常に上昇してしまう欠点
も指摘される。
【0007】なお、庫内ファン24の羽根と風洞部28
の間隙38を大きく設定すれば、融解水が再氷結して
も、ファン24の羽根と氷36との干渉による回転不能
の事態を回避することができる。しかし、間隙38を大
きく設定すると、庫内ファン24による風量が減少して
好適な空気循環がなされなくなるため、収納庫12を効
率良く冷却するには間隙38を極力小さく設定すること
が要求されていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に内在して
いる前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、除霜運転により融解した水が再氷結
して庫内ファンが回転不能となる事態を未然に回避し、
ファンやファンモータが損傷するのを防止し得るように
した冷蔵庫等の庫内ファン制御方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を克服し、所
期の目的を達成するため本発明は、食材等を冷却貯蔵す
る収納庫と画壁を隔てて隣設し、該画壁に開設した開口
を介して収納庫と連通する冷却箱と、この冷却箱の内部
に配設されて冷却機構からの冷媒が循環供給される冷却
器と、前記冷却箱と収納庫との間の冷気通路に臨み、前
記冷却器で冷却された冷気を収納庫に吹出す庫内ファン
とを備え、制御回路中に設けた除霜運転開始手段が冷却
器の除霜開始を指令した際に庫内ファンを停止し、除霜
運転終了手段が冷却器の除霜終了を指令した際に庫内フ
ァンを運転するよう制御される冷蔵庫等において、前記
除霜運転開始手段の除霜開始指令から所要時間後に、前
記庫内ファンを一時的に所要時間だけ運転するよう制御
することを特徴とする。
【0010】また前記目的を達成するため本願の別の発
明は、食材等を冷却貯蔵する収納庫と画壁を隔てて隣設
し、該画壁に開設した開口を介して収納庫と連通する冷
却箱と、この冷却箱の内部に配設されて冷却機構からの
冷媒が循環供給される冷却器と、前記冷却箱と収納庫と
の間の冷気通路に臨み、前記冷却器で冷却された冷気を
収納庫に吹出す庫内ファンと、前記冷却器に付帯させた
ヒータと、前記冷却器の除霜完了を検知する除霜完了検
知手段とを備え、制御回路中に設けた除霜運転開始手段
が冷却器の除霜開始を指令した際に、冷却機構および庫
内ファンの運転を停止すると共に、前記ヒータに通電
し、前記除霜完了検知手段が除霜完了を検知した際に、
前記ヒータへの通電を遮断し、前記ヒータへの通電を遮
断してから所要時間後に、前記冷却機構の運転を開始
し、前記冷却機構の運転を開始してから所要時間後に、
前記庫内ファンの運転を開始するよう制御される冷蔵庫
等において、前記冷却機構の運転を開始した時点で、前
記庫内ファンを所要時間だけ運転するよう制御し、前記
冷気案内部材や庫内ファンに付着する融解水を吹き飛ば
すようにしたことを特徴とする。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る冷蔵庫等の庫内ファン制
御方法につき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照し
ながら以下説明する。図1は、本発明に係る冷蔵庫等の
庫内ファン制御方法による除霜運転のタイミングチャー
ト図、図2は、冷蔵庫の電気制御回路を示す概略説明図
である。なお、本発明に係る庫内ファン制御方法は、従
来技術の項で説明した図3に示す冷蔵庫に実施可能であ
るので、本発明の説明についても図3の冷蔵庫を対象と
して説明することとする。
【0012】図2に示す如く、電源供給ラインに、圧縮
機42と凝縮用ファンモータ44が並列接続される。ま
た電源供給ラインに第1ヒータ32、第2ヒータ34、
庫内ファン24、庫内サーミスタTh1および除霜完了
サーミスタTh2が、制御回路40を介して並列接続さ
れる。前記庫内サーミスタTh1は、収納庫12内の所
要位置に配設されて、検知した庫内温度に対応した電圧
信号を出力するようになっている。そして、この電圧信
号が制御回路40の図示しない比較器へ入力され、収納
庫12内を所定温度範囲内に維持するべく圧縮機42お
よび凝縮用ファンモータ44等を運転制御するよう設定
される。また除霜完了サーミスタTh2は、冷却器22
の所要位置に配設されて、冷却器22の表面温度に対応
する電圧信号が制御回路40の図示しない比較器へ出力
される。そして、除霜運転により冷却器22が加熱さ
れ、霜が融解した温度に対応する電圧信号をサーミスタ
Th2が出力すると、前記第1ヒータ32への通電を遮
断するよう設定される。なお、その他の電気制御部品に
ついては説明を省略する。
【0013】前記制御回路40には、除霜完了サーミス
タTh2が除霜完了温度を検知した際にカウントを開始
する水切りタイマ46が配設されている。この水切りタ
イマ46の設定時限T1は、冷却器22の除霜が完了し
た後、冷却器22や冷却器カバー26から流下する融解
水が排水皿10aを介して外部に排出されるのに要する
時間に設定されるものであって、例えば5〜6分程度に
設定されている。また水切りタイマ46がカウントアッ
プすると、前記第2ヒータ34の通電を遮断すると共
に、圧縮機42および凝縮用ファンモータ44の運転を
開始するよう制御される。前記制御回路40には、水切
りタイマ46のカウントアップによりカウントを開始す
る庫内ファン遅延タイマ50が配設される。この庫内フ
ァン遅延タイマ50は、運転を再開した圧縮機42およ
び凝縮用ファンモータ44による冷却器22の予冷時間
を設定するものであって、その設定時限T2は例えば1
〜2分程度に設定される。
【0014】また制御回路40には、前記水切りタイマ
46のカウントアップによりカウントを開始する庫内フ
ァン一時運転タイマ48が配設される。この庫内ファン
一時運転タイマ48は、該タイマ48がカウントを継続
している間のみ、前記庫内ファン24を一時的に運転す
るべく制御するものであって、その設定時限T3は、例
えば2〜3秒程度に設定される。すなわち、第2ヒータ
34の通電遮断と同時にファン24を運転することによ
り、該庫内ファン24の羽根に付着したり前記風洞部2
8の下部内周面に溜った融解水を吹き飛ばすようにして
いる。
【0015】
【実施例の作用】次に、実施例に係る庫内ファン制御方
法の実際につき説明する。電源投入により圧縮機42お
よび凝縮用ファンモータ44等の冷却機構が運転を開始
し、冷却箱10内の冷却器22に冷媒が循環供給されて
冷却される。また冷却器カバー26内に配設された庫内
ファン24も同時に運転を開始し、収納庫12内の空気
が画壁16下部の吸込口20から冷却箱10内に吸込ま
れ、冷却器カバー26内の冷却器22を通過しながら冷
却された後、風洞部28およびフード30を介して収納
庫12内へ吐出される(図3参照)。なお、圧縮機42お
よび凝縮用ファンモータ44は、収納庫12内に配設し
た庫内サーミスタTh1の検知温度に応じて運転・停止
が反復されて、庫内温度を所定温度範囲内に維持する。
【0016】前記冷却機構による冷却運転を継続する
と、前記冷却器22の表面や内部に霜が層状に付着し、
これが所要量となったことを適宜の除霜運転開始手段が
検知し、除霜開始信号が出力されると除霜運転が開始さ
れる。なお、除霜運転開始手段としては、タイマにより
所定時間(例えば6〜8時間)毎に冷却運転から除霜運転
に切換える手段や、静電容量形検知器により着霜量を直
接検出して所定量以上になった場合に除霜開始信号を出
力する手段等が適宜採用される。
【0017】すなわち、除霜運転開始手段から除霜開始
信号が出力されると、図1に示す如く、圧縮機42およ
び凝縮用ファンモータ44の運転が停止されると共に、
庫内ファン24も停止される。また、冷却器カバー26
の側部に配設した第1ヒータ32および下部に配設した
第2ヒータ34に通電されて、該冷却器22および冷却
器カバー26に付着した霜が融解される。この融解水
は、冷却箱10の底部に配設した排水皿10aに集水さ
れて外部に排出される。冷却器22の所要位置に配設し
た除霜完了サーミスタTh2が、冷却器22の除霜完了
温度を検知すると、前記第1ヒータ32への通電が遮断
されると共に、水切りタイマ46がカウントを開始す
る。なお、冷却器22の除霜が完了した後に所要の水切
り時間T1を設けることにより、除霜により融解した水
は排水皿10aに確実に集水される。また、第2ヒータ
34は継続して通電状態に維持されているから、排水皿
10aに集水された融解水が再氷結するのを防止するこ
とができる。
【0018】水切り時間T1が経過し、前記水切りタイ
マ46がカウントアップすると、第2ヒータ34の通電
が遮断されると共に、前記圧縮機42および凝縮用ファ
ンモータ44の運転が開始され、前記冷却器22が予冷
される。また、庫内ファン一時運転タイマ48および庫
内ファン遅延タイマ50もカウントを開始する。そし
て、庫内ファン一時運転タイマ48のカウント開始と同
時に、前記庫内ファン24の運転が開始され、これによ
り該ファン24の羽根に付着したり冷却器カバー26の
風洞部28の下部内周面に溜っている融解水を吹き飛ば
す。すなわち、冷却器22が予冷されることによって、
庫内ファン24の羽根に付着したり風洞部28の下部内
周面に溜っている融解水が再氷結するのを回避すること
ができ、ファン24の羽根やファンモータが損傷するの
を防止し得る。前記庫内ファン一時運転タイマ48のカ
ウントアップにより、庫内ファン24の運転を停止す
る。庫内ファン一時運転タイマ48の設定時限T3は僅
かであるから、庫内ファン24の一時的な運転により収
納庫12が温度上昇することはない。
【0019】前記庫内ファン遅延タイマ50のカウント
中に、前記圧縮機42および凝縮用ファンモータ44の
運転を開始して冷却器22を予冷することにより、前記
ヒータ32,34により温度上昇した冷却器22を所要
温度まで冷却することができ、温度上昇した冷却器22
を通過した高温の空気が収納庫12内へ吐出されるのは
防止される。そして、庫内ファン遅延タイマ50がカウ
ントアップすると、庫内ファン24の通常の運転が開始
され、所要温度以下に冷却された冷却器22により冷却
された空気が収納庫12内に吐出される。
【0020】なお、実施例では冷却器カバーに設けた風
洞部に庫内ファンの羽根を臨ませた構成につき説明した
が、画壁に配設したフードに一体的に風洞部を設け、該
風洞部に庫内ファンを配設したものであっても、同様に
霜の融解水の再氷結を防止することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る冷蔵
庫等の庫内ファン制御方法によれば、除霜運転が開始さ
れてから所要時間後に、庫内ファンを一時的に所要時間
だけ運転するよう制御することで、庫内ファンの羽根や
冷気通路に付着する融解水を吹き飛ばすことができる。
すなわち、庫内ファンの羽根や冷気通路で融解水が再氷
結することはなく、庫内ファンの羽根と氷とが干渉して
回転不能を来たすのを回避することができ、庫内ファン
が損傷したりファンモータに負荷が加わって故障を招く
のを防止し得る。しかも庫内ファンの羽根表面に氷が付
着しなくなるので、庫内ファンの起動時にファンモータ
への負荷が軽減され、ファンモータの寿命を長くし得る
利点も有する。また、庫内ファンの回転不能を好適に防
止し得るので、収納庫内温度の異常上昇も回避し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷蔵庫等の庫内ファン制御方法
による除霜運転のタイミングチャート図である。
【図2】 実施例に係る冷蔵庫の電気制御回路を示す概
略説明図である。
【図3】 冷蔵庫における冷却箱の内部構造を示す要部
縦断正面図である。
【図4】 冷却器カバーの風洞部と庫内ファンとの間隙
で融解水が氷結した状態を示す要部側面図である。
【図5】 従来の除霜運転のタイミングチャート図であ
る。
【符号の説明】
10 冷却箱,10a 排水皿,12 収納庫,16 画
壁,18 吐出口 20 吸込口,22 冷却器,24 庫内ファン,28 風
洞部,30 フード 32 第1ヒータ,34 第2ヒータ,42 圧縮機,4
4 凝縮用ファンモータ 48 庫内ファン一時運転タイマ,Th2 除霜完了サー
ミスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食材等を冷却貯蔵する収納庫(12)と画壁
    (16)を隔てて隣設し、該画壁(16)に開設した開口(18,2
    0)を介して収納庫(12)と連通する冷却箱(10)と、この冷
    却箱(10)の内部に配設されて冷却機構(42,44)からの冷
    媒が循環供給される冷却器(22)と、前記冷却箱(10)と収
    納庫(12)との間の冷気通路に臨み、前記冷却器(22)で冷
    却された冷気を収納庫(12)に吹出す庫内ファン(24)とを
    備え、制御回路中に設けた除霜運転開始手段が冷却器(2
    2)の除霜開始を指令した際に庫内ファン(24)を停止し、
    除霜運転終了手段が冷却器(22)の除霜終了を指令した際
    に庫内ファン(24)を運転するよう制御される冷蔵庫等に
    おいて、 前記除霜運転開始手段の除霜開始指令から所要時間後
    に、前記庫内ファン(24)を一時的に所要時間だけ運転す
    るよう制御することを特徴とする冷蔵庫等の庫内ファン
    制御方法。
  2. 【請求項2】 食材等を冷却貯蔵する収納庫(12)と画壁
    (16)を隔てて隣設し、該画壁(16)に開設した開口(18,2
    0)を介して収納庫(12)と連通する冷却箱(10)と、 この冷却箱(10)の内部に配設されて冷却機構(42,44)か
    らの冷媒が循環供給される冷却器(22)と、 前記冷却箱(10)と収納庫(12)との間の冷気通路に臨み、
    前記冷却器(22)で冷却された冷気を収納庫(12)に吹出す
    庫内ファン(24)と、 前記冷却器(22)に付帯させたヒータ(32)と、 前記冷却器(22)の除霜完了を検知する除霜完了検知手段
    (Th2)とを備え、 制御回路中に設けた除霜運転開始手段が冷却器(22)の除
    霜開始を指令した際に、冷却機構(42,44)および庫内フ
    ァン(24)の運転を停止すると共に、前記ヒータ(32)に通
    電し、 前記除霜完了検知手段(Th2)が除霜完了を検知した際
    に、前記ヒータ(32)への通電を遮断し、 前記ヒータ(32)への通電を遮断してから所要時間後に、
    前記冷却機構(42,44)の運転を開始し、 前記冷却機構(42,44)の運転を開始してから所要時間後
    に、前記庫内ファン(24)の運転を開始するよう制御され
    る冷蔵庫等において、 前記冷却機構(42,44)の運転を開始した時点で、前記庫
    内ファン(24)を所要時間だけ運転するよう制御し、前記
    冷気通路や庫内ファン(24)に付着する融解水を吹き飛ば
    すようにしたことを特徴とする冷蔵庫等の庫内ファン制
    御方法。
  3. 【請求項3】 前記庫内ファン(24)は、前記ヒータ(32)
    への通電を遮断した後に前記冷却機構(42,44)が運転を
    開始する時点からカウントを開始するタイマ(48)の設定
    時限の間に亘って一時的に運転される請求項2記載の冷
    蔵庫等の庫内ファンの制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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