JPH08285111A - 蒸発燃料排出防止装置 - Google Patents
蒸発燃料排出防止装置Info
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- JPH08285111A JPH08285111A JP9346595A JP9346595A JPH08285111A JP H08285111 A JPH08285111 A JP H08285111A JP 9346595 A JP9346595 A JP 9346595A JP 9346595 A JP9346595 A JP 9346595A JP H08285111 A JPH08285111 A JP H08285111A
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- fuel
- fuel tank
- canister
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 開閉弁とキャニスタとを連結する経路内の液
状燃料を燃料タンク内に戻す。 【構成】 自動車用燃料タンク(20)とキャニスタと
を連結する経路の途中に開閉弁である差圧弁(50)が
取り付けられる。差圧弁(50)は可動部である弁部
(56)と固定部であるケース部(58)とを備え、ケ
ース部(58)には差圧弁(50)とキャニスタ(2
2)とを連結可能にする導管(58a)が設けられる。
導管(58a)に導管(58a)と燃料タンク(20)
とを連通する連通穴(80)を設け、弁部(56)に連
動弁(100)を設ける。弁部(56)の開弁動作と連
動して連動弁(100)が連通穴(80)から離れて導
管(58a)と燃料タンク(20)とを連通し、差圧弁
(50)とキャニスタ(22)との間の経路内に溜まっ
た液状燃料を連通穴(80)を通して燃料タンク(2
0)内に戻す。
状燃料を燃料タンク内に戻す。 【構成】 自動車用燃料タンク(20)とキャニスタと
を連結する経路の途中に開閉弁である差圧弁(50)が
取り付けられる。差圧弁(50)は可動部である弁部
(56)と固定部であるケース部(58)とを備え、ケ
ース部(58)には差圧弁(50)とキャニスタ(2
2)とを連結可能にする導管(58a)が設けられる。
導管(58a)に導管(58a)と燃料タンク(20)
とを連通する連通穴(80)を設け、弁部(56)に連
動弁(100)を設ける。弁部(56)の開弁動作と連
動して連動弁(100)が連通穴(80)から離れて導
管(58a)と燃料タンク(20)とを連通し、差圧弁
(50)とキャニスタ(22)との間の経路内に溜まっ
た液状燃料を連通穴(80)を通して燃料タンク(2
0)内に戻す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用燃料タンクの
蒸発燃料排出防止装置に関し、特に、燃料給油時の燃料
タンク内の蒸発燃料をキャニスタにより処理する蒸発燃
料排出防止装置に関する。
蒸発燃料排出防止装置に関し、特に、燃料給油時の燃料
タンク内の蒸発燃料をキャニスタにより処理する蒸発燃
料排出防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料給油時、燃料タンク内で発生した蒸
発燃料をキャニスタに吸着し、蒸発燃料の大気への排出
を防止する技術が提案されている(米国特許第4,71
4,172号)。この技術によれば図6に示す様に、自
動車用燃料タンク420とキャニスタ422とが差圧弁
450を介して連結されている。差圧弁450の低圧側
452は導管424を通してインレットパイプ426の
給油口近傍に、差圧弁450の高圧側454は燃料タン
ク420側に連通されている。
発燃料をキャニスタに吸着し、蒸発燃料の大気への排出
を防止する技術が提案されている(米国特許第4,71
4,172号)。この技術によれば図6に示す様に、自
動車用燃料タンク420とキャニスタ422とが差圧弁
450を介して連結されている。差圧弁450の低圧側
452は導管424を通してインレットパイプ426の
給油口近傍に、差圧弁450の高圧側454は燃料タン
ク420側に連通されている。
【0003】そして、燃料キャップ428が閉じられて
いる時は、差圧弁低圧側452と差圧弁高圧側454は
同圧であり、バネ470の弾性力により差圧弁可動部4
56を差圧弁のシール座458bにキャニスタ422側
に付勢することで差圧弁450は閉弁され、燃料タンク
420とキャニスタ422とを連結する経路を遮断す
る。また、燃料給油等のために燃料キャップ428が開
かれる時は、差圧弁低圧側452は高圧(タンク内圧)
から低圧(大気圧)になり、差圧弁高圧側454は、差
圧弁低圧側452よりも遅れて低圧になる。そして、こ
の燃料キャップ428開放時初期の差圧弁低圧側452
と差圧弁高圧側454の圧力差により差圧弁450は開
弁される。
いる時は、差圧弁低圧側452と差圧弁高圧側454は
同圧であり、バネ470の弾性力により差圧弁可動部4
56を差圧弁のシール座458bにキャニスタ422側
に付勢することで差圧弁450は閉弁され、燃料タンク
420とキャニスタ422とを連結する経路を遮断す
る。また、燃料給油等のために燃料キャップ428が開
かれる時は、差圧弁低圧側452は高圧(タンク内圧)
から低圧(大気圧)になり、差圧弁高圧側454は、差
圧弁低圧側452よりも遅れて低圧になる。そして、こ
の燃料キャップ428開放時初期の差圧弁低圧側452
と差圧弁高圧側454の圧力差により差圧弁450は開
弁される。
【0004】更に、燃料給油時は、差圧弁低圧側452
がインレット給油口近傍に連通されていることより低圧
(大気圧)であり、差圧弁高圧側454が燃料注入によ
る燃料の液面上昇により高圧(正圧)になる。この差圧
弁低圧側452と差圧弁高圧側454の圧力差により差
圧弁450は開弁され燃料タンク420とキャニスタ4
22とを連結する経路を連通する。そして、燃料タンク
420内で発生した蒸発燃料をキャニスタ422に導
き、キャニスタ422の活性炭等に吸着することで蒸発
燃料の大気への排出を防止している。
がインレット給油口近傍に連通されていることより低圧
(大気圧)であり、差圧弁高圧側454が燃料注入によ
る燃料の液面上昇により高圧(正圧)になる。この差圧
弁低圧側452と差圧弁高圧側454の圧力差により差
圧弁450は開弁され燃料タンク420とキャニスタ4
22とを連結する経路を連通する。そして、燃料タンク
420内で発生した蒸発燃料をキャニスタ422に導
き、キャニスタ422の活性炭等に吸着することで蒸発
燃料の大気への排出を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術の場合、自動車の走行振動により差圧弁が不用意に
開弁した場合、差圧弁とキャニスタとの間の経路内はエ
ンジンの吸気マニホルド(図示せず)によりキャニスタ
と共に吸気され負圧であるので、燃料タンク内の燃料が
差圧弁のシール座を越えて前記経路内に流出する。ま
た、差圧弁が閉弁すれば前記経路内は負圧ではあるが気
体の流れがないため、前記燃料はキャニスタには導かれ
ず前記経路内に留まる。前記燃料が蒸発燃料であれば前
記経路内で液化し、また、自動車の急旋回により差圧弁
の高圧側に侵入した液状燃料であればそのまま前記経路
内に溜まる。そして、燃料給油時、差圧弁が開弁して蒸
発燃料がキャニスタに導かれる時に、前記経路内に溜ま
った液状燃料もキャニスタに導かれるので、経路内の液
状燃料を処理するためにキャニスタの活性炭の増量が必
要となり、キャニスタが大型化する。そこで本発明は、
例えば差圧弁等の開閉弁とキャニスタ側とを連結する経
路を燃料タンク内に向けて選択的に開放し、前記経路内
に溜まった液状燃料を燃料タンク内に戻すことでキャニ
スタの小型化を図る。
技術の場合、自動車の走行振動により差圧弁が不用意に
開弁した場合、差圧弁とキャニスタとの間の経路内はエ
ンジンの吸気マニホルド(図示せず)によりキャニスタ
と共に吸気され負圧であるので、燃料タンク内の燃料が
差圧弁のシール座を越えて前記経路内に流出する。ま
た、差圧弁が閉弁すれば前記経路内は負圧ではあるが気
体の流れがないため、前記燃料はキャニスタには導かれ
ず前記経路内に留まる。前記燃料が蒸発燃料であれば前
記経路内で液化し、また、自動車の急旋回により差圧弁
の高圧側に侵入した液状燃料であればそのまま前記経路
内に溜まる。そして、燃料給油時、差圧弁が開弁して蒸
発燃料がキャニスタに導かれる時に、前記経路内に溜ま
った液状燃料もキャニスタに導かれるので、経路内の液
状燃料を処理するためにキャニスタの活性炭の増量が必
要となり、キャニスタが大型化する。そこで本発明は、
例えば差圧弁等の開閉弁とキャニスタ側とを連結する経
路を燃料タンク内に向けて選択的に開放し、前記経路内
に溜まった液状燃料を燃料タンク内に戻すことでキャニ
スタの小型化を図る。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1記載の本
発明の蒸発燃料排出防止装置は、自動車用燃料タンク
と、該燃料タンク内で発生した蒸発燃料を処理するキャ
ニスタと、前記燃料タンクと前記キャニスタとの間に設
けられる開閉弁と、前記燃料タンクと前記開閉弁とを連
結する第1経路と、前記開閉弁と前記キャニスタとを連
結する第2経路とを有する蒸発燃料排出防止装置であっ
て、前記第2経路と前記燃料タンクとを連通可能とする
連通部と、該連通部を選択的に連通遮断する連通遮断弁
とを有することを特徴とする。
発明の蒸発燃料排出防止装置は、自動車用燃料タンク
と、該燃料タンク内で発生した蒸発燃料を処理するキャ
ニスタと、前記燃料タンクと前記キャニスタとの間に設
けられる開閉弁と、前記燃料タンクと前記開閉弁とを連
結する第1経路と、前記開閉弁と前記キャニスタとを連
結する第2経路とを有する蒸発燃料排出防止装置であっ
て、前記第2経路と前記燃料タンクとを連通可能とする
連通部と、該連通部を選択的に連通遮断する連通遮断弁
とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】開閉弁とキャニスタとを連結する第2経路と燃
料タンクとを連通可能とする連通部が連通遮断弁により
選択的に連通遮断され、連通部の連通により第2経路と
燃料タンクとが連通され、第2経路内に溜まった液状燃
料が連通部を通して燃料タンク内に戻される。
料タンクとを連通可能とする連通部が連通遮断弁により
選択的に連通遮断され、連通部の連通により第2経路と
燃料タンクとが連通され、第2経路内に溜まった液状燃
料が連通部を通して燃料タンク内に戻される。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2記載の本
発明は請求項1記載の蒸発燃料排出防止装置であり、前
記連通遮断弁は前記開閉弁の開閉動作と連動する連動弁
であり、該連動弁には前記開閉弁の開弁状態に応じて前
記連通部の通気量を規制する通気量規制手段を設けたこ
とを特徴とする。
発明は請求項1記載の蒸発燃料排出防止装置であり、前
記連通遮断弁は前記開閉弁の開閉動作と連動する連動弁
であり、該連動弁には前記開閉弁の開弁状態に応じて前
記連通部の通気量を規制する通気量規制手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】前記連通遮断弁である連動弁に設けられた通気
量規制手段が、開閉弁の開弁状態に応じて燃料タンクか
ら前記連通部を通してキャニスタに流れる蒸発燃料の通
気量を規制し、第2経路内に溜まった液状燃料がキャニ
スタに導かれるのを抑制する。
量規制手段が、開閉弁の開弁状態に応じて燃料タンクか
ら前記連通部を通してキャニスタに流れる蒸発燃料の通
気量を規制し、第2経路内に溜まった液状燃料がキャニ
スタに導かれるのを抑制する。
【実施例】図1ないし図3は請求項1記載の蒸発燃料排
出防止装置に係わる第1の実施例を示し、図1は蒸発燃
料排出防止装置の全体図を示す。また、図2(a)は開
閉弁である差圧弁の閉弁状態、図2(b)は図2(a)
のb−bに基づいて切断した断面を示し、図3は開閉弁
である差圧弁の開弁状態を示す。
出防止装置に係わる第1の実施例を示し、図1は蒸発燃
料排出防止装置の全体図を示す。また、図2(a)は開
閉弁である差圧弁の閉弁状態、図2(b)は図2(a)
のb−bに基づいて切断した断面を示し、図3は開閉弁
である差圧弁の開弁状態を示す。
【0010】図1を用いて蒸発燃料排出防止装置の概略
を説明する。図1によると、燃料タンク20にはインレ
ットパイプ26が設けられており、インレットパイプ2
6の給油口には燃料キャップ28が燃料タンク20を密
閉可能に設けられている。燃料タンク20の上面には開
閉弁である差圧弁50が取り付けられており、差圧弁5
0の低圧側52を導管24を通してインレットパイプ2
6の給油口近傍に連通連結し、差圧弁50の高圧側54
を燃料タンク20に連通連結している。また、22はキ
ャニスタであり、差圧弁50と導管30とを介して燃料
タンク20に連結されている。尚、差圧弁高圧側54は
燃料タンクと開閉弁とを連結する第1経路に相当し、導
管30は開閉弁とキャニスタとを連結する第2経路に相
当する。
を説明する。図1によると、燃料タンク20にはインレ
ットパイプ26が設けられており、インレットパイプ2
6の給油口には燃料キャップ28が燃料タンク20を密
閉可能に設けられている。燃料タンク20の上面には開
閉弁である差圧弁50が取り付けられており、差圧弁5
0の低圧側52を導管24を通してインレットパイプ2
6の給油口近傍に連通連結し、差圧弁50の高圧側54
を燃料タンク20に連通連結している。また、22はキ
ャニスタであり、差圧弁50と導管30とを介して燃料
タンク20に連結されている。尚、差圧弁高圧側54は
燃料タンクと開閉弁とを連結する第1経路に相当し、導
管30は開閉弁とキャニスタとを連結する第2経路に相
当する。
【0011】車両運転時、通常差圧弁50は閉じてお
り、燃料タンク20とキャニスタ22とを連結する経路
は遮断されている。またこの時、キャニスタ22はエン
ジンの吸気マニホルド(図示せず)により吸気され、吸
気により大気をキャニスタ22に導くと共に、燃料給油
時にキャニスタ22の活性炭に吸着した蒸発燃料をエン
ジンに導いて処理する。又、導管30も吸気マニホルド
によりキャニスタ22と共に吸気されており導管30内
は負圧である。そして燃料給油時、差圧弁50は開弁し
て燃料タンク20とキャニスタ22との間の経路は連通
され、燃料タンク20内の蒸発燃料はキャニスタ22に
導かれキャニスタ22の活性炭に吸着される。尚、燃料
給油時、吸気マニホルドによる吸気は通常終わってい
る。
り、燃料タンク20とキャニスタ22とを連結する経路
は遮断されている。またこの時、キャニスタ22はエン
ジンの吸気マニホルド(図示せず)により吸気され、吸
気により大気をキャニスタ22に導くと共に、燃料給油
時にキャニスタ22の活性炭に吸着した蒸発燃料をエン
ジンに導いて処理する。又、導管30も吸気マニホルド
によりキャニスタ22と共に吸気されており導管30内
は負圧である。そして燃料給油時、差圧弁50は開弁し
て燃料タンク20とキャニスタ22との間の経路は連通
され、燃料タンク20内の蒸発燃料はキャニスタ22に
導かれキャニスタ22の活性炭に吸着される。尚、燃料
給油時、吸気マニホルドによる吸気は通常終わってい
る。
【0012】図2及び図3を用いて第1の実施例の詳細
を説明する。図2によると、差圧弁50は弁部56、本
体ケース部58、及び蓋部60を備える。弁部56には
シール部材62とダイアフラム64とが一体的に設けら
れており、弁部56、シール部材62、及びダイアフラ
ム64は差圧弁50の開閉動作を行う可動部である。ま
た、弁部56には弁部56の開閉動作と連動する連動弁
100が一体的に設けられており、連動弁100の先端
は弁部56の閉弁方向で先細状となるテーパ部を有する
弁体102が設けられている。
を説明する。図2によると、差圧弁50は弁部56、本
体ケース部58、及び蓋部60を備える。弁部56には
シール部材62とダイアフラム64とが一体的に設けら
れており、弁部56、シール部材62、及びダイアフラ
ム64は差圧弁50の開閉動作を行う可動部である。ま
た、弁部56には弁部56の開閉動作と連動する連動弁
100が一体的に設けられており、連動弁100の先端
は弁部56の閉弁方向で先細状となるテーパ部を有する
弁体102が設けられている。
【0013】本体ケース部58の上方には導管58aが
設けられており、前述した導管30と連結されキャニス
タ22に連通可能となっている。導管58aは弁部56
のシール部材62が当接して燃料タンク20とキャニス
タ22を連結する経路を遮断するシール座58bを備え
る。シール座58bはケース部内壁58cとの間で空間
を挟み略中央に位置し、かつシール座58bの内方の開
口部58dは上方に向き開口している。また,導管58
aの一般面より低くなるように液だめ部58fを設け、
液だめ部58fの下面には連通穴80が設けられてい
る。
設けられており、前述した導管30と連結されキャニス
タ22に連通可能となっている。導管58aは弁部56
のシール部材62が当接して燃料タンク20とキャニス
タ22を連結する経路を遮断するシール座58bを備え
る。シール座58bはケース部内壁58cとの間で空間
を挟み略中央に位置し、かつシール座58bの内方の開
口部58dは上方に向き開口している。また,導管58
aの一般面より低くなるように液だめ部58fを設け、
液だめ部58fの下面には連通穴80が設けられてい
る。
【0014】また、本体ケース部58の下方には、燃料
給油時、燃料液面の上昇と共に浮上し、ケース部58の
フロートバルブシール座58eに当接することで燃料の
液面規制を行うフロート66が設けられている。また6
8は、フロート66に紙面下方向に浮力が生じた場合、
その浮力に抗して作用するバネである。蓋部60には、
弁部56の突起部56aが摺動可能に嵌まり込むガイド
60aと、インレットパイプ26の給油口近傍に連通連
結される経路の一部である導管60bが一体的に形成さ
れている。尚、導管58aは開閉弁とキャニスタとを連
結する第2経路に相当し、また、連通穴80は第2経路
と燃料タンクとを連通する連通部に相当し、連動弁10
0は連通部を選択的に連通遮断する連通遮断弁に相当す
る。
給油時、燃料液面の上昇と共に浮上し、ケース部58の
フロートバルブシール座58eに当接することで燃料の
液面規制を行うフロート66が設けられている。また6
8は、フロート66に紙面下方向に浮力が生じた場合、
その浮力に抗して作用するバネである。蓋部60には、
弁部56の突起部56aが摺動可能に嵌まり込むガイド
60aと、インレットパイプ26の給油口近傍に連通連
結される経路の一部である導管60bが一体的に形成さ
れている。尚、導管58aは開閉弁とキャニスタとを連
結する第2経路に相当し、また、連通穴80は第2経路
と燃料タンクとを連通する連通部に相当し、連動弁10
0は連通部を選択的に連通遮断する連通遮断弁に相当す
る。
【0015】そして、弁部56、本体ケース部58、及
び蓋部60を組み付けて、弁部56及びダイアフラム6
4と蓋部60により差圧弁低圧側52を形成し、弁部5
6及びダイアフラム64と本体ケース部58により差圧
弁高圧側54を形成する。尚、差圧弁低圧側52と差圧
弁高圧側54は弁部58及びダイアフラム64により密
閉分離されることになる。
び蓋部60を組み付けて、弁部56及びダイアフラム6
4と蓋部60により差圧弁低圧側52を形成し、弁部5
6及びダイアフラム64と本体ケース部58により差圧
弁高圧側54を形成する。尚、差圧弁低圧側52と差圧
弁高圧側54は弁部58及びダイアフラム64により密
閉分離されることになる。
【0016】次にこの第1の実施例における作用を説明
する。燃料キャップ28が閉じられ燃料タンク20が密
閉されている場合、図2によると、差圧弁低圧側52と
差圧弁高圧側54は同圧であり、差圧弁低圧側52の空
間内に設けられたバネ70の弾性力により、弁部56の
シール部材62をケース部58のシール座58bに付勢
することで差圧弁50は閉弁される。そして、燃料タン
ク20とキャニスタ22を連通する経路を密閉遮断す
る。またこの時、弁部58に設けられた連動弁100の
弁体102は上述と同様バネ70の弾性力により弁部5
6と共に付勢され、導管58aに設けられた連通穴80
は連動弁100の弁体102により導管58aの内側か
ら塞がれている。
する。燃料キャップ28が閉じられ燃料タンク20が密
閉されている場合、図2によると、差圧弁低圧側52と
差圧弁高圧側54は同圧であり、差圧弁低圧側52の空
間内に設けられたバネ70の弾性力により、弁部56の
シール部材62をケース部58のシール座58bに付勢
することで差圧弁50は閉弁される。そして、燃料タン
ク20とキャニスタ22を連通する経路を密閉遮断す
る。またこの時、弁部58に設けられた連動弁100の
弁体102は上述と同様バネ70の弾性力により弁部5
6と共に付勢され、導管58aに設けられた連通穴80
は連動弁100の弁体102により導管58aの内側か
ら塞がれている。
【0017】燃料給油等により燃料キャップ28が開か
れインレットパイプ26の給油口が大気開放された場
合、図3によると、差圧弁低圧側52は蓋部60の導管
60bを通してインレットパイプ26の給油口近傍に連
通されているので、差圧弁低圧側52は高圧(タンク内
圧)から低圧(大気圧)になる。また、差圧弁高圧側5
4は燃料タンク20に連通されており、差圧弁低圧側5
2よりも遅れて低圧になる。この燃料キャップ28の開
放初期の差圧弁低圧側52と差圧弁高圧側54の圧力差
により差圧弁50は開弁する。尚、差圧弁50の開弁動
作は、弁部56の突起部56aが蓋部のガイド60aと
摺動し、弁部56がダイアフラム64に支えられ、シー
ル部材62がケース部58のシール座58bから上方に
離れて行われる。そして、図3中矢印Aに示されるよう
に、キャニスタ22に導かれる蒸発燃料の流れは連通穴
80より開口面積が大きい導管58aの開口部58dが
主流となり、燃料タンク20内の蒸発燃料(燃料キャッ
プ28が閉じられている時、燃料温度の上昇により燃料
タンク20で発生した蒸発燃料)は差圧弁50を通して
キャニスタ22に導かれる。また燃料注入時は、差圧弁
低圧側52は低圧(大気圧)であり、差圧弁高圧側54
は燃料注入による燃料の液面上昇により正圧になる。こ
の差圧弁低圧側52と差圧弁高圧側54の圧力差により
差圧弁50は開弁する。そして、上述と同様、図3中矢
印Aに示されるように、燃料注入により燃料タンク20
内で発生した蒸発燃料は差圧弁50を通してキャニスタ
22に導かれる。
れインレットパイプ26の給油口が大気開放された場
合、図3によると、差圧弁低圧側52は蓋部60の導管
60bを通してインレットパイプ26の給油口近傍に連
通されているので、差圧弁低圧側52は高圧(タンク内
圧)から低圧(大気圧)になる。また、差圧弁高圧側5
4は燃料タンク20に連通されており、差圧弁低圧側5
2よりも遅れて低圧になる。この燃料キャップ28の開
放初期の差圧弁低圧側52と差圧弁高圧側54の圧力差
により差圧弁50は開弁する。尚、差圧弁50の開弁動
作は、弁部56の突起部56aが蓋部のガイド60aと
摺動し、弁部56がダイアフラム64に支えられ、シー
ル部材62がケース部58のシール座58bから上方に
離れて行われる。そして、図3中矢印Aに示されるよう
に、キャニスタ22に導かれる蒸発燃料の流れは連通穴
80より開口面積が大きい導管58aの開口部58dが
主流となり、燃料タンク20内の蒸発燃料(燃料キャッ
プ28が閉じられている時、燃料温度の上昇により燃料
タンク20で発生した蒸発燃料)は差圧弁50を通して
キャニスタ22に導かれる。また燃料注入時は、差圧弁
低圧側52は低圧(大気圧)であり、差圧弁高圧側54
は燃料注入による燃料の液面上昇により正圧になる。こ
の差圧弁低圧側52と差圧弁高圧側54の圧力差により
差圧弁50は開弁する。そして、上述と同様、図3中矢
印Aに示されるように、燃料注入により燃料タンク20
内で発生した蒸発燃料は差圧弁50を通してキャニスタ
22に導かれる。
【0018】この差圧弁50の開弁時に、弁部56に設
けられた連動弁100の弁体102は、差圧弁50の開
弁による弁部56の開弁動作と連動して連通穴80から
離れて開弁し導管58aと燃料タンク20を連通する。
そして、導管58aの液だめ部58fの下面に設けられ
た連通穴80の付近に液状燃料が溜まっているような場
合、液状燃料は自重により連通穴80を通して燃料タン
ク20内に落ちて戻される。また、燃料給油時以外で
も、自動車の走行振動等により差圧弁50の弁部56が
上方に動き開弁すれば弁部56と連動して連動弁100
も開弁する。この時エンジンからの吸気が遮断され導管
58aが負圧でなければ、導管58aの液だめ部58f
の下面に設けられた連通穴80の付近に溜まっている液
状燃料はその度に自重により連通穴80を通して燃料タ
ンク20に落ちて戻される。
けられた連動弁100の弁体102は、差圧弁50の開
弁による弁部56の開弁動作と連動して連通穴80から
離れて開弁し導管58aと燃料タンク20を連通する。
そして、導管58aの液だめ部58fの下面に設けられ
た連通穴80の付近に液状燃料が溜まっているような場
合、液状燃料は自重により連通穴80を通して燃料タン
ク20内に落ちて戻される。また、燃料給油時以外で
も、自動車の走行振動等により差圧弁50の弁部56が
上方に動き開弁すれば弁部56と連動して連動弁100
も開弁する。この時エンジンからの吸気が遮断され導管
58aが負圧でなければ、導管58aの液だめ部58f
の下面に設けられた連通穴80の付近に溜まっている液
状燃料はその度に自重により連通穴80を通して燃料タ
ンク20に落ちて戻される。
【0019】図4は請求項2記載の蒸発燃料排出防止装
置に係わり、本発明の第2の実施例を示す。図4(a)
は開閉弁である差圧弁の閉弁状態、図4(b)は図4
(a)の連通部である連通穴80近傍の詳細を示す。
尚、第1の実施例と重複する部分は一部省略して説明す
る。図4(a)によると、前述した差圧弁50の弁部5
6に連通遮断弁としての連動弁200が一体的に設けら
れている。連動弁200の先端には通気量規制手段とし
て凸部200aが設けられている。又、凸部200aに
はOリング202が嵌着固定されている。
置に係わり、本発明の第2の実施例を示す。図4(a)
は開閉弁である差圧弁の閉弁状態、図4(b)は図4
(a)の連通部である連通穴80近傍の詳細を示す。
尚、第1の実施例と重複する部分は一部省略して説明す
る。図4(a)によると、前述した差圧弁50の弁部5
6に連通遮断弁としての連動弁200が一体的に設けら
れている。連動弁200の先端には通気量規制手段とし
て凸部200aが設けられている。又、凸部200aに
はOリング202が嵌着固定されている。
【0020】差圧弁の閉弁時、連動弁200のOリング
202はバネ70の弾性力により弁部56と共に付勢さ
れ、連通穴80はOリング202により導管58aの内
側から塞がれている。また、凸部200aは連通穴80
の開口部に摺動可能に嵌まっている。凸部200aの長
さは差圧弁50の最大開弁ストロークより短い長さとな
っている。そして、エンジンの吸気により導管58aが
負圧になっているような場合に、自動車の走行振動によ
り差圧弁50が開弁しても、凸部200aが連通穴80
を摺動している限り、燃料タンク20から連通穴80を
通して導管58aに流れる蒸発燃料の通気量が規制され
る。そして、液だめ部58fに溜まった液状燃料が蒸発
燃料の流れによりキャニスタ22に導かれることが抑制
される。
202はバネ70の弾性力により弁部56と共に付勢さ
れ、連通穴80はOリング202により導管58aの内
側から塞がれている。また、凸部200aは連通穴80
の開口部に摺動可能に嵌まっている。凸部200aの長
さは差圧弁50の最大開弁ストロークより短い長さとな
っている。そして、エンジンの吸気により導管58aが
負圧になっているような場合に、自動車の走行振動によ
り差圧弁50が開弁しても、凸部200aが連通穴80
を摺動している限り、燃料タンク20から連通穴80を
通して導管58aに流れる蒸発燃料の通気量が規制され
る。そして、液だめ部58fに溜まった液状燃料が蒸発
燃料の流れによりキャニスタ22に導かれることが抑制
される。
【0021】また、図4(b)は燃料給油時に差圧弁5
0が略最大に開弁した状態を示している。この時、凸部
200aは連通穴80の開口部を上方に越えている。そ
して、前述したように差圧弁50の開弁により導管58
aの開口部58dを通してキャニスタ22への蒸発燃料
の流れが生じる。そして、導管58aの液だめ部58f
の下面に設けられた連通穴80の付近に溜まっている液
状燃料は自重により連通穴80を通して燃料タンク20
内に落ちて戻される。
0が略最大に開弁した状態を示している。この時、凸部
200aは連通穴80の開口部を上方に越えている。そ
して、前述したように差圧弁50の開弁により導管58
aの開口部58dを通してキャニスタ22への蒸発燃料
の流れが生じる。そして、導管58aの液だめ部58f
の下面に設けられた連通穴80の付近に溜まっている液
状燃料は自重により連通穴80を通して燃料タンク20
内に落ちて戻される。
【0022】図5は請求項1記載の蒸発燃料排出防止装
置に係わる第3の実施例を示す。また、図5(a)は開
閉弁である差圧弁の閉弁状態を示し、図5(b)は後述
する連通遮断弁である負圧弁の部分詳細図であり、負圧
弁の開弁状態を示す。尚、前述と重複する部分は一部省
略して説明する。図5(a)によると、導管58aの液
だめ部58fの下面には、導管58aと燃料タンク20
とを連通する連通部である連通穴80が設けられてい
る。導管58aには負圧弁300が設けられている。ま
た、負圧弁300は、連通穴80を燃料タンク20側か
ら塞ぐ弁体302、弁体302を付勢するバネ304、
導管58aに一体成形され弁体302を収納するケース
306、及び開口部308aを有するキャップ308と
から成る。尚、負圧弁300は連通遮断弁に相当する。
置に係わる第3の実施例を示す。また、図5(a)は開
閉弁である差圧弁の閉弁状態を示し、図5(b)は後述
する連通遮断弁である負圧弁の部分詳細図であり、負圧
弁の開弁状態を示す。尚、前述と重複する部分は一部省
略して説明する。図5(a)によると、導管58aの液
だめ部58fの下面には、導管58aと燃料タンク20
とを連通する連通部である連通穴80が設けられてい
る。導管58aには負圧弁300が設けられている。ま
た、負圧弁300は、連通穴80を燃料タンク20側か
ら塞ぐ弁体302、弁体302を付勢するバネ304、
導管58aに一体成形され弁体302を収納するケース
306、及び開口部308aを有するキャップ308と
から成る。尚、負圧弁300は連通遮断弁に相当する。
【0023】次に第3の実施例における作用を説明す
る。燃料タンク20内の圧力は、自動車の走行時は燃料
の温度上昇により正圧となるが、自動車の走行終了後の
放置により燃料の温度が下がり、燃料タンク20内の圧
力は蒸発燃料が収縮することで負圧となる。この時バネ
304の弾性力に抗して弁体302は連通穴80を離れ
て開弁して連通穴80を開き、導管58aと燃料タンク
20とを連通する。そして、図5中矢印Cに示されるよ
うにキャニスタ22側から燃料タンク20に向けて空気
の流れが生じ、導管58aの液だめ部58fの下面に設
けられた連通穴80の付近に液状燃料が溜まっているよ
うな場合、空気の流れに押し出されるようにして燃料タ
ンク20に落ちて戻される。
る。燃料タンク20内の圧力は、自動車の走行時は燃料
の温度上昇により正圧となるが、自動車の走行終了後の
放置により燃料の温度が下がり、燃料タンク20内の圧
力は蒸発燃料が収縮することで負圧となる。この時バネ
304の弾性力に抗して弁体302は連通穴80を離れ
て開弁して連通穴80を開き、導管58aと燃料タンク
20とを連通する。そして、図5中矢印Cに示されるよ
うにキャニスタ22側から燃料タンク20に向けて空気
の流れが生じ、導管58aの液だめ部58fの下面に設
けられた連通穴80の付近に液状燃料が溜まっているよ
うな場合、空気の流れに押し出されるようにして燃料タ
ンク20に落ちて戻される。
【0024】以上の実施例で説明したように、連通遮断
弁である連動弁100、連動弁200、負圧弁300が
選択的に連通部である連通穴80を連通し、燃料タンク
20と開閉弁である差圧弁50とを連結する経路内に溜
まった液状燃料を燃料タンク20内に戻す。そして、キ
ャニスタ22により処理する液状燃料の量が低減でき、
キャニスタ22の活性炭が減量可能となり、キャニスタ
22の小型化が図れる。
弁である連動弁100、連動弁200、負圧弁300が
選択的に連通部である連通穴80を連通し、燃料タンク
20と開閉弁である差圧弁50とを連結する経路内に溜
まった液状燃料を燃料タンク20内に戻す。そして、キ
ャニスタ22により処理する液状燃料の量が低減でき、
キャニスタ22の活性炭が減量可能となり、キャニスタ
22の小型化が図れる。
【0025】尚、以上説明した実施例のように、差圧弁
50のシール座58bを本体ケース部内壁58cとの間
に空間を挟み略中央に位置させ、かつシール座58bの
内方の開口部58dを上方に向き開口させるような構造
にすれば、ケース部内壁58cに沿ってケース部58内
に侵入してくる液状燃料が差圧弁50の不用意な開弁に
伴いシール座58bを越えてキャニスタ22に侵入しよ
うとした場合、液状燃料はケース部内壁58cを離れ、
シール座58bとケース部内壁58cとの間に空間を越
え、略中央の開口部58dに向かって流入しなくてはな
らない。すなわちこの差圧弁50の構造は液状燃料がキ
ャニスタ側経路に流入しにくい構造になっている。
50のシール座58bを本体ケース部内壁58cとの間
に空間を挟み略中央に位置させ、かつシール座58bの
内方の開口部58dを上方に向き開口させるような構造
にすれば、ケース部内壁58cに沿ってケース部58内
に侵入してくる液状燃料が差圧弁50の不用意な開弁に
伴いシール座58bを越えてキャニスタ22に侵入しよ
うとした場合、液状燃料はケース部内壁58cを離れ、
シール座58bとケース部内壁58cとの間に空間を越
え、略中央の開口部58dに向かって流入しなくてはな
らない。すなわちこの差圧弁50の構造は液状燃料がキ
ャニスタ側経路に流入しにくい構造になっている。
【0026】以上の実施例は連動弁100、200や負
圧弁300を用いているが、必ずしもこれらの弁に限ら
ず、電磁弁等を設けて連通部を開閉しキャニスタ側経路
と燃料タンク20とを選択的に連通しても良い。更に、
以上の実施例は開閉弁として差圧弁を用いたが、同一目
的で用いられる開閉弁であれば差圧弁に限られるもので
はない。更に、以上の実施例は差圧弁の導管に連通部を
設けているが、差圧弁の導管以外の位置に連通部を設け
てもよい。例えば、導管により第2経路と燃料タンクを
連通して、この導管に連通弁としての負圧弁を設けても
よい。
圧弁300を用いているが、必ずしもこれらの弁に限ら
ず、電磁弁等を設けて連通部を開閉しキャニスタ側経路
と燃料タンク20とを選択的に連通しても良い。更に、
以上の実施例は開閉弁として差圧弁を用いたが、同一目
的で用いられる開閉弁であれば差圧弁に限られるもので
はない。更に、以上の実施例は差圧弁の導管に連通部を
設けているが、差圧弁の導管以外の位置に連通部を設け
てもよい。例えば、導管により第2経路と燃料タンクを
連通して、この導管に連通弁としての負圧弁を設けても
よい。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の蒸発燃料排出防止装置
は、開閉弁とキャニスタとを連結する第2経路と燃料タ
ンクとを連通可能とする連通部が連通遮断弁により選択
的に連通遮断され、連通部の連通により第2経路と燃料
タンクとが連通されるので、第2経路内の液状燃料が連
通部を通して燃料タンク内に戻される。そして、キャニ
スタが処理する液状燃料の量が低減でき、キャニスタの
活性炭の減量が可能となりキャニスタの小型化が図れ
る。また、請求項2記載の蒸発燃料排出防止装置は、連
通遮断弁である連動弁に設けられた通気量規制手段が、
開閉弁の開弁状態に応じて燃料タンクから連通部を通し
てキャニスタに流れる蒸発燃料の通気量を規制し、第2
経路内に溜まった液状燃料がキャニスタに導かれるのを
抑制するので、キャニスタが処理する液状燃料の量が低
減でき、キャニスタの活性炭の減量が可能となりキャニ
スタの小型化が図れる。
は、開閉弁とキャニスタとを連結する第2経路と燃料タ
ンクとを連通可能とする連通部が連通遮断弁により選択
的に連通遮断され、連通部の連通により第2経路と燃料
タンクとが連通されるので、第2経路内の液状燃料が連
通部を通して燃料タンク内に戻される。そして、キャニ
スタが処理する液状燃料の量が低減でき、キャニスタの
活性炭の減量が可能となりキャニスタの小型化が図れ
る。また、請求項2記載の蒸発燃料排出防止装置は、連
通遮断弁である連動弁に設けられた通気量規制手段が、
開閉弁の開弁状態に応じて燃料タンクから連通部を通し
てキャニスタに流れる蒸発燃料の通気量を規制し、第2
経路内に溜まった液状燃料がキャニスタに導かれるのを
抑制するので、キャニスタが処理する液状燃料の量が低
減でき、キャニスタの活性炭の減量が可能となりキャニ
スタの小型化が図れる。
【図1】本発明に係わる自動車用燃料タンクの蒸発燃料
排出防止装置に関する全体図。
排出防止装置に関する全体図。
【図2】(a)本発明に係わる蒸発燃料排出防止装置の
第1の実施例を示し、開閉弁である差圧弁の閉弁状態を
示す図、(b)図2(a)のb−bに基づいて切断した
断面を示す図。
第1の実施例を示し、開閉弁である差圧弁の閉弁状態を
示す図、(b)図2(a)のb−bに基づいて切断した
断面を示す図。
【図3】本発明の蒸発燃料排出防止装置の第1の実施例
を示し、開閉弁である差圧弁の開弁状態を示す図。
を示し、開閉弁である差圧弁の開弁状態を示す図。
【図4】(a)本発明に係わる蒸発燃料排出防止装置の
第2の実施例を示し、開閉弁である差圧弁の閉弁状態を
表す図、(b)連動弁の部分詳細を表す図。
第2の実施例を示し、開閉弁である差圧弁の閉弁状態を
表す図、(b)連動弁の部分詳細を表す図。
【図5】(a)本発明に係わる蒸発燃料排出防止装置の
第3の実施例を示し、開閉弁である差圧弁の閉弁状態を
表す図、(b)負圧弁の部分詳細を表す図。
第3の実施例を示し、開閉弁である差圧弁の閉弁状態を
表す図、(b)負圧弁の部分詳細を表す図。
【図6】従来技術を示す図。
20,420・・・・燃料タンク 22,422・・・・キャニスタ 30・・・・・・・・導管(第2経路) 50,450・・・・差圧弁(開閉弁) 54,454・・・・差圧弁高圧側(第1経路) 58a,458a・・差圧弁導管(第2経路) 80・・・・・・・・連通穴(連通部) 100,200・・・連動弁(連通遮断弁) 200a・・・・・・凸部(通気量規制手段) 300・・・・・・・負圧弁(連通遮断弁)
Claims (2)
- 【請求項1】自動車用燃料タンクと、該燃料タンク内で
発生した蒸発燃料を処理するキャニスタと、前記燃料タ
ンクと前記キャニスタとの間に設けられる開閉弁と、前
記燃料タンクと前記開閉弁とを連結する第1経路と、前
記開閉弁と前記キャニスタとを連結する第2経路とを有
する蒸発燃料排出防止装置であって、前記第2経路と前
記燃料タンクとを連通可能とする連通部と、該連通部を
選択的に連通遮断する連通遮断弁とを有することを特徴
とする蒸発燃料排出防止装置。 - 【請求項2】前記連通遮断弁は前記開閉弁の開閉動作と
連動する連動弁であり、該連動弁には前記開閉弁の開弁
状態に応じて前記連通部の通気量を規制する通気量規制
手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料
排出防止装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9346595A JPH08285111A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 蒸発燃料排出防止装置 |
US08/614,691 US5722468A (en) | 1995-04-05 | 1996-03-13 | Evaporative-fuel emission preventing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9346595A JPH08285111A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 蒸発燃料排出防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08285111A true JPH08285111A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14083092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9346595A Pending JPH08285111A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-19 | 蒸発燃料排出防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08285111A (ja) |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP9346595A patent/JPH08285111A/ja active Pending
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