JPH08284621A - 耐摩耗溶射層がすぐれた耐熱衝撃性を有する内燃機関のTi合金製エンジンバルブ - Google Patents
耐摩耗溶射層がすぐれた耐熱衝撃性を有する内燃機関のTi合金製エンジンバルブInfo
- Publication number
- JPH08284621A JPH08284621A JP10686695A JP10686695A JPH08284621A JP H08284621 A JPH08284621 A JP H08284621A JP 10686695 A JP10686695 A JP 10686695A JP 10686695 A JP10686695 A JP 10686695A JP H08284621 A JPH08284621 A JP H08284621A
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- Japan
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐摩耗溶射層がすぐれた耐熱衝撃性を有する
内燃機関のTi合金製エンジンバルブを提供する。 【構成】 内燃機関のTi合金製エンジンバルブが、T
i合金製エンジンバルブ本体の少なくともバルブガイド
およびバルブシートとの摺動面および当接面に、Ti粉
末の表面にNi被覆層を介してAl被覆層を形成した構
造の表面被覆Ti粉末を溶射材として用いて形成した耐
摩耗溶射層を、150〜500μmの平均層厚で設けて
なる。
内燃機関のTi合金製エンジンバルブを提供する。 【構成】 内燃機関のTi合金製エンジンバルブが、T
i合金製エンジンバルブ本体の少なくともバルブガイド
およびバルブシートとの摺動面および当接面に、Ti粉
末の表面にNi被覆層を介してAl被覆層を形成した構
造の表面被覆Ti粉末を溶射材として用いて形成した耐
摩耗溶射層を、150〜500μmの平均層厚で設けて
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、耐摩耗溶射層がすぐ
れた耐熱衝撃性を有すると共に、耐摩耗性および密着性
にもすぐれた内燃機関のTi合金製エンジンバルブに関
するものである。
れた耐熱衝撃性を有すると共に、耐摩耗性および密着性
にもすぐれた内燃機関のTi合金製エンジンバルブに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平1−197067号
公報および特開平4−21756号公報に記載されるよ
うに、内燃機関のTi合金製バルブとして、例えば重量
%で、Ti−6%Al−4%Vの代表的組成を有するT
i合金製エンジンバルブの少なくともバルブガイドおよ
びバルブシートとの摺動面および当接面に、WC粉末や
Cr3 C2 粉末、さらにTi粉末とAl粉末の混合粉末
を溶射材として用いて形成した耐摩耗溶射層を、100
〜500μmの平均層厚で設けてなるものなどが知られ
ている。
公報および特開平4−21756号公報に記載されるよ
うに、内燃機関のTi合金製バルブとして、例えば重量
%で、Ti−6%Al−4%Vの代表的組成を有するT
i合金製エンジンバルブの少なくともバルブガイドおよ
びバルブシートとの摺動面および当接面に、WC粉末や
Cr3 C2 粉末、さらにTi粉末とAl粉末の混合粉末
を溶射材として用いて形成した耐摩耗溶射層を、100
〜500μmの平均層厚で設けてなるものなどが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の内燃機関
の高出力化および高性能化に伴ない、これの構造部材で
あるエンジンバルブの使用条件は一段と苛酷さを増す傾
向にあるが、上記の従来Ti合金製エンジンバルブにお
いては、特に耐摩耗溶射層が十分な耐熱衝撃性を具備す
るものでないため、エンジン稼動時の加熱・冷却の熱サ
イクルによるきびしい熱衝撃を受けると、これに割れや
亀裂が発生し易く、信頼性の点で問題がある。
の高出力化および高性能化に伴ない、これの構造部材で
あるエンジンバルブの使用条件は一段と苛酷さを増す傾
向にあるが、上記の従来Ti合金製エンジンバルブにお
いては、特に耐摩耗溶射層が十分な耐熱衝撃性を具備す
るものでないため、エンジン稼動時の加熱・冷却の熱サ
イクルによるきびしい熱衝撃を受けると、これに割れや
亀裂が発生し易く、信頼性の点で問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、内燃機関のTi合金製エンジン
バルブにおける耐摩耗溶射層に着目し、これの耐熱衝撃
性向上をはかるべく研究を行なった結果、溶射材とし
て、Ti粉末、望ましくは40〜70μmの平均粒径を
有するTi粉末の表面に、いずれもメカニカルプレーテ
ィング法などにて、まずNi被覆層を、望ましくは5〜
10μmの平均層厚で形成し、さらにこの上にAl被覆
層を、望ましくは5〜10μmの平均層厚で形成してな
る表面被覆Ti粉末を用いて、耐摩耗溶射層を形成する
と、この結果の耐摩耗溶射層は、Ti芯部とNi中間層
の間にTi−Ni金属間化合物層が存在し、前記Ni中
間層とAl外周層の間にNi−Al金属間化合物層が存
在した構造をもち、かつ溶射面衝突時に偏平化した多重
層構造粒子の相互融着体からなることから、外周層のA
lによってすぐれた密着性、多重層構造によってすぐれ
た耐熱衝撃性、および金属間化合物層によってすぐれた
耐摩耗性を具備するようになるという研究結果を得たの
である。
上述のような観点から、内燃機関のTi合金製エンジン
バルブにおける耐摩耗溶射層に着目し、これの耐熱衝撃
性向上をはかるべく研究を行なった結果、溶射材とし
て、Ti粉末、望ましくは40〜70μmの平均粒径を
有するTi粉末の表面に、いずれもメカニカルプレーテ
ィング法などにて、まずNi被覆層を、望ましくは5〜
10μmの平均層厚で形成し、さらにこの上にAl被覆
層を、望ましくは5〜10μmの平均層厚で形成してな
る表面被覆Ti粉末を用いて、耐摩耗溶射層を形成する
と、この結果の耐摩耗溶射層は、Ti芯部とNi中間層
の間にTi−Ni金属間化合物層が存在し、前記Ni中
間層とAl外周層の間にNi−Al金属間化合物層が存
在した構造をもち、かつ溶射面衝突時に偏平化した多重
層構造粒子の相互融着体からなることから、外周層のA
lによってすぐれた密着性、多重層構造によってすぐれ
た耐熱衝撃性、および金属間化合物層によってすぐれた
耐摩耗性を具備するようになるという研究結果を得たの
である。
【0005】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、Ti合金製エンジンバルブ本体
の少なくともバルブガイドおよびバルブシートとの摺動
面および当接面に、Ti粉末の表面にNi被覆層を介し
てAl被覆層を形成した構造を有する表面被覆Ti粉末
を溶射材として用いて形成した耐摩耗溶射層を、150
〜500μmの平均層厚で設けてなる、耐摩耗溶射層が
すぐれた耐熱衝撃性を有し、かつ耐摩耗性および密着性
にもすぐれた内燃機関のTi合金製エンジンバルブに特
徴を有するものである。
なされたものであって、Ti合金製エンジンバルブ本体
の少なくともバルブガイドおよびバルブシートとの摺動
面および当接面に、Ti粉末の表面にNi被覆層を介し
てAl被覆層を形成した構造を有する表面被覆Ti粉末
を溶射材として用いて形成した耐摩耗溶射層を、150
〜500μmの平均層厚で設けてなる、耐摩耗溶射層が
すぐれた耐熱衝撃性を有し、かつ耐摩耗性および密着性
にもすぐれた内燃機関のTi合金製エンジンバルブに特
徴を有するものである。
【0006】なお、この発明のエンジンバルブにおい
て、耐摩耗溶射層の平均層厚を150〜500μmと定
めたのは、その平均層厚が150μm未満では所望の耐
摩耗性を長期に亘って確保することができず、一方その
平均層厚が500μmを越えると、特に苛酷な条件下で
は剥離が発生し易くなるという理由からであり、望まし
くは150〜300μmの平均層厚がよい。また、溶射
材に関して、これを構成するTi粉末の平均粒径は、上
記の通り40〜70μmとするのが望ましく、これは、
その平均粒径が40μm未満では耐摩耗溶射層を構成す
る多重層構造粒子におけるTi芯部が消失する場合が生
じ、多重層数の低下による耐熱衝撃性の低下が避けられ
ず、一方その平均粒径が70μmを越えると、耐摩耗溶
射層に占めるTi芯部の割合が多くなりすぎて耐摩耗性
が低下するようになるという理由によるものであり、さ
らにNi被覆層の平均層厚は、上記の通り5〜10μm
とするのが望ましいが、これは、その平均層厚が5μm
未満では、溶射時に形成されるTi−Ni金属間化合物
層の形成が不十分となり、所望の耐摩耗性を確保するこ
とができないばかりでなく、Ni中間層の消失による多
重層数の減少に伴なって耐熱衝撃性が低下するようにな
り、一方その平均層厚が10μmを越えるとNi中間層
の耐摩耗溶射層に占める割合が多くなりすぎて耐摩耗性
が低下するようになるという理由からであり、同じくA
l被覆層の望ましい平均層厚を、上記の通り5〜10μ
mとしたのは、その平均層厚が5μm未満では、Ni被
覆層の場合と同様にNi−Al金属間化合物層の形成が
不十分で、所望の耐摩耗性が得られないほか、Al外周
層の消失による耐熱衝撃性の低下およびエンジンバルブ
本体への密着性の低下が避けられず、一方その平均層厚
が10μmを越えると耐摩耗溶射層に占めるAl外周層
の割合が多くなりすぎて耐摩耗性が低下するようになる
という理由にもとづくものである。
て、耐摩耗溶射層の平均層厚を150〜500μmと定
めたのは、その平均層厚が150μm未満では所望の耐
摩耗性を長期に亘って確保することができず、一方その
平均層厚が500μmを越えると、特に苛酷な条件下で
は剥離が発生し易くなるという理由からであり、望まし
くは150〜300μmの平均層厚がよい。また、溶射
材に関して、これを構成するTi粉末の平均粒径は、上
記の通り40〜70μmとするのが望ましく、これは、
その平均粒径が40μm未満では耐摩耗溶射層を構成す
る多重層構造粒子におけるTi芯部が消失する場合が生
じ、多重層数の低下による耐熱衝撃性の低下が避けられ
ず、一方その平均粒径が70μmを越えると、耐摩耗溶
射層に占めるTi芯部の割合が多くなりすぎて耐摩耗性
が低下するようになるという理由によるものであり、さ
らにNi被覆層の平均層厚は、上記の通り5〜10μm
とするのが望ましいが、これは、その平均層厚が5μm
未満では、溶射時に形成されるTi−Ni金属間化合物
層の形成が不十分となり、所望の耐摩耗性を確保するこ
とができないばかりでなく、Ni中間層の消失による多
重層数の減少に伴なって耐熱衝撃性が低下するようにな
り、一方その平均層厚が10μmを越えるとNi中間層
の耐摩耗溶射層に占める割合が多くなりすぎて耐摩耗性
が低下するようになるという理由からであり、同じくA
l被覆層の望ましい平均層厚を、上記の通り5〜10μ
mとしたのは、その平均層厚が5μm未満では、Ni被
覆層の場合と同様にNi−Al金属間化合物層の形成が
不十分で、所望の耐摩耗性が得られないほか、Al外周
層の消失による耐熱衝撃性の低下およびエンジンバルブ
本体への密着性の低下が避けられず、一方その平均層厚
が10μmを越えると耐摩耗溶射層に占めるAl外周層
の割合が多くなりすぎて耐摩耗性が低下するようになる
という理由にもとづくものである。
【0007】
【実施例】つぎに、この発明のエンジンバルブを実施例
により具体的に説明する。まず、エンジンバルブ本体と
して、重量%でTi−6%Al−4%Vの組成をもった
精密鋳造鋳物からなり、傘部径:22.5mm×軸径:
4.5mm×長さ:92mmの寸法を有し、かつバルブシー
トと当接する傘部先端面と、バルブガイドと摺動する軸
部中央部外周面に、150〜500μmの範囲内の所定
の深さの切込みを切削加工により形成してなるTi合金
製エンジンバルブ本体を用意した。また、溶射材とし
て、表1に示される通りの平均粒径を有するTi粉末の
表面に、いずれも通常のメカニカルプレーティング装置
にて、同じく表1に示される平均粒径のNi粉末を用い
て表1に示される平均層厚のNi被覆層を形成し、さら
にこの上に同じく表1に示される通りのAl被覆層を形
成することにより調製した表面被覆Ti粉末を用意し
た。また、比較の目的で、溶射材として、平均粒径:3
7μmのWC粉末、同40μmのCr3 C2 粉末、およ
び平均粒径:44μmのTi粉末と同40μmのAl粉
末を重量比で63:37の割合で混合してなる混合粉末
を用意した。
により具体的に説明する。まず、エンジンバルブ本体と
して、重量%でTi−6%Al−4%Vの組成をもった
精密鋳造鋳物からなり、傘部径:22.5mm×軸径:
4.5mm×長さ:92mmの寸法を有し、かつバルブシー
トと当接する傘部先端面と、バルブガイドと摺動する軸
部中央部外周面に、150〜500μmの範囲内の所定
の深さの切込みを切削加工により形成してなるTi合金
製エンジンバルブ本体を用意した。また、溶射材とし
て、表1に示される通りの平均粒径を有するTi粉末の
表面に、いずれも通常のメカニカルプレーティング装置
にて、同じく表1に示される平均粒径のNi粉末を用い
て表1に示される平均層厚のNi被覆層を形成し、さら
にこの上に同じく表1に示される通りのAl被覆層を形
成することにより調製した表面被覆Ti粉末を用意し
た。また、比較の目的で、溶射材として、平均粒径:3
7μmのWC粉末、同40μmのCr3 C2 粉末、およ
び平均粒径:44μmのTi粉末と同40μmのAl粉
末を重量比で63:37の割合で混合してなる混合粉末
を用意した。
【0008】ついで、上記エンジンバルブ本体の溶射面
(切込み面)に、前記溶射面以外を厚さ:0.2mmのテ
フロンテープでマスキングした状態で、4kgG/cm2 の吐
出圧でアルミナショットを使用してブラスト処理を施し
て、その面粗さをRa5〜20とし、これに、プラズマ
電流:400A、プラズマ電圧:70V、プラズマガス
量:50l/min 、溶射走行速度:30m/min 、溶射
材供給速度:25g/min の条件で溶射を行って表1に
示される平均層厚の耐摩耗溶射層を形成することにより
本発明Ti合金製エンジンバルブ(以下、本発明バルブ
という)1〜5および従来Ti合金製エンジンバルブ
(以下、従来バルブという)1〜3をそれぞれ製造し
た。
(切込み面)に、前記溶射面以外を厚さ:0.2mmのテ
フロンテープでマスキングした状態で、4kgG/cm2 の吐
出圧でアルミナショットを使用してブラスト処理を施し
て、その面粗さをRa5〜20とし、これに、プラズマ
電流:400A、プラズマ電圧:70V、プラズマガス
量:50l/min 、溶射走行速度:30m/min 、溶射
材供給速度:25g/min の条件で溶射を行って表1に
示される平均層厚の耐摩耗溶射層を形成することにより
本発明Ti合金製エンジンバルブ(以下、本発明バルブ
という)1〜5および従来Ti合金製エンジンバルブ
(以下、従来バルブという)1〜3をそれぞれ製造し
た。
【0009】つぎに、この結果得られた各種バルブを、
バルブガイドが鋳鋼製にして、バルブシートがCu合金
製の6気筒2500ccガソリンエンジンに組込み、エン
ジン回転数を苛酷な条件である4000r.p.m.とした条
件で100時間の運転を行ない、バルブガイド摺動面お
よびバルブシート当接面の耐摩耗溶射層における最大摩
耗深さと、割れ・亀裂の発生数を測定した。これらの測
定結果を表1に示した。
バルブガイドが鋳鋼製にして、バルブシートがCu合金
製の6気筒2500ccガソリンエンジンに組込み、エン
ジン回転数を苛酷な条件である4000r.p.m.とした条
件で100時間の運転を行ない、バルブガイド摺動面お
よびバルブシート当接面の耐摩耗溶射層における最大摩
耗深さと、割れ・亀裂の発生数を測定した。これらの測
定結果を表1に示した。
【0010】
【表1】
【0011】
【発明の効果】表1に示される結果から、本発明バルブ
1〜5は、いずれも従来バルブ1〜3と同等、あるいは
これ以上のすぐれた耐摩耗性を示し、かつ苛酷な条件下
での運転にもかかわらず、従来バルブ1〜3では発生が
避けられない割れや亀裂の発生なく、すぐれた耐熱衝撃
性を有することが明らかである。上述のように、この発
明のTi合金製エンジンバルブは、これを構成する耐摩
耗溶射層がすぐれた耐熱衝撃性を有し、かつ耐摩耗性お
よびエンジンバルブ本体への密着性にもすぐれているの
で、内燃機関の運転が苛酷な条件下で行なわれても、こ
れに割れや亀裂の発生なく、長期に亘ってすぐれた耐摩
耗性を発揮するのである。
1〜5は、いずれも従来バルブ1〜3と同等、あるいは
これ以上のすぐれた耐摩耗性を示し、かつ苛酷な条件下
での運転にもかかわらず、従来バルブ1〜3では発生が
避けられない割れや亀裂の発生なく、すぐれた耐熱衝撃
性を有することが明らかである。上述のように、この発
明のTi合金製エンジンバルブは、これを構成する耐摩
耗溶射層がすぐれた耐熱衝撃性を有し、かつ耐摩耗性お
よびエンジンバルブ本体への密着性にもすぐれているの
で、内燃機関の運転が苛酷な条件下で行なわれても、こ
れに割れや亀裂の発生なく、長期に亘ってすぐれた耐摩
耗性を発揮するのである。
Claims (1)
- 【請求項1】 Ti合金製エンジンバルブ本体の少なく
ともバルブガイドおよびバルブシートとの摺動面および
当接面に、Ti粉末の表面にNi被覆層を介してAl被
覆層を形成した構造を有する表面被覆Ti粉末を溶射材
として用いて形成した耐摩耗溶射層を、150〜500
μmの平均層厚で設けたことを特徴とする耐摩耗溶射層
がすぐれた耐熱衝撃性を有する内燃機関のTi合金製エ
ンジンバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10686695A JPH08284621A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 耐摩耗溶射層がすぐれた耐熱衝撃性を有する内燃機関のTi合金製エンジンバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10686695A JPH08284621A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 耐摩耗溶射層がすぐれた耐熱衝撃性を有する内燃機関のTi合金製エンジンバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284621A true JPH08284621A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14444477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10686695A Withdrawn JPH08284621A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 耐摩耗溶射層がすぐれた耐熱衝撃性を有する内燃機関のTi合金製エンジンバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08284621A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0864730A1 (en) * | 1997-03-11 | 1998-09-16 | Fuji Oozx Inc. | Inlet valve in an internal combustion engine and a method of manufacturing the same |
JP2001511484A (ja) * | 1997-07-28 | 2001-08-14 | フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフト | 特に滑り軸受用のサーマルコーティング方法 |
GB2367074A (en) * | 2000-07-21 | 2002-03-27 | Ford Global Tech Inc | Multi-layer valve guides |
JP2015014262A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社リケン | バルブシート及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP10686695A patent/JPH08284621A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0864730A1 (en) * | 1997-03-11 | 1998-09-16 | Fuji Oozx Inc. | Inlet valve in an internal combustion engine and a method of manufacturing the same |
JP2001511484A (ja) * | 1997-07-28 | 2001-08-14 | フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフト | 特に滑り軸受用のサーマルコーティング方法 |
GB2367074A (en) * | 2000-07-21 | 2002-03-27 | Ford Global Tech Inc | Multi-layer valve guides |
GB2367074B (en) * | 2000-07-21 | 2004-05-12 | Ford Global Tech Inc | Multi-layer valve guides |
JP2015014262A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社リケン | バルブシート及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |