JPH08283120A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH08283120A
JPH08283120A JP11117195A JP11117195A JPH08283120A JP H08283120 A JPH08283120 A JP H08283120A JP 11117195 A JP11117195 A JP 11117195A JP 11117195 A JP11117195 A JP 11117195A JP H08283120 A JPH08283120 A JP H08283120A
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JP
Japan
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cosmetic
skin
acid
amino
present
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JP11117195A
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English (en)
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Kiyomi Tachibana
清美 橘
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノシ
ロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイックアシッドを
含有することを特徴とする化粧料。 【効果】 2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノシ
ロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイックアシッドを
含有する本発明の化粧料は、皮膚の肌荒れ、日焼け、シ
ミ、ソバカスの防止効果に優れ、かつ皮膚に対し安全性
の高いものである。また、2−アミノ−3−(β−D−
グルコピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイ
ックアシッドと他の薬剤とを併用した本発明の化粧料
は、皮膚の肌荒れ、日焼け、シミ、ソバカスのさらに高
い防止効果を有するとともに、皮膚の肌荒れ、日焼け、
シミ、ソバカスの改善効果をも有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚の肌荒れ、日焼
け、シミ、ソバカスの防止効果に優れ、かつ皮膚に対し
安全性の高い化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の老化には紫外線や乾燥などの外的
要因が大きく影響する。紫外線は皮膚に日焼け、シミ、
ソバカス等を発生させる。皮膚の紫外線による影響を防
止するため、紫外線吸収剤を配合した化粧料などが広く
用いられている。この紫外線吸収剤としては、従来大別
して、サンタン波長と称される長波長紫外線(UV−
A、波長320〜400nm)を主に吸収する紫外線吸
収剤、サーンバーン波長と称される中波長紫外線(UV
−B、波長280〜320nm)を主に吸収する紫外線
吸収剤、及び短波長紫外線(UV−C、波長280nm
以下)を主に吸収する紫外線吸収剤の三種がある。
【0003】このうち、UV−B吸収剤は古くから研究
され、数多くの化合物が開発されているが、UV−A吸
収剤については、UV−Aが皮膚の真皮にまで到達し、
メラニンを生成し皮膚の黒化作用を有し、シミ、ソバカ
ス等の発生や増加の因子となっていることが判明してい
るにもかかわらず、未だ充分満足できる化合物が開発さ
れていない。また、UV−Cはそのほとんどがオゾン層
で吸収され地上に達することがないので従来あまり注目
されていなかったが、発癌作用があること及びフロンガ
スによるオゾン層破壊の問題とが相俟って,UV−C吸
収剤の開発も望まれている。
【0004】また、従来の紫外線吸収剤は、紫外線吸収
能を有する反面、紫外線エネルギーの吸収によって高エ
ネルギー状態となり、不安定となったり、生体に悪影響
をおよぼすものが多かった。そのため、人体に悪影響す
る紫外線を吸収し、その紫外線エネルギーを安全な可視
光として散乱する化合物の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の事情に鑑み、本
発明は、皮膚を紫外線から保護し、皮膚の黒色化を防止
するための化粧料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するために鋭意研究した結果、哺乳類の眼球の水晶体
に含まれている配糖体である2−アミノ−3−(β−D
−グルコピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノ
イックアシッドが、紫外線吸収性、紫外線散乱性に優
れ、人体に無害であり、化粧料配合成分として有用であ
ること、更にこれと薬剤、特に波長290〜320nm
領域(UV−B)の紫外線を吸収する薬剤等と組み合わ
せて用いれば、皮膚に対する安全性が高く、肌荒れ防
止、シミ、ソバカス防止効果の優れた化粧料が得られる
ことを見いだし、本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、2−アミノ−3−(β
−D−グルコピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブ
タノイックアシッドを含有することを特徴とする化粧料
であり、また2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノ
シロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイックアシッド
と薬剤とを含有することを特徴とする化粧料である。
【0008】本発明で用いる2−アミノ−3−(β−D
−グルコピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノ
イックアシッドは、次式化1で示される。
【0009】
【化1】
【0010】この化合物はヒト及び霊長類の眼球の水晶
体から抽出することができ、また化学的又は酵素的方法
で合成することもできる。水晶体より抽出するには、例
えば、Exp.Eye Res.,14,53〜57(1972)の記載に従い、水
晶体を10重量倍の水で摩砕したホモジネートを高速遠
心分離することにより水可溶性画分と水不溶性画分とに
分離する。得られた水可溶性画分を透析後、低分子量画
分を含んだ透析外液をゲル濾過する。次いで逆相高速液
体クロマトグラフィーで精製する。
【0011】本発明の2−アミノ−3−(β−D−グル
コピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイック
アシッドは、後述する独自の性質を有する。従って、こ
の性質を利用し、単独配合、さらには他の薬剤と併用す
ることによって、有用な化粧料をつくることができる。
併用する薬剤としては、UV−B領域(波長290〜3
20nm)紫外線吸収剤、抗酸化剤、チロシナーゼ活性
阻害剤、殺菌剤、消炎剤、ビタミン剤、ホルモン剤、生
薬抽出液、保湿剤などが挙げられる。これらの薬剤は1
種または2種以上を組み合わせて用いることができ、そ
れぞれ全組成中に0.0001〜20重量%、特に0.
001〜10重量%配合するのが好ましい。
【0012】以下に本発明の2−アミノ−3−(β−D
−グルコピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノ
イックアシッドの性質及びこの性質に基づく有用性を利
用した本発明について説明する。
【0013】(1)紫外線防止性 (a)紫外線吸収性 本発明の2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノシロ
キシ)−γ−オキソベンゼンブタノイックアシッドは、
UV−A吸収能及びUV−C吸収能が優れている。すな
わち、このグルコシドは、紫外線吸収スペクトルから2
60nm及び360nm付近に最大吸収ピークを有し、
特にUV−A及びUV−Cの吸収剤として有用である。
【0014】(b)紫外線散乱性 更に本発明の2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノ
シロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイックアシッド
は、UV−A及びUV−Cを吸収して人体に無害な蛍光
として可視域に散乱する作用も優れている。すなわち、
260nm及び360nm付近の光を吸収し励起する
と、人体に無害な480nmに蛍光を発するので、紫外
線散乱剤として有用である。
【0015】このように、本発明の2−アミノ−3−
(β−D−グルコピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼ
ンブタノイックアシッドは、UV−A領域紫外線及びU
V−C領域紫外線に対し吸収性を有する。また、UV−
A領域紫外線及びUV−C領域紫外線を吸収して人体に
無害な蛍光として可視域に散乱する。本発明の2−アミ
ノ−3−(β−D−グルコピラノシロキシ)−γ−オキ
ソベンゼンブタノイックアシッドは、UV−A領域紫外
線及びUV−C領域紫外線に対する防止効果が優れてい
るので、このグルコシドを、UV−B領域紫外線防止剤
と併用することによって、全紫外線領域において紫外線
から皮膚を保護する化粧料を調製することができる。こ
の本発明の化粧料は皮膚の肌荒れ、日焼け、シミ、ソバ
カスの防止に顕著な効果を示すものである。
【0016】上記のUV−B領域紫外線防止剤として
は、p−アミノ安息香酸、シノキサート、パラメトキシ
桂皮酸ジエタノールアミン、デイガロイルトリオレエー
ト、p−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、ジオキシ
ベンゾン、p−アミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロ
ピル、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジ
フェニルアクリレート、2−エチルヘキシル−サリシレ
ート、p−アミノ安息香酸グリセリル、ホモサレート、
アントラニル酸メンチル、オキシベンゾン、p−ジメチ
ルアミノ安息香酸アミル、p−ジメチルアミノ安息香酸
−2−エチルヘキシル、2−フェニルベンジミダゾール
−5−スルフォン酸、スリソベンゾン、トリエタノール
アミンサリシレート、オキシベンゾンスルホン酸、4−
t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、酸化
チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。
【0017】本発明の2−アミノ−3−(β−D−グル
コピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイック
アシッドは、抗酸化剤とともに配合して化粧料としても
よい。この本発明の化粧料は、グルコシドの紫外線吸収
・散乱作用と抗酸化剤の作用により、皮膚の肌荒れ防止
及び改善に顕著な効果を示すものである。この抗酸化剤
としては、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−
トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロー
ル、天然ビタミンE等のビタミンE及びその誘導体;リ
ボフラビン酪酸エステル、リボフラビン等のビタミンB
2及びその誘導体;動植物、大腸菌等の微生物から抽出
される天然のリン脂質及びそれらの水素添加物、合成リ
ン脂質、例えばニッコールレシノールS−10(日光ケ
ミカルズ社製)等のリン脂質類;没食子酸オクチル、没
食子酸ドデシル、没食子酸プロピル等の没食子酸エステ
ル;BHA;BHT;ビタミンAアセテート、ビタミン
Aパルミテート等のビタミンA及びその誘導体などの1
種又は2種以上である。
【0018】また本発明のグルコシドをチロシナーゼ活
性阻害剤と併用することもできる。この本発明の化粧料
は皮膚の肌荒れ、日焼け、シミ、ソバカスの防止並びに
それらの改善に対して顕著な効果を示すものである。上
記のチロシナーゼ活性阻害剤としては、L−アスコルビ
ン酸モノステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテ
ート等の油溶性アスコルビン酸誘導体、L−アスコルビ
ン酸リン酸エステル等の水溶性アスコルビン酸誘導体、
例えばニッコールVC−PMG、ニッコールVC−SS
(共に日光ケミカルズ社製)の如きアスコルビン酸及び
その誘導体;水溶性プラセンタエキス(ニチレイ社製)
等の牛胎盤抽出液;ハイドロキノンと糖の縮合物、ハイ
ドロキノンに炭素数1〜4のアルキル基を一つ導入した
アルキルハイドロキノンと糖の縮合物、例えばアルブチ
ン等のハイドロキノン誘導体;グルタチオン(味の素社
製);N,N’−ジアセチルシスチンジメチル等のシス
チン誘導体;ソウハクヒ抽出液(丸善製薬社製);カン
ゾウエキス抽出液(丸善製薬社製)等の甘草エキス;ア
ロエ抽出リキッドBG(丸善製薬社製)等のアロエ抽出
液;感光素101号(感光社製);感光素401号(感
光社製);イオウから選ばれる1種又は2種以上のもの
である。
【0019】本発明の2−アミノ−3−(β−D−グル
コピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイック
アシッドは、化粧品、医薬部外品等に通常使用される成
分、基剤等とともに混合して使用することができる。化
粧品、医薬部外品等に配合する場合、その配合量は特に
制限されないが、0.0001〜50重量%、特に0.
01〜30重量%が好ましい。
【0020】本発明の化粧料には、前記必須成分のほ
か、通常の化粧料に用いられる成分、例えば油脂類、炭
化水素類、ロウ類、脂肪酸類、合成エステル類、シリコ
ーン油類、高級アルコール類、アルコール(低級アルコ
ール、多価アルコール)類、界面活性剤、増粘剤、防腐
剤、香料、各種美容成分、体質顔料、着色顔料、光輝性
顔料、有機粉体、疎水化処理顔料、タール色素、天然色
素、精製水などを、本発明の効果を損なわない範囲で適
宜配合する。
【0021】2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノ
シロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイックアシッド
を含有する本発明の化粧料及び2−アミノ−3−(β−
D−グルコピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタ
ノイックアシッドと薬剤とを含有する本発明の化粧料
は、通常の方法に従って製造することができる。
【0022】また、化粧料の形態としては特に限定され
ず、例えば乳液、クリーム、化粧水、パック、分散液、
洗浄料等の基礎化粧料、ファンデーション、口紅、頬
紅、アイシャドー、アイライナー、マスカラ、ネイルエ
ナメルなどのメーキャップ化粧料、整髪料、ヘアトリー
トメントなどの頭髪化粧料などの化粧料のほか、医薬部
外品などとすることができる。
【0023】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を更に説明をする
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1〜7及び比較例1、2 本発明のグルコシドを配合したクリームの実施例を示
す。表1に示す組成でクリームを製造した。
【0024】
【表1】
【0025】(製法) A:成分1〜11を加熱溶解した。 B:成分12〜17及び19を加熱溶解した。 C:攪拌下、AにBを添加して乳化した。 D:Cに成分18を加えて冷却し、クリームを得た。 得られたクリームについて、以下に示すように、肌荒れ
防止効果、黒化防止効果、肌荒れ改善効果及び黒化改善
効果の評価を行った。評価方法は次の通りであった。
【0026】(評価方法) (1)肌荒れ防止効果 22〜32歳の男性50名をパネルとし、被験クリーム
を塗布した後、ソーラーシュミレーターにより紫外線を
30分間照射したときの紅斑の程度及び肌状態を観察
し、下記基準によりスコアを求めた。結果を各スコアの
人数として示した。
【0027】 [スコア] [状態] 4 紅斑は認められない。 3 紅斑がわずかに認められる。 2 紅斑が認められる。 1 紅斑がはっきり認められ、皮膚表面がわずかにただれている。
【0028】(2)皮膚の黒化防止効果 次に、翌日、紫外線を照射したところの黒化の状態を下
記の基準で評価し、その平均点で判定した。 [評価基準] 4 全く黒化していない。 3 ほとんどわからない。 2 少し黒化している。 1 はっきり黒化している。 [判定] ◎ :平均点3.5以上 ○ :平均点3.0以上3.5未満 △ :平均点2.0以上3.0未満 × :平均点2.0未満
【0029】(3)肌荒れ改善効果 23〜30歳の女性60名をパネルとし、スキーにいく
前日の肌状態をミクロスコープカメラで観察し、下記基
準によりそのスコアを求めた。スキーから帰って1日た
った後にも同様に肌状態のスコアを求めた。更にその後
は、6日間にわたって毎日、朝と夜の2回洗顔後に被験
クリームを塗布し、スキーの3、5及び7日後に前記と
同様肌状態のスコアを求めた。結果をスコアの平均値と
して示した。
【0030】 [スコア] [状態] 5 肌の皮溝がはっきり認められるか又はきれいな網目状である。 4 肌の皮溝が認められか又はやや網目状である。 3 肌の皮溝は認められるが、浅いか又は一方向性が強い。 2 肌の皮溝がやや不鮮明であるか又は一方向性が強い。 1 肌の皮溝が不鮮明であり、角質のはがれが認められる。
【0031】(4)皮膚の黒化改善効果 専門パネル20名に被験クリームを使用してもらい、皮
膚の黒化改善効果を下記の基準で評価し、その平均点で
判定した。 [評価基準] 5 良好 4 やや良好 3 普通 2 やや不良 1 不良 [判定] ○ :平均点3.5以上 △ :平均点2.5以上3.5未満 × :平均点2.5未満
【0032】実施例1〜3につき比較例1、2とともに
肌荒れ防止効果を評価した。結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】表2の結果より明らかなように、実施例1
〜3は比較例1、2に比較して良好な肌荒れ防止効果を
示した。
【0035】実施例1〜3につき比較例1、2とともに
黒化防止効果を評価した。結果を表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】表3の結果より明らかなように、実施例1
〜3は比較例1、2に比較して良好な黒化防止効果を示
した。
【0038】次に、実施例4、5につき比較例1ととも
に肌荒れ改善効果を評価した。結果を表4に示す。
【0039】
【表4】
【0040】表4の結果より明らかなように、実施例
4、5は比較例1に比較して良好な肌荒れ改善効果を示
した。
【0041】次に、実施例6、7につき比較例1ととも
に黒化改善効果を評価した。結果を表5に示す。
【0042】
【表5】
【0043】表5の結果より明らかなように、実施例
6、7は比較例1に比較して良好な黒化改善効果を示し
た。
【0044】 実施例8 O/W型クリーム (処方) (重量%) 1.ステアリン酸 2.5 2.セタノール 3.0 3.流動パラフィン 15.0 4.ジメチルポリシロキサン(20cs) 10.0 5.ワセリン 2.0 6.キャンデリラワックス 2.0 7.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 8.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン (20E.O.) 0.5 9.2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノシロキシ) −γ−オキソベンゼンブタノイックアシッド 2.0 10.1,3−ブチレングリコール 10.0 11.グリセリン 5.0 12.トリエタノールアミン 0.5 13.エタノール 5.0 14.防腐剤 0.2 15.香料 0.1 16.精製水 残量
【0045】(製法) A:成分1〜8を加熱溶解した。 B:成分9〜14及び16を加熱溶解した。 C:攪拌下、AにBを添加して乳化した。 D:Cに成分15を加えて冷却し、O/W型クリームを
得た。 本発明のO/W型クリームは皮膚の肌荒れ、日焼け、シ
ミ、ソバカスの防止効果に優れたものであった。
【0046】 実施例9 W/O型クリーム (処方) (重量%) 1.ジメチルポリシロキサンポリオキシエチレン共重合体 (シリコンKF−6015:信越化学工業社製) 5.0 2.メチルフェニルポリシロキサン 5.0 3.ジメチルポリシロキサン(20cs) 5.0 4.2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノシロキシ) −γ−オキソベンゼンブタノイックアシッド 1.0 5.1,3−ブチレングリコール 15.0 6.グリセリン 5.0 7.防腐剤 0.2 8.香料 0.1 9.精製水 残量
【0047】(製法) A:成分1〜3を加熱混合した。 B:成分4〜7及び9を加熱溶解した。 C:攪拌下、AにBを添加して乳化した。 D:Cに成分8を加えて冷却し、W/O型クリームを得
た。 本発明のW/O型クリームは皮膚の肌荒れ、日焼け、シ
ミ、ソバカスの防止効果に優れたものであった。
【0048】 実施例10 化粧水 (処方) (重量%) 1.1,3−ブチレングリコール 6.0 2.乳酸 0.06 3.乳酸ナトリウム 1.4 4.2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノシロキシ) −γ−オキソベンゼンブタノイックアシッド 4.0 5.防腐剤 0.1 6.香料 0.1 7.エタノール 12.0 8.精製水 残量
【0049】(製法) A:成分1〜3及び8を混合、溶解した。 B:成分4〜7を混合、溶解した。 C:攪拌下、AにBを添加して混合し、化粧水を得た。 本発明の化粧水は皮膚の肌荒れ、日焼け、シミ、ソバカ
スの防止効果に優れたものであった。
【0050】 実施例11 乳液 (処方) (重量%) 1.ショ糖脂肪酸エステル 0.6 2.モノステアリン酸グリセリル 0.1 3.モノステアリン酸ポリエチレングリコール 0.1 4.バチルアルコール 0.1 5.流動パラフィン 4.5 6.トリオクタン酸グリセリル 1.5 7.1,3−ブチレングリコール 6.0 8.グリセリン 2.0 9.2−アミノ−3−(β−D−グルコピラノシロキシ) −γ−オキソベンゼンブタノイックアシッド 2.0 10.エタノール 13.0 11.カルボキシビニルポリマー 0.1 12.水酸化ナトリウム 0.01 13.防腐剤 0.2 14.香料 0.1 15.精製水 残量
【0051】(製法) A:成分1〜4と7の一部及び成分8を加熱溶解した。 B:成分5、6を混合、加熱した。 C:成分9、10、12、13、7の残部及び成分15
を混合、加熱した。 D:攪拌下、AにBを添加して乳化した。 E:DにCを加え、更に成分11及び14を加えて冷却
し、乳液を得た。 本発明の乳液は皮膚の肌荒れ、日焼け、シミ、ソバカス
の防止効果に優れたものであった。
【0052】
【発明の効果】2−アミノ−3−(β−D−グルコピラ
ノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイックアシッ
ドを含有する本発明の化粧料は、皮膚の肌荒れ、日焼
け、シミ、ソバカスの防止効果に優れ、かつ皮膚に対し
安全性の高いものである。また、2−アミノ−3−(β
−D−グルコピラノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブ
タノイックアシッドと他の薬剤とを併用した本発明の化
粧料は、皮膚の肌荒れ、日焼け、シミ、ソバカスのさら
に高い防止効果を有するとともに、皮膚の肌荒れ、日焼
け、シミ、ソバカスの改善効果をも有するものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、従来の紫外線吸収剤は、紫外線吸収
能を有する反面、紫外線エネルギーの吸収によって高エ
ネルギー状態となり、不安定となったり、生体に悪影響
をおよぼすものが多かった。そのため、人体に悪影響
与える紫外線を吸収し、その紫外線エネルギーを生体に
安全な状態で放出する化合物の開発が望まれている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また本発明のグルコシドをチロシナーゼ活
性阻害剤と併用することもできる。この本発明の化粧料
は皮膚の肌荒れ、日焼け、シミ、ソバカスの防止並びに
それらの改善に対して顕著な効果を示すものである。上
記のチロシナーゼ活性阻害剤としては、L−アスコルビ
ン酸モノステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテ
ート等の油溶性アスコルビン酸誘導体、L−アスコルビ
ン酸リン酸エステル等の水溶性アスコルビン酸誘導体、
例えばニッコールVC−PMG、ニッコールVC−SS
(共に日光ケミカルズ社製)の如きアスコルビン酸及び
その誘導体;水溶性プラセンタエキス(ニチレイ社製)
等の牛胎盤抽出液;ハイドロキノンと糖の縮合物、ハイ
ドロキノンに炭素数1〜4のアルキル基を一つ導入した
アルキルハイドロキノンと糖の縮合物、例えばアルブチ
ン等のハイドロキノン誘導体;グルタチオン(味の素社
製);N,N,−ジアセチルシスチンジメチル等のシス
チン誘導体;ソウハクヒ抽出液(丸善製薬社製);カン
ゾウエキス抽出液(丸善製薬社製)等の甘草エキス;ア
ロエ抽出リキッドBG(丸善製薬社製)等のアロエ抽出
液;感光素101号(感光社製);感光素401号(感
光社製);イオウなどから選ばれる1種又は2種以上の
ものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【表1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−アミノ−3−(β−D−グルコピラ
    ノシロキシ)−γ−オキソベンゼンブタノイックアシッ
    ドを含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 更に薬剤を含有することを特徴とする請
    求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 薬剤が波長290〜320nm領域(U
    V−B)紫外線防止剤である請求項2記載の化粧料。
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