JPH08281748A - 射出成形機のトグル機構用の軸受装置 - Google Patents
射出成形機のトグル機構用の軸受装置Info
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- JPH08281748A JPH08281748A JP10913995A JP10913995A JPH08281748A JP H08281748 A JPH08281748 A JP H08281748A JP 10913995 A JP10913995 A JP 10913995A JP 10913995 A JP10913995 A JP 10913995A JP H08281748 A JPH08281748 A JP H08281748A
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Abstract
耗性に優れているにも拘らず、安価に製作することがで
きる射出成形機のトグル機構用の軸受装置を提供する。 【構成】 多孔質の含油金属材料、黒鉛、二硫化モリブ
デン、窒化ホウ素等の固体潤滑剤が埋め込まれた軸受材
料等から形成したブッシュ(83’、83’)を長短の
リンク、クロスリンク等のリンク部材(1)の内側に圧
入し、ジルコニア、窒化ケイソ、サーメット、超硬合
金、軸受鋼等の硬質材から形成したブッシュ(83、8
3)を両端部に圧入する。これにより内側のブッシュ
(83’、83’)間に油溝84を形成する。
Description
リンク等のリンク部材に設けられている軸受装置にリン
クピンが軸受けされてトグル機構が構成されている、射
出成形機のトグル機構用の軸受装置に関するものであ
る。
く従来周知であり、概略的には型装置、この型装置を型
閉じ方向あるいは型開き方向に駆動する型締装置、型締
めされた型装置に溶融樹脂を射出する射出装置等から構
成されている。そして型締装置の1つにトグル式型締装
置が知られている。トグル式型締装置のトグル機構T
は、図9に示されているように一対の長リンクa、a、
一対の短リンクb、b、一対のクロスリンクc、c、1
個のクロスヘッドd等から構成されている。そして一対
の長リンクa、aの一方の端部は、リンクピンf、fに
より可動盤KBのブラケットB、Bに、他方の端部はリ
ンクピンg、gにより一対の短リンクb、bの端部寄り
にそれぞれ回動自在に連結されている。一対の短リンク
b、bの一方の端部は、リンクピンh、hにより可動ハ
ウジングKHのブラケットに、そして他方の端部もリン
クピンにより一対のクロスリンクc、cにそれぞれ回動
自在に連結されている。一対のクロスリンクc、cの他
方の端部は、クロスヘッドdにリンクピンj、jにより
結合されている。そしてクロスヘッドdには、油圧シリ
ンダSのロッドRが接続されている。
ヘッドdを図において左右方向に駆動すると、可動盤K
BはタイバーTB、TB…に案内されて固定盤Dに対し
て型閉じ方向あるいは型開き方向に駆動される。このよ
うなリンクピンf〜jは、周知のように、ブッシュで軸
受けされている。ブッシュは、一般に比較的軟質の銅合
金、銅合金に黒鉛等の固体潤滑剤が埋め込まれた複合材
等が使用されている。また、金属材料で構成されている
ブッシュの内周面には、例えば実公平2ー37546号
に記載されているように、油溝が形成され潤滑油、グリ
ース等の潤滑剤が保持されるようになっている。
が比較的軟質な材料から構成されていると、油溝の形成
が容易であるという利点がある。しかしながら、トグル
機構用ブッシュには、例えば700〜1000kgf/
cm2の高い面圧が、1.7〜3.1m/min程度の低
速度で作用する特徴を有するが、最近は生産性の向上か
らさらに高速化が求められており、耐摩耗性の向上が要
求されている。この問題は硬質のジルコニア、窒化ケイ
素等のセラミックス、超硬のサーメット等を適用すれば
解決できるが、このような硬質材料のブッシュに迅速に
油溝を加工することは、極めて困難でコスト高になると
いう別の問題が生じる。また、トグル機構用のブッシュ
には上記のような過酷な物理的条件が要求されるが、こ
のブッシュに軸受けされるリンクピンにも硬度的な要求
がなされ、焼入鋼にクロムメッキ等が施された硬い材料
が適用され、しかも部分的な反復摺動運動を伴い使用条
件は過酷であるので、ブッシュの耐久性に起因する早期
摩耗が、超ハイサイクル成形を困難にしている。その主
な原因としては、ブッシュ材自体の耐摩耗性不足、ハイ
サイクル成形による摺動距離の増大等が考えられるが、
未だに充分な対策が採られていないのが現状である。本
発明は、上記したような問題点を解決した射出成形機の
トグル機構用の軸受装置を提供しようとするもので、具
体的には潤滑剤を充分に保持させることができ、耐摩耗
性に優れているにも拘らず、安価に製作することができ
る射出成形機のトグル機構用の軸受装置を提供すること
を目的としている。
成するために、長短のリンク、クロスリンク等のリンク
部材に設けられている軸受装置にリンクピンが軸受けさ
れてトグル機構が構成されている射出成形機のトグル機
構用の軸受装置において、前記軸受装置は、前記リンク
部材に所定の間隔をおいて挿着されている複数個のブッ
シュから構成され、挿着されている複数個のブッシュに
より少なくとも1個以上の油溝が形成されるように構成
される。請求項2記載の発明は請求項1記載のブッシュ
が、リンク部材のブッシュ位置決手段に係止し、請求項
3記載の発明は請求項1記載のブッシュが、当接突起に
当接している。請求項4記載の発明は請求項1記載の複
数個のブッシュが異種材料から構成され、リンク部材の
両端部に挿着されているブッシュは、セラミックス、サ
ーメット、超硬等の硬質材で構成され、請求項5記載の
発明は請求項1〜4のいずれかの項に記載のブッシュ
が、バックメタルを介してリンク部材に挿着され、請求
項6記載の発明は、請求項5記載のブッシュが、バック
メタルのブッシュ位置決手段に係止している。そして請
求項7記載の発明は、請求項1〜6いずれかの項に記載
のブッシュが、ビッカース硬度HVが600以上で、熱
膨張係数がリンク部材またはバックメタルの熱膨張係数
1に対して1〜3/4の範囲の材料から構成されてい
る。
に、例えばビッカース硬度HVが500以上の材料で構
成した複数個のブッシュを、ブッシュとブッシュの間隔
が所定幅になるように挿着する。これによりブッシュと
ブッシュとの間に所定幅の油溝が少なくとも1個以上形
成される。このように構成されたブッシュすなわち軸受
装置の油溝に潤滑剤を保持させ、そしてリンクピンを軸
受させて長短のリンク、クロスリンク等からトグル機構
を構成する。従来周知のようにしてトグル機構をモー
タ、油圧ピストン等で駆動して金型を型締めして射出
し、冷却固化を待って金型を開いて成形品を取り出す。
請求項2記載の発明では、ブッシュ位置決手段にブッシ
ュが係止するように挿着する。これによりブッシュの移
動、脱落等が防止される。請求項3記載の発明では、ブ
ッシュが当接突起に当接するようにして挿着する。これ
によりブッシュが互いに当接して移動、脱落等が防止さ
れる。請求項4記載の発明では、リンク部材の内側に
は、例えば多孔質の含油金属材料から形成したブッシュ
を、そして両端部には、ジルコニア、窒化ケイソ、サー
メット、超硬合金、軸受鋼等の硬質材から形成したブッ
シュを、ブッシュとブッシュの間隔が所定間隔になるよ
うに挿着する。ブッシュとブッシュとの間に油溝が形成
されるので、前述した発明のようにトグル機構を構成す
る。リンクピンの撓みによって荷重は、主として両端部
に位置するブッシュで支持される。請求項5記載の発明
は、バックメタルに複数個のブッシュを所定間隔で挿着
し、そしてバックメタルをリンク部材に挿着する。適当
な熱膨張係数のバックメタルを適用することにより、リ
ンク部材とブッシュとの間の熱的な悪影響が緩和され
る。請求項6記載の発明は、バックメタルのブッシュ位
置決手段にブッシュが係止するまで挿着する。そしてバ
ックメタルをリンク部材に挿着する。これによりブッシ
ュの移動、脱落等が防止される。
されている本発明の第1実施例に係わる軸受装置は、2
個のブッシュ3、3から構成されている。すなわち従来
技術の項で説明したトグル機構を構成している長短のリ
ンク、クロスリンク等のリンク部材1に、2個のブッシ
ュ3、3が例えば両端部から所定の間隔Sになるように
焼ばめ、冷やしばめ、圧入等の手段により挿着されて軸
受装置が構成されている。したがって、本実施例による
と、ブッシュ3とブッシュ3との間に油溝4が1個形成
され、その間隔Sが油溝4の幅になり、肉厚Hが油溝4
の深さになっている。従来周知のように、油溝4に潤滑
剤が保持されてブッシュ3、3によりリンクピン2が軸
受けされている。本実施例によると、2個のブッシュ
3、3をリンク部材1に挿着するだけで油溝4が形成さ
れるので、ブッシュ3、3を難切削加工材の硬質材例え
ばビッカース硬度HVが500以上の材料、さらに好ま
しくはビッカース硬度HVが600以上の材料で構成す
ることができる。また、ブッシュ3、3の肉厚Hを厚く
することにより、油溝4を深く形成することができるの
で、多量の潤滑剤を保持させることができる効果も得ら
れる。
る。本実施例によると、所定の間隔をおいて、3個のブ
ッシュ23、23、23が第1実施例と同様にリンク部
材1に挿着されている。したがって、2個の油溝24、
24が形成されている。第1実施例と同じような部材に
は同じ参照符号あるいは10の位に第2実施例を表す数
字の「2」を付けて重複説明はしないが、本実施例によ
っても前述した実施例と同様な効果が得られることは明
らかである。油溝24、24の数を多くすることによ
り、油溝24、24の幅を狭くすることができる。
熱膨張係数に差があると、例えば挿着するブッシュの熱
膨張係数がリンク部材1の熱膨張係数の2/3以下であ
ると、使用中にブッシュが移動あるいは脱落することも
有り得る。そこで本発明においては好ましくは1〜3/
4の範囲に選定されている。図3に示されている第3実
施例では、リンク部材1の略中央部の内周面に、中心方
向にリング状に突出した位置決突起5が形成されてい
る。そしてブッシュ33、33は両側から位置決突起5
に当接するまで挿着されている。したがって、ブッシュ
33、33は中心方向へは移動できない。また軸受とし
て組み立てると、図には示されていないが例えばワッシ
ャ等の部材により外側への移動も阻止される。他の部材
には第2実施例と同様な参照符号を付けて重複説明はし
ないが、本実施例によると油溝34は、位置決突起5が
突出している分だけ浅くなるが、前述した実施例と同様
な効果が得られることは明らかである。
る。本実施例によると、リンク部材1の内周面に、径の
小さい位置決突起45と、この位置決突起45の左右方
向に所定の間隔をおいて径の大きい第2の位置決突起4
5’、45’とが形成されている。したがって、径の小
さいブッシュ43、43と大きいブッシュ43’、4
3’とを位置決突起45、45’、45’に当接して挿
着すると、所定幅で所定深さの油溝44、44’、4
4’が3個形成される。これらの油溝44、44’、4
4’に保持される潤滑剤の量は、位置決突起5、
5、’、5’の幅で調節できることは明らかである。
は、ブッシュ53、53に当接突起6、6がリング状に
一体的に形成されている。したがって、当接突起6、6
が互いに当接するように挿着すると、当接突起6、6の
突起量で油溝54の幅が決まる。図には示されていない
が、ブッシュ53、53の両側端部を止部材等で止めて
おくことにより、ブッシュ53、53が脱落あるいは移
動することを防止することができることは明らかであ
る。
る。本実施例ではリンク部材1に筒状のバックメタル7
が挿着され、そしてこのバックメタル7の内側に図1に
示されている第1実施例と同様にブッシュ63、63が
挿着されている。バックメタル7およびブッシュ63、
63の挿着順序は、初めにバックメタル7に、その両端
部からブッシュ63、63を焼ばめ、冷やしばめ、圧入
等の手段により挿着し、次いでリンク部材1にバックメ
タル7を挿着する。なお、符号64は油溝を示してい
る。本実施例によると、リンク部材1とブッシュ63、
63との間にバックメタル7が介装されているので、ブ
ッシュ63、63を脆い材質で形成することもできる。
また、リンク部材1の構成材料の熱膨張係数と、ブッシ
ュ63、63の熱膨張係数との中間の熱膨張係数を持つ
材料でバックメタル7を形成することにより、熱的影響
を緩和することができる。
る。本実施例によると、バックメタル77の内周面に中
心方向にリング状に突出した位置決突起77’が一体的
に形成されている。この位置決突起77’にブッシュ7
3、73の端部が当接するように挿着すると、位置決突
起77’と同じ幅の油溝74が形成される。この位置決
突起77’によっても第3実施例と同様な効果が得られ
ることは明らかである。
る。本実施例によると、バックメタル87の内側に異種
材料から構成されている2種のブッシュ83、83およ
び83’、83’が挿着されている。すなわち、リンク
部材1の両端部に位置するブッシュ83、83は、ジル
コニア、窒化ケイソ、サーメット、超硬合金、軸受鋼等
の硬質材から形成されている。そして内側に位置するブ
ッシュ83’、83’は、多孔質の含油金属材料、黒
鉛、二硫化モリブデン、窒化ホウ素等の固体潤滑剤が埋
め込まれた軸受材料等から形成されている。あるいは従
来の金属材料に油溝が形成されているブッシュが適用さ
れている。
例えば軸受すなわちブッシュの摩耗は、リンクピン2の
撓みによって両端部に多く発生するが、本実施例による
と、両端部に位置するブッシュ83、83は硬質材から
形成されているので、摩耗に対する耐久性が向上する。
また、両端部に位置するブッシュ83、83がサーメッ
ト等で構成されていると、リンクピン2の金属に対する
凝着特性が低くなり、耐摩耗性はさらに向上する。さら
には、内側に位置するブッシュ83’、83’が固体潤
滑剤が埋め込まれた軸受材料から構成されていると、リ
ンクピン2とブッシュ83’、83’との間の境界潤滑
になり、硬質材から構成されているリンクピン2に対す
る攻撃性を緩和する効果が得られる。また、油溝が形成
されているブッシュ83’、83’が適用されると、
油、グリース等の潤滑油は、油溝84の他にブッシュ8
3’、83’の油溝にも保持され、したがって潤滑油が
多くなるので、油膜による潤滑効果が向上し、その結果
ブッシュ83、83、83’、83’とリンクピン2の
両方の摩耗量が減少する効果が得られる。
ンクピンf、f、g、g、h、hの6箇所のブッシュの
平均摩耗量を測定した。なお、この時の型締力は150
トンで、試験サイクルは5sec/ショット、潤滑剤に
グリースを使用した。その結果を下表に記す。 摩耗量 摩耗量 ショット数 300万ショット 600万ショット 従来例 1.0 1.6 第1実験例 0.7 1.3 第2実験例 0.5 0.8 上記表において、第1、2実験例および600万ショッ
トした従来例の摩耗量は、300万ショットした従来例
の摩耗量を「1」として割合で示されている。なお、従
来例は、銅合金に油溝が形成されている軸受を、第1実
験例は図1に示されているように、サーメット製ブッシ
ュ3、3により油溝4を形成した軸受を、そして第2実
験例は図8に示されているように、両端部のブッシュ8
3、83を同様にサーメットで形成し、内側のブッシュ
83’、83’を銅合金に油溝が形成されているブッシ
ュを適用した。上記テスト表から明らかなように、第
1、2実験例によると、ブッシュ3、3、83、83は
硬質のサーメットから形成されているので、従来の銅合
金製軸受に比較して摩耗量が小さいことが分かる。特に
第2実験例によると、リンクピン2の撓みにより摩耗す
る両端部にはサーメット製ブッシュ83、83が配置さ
れ、グリースは内側のブッシュ83’、83’の油溝
と、内側のブッシュ83’、83’間に形成されている
油溝84とに多量に保持されるので、油膜による潤滑効
果が向上し摩耗量が少ないことが理解される。
されることなく色々な形で、あるいは適宜組み合わせて
実施できる。例えば、図8に示されている実施例ではバ
ックメタル87が介装され、そしてバックメタル87に
位置決突起87’が形成されているが、位置決突起8
7’がなくても、図6に示されているように実施できる
し、さらには直接、リンク部材1に挿着することもでき
る。また端部に位置するブッシュ83、83と内側に位
置するブッシュ83’、83’との間は密着され、油溝
は形成されていないが、これらの間に間隔をおいて油溝
を形成することもできる。さらには、図3、4、5、7
および8には位置決突起あるいは当接突起がリング状に
連続して形成されているが、所定間隔で適宜突起した単
なる突起でも同様に実施できることは明らかである。ま
た、ブッシュはトグル用のブッシュで、軸はリンクピン
で実施した例について説明したが、一般の軸受にも同様
に適用できることは明らかである。
形機のトグル機構用の軸受装置は、リンク部材に所定の
間隔をおいて挿着されている複数個のブッシュから構成
され、挿着されている複数個のブッシュ間に少なくとも
1個以上の油溝が形成されているので、油溝を有する硬
質材軸受装置を容易に形成することができるという、本
発明特有の効果が得られる。また、油溝は挿着されてい
るブッシュ間により形成されているので、油溝の幅を任
意に形成でき、潤滑剤を充分に保持させることができ
る。さらには、油溝加工を必要としないので硬質材から
形成でき、耐摩耗性に優れた軸受装置を得ることができ
る。請求項2記載の発明によると、ブッシュはリンク部
材のブッシュ位置決手段に係止しているので、上記効果
に加えて例えばリンク部材とブッシュとの間に熱膨張に
差があっても、ブッシュの移動、脱落等が防止される効
果が得られる。請求項3記載の発明によると、ブッシュ
は互いに当接突起に当接しているので、ブッシュの移
動、脱落等が防止される効果が得られると共に、当接突
起の突起量に見合った油溝が形成され、2個以上の油溝
を形成するときも単に挿着するだけで、所定幅の油溝が
形成される。請求項4記載の発明によると、複数個のブ
ッシュは、異種材料から構成され、リンク部材の両端部
に挿着されているブッシュは、セラミックス、サーメッ
ト、超硬等の硬質材で構成されているので、リンクピン
に撓みが生じても、ブッシュの摩耗が避けられる。請求
項5記載の発明は、リンク部材にはバックメタルを介し
てブッシュが挿着されているので、リンク部材とブッシ
ュの物理的な性質例えば熱膨張係数が大きく異なってい
ても、バックメタルの構成材料に中間の性質の材料を選
定することにより、物理的な性質の差から生じる弊害を
避けることができる。請求項6記載の発明によると、ブ
ッシュはバックメタルのブッシュ位置決手段に係止して
いるので、請求項5記載の発明の効果に加えて、ブッシ
ュの移動、脱落等が防止される効果が得られる。請求項
6記載の発明によると、ブッシュがビッカース硬度HV
が600以上で、熱膨張係数がリンク部材またはバック
メタルの熱膨張係数1に対して1〜3/4の範囲の材料
から構成されているので、耐摩耗性に優れ、また軸受け
の温度が高くなってもブッシュの移動、脱落等が防止さ
れる効果が得られる。
クピンが軸受けされた状態で示す断面図である。
クピンが軸受けされた状態で示す断面図である。
クピンが軸受けされた状態で示す断面図である。
クピンが軸受けされた状態で示す断面図である。
クピンが軸受けされた状態で示す断面図である。
クピンが軸受けされた状態で示す断面図である。
クピンが軸受けされた状態で示す断面図である。
クピンが軸受けされた状態で示す断面図である。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 長短のリンク、クロスリンク等のリンク
部材(1)に設けられている軸受装置にリンクピン
(2)が軸受けされてトグル機構が構成されている射出
成形機のトグル機構用の軸受装置において、 前記軸受装置は、前記リンク部材(1)に所定の間隔を
おいて挿着されている複数個のブッシュ(3、23、3
3、、83)から構成され、挿着されている複数個のブ
ッシュ(3、23、33、、83)により少なくとも1
個以上の油溝(4、24、34、、84)が形成されて
いることを特徴とする射出成形機のトグル機構用の軸受
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のブッシュ(33、43、
43’)が、リンク部材(1)のブッシュ位置決手段
(5、45、45’)に係止している射出成形機のトグ
ル機構用の軸受装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のブッシュ(53、53)
が、当接突起(6、6、)に当接している射出成形機の
トグル機構用の軸受装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の複数個のブッシュ(8
3、83、83’、83’)は、異種材料から構成さ
れ、リンク部材(1)の両端部に挿着されているブッシ
ュ(83、83)は、セラミックス、サーメット、超硬
等の硬質材で構成されている射出成形機のトグル機構用
の軸受装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載のブ
ッシュ(63、73、83’)は、バックメタル(7、
77、87)を介してリンク部材(1)に挿着されてい
る射出成形機のトグル機構用の軸受装置。 - 【請求項6】 請求項5記載のブッシュ(73、8
3’)が、バックメタル(77、87)のブッシュ位置
決手段(77’、87’)に係止している射出成形機の
トグル機構用の軸受装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6いずれかの項に記載のブッ
シュ(3、23、33、、83)は、ビッカース硬度H
Vが600以上で、熱膨張係数がリンク部材(1)また
はバックメタル(7、77、87)の熱膨張係数1に対
して1〜3/4の範囲の材料から構成されている射出成
形機のトグル機構用の軸受装置。
Priority Applications (1)
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JP10913995A JP3320943B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 射出成形機のトグル機構用の軸受装置 |
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