JPH08281725A - スプルー取出装置 - Google Patents

スプルー取出装置

Info

Publication number
JPH08281725A
JPH08281725A JP8565495A JP8565495A JPH08281725A JP H08281725 A JPH08281725 A JP H08281725A JP 8565495 A JP8565495 A JP 8565495A JP 8565495 A JP8565495 A JP 8565495A JP H08281725 A JPH08281725 A JP H08281725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprue
hole
plate
air
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8565495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Shimizu
清水  仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio U Tech Inc
Original Assignee
Ushio U Tech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio U Tech Inc filed Critical Ushio U Tech Inc
Priority to JP8565495A priority Critical patent/JPH08281725A/ja
Publication of JPH08281725A publication Critical patent/JPH08281725A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1759Removing sprues from sprue-channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形工程終了後、ランナーを有するスプルー
を、当該スプルーの長さが短いものであっても、成形金
型から容易に取り出すことのできるスプルー取出装置を
提供することにある。 【構成】 ランナーを有するスプルーを樹脂成形機の金
型から取り出すためのスプルー取出装置であって、空気
吸引路と連通し、金型の型面に対向する吸着面において
開口する吸引孔と、この吸引孔内において伸びるよう固
定され、前記吸着面において開口するスプルー収容パイ
プとを備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランナーを有するスプ
ルーを樹脂成形機の金型から取り出すためのスプルー取
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂材料を射出成形することによって成
形製品を製造する射出成形機の代表的な例を図1に示
す。同図において、90は樹脂成形機本体、91は射出
ユニット、92は型締めユニットである。射出ユニット
91には、ホッパー93、混練スクリュー94および射
出ノズル95が設けられている。また、型締めユニット
92には、固定プラテン96に固定された固定金型97
と、固定プラテン96と離接する方向に移動自在に設け
られた可動プラテン98に固定された可動金型99とが
設けられている。100は可動プラテン98を案内する
タイバー、101は可動プラテン98を駆動させるため
のオイルシリンダーである。
【0003】斯かる構成の樹脂成形機においては、固定
金型97に可動金型99を密着させた状態で、両金型に
よって形成される製品用キャビティを含む成形空間内に
射出ノズル95より溶融樹脂が注入され、当該樹脂が冷
却固化されて成形製品が製造される。この成形工程が終
了すると、可動金型99が開かれて固定金型97より離
間した状態で、通常は可動金型99に付着保持されてい
る成形製品が、必要に応じてイジェクトピンなどによっ
て押し出されたうえ、成形製品の取出装置によって可動
金型99から取り出されて収納容器(図示省略)に回収
される。
【0004】しかして、成形工程終了時における可動金
型には、製品キャビティ内で固化した樹脂よりなる「成
形製品」のほかに、材料注入管内で固化した樹脂よりな
る「スプルー」と、注入管の分岐点から製品キャビティ
のゲートに至るまでの材料流路内で固化した樹脂よりな
る「ランナー」とが存在する。そして、製品キャビティ
のゲートとして、例えばサブマリンゲートを用いる場合
には、可動金型が開かれることによって成形製品とラン
ナーとの接合部が切断され、これにより、成形製品と、
ランナーを有するスプルーとに分離される。従って、成
形工程終了後においては、可動金型から成形製品を取り
出すともに、ランナーおよびスプルーを取り出す必要が
ある。そして、従来においては、ランナーを有するスプ
ルーを、エアーチャック機構などによって掴み、前記可
動金型から引き出すことにより取り出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
成形金型においては、樹脂材料を節減する観点から、ス
プルーの長さを短くする傾向があり、例えば5mm以下
のスプルーについては、従来のようにエアーチャック機
構により掴み出すことが困難となって、成形金型から容
易に取り出すことができない、という問題がある。
【0006】本発明は以上のような事情に基いてなされ
たものであって、本発明の目的は、成形工程終了後にお
いて、ランナーを有するスプルーを、当該スプルーの長
さが短いものであっても、成形金型から容易に取り出す
ことのできるスプルー取出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明のスプルー取出装置は、ランナーを有するス
プルーを樹脂成形機の金型から取り出すためのスプルー
取出装置であって、空気吸引路と連通し、金型の型面に
対向する吸着面において開口する吸引孔と、この吸引孔
内において伸びるよう固定され、前記吸着面において開
口するスプルー収容パイプとを備えてなることを特徴と
する。
【0008】また、本発明のスプルー取出装置は、ラン
ナーを有するスプルーを樹脂成形機の金型から取り出す
ためのスプルー取出装置であって、第1プレート(1
0)と、この第1プレート(10)の一面に積重するよ
う配置され、貫通孔(21)、および、この貫通孔(2
1)と連通するスプルー取出用の空気吸引路(22)が
形成されてなる第2プレート(20)と、この第2プレ
ート(20)の一面に積重するよう配置され、前記貫通
孔(21)と連通する貫通孔(31)が形成されてなる
第3プレート(30)と、前記第1プレート(10)の
一面に固定され、貫通孔(21)および貫通孔(31)
内において伸び、金型の型面に対向する吸着面において
開口するスプルー収容パイプ(60)とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明のスプルー取出装置は、ラン
ナーを有するスプルーを樹脂成形機の金型から取り出す
ためのスプルー取出装置であって、第1プレート(1
0)と、この第1プレート(10)の一面に積重するよ
う配置され、貫通孔(21)、および、この貫通孔(2
1)と連通するスプルー取出用の空気吸引路(22)が
形成されてなる第2プレート(20)と、この第2プレ
ート(20)の一面に積重するよう配置され、前記貫通
孔(21)と連通する貫通孔(31)が形成されてなる
第3プレート(30)と、この第3プレート(30)の
一面に積重するよう配置され、前記貫通孔(31)と連
通する貫通孔(41)、および、この貫通孔(41)と
は連通しない製品取出用の空気吸引路(42)が形成さ
れてなる第4プレート(40)と、この第4プレート
(40)の一面に積重するよう配置され、前記貫通孔
(41)と連通する貫通孔(51)、および、前記製品
取出用の空気吸引路(42)と連通する製品収容用の貫
通孔(52)が形成されてなる第5プレート(50)
と、前記第1プレート(10)の一面に固定され、貫通
孔(21)、貫通孔(31)および貫通孔(41)内に
おいて伸び、金型の型面に対向する吸着面において開口
するスプルー収容パイプ(65)とを備えてなることを
特徴とする。
【0010】また、本発明のスプルー取出装置において
は、第1プレート(10)に形成された貫通孔(11)
内にノズル部材(12)が設けられ、このノズル部材
(12)を介して、スプルー収容パイプが空気噴出機構
に接続されていることが好ましい。
【0011】
【作用】 成形金型に付着しているスプルーに対して、吸着面
において開口する吸引孔から空気吸引力を作用させる。
これにより、当該スプルーは、ランナーと共に成形金型
から吸い出され、スプルー収容パイプ内に収容された状
態で前記吸着面に保持される。 積重された3枚のプレート(10)(20)(3
0)と、スプルー収容パイプ(60)とからなる簡単な
構成によって、ランナーを有するスプルーを成形金型か
ら確実に取り出すことができる。 空気吸引路(42)が形成されてなる第4プレート
(40)と、貫通孔(52)が形成されてなる第5プレ
ート(50)とによって、成形製品の取出機構が構成さ
れ、これにより、成形金型に付着している成形製品を取
り出すことも可能となる。 スプルー収容パイプ内に収容されているスプルー
は、ノズル部材(12)を介して接続された空気噴出機
構からの噴出空気によって、当該スプルー収容パイプか
ら押し出され、廃棄用の容器に回収される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。 <第1実施例>図2は、本発明のスプルー取出装置の一
例(第1実施例)を示す平面図であり、図3は、図2の
A−A断面図である。
【0013】本実施例に係るスプルー取出装置は、第1
プレート10と、第2プレート20と、第3プレート3
0と、スプルー収容パイプ60とにより構成されてい
る。
【0014】第1プレート10には、貫通孔11が形成
され、この貫通孔11内にはノズル部材12が装着され
ている。ノズル部材12は、孔径dが例えば1mmであ
って第1プレート10の一面において開口し、その他面
側において、エアーホース等を介して空気噴出機構(図
示省略)に接続されている。
【0015】第2プレート20は、第1プレート10の
一面に積重するよう配置され、貫通孔21と、スプルー
取出用の空気吸引路22とが一体的に形成されている
(第2プレート20の平面形状を図4に示す。)。貫通
孔21は、前記貫通孔11と連通するように形成されて
いる。また、空気吸引路22は、空気吸引機構(図示省
略)に接続されている。
【0016】第3プレート30は、第2プレート20の
一面に積重するよう配置され、前記貫通孔21と連通す
る貫通孔31が形成されている。また、貫通孔31の周
壁には、発光ダイオード32と、フォトトランジスター
33とが対向配置されてスプルー検知手段を構成してお
り、収容パイプ60内にスプルーが収容保持されている
場合には、そのことが検知される。この第3プレート3
0の一面30Aは、金型の型面に対向する吸着面とな
る。なお、上記の第1プレート10、第2プレート20
および第3プレート30は、ビスvによって固定されて
いる。
【0017】スプルー収容用パイプ60は、その他端側
においてノズル部材12の開口を塞ぐよう第1プレート
10の一面に固定されている。これにより、スプルー収
容用パイプ60の内部は、ノズル部材12を介して空気
噴出機構に接続されることになる。スプルー収容用パイ
プ60の固定方法としては、例えば、スプルー収容用パ
イプ60のフランジ部60Fと、ノズル部材12のフラ
ンジ部12Fとを、第1プレート10を挟むようにして
ビス止めする方法が挙げられる。
【0018】第1プレート10の一面に固定されたスプ
ルー収容用パイプ60は、貫通孔21および貫通孔31
内において伸び、第3プレート30の一面30A(吸着
面)において開口している。スプルー収容用パイプ60
としては、その内径Dが例えば2〜7mm、外径が貫通
孔31の孔径より小さく、その長さが第2プレート20
と、第3プレート30の合計板厚と等しく、例えば50
mm以下とされる。
【0019】なお、スプルー収容用パイプ60の内部
は、スプルー取出用の空気吸引路22に連通していない
ため、当該空気吸引路22からの負圧が作用しない。従
って、貫通孔21,31の周壁と、スプルー収容用パイ
プ60の外周壁とで区画される空間によって実質的な吸
引孔が構成される。
【0020】第2プレート20におけるスプルー取出用
の空気吸引路22に接続される空気吸引機構としては、
特願平6−333829号明細書に記載されているよう
な、圧縮空気流通孔と、吹出口と、前記圧縮空気流通孔
から吹出口に圧縮空気が流通されることにより、エアー
エゼクター作用による負圧が発生する作用口とを有する
エアーエゼクター素子を備えていることが好ましい。
【0021】図5は、斯かるエアーエゼクター素子を備
えた空気吸引機構の一例を示す説明用断面図である。同
図において、70は空気吸引機構、75は圧縮空気導入
管、74は、第2プレート20に形成された空気吸引路
22に連通する空気通路、80はエアーエゼクター素子
である。
【0022】エアーエゼクター素子80は、円柱形空洞
73より小さい外径の円筒状の胴部81と、この胴部8
1の一端側フランジ83と、前記胴部81の他端側に肩
部を介して続くよう形成された、当該胴部81より小さ
い外径の首部82と、他端側フランジ84とよりなる筒
体により構成され、一端側フランジ83および他端側フ
ランジ84は、それそれ円柱形空洞73の内径に適合す
る外径を有している。76aおよび76bは、Oリング
である。
【0023】エアーエゼクター素子80の胴部81に
は、肩部から一端側に向かって斜め内方に伸びて一端側
フランジ83の内周面に通ずる、複数(例えば6つ)の
圧縮空気流通孔85が、周方向に均等の角度関係で並ぶ
よう形成されている。このエアーエゼクター素子80に
おいては、その筒孔86における一端側の開口が吹出口
87となって円筒部材72を介して外部に連通され、他
端側の開口が作用口88となって空気通路74に連通さ
れている。89は圧縮空気流通孔85の出口である。
【0024】この空気吸引機構70において、圧縮空気
導入管75には、コンプレッサーなどの圧縮空気供給装
置が圧縮空気用ホースを介して接続され、この圧縮空気
導入管75から圧縮空気が供給される。この圧縮空気
は、エアーエゼクター素子80の胴部81に各々形成さ
れた圧縮空気流通孔85を通って、各々の出口89から
筒孔86内に噴出され、吹出口87および円筒部材72
内を流通して外部に放出されることにより、エアーエゼ
クター作用によって筒孔86内の空気が吹出口87に向
かう方向(矢印Xで示す)に吸引される結果、作用口8
8に負圧が発生する。この負圧によって、空気通路7
4、空気吸引路22、貫通孔21および貫通孔31内に
おける空気が吸引される。
【0025】この空気吸引機構70は、エアーエゼクタ
ー素子80によるエアーエゼクター作用を利用するもの
であるため、非常に構成が簡単であり、例えば塩化ビニ
ル樹脂などの合成樹脂製とすることにより小型で軽量な
ものとすることができる。しかも、空気吸引機構70内
に圧縮空気を供給するための圧縮空気用ホースは、空気
吸引用ホースに比して細くて軽量であり、更に可撓性の
大きいものを使用することができる。この結果、スプル
ー取出装置を作動させるために必要とされる負荷がきわ
めて小さくなるので好ましい。
【0026】ここで、空気吸引機構70内の具体的な寸
法の一例を挙げると、圧縮空気導入管75の内径が5m
m、筒孔86の内径が20mm、圧縮空気流通孔85の
内径が1.0mmである。そして、圧縮空気導入管75
に接続される圧縮空気用ホースは、内径が5mm程度の
小さいものであっても、例えば5kg/cm2 の圧縮空
気を供給することにより、エアーエゼクター素子80の
作用口88に、例えば真空度が0.8mH2 O程度の大
きい負圧を発生させることができる。
【0027】本実施例のスプルー取出装置によれば、以
下のようにして、ランナーを有するスプルーが取り出さ
れる。成形工程の終了後、スプルーが付着している金型
の型面に、スプルー取出装置の吸着面(第3プレート3
0の一面30A)を対向させて、両面を接近させる。こ
のとき、金型に付着しているスプルーの軸線と、スプル
ー収容用パイプ60の軸線とをほぼ一致させる。この状
態において、空気吸引機構を作動させると、空気吸引路
22、貫通孔21および貫通孔31内における空気が吸
引され、スプルーおよびスプルーの有するランナーには
吸引力が作用し、当該スプルーは、ランナーと共に吸い
出され、スプルー収容用パイプ60内に収容された状態
で吸着面に保持される。次いで、ノズル部材12を介し
て接続されている空気噴出機構を作動させると、スプル
ー収容用パイプ60内に収容されていたスプルーは、当
該空気噴出機構からの噴出空気によって、スプルー収容
パイプ60から押し出され、ランナーと共に所定の廃棄
用容器に回収される。
【0028】以上のように、本実施例のスプルー取出装
置は、積重された3枚のプレート(第1プレート10,
第2プレート20,第3プレート30)と、スプルー収
容パイプ60とからなる簡単な構成でありながら、ラン
ナーを有するスプルーを、当該スプルーの長さが短いも
のであっても、成形金型から容易かつ確実に取り出すこ
とができる。
【0029】<第2実施例>図6は、本発明のスプルー
取出装置の他の例(第2実施例)を示す平面図、図7
は、図6のB−B断面図、図8は、スプルー取出装置を
構成する各プレートの平面形状を示す説明図である。
【0030】本実施例に係るスプルー取出装置は、第1
プレート10と、第2プレート20と、第3プレート3
0と、第4プレート40と、第5プレート50と、スプ
ルー収容パイプ65とにより構成されている。ここに、
第1プレート10、第2プレート20および第3プレー
ト30の構成は第1実施例と同様である。
【0031】第4プレート40は、第3プレート30の
一面に積重するよう配置され、貫通孔41と、製品取出
用の空気吸引路42とが形成されている。貫通孔41
は、貫通孔21および貫通孔31と連通するように形成
されている。また、空気吸引路42は、空気吸引機構
(図示省略)に接続されている。この空気吸引路42に
接続される空気吸引機構としては、既述のエアーエゼク
ター素子を備えていることが好ましい。貫通孔41と空
気吸引路42との間には、リング状の隔壁43が設けら
れ、これにより、貫通孔41と空気吸引路42とが連通
することはない。この第4プレート40の一面40A
は、金型の型面に対向する吸着面となる。
【0032】第5プレート50は、第4プレート40の
一面40A(吸着面)に積重するよう配置され、貫通孔
51と、ネット部材53を介して空気吸引路42と連通
する製品取出用の貫通孔52とが形成されている。貫通
孔51は、貫通孔21,31,41と連通するように形
成されている。この貫通孔51には、スプルーの有する
ランナーが収容保持される。なお、54は、貫通孔52
内に成形製品が収容されているか否かを検知するための
製品検知手段である。なお、上記の第1プレート10、
第2プレート20、第3プレート30、第4プレートお
よび第5プレート50は、ビスvによって固定されてい
る。
【0033】スプルー収容用パイプ65は、その他端側
においてノズル部材12の開口を塞ぐよう第1プレート
10の一面に固定されている。これにより、スプルー収
容用パイプ65の内部は、ノズル部材12を介して空気
噴出機構に接続されることになる。このスプルー収容用
パイプ65は、貫通孔21,31,41内において伸
び、第4プレート40の一面40A(吸着面)において
開口している。スプルー収容用パイプ65としては、そ
の内径が例えば2〜7mm、外径が貫通孔31の孔径よ
り小さく、その長さが第2プレート20と、第3プレー
ト30と、第4プレート40との合計板厚と等しく、例
えば50mm以下とされる。
【0034】なお、スプルー収容用パイプ65の内部
は、スプルー取出用の空気吸引路22に連通していない
ため、当該空気吸引路22からの負圧が作用しない。従
って、貫通孔21,31,41の周壁と、スプルー収容
用パイプ65の外周壁とで区画される空間によって実質
的な吸引孔が構成される。
【0035】本実施例のスプルー取出装置によれば、以
下のようにして、ランナーを有するスプルーが取り出さ
れる。成形工程の終了後、スプルーが付着している金型
の型面に、スプルー取出装置の吸着面(第4プレート4
0の一面40A)を対向させて、両面を接近させる。こ
のとき、金型に付着しているスプルーの軸線と、スプル
ー収容用パイプ65の軸線とをほぼ一致させる。この状
態において、空気吸引機構を作動させると、空気吸引路
22、貫通孔21,31,41内における空気が吸引さ
れ、スプルーおよびスプルーの有するランナーには吸引
力が作用し、当該スプルーは、ランナーと共に吸い出さ
れ、スプルー収容用パイプ65内に収容された状態で吸
着面に保持される。次いで、ノズル部材12を介して接
続されている空気噴出機構を作動させると、スプルー収
容用パイプ65内に収容されていたスプルーは、当該空
気噴出機構からの噴出空気によって、スプルー収容パイ
プ65から押し出され、ランナーと共に所定の廃棄用容
器に回収される。
【0036】以上のように、本実施例のスプルー取出装
置によれば、簡単な構成でありながら、ランナーを有す
るスプルーを、当該スプルーの長さが短いものであって
も、成形金型から容易かつ確実に取り出すことができ
る。
【0037】さらに、スプルーの取出操作を行う前後に
おいて、あるいは、スプルーの取出操作と同時に、空気
吸引路42に接続されている空気吸引機構を作動させる
と、空気吸引路42および貫通孔51内における空気が
吸引され、金型に付着している成形製品には吸引力が作
用し、当該成形製品は金型から取り出されて貫通孔52
内に保持される。このように、本実施例の取出装置にお
いては、第4プレート40と、第5プレート50とによ
って成形製品の取出機構が構成されているので、成形金
型に付着している成形製品を取り出すことも可能とな
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ランナーを有
するスプルーを、当該スプルーの長さが短いものであっ
ても、成形金型から容易に取り出すことができる。請求
項2の発明によれば、積重された3枚のプレートと、ス
プルー収容パイプとからなる簡単な構成でありながら、
ランナーを有するスプルーを、成形金型から容易かつ確
実に取り出すことができる。請求項3の発明によれば、
第4プレートと、第5プレートとによって成形製品の取
出機構が構成されているので、成形金型に付着している
成形製品を取り出すこともできる。請求項4の発明によ
れば、空気噴出機構からの噴出空気を利用することによ
り、ランナーを有するスプルーを、所定の廃棄用容器内
に容易に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂成形機の一例の概略を示す説明図である。
【図2】本発明のスプルー取出装置の一例を示す平面図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】第2プレートの平面図である。
【図5】エアーエゼクター素子を備えた空気吸引機構の
一例を示す説明用断面図である。
【図6】本発明のスプルー取出装置の他の例を示す平面
図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【図8】スプルー取出装置を構成する各プレートの形状
を示す平面図である。
【符号の説明】
10 第1プレート 11 貫通孔 12 ノズル部材 20 第2プレート 21 貫通孔 22 空気吸引路 30 第3プレート 31 貫通孔 32 発光ダイオード 33 フォトトランジス
ター 40 第4プレート 41 貫通孔 42 空気吸引路 43 隔壁 50 第5プレート 51 貫通孔 52 貫通孔 53 ネット部材 54 製品検知手段 60,65 スプルー収容パイプ 70 空気吸引機構 72 円筒部材 73 円柱形空洞 74 空気通路 75 圧縮空気導入管 76a,76b Oリング 80 エアーエゼクター素子 81 胴部 82 首部 83 一端側フランジ 84 他端側フランジ 85 圧縮空気流通孔 86 筒孔 87 吹出口 88 作用口 89 出口 90 樹脂成形機本体 91 射出ユニット 92 型締めユニット 93 ホッパー 94 混練スクリュー 95 射出ノズル 96 固定プラテン 97 固定金型 98 可動プラテン 99 可動金型 100 タイバー 101 オイルシリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランナーを有するスプルーを樹脂成形機
    の金型から取り出すためのスプルー取出装置であって、 空気吸引路と連通し、金型の型面に対向する吸着面にお
    いて開口する吸引孔と、この吸引孔内において伸びるよ
    う固定され、前記吸着面において開口するスプルー収容
    パイプとを備えてなることを特徴とするスプルー取出装
    置。
  2. 【請求項2】 ランナーを有するスプルーを樹脂成形機
    の金型から取り出すためのスプルー取出装置であって、 第1プレート(10)と、 この第1プレート(10)の一面に積重するよう配置さ
    れ、貫通孔(21)、および、この貫通孔(21)と連
    通するスプルー取出用の空気吸引路(22)が形成され
    てなる第2プレート(20)と、 この第2プレート(20)の一面に積重するよう配置さ
    れ、前記貫通孔(21)と連通する貫通孔(31)が形
    成されてなる第3プレート(30)と、 前記第1プレート(10)の一面に固定され、貫通孔
    (21)および貫通孔(31)内において伸び、金型の
    型面に対向する吸着面において開口するスプルー収容パ
    イプ(60)とを備えてなることを特徴とするスプルー
    取出装置。
  3. 【請求項3】 ランナーを有するスプルーを樹脂成形機
    の金型から取り出すためのスプルー取出装置であって、 第1プレート(10)と、 この第1プレート(10)の一面に積重するよう配置さ
    れ、貫通孔(21)、および、この貫通孔(21)と連
    通するスプルー取出用の空気吸引路(22)が形成され
    てなる第2プレート(20)と、 この第2プレート(20)の一面に積重するよう配置さ
    れ、前記貫通孔(21)と連通する貫通孔(31)が形
    成されてなる第3プレート(30)と、 この第3プレート(30)の一面に積重するよう配置さ
    れ、前記貫通孔(31)と連通する貫通孔(41)、お
    よび、この貫通孔(41)とは連通しない製品取出用の
    空気吸引路(42)が形成されてなる第4プレート(4
    0)と、 この第4プレート(40)の一面に積重するよう配置さ
    れ、前記貫通孔(41)と連通する貫通孔(51)、お
    よび、前記製品取出用の空気吸引路(42)と連通する
    製品収容用の貫通孔(52)が形成されてなる第5プレ
    ート(50)と、 前記第1プレート(10)の一面に固定され、貫通孔
    (21)、貫通孔(31)および貫通孔(41)内にお
    いて伸び、金型の型面に対向する吸着面において開口す
    るスプルー収容パイプ(65)とを備えてなることを特
    徴とするスプルー取出装置。
  4. 【請求項4】 第1プレート(10)に形成された貫通
    孔(11)内にノズル部材(12)が設けられ、このノ
    ズル部材(12)を介して、スプルー収容パイプが空気
    噴出機構に接続されていることを特徴とする請求項2又
    は請求項3記載のスプルー取出装置。
JP8565495A 1995-04-11 1995-04-11 スプルー取出装置 Withdrawn JPH08281725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8565495A JPH08281725A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 スプルー取出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8565495A JPH08281725A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 スプルー取出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08281725A true JPH08281725A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13864821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8565495A Withdrawn JPH08281725A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 スプルー取出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08281725A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60232521D1 (de) Modulares System für Formen von Spritzgiessmaschinen
AU748547B2 (en) Injection nozzle and method for injection molding
CA2330554C (en) Insert-bonded cylindrical articles, and a molding method and a molding apparatus therefor technical field to which the invention pertains
US5599598A (en) Multilayered hollow plastic article and method for obtaining same
JP3957901B2 (ja) 二重容器の成形方法
JPH08281725A (ja) スプルー取出装置
JP3504755B2 (ja) 成形製品取出ヘッドおよび成形製品取出装置
JP2001105477A (ja) 積層剥離容器の製造方法、積層剥離容器のブロー成形用パリソンの製造装置、及び、積層射出成形体の外層のみに孔を形成する方法
USRE38480E1 (en) Injection nozzle and method for injection molding
CN218111547U (zh) 一种注塑模具的前模和注塑模具
CN214982924U (zh) 一种牛角进点的注塑模具及注塑系统
JP2667995B2 (ja) 射出成形金型装置
JP2799200B2 (ja) 成形製品取出し装置
CN221271836U (zh) 一种爆破阀过滤器注塑模具
JP2667996B2 (ja) 射出成形金型装置
JP3121606B2 (ja) エゼクタ装置の製造方法
KR0125144Y1 (ko) 사출 성형기의 취출장치
JPS6362720A (ja) 成形製品取出し装置
JPS63278814A (ja) 射出成形用型
JP2004114643A (ja) 成形品取出装置
JPH08300365A (ja) 小物成形品取出装置
JPH0710553B2 (ja) 成形製品取出し装置
CN112776263A (zh) 一种电动牙刷壳注塑工艺及注塑设备
JPH06285924A (ja) 射出成形金型装置
JPH03153316A (ja) 成形製品取出し装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702