JPH08281444A - プラズマア−ク移行式の溶接装置 - Google Patents

プラズマア−ク移行式の溶接装置

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JPH08281444A
JPH08281444A JP8145695A JP8145695A JPH08281444A JP H08281444 A JPH08281444 A JP H08281444A JP 8145695 A JP8145695 A JP 8145695A JP 8145695 A JP8145695 A JP 8145695A JP H08281444 A JPH08281444 A JP H08281444A
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Hirofumi Sonoda
田 弘 文 園
Tetsuo Miyajima
嶋 哲 夫 宮
Harumichi Ichimura
村 治 通 市
Takashi Fujita
田 孝 藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移行式プラズマア−ク溶接の、被加工材への
母材ケ−ブルの接続を不要にする。 【構成】 放電電極(8),放電電極(8)の先端に対向する
ガス噴射口(9)を有し放電電極(8)の先端部を包囲するチ
ップ(5)、および、放電電極(8)およびチップ(5)を支持
し前記ガス噴射口(9)に至るガス流路を有するトーチ本
体(1);チップ(5)の下方の、前記ガス噴射口(9)から出
るプラズマア−クの行路の外側に位置し、ト−チ本体
(1)に装着された導電体の対物接触子(30a,30b);およ
び、放電電極(8)と対物接触子(30a,30b)の間にプラズマ
ア−ク溶接電圧を印加するア−ク電源(58);を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマア−ク溶接装
置に関し、特に、プラズマア−ク移行式の溶接装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】金属板の固着にスポット抵抗溶接が多く
用いられている。例えば亜鉛メッキ鋼板の薄板等のスポ
ット抵抗溶接においては、銅電極の先端が亜鉛と合金化
して溶接不能となるので定期的に先端を削る等の作業が
必要となる。また、合金化した銅電極の先端がチリにな
り、銅電極の消耗が激しい等の問題がある。更には、金
属板を挟圧するための機構があり、溶接箇所が限られる
という問題もある。
【0003】これらの問題を改善するものとして、プラ
ズマ移行式溶接を行なうことが提案されている(例えば
特開平6−328260号公報)。この溶接によれば、
重ね合せた金属板の一方にプラズマア−クを当てること
により金属板がスポット状に溶融して下方の金属板に接
合する。下方の金属板も溶融し始めた後に溶接を停止す
ることにより、スポット溶接が完了する。この溶接法
は、スポット抵抗溶接が不可能な部位、例えば金属板の
突合せ線や重ね合せエッジにも実施することができ、金
属板の挟圧が不要であるので、プラズマア−ク溶接ト−
チの先端を向けることが出来る箇所はどこでもスポット
溶接できるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、被加工材を電
極としてそれにト−チのプラズマア−クを移行させるた
めに、メインア−ク電源の一極をト−チのア−ク電極
に、他極(母材ケ−ブル)を被加工材に接続する必要が
あり、この面で溶接箇所が限られるとか、溶接箇所を変
えるたびに、母材ケ−ブルを被加工材に、しかも極力溶
接箇所の近くに、接続変えしなければならないなど、手
数がかかる場合が多い。被加工材の形状により母材ケ−
ブルの接触面積が小さくなる場合や、接触そのものが不
安定となり、電気的に接続が不安定となることがある。
加えて、被加工材上の、母材ケ−ブル接続位置と溶接箇
所との距離が長い場合には、電圧降下が増大したり,被
加工材が発熱する等のロスが発生する。また、作業後に
被加工材から母材ケ−ブルを外す手間もかかる。
【0005】本願の発明は、被加工材への母材ケ−ブル
の接続に関連する上述の不具合を改善することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマア−ク
移行式の溶接装置は、放電電極(8),放電電極(8)の先端
に対向するガス噴射口(9)を有し放電電極(8)の先端部を
包囲するチップ(5)、該チップ(5)周囲より同軸状に設け
られたシールドガスを噴出するガス流路を備えた噴出口
(9)、および、放電電極(8)およびチップ(5)を支持し前
記ガス噴射口(9)に至るガス流路を有するトーチ本体
(1);チップ(5)の下方の、前記ガス噴射口(9)から出る
プラズマア−クの行路の外側に位置し、ト−チ本体(1)
に装着された導電体の対物接触子(30a,30b);および、
放電電極(8)と対物接触子(30a,30b)の間にプラズマア−
ク溶接電圧を印加するア−ク電源(58);を備える。
【0007】
【作用】トーチ本体(1)に支持される対物接触子(30a,30
b)は導電体であり、メインアーク電源(58)の一極(従来
のいわゆる母材ケ−ブルに相当)と電気的に接続されて
いるので、作業者がト−チを溶接姿勢として被加工材の
溶接箇所に向けて、対物接触子(30a,30b)が被加工材(2)
に接触するように押し付けることにより、メインアーク
電源(58)と被加工材(2)とが電気的に接続される。ここ
で溶接を開始すると、プラズマア−ク移行式の溶接が実
現する。
【0008】被加工材(2)に母材ケーブルを接続する手
間がいらない。チップの直近で被加工材(2)が、対物接
触子(30a,30b)を介してメインア−ク電源に接続される
ので、電圧の減衰又は、熱損失も少い。また、対物接触
子(30a,30b)を被加工材(2)に人力で押しつけ、接触させ
ればよいので被加工材(2)の形状を選ぶことなく手軽で
ある。また、母材ケ−ブルの取り付け,取り外しの手間
がいらないため作業効率が上昇する。
【0009】本発明の第1実施例では、メイン電流制御
手段(59)が、溶接指令に応答して、メインアーク電源に
プラズマア−ク溶接電圧の印加を指示し、予め設定した
第1の時間(Tp)が経過するまではプラズマア−ク溶接電
流を低電流に維持し、第1の時間(Tp)の経過とともにプ
ラズマア−ク溶接電流を増加して予め設定した第2の時
間(tm)が経過するまでは高電流に維持し、第2の時間(T
m)の経過とともにプラズマア−ク溶接電流を低下させて
予め設定した第3の時間(Ta)が経過するまでは低電流に
維持し、第3の時間(Ta)が経過するとプラズマア−ク溶
接電流を遮断する。このように1回の溶接指令に応答し
て、メイン電流制御手段(59)で、自動的に1スポット溶
接の溶接電流制御をして自動停止するので、作業者又は
ロボットがスポット溶接箇所に対物接触子(30a,30b)を
当てて溶接指令を入力する毎に、1スポット溶接が自動
的に行なわれる。作業者の負担が軽減するとともに、作
業者の個人差によらずスポット溶接の品質が安定する。
【0010】本発明の第2実施例では、メイン電流制御
手段(59)が、溶接指令に応答して、メインアーク電源に
プラズマア−ク溶接電圧の印加を指示し、予め設定した
第1の時間(Tp)が経過するまではプラズマア−ク溶接電
流を低電流に維持し、第1の時間(Tp)の経過とともにプ
ラズマア−ク溶接電流を増加して予め設定した第2の時
間(tm)が経過するまでに電流印加指示が消えているとき
は第2の時間(tm)が経過するまでは高電流に維持し第2
の時間(tm)の経過とともにプラズマア−ク溶接電流を低
下させ、第2の時間(tm)が経過しても電流出力指示が継
続しているときは電流出力指示が消えるまでは高電流に
維持し電流出力指示が消えるとともにプラズマア−ク溶
接電流を低下させ、プラズマア−ク溶接電流を低下させ
てから予め設定した第3の時間(Ta)が経過するまでは低
電流に維持し、第3の時間(Ta)が経過するとプラズマア
−ク溶接電流を遮断する。このように溶接指令を継続し
ているときは第2の時間(tm)が経過しても高電流に維持
するので、作業者又はロボットが線状に長い溶接箇所に
対物接触子(30a,30b)を当てて溶接箇所(線)に沿って
ト−チを移動させることにより、連続溶接が行なわれ
る。
【0011】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0012】
【実施例】
−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例のト−チ部(トーチ1)の外
観を示し、図2に、図1に示すトーチ1の先端部の縦断
面を拡大して示す(図1で2点鎖線2Aで囲まれた部
分)。これらの図面を参照すると、トーチ1は、下端
(先端)が円錐形の大略で円筒体であり、その内部の中
心位置に放電電極8がある。放電電極8の側面にはガス
流路があり、放電電極8の下端部(先端部)を取り囲む
ように配置されるチップ5との間の空間にガスを噴出す
る。チップ5との間の空間に噴出されたガスは、チップ
5の中心開口すなわちガス噴射口5Aよりトーチ1外部
に出る。チップ5の水路11には冷却水が供給される。
チップ5の外周面はシ−ルドキャップ14で覆われ、チ
ップ5とシ−ルドキャップ14の間にシ−ルドガスが供
給され、チップ5の先端縁周りの、チップ5と同軸のリ
ング状の噴出口よりシ−ルドガスが、被加工材2に向け
て出る。10は保護キャップである。
【0013】保護キャップ10と一体で、トーチ1の外
側周面に設けられたねじ山と嵌合する脱着袋ナット13
の外側周面には、雄ねじが切られており、この雄ねじに
絶縁体の母材電極支持筒30cの上開口内の雌ねじが螺
合している。すなわち、母材電極支持筒30cが、ナッ
ト13に固着されている。支持筒30cの下開口内にも
雌ねじがあり、この雌ねじに導電体の母材接続リング3
0bの上端の雄ねじが螺合している。すなわち、支持筒
30cに母材接続リング30bが固着されている。母材
接続リング30bの下開口内の雌ねじには、略円筒状の
導電体の対物接触子30aの上端の雄ねじが螺合してい
る。すなわち、接続リング30bに対物接触子30aが
固着されている。こうして対物接触子30aは、接続リ
ング30bおよび支持筒30cを介して、トーチ1本体
にチップ5を囲むように取り付けられている。
【0014】対物接触子30aの、被加工材2に対向す
る下端面には、4つの方形のスロットが、それぞれ円周
の1/4の間隔をもって設けられている。作業者は、こ
れらのスロットを結ぶ十字線の中心をスポット溶接箇所
に合わせるように、対物接触子30aを被加工材2上に
押し付ける。
【0015】母材ケ−ブル7aは母材電極支持筒30c
の穴を通して接続リング30bに案内され、ケ−ブル7
aの先端は接続リング30bに接続されている。これに
より、対物接触子30aは、電気的に母材ケ−ブル7a
に接続されている。
【0016】トーチ1本体の外周面には更に、トーチ1
の長手方向(y方向)に対して垂直方向(x方向)に向
い、対称に突出する棒状の握りアーム12が2本固着さ
れている。作業者はこのアーム12を握り、トーチ1を
y方向下に向けて、その下端の対物接触子30aを被加
工材2に押しつける。握りアーム12の1本には、主プ
ラズマアークスタートスイッチPB2がある。スタート
スイッチPB2のON/OFF信号を伝える信号ケーブ
ルは、同じくアーム12に握着されたリングにより拘束
されている。
【0017】図3に、図1に示すプラズマト−チに接続
された電源回路を示し、図4には、図3に示す電気回路
の各種回路要素の動作タイミングを示す。ここで、トー
チ1にガスを供給する制御回路及びガス供給系統は従来
公知の、移行式プラズマア−ク溶接トーチのものと同様
であるので、それらの図示は省略した。
【0018】放電電極8/チップ5間にはパイロット電
源55,電流検出回路56及びカップリングコイルLが
直列に接続されており、高周波発生器3がカップリング
コイルLに接続されている。また、放電電極8/対物接
触子30a間には、メイン電源58及び電流検出回路5
7が直列に接続されている。高周波発生器3,パイロッ
ト電源55及びメイン電源58の通電制御は、始動コン
トローラ51,パイロットコントローラ52及びメイン
コントローラ53により制御され、各コントローラは、
制御電源54より所定の電圧を供給される。
【0019】始動コントローラ51は、パイロットア−
クスタ−トスイッチPB1が閉じるとパイロットプラズ
マアークを生起するように、高周波発生器3及びパイロ
ットコントローラ52によるパイロット電源55の通電
制御を開始する。電流検出回路56が、パイロットプラ
ズマアークが生起したことを検出するとLED駆動回路
60がLEDを点灯して作業者にパイロットプラズマア
ークが発生したことを知らせる。一方、始動コントロー
ラ51は、パイロットプラズマアークが発生すると高周
波発生器3の通電を停止し、パイロットア−クスタ−ト
スイッチPB1を含めた接点及びリレーはPb1が押さ
れる以前の状態に戻る。パイロットコントローラ52
は、一旦パイロットプラズマアークを生起すると主プラ
ズマアークの発生または停止にかかわらずストップボタ
ンPB3が押されるまで、パイロットプラズマアークを
維持する。
【0020】作業者はLEDの点灯を確認すると、被加
工材2に対物接触子30aを押しつけた状態で、主プラ
ズマア−クスタ−トスイッチPB2(以後、主アークボ
タンPb2)を1タッチアクションで閉じる(押す)。
メインコントローラ53は、主アークボタンPb2が押
されると、メイン電流コントローラ59を介して主プラ
ズマアークを発生させるように放電電極8と対物接触子
30aの間にメイン電源58による主プラズマ放電電圧
を印加する。対物接触子30aが被加工材2に接触して
いると、被加工材2とメイン電源58の母材ケ−ブルと
が電気的に接続されており、放電電極8/被加工材2間
に主プラズマアークが発生する。
【0021】メイン電流コントローラ59は主プラズマ
アークが発生したことを確認すると、メイン電源58に
主プラズマ放電電流を指示する電流値制御を開始し、予
め設定された時間を経過するまで主プラズマ放電電流に
よる主プラズマアークを維持する。そして、所定時間を
経過すると主プラズマアークを停止し、主プラズマアー
クスタートスイッチPB2を含めた接点及びリレーは、
Pb2が閉になる以前の状態に戻る。つまり、パイロッ
トプラズマアークを維持したまま、次の主プラズマアー
ク起動に備える。すなわち、主プラズマアークスタート
スイッチPB2の再度のオンを待つ。以下にこの動作を
詳しく述べる。
【0022】図3において、始動コントロ−ラ51内の
接点X1,X2,X3およびパイロットコントロ−ラ5
2内の接点X4は、始動コントロ−ラ51内のリレーX
の常開接点であり、Y1はリレーYの常閉接点を示して
おり、U1はリレーUの常開接点、W1はリレーWの常
開接点であり、Z1は、リレーZの常閉接点である。パ
イロットア−クスタ−トスイッチPB1が、スイッチオ
ン(閉)になると、図示しないガス供給手段によりト−
チ1へのガス供給が開始されると共に、Y1は常閉接点
であるのでリレーXがオン(通電)となり、接点X1,
X2,X3,X4が閉となる。Pb1は、作業者の押し
がなくなると、戻しばね力で自動的に引き戻されてスイ
ッチオフ(開)となる。すでに接点X1が閉となってこ
れを通してリレ−Xの通電が継続するので、Pb1がオ
フに戻っても、リレ−Xはオンを継続する。すなわち、
X1は自己保持接点である。
【0023】接点X4のオンにより、パイロットコント
ロ−ラ52において、ストップスイッチPB3は常閉で
あるので、リレーWがオン(通電)して、自己保持接点
W1およびパイロット電源55の電源接点を閉じ、これ
によりリレーWはオンを継続し、パイロット電源55が
パイロットプラズマアーク電圧を放電電極8/チップ5
間に印加する。
【0024】接点X2の閉により、出力リレ−を内蔵す
るパルス発生器PLSが制御電源54に接続され、パル
スを発生する。このパルスが高レベルHの間のみ、出力
リレ−がオンとなって常開リレ−接片PLS1を閉じ
る。このリレ−接片PLS1の閉じ(オン)により、高
周波発生器3が高電圧を発生し、チップ5のガス噴射口
を通して、放電電極8/チップ5間に電気スパ−クが発
生する(t=t1)。このときすでにパイロットプラズ
マアーク電圧が放電電極8/チップ5間に加わっている
ので、この電気スパ−クで放電電極8/チップ5間にパ
イロットプラズマアークが起動する(t=t2)。な
お、起動しないと、パルス発生器PLSが発生するパル
スが低レベルLに戻ったときにパルス発生器PLSの出
力リレ−がオフに戻って常開リレ−接片PLS1が開
き、これにより高周波発生器3が待機状態に戻る。そし
て次にパルス発生器PLSのパルスが高レベルHになる
と、上述の、高周波発生器3の通電が行なわれ、結局
(後述するように)、パイロットプラズマア−クが起動
するまで、パルス発生器PLSが発生するパルスの周期
で、高周波発生器3の高電圧が放電電極8/チップ5間
に繰返し印加される(t=t1〜t2)。
【0025】放電電極8/チップ5間にパイロットプラ
ズマアークが起動すると、電流検出回路56がパイロッ
トプラズマア−ク電流に応答してリレーYをオンする。
リレーYのオンにより、始動コントローラ51の内部に
ある常閉接点Y1がオフとなり、リレーXのオフ(通電
停止)となり、パルス発生器PLSが停止し、上述の高
周波発生器3による高電圧の印加が停止する(t=t
3)。一方、リレ−YのオンによりLED駆動回路60
の電源接点が閉じられ、LEDが点灯する。LEDはメ
インコントローラ53の図示しない操作板に装備され
る。LEDの点灯により作業者はパイロットプラズマア
ークの点灯を認知する。作業者は、任意のタイミングで
主ア−クスタ−トスイッチPb2を押す(t=t4)。
【0026】主ア−クスタ−トスイッチPBbが押され
てスイッチオン(閉)になると、Z1は常閉接点である
のでリレーUがオン(通電)となり、接点U1が閉とな
る。Pb2は、作業者の押しがなくなると、戻しばね力
で自動的に引き戻されてスイッチオフ(開)となる。す
でに接点U1が閉となってこれを通してリレ−Uの通電
が継続するので、Pb2がオフに戻っても、リレ−Uは
オンを継続する。すなわち、U1は自己保持接点であ
る。また、リレーUがオンとなるとメイン電流コントロ
ーラ59の電源接点が閉となる。
【0027】メイン電流コントローラ59は、電源接点
が閉となるとメイン電源58に指示電流ixを、その値
をプリフロー電流値ipに設定して出力し、プリフロー
電流値ipに応じた主プラズマ放電電流を放電電極8/
対物接触子30a(被加工材2)間に出力するよう指示
する。メイン電源58は、主プラズマ放電電流をメイン
電流コントローラ59の出力する指示電流ixにより制
御し、メイン電流コントローラ59より指示電流ixの
変更があるまで、プリフロー電流値ipを生ずる主プラ
ズマ放電電流を放電電極8/対物接触子30a(被加工
材2)間に出力する(t=t4)。放電電極8/チップ
5間にはパイロットプラズマアークが、パイロット電源
55およびパイロットコントロ−ラ52により維持され
ており、被加工材2/放電電極8間に主プラズマアーク
が発生する。
【0028】主プラズマアークの発生に伴ない、電流検
出回路57が主プラズマアーク電流に応答してリレーZ
をオンする。リレーZがオンするとメインコントローラ
53内部にある常閉接点Z1がオフとなり、これにより
リレーUがオフとなって、自己保持が解除される。しか
し、メイン電源58による主プラズマ放電電流はメイン
電流コントローラ59で制御されており、メイン電流コ
ントローラ59が停止を指示するまで(指示電流ix=
0)主プラズマ放電電流は供給され、主プラズマアーク
は維持される(t=t5)。
【0029】また、リレーZのオンに伴い、メイン電流
コントローラ59内のタイマが計時を開始する。所定時
間Tpの計時を終了するとメイン電流コントローラ59
は、メイン電源58への指示電流ixの値がメイン電流
値imになるまで指示電流ixを次第に上昇させる。こ
れに伴い主プラズマ放電電流が上昇する。メイン電流コ
ントローラ59は、指示電流ixの値がメイン電流値i
mになると再度計時を開始し、所定時間Taの計時を終
了するまで指示電流ixの値をメイン電流値imに維持
する。主プラズマ放電電流は時間Tmの間、メイン電流
一定に維持される。更にタイマがTmの計時を終了する
と、メイン電流コントローラ59は、メイン電源58へ
の指示電流ixの値を次第に下げクレ−タ処理電流値i
aで止める。主プラズマ放電電流がこれに伴い低下す
る。そして指示電流ixの値がクレ−タ処理電流値ia
となると、メイン電流コントローラ59は、第3の計時
を開始して時間Taが経過するとメイン電源58へ主プ
ラズマ放電電流の停止を指示する。
【0030】これにより放電電極8/被加工材2間の主
プラズマアークが消滅する。これに応答して電流検出回
路57がリレーZをオフにするので、メインコントロ−
ラ53の接点Z1が閉に戻る(t=t6)。以上が第1
回のスポット溶接である。
【0031】この間もパイロットプラズマアークは、パ
イロットコントローラ52及びパイロット電源55によ
り維持されているので、作業者がト−チを次の溶接箇所
に移して再び主アークスタ−トスイッチPb2を一瞬閉
じると、前述の態様で主プラズマアークが起動し、第2
回のスポット溶接が行なわれる。以下同様である。
【0032】ストップスイッチPb3が閉じられると、
リレーWがオフとなり、接点W1の自己保持が解除さ
れ、パイロット電源55の電源接点がオフとなり、パイ
ロット電圧が停止され、放電電極8/チップ5間のパイ
ロットプラズマアークが消滅する。Pb3は、作業者の
押しがなくなると、戻しばね力で自動的に引き戻されて
スイッチオン(閉)となる。
【0033】次に、図1に示す対物接触子30aの変形
例を示す。図5の(a)に第1変形例を示し、(b)に
は(a)の5B−5B線切断面を示す。この第1変形例
では、対物接触子30aに1対の導電体のガイドシリン
ダ30a12,30a22が対称に支持されており、ガ
イドシリンダ30a12,30a22で上下動自在に導
電体のスライド棒30a11,30a21に支持され、
しかも圧縮コイルスプリング30a13,30a23で
下方に押されている。スライド棒30a11,30a2
1は、下端が半円状に切り込まれており、半径の異る2
つの棒状の被加工材2p,2qを突き合わせてスポット
溶接する場合において、双方ともに確実に押えつけるこ
とができる。つまり、被加工材2p,2qに母材ケーブ
ルを接続することなく、対物接触子30a,ガイドシリ
ンダ30a12,30a22,スプリング30a13,
30a23およびスライド棒30a11,30a21を
介して、被加工材2p,2qがメイン電源58の母材ケ
−ブル7aと電気的に接続され、被加工材2p,2qと
放電電極8との間に主アークが発生する。
【0034】図6に示す第2変形例は、対物接触子30
aに、1対の導電体のロ−ラ30a14,30a24を
対称に装着したものであり、この例では、直交する被加
工材2r,2sの交わる角を溶接し易いように、ロ−ラ
30aの外周面は45度の角度となっている。なお、こ
の第2変形例は、図1に示す被加工材2にも適用可であ
る。図6に示す直交する被加工材2r,2sの交わる角
を溶接する場合、双方ともに確実に押えつけることがで
き、また溶接位置決めが容易である。
【0035】図7に示す第3変形例は、対物接触子30
aを、対称な1対の脚30a15,30a25を有する
ものとして、それらの下端に導電体のリング30a6を
溶接したものである。ト−チの溶接位置の視認が容易で
ある。また、2枚の被加工材を、それらの端面を揃えて
重ね合せ、端面をスポット溶接するのに適する。また端
面間に段差がある場合でも、対物接触子を段差部に接触
させることにより段差を形成する2枚の被加工材に同時
に接触し、双方ともに確実に押えつけることができる。
【0036】図8に示す第4変形例は、円筒状の対物接
触子30aの側周面に1対の相対向する開口30a1
7,30a27を開けて、これにより下端部に接触リン
グを形成したものである。この第4変形例も第3変形例
と同様に、溶接位置の視認が容易であると共に、重ね合
せ端面のスポット溶接に適する。
【0037】接続リング30b,対物接触子30aは、
銅または真鍮が好ましいが、その他にも鉄,カーボン,
ステンレス等の導電体を用いてもよい。
【0038】−第2実施例− 図9に本発明の第2実施例のト−チ外観を示し、図10
にト−チに接続した電気回路を示し、図11に電気回路
の動作タイミングを示す。この第2実施例は、スポット
溶接のみならず、被加工材2の重ね合せが延びる方向
に、線(直線,カ−ブ)状に、スポット溶接と同様な溶
接を連続して行なうことができるものである。ト−チの
連続倣い移動を容易にするように、対物接触子30aに
は、1対の導電体のロ−ラ30a14,30a24が、
対称に支持されている(図9)。この第2実施例の電気
回路は(図10)は、メインコントロ−ラ53を除く部
分は図3に示す第1実施例のものと同様である。
【0039】この第2実施例のメインコントロ−ラ53
は、リレ−Uの常開接点U1とリレ−Zの常閉接点との
直列回路が、主ア−クスタ−トスイッチPb2に並列に
接続され、かつ、主ア−クスタ−トスイッチPb2のオ
ン(閉)/オフ(開)信号がメイン電流コントロ−ラ5
9に与えられるものである。
【0040】図10に示す電気回路は、図3に示す第1
実施例の電気回路と同様に、パイロットア−クスタ−ト
スイッチPB1のオンに応答して始動コントロ−ラ51
がパイロットア−クを起動し、パイロットコントロ−ラ
52にパイロット電圧の印加を指示して、パイロット電
源55がパイロットプラズマアーク電圧を放電電極8/
チップ5間に印加し、これにより放電電極8/チップ5
間にパイロットプラズマアークを維持する。
【0041】この状態で主ア−クスタ−トスイッチPB
bが押されてスイッチオン(閉)になると、Z1は常閉
接点であるのでリレーUがオン(通電)となり、接点U
1が閉となる。Pb2は、作業者の押しがなくなると、
戻しばね力で自動的に引き戻されてスイッチオフ(開)
となる。すでに接点U1が閉となってこれを通してリレ
−Uの通電が継続するので、Pb2がオフに戻っても、
リレ−Uはオンを継続する。すなわち、U1は自己保持
接点である。また、リレーUがオンとなるとメイン電流
コントローラ59の電源接点が閉となる。
【0042】メイン電流コントローラ59は、電源接点
が閉となるとメイン電源58に指示電流ixを、その値
をプリフロー電流値ipに設定して出力し、プリフロー
電流値ipに応じた主プラズマ放電電流を放電電極8/
対物接触子30a(被加工材2)間に出力するよう指示
する。メイン電源58は、主プラズマ放電電流をメイン
電流コントローラ59の出力する指示電流ixにより制
御し、メイン電流コントローラ59より指示電流ixの
変更があるまで、プリフロー電流値ipを生ずる主プラ
ズマ放電電流を放電電極8/対物接触子30a(被加工
材2)間に出力する(t=t4)。放電電極8/チップ
5間にはパイロットプラズマアークが、パイロット電源
55およびパイロットコントロ−ラ52により維持され
ており、被加工材2/放電電極8間に主プラズマアーク
が発生する。
【0043】主プラズマアークの発生に伴ない、電流検
出回路57が主プラズマアーク電流に応答してリレーZ
をオンする。リレーZがオンするとメインコントローラ
53内部にある常閉接点Z1がオフとなり、これにより
リレーUがオフとなって、自己保持が解除される。しか
し、メイン電源58による主プラズマ放電電流はメイン
電流コントローラ59で制御されており、メイン電流コ
ントローラ59が停止を指示するまで(指示電流ix=
0)主プラズマ放電電流は供給され、主プラズマアーク
は維持される(t=t5)。
【0044】また、リレーZのオンに伴い、メイン電流
コントローラ59内のタイマが計時を開始する。所定時
間Tpの計時を終了するとメイン電流コントローラ59
は、メイン電源58への指示電流ixの値がメイン電流
値imになるまで指示電流ixを次第に上昇させる。こ
れに伴い主プラズマ放電電流が上昇する。メイン電流コ
ントローラ59は、指示電流ixの値がメイン電流値i
mになると再度計時を開始し、所定時間Taの計時を終
了するまで指示電流ixの値をメイン電流値imに維持
する。主プラズマ放電電流は時間Tmの間、メイン電圧
一定に維持される。
【0045】タイマがTmの計時を終了すると、メイン
電流コントローラ59は、計時終流時に主ア−クスタ−
トスイッチPb2がオフ(開)に戻っていると、溶接を
終了するために、メイン電源58への指示電流ixの値
を次第に下げクレ−タ処理電流値iaで止める。主プラ
ズマ放電電流がこれに伴い低下する。そして指示電流i
xの値がクレ−タ処理電流値iaとなると、メイン電流
コントローラ59は、第3の計時を開始して時間Taが
経過するとメイン電源58へ主プラズマ放電電流の停止
を指示する。
【0046】これにより放電電極8/被加工材2間の主
プラズマアークが消滅する。これに応答して電流検出回
路57がリレーZをオフにするので、メインコントロ−
ラ53の接点Z1が閉に戻る(t=t6)。以上が第1
回のスポット溶接である。
【0047】この間もパイロットプラズマアークは、パ
イロットコントローラ52及びパイロット電源55によ
り維持されているので、作業者がト−チを次の溶接箇所
に移して再び主アークスタ−トスイッチPb2を一瞬閉
じると、前述の態様で主プラズマアークが起動し、第2
回のスポット溶接が行なわれる。以下同様である。以上
は、スポット溶接態様であり、作業者が主ア−クスタ−
トスイッチPb2を比較的に短時間内(計時Tmが終了
するまでに)にオフに戻すことにより実現する。
【0048】連続溶接のために作業者が、主ア−クスタ
−トスイッチPb2のオン(閉)を継続して、計時Tm
が終了したときもオン(閉)であると、メイン電流コン
トロ−ラ59は、メイン電流値imを維持する。そして
主ア−クスタ−トスイッチPb2がオン(閉)からオフ
(開)に戻ると、溶接を終了するために、メイン電源5
8への指示電流ixの値を次第に下げクレ−タ処理電流
値iaで止める。主プラズマ放電電流がこれに伴い低下
する。そして指示電流ixの値がクレ−タ処理電流値i
aとなると、メイン電流コントローラ59は、第3の計
時を開始して時間Taが経過するとメイン電源58へ主
プラズマ放電電流の停止を指示する。したがって、作業
者が主ア−クスタ−トスイッチPb2をオン(閉)に保
持し、かつ、ト−チ1先端のロ−ラ30a14,30a
24を被加工材2に押し付けた状態で、ト−チ1を図9
のz方向(被加工材2の重ね部(溶接線)が延びる方
向)にト−チ1をづらしている間、主溶接電流imによ
る移行式プラズマア−ク溶接が進行する。溶接終端で作
業者が主ア−クスタ−トスイッチPb2をオフ(開)に
戻すと、そこでクレ−タ処理電流値iaが時間Taの間
通電された後、移行式プラズマア−クが消滅する。しか
しパイロットア−クは継続している。ストップスイッチ
PB3が一瞬オフ(開)になると、パイロットア−クも
消滅する。
【0049】以上に説明した第1および第2実施例によ
れば、被加工材2に母材ケ−ブルを接続することなく被
加工材2と放電電極8の間にプラズマアーク加工電圧を
印加することができるので、従来の、被加工材上の母材
ケーブル接続位置と溶接箇所との距離が長いことによる
電圧の減衰又は、熱損失も無く、溶接品質が安定する。
また、対物接触子30a又はそれと一体のものを被加工
材2に押しつけることにより、被加工材2とメイン電源
の接続が自動的に実現しかつト−チの溶接位置が定まる
ので、溶接作業性が高い。被加工材の重ね合せ平面に対
するばかりでなく、一方の端縁の箇所,被加工材の重ね
合せ端面,板状に突合せた場合に突合せ線部,T字型に
突合せた突合せ角,平板面から突出したピン先端又はピ
ン周縁、等あらゆる箇所のスポット溶接や重ね合せに沿
った連続溶接が可能である。被加工材への母材ケ−ブル
の取り付け,取り外しの必要が無い為に溶接作業効率が
高い。
【0050】また、高周波をプラズマアークの発生の度
に発生させる従来の方法に比べて、高周波により生成さ
れるパイロットアークは一度生成されると常に維持され
ているので溶接の際にはメインアークの起動のみとな
り、スポット溶接等の短時間の溶接を繰り返し連続で行
う場合には高周波の影響による周辺の電子機器に与える
ノイズ等の悪影響が軽減する。
【0051】更には自動的に、プリフロ−通電(予熱通
電),本溶接通電およびクレータ処理通電を行なうの
で、作業者の負担が軽減するとともに、作業者の個人差
によらず溶接品質が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のプラズマト−チ1の外
観を示す平面図である。
【図2】 図1に示すトーチ1の先端部(2点鎖線2A
で囲まれた部分)の拡大縦断面図である。
【図3】 図1に示すトーチ1に接続された電気回路を
示すブロック図である。
【図4】 図3に示す電気回路各要素の動作タイミング
を示すタイムチャートである。
【図5】 図1に示す対物接触子30aの第1変形例を
示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)の5B−5B
線断面図である。
【図6】 図1に示す対物接触子30aの第2変形例を
示す縦断面図である。
【図7】 図1に示す対物接触子30aの第3変形例を
示し、(a)は外観を示す斜視図、(b)は縦断面図で
ある。
【図8】 図1に示す対物接触子30aの第4変形例を
示し、(a)は外観を示す斜視図、(b)は縦断面図で
ある。
【図9】 本発明の第2実施例のプラズマト−チ1の外
観を示す平面図である。
【図10】 図9に示すトーチ1に接続された電気回路
を示すブロック図である。
【図11】 図10に示す電気回路各要素の動作タイミ
ングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1:トーチ 2:被加工
材 5:チップ 5A:噴射口 6a,7a,28a:電気リード 8:放電電
極 9:ガス噴射口 10:保護キ
ャップ 11:絶縁水路 12:握りア
ーム 13:脱着袋ナット 14:シ−ル
ドキャップ 30a:対物接触子 30b:接続リ
ング 30c:支持筒 51:始動コ
ントローラ 52:パイロットコントローラ 53:メイン
コントローラ 54:制御電源 55:パイロ
ット電源 56,57:電流検出回路 58:メイン
電源 59:メイン電流コントローラ 60:LED
駆動回路 LED:LED(発光ダイオード) L:カップ
リングコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤 田 孝 千葉県習志野市東習志野7丁目6番1号 日鐵溶接工業株式会社機器事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電電極,放電電極の先端に対向するガス
    噴射口を有し放電電極の先端部を包囲するチップ,該チ
    ップ周囲より同軸状に設けられたシールドガスを噴出す
    るガス流路を備えた噴出口、および、放電電極およびチ
    ップを支持し前記ガス噴射口に至るガス流路を有するト
    −チ本体;チップの下方の、前記ガス噴射口から出るプ
    ラズマア−クの行路の外側に位置し、ト−チ本体に装着
    された導電体の対物接触子;および、 放電電極と対物接触子の間にプラズマア−ク溶接電圧を
    印加するア−ク電源;を備えるプラズマア−ク移行式の
    溶接装置。
  2. 【請求項2】対物接触子は、下端面にスロットを切込ん
    だ円筒体である請求項1記載のプラズマア−ク移行式の
    溶接装置。
  3. 【請求項3】対物接触子は、スライド棒,これをア−ク
    が進行する方向に往復動自在に支えるガイド部材および
    スライド棒を下方に押すばね部材を含む、請求項1記載
    のプラズマア−ク移行式の溶接装置。
  4. 【請求項4】対物接触子は、下端部がロ−ラである請求
    項1記載のプラズマア−ク移行式の溶接装置。
  5. 【請求項5】対物接触子は、下端部がリングである請求
    項1記載のプラズマア−ク移行式の溶接装置。
  6. 【請求項6】対物接触子は、側周面に開口を開けた円筒
    体である請求項1記載のプラズマア−ク移行式の溶接装
    置。
  7. 【請求項7】装置は更に、放電電極とチップの間にパイ
    ロットア−ク電圧を印加するパイロット電源;を備え
    る、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項
    5又は請求項6記載のプラズマア−ク移行式の溶接装
    置。
  8. 【請求項8】装置は更に、始動指示手段,溶接指示手
    段,停止指示手段,始動指示手段による始動指示に応答
    してパイロット電源によるパイロットア−クを起動する
    始動制御手段,溶接指示手段による溶接指示に応答して
    メインア−ク電圧を印加するためのメイン制御手段、お
    よび、停止指示手段による停止指示に応答してパイロッ
    ト電圧の印加を停止するパイロット制御手段を備える、
    請求項7記載のプラズマア−ク移行式の溶接装置。
  9. 【請求項9】装置は更に、メイン制御手段の電圧印加指
    示に応答して所定時間の間メインア−ク電圧を印加して
    メイン電流を通電し、該所定時間経過後に通電を停止す
    るメイン電流制御手段を備える、請求項8記載のプラズ
    マア−ク移行式の溶接装置。
  10. 【請求項10】メイン電流制御手段は、電圧印加指示に
    応答して、メインアーク電源にプラズマア−ク溶接電流
    の出力を指示し、予め設定した第1の時間が経過するま
    ではプラズマア−ク溶接電流を低電流に維持し、第1の
    時間の経過とともにプラズマア−ク溶接電流を増加して
    予め設定した第2の時間が経過するまでは高電流に維持
    し、第2の時間の経過とともにプラズマア−ク溶接電流
    を低下させて予め設定した第3の時間が経過するまでは
    低電流に維持し、第3の時間が経過するとプラズマア−
    ク溶接電流を遮断する、請求項9記載のプラズマア−ク
    移行式の溶接装置。
  11. 【請求項11】メイン電流制御手段は、電圧印加指示に
    応答して、メインアーク電源にプラズマア−ク溶接電流
    の印加を指示し、予め設定した第1の時間が経過するま
    ではプラズマア−ク溶接電流を低電流に維持し、第1の
    時間の経過とともにプラズマア−ク溶接電流を増加し
    て、予め設定した第2の時間が経過するまでに電流出力
    指示が消えているときは第2の時間が経過するまでは高
    電流に維持し第2の時間の経過とともにプラズマア−ク
    溶接電流を低下させ、第2の時間が経過しても電流出力
    指示が継続しているときは電流出力指示が消えるまでは
    高電流に維持し電流出力指示が消えるとともにプラズマ
    ア−ク溶接電流を低下させ、プラズマア−ク溶接電流を
    低下させてから予め設定した第3の時間が経過するまで
    は低電流に維持し、第3の時間が経過するとプラズマア
    −ク溶接電流を遮断する、請求項9記載のプラズマア−
    ク移行式の溶接装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009095843A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Daihen Corp プラズマアーク溶接のアークスタート制御方法

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JP2009095843A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Daihen Corp プラズマアーク溶接のアークスタート制御方法

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