JP3220616B2 - プラズマア−ク移行式の切断装置 - Google Patents

プラズマア−ク移行式の切断装置

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JP3220616B2
JP3220616B2 JP08156995A JP8156995A JP3220616B2 JP 3220616 B2 JP3220616 B2 JP 3220616B2 JP 08156995 A JP08156995 A JP 08156995A JP 8156995 A JP8156995 A JP 8156995A JP 3220616 B2 JP3220616 B2 JP 3220616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマア−ク切断装
置に関し、特に、プラズマア−ク移行式の切断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】金属板の切断に用いられるプラズマアー
ク移行式の切断トーチは、特願平3−14186号公報
の切断トーチのように、放電電極を囲むノズルの孔を通
して、被加工材(母材)にプラズマア−クを噴出する。
ハンディタイプのこの種の切断装置は、プラズマア−ク
切断ト−チの先端を向けることが出来る箇所はどこでも
切断加工できるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プラズマアー
クの電流値を上昇させてゆくと、プラズマアーク柱の電
流密度(ノズル径,使用プラズマガス種類,アーク電圧
等により異なる)がある一定値を越えた時、あるいはノ
ズル先端(チップ)を母材に近付けて行くと、ノズルを
介してノズルのガス噴出口以外の部位より金属板との間
にメインアークとは異るシリーズアークが発生する(ダ
ブルアーク)。ダブルアークの状態になると、プラズマ
アークのエネルギー密度が低下して切断能力が低下し、
切断線周りの母材表面が粗れると共に、ノズル先端面が
急激に消耗することになる。作業者は、ダブルアークを
発生させない距離にノズル距離(母材に対する)を維持
する必要があり、切断(予定)線をねらい、かつノズル
距離を一定に維持する作業はかなりの負担である。
【0004】また、被加工材を電極としてそれにト−チ
のプラズマア−クを移行させるために、メインア−ク電
源の一極をト−チのア−ク電極に、他極(母材ケ−ブ
ル)を被加工材に接続する必要があり、この面で切断箇
所が限られるとか、切断箇所を変えるたびに、母材ケ−
ブルを被加工材に、しかも極力切断箇所の近くに、接続
変えしなければならないなど、手数がかかる場合が多
い。被加工材の形状により母材ケ−ブルの接触面積が小
さくなる場合や、接触そのものが不安定となり、電気的
に接続が不安定となることがある。加えて、被加工材上
の、母材ケ−ブル接続位置と切断箇所との距離が長い場
合には、電圧降下が増大したり,被加工材が発熱する等
のロスが発生する。また、作業後に被加工材から母材ケ
−ブルを外す手間もかかる。
【0005】本願の発明は、ノズル先端と被加工材との
距離を容易に一定に維持しうるようにすることを第1の
目的とし、被加工材への母材ケ−ブルの接続作業を実質
上不要にすることを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマア−ク
移行式の切断装置は、放電電極(8),放電電極(8)の先端
に対向するガス噴射口を有し放電電極(8)の先端部を包
囲するチップ(5)、および、放電電極(8)およびチップ
(5)を支持し前記ガス噴射口に至るガス流路を有するト
ーチ本体(1);該トーチ本体の下端部外周面に固着され
た、絶縁体の母材電極支持筒(3c); 該母材電極支持筒の
下部に固着された導電体の母材接続リング(3b); 該母材
接続リングに電気接続された母材ケーブル(7a); 前記母
材接続リングに固着されてそれと電気接続であって、前
チップの下方の、前記ガス噴射口から出るプラズマア
−クの行路の外側に位置する、導電体の対物接触子(3
a);および、前記放電電極と母材ケーブルの間にプラズ
マア−ク切断電圧を印加するア−ク電源(59);を備え
る。
【0007】
【作用】トーチ本体(1)に支持される対物接触子(30a)は
導電体であり、母材接続リング(3b)および母材ケーブル
(7a)を介して、メインアーク電源(59)の一極と電気的に
接続されているので、作業者がト−チを切断姿勢として
被加工材の切断箇所に向けて、対物接触子(30a)が被加
工材(2)に接触するように押し付けることにより、ノズ
ル先端と被加工材との距離が定まり、かつ、メインアー
ク電源(59)と被加工材(2)とが電気的に接続される。こ
こで切断を開始すると、プラズマア−ク移行式の切断が
実現する。
【0008】対物接触子(30a)を被加工材(2)に押し付け
ることにより自動的に、ノズル/被加工材間距離が定ま
るので、ノズル先端と被加工材との距離を一定に維持す
る負担が軽減する。被加工材(2)に母材ケーブルを接続
する手間がいらない。チップの直近で被加工材(2)が、
対物接触子(30a)を介してメインア−ク電源(59)に接続
されるので、電圧の減衰又は、熱損失も少い。また、対
物接触子(30a)を被加工材(2)に人力で押しつけ、接触さ
せればよいので被加工材(2)の形状を選ぶことなく手軽
である。また、母材ケ−ブルの取り付け,取り外しの手
間がいらないため作業効率が上昇する。
【0009】本発明の好ましい実施例では、メイン電流
制御手段(60)が、切断指令に応答して、メインアーク電
源(59)にプラズマア−ク切断電流の通電を指示し、予め
設定した第1の時間(Tp)が経過するまではプラズマア−
ク切断電流を低く維持し、第1の時間(Tp)の経過ととも
にプラズマア−ク切断電流を増加して停止指示が到来す
るまでは高電流値に維持し、停止指示に応答してプラズ
マア−ク切断電流とし、それから第2の時間(Ta)が経過
するとプラズマア−ク切断電流を遮断する。このように
切断指令及び停止指令に応答して、メイン電流制御手段
(60)で、自動的に切断電流制御を行うので、作業者又は
ロボットが対物接触子(30a)を当てて切断指令及び停止
指令を入力する毎に、1切断工程が半ば自動的に行なわ
れる。作業者の負担が軽減する。
【0010】また、切断指令を継続しているときは高電
流通電を継続するので、作業者又はロボットが線状に長
い切断箇所に対物接触子(30a)を当てて切断箇所(線)
に沿ってト−チを移動させることにより、連続切断が行
なわれる。
【0011】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0012】
【実施例】
−第1実施例− 図1に本発明のト−チ部(トーチ1)の外観を示し、図
2に、図1に示すトーチ1の先端部の縦断面を拡大して
示す(図1で2点鎖線2Aで囲まれた部分)。これらの
図面を参照すると、トーチ1は、下端(先端)が円錐形
の大略で円筒体であり、その内部の中心位置に放電電極
8がある。放電電極8の側面にはガス噴出口9があり、
放電電極8の下端部(先端部)を取り囲むように配置さ
れるチップ5との間の空間にガスを噴出する。チップ5
との間の空間に噴出されたガスは、チップ5の中心開口
すなわちガス噴射口5Aよりトーチ1外部に出る。チッ
プ5の基部にはノズル台14が固着され、ノズル台14
内部に設けられた水路11には冷却水が供給される。ノ
ズル台14の外周面は保護キャップ10で被覆されてい
る。
【0013】保護キャップ10と一体で、トーチ1の外
側周面に設けられたねじ山と嵌合する脱着袋ナット13
の外側周面には、雄ねじが切られており、この雄ねじに
絶縁体の母材電極支持筒30cの上開口内の雌ねじが螺
合している。すなわち、母材電極支持筒30cが、ナッ
ト13に固着されている。支持筒30cの下開口内にも
雌ねじがあり、この雌ねじに導電体の母材接続リング3
0bの上端の雄ねじが螺合している。すなわち、支持筒
30cに母材接続リング30bが固着されている。母材
接続リング30bの下開口内の雌ねじには、略円筒状の
導電体の対物接触子30aの上端の雄ねじが螺合してい
る。すなわち、接続リング30bに対物接触子30aが
固着されている。こうして対物接触子30aは、接続リ
ング30bおよび支持筒30cを介して、トーチ1本体
にチップ5を囲むように取り付けられている。
【0014】この実施例は、平板状の被加工材2を切断
する通常の切断のみならず、例えば山形又はカマボコ型
に曲がった被加工材2の頂部が延びる方向に、線(直
線,カ−ブ)状に切断を連続して行なうことができるも
のであり、ト−チの連続倣い移動を容易にするように、
対物接触子30aには1対の導電体のロ−ラ30a1
4,30a24が、対称に支持されている。更に、山形
又はカマボコ形の部材を稜線で切断しうるように、ロ−
ラ30aの外周面は45度の角度となっている。
【0015】母材ケ−ブル7aは母材電極支持筒30c
の穴を通して接続リング30bに案内され、ケ−ブル7
aの先端は接続リング30bに接続されている。これに
より、対物接触子30aは、電気的に母材ケ−ブル7a
に接続されている。
【0016】トーチ1本体の外周面には更に、トーチ1
の長手方向(y方向)に対して垂直方向(x方向)に向
い、対称に突出する棒状の握りアーム12が2本固着さ
れている。作業者はこのアーム12を握り、トーチ1を
y方向下に向けて、その下端の対物接触子30aを被加
工材2に押しつける。握りアーム12の1本には、プラ
ズマアークスタート/ストップスイッチPb1がある。
スタート/ストップスイッチPb1のON/OFF信号
を伝える信号ケーブルは、同じくアーム12に握着され
たリングにより拘束されている。
【0017】図3に、図1に示すプラズマト−チに接続
された電源回路を示し、図4には、図3に示す電気回路
の各種回路要素の動作タイミングを示す。ここで、トー
チ1にガスを供給する制御回路及びガス供給系統はシー
ルドガスを用いずに作動ガスのみによりプラズマアーク
を発生する従来公知の、移行式プラズマア−ク切断トー
チのものと同様であるので、それらの図示は省略した。
【0018】放電電極8/チップ5間には、メイン電源
59,限流抵抗R及び高周波トランスTの2次側が直列
に接続されており、高周波発生器3が高周波トランスT
の1次側に接続され、高周波発生器3が発生した高周波
電圧は、トランスTで昇圧されて放電電極8/チップ5
間に印加される。また、メイン電源59/対物接触子3
0a間は直接に直列接続されており、チップ5は高周波
トランスT及び限流抵抗Rを介して対物接触子30aと
は並列にメイン電源59に接続されている。高周波発生
器3及びメイン電源59の通電制御は、始動・停止コン
トローラ51及びメインコントローラ53により制御さ
れ、各コントローラは、制御電源54より所定の電圧を
供給される。
【0019】始動・停止コントローラ51は、スタート
/ストップスイッチPb1が閉じる(1stプッシュ:
プラズマアークON指示)とプラズマアークを生起する
ように、高周波発生器3及び、メインコントローラ53
とメイン電流コントローラ60によるメイン電源59の
通電制御を開始する。すなわち、放電電極8/チップ5
間にはメイン電源59によるプラズマ放電電圧及び高周
波発生器3による高電圧が印加されるとともに、放電電
極8/対物接触子30a間にはメイン電源59によるプ
ラズマ放電電圧が印加される。高周波発生器3の通電制
御はスタート/ストップスイッチPb1が押されてい
る、間のみ行われる。これにより、まず放電電極8/チ
ップ5間に放電が発生し、対物接触子30aが被加工材
2に接触していると、メイン電源59の給電によるプラ
ズマアークが放電電極8/対物接触子30a間に発生す
る。メイン電源59内の電流検出回路が、プラズマアー
クが生起したことを検出すると、LED駆動回路61が
LEDを点灯して作業者にプラズマアークが発生したこ
とを知らせる。
【0020】プラズマアークの発生を確認した作業者が
スタート/ストップスイッチPb1を離すと、始動・停
止コントローラ51は高周波発生器3の通電を停止す
る。メインコントローラ53及びメイン電流コントロー
ラ60は、一旦プラズマアークを生起すると、再びスタ
ート/ストップスイッチPb1が閉じる(2ndプッシ
ュ:プラズマアークOFF指示)まで、プラズマアーク
を維持する。
【0021】メイン電流コントローラ60はプラズマア
ークが発生したことを確認すると、それから所定時間T
p後にメインア−ク電流の通電をメイン電源59に指示
し、再びスタート/ストップスイッチPb1が閉じるま
でメインア−ク電流通電を維持する。そして、再び始動
・停止コントローラ51のスタート/ストップスイッチ
Pb1が閉じる(2ndプッシュ:プラズマアークOF
F)と、始動・停止コントローラ51がメインコントロ
ーラ53にプラズマアーク停止を指示し、メイン電流コ
ントローラ60は低電流への切換えをメイン電源59に
指示しそれから所定時間Ta経過後にメイン電源59に
通電停止を指示する。スタート/ストップスイッチPb
1を含めた接点及びリレーは、Pb1が最初に閉になる
(1stプッシュ)以前の状態に戻る。以下にこの動作
を詳しく述べる。
【0022】図4において、始動・停止コントロ−ラ5
1内の接点X1,X2および接点X4は、始動コントロ
−ラ51内のリレーXの常開接点であり、接点X3は常
閉接点である。接点U1,U2及びメインコントローラ
53内のU3はリレーUの常開接点、接点S1,S2は
リレーSの常開接点、接点Q1はリレーQの常開接点で
あり、Q2及びメインコントローラ53内のQ3はリレ
ーQの常閉接点であり、接点T1及びメインコントロー
ラ53のT2はタイマTの常開接点である。
【0023】a.アークスタート スタ−ト・ストップスイッチPb1が、スイッチオン
(閉:1stプッシュ:プラズマアークON指示)にな
ると、図示しないガス供給手段によりト−チ1へのガス
供給が開始されると共に、リレーXがオン(通電)とな
り、接点X1,X2,X4が閉となり、接点X3が開と
なる。接点X1が閉となるとタイマT1が計時を開始す
る(t=t1)。Pb1は、作業者の押しがなくなる
と、戻しばね力で自動的に引き戻されてスイッチオフ
(開)となる。タイマT1が設定時間td2の計時を終
了する以前にPb1がスイッチオフ(開)となる(作業
者の押しがなくなる)とタイマT1の計時は中断されて
初期化され、次に接点X1が閉となる時にはタイマT1
は最初から計時を行う。これは接触等の何らかの原因で
作業者の意図に関係なくPb1が一瞬オン(閉)となっ
た場合にも始動・停止コントローラ51がプラズマアー
クを起動してしまう誤動作を防止する為の機構である。
始動・停止コントローラ51は、作業者がある設定時間
(td2)Pb1を押し続けることによりアークスター
トに進む。
【0024】Pb1が、タイマT1が設定時間td2の
計時を開始してから終了する迄の間スイッチオン(閉)
であるとタイマT1はその接点T1,T2を閉じる。接
点T2のオンにより、メインコントローラ53におい
て、接点Q3は常閉であるので、リレーWがオン(通
電)してメイン電流コントローラ60の電源接点を閉じ
る。
【0025】メイン電流コントローラ60は、電源接点
が閉となるとメイン電源59に指示電流ixを、その値
をプリフロー電流値ipに設定して出力し、プリフロー
電流値ipに応じたプラズマ放電電圧を放電電極8/チ
ップ5間及び放電電極8/対物接触子30a(被加工材
2)間に印加するよう指示する。メイン電源59は、プ
ラズマ放電電圧をメイン電流コントローラ60の出力す
る指示電流ixにより制御し、メイン電流コントローラ
60より指示電流ixの変更があるまで、プリフロー電
流値ipを生ずるプラズマ放電電圧を放電電極8/対物
接触子30a(被加工材2)間に印加する(t=t
2)。
【0026】すでに接点X2は閉であり、接点Q2は常
閉であるので、リレーVがオンとなり、高周波発生器3
内のリレ−接点を閉じ、これによりが高周波発生器3が
高周波をトランスTに印加し、これにより、チップ5の
ガス噴射口を通して、放電電極8/チップ5間に電気ス
パ−クが発生する。このときすでにプラズマアーク電圧
が放電電極8/チップ5間及び放電電極8/対物接触子
30a(被加工材2)間に加わっているので、この電気
スパ−クで放電電極8/チップ5間にプラズマアークが
起動し、更に放電電極8/対物接触子30a(被加工材
2)間に移行する(t=t3)。
【0027】放電電極8/対物接触子30a(被加工材
2)間にプラズマアークが起動すると、メイン電源59
内の電流検出回路がプラズマア−ク電流に応答してリレ
ーUをオンする。リレーUのオンにより、始動・停止コ
ントローラ51の内部にある常開接点U1,U2及びメ
インコントローラ53内部にある常開接点U3が閉とな
る。また、リレ−Uのオンに伴い、LED駆動回路61
の電源接点が閉じられ、LEDが点灯する。LEDはメ
インコントローラ53の図示しない操作板に装備され
る。LEDの点灯により作業者はプラズマアークの起動
を認知する。プラズマアークの起動を確認した作業者
は、任意のタイミングでPb1を離す(t=t4)。
【0028】メインコントローラ53内においてプラズ
マアークが発生した状態ではU3が閉であるので、ここ
で接点T2が開(作業者によるPb1の押しが無くな
る)となってもリレーWは接点U3を介してオン(通
電)を継続される。しかし、プラズマアークが発生する
以前に接点T2が開となる(作業者によるPb1の押し
が無くなる)と、リレーWはオフ(非通電)となるので
メイン電流コントローラ60の電源接点は開となりメイ
ンコントローラ53,メイン電流コントローラ60及び
メイン電源59はPb1を押される(1stプッシュ)
以前の状態に戻る。一方、始動・停止コントローラ51
内においては、作業者によるPb1の押しが無くなると
リレーXのオフ(通電停止)となり、上述の高周波発生
器3による高電圧の印加が停止する。また、常閉接点X
3が閉(作業者がPb1の押しがなくなる)となり、す
でにプラズマアークの起動により常開接点U1が閉であ
るので、リレーSがオン(通電)となり、接点S1,S
2が閉となる。接点S1が閉となってこれを通してリレ
−Sの通電が継続するので、後にPb1の2ndプッシ
ュにより接点X3がオン(開)となっても、リレ−Sは
オンを継続する。リレーSは、プラズマアークが発生
し、なおかつ作業者によるPb1の押しが無い状態にお
いてのみオンとなる(t=t4)。万一、作業者がプラ
ズマアーク発生後もPb1を押し続けていた場合に、始
動・停止コントローラ51が後述するプラズマアークO
FF(2ndプッシュ:プラズマアークOFF)態様と
誤認してプラズマアークを停止してしまう誤動作を防止
するものであり、プラズマアークの発生した状態で一度
はPb1がオフ(開)とならなければリレーSは通電さ
れない。
【0029】b.プラズマアークの維持 メイン電源59によるプラズマ放電電圧はメイン電流コ
ントローラ60で制御されており、リレーWがオフ(通
電停止)となりメイン電流コントローラ60が停止を指
示するまで(指示電流ix=0)プラズマ放電電圧は供
給され、プラズマアークは維持される。
【0030】また、リレーUのオンに伴い、メイン電流
コントローラ60内のタイマが第1の計時を開始する。
所定時間Tpの計時を終了するとメイン電流コントロー
ラ60は、メイン電源59への指示電流ixの値がメイ
ン電流値imになるまで指示電流ixを次第に上昇させ
る。メイン電流コントローラ60は、メイン電流値im
で電流一定に維持する(t=t4〜t5) c.プラズマアークOFF プラズマアークが起動している状態において、プラズマ
アーク起動の為の最初の押し(1stプッシュ)の後、
一旦オフ(開)となっていたPb1が再度押されてオン
(閉)となると(2ndプッシュ)、リレーXがオン
(通電)となり、その常開接点X1,X2,X4が閉と
なるとともに常閉接点X3が開となる。接点X1の閉に
より、タイマTがtd2の計時を開始する。一方、接点
X4の閉により接点S2及び接点U2がすでに閉である
ので、リレーQがオン(通電)となり、常閉接点Q1が
閉となり、常開接点Q2,Q3が開となる。作業者の押
しが無くなり、Pb1が戻しばねの力によりPb1がオ
フ(開)となっても接点Q1の閉により、Q1及び接点
U2を通してプラズマアークが消滅するまでリレーQの
通電は維持される。一方、タイマTがtd2の計時を終
了する前に常閉接点Q2が開となるので、Pb2の2n
dプッシュの後プラズマアークが維持されている間は高
周波発生器3は作動しない(t=t5)。
【0031】メインコントローラ53内において、常閉
接点Q3が開となると、リレーWの通電は遮断される。
リレーWがオフとなると、メイン電流コントローラ60
は、メイン電源59への指示電流ixの値を次第に下げ
低電流iaで止める。そして指示電流ixの値がiaと
なると、メイン電流コントローラ60は、第2の計時を
開始して時間Taが経過するとメイン電源59へプラズ
マ放電電圧の停止(通電停止)を指示する。
【0032】これにより放電電極8/被加工材2間のプ
ラズマアークが消滅する。これに応答してメイン電源5
9内部の電流検出回路がリレーUをオフにするので、メ
インコントロ−ラ53の接点U3が開に戻る(t=t
6)。一方、始動・停止コントローラ51内部の接点U
1,U2が開となり、リレーS及びリレーQの通電が解
除され、双方の接点であるS1,S2,Q1が閉となる
とともにQ2,Q3が開となる。すなわち、始動・停止
コントローラ51及びメインコントロ−ラ53は、切断
開始前つまり、Pb1の1stプッシュ以前の状態に戻
る。
【0033】接続リング30b,対物接触子30aは、
銅または真鍮が好ましいが、その他にも鉄,カーボン,
ステンレス等の導電体を用いてもよい。
【0034】以上に説明した実施例によれば、ノズル/
被加工材2間距離が自動的に定まり、被加工材2に母材
ケ−ブルを接続することなく被加工材2と放電電極8の
間にプラズマアーク加工電圧を印加することができるの
で、従来の、被加工材上の母材ケーブル接続位置と切断
箇所との距離が長いことによる電圧の減衰又は、熱損失
も無く、切断品質が安定する。また、ノズルが被加工材
2に接近あるいは接触することによるダブルア−クを生
ずることはない。被加工材2とメイン電源の接続が自動
的に実現しかつト−チの切断位置が定まるので、切断作
業性が高い。被加工材の平面に対するばかりでなく、屈
折した被加工材の角に沿う線部等の箇所の部分切断や切
断線に沿った連続切断が可能である。被加工材への母材
ケ−ブルの取り付け,取り外しの必要が無い為に切断作
業効率が高い。
【0035】更には自動的に、プリフロ−通電(予熱通
電),本切断通電およびソフトダウン通電を行なうの
で、作業者の負担が軽減するとともに、作業者の個人差
によらず切断品質が安定する。
【0036】−対物接触子の変形例− 図5に、第1変形例の対物接触子を備えるト−チを示
す。保護キャップ10と一体で、トーチ1の外側周面に
設けられたねじ山と嵌合する脱着袋ナット13の外側周
面には、雄ねじが切られており、この雄ねじに絶縁体の
母材電極支持筒30cの上開口内の雌ねじが螺合してい
る。すなわち、母材電極支持筒30cが、ナット13に
固着されている。支持筒30cの下開口内にも雌ねじが
あり、この雌ねじに導電体の母材接続リング30bの上
端の雄ねじが螺合している。すなわち、支持筒30cに
母材接続リング30bが固着されている。母材接続リン
グ30bの下開口内の雌ねじには、略円筒状の導電体の
対物接触子30aの上端の雄ねじが螺合している。すな
わち、接続リング30bに対物接触子30aが固着され
ている。こうして対物接触子30aは、接続リング30
bおよび支持筒30cを介して、トーチ1本体にチップ
5を囲むように取り付けられている。
【0037】対物接触子30aの、被加工材2に対向す
る下端面には、4つの方形のスロットが、それぞれ円周
の1/4の間隔をもって設けられている。作業者は、こ
れらのスロットを結ぶ十字線の中心を切断予定線に合わ
せるように、対物接触子30aを被加工材2上に押し付
け、押し付けたまま切断予定線に沿ってト−チ1本体を
スライドさせる。
【0038】図6に示す第2変形例は、対物接触子30
aを、対称な1対の脚30a15,30a25を有する
ものとして、それらの下端に導電体のリング30a6を
溶接したものである。ト−チの切断位置の視認が容易で
ある。
【0039】図7に示す第3変形例は、円筒状の対物接
触子30aの側周面に1対の相対向する開口30a1
7,30a27を開けて、これにより下端部に接触リン
グを形成したものである。この第4変形例も第3変形例
と同様に、切断位置の視認が容易である。
【0040】図8に示す第4変形例は、図1に示す第1
実施例の対物接触子30aを、開先切断に適するように
傾め(この例では30度)に切落した形状のものとし
て、第1実施例と同様に、1対の導電体のロ−ラ30a
14,30a24を装着したものである。開先を形成す
べき1対の被加工材2の、開先を形成すべき端面を突合
せて、突合せ線に沿って図8の紙面と垂直な方向にト−
チを動かすことにより、被加工材2の端部が斜め(図8
に示す例では加工材表面に対して60度)に切断され
る。
【0041】図9に示す第5変形例は、図5に示す第1
変形例の対物接触子30aを、開先切断に適するように
傾め(この例では30度)に切落した形状のものとし
て、しかも被加工材2の開先を形成すべき端面と上面と
のコ−ナ(角)を倣うように、スロットにくの字形の切
欠きを形成したものである。この切欠きに被加工材2の
コ−ナ(角)を受入れるように、図9においてト−チを
下方および左方に押しつつ、ト−チを紙面と垂直に動か
すことにより、被加工材2の端部が斜め(図9に示す例
では加工材表面に対して60度)に切断される。
【0042】−第2実施例− 図10に本発明の第2実施例の電気回路を示し、図11
に電気回路の動作タイミングを示す。この第2実施例
は、プラズマア−ク スタ−ト/ストップスイッチPb
1の閉(オン)の間メインプラズマア−クを維持し、開
(オフ)ではメインプラズマア−クを停止するものであ
り、ト−チ構造は、上述の第1実施例のもの、ならび
に、上述の各種変形例のもの、のいずれであってもよ
い。
【0043】この第2実施例では、スタ−ト/ストップ
スイッチPb1が閉になると、ト−チ本体への作動ガス
の供給が始まると共に、リレ−Xが通電され、その常開
接点X1,X2およびX3が閉じる。X1の閉によりタ
イマTが起動し、td2後に接点T1およびT2を閉じ
る。接点T1の閉により高周波発生器3が高周波を発生
し、ノズル5と電極8の間に高周波高電圧が加わり、両
者間に放電を生ずる。一方、接点T2の閉によりパイロ
ットコントロ−ラ52のリレ−Yが通電され、その自己
保持接点Y1が閉じる。また、パイロット電源62内の
リレ−Yの常開接点Y2(図示せず)が閉じ、これによ
りパイロット電源62がパイロット電圧を発生し、これ
をノズル5と電極8間に印加する。これによりノズル5
と電極8間にパイロットプラズマアークが点弧する。パ
イロット電源62にはパイロット電流検出器があり、こ
の電流検出器がパイロットプラズマアーク電流を検出す
るとパイロット電源62がリレ−Pに通電する。これに
よりリレ−Pの、メインコントロ−ラ53内の常開接点
P1が閉じ、始動・停止コントロ−ラ51内の常閉接点
P2が開く。常閉接点P2の開によりタイマTの通電が
止まり、その常開接点T1,T2が開に戻り、リレ−V
の通電が止まって高周波発生器3がオフになる。すなわ
ちノズル5と電極8の間への高周波高電圧の印加が停止
する。
【0044】一方、パイロットプラズマアークが点弧し
てリレ−Pが通電されてその接点P1が閉じたことによ
り、メインコントロ−ラ53のリレ−Wが通電され、そ
のリレ−接点(メイン電流コントロ−ラ60の内部)が
閉じる。これによりメイン電流コントロ−ラ60が、低
電流値の通電をメイン電源59に指示すると共に、時限
値Tpの計時を開始する。メイン電源59は指示された
電流値を被加工材2と電極8の間に流すための電圧を出
力する。ノズル5/電極8間にパイロットプラズマアー
クが点弧しているので、電極8/被加工材2間にメイン
ア−クが起動する。
【0045】メインア−クが起動すると、メイン電源5
9内のア−ク電流検出回路が、メインア−クの起動に応
答してリレ−Uに通電する。これによりLEDが点灯す
ると共に、リレ−Uの常開接点U1が閉じ常閉接点U2
が開く。接点U1の閉により、メインコントロ−ラ53
においてはリレ−Wの通電が継続する。
【0046】一方、常閉接点U2の開により、パイロッ
トコントロ−ラ52のリレ−Yの通電が停止し、このリ
レ−Yの、パイロット電源62内の常開接点が開き、パ
イロット電源62がオフになってノズル5/電極8間の
パイロットプラズマアークが消弧する。
【0047】メインコントロ−ラ60は、計時値が時限
値Tpになると、メイン電源59への電流指示値を、ア
−ク切断電流値まで順次に高くし、ア−ク切断電流値に
すると、それを維持する。これにより、被加工物2が切
断される。
【0048】作業者がスタ−ト/ストップスイッチPb
1を開に戻すと、リレ−Xの通電が停止しその接点X
1,X2およびX3が開いてリレ−Wの通電が停止し、
メイン電流コントロ−ラ60の内のリレ−Wの接点が開
く。これに応答してメイン電流コントロ−ラ60は、メ
イン電源59への電流指示値を所定低値まで順次下げ、
所定低値に至ると時限値Taの計時を開始し、電流は所
定低値を維持する。そして、計時値がTaに達すると、
メイン電源59に通電停止を指示する。
【0049】この第2実施例ではしたがって、作業者が
スタ−ト/ストップスイッチPb1を閉にしている間、
メインア−クが被加工材2と電極8の間に維持され、ス
タ−ト/ストップスイッチPb1を開に戻すとメインア
−クが停止する。
【0050】以上に説明した第2実施例によっても、作
業者がト−チ先端の対物接触子を被加工材2に押し当て
てスタ−ト/ストップスイッチPb1を閉に維持するこ
とにより、被加工材2の切断が行なわれる。ノズル/被
加工材2間の距離が一定に維持されるのでダブルア−ク
を発生することがない。しかも、従来の、被加工材上の
母材ケーブル接続位置と切断箇所との距離が長いことに
よる電圧の減衰又は、熱損失も無く、切断品質が安定す
る。また、対物接触子30a又はそれと一体のものを被
加工材2に押しつけることにより、被加工材2とメイン
電源の接続が自動的に実現しかつト−チの切断位置が定
まるので、切断作業性が高い。被加工材への母材ケ−ブ
ルの取り付け,取り外しの必要が無い為に切断作業効率
が高い。更には自動的に、プリフロ−通電(予熱通
電),本切断通電およびソフトエンド通電を行なうの
で、作業者の負担が軽減するとともに、作業者の個人差
によらず切断品質が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のプラズマト−チ1の外
観を示す正面図である。
【図2】 図1に示すトーチ1の先端部(2点鎖線2A
で囲まれた部分)の拡大縦断面図である。
【図3】 図1に示すトーチ1に接続された電気回路を
示すブロック図である。
【図4】 図3に示す電気回路各要素の動作タイミング
を示すタイムチャートである。
【図5】 プラズマト−チ1の対物接触子の第1変形例
を示す正面図である。
【図6】 プラズマト−チ1の対物接触子の第2変形例
を示す図面であり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図
である。
【図7】 プラズマト−チ1の対物接触子の第3変形例
を示す図面であり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図
である。
【図8】 プラズマト−チ1の対物接触子の第4変形例
を示す縦断面図である。
【図9】 プラズマト−チ1の対物接触子の第5変形例
を示す縦断面図である。
【図10】 本発明の第2実施例の電気回路を示すブロ
ック図である。
【図11】 図10に示す電気回路各要素の動作タイミ
ングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1:トーチ 2:被加工
材 5:チップ 5A:噴射口 6a,7a:電気リード 8:放電電
極 10:保護キャップ 11:絶縁水
路 12:握りアーム 13:脱着袋
ナット 14:ノズル台 30a:対物接
触子 30b:接続リング 30c:支持
筒 51:始動コントローラ 53:メイン
コントローラ 54:制御電源 59:メイン
電源 60:メイン電流コントローラ 61:LED
駆動回路 LED:LED(発光ダイオード)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤 田 孝 千葉県習志野市東習志野7丁目6番1号 日鐵溶接工業株式会社 機器事業部内 (56)参考文献 特開 昭63−76761(JP,A) 特開 昭51−142456(JP,A) 実開 昭63−16560(JP,U) 特公 昭51−31788(JP,B2) 特公 昭35−2358(JP,B1) 特公 平1−21600(JP,B2) 特公 昭58−12108(JP,B2) 特公 昭45−5890(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 10/00 H02M 9/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電電極,放電電極の先端に対向するガス
    噴射口を有し放電電極の先端部を包囲するチップ、およ
    び、放電電極およびチップを支持し前記ガス噴射口に至
    るガス流路を有するト−チ本体;該トーチ本体の下端部外周面に固着された、絶縁体の母
    材電極支持筒; 該母材電極支持筒の下部に固着された導電体の母材接続
    リング; 該母材接続リングに電気接続された母材ケーブル; 前記母材接続リングに固着されてそれと電気接続であっ
    て、前記 チップの下方の、前記ガス噴射口から出るプラ
    ズマア−クの行路の外側に位置する、導電体の対物接触
    子;および、前記 放電電極と母材ケーブルの間にプラズマア−ク切断
    電圧を印加するア−ク電源; を備えるプラズマア−ク移行式の切断装置。
  2. 【請求項2】対物接触子は、下端部がロ−ラである請求
    項1記載のプラズマア−ク移行式の切断装置。
  3. 【請求項3】対物接触子は、下端部がリングである請求
    項1記載のプラズマア−ク移行式の切断装置。
  4. 【請求項4】対物接触子は、下端面にスロットを切込ん
    だ円筒体である請求項1記載のプラズマア−ク移行式の
    切断装置。
  5. 【請求項5】対物接触子は、側周面に開口を開けた円筒
    体である請求項1記載のプラズマア−ク移行式の切断装
    置。
  6. 【請求項6】装置は更に、始動指示手段,停止指示手
    段,始動指示手段による始動指示に応答してア−ク電源
    にプラズマア−ク電流の通電を指示し、停止指示手段に
    よる停止指示に応答してプラズマア−ク電流の通電停止
    を指示するメイン電流制御手段を備える、請求項1,請
    求項2,請求項3,請求項4又は請求項5記載のプラズ
    マア−ク移行式の切断装置。
  7. 【請求項7】指動指示手段および停止指示手段は1個の
    スイッチであり、メイン電流制御手段は、該スイッチの
    第1回のオンである始動指示に応答してア−ク電源にプ
    ラズマア−ク電流の通電を指示し、前記スイッチの第2
    回のオンである停止指示に応答してプラズマア−ク電流
    の通電停止を指示する請求項6記載のプラズマア−ク移
    行式の切断装置。
  8. 【請求項8】指動指示手段および停止指示手段は1個の
    スイッチであり、メイン電流制御手段は、該スイッチの
    オンへの切換わりである始動指示に応答してア−ク電源
    にプラズマア−ク電流の通電を指示し、前記スイッチの
    オフへの切換わりである停止指示に応答してプラズマア
    −ク電流の通電停止を指示する請求項6記載のプラズマ
    ア−ク移行式の切断装置。
  9. 【請求項9】メイン電流制御手段は、始動指示手段の始
    動指示に応答して、メインアーク電源に低電流のプラズ
    マア−ク電流の通電を指示し、予め設定した第1の時間
    の経過とともにプラズマア−ク切断電流に増加し、停止
    指示手段による停止指示に応答してメインア−ク電源に
    低電流のプラズマア−ク電流の通電を指示して予め設定
    した第2の時間が経過すると通電停止を指示する請求項
    6,請求項7又は請求項8記載のプラズマア−ク移行式
    の切断装置。
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