JPH08280610A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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Publication number
JPH08280610A
JPH08280610A JP7094934A JP9493495A JPH08280610A JP H08280610 A JPH08280610 A JP H08280610A JP 7094934 A JP7094934 A JP 7094934A JP 9493495 A JP9493495 A JP 9493495A JP H08280610 A JPH08280610 A JP H08280610A
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JP
Japan
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endoscope
camera head
adapter
photographing
image
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7094934A
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English (en)
Inventor
Mitsujiro Konno
光次郎 金野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/634,982 priority patent/US6069651A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートクレーブ耐性を備え、且つピント調整
が可能で、内視鏡像の観察倍率の切替えが容易に行える
内視鏡装置を提供する。 【構成】 本発明の内視鏡装置は、図示しない内視鏡,
TV撮影アダプター24及びTVカメラヘッド25から
なり、前記内視鏡(図の左側)から伝送された被写体像
は、TV撮影アダプター24の内部に配置された結像光
学系6により、TVカメラヘッド25に内蔵された水晶
フィルター19及び赤外線カットフィルター21を介し
て、TVカメラヘッドに内蔵されたCCD上に結像され
るようになっている。そして、オートクレーブ処理によ
る水蒸気の侵入を防止するため、結像光学系6は、サフ
ァイアカバーガラス22によって気密封止されたレンズ
鏡体18に収納され、一方、TVカメラヘッド25もサ
ファイアカバーガラス22により気密封止されて構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の接眼部にTV
カメラを取り付けてこのTVカメラにより内視鏡像の観
察が行えるようにした内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡により得られる体腔内等
の画像を撮像装置に導くためには、内視鏡の接眼部の後
方に着脱自在の外付けTVカメラを取り付けて用いる。
この外付けTVカメラを備えた内視鏡装置の構成を図1
4に示す。図示したように、従来の内視鏡装置は、その
用途に従って、主に以下に説明する3つの形態に構成さ
れる。まず、第1は、内視鏡(ここでは硬性鏡)1が、
フォーカシング機構を有するTV撮影アダプター5及び
このTV撮影アダプター5とは別体に構成されたTVカ
メラヘッド7を介してCCU(カメラコントロールユニ
ット)8と接続され、内視鏡1で撮像された像がTVモ
ニター9上に表示されるようになっているもの。第2
は、内視鏡1がオートアイリス11が内蔵されたTV撮
像アダプターと一体型のTVカメラヘッド13を介し
て、CCU8と接続されるもの。第3は、内視鏡1がフ
ォーカシング用中間アダプター14,結像光学系6を内
蔵したTVカメラヘッド15を介して、CCU8と接続
されるものである。 ここで、内視鏡1は、その用途に
従って、TVカメラヘッド7,13又は15の何れに対
しても共通に使用できるようになっている。
【0003】図14において、内視鏡1は、対物レンズ
2とリレーレンズ3とを含む挿入部と、接眼レンズ4を
含む接眼部とからなっている。対物レンズ2は物体像Q
を形成し、この像Qはリレーレンズ3により接眼レンズ
4の手前まで伝送されて像Q’が形成される。像Q’を
形成した光は、接眼レンズ4によりほぼ平行な光束とさ
れた後、射出される。従って,接眼レンズ4を介して物
体像を観察できる。尚、リレーレンズ3は、通常は複数
(奇数が一般的)のレンズにより構成されている。又、
TV撮影アダプター5若しくはTVカメラヘッド13,
15に内蔵されている結像光学系6は、内視鏡1の接眼
レンズ4から射出された光を受けて、物体像QがTVカ
メラヘッド7,13,15に内蔵されたCCDイメージ
センサー等の撮像素子上に形成されるように光束を収斂
させている。
【0004】又、図14に示したTVカメラヘッド13
において、オートアイリス11は、TV撮影アダプター
5を内視鏡1の接眼部に取り付けたときに、接眼レンズ
4の射出瞳位置とほぼ一致するような位置に設けられて
おり、その開口の大きさはTV撮影アダプター5内に設
けられた図示しないモーターの駆動力により変更できる
ようになっている。又、TVカメラヘッド7,13,1
5には、夫々フィルター群10とCCD(固体撮像素
子)とが備えられている。このCCDからの出力信号
は、CCU8へ供給される。CCU8は、この信号をT
Vモニター9上に表示可能な信号に変換すると共に、必
要とされる各種の信号処理を行うものである。又、必要
に応じてTVカメラ等を制御するための信号処理も行っ
ている。尚、12はオートアイリス11を制御するため
の信号が送信される電気駆動経路を示している。
【0005】TVカメラヘッド7の滅菌を行う際には、
EOG(エチレン・オキサイド・ガス)や洗浄液を用い
るため、TV撮影アダプター5とTVカメラヘッド7と
は、この両者が接続された状態で水密構造となるように
構成されている。即ち、TV撮影アダプタ5ー若しくは
TVカメラヘッド7の接続部にOリングを設ければ、そ
の両者を一体的に構成する必要はなく、各々を分離して
構成することが可能になるのである。このように構成す
ると、内視鏡システムとして種々のTV撮影アダプター
を用いることができるため、ユーザーのニーズに最適な
内視鏡像の観察倍率を提供することができる。更に、T
VカメラヘッドのフォーカスリングにOリングを用いれ
ば、フォーカシング機能を備えることも可能になる。
【0006】ところで、近年ではランニングコストの安
い滅菌法として、例えば、温度135℃の高圧水蒸気中
に5分間放置することにより全ての微生物を殺す(以下
滅菌という)方法、所謂オートクレーブ法が用いられる
ことが多くなってきている。このようなオートクレーブ
法に対処するためには、TVカメラヘッドを完全気密構
造にして水蒸気が内部に進入するのを防ぐ必要があるた
め、結像光学系を有するTV撮影アダプターとCCDを
有するTVカメラヘッドとを一体的に構成して気密封止
にしなければならない。従って、フォーカシング機構の
ような可動部を備えることはできないので、図14に示
したTV撮影アダプター5,TVカメラヘッド7を含む
内視鏡装置を使用することはできないという問題が生じ
る。
【0007】このような問題点を解決するためになされ
た発明として、特開平6−41395号により提案され
た内視鏡撮像装置がある。図14に示されたTVカメラ
ヘッド13を用いた構成がこの装置を示している。TV
カメラヘッド13は、フォーカス機能を有していない代
わりにオートアイリスと呼ばれる可変絞り装置を用い
て、被写界深度を深くすることでピントボケの問題の解
決を図っている。又、この装置では、ユーザーがピント
調整をする必要が殆どないというメリットがある。この
ように構成された従来の内視鏡装置では、内視鏡の接眼
レンズ4の後方に配置された結像光学系6により、TV
カメラヘッド13内のCCD等の撮像素子上に結像させ
て、モニター9によって像の観察ができるようになって
いる。しかしながら、この装置では、TVカメラヘッド
13はオートクレーブ耐性を備えているが、オートアイ
リス装置も有しているため、製品としては大変高価なも
のとなるという問題がある。
【0008】そこで、このような問題点を解決するため
に発明されたものに、特願平6−22741号により提
案された内視鏡撮像装置がある。図14に示されたカメ
ラヘッド15を用いた構成がこの装置を示している。こ
の装置は、結像光学系とCCDと含み、オートクレーブ
耐性を有するTVカメラヘッド15に対し、やはり単体
でオートクレーブ耐性を有するフォーカシング用中間ア
ダプター14を内視鏡1とTVカメラヘッド15との間
に配置し、このアダプター14を光軸に沿う方向に移動
させることによってフォーカシングが行えるようになっ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された内視鏡装置においても、オートクレーブ
耐性は備えられているが、オートアイリス機能は有して
いないため、低コストで製造することはできるが、主結
像光学系がTVカメラヘッド15に内蔵されているた
め、種々の観察倍率に切り換える必要が生じた場合に
は、TVカメラヘッド15を他のTVカメラヘッドと交
換しなければならなくなり、システム的な拡張性に欠け
るという問題点を有している。
【0010】そこで、本発明は上記のような従来技術が
有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とす
ることろは、オートクレーブ耐性を備え、且つピント調
整が可能で、内視鏡像の観察倍率の切替えが容易に行え
る内視鏡装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による内視鏡装置は、内視鏡と、固体撮像素
子が内蔵されたTVカメラヘッドと、前記内視鏡による
像を前記固体撮像素子上に結像せしめるための光学系が
内蔵されたTV撮影アダプターと、からなる内視鏡装置
において、少なくとも前記TVカメラヘッド又は前記T
V撮影アダプターの何れかが耐湿部材により封止されて
いることを特徴とする。又、ディスポーザブル(使い捨
て)タイプのTVカメラヘッドを使用し、前記TV撮影
アダプターを耐湿部材により封止し、その内部に光学フ
ィルターを備えて構成してもよい。更に、本発明の装置
は、少なくとも前記TVカメラヘッド又は前記TV撮影
アダプターを被覆するための滅菌されたシースを有する
連結装置が接続され得るように構成されていることが好
ましく、又、前記光学系と前記固体撮像素子との光軸に
沿う方向の間隔を可変するための機構が備えられている
ことも特徴としている。
【0012】
【作用】以下、従来例と対比させて本発明の内視鏡装置
の作用を説明する。
【0013】図13は従来の内視鏡装置の構成の概念を
示す光軸に沿う部分断面図である。図のように、従来の
内視鏡装置は、内視鏡1,TV撮影アダプター5及びT
Vカメラヘッド7から構成されている。TV撮影アダプ
ター5は後述するTVカメラヘッド7に内蔵されている
CCD上に内視鏡1による像を結像される結像光学系6
含むレンズ鏡体18を備えている。又、TVカメラヘッ
ド5は、水晶フィルター群19,YAG(イットリウム
・アルミニウム・ガーネット)カットフィルター20,
赤外線カットフィルター21及びCCDが光軸上に配置
されて構成されている。そして、この従来の内視鏡装置
では、フォーカスリング23を光軸と同心的に回転させ
ることで、図示しない公知のカムの働きによりレンズ鏡
体18を光軸に沿う方向に移動させて内視鏡像のピント
調整ができるようになっている。
【0014】一方、図12は本発明による内視鏡装置の
構成の概念を示す光軸に沿う部分断面図である。図のよ
うに、本発明の内視鏡装置も、内視鏡1,TV撮影アダ
プター24及びTVカメラヘッド25から構成されてい
る。そして、TV撮影アダプター24は、その内視鏡1
及びTVカメラヘッド25の双方の側に耐湿性,耐候性
に優れたサファイアガラスからなるサファイアカバーガ
ラス22が配置され、そのサファイアカバーガラス22
を包むカバーガラス枠22aをTV撮影アダプター24
の外枠24aと半田付けすることによりシールされた気
密構造を達成し、単体でオートクレーブ処理できるよう
に構成されている。又、TVカメラヘッド25も、TV
撮影アダプター24側にサファイアカバーガラス22を
配置して、そのカバーガラス枠22aをTVカメラヘッ
ド25の外枠25aと半田付けすることによりシールさ
れた気密構造を達成し、単体でオートクレーブ処理でき
るように構成されている。
【0015】このように、本発明の装置に用いられるT
V撮影アダプター24は、オートクレーブ耐性を備える
ために、サファイアカバーガラス22により結像光学系
6を挟み込むように構成され、且つ、結像光学系6のレ
ンズの最終面とTVカメラヘッド25との間隔を変える
ことによって、内視鏡1と組み合わせた際のフォーカス
調整を行っている。更に、TV撮影アダプター24は単
体でオートクレーブ処理が可能な構造になっているた
め、種々の像の観察倍率を選択する際には、TV撮影ア
ダプター24を交換するのみで足り、システムの拡張性
を重視した内視鏡装置を実現できる。
【0016】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。尚、前述した従来例の装置に備えられた部
材と同一のものには同符号を付して説明する。
【0017】第1実施例 図1は、本実施例にかかる内視鏡装置の構成を示す光軸
に沿う部分断面図である。本実施例の内視鏡装置は、図
示しない内視鏡,TV撮影アダプター24及びTVカメ
ラヘッド25により構成されている。このとき、前記内
視鏡はTV撮影アダプター24の外枠24aの内視鏡取
り付け部24bに取り付けられ、又、TVカメラヘッド
25は、その外枠25aに設けられたねじ部25bをT
V撮影アダプター24の外枠24aに設けられたねじ部
24cに螺合させることによって、TV撮影アダプター
24に取り付けられる。
【0018】図中、図示しない内視鏡(図の左側)から
伝送された被写体像は、TV撮影アダプター24の内部
に配置された結像光学系6により、TVカメラヘッド2
5に内蔵された水晶フィルター19及び赤外線カットフ
ィルター21を介して、TVカメラヘッドに内蔵された
CCD上に結像されるようになっている。結像光学系6
は、レンズ鏡体18に収納され、結像光学系6を構成し
ている各レンズはスペーサー17によりその位置が固定
されている。更に、レンズ鏡体18はその前記内視鏡及
びTVカメラヘッド25側をサファイアカバーガラス2
2によって気密封止されており、オートクレーブ処理に
よる水蒸気の侵入を防止し得るように構成されている。
又、TV撮影アダプター24の外枠24aにはカム溝3
1が設けられており、レンズ鏡体18に取り付けられた
カムピン29と滑合している。カムピン29は、フォー
カスリング23に設けられたキー溝28に沿って、光軸
に沿う方向に慴動可能になっており、フォーカスリング
23を回転させることによって、レンズ鏡体18に収納
されている結像光学系6とTVカメラヘッド25に内蔵
されているCCDとの間隔を変えてフォーカシング調整
ができるようになっている。又、フォーカスリング23
はフォーカスリング押さえ30によりその位置がずれな
いように規制されている。
【0019】このように、本実施例の装置は、レンズ鏡
体18が気密封止されているので、TV撮影アダプター
24を単体でオートクレーブ処理することが可能にな
る。又、TVカメラヘッド25もサファイアカバーガラ
ス22により気密封止されているので、TV撮影アダプ
ター24と同様にオートクレーブ処理を単体で行うこと
ができる。又、本実施例の装置では、内視鏡像の観察倍
率を変えるには、結像光学系6とは異なる倍率の光学系
を備えた他のTV撮影アダプターと交換するだけでよい
ため、容易に内視鏡像の観察倍率を変えることができ
る。又、レンズ鏡体18をサファイアカバーガラス22
により完全に気密封止する際には、サファイアカバーガ
ラス22に金属製の枠を取付け、この金属枠とレンズ鏡
体18とを半田付けにより接着することが好ましい。
【0020】第2実施例 図2(a)は、本実施例にかかる内視鏡装置の構成を示
す光軸に沿う部分断面図である。図のように、本実施例
の内視鏡装置は、TV撮影アダプター32とTVカメラ
ヘッド34とが一体的に構成されている。結像光学系6
が収納されたレンズ鏡体18を内蔵したTV撮影アダプ
ター32は、サファイアカバーガラス22によって内部
が気密封止されている。TV撮影アダプター32は、フ
ォーカスリング23によって光軸と同心的に回転できる
ようになっており、又、TV撮影アダプター32の外枠
32aに設けられたフォーカスリング押さえ30によ
り、TVカメラヘッド34と分離されないようになって
いる。又、フォーカスリング23はカム枠33と固定さ
れている。一方、サファイアカバーガラス22によって
気密封止されているTVカメラヘッド34の外枠34a
には、カムピン29が設けられており、フォーカスリン
グ23とカム枠33とにより形成されたカム溝31と滑
合している。TV撮影アダプター32の外枠32aには
キー27が、又TVカメラヘッド34の外枠34aには
キー溝28が夫々設けられており、各々が連結し得るよ
うに構成されているため、TV撮影アダプター32とT
Vカメラヘッド34とは光軸に沿う方向についてのみ動
作するように規制される。従って、図2(b)に示すよ
うに、フォーカスリング23を光軸と同心的に回転させ
ることによって、フォーカスリング23の回転がカムと
連動してTV撮影アダプター32とTVカメラヘッド3
4との間隔を変えることができ、フォーカシング調整が
可能になるうえ、図示しない内視鏡から伝送された像が
回転するのも防止することができる。
【0021】本実施例の内視鏡装置は、前述のように、
レンズ鏡体18が気密封止されているため、TV撮影ア
ダプター32を単体でオートクレーブ処理することがで
きる。又、TVカメラヘッド34も、サファイアカバー
ガラス22により気密封止されているため、TV撮影ア
ダプター32と同様に単体でオートクレーブ処理するこ
とが可能である。又、本実施例の装置でも、内視鏡像の
観察倍率を変えるには、結像光学系6とは異なる倍率の
光学系を備えた他のTV撮影アダプターと交換するだけ
でよいため、容易に内視鏡像の観察倍率を変えることが
できる。尚、本実施例の装置においても、レンズ鏡体1
8をサファイアカバーガラス22により完全に気密封止
する際には、サファイアカバーガラス22に金属製の枠
を取付け、この金属枠とTV撮影アダプター32の外枠
32aとを半田付けにより接着することが好ましい。
【0022】さて、前述のように、本発明による内視鏡
装置を用いるとユーザーが内視鏡像の観察倍率を自由に
選択できるシステムを構成できるが、この他にも本発明
の装置は様々なメリットを有しているので、以下に説明
する。
【0023】図3は、本発明の内視鏡装置を含む内視鏡
システム構成を示すシステムチャートである。図中、T
V撮影アダプター24,32が本発明の内視鏡装置に用
いられるTV撮影アダプターを示している。TV撮影ア
ダプター5は、従来装置に用いられるものであり、TV
撮影アダプター35はディスポーザブルタイプのもので
ある。又、TVカメラヘッド25,34は、本発明の内
視鏡装置に用いられるTVカメラヘッドであり、TVカ
メラヘッド7は従来の装置に用いられるものである。図
中、実線によって結ばれた装置同士は、システム構成が
可能なもの同士を示している。尚、図14に示したTV
カメラヘッド13,15は図3中には図示されていない
が、これらのTVカメラヘッドについても同図に示した
チャート中に含めて考えてよい。
【0024】図3において、新内視鏡38は従来の内視
鏡1から接眼部を取り外して、TV観察専用に構成され
た内視鏡である。即ち、目視観察する機能を省略してT
V観察専用とすることで、接眼レンズ4を削除して低コ
スト化を図ったものである。このような新内視鏡38も
気密封止されて、オートクレーブ処理が可能になってい
る。従って、この新内視鏡38による観察像も、やはり
オートクレーブ処理が可能であって結像光学系を有しな
いTVカメラヘッド25(若しくはTVカメラヘッド3
4)を用いて像の観察が行われることが好ましい。この
ように、本発明による内視鏡装置は、内視鏡1からその
接眼部を削除した新内視鏡38と直接結像光学系6を有
しないTVカメラヘッド25(若しくはTVカメラヘッ
ド34)とを用いて構成することもでき、低コスト化を
図ることができると共に、システムの拡張性に優れてい
る。
【0025】又、図3に示した内視鏡のシステムでは、
各TVカメラヘッドは内部に高価なフィルター類10を
備えているため、ディスポーザブルタイプのTVカメラ
ヘッドで代用することは難しいが、ディスポーザブルタ
イプのTV撮影アダプターをラインナップすることは比
較的容易であり、勿論本発明の内視鏡装置にも用いるこ
とは可能である。このようなディスポーザブルタイプの
TV撮影アダプターでは、低コスト化を推進するために
プラスチックレンズ等を用いているが、単玉のプラスチ
ックレンズでも明るさ絞りを内蔵させ、ある程度明るさ
を絞った状態にして使用すれば、十分に実用に耐え得る
画像を提供することができる。尚、かかる明るさ絞り
は、レンズ枠自体で構成することが部品点数の削減とい
うことから好ましいのは云までもない。
【0026】更に、図4は、図3に示した各TVカメラ
ヘッド内からフィルター類10を削除して、各TV撮影
アダプター側に内蔵させる場合のシステム構成の例を示
している。オートクレーブ耐性については、図3に示し
たシステムと同様であるが、システム全体としては、各
TVカメラヘッド内にフィルター類を内蔵させる必要が
なくなるため、ディスポーザブルタイプのTVカメラヘ
ッドを用いることが容易になる。このディスポーザブル
タイプのTVカメラヘッド43は、その商品としての性
質上、極力コストの低減を図るために、カバーガラスに
プラスチックカバー44を用いたり、通常のTVカメラ
ヘッドに内蔵されているCCD駆動用のドライバー回路
を、図示しないCCUに内蔵させたり、という工夫か見
られる。
【0027】ここに示したシステムの場合、プラスチッ
クカバー44を複屈折性を有する素材により成形すれ
ば、TV撮影アダプター39及び40内に備えられてる
水晶等のフィルター類10の枚数を削減することがで
き、アダプターの小型化を図ることができる。又、同様
のことはTVカメラヘッド41及び42についても云え
る。例えば、TVカメラヘッド41では、サファイアカ
バーガラス22の結晶軸方向を適宜設定することによ
り、光学系ローパスフィルターとしての作用を付加する
ことが可能になるし、TVカメラヘッド42はで、カバ
ーガラスを水晶等のフィルター類10に置き換えればよ
い。又、TVカメラヘッド41,42,43は共にCC
Dがカバーガラスに近い位置に配置されているため、図
5に示すように、ゴーストフレア除去用のフレアマスク
51をカバーガラスの直前の位置に設けると、より好ま
しいTVカメラヘッドを構成することができる。
【0028】更に、図4に示した内視鏡システムにおい
ては、TVカメラヘッド内に水晶等のフィルターを配置
する必要がないため、かかるTVカメラヘッドのバック
フォーカス長を短く形成することができるという利点も
有する。近年、CCDは1/4インチサイズが主流とな
ってきており、このサイズのCCD上に結像させるたた
めに使用する結像光学系6の焦点距離は、10〜20m
m程度となっているため、前記バックフォーカスが長い
と結像光学系6に使用されるレンズタイプはレトロフォ
ーカス型になる。このレトロフォーカス型のレンズタイ
プは、対称性が劣るためレンズの構成枚数が増加してし
まうという欠点がある。又、システムとしてズーム機能
を備えたTV撮影アダプターを設計する必要が生じた場
合には、これに使用する結像光学系はフォーカシング
群,バリエータ群及びコンペンセータ群の3群に構成す
るのが前記のようなカム構造の簡素化のためには好まし
い。しかし、2群のレトロフォーカスタイプではバリエ
ータ群及びコンペンセータ群の機能しか備えられないた
め、ズーミングを行いつつ更にフォーカシングも行うた
めにはカムを二重構造としなければない等、機構の複雑
化が懸念される。
【0029】一般に、このような複雑な構成では、装置
の強度が著しく劣り壊れやすいものとなるため、手術中
に用いられるものとしては設計思想上好ましくない。
尚、TVカメラヘッドのバックフォーカス長を短く形成
するためには、前述のような方法の他に、TV撮影アダ
プター若しくはTVカメラヘッドのカバーガラスやレン
ズの表面にYAGカットコーティングを施したり、水晶
フィルターに代えて点像強度分布の走査による光学的ロ
ーパスフィルター(例えば、特開平5−80275号及
び特開平4−289816号公報に示されているもの
等)を用いてもよい。又、図4に示されたシステムにお
いて、新内視鏡38は単体でオートクレーブ処理を施す
必要があるため、サファイアカバーガラスにより気密封
止されており、又、その内部には光学的ローパスフィル
ターや赤外線カットフィルター等が内蔵されていること
は云うまでもない。
【0030】前述の図3及び図4に示した内視鏡システ
ムにおいては、従来のものと同様の内視鏡システムも視
野に入れた滅菌法も考慮する必要がある。このため滅菌
シース36,37をシステムに取り入れることによっ
て、従来の内視鏡装置にも適用可能なシステムを提供す
ることができる。図3において、滅菌シース36は内視
鏡1とTV撮影アダプター5との間に連結されるメカ部
材36aと滅菌袋36bとからなっており、TV撮影ア
ダプター5及びTVカメラヘッド7を包み込むことによ
り、TV撮影アダプター5及びTVカメラヘッド7を清
潔域とすることができる。これによれば、TV撮影アダ
プター5及びTVカメラヘッド7のガス若しくは洗浄液
による滅菌を行わなくとも、簡単に滅菌処理を施すこと
ができる。又、滅菌シース37は新内視鏡38とTVカ
メラヘッド7との間に連結されるメカ部材37aと滅菌
袋37bとからなっており、TVカメラヘッド7を包み
込むことにより、前記と同様に、TVカメラヘッド7を
清潔域とすることができる。ここで、メカ部材36a,
37aは単なる金属部材であるため、単独でオートクレ
ーブ処理を行うことが可能である。又、これらをプラス
チック材により形成することで、滅菌シース36,37
をディスポーザブルタイプとすることもできる。 尚、
図4に示されている滅菌シース36,37も図3に示し
たものと同様のものである。
【0031】以上説明した内視鏡装置は、オートクレー
ブ処理が可能であり、且つ、オートアイリスを使用して
いないため、比較的安価に製造することができ、更に、
容易に内視鏡の観察倍率を調整することもできるので,
比較的大きな拡張性を有するシステム構成が可能にな
る。
【0032】又、本発明の内視鏡装置では、上記のよう
なユーザーが自らフォーカシングを行うTV撮影アダプ
ター以外にも、オートアイリスを有するTV撮影アダプ
ターを用いてもよい。オートアイリスを用いると、ある
程度内視鏡の最適な焦点距離における視度がばらついて
も、絞り込みによる被写界深度の向上がみられるため、
ピント調整を行わなくとも実用上問題のない画質を得る
ことはできる。しかし、特に近接した物体を観察する場
合等には、フォーカシングをする必要が生じる。このよ
うな場合に用いられる内視鏡装置には、図14に示した
TVカメラヘッド15が考えられるが、この他にも、例
えば、図6に示すようなTV撮影アダプター48を用い
ることもできる。このTV撮影アダプター48には、オ
ートアイリス11と、オートアイリス11を作動させる
ための電源47と、オートアイリス11を制御するため
の受光素子45と、オートアイリス制御装置46とが備
えられており、サファイアカバーガラス22により気密
封止され、第2実施例に示した装置に使用されるTV撮
影アダプターと同様なメカ機構を用いてフォーカシング
も可能となるように構成されている。このように構成さ
れたTV撮影アダプター48を用いることによって、オ
ートクレーブ処理が可能なうえ、オートアイリスの作動
が可能になると共に、フォーカシングを行うこともでき
るうようになる。
【0033】又、TV撮影アダプター48と共に、図7
に示すようなTVカメラヘッド50を用いて本発明の内
視鏡装置を構成してもよい。TVカメラヘッド50は、
サファイアカバーガラス22により気密封止されたう
え、オートアイリス11,オートアイリス制御装置4
6,電源47,CCU9及び画像情報を電波に変換して
送信する画像送信部49を備えて、ワイヤレスタイプの
内視鏡用TVカメラヘッドを実現している。このように
構成されたTVカメラヘッド50は、オートクレーブ処
理を行ううえで、大変優れていることは云うまでもな
い。
【0034】これまで説明したように構成することによ
り本発明の内視鏡装置は十分に低コストでの製造が可能
になっているが、更なるコストダウンを図るための構成
について、以下説明する。
【0035】図8は、本発明の内視鏡装置のTV撮影ア
ダプター若しくはTVカメラヘッドに内蔵される水晶等
のフィルターユニットの構成を示す光軸に沿う部分断面
図である。図中、52はフィルター枠を、53はフィル
ター押さえを示している。従来のフィルターユニット
は、耐湿性が弱い赤外線カットフィルターを水晶フィル
ターで挟み込むように密着させて構成されているのが一
般的であった。しかし、このようなものでは、接合工程
が必要となるため、コスト面に問題があったが、図8に
示すような構成によれば、水晶フィルター10,赤外線
カットフィルター20及びYAGカットフィルター21
を全て落とし込み構造とし、これらをフィルター押さえ
53で固定するため、かかるフィルターの接合工程を省
略することができ、低コスト化を図ることができる。但
し、ここで用いる赤外線カットフィルター20は、ある
程度耐湿性に優れているものでなければならない。又、
フィルター押さえ53は接着材により点付け固定されて
もよいし、更に、赤外線カットフィルター20とYAG
カットフィルター21との配置順を入れ替えてもよい。
【0036】又、従来のTVカメラヘッドでは、製造工
程において、通常CCDのピント出しが行われていた
が、フォーカス調整の調整しろを大きめに設定すること
で、CCDのピント出し工程を省略することができる。
更に、いままで説明してきた内視鏡装置に内蔵されてい
る光学系を全てプラスチックにより形成すれば、更なる
低コスト化を図ることができる。
【0037】このように、光学系にかかわる部分の原価
を低減することは、それだけでも多大な高価を奏する
が、装置全体の原価を下げるためには、光学系のみなさ
ず機構系及び電気系においても不必要な部分を省略する
ことが望ましい。このため、例えば以下に説明するよう
な構成を採用することで、電気系の回路の削減が可能に
なる。
【0038】近年、電子シャッターと呼ばれる電気的な
調光手段が広く用いられるようになってきている。以
下、この電子シャッターの動作の概念について説明す
る。図9(a),(b)には、インターライン方式のC
CD撮像素子の光電変換面の摸式図が示されている。図
9(a)に示すように、四角のフォトダイオード54が
縦横に配列されており、横(水平)方向の一列は1ライ
ンに対応している。そして、同図(b)に示すように、
配列されたフォトダイオード54の列に隣接して縦方向
に垂直(V)CCDシフトレジスタ57が設けられてお
り、又、その出力端には横並びの水平(H)シフトレジ
スタ56が設けられている。これらCCD撮像素子のシ
フトレジスタは、アナログシフトレジスタであり、与え
られた駆動パルスに同期して次々に電荷を送出する働き
を有している。
【0039】又、各フォトダイオード54毎に、図示し
ない電荷蓄積部が夫々設けられており、発生した光電荷
を蓄えることができるようになっている。この電荷蓄積
部と垂直(V)CCDシフトレジスタ57との間には、
電荷転送ゲート(トランスファーゲート)55が設けら
れており、1フィールド毎に1度の電荷転送パルスが与
えられると、全ての光電荷が一斉に電荷転送ゲート55
を経て垂直(V)CCDシフトレジスタ57へ移動す
る。そして、この垂直(V)CCDシフトレジスタ57
において、1ラインに1度の垂直駆動パルス(Vパル
ス)が与えられる度に、光電荷は同時に1ライン分ずつ
上側へ順送りされる。この光電荷の転送先には、水平
(H)シフトレジスタ56があって、水平駆動パルス
(Hパルス)が与えられる毎に1画素分ずつ横方向(図
の左側)へ順送りされ、図示しない出力アンプにより電
圧信号に変換された後に、出力されるようになってい
る。このようにして、各画素の情報は画面の左上から右
下まで順に読み出されて、1フィールド分の映像信号と
して出力される。
【0040】又、電気的な調光手段としては他に、明る
さが不足している場合には、オートゲインコントロール
(以下、AGCという)機能が用いられる場合がある。
このAGCについて、以下簡単に説明する。CCDより
出力された画像信号は、サンプルホール及びスムージン
グされた後、アンプにより増幅される。そして、このと
きゲイン(増幅度)の設定によって、表示される画像の
明るさ調整を行っている。このゲインによる明るさ調整
回路がAGCである。
【0041】ここで、NTSC方式用のCCDでは、1
/60secで電荷の蓄積を行い、これを信号として垂
直(V)CCDシフトレジスタ57へ送出しているが、
この電荷蓄積時間を1/30secに設定すれば、画像
の明るさを向上させることができるため、前記AGC回
路を削減しても十分明るい画像を提供することができ
る。従って、AGC回路を削減した分だけ、低コスト化
を実現することができる。更に、電気系と光学系との協
業によりコストの低減を行うこともできる。例えば、内
視鏡装置のTV撮影アダプターに内蔵されている赤外線
カットフィルターを取り除くと、大きなコストの削減と
なるが、この場合には得られる画像が全て赤みを帯びて
しまうので、CCUにより色バランスを青色側に設定す
ることにより、全体としての画像の調和を保ことができ
る。
【0042】又、本発明の内視鏡装置のTVカメラヘッ
ドに用いられるCCDの構造を工夫することにより、色
収差を良好に補正し得るTVカメラヘッドを実現するこ
ともできる。図10(a)〜(c)は色収差を良好に補
正し得るCCDの撮像面に対し垂直に切断した面の摸式
図(断面図)を示したものである。このようなCCD
は、図10(a)に示すように、マイクロレンズ61の
面と光電面62との間に、色信号を分離するための原色
系の色フィルターである、青(B)フィルター58,緑
(G)フィルター59及び赤(R)フィルター60を配
置し、各フィルターに対応する光電面62に至る光路長
が青から赤になるに従い、大きくなるように設定してい
る。従って、本発明の内視鏡装置のTV撮影アダプター
内の結像光学系若しくはTVカメラヘッド内のCCDに
おいて色収差が発生しても、各色に対するピント位置が
一定になるようにしたことで、かかる色収差を補正して
いる。
【0043】又、このような効果は、図10(b)に示
すように、各色フィルターに対応するマイクロレンズ6
1の面の高さを夫々変えて構成しても得られるし、同図
(c)に示すように、各色フィルター以降の光路中に屈
折率の異なる媒質n1 ,n2,n3 を夫々配置して、空
光路長を変化させることによっても達成できる。このよ
うに構成されたCCDを用いることによって、前記結像
光学系若しくはCCDにおいて、色収差が発生した場合
にも良好な画質を得ることができるため、前記結像光学
系を単玉レンズにより構成でき、更なるコスト削減に有
効である。
【0044】尚、図10(a)〜(c)に示したCCD
の摸式図において、フィルター58〜60は一列に配列
されているように見えるが、実際には、図11に示すよ
うに、二次元的に配列されている。同図において、輝度
信号Yは色素Gより生成し、色差信号はaフィールド
(a1 ,a2 ,・・・・)又はbフィールド(b1 ,b
2 ,・・・・)における垂直方向の差信号(例えば色素
R−色素Gの値や色素B−色素Gの値)によって生成さ
れる。また、同図に示すフィルターの構成は、一般的な
補色系のTVカメラ用単板カラーCCDに比べ、色フィ
ルターに原色のものを用い、更に赤フィルター構成部分
を少なくしているところに特徴を有している。なぜな
ら、体腔内の被写体は赤色を含んでいることが多いた
め、内視鏡用のCCDとしては赤色に関して敏感なフィ
ルター構成を備える必要が無いためである。又、前述の
フィルター19,20以外にも、YAG等のレーザーを
使用した場合の悪影響を除去するための各種レーザーカ
ットフィルターも配置する必要がある。
【0045】又、最近では、処置用のレーザー装置にお
いても、半導体レーザーを用いたものの小型化,高出力
化が要求されているため、前記半導体レーザーの波長を
除去し得るようなフィルターを配置することが好ましい
場合が多々ある。これらの波長は、使用する半導体素子
の特性にもよるが、およそ810nm〜1000nmで
ある。従って、前記YAGカットフィルター(YAGレ
ーザー波長1060nm)と合わせて使用した場合に、
810nm以上の波長を除去し得るようなフィルター特
性を備えることが、装置の小型化及び部品点数を削減す
る目的からみて好ましい。又、装置のTV撮影アダプタ
ー内に備えられた赤外線カットフィルター自体に810
nm以上の波長を除去し得るような特性を備えてもよ
い。更に、これらのフィルター若しくはTV撮影アダプ
ターに内臓された結像光学系に干渉型のフィルターをコ
ーティングして、前記のような特性を備えることも可能
である。
【0046】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、TV撮
影アダプター内に配置された結像光学系及びTVカメラ
ヘッドをサファイア等から構成したカバーガラスにより
気密封止しつつ、前記光学系とTVカメラヘッドに内蔵
したCCDとの間隔を変え得るように構成したため、フ
ォーカシング機能を有しながらも、オートクレーブ処理
を施すことが可能であり、且つ、オートアイリスを備え
ていないために比較的安価で製造でき、而も優れたシス
テムの拡張性を有する内視鏡装置を提供することができ
る。又、本発明の内視鏡装置を用いてシステム構成を行
えば、ディスポーザブルタイプのTVカメラシステムへ
の切替えも容易に行えるし、滅菌シースを用いることに
より、システムの一部分を取り替えるだけで従来のTV
カメラシステムも使用できるという利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる内視鏡装置の構成
を示す光軸に沿う部分断面図である。
【図2】(a)は本発明の第2実施例にかかる内視鏡装
置の構成を示す光軸に沿う部分断面図であり、(b)は
(a)に示した内視鏡装置のフォーカシングを説明する
ための図である。
【図3】本発明の内視鏡装置を含む内視鏡のシステム構
成を説明するためのチャート図である。
【図4】図3に示した内視鏡のシステム構成とは別の一
例を示すチャート図である。
【図5】本発明の装置に使用されるゴーストフレア除去
用のフレアマスクを備えたTVカメラヘッドの構成を示
す光軸に沿う部分断面図である。
【図6】本発明の装置に使用されるオートアイリス装置
を備えたTV撮影アダプターの構成を示す光軸に沿う断
面図である。
【図7】本発明の装置に使用されるオートアイリス装置
を備えたTVカメラヘッドの構成を示す光軸に沿う部分
断面図である。
【図8】本発明の装置に使用される水晶等のフィルター
ユニットの構成を示す光軸に沿う部分断面図である。
【図9】(a),(b)はインターライン方式のCCD
撮像素子の光電変換面の模式図である。
【図10】(a),(b),(c)は色収差を良好に補
正し得るCCDの撮像面に対し垂直に切断した面の模式
図(断面図)である。
【図11】図10に示したフィルター58〜60の配列
を説明するための図である。
【図12】本発明の内視鏡装置の構成の概念を示す光軸
に沿う部分断面図である。
【図13】従来の内視鏡装置の構成の概念を示す光軸に
沿う部分断面図である。
【図14】従来の内視鏡装置を用いた内視鏡のシステム
構成を説明するためのチャート図である。
【符号の説明】
1 内視鏡(硬性鏡) 2 対物レンズ 3 リレーレンズ 4 接眼レンズ 5,24,32,39,40,48 TV撮影アダプタ
ー 6 結像光学系 7,13,15,25,34,41,42,50 TV
カメラヘッド 8 CCU(カメラコントロールユニット) 9 TVモニター 10 フィルター類 11 オートアイリス 12 電気駆動回路 14 フォーカシング用中間アダプター 16 フォーカシングレンズ 17 スペーサー 18 レンズ鏡体 19 水晶フィルター群 20 YAGカットフィルター 21 赤外線カットフィルター 22 サファイアカバーガラス 22a カバーガラス枠 23 フォーカスリング 24a,25a 枠 24b 内視鏡取り付け部 24c,25b ねじ部 27 キー 28 キー溝 29 カムピン 30 フォーカスリング押さえ 31 カム溝 33 カム枠 35 ディスポーザブルタイプのTV撮影アダプター 36,37 滅菌シース 36a,37a メカ部材 36b,37b 滅菌袋 38 新内視鏡 43 ディスポーザブルタイプのTVカメラヘッド 44 プラスチックカバー 45 受光素子 46 オートアイリス制御装置 47 電源 49 画像伝送部 51 フレアマスク 52 フィルター枠 53 フィルター押さえ 54 フォトダイオード 55 電荷転送ゲート 56 水平(H)シフトレジスタ 57 垂直(V)シフトレジスタ 58 青(B)フィルター 59 緑(G)フィルター 60 赤(R)フィルター 61 マイクロレンズ 62 光電面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡と、固体撮像素子が内蔵されたT
    Vカメラヘッドと、前記内視鏡による像を前記固体撮像
    素子上に結像せしめるための光学系が内蔵されたTV撮
    影アダプターと、からなる内視鏡装置において、 少なくとも前記TVカメラヘッド又は前記TV撮影アダ
    プターの何れかが耐湿部材により封止されていることを
    特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 内視鏡と、固体撮像素子が内蔵されたT
    Vカメラヘッドと、前記内視鏡による像を前記固体撮像
    素子上に結像せしめるための光学系が内蔵されたTV撮
    影アダプターと、からなる内視鏡装置において、 少なくとも、前記TVカメラヘッドはディスポーザブル
    (使い捨て)タイプであって、又、前記TV撮影アダプ
    ターは耐湿部材により封止され且つ光学フィルターを内
    蔵していることを特徴とする内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 内視鏡と、固体撮像素子が内蔵されたT
    Vカメラヘッドと、前記内視鏡による像を前記固体撮像
    素子上に結像せしめるための光学系が内蔵されたTV撮
    影アダプターと、からなる内視鏡装置において、 少なくとも前記TVカメラヘッド又は前記TV撮影アダ
    プターを被覆するための滅菌されたシースを有する連結
    装置が接続され得るように構成されていることを特徴と
    する内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記光学系と前記固体撮像素子との光軸
    に沿う方向の間隔を可変するための機構が備えられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の内
    視鏡装置。
JP7094934A 1995-04-20 1995-04-20 内視鏡装置 Withdrawn JPH08280610A (ja)

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