JPH08280338A - にぎり寿司のしゃり成形機 - Google Patents
にぎり寿司のしゃり成形機Info
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- JPH08280338A JPH08280338A JP7088466A JP8846695A JPH08280338A JP H08280338 A JPH08280338 A JP H08280338A JP 7088466 A JP7088466 A JP 7088466A JP 8846695 A JP8846695 A JP 8846695A JP H08280338 A JPH08280338 A JP H08280338A
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Abstract
の手作り風味のしゃりを量産可能にする。 【構成】 機枠(10)に取外し自在に配設したしゃり成形
装置(2) と、同しゃり成形装置(2) の始端部上方に取外
し自在に配設した保温性収容櫃(3) とを具備し、同保温
性収容櫃(3) 下方から保温した飯(R) をしゃり成形装置
(2) の始端部に順次供給しながらにぎり寿司のしゃり
(1) を成形するように構成した。しゃり成形装置(2)
は、上部半型枠(61)と下部半型枠(64)との一体構成の対
向半型枠(6) を具備するとともに、同対向半型枠(6) の
前半部を本成形型(66)とし、後半部を仮成形型(65)とし
て、本成形型(66)の内表面には凹凸面(7) を形成した。
Description
成形機に関するものである。
構成したしゃり成形機としては、以下のような構成のも
のがあった。
端部上方に、同コンベヤ装置の両側から対向方向に往復
摺動するように、上部半型枠と下部半型枠とを一体構成
した対向半型枠を配設し、上部半型枠を下部半型枠より
も対向方向に先行させるようにしゃり成形装置を構成
し、さらに、同しゃり成形装置の始端部に、飯供給ホッ
パを連設してしゃり成形機を構成していた。
は、移送方向に順次サイズを小さくした2つのしゃり成
形型を設けた構成とし、二段階でしゃりを成形するよう
にしていた。
ンベヤ装置に飯を落下させ、コンベヤ装置に臨ませて配
設したローラにより飯を帯状にして搬送し、上記対向半
型枠により二段階に成形してにぎり寿司用のしゃりを量
産可能としていた。
成形装置は、にぎり寿司用のしゃりを量産するものであ
り、その用途としては、店頭販売用のにぎり寿司、すな
わち、量産したしゃりに適宜ねたを載せて握り寿司と
し、これを例えばパック入り等にして所定時間保存可能
として店頭販売したり、あるいは、寿司店等に設置し
て、製造したしゃりに客の注文に応じてねたを載せ、そ
の場で食させることもできる。
る場合、近年の冷凍・解凍技術の向上にともない、冷凍
保存されたにぎり寿司もかなり新鮮な食味を保つことが
可能になったが、本来の寿司店等で職人の手によりにぎ
られた寿司に比べてその食味はかなり劣り、風味、美
観、歯ざわり等の点では遠く及ばない。
してにぎり寿司を提供する場合、上記飯供給ホッパ−内
の飯が外気にふれて冷たくなるのでうまい寿司を作るの
は難しく、客を満足させるには至らなかった。
もしゃりに問題があるのであって、にぎり寿司のしゃり
は人肌温度(35〜40℃)が良しとされているのに対し、
従来のしゃり成形機により量産されるしゃりは、長時間
の保存のために、あるいは、成形前の飯供給の段階にお
いて冷めてしまい、やや硬くなっていることが多かっ
た。
司店においても、大型店舗等の場合は、にぎり寿司のし
ゃりを職人一人当たり数百個も握ることになり、大量の
飯を寿司桶等に移してしゃりを握っていると、やがては
しゃりが冷えてしまうという問題があった。
なると、職人の負担も大きくなり、かつ、にぎるしゃり
の目方にばらつきがないようにするためには職人の熟練
を要する。したがって、当然人件費が高騰することにな
り、職人の手による美味しいにぎり寿司を安価で提供す
ることは難しくなっていた。
るにぎり寿司のしゃり成形機を提供することを目的とし
ている。
し自在に配設したしゃり成形装置と、同しゃり成形装置
の始端部上方に取外し自在に配設した保温性収容櫃とを
具備し、同保温性収容櫃下方から保温した飯をしゃり成
形装置の始端部に順次供給しながらにぎり寿司のしゃり
を成形することを特徴とするにぎり寿司のしゃり成形機
に係るものである。
供給された飯と成形したしゃりを搬送するためのコンベ
ヤ装置を下方に配設し、同コンベヤ装置の中途部上方
に、上部半型枠と下部半型枠と一体構成してなる対向半
型枠を左右対向状態で、かつ、対向方向に往復摺動すべ
く配設するとともに、前記上部半型枠を下部半型枠より
も対向方向に先行可能に構成し、しかも、対向半型枠
は、前半部を本成形型とし、後半部を仮成形型とするこ
とにより、左右の対向半型枠の往復摺動にともないしゃ
りの仮成形と本成形を前後位置で同時に行うことができ
るように構成し、さらには、対向半型枠の前半部に設け
た本成形型の内表面に凹凸面を形成したことにも特徴を
有する。
形されたしゃりが本成形型の先方に移送されると停止
し、同しゃりがコンベヤ装置のベルトの終端表面から取
上げられると再度駆動するように間歇駆動すべく構成し
たことにも特徴を有する。
による塊化を防止するための円錐状の塊防止体を回動自
在に配設したことにも特徴を有する。
り成形装置と、同しゃり成形装置の始端部上方に取外し
自在に配設した保温性収容櫃とを具備し、同保温性収容
櫃下方から保温した飯をしゃり成形装置の始端部に順次
供給しながら、常時人肌の温度に近い状態のしゃりを量
産できるようにし、美味しいにぎり寿司を多量に供給す
ることができる。
飯と成形したしゃりを搬送するためのコンベヤ装置を下
方に配設し、同コンベヤ装置の中途部上方に、上部半型
枠と下部半型枠と一体構成してなる対向半型枠を左右対
向状態で、かつ、対向方向に往復摺動すべく配設すると
ともに、前記上部半型枠を下部半型枠よりも対向方向に
先行可能に構成し、しゃりの上部と下部とを二段階で成
形するようにして、にぎり寿司に適した側面視略楕円形
状に成形する。
半部を仮成形型とすることにより、左右の対向半型枠の
往復摺動にともないしゃりの仮成形と本成形を前後位置
で同時に行うことができる。すなわち、仮成形型でしゃ
りを粗成形し、次いで、本成形型で仕上げ成形を行い、
同じ大きさで同じ形状のしゃりを量産できる。
成形型の内表面に凹凸面を形成しており、本しゃり成形
装置でしゃりを形成すると、同凹凸面により、しゃりの
表面が機械的な丸みを帯びることがなく、寿司職人が実
際に手でにぎったようなしゃりとなる。
が本成形型の先方に移送されると停止し、同しゃりがコ
ンベヤ装置のベルトの終端表面から取上げられると再度
駆動するように間歇駆動すべく構成して、本しゃり成形
機を寿司店等に設置した場合に、職人がしゃりを取るタ
イミングに合わせてしゃりの供給ができるようにしてい
る。
る塊化を防止するための円錐状の塊防止体を回動自在に
配設して、長時間の保温を行っても飯がブロック状に固
まらず、しゃり成形装置に円滑な供給ができるようにし
ている。
は、あたかも職人の手によりにぎられたように、人肌の
温度(30〜40℃)に近い状態で、かつ、形状的にも自然
なしゃりを量産できるようにして、美味しいにぎり寿司
を多量に供給することができるようにしたものであり、
以下、本発明の実施例を、図面に基づき説明する。
成形機の説明図であり、しゃり成形機Aは、機枠10内
に、にぎり寿司のしゃり1を自動成形するしゃり成形装
置2を収納配設するとともに、前記機枠10上に、しゃり
1となる飯Rを収容する保温性収容櫃3を載置してい
る。
成した函状に構成しており、下面に4個のキャスター11
を取付けて移動自在としている。
形装置2の始端部とを飯供給路4により連通し、保温性
収容櫃3底部からしゃり成形装置2に保温した飯Rを直
接に供給してにぎり寿司のしゃり1を成形可能としてい
る。
容櫃3について詳述する。
と、しゃり成形装置2は、図1及び図2に示すように、
上記機枠10の成形装置収納空間D内に、飯移行部50を形
成したコンベヤ装置5を前後方向(図1において左右方
向、図2においては上下方向)に配設しており、同コン
ベヤ装置5は無端状のコンベヤベルト51、同コンベヤベ
ルト51の基端部に設けた駆動ローラ52、コンベヤベルト
51の先端部に設けた遊動ローラ53、駆動ローラ52を駆動
するためのコンベヤ用モータM等より構成されている。
ラ54を配設している。同ローラ54は、飯Rがコンベヤベ
ルト51からはみ出さないように、また、飯Rを一定の厚
みにするために両側にフランジ54a,54a を設けるととも
に、周面には多数の飯掻き出し用凸部54b を一定ピッチ
で多数設けている。同転圧ローラ54により、前記飯供給
路4を介して供給される飯Rを厚さ及び幅が一定の帯状
に形成するようにしている。M1はローラ駆動モータであ
る。
回転速度は同調させておくことが好ましい。
同コンベヤ装置5の両側から対向方向に対向半型枠6,6
を往復摺動自在に配設している。
部50の中途部上方には左右のブロック20,20 とその上部
を連結した連杆21とで構成された門型フレームが配設さ
れており、両ブロック20,20 の対向面には、それぞれ、
左右方向の水平支持杆22,22を摺動自在に嵌装し、両水
平支持杆22,22 の先端に上部半型枠61,61 を対向支持し
ている。
順次、摺動枠63,63 と上部半型枠61,61 とが遊嵌されて
おり、摺動枠63,63 と上部半型枠61,61 との間には互い
に離反付勢させるためのスプリング62,62 が介設されて
おり、摺動枠63,63 の下部には、上部半型枠61,61 の下
方において対向方向に摺動する状態で下部半型枠64,64
が一体に突設されており、しかも、左右の上部半型枠6
1,61 の対向面は、左右の下部半型枠64,64 の対向面よ
り先行した位置に形成されている。
る水平カム24で摺動させれば、スプリング62,62 を介し
て上部半型枠61,61 が下部半型枠64,64 よりも対向方向
に先行して移動することになる。
を本成形型66とし、後半部を仮成形型65としている。す
なわち、上・下部半型枠61,64 のそれぞれのコンベヤ移
送方向に沿って、仮成形型65と、同仮成形型65よりも小
型サイズの本成形型66とを設け、仮成形型65により所定
量の分量で飯Rを仮成形し、仮成形したしゃり1を本成
形型66で側面視略楕円形状の姿に本成形するようにして
いる。
び図5に示すように、しゃり1の表面をあたかも寿司職
人の手によりにぎられたようにするための凹凸面7を形
成している。
より形成している。すなわち、図4に示すように、本成
形型66の内面に、周方向に不定型の溝を多数並設し、各
溝間をひだ状としたもので、かかる形状により、手を握
った状態の掌に可及的に近似させている。なお、図4
中、8は飯Rを帯状態から切断分離するためのカッター
部である。
させるためには、回転軸23,23 を上記ブロック20,20 の
下方に直立状態に設け、同回転軸23,23 の先端に、上記
摺動枠63,63 の背面に当接させた水平カム24,24 を取付
けている(図1、図2参照)。M2は回転軸23,23 を駆動
させるためのモータであり、ベベル歯車等からなる伝達
機構25を介して2本の回転軸23,23 に動力を同時伝達可
能としている。
半型枠64,64 を対向方向へ往復摺動させ、対向方向への
往動に際し、スプリング62,62 を介して上部半型枠61,6
1 を介して先行摺動させ、左右の上部半型枠61,61 が突
き合わされると、スプリング62,62 のばね力に抗して下
部半型枠64,64 を往動させることができる。
6,6 を、上部半型枠61と下部半型枠64とにより分割形成
しているので、しゃり1を成形して離型する場合に、し
ゃり1上部が保持されることになり、しゃり1が左右い
ずれかにくっついてしまうような不具合がない。
型66,66 の突き合わせ面に飯粒等がはみ出したりするこ
ともなく仕上がりがよい。
た後に下部を成形するので、しゃり1の下部の方が締ま
った状態となり、にぎし寿司として並べたり、手に取っ
たりする場合に下半部が上半部より密になっているため
にくずれたりすることがない。
れたしゃり1を検出する光電センサS1をコンベヤ装置5
の先端近傍に配設し、成形されたしゃり1が所定場所に
移送されるとコンベヤ装置5を停止させるとともに、し
ゃり1がコンベヤ装置5から取上げられると再び駆動す
るようにして、コンベヤ装置5を間歇駆動可能に構成し
ている。
ンベヤ装置5から取り上げられるまでは次のしゃり1は
成形されず、最初のしゃり1が取上げられたときにしゃ
り1がなくなったことを光電センサS1が検出してしゃり
成形装置2が運転を再び開始して次のしゃり1を成形す
る。したがって、本しゃり成形機Aを寿司店等に設置し
た場合に、職人がしゃり1を取るタイミングに合わせて
しゃり1の供給ができるので使い勝手がよい。
り取り外すことができるように構成しており、清掃やメ
ンテナンスを容易に行えるので清潔さを保つことができ
る。
両端開口31,32 を有する内面漏斗状の櫃本体3aと、同櫃
本体3a内に着脱自在の漏斗状のホッパ33と、上端開口31
を閉蓋して密閉状態とする開閉蓋30とを具備している。
し、開閉蓋30で閉蓋密閉することにより保温可能として
いるが、本実施例では、ホッパ33の外周面にヒータHを
貼着し、にぎり寿司に適当な人肌温度に保温可能として
いる。
ものではなく、例えば、飯供給路4内やコンベヤ装置5
に設けてもよい。
3aと、櫃内攪拌棒34を回転自在に取付けた第一分割板3b
と、上記下端開口32と前記飯供給路4とを区画する摺動
底壁35を着脱自在に設けた第二分割板3cと、飯下降用回
転羽根36を回転自在に取付けた第三分割板3dとに分割可
能な構造としている。
10の上面中央に設けた中央開口部に第三分割板3dの中央
開口を一致させて載置し、その位置を自己保持させると
ともに、同第三分割板3d上に、櫃本体3a、第一分割板3
b、第二分割板3cの各中央開口を連通状態で重合させ
る。
ゃり成形装置2と同様に取外し自在となっているので清
掃、メンテナンスが容易に行える。
その中央に上部中空外歯車37を回転自在に配設してお
り、同上部中空外歯車37は、その内周端面に段部37b を
形成するとともに(図1参照)、同段部37b にリング37
a を一体的に連設し、同リング37a のテーパ状に形成し
た内周端面に一対の櫃内攪拌棒34,34 の基端を対向させ
て取付けている。
櫃本体3aの漏斗状の内面に沿って上方へ伸延させ、他方
は略直上方へ伸延させており、かかる直上方へ伸延した
櫃内攪拌棒34に、飯Rの自重による塊化を防止する円錐
状の塊防止体38をステー34aを介して取付けている(図
1参照)。
中心に一致するように配設されており、櫃内攪拌棒34の
回転にともない回転するものである。39は機枠10内に配
設した駆動モータM3に、軸39a を介して連結した駆動歯
車であり、同駆動歯車39を上部中空外歯車37に噛合させ
て同中空外歯車37を回転させるようにしている。
して塊化を防ぎ、飯Rを円滑に飯供給路4へと送ること
ができる。特に、上記した塊防止対38により、飯Rがホ
ッパ33内で長時間保温状態で収容される場合でも、自重
により塊化することを防止することができる。
は図示しない把手を連設しており、同把手による引出・
押入動作によって、下端開口32と飯供給路4とを連通・
遮蔽自在としている。
に、その中央に下部中空外歯車40を回転自在に配設して
おり、同下部中空外歯車40は、その内周端面にリング40
a を一体的に連設し、同リング40a の内周端面に飯下降
用回転羽根36を複数枚設け、さらに、各回転羽根36,36
間にほぐし棒36a を配設している。
し棒36a を5個づつ設けており、飯下降用回転羽根36を
回転方向に上向き傾斜させ、かつ、先端同士を上下に重
合状態として、飯Rを円滑に下方へ掻き下ろすせるよう
にするとともに、掻き下ろしながらほぐし棒36a により
飯Rを十分にほぐせるようにしている。
軸41a を介して連動連結している。
に介設した遊び歯車であり、同遊び歯車42により、下部
中空外歯車40は上部中空外歯車37とは逆方向に回転す
る。42aは遊び歯車42の回転軸である。
数、及び、上下に位置する各駆動歯車39,41 の歯数は同
一である。
3b内に配設した駆動歯車39の軸39aの下端とを着脱自在
に連結している。
して駆動モータM3を駆動すると、櫃内攪拌棒34が回転し
て飯Rを攪拌するとともに、同攪拌棒34と逆回転する飯
下降用回転羽根36によりホッパ33内の飯Rが飯供給路4
へ円滑に供給されることになる。
櫃3とを連通する飯供給路4は、図1及び図2に示すよ
うに、機枠10の中央開口部にホッパ形のガイド筒43を着
脱自在に取付けるとともに、同ガイド筒43の下方左右に
左右側壁46,47 を設け、さらに、しゃり成形装置2の転
圧ローラ54の後方に斜板44を設けて飯溜まり部45を形成
している。また、左側壁46は着脱自在とし、取り外すこ
とにより飯溜まり45内部の点検等を可能としている。
知センサS2を配設しており、飯Rがなくなったことを検
知して外部に報知できるようにしている。したがって飯
切れや何らかの原因で飯Rの供給が行われなくなったこ
とを使用者はすぐに知ることができる。
際にしゃり1を成形する場合について説明する。
収容する。保温性収容櫃3内には、飯Rの自重による塊
化を防止する円錐状の塊防止体38を配設しているので、
長時間の保温を行っても飯Rがブロック状に固まらず、
しゃり成形装置2に円滑な飯Rの供給ができるようにな
っている。
り成形機Aの運転スイッチ(図示せず)を投入する。
飯Rは櫃内攪拌棒34によりほぐされながら、飯下降用回
転羽根36及びほぐし棒36a により下方へほぐされた状態
で掻き出され、ガイド筒43から飯溜まり部45内に収容さ
れる。そして、転圧ローラ54により、一定の幅、厚みの
帯状に形成されて飯移行部50上を移送される。
(a))、対向半型枠6,6 が往動して閉状態となり、し
ゃり1の成形に必要な分量だけを帯状態から分離し、か
つ、仮成形型65,65 により仮成形を行う(図8(b)、
図9(b)(c))。
(図8(c)、図9(d))、その間にしゃり1がわず
かに移送されると同時に対向半型枠6,6 が再び往動し、
仮成形型65よりも小型サイズの本成形型66,66 により本
成形が行われる。このときに、仮成形型65,65 では、次
のしゃり1の仮成形を同時に行っている(図8
(d))。
1,61 が先行して対向方向へ往動してしゃり1の上部を
成形し(図9(e))、その後下部半型枠64,64 により
しゃり1の下部を成形して、あたかも寿司職人が握った
ように、縦断面及び横断面略楕円形状に姿よく本成形す
る(図9(f))。かかる成形時には、飯粒等がはみ出
たりすることがなく、また、対向半型枠6,6 が復動して
離型するときもしゃり1が左右いずれかの対向半型枠6
側にずれたりすることなくコンベヤベルト51の中央に残
る。
かつ、確実に行えるとともに、前述したように、本成形
型65には凹凸面7を形成しているので、しゃり1は機械
的な丸みを帯びることなく、あたかも職人の手で握られ
たように自然な形状に仕上げることができる。
となり、本成形されたしゃり1はコンベヤ装置5により
前方へ移送される(図8(e)、図9(g))。
て、各モータM,M1,M2 の駆動を停止し、しゃり成形装置
2の運転が停止する。
除かれると、しゃり1がなくなったことを光電センサS1
が検出してしゃり成形装置2が運転を再び開始し、上記
した動作を繰り返してしゃり1の成形を開始する。した
がって、本しゃり成形機Aを寿司店等に設置した場合
に、職人がしゃり1を取るタイミングに合わせてしゃり
1の供給ができるので使い勝手がよく、しかも、しゃり
1は人肌温度となっている。
性収容櫃3からしゃり成形装置2に保温した飯Rを供給
できるようにして、常時、人肌の温度に近い状態のしゃ
り1を量産できるようにし、美味しいにぎり寿司を多量
に供給することができる。
装置と、同しゃり成形装置の始端部上方に取外し自在に
配設した保温性収容櫃とを具備し、同保温性収容櫃下方
から保温した飯をしゃり成形装置の始端部に順次供給し
ながらにぎり寿司のしゃりを成形するようにしたので、
常時、人肌の温度に近い状態のしゃりを量産できるよう
になり、美味しいにぎり寿司を多量に供給することがで
きる。
ンテナンスが容易であり、清潔さを保つことができる。
したしゃりを搬送するためのコンベヤ装置を下方に配設
し、同コンベヤ装置の中途部上方に、上部半型枠と下部
半型枠と一体構成してなる対向半型枠を左右対向状態
で、かつ、対向方向に往復摺動すべく配設するととも
に、前記上部半型枠を下部半型枠よりも対向方向に先行
可能に構成し、しゃりの上部と下部とを段階的に二段階
で成形するようにしているので、にぎり寿司に適した側
面視略楕円形状に効率よく、かつ、確実に成形すること
ができる。また、離型も円滑に行える。
とし、後半部を仮成形型とすることにより、左右の対向
半型枠の往復摺動にともないしゃりの仮成形と本成形を
前後位置で同時に行うことができるように構成している
で、しゃりの目方にばらつきがなく、成形された姿も美
しく、さらには、対向半型枠の前半部に設けた本成形型
の内表面に凹凸面を形成したので、しゃりの表面が機械
的な丸みを帯びることがなく、寿司職人が実際に手でに
ぎったようなしゃりとすることができる。
成形型の先方に移送されると停止し、同しゃりがコンベ
ヤ装置のベルトの終端表面から取上げられると再度駆動
するように間歇駆動すべく構成したので、本しゃり成形
機を寿司店等に設置した場合、職人がしゃりを取るタイ
ミングに合わせてしゃりの供給ができるので使い勝手が
よい。
を防止する円錐状の塊防止体を回転自在に配設している
ので、長時間の保温を行っても飯がブロック状に固まら
ず、しゃり成形装置に円滑な供給ができる。
る。
る。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 機枠(10)に取外し自在に配設したしゃり
成形装置(2) と、同しゃり成形装置(2) の始端部上方に
取外し自在に配設した保温性収容櫃(3) とを具備し、同
保温性収容櫃(3) 下方から保温した飯(R) をしゃり成形
装置(2) の始端部に順次供給しながらにぎり寿司のしゃ
り(1) を成形することを特徴とするにぎり寿司のしゃり
成形機。 - 【請求項2】 上記しゃり成形装置(2) は、供給された
飯(R) と成形したしゃり(1) を搬送するためのコンベヤ
装置(5) を下方に配設し、同コンベヤ装置(5) の中途部
上方に、上部半型枠(61)と下部半型枠(64)と一体構成し
てなる対向半型枠(6) を左右対向状態で、かつ、対向方
向に往復摺動すべく配設するとともに、前記上部半型枠
(61)を下部半型枠(64)よりも対向方向に先行可能に構成
し、しかも、対向半型枠(6) は、前半部を本成形型(66)
とし、後半部を仮成形型(65)とすることにより、左右の
対向半型枠(6) の往復摺動にともないしゃり(1) の仮成
形と本成形を前後位置で同時に行うことができるように
構成し、さらには、対向半型枠(6) の前半部に設けた本
成形型(66)の内表面に凹凸面(7) を形成したことを特徴
とする請求項1記載のにぎり寿司のしゃり成形機。 - 【請求項3】 上記コンベヤ装置(5) は、成形されたし
ゃり(1) が本成形型(66)の先方に移送されると停止し、
同しゃり(1) がコンベヤ装置(5) のベルトの終端表面か
ら取上げられると再度駆動するように間歇駆動すべく構
成してなる請求項2記載のにぎり寿司のしゃり成形機。 - 【請求項4】 上記保温性収容櫃(3) 内に、飯(R) の自
重による塊化を防止するための円錐状の塊防止体(38)を
回動自在に配設したことを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載のにぎり寿司のしゃり成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7088466A JP2960659B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | にぎり寿司のしゃり成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7088466A JP2960659B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | にぎり寿司のしゃり成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08280338A true JPH08280338A (ja) | 1996-10-29 |
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