JPH08280287A - 自動搾乳機の牛体位置検出装置 - Google Patents

自動搾乳機の牛体位置検出装置

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Publication number
JPH08280287A
JPH08280287A JP7113795A JP11379595A JPH08280287A JP H08280287 A JPH08280287 A JP H08280287A JP 7113795 A JP7113795 A JP 7113795A JP 11379595 A JP11379595 A JP 11379595A JP H08280287 A JPH08280287 A JP H08280287A
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JP
Japan
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cow
contact panel
body position
stall
unit
Prior art date
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Application number
JP7113795A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwasaki
博行 岩崎
Tetsuo Ota
哲郎 太田
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M EE T KK
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
M EE T KK
Orion Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by M EE T KK, Orion Machinery Co Ltd filed Critical M EE T KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 牛体位置を高精度に検出するとともに、ティ
ートカップの装着を確実かつ安定に行う。 【構成】 ストールAに係留された乳牛Cの少なくとも
右方,左方及び後方にそれぞれ配し、かつ乳牛Cが接触
したことを検知するタッチスイッチ3p,3q,3rを
設けた接触パネル4p,4q,4rを有する接触パネル
機構部2p,2q,2rと、各接触パネル機構部2p…
を乳牛Cに対して接近又は離間する方向に移動させる移
動機構部5p,5q,5rと、少なくとも各接触パネル
機構部2p…を乳牛Cに対して接近する方向に移動さ
せ、タッチスイッチ3p…が乳牛Cに接触したことを検
知したなら当該移動を停止させる制御を行う制御部6
と、各接触パネル機構部2p…の位置を検出する位置検
出器7p,7q,7rを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストールに係留された乳
牛の牛体位置を検出する自動搾乳機の牛体位置検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動搾乳機においては、ストー
ルに係留された乳牛に対して、搾乳ロボットに備えるテ
ィートカップを自動で装着するため、装着に際しては牛
体位置検出装置を用いて乳牛の牛体位置を正確に検出し
ていた。
【0003】従来、この種の牛体位置検出装置として
は、米国特許第4,726,322号で開示される搾乳
装置に備えた牛体位置検出装置が知られている。この牛
体位置検出装置はストールの後上部に左右一対の超音波
検出器を設け、この超音波検出器からストールに係留さ
れた乳牛に超音波を放射するとともに、その反射波を検
知して超音波検出器と乳牛間の距離を求め、この距離に
基づいて牛体位置を検出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の牛体位置検出装置は次のような問題点があった。
【0005】第一に、超音波を乳牛の斜め後方から一定
方向に放射し、超音波検出器と乳牛間の距離を求めると
ともに、この距離に基づいて間接的に牛体位置を検出す
るため、高精度の位置検出を行うことができない。
【0006】第二に、ストール内で乳牛が動いた場合、
検出結果も対応して変化するため、安定した検出結果を
得れないとともに、ティートカップの装着を確実かつ安
定に行うことができない。
【0007】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、牛体位置を高精度に検出で
きるとともに、ティートカップの装着を確実かつ安定に
行うことができる自動搾乳機の牛体位置検出装置の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はストールAに係
留された乳牛Cの牛体位置を検出する自動搾乳機の牛体
位置検出装置1を構成するに際して、ストールAに係留
された乳牛Cの少なくとも右方,左方及び後方にそれぞ
れ配し、かつ乳牛Cが接触したことを検知するタッチス
イッチ3p,3q,3rを設けた接触パネル4p,4
q,4rを有する接触パネル機構部2p,2q,2r
と、各接触パネル機構部2p,2q,2rを乳牛Cに対
して接近又は離間する方向に移動させる移動機構部5
p,5q,5rと、少なくとも各接触パネル機構部2
p,2q,2rを乳牛Cに対して接近する方向に移動さ
せ、タッチスイッチ3p,3q,3rが乳牛Cに接触し
たことを検知したなら当該移動を停止させる制御を行う
制御部6と、各接触パネル機構部2p,2q,2rの位
置を検出する位置検出器7p,7q,7rを備えること
を特徴とする。
【0009】この場合、最適な実施形態により、接触パ
ネル機構部2p,2q,2rは、接触パネル4p,4
q,4rをスプリング8p…,8q…,8r…を介して
支持する支持部9p,9q,9rと、この接触パネル4
p,4q,4rが押されて所定幅だけ支持部9p,9
q,9rに接近したことを検出する検出スイッチ10
p,10q,10rを有する接触パネルユニット11
p,11q,11rを備えるとともに、制御部6は、当
該検出スイッチ10p,10q,10rの検出により接
触パネル機構部2p,2q,2rを離間方向に移動させ
る制御を行う。また、全接触パネル機構部2p,2q,
2rの少なくとも一部2p,2rは、接触パネルユニッ
ト11p,11rを乳牛Cに対向させるセット位置Ps
と、ストールAに対する乳牛Cの進入及び退出を妨げな
いリリース位置Prに選択的に変位させるリリース機構
部12p,12rを備える。
【0010】
【作用】本発明に係る牛体位置検出装置1によれば、ス
トールAに乳牛Cが係留されていないとき、接触パネル
機構部2p,2rにおける接触パネルユニット11p,
11rは、リリース機構部12p,12rによりリリー
ス位置Prに変位している。
【0011】一方、乳牛CがストールAに係留されれ
ば、接触パネルユニット11p,11rは、リリース機
構部12p,12rによってセット位置Psに変位す
る。これにより、各接触パネルユニット11p,11
q,11rはそれぞれ乳牛Cの右部,左部及び後部に対
向する。なお、この際、各接触パネルユニット11p,
11q,11rは、移動機構部5p,5q,5rによ
り、予め乳牛Cに対して離間させておく。したがって、
移動機構部5p,5q,5rにより、接触パネル機構部
2p,2q,2rを乳牛Cに対して接近方向に移動させ
れば、接触パネル4p,4q,4rは乳牛Cに接触す
る。この接触はタッチスイッチ3p,3q,3rにより
検出され、制御部6は接触パネル機構部2p,2q,2
rの移動を停止させる。これにより、乳牛Cの右部,左
部及び後部は各接触パネルユニット11p,11q,1
1rにより挟まれる。
【0012】なお、乳牛Cは各接触パネルユニット11
p,11q,11rにより挟まれることにより、その動
きが抑制されるが、この際、乳牛Cが動けば、接触パネ
ル4p,4q,4rはスプリング8p…,8q…,8r
…の弾性に抗して押される。そして、接触パネル4p,
4q,4rが所定幅だけ支持部9p,9q,9rに接近
すれば、検出スイッチ10p,10q,10rにより検
出され、制御部6はこの検出期間だけ接触パネル機構部
2p,2q,2rを乳牛Cに対して離間する方向に移動
させる。このような動作により、各接触パネルユニット
11p,11q,11rは、乳牛Cが安定する位置まで
追従して牛体を保持する。
【0013】一方、位置検出器7p,7q,7rによ
り、各接触パネル機構部2p,2q,2rの位置を検出
すれば、直接、乳牛Cの位置が検出される。また、乳牛
Cは各接触パネルユニット11p,11q,11rによ
り挟まれるため、乳牛Cに動きが抑制され、ティートカ
ップの装着は確実かつ安定に行われる。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0015】まず、本実施例に係る牛体位置検出装置1
を備える自動搾乳機M及びストールAの全体構成につい
て、図5〜図7を参照して説明する。
【0016】ストールAは一頭の乳牛Cを係留するスタ
ンチョン式ストールである。ストールAは多数のフレー
ムF…の組み合わせにより構成し、前部には、下端に餌
槽71を一体に備えるスタンチョンユニット72を配設
する。なお、78a,78bはスタンチョンバーであ
り、エアシリンダ79により実線位置と仮想線位置に変
位する。スタンチョンユニット72はストールAの上部
に設けたガイドバー73,73により前後方向にスライ
ド自在に支持され、かつエアシリンダ74により前後に
移動せしめらる。また、ストールAの右後半部には扉7
5を付設し、この扉75は前端を回動支点として開閉で
きる。一方、76は乳牛Cが前足Cfを載せる踏台であ
る。これにより、重心が乳牛Cの後部にかかるため、乳
牛Cの動きが抑制される。また、踏台76の高さは内蔵
する昇降駆動部77(図10参照)により任意に調整さ
れる。
【0017】他方、ストールAには自動搾乳機Mを付設
する。自動搾乳機Mは搾乳ロボット50を備える。搾乳
ロボット50はストールAの床面よりも低位の載置面E
に設置する。搾乳ロボット50は固定部51と、この固
定部51に対して昇降する昇降部52と、この昇降部5
2の上面から突出した駆動軸部53と、この駆動軸部5
3に後端側を取付けたアーム機構部54と、このアーム
機構部54の先端に支持されるエンドエフェクタ55を
備える。この場合、アーム機構部54はL形アーム54
a及びI形アーム54bを連結して構成する。また、エ
ンドエフェクタ55には四つのティートカップ56…を
備え、各ティートカップ56…は昇降アームにより支持
される。さらに、エンドエフェクタ55には乳頭位置セ
ンサ部57を備える。乳頭位置センサ部57は図6に示
すように、赤外線センサ58…を水平なベース面上に縦
横数十個ずつマトリクス状に配列させて構成したもので
ある。各赤外線センサ58…は一対の発光部と受光部か
らなり、乳頭に対する測距を行う。また、乳頭位置セン
サ部57は水平方向にスライド移動させることができ、
ティートカップ56…から離間した図6に示す格納位置
Piと、ティートカップ56…の上方を覆う図9に示す
使用位置Puへ選択的に位置させることができる。
【0018】次に、本実施例に係る牛体位置検出装置1
の構成について、図1〜図7を参照して説明する。
【0019】まず、ストールAの後部に位置する上端の
フレームFには、図2に示すように、上支持プレート1
5と下支持プレート16の一端をそれぞれ片持状に固着
する。そして、上支持プレート15には乳牛Cの後部を
検出する後検出部20を配設するとともに、下支持プレ
ート16には乳牛Cの右部を検出する右検出部30及び
乳牛Cの左部を検出する左検出部40を配設する。
【0020】後検出部20は、上支持プレート15の上
面に固定した後エアシリンダ21を備える。後エアシリ
ンダ21の可動ロッド21rは、図1に示すように後方
に突出させ、その先端に側面視L形の後支持プレート1
7の上端を固定する。そして、この後支持プレート17
により接触パネル機構部2rを支持する。なお、後エア
シリンダ21は接触パネル機構部2rを乳牛Cに対して
接近又は離間する方向に移動させる移動機構部5rを構
成する。
【0021】また、接触パネル機構部2rは接触パネル
ユニット11rとリリース機構部12rからなる。接触
パネルユニット11rは、上端を後支持プレート17の
下端に回動自在に取付けた支持部9rを備え、この支持
部9rに4つのスプリング8r…を介して接触パネル4
rを弾性支持する。さらに、接触パネル4rの表面には
タッチスイッチ3rを設ける。タッチスイッチ3rは加
圧導電性ゴムを一対のプラスチック板で挟んで構成した
もので、自然状態ではOFFとなるが、乳牛Cが接触し
て加圧されることによりONする。一方、接触パネル4
rの裏面には操作片22を設けるとともに、支持部9r
の裏面には当該操作片22により操作される検出スイッ
チ10rを配設する。この場合、操作片22はカム状に
形成し、支持部9rに設けた開口部を通して検出スイッ
チ10rに対向させる。また、検出スイッチ10rはリ
ミットスイッチを内蔵するとともに、操作片22により
操作させるローラを有する被操作ノブ23を有する。検
出スイッチ10rは自然状態ではOFFとなるが、接触
パネル4rが押されて所定幅だけ支持部9rに接近した
際に、操作片22により被操作ノブ23が押し込まれて
ONする。
【0022】他方、リリース機構部12rは後支持プレ
ート17に固定したブラケット24によって回動自在に
支持されたリリース用エアシリンダ25を備え、このエ
アシリンダ25の可動ロッド25rの先端は、接触パネ
ル機構部2rの支持部9rに設けたブラケット26に対
して回動自在に連結する。これにより、接触パネルユニ
ット11rは、可動ロッド25rを突出させることによ
り、ストールAに係留された乳牛Cの後部に対向するセ
ット位置Psに変位するとともに、可動ロッド25rを
引込めれば、90°後方に回動し、図1に仮想線で示す
ように、水平に位置してストールAに対する乳牛Cの進
入及び退出を妨げないリリース位置Prに変位する。
【0023】さらに、後支持プレート17にはラック2
7の一端を固定するとともに、上支持プレート15には
ロータリエンコーダ28を取付ける。ラック27はエア
シリンダ21の可動ロッド21rに平行に配し、ロータ
リエンコーダ28の入力軸に取付けたピニオン28pに
噛合させる。これにより、接触パネル機構部2rの位置
を検出する位置検出器7rを構成する。なお、ロータリ
エンコーダ28は接触パネル機構部2rの絶対位置を検
出可能なアブソリュートタイプを用いることが望まし
い。
【0024】一方、右検出部30は、下支持プレート1
6の下面に固定した右エアシリンダ31を備える。右エ
アシリンダ31の可動ロッド31rは、図2に示すよう
に右方に突出させ、その先端に側面視L形の右支持プレ
ート18の中間部を固定する。そして、この右支持プレ
ート18により接触パネル機構部2pを支持する。な
お、右エアシリンダ31は接触パネル機構部2pを乳牛
Cに対して接近又は離間する方向に移動させる移動機構
部5pを構成する。
【0025】また、接触パネル機構部2pは、接触パネ
ルユニット11pとリリース機構部12pからなる。接
触パネルユニット11pは、前述した接触パネルユニッ
ト11rと同様に構成し、3pはタッチスイッチ,4p
は接触パネル,8p…はスプリング,9pは支持部をそ
れぞれ示すとともに、リリース機構部12pも前述した
リリース機構部12rと同様に構成し、34はブラケッ
ト,35はリリース用エアシリンダ,35rは可動ロッ
ドをそれぞれ示す。これにより、接触パネルユニット1
1pは、可動ロッド35rを突出させることにより、ス
トールAに係留された乳牛Cの右部に対向するセット位
置Psに変位するとともに、可動ロッド35rを引込め
れば、90°右方に回動し、図2に仮想線で示すよう
に、水平に位置してストールAに対する乳牛Cの進入及
び退出を妨げないリリース位置Prに変位する。
【0026】さらに、右支持プレート18にはラック3
7の一端を固定するとともに、下支持プレート16には
ロータリエンコーダ38を取付ける。ラック37はエア
シリンダ31の可動ロッド31rに平行に配し、ロータ
リエンコーダ38の入力軸に取付けたピニオン38pに
噛合させる。これにより、接触パネル機構部2pの位置
を検出する位置検出器7pを構成する。
【0027】他方、左検出部40は、下支持プレート1
6の下面に固定した左エアシリンダ41を備える。左エ
アシリンダ41の可動ロッド41rは、図2に示すよう
に左方に突出させ、その先端に接触パネル機構部2qを
上端を固定する。なお、左エアシリンダ41は接触パネ
ル機構部2qを乳牛Cに対して接近又は離間する方向に
移動させる移動機構部5qを構成する。この場合、左検
出部40には前述したリリース機構部は設けない。
【0028】また、接触パネル機構部2qは、ストール
Aに係留された乳牛Cの左部に対向する接触パネルユニ
ット11qを備える。この接触パネルユニット11qは
前述した接触パネルユニット11rと同様に構成し、3
qはタッチスイッチ,4qは接触パネル,8q…はスプ
リング,9qは支持部をそれぞれ示す。
【0029】さらに、支持部9qにはラック47の一端
を固定するとともに、下支持プレート16にはロータリ
エンコーダ48を取付ける。ラック47はエアシリンダ
41の可動ロッド41rに平行に配し、ロータリエンコ
ーダ48の入力軸に取付けたピニオン48pに噛合させ
る。これにより、接触パネル機構部2qの位置を検出す
る位置検出器7qを構成する。
【0030】次に、本実施例に係る牛体位置検出装置1
を含む自動搾乳機Mの制御系について、図10を参照し
て説明する。
【0031】まず、前述したタッチスイッチ3p,3
q,3r、検出スイッチ10p,10q,10r、ロー
タリエンコーダ28,38,48は制御部6の入力側に
それぞれ接続するとともに、制御部6の出力側にはエア
シリンダ21,31,41を制御する制御バルブ62
p,62q,62r、さらに、リリース用エアシリンダ
25,35を制御する制御バルブ63p,63rをそれ
ぞれ接続する。また、制御部6の入力側には乳頭位置セ
ンサ部57を接続するとともに、制御部6の出力側には
搾乳ロボット50の駆動部64,スタンチョンユニット
72を移動させるエアシリンダ74を制御する制御バル
ブ65及び踏台76の昇降駆動部77をそれぞれ接続す
る。
【0032】次に、本実施例に係る牛体位置検出装置1
の機能を含む自動搾乳機Mのティートカップ自動装着動
作について、図11に示すフローチャート及び図1〜図
10を参照して説明する。
【0033】まず、ストールAに乳牛Cが係留されてい
ないときは、接触パネルユニット11p,11rは、そ
れぞれリリース機構部12p,12rによってリリース
位置Prに変位している。また、ストールAの扉75は
図6に仮想線で示すように開いている。
【0034】今、乳牛CがストールAに進入した場合を
想定する。この場合、接触パネルユニット11p,11
rはそれぞれ上方のリリース位置Prに変位しているた
め、進入時の妨げにはならない。また、スタンチョンユ
ニット72におけるスタンチョンバー78a,78bは
図7に仮想線で示す位置に開いているため、乳牛Cは頭
部を挿入する。そして、乳牛CがストールA内に完全に
進入すれば、扉75を閉じ、乳牛Cの識別処理を行う
(ステップS1)。この場合、乳牛CはIDコードを記
憶した首輪を掛けており、スタンチョンユニット72に
配設した不図示のコード読取器によりIDコードを読み
取ることによって乳牛Cを識別する。また、エアシリン
ダ79によりスタンチョンバー78a,78bを実線で
示す位置に変位させて乳牛Cを係留する(ステップS
2)。
【0035】一方、制御部6はコンピュータ機能部を含
み、このコンピュータ機能部には予めデータベースとし
て乳牛Cに関する体形,乳頭位置等の各種データが記憶
されている。したがって、記憶された体形に関するデー
タに基づいて、スタンチョンユニット72をエアシリン
ダ74により前方向又は後方向に移動させ、乳牛Cの乳
頭が基準位置になるように、スタンチョンユニット72
の位置を設定する(ステップS3)。
【0036】次いで、本実施例に係る牛体位置検出装置
1を用いて牛体位置の検出を行う。まず、リリース機構
部12p,12rにより、接触パネルユニット11p,
11rをセット位置Psに変位させる。これにより、各
接触パネルユニット11p,11q,11rはそれぞれ
乳牛Cの右部,左部及び後部に対向する。なお、この
際、各接触パネルユニット11p,11q,11rは、
移動機構部5p,5q,5rにより、予め乳牛Cに対し
て離間させておく。
【0037】この状態から、移動機構部5p,5q,5
rにより、各接触パネルユニット11p,11q,11
rを乳牛Cに対して接近する方向に移動させる。そし
て、各接触パネル4p,4q,4rが乳牛Cに接触すれ
ば、この接触はタッチスイッチ3p,3q,3rにより
検出されるため、制御部6は制御バルブ62p,62
q,62rを制御して各接触パネルユニット11p,1
1q,11rの移動を停止させる。これにより、乳牛C
の右部,左部及び後部は、図5及び図6に示すように、
各接触パネルユニット11p,11q,11rにより挟
まれた状態となる(ステップS4)。
【0038】なお、乳牛Cは各接触パネルユニット11
p,11q,11rにより挟まれてその動きが抑制され
るが、この際、乳牛Cが動けば、接触パネル4p,4
q,4rはスプリング8p…,8q…,8r…の弾性に
抗して押される。そして、接触パネル4p,4q,4r
が所定幅だけ支持部9p,9q,9rに接近すれば、検
出スイッチ10p,10q,10rにより検出され、制
御部6はこの検出期間だけ接触パネル機構部2p,2
q,2rを乳牛Cに対して離間する方向に移動させる。
このような動作により、各接触パネルユニット11p,
11q,11rは、乳牛Cが安定する位置まで追従して
牛体を保持する。
【0039】一方、各接触パネル機構部2p,2q,2
rの位置、即ち、乳牛Cの牛体位置となる右部,左部及
び後部の位置は、ロータリエンコーダ28,38及び4
8により検出する(ステップS5)。このように、乳牛
Cの牛体位置はロータリエンコーダ28,38及び48
に直接検出されるため、高精度の位置検出が実現され
る。また、乳牛Cは各接触パネルユニット11p,11
q,11rにより挟まれるため、乳牛Cに動きが抑制さ
れ、後述するティートカップ56…の装着は確実かつ安
定に行われる。
【0040】他方、牛体位置の検出結果は制御部6に付
与される。制御部6は検出した牛体位置から乳頭位置を
計算し、搾乳ロボット50におけるエンドエフェクタ5
5を図9に示す乳頭位置へ移動させるとともに、ティー
トカップ56…をデータベースとして記憶されている記
憶位置に位置決めする(ステップS6,S7,S8)。
また、乳頭位置センサ部57は図9に示すように、格納
位置Piから使用位置Puに移動させる。使用位置Pu
における乳頭位置センサ部57は乳頭の直下に位置す
る。そして、乳頭位置センサ部57における多数の赤外
線センサ58…のスキャニングにより乳頭の位置座標を
読み取り、これに基づいて、アーム機構部54の位置を
補正するとともに、ティートカップ56…の位置を調整
する(ステップS9,S10)。補正及び調整が終了し
たなら、アーム機構部54を上昇させる(ステップS1
1)。また、一個のティートカップ56を上昇させ、真
空接続されたなら上昇を停止させる。これにより、一個
のティートカップ56が接続される(ステップS12,
S13)。同様に他の残りのティートカップ56…も接
続され、全てのティートカップ56…の装着が終了すれ
ば搾乳が行われる(ステップS14,S12,S1
3)。図8は乳頭にティートカップ56…が接続された
状態を示す。
【0041】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材,数量,手法等において、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0042】
【発明の効果】このように、本発明に係る自動搾乳機の
牛体位置検出装置は、ストールに係留された乳牛の少な
くとも右方,左方及び後方にそれぞれ配し、かつ乳牛が
接触したことを検知するタッチスイッチを設けた接触パ
ネルを有する接触パネル機構部と、各接触パネル機構部
を乳牛に対して接近又は離間する方向に移動させる移動
機構部と、少なくとも各接触パネル機構部を乳牛に対し
て接近する方向に移動させ、タッチスイッチが乳牛に接
触したことを検知したなら当該移動を停止させる制御を
行う制御部と、各接触パネル機構部の位置を検出する位
置検出器を備えるため、次のような顕著な効果を奏す
る。
【0043】 タッチスイッチ及び位置検出器により
直接牛体位置を検出するため、高精度の位置検出を行う
ことができる。
【0044】 接触パネルにより乳牛の動きが抑制さ
れるため、安定した検出結果を得れるとともに、ティー
トカップの装着を安定かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る牛体位置検出装置の右検出部及び
後検出部の一部断面側面図、
【図2】同牛体位置検出装置の一部断面背面図、
【図3】同牛体位置検出装置における接触パネルユニッ
トの一部断面側面図、
【図4】同牛体位置検出装置における接触パネルユニッ
トの正面図、
【図5】同牛体位置検出装置を備えるストールの全体側
面図、
【図6】同牛体位置検出装置を備えるストールの全体平
面図、
【図7】同牛体位置検出装置を備えるストールの全体背
面図、
【図8】同ストールにおける搾乳ロボットを移動させた
状態の側面図、
【図9】同ストールにおける搾乳ロボットを移動させた
状態の平面図、
【図10】同牛体位置検出装置を含む自動搾乳機におけ
る制御系のブロック系統図、
【図11】同牛体位置検出装置を含む自動搾乳機におけ
るティートカップの自動装着動作の流れを示すフローチ
ャート、
【符号の説明】
1 牛体位置検出装置 2p… 接触パネル機構部 3p… タッチスイッチ 4p… 接触パネル 5p… 移動機構部 6 制御部 7p… 位置検出器 8p… スプリング 9p… 支持部 10p… 検出スイッチ 11p… 接触パネルユニット 12p… リリース機構部 A ストール C 乳牛 Ps セット位置 Pr リリース位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストールに係留された乳牛の牛体位置を
    検出する自動搾乳機の牛体位置検出装置において、スト
    ールに係留された乳牛の少なくとも右方,左方及び後方
    にそれぞれ配し、かつ乳牛が接触したことを検知するタ
    ッチスイッチを設けた接触パネルを有する接触パネル機
    構部と、各接触パネル機構部を乳牛に対して接近又は離
    間する方向に移動させる移動機構部と、少なくとも各接
    触パネル機構部を乳牛に対して接近する方向に移動さ
    せ、タッチスイッチが乳牛に接触したことを検知したな
    ら当該移動を停止させる制御を行う制御部と、各接触パ
    ネル機構部の位置を検出する位置検出器を備えることを
    特徴とする自動搾乳機の牛体位置検出装置。
  2. 【請求項2】 接触パネル機構部は、接触パネルをスプ
    リングを介して支持する支持部と、この接触パネルが押
    されて所定幅だけ支持部に接近したことを検出する検出
    スイッチを有する接触パネルユニットを備えるととも
    に、制御部は、当該検出スイッチの検出により接触パネ
    ル機構部を離間方向に移動させる制御を行うことを特徴
    とする請求項1記載の自動搾乳機の牛体位置検出装置。
  3. 【請求項3】 全接触パネル機構部の少なくとも一部
    は、接触パネルユニットを乳牛に対向させるセット位置
    と、ストールに対する乳牛の進入及び退出を妨げないリ
    リース位置に選択的に変位させるリリース機構部を備え
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の自動搾乳機の
    牛体位置検出装置。
JP7113795A 1995-04-14 1995-04-14 自動搾乳機の牛体位置検出装置 Pending JPH08280287A (ja)

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