JPH08279900A - スキャナ装置 - Google Patents

スキャナ装置

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JPH08279900A
JPH08279900A JP7082515A JP8251595A JPH08279900A JP H08279900 A JPH08279900 A JP H08279900A JP 7082515 A JP7082515 A JP 7082515A JP 8251595 A JP8251595 A JP 8251595A JP H08279900 A JPH08279900 A JP H08279900A
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JP
Japan
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light
light emission
amount
optimum
film original
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Application number
JP7082515A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Maeda
尚利 前田
Tomohide Okumura
友秀 奥村
Kiyoshi Matsutani
清志 松谷
Koichi Noguchi
光一 野口
Akihisa Miyata
彰久 宮田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH08279900A publication Critical patent/JPH08279900A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム原稿を読み取り、量子化処理を施し
てディジタル画像データに変換するスキャナ装置におい
て、フィルム撮影時の露光条件に関係なく高品位な画像
データを読み取れるスキャナ装置を得る。 【構成】 プリスキャンを行いフィルム原稿2のヒスト
グラムなどをもとに白色光源1の発光量とカラーCCD
4の電荷蓄積時間と可変利得増幅器6のゲインに関し
て、A/D変換器7の入力レベル範囲に可変利得制御回
路6の出力レベルを一致させるような最適光量、最適電
荷蓄積時間、最適ゲインをCPU10で算出する。本ス
キャンでは算出した最適光量で白色光源1を発光させ、
最適電荷蓄積時間でカラーCCD4を駆動し、最適ゲイ
ンで可変利得増幅器6により増幅し、A/D変換器7を
経てディジタル画像データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム原稿を読み取
りこれを量子化した画像データに変換する際に、フィル
ム撮影時の露光状態に関係なく量子化のビット数を有効
に利用できるような読み取りを可能にするスキャナ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平5−268423
号公報に示された従来のスキャナ装置の構成を示すブロ
ック図であり、図において、200はあらかじめ粗い解
像度で図示しない原稿の画像データのプリスキャンを行
うプリスキャン機能および本スキャン時の光量を指定さ
れた値に設定できる機能を有するスキャナ装置本体、2
01はスキャナ装置本体200により入力された画像デ
ータと参考となる光量データと演算装置3により算出さ
れる統計データ等を記憶する記録装置、202はスキャ
ナ装置本体200によりプリスキャンされた画像データ
の濃度分布に関する特徴量を算出する特徴量算出機能と
特徴量算出機能により算出された特徴量に基づいて原稿
の画像データに最も適切な本スキャン時の光量を算出す
る最適光量算出機能および最適光量算出機能により算出
された最適光量をスキャナ装置本体200に本スキャン
時の光量として設定する機能を有する演算装置、203
は前記スキャナ装置本体200と記憶装置201と演算
装置202の制御等を行う制御装置である。
【0003】次に動作について説明する。まず、原稿の
画像データをスキャン装置本体200により、あらかじ
め粗い解像度で基準光量でプリスキャンして入力する。
次に、プリスキャンされたデータから、画像データの濃
度分布に関する特徴量として、演算装置202により画
像全体のヒストグラム(濃度値に対する画素の出現頻度
を表したもの)を算出する。また、このとき同時に、画
像データの平均、分散または標準偏差等、統計解析に必
要なデータも算出する。次に、算出されたヒストグラ
ム、統計データから、演算装置202によりその原稿の
画像データに最も適切な本スキャン時の光量を算出す
る。(この場合、ハイライトとシャドーとも、受光素子
の読み取りレンジ内にあることが好ましいが、両者とも
レンジ内に収めることが不可能であっても、平均、分散
または標準偏差から、原稿の画像データの濃度分布に見
合った光量を設定する)この本スキャン時の最適光量
は、例えば次のようにして算出する。すなわち、あらか
じめ露光オーバーのため全体に明るくなりすぎているも
の、標準露光のもの、露光不足のため全体に暗くなって
しまっているものなどあらゆる種類の原稿の画像データ
のヒストグラム、平均、分散、標準偏差を基に、データ
ベース化されたデータの中から、どれが最も傾向が近い
かを選択し、それに対応した光量を最適光量として決定
する。次に、上記で算出された最適光量と上記基準光量
との関係から、基準光量で測定したハイライト、シャド
ーの濃度が、見かけ上どのような濃度値に変化するかを
計算し、上記最適光量におけるハイライト、シャドーの
濃度値設定を行う。この場合、原稿の画像入力のR,
G,B各ディジタルデータの合計または平均が最も低い
ものと高いものを、それぞれハイライト、シャドーとす
る。最後に、スキャナ装置本体200により、光量を上
記最適光量に変えて、原稿の画像データを本スキャンし
て画像データを読み取り、その入力データに対して色補
正、階調修正、グレーバランス等の各種処理を施し、レ
イアウトスキャナ等の出力対象に出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
スキャナ装置においては、広いダイナミックレンジをも
つフィルムに対し光源の発光量をそれに追従して変化さ
せる必要があるが、現実にそれだけの可変範囲をもつ光
源は存在しないため、読み込んだ画像を限られたビット
数で量子化してディジタル画像データに変換する際にそ
の量子化ビット数を有効に利用できないという問題点が
あった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、フィルム原稿の露光状態に関係な
く量子化ビット数を有効に利用できるような読み取り制
御を行うことで、高品位な画像データを生成するスキャ
ナ装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
スキャナ装置は、フィルム原稿を読み取るための固体撮
像素子と、前記固体撮像素子により前記フィルム原稿を
読み取る際に前記フィルム原稿を照明するための発光手
段と、前記発光手段の発光量を制御する光量制御手段
と、前記固体撮像素子の電荷蓄積時間を制御する蓄積時
間制御手段と、前記固体撮像素子から出力されたアナロ
グ電気信号を任意に増幅する増幅手段と、前記増幅手段
から出力されたアナログ電気信号を量子化する量子化手
段と、前記フィルム原稿を予めプリスキャンし、得られ
た画像データから前記増幅手段の出力レベルを前記量子
化手段の入力レベル範囲に一致させるように前記発光手
段における発光量および前記蓄積時間制御手段における
蓄積時間および増幅手段におけるゲイン量を算出する制
御量算出手段を備えたものである。
【0007】また、本発明の請求項2に係るスキャナ装
置は、前記蓄積時間制御手段としては、上記発光手段の
発光時間を制御する発光時間制御手段を備え、上記固体
撮像素子の電荷蓄積時間は固定し前記発光時間制御手段
により発光時間を制御するものである。
【0008】また、本発明の請求項3に係るスキャナ装
置は、上記蓄積時間制御手段としては、上記発光手段の
発光時間および上記固体撮像素子の電荷蓄積時間の両方
を制御するものである。
【0009】また、本発明の請求項4に係るスキャナ装
置は、上記増幅手段から出力されたアナログ電気信号の
振幅レベルを上記量子化手段の入力レベル範囲に一致さ
せるように適切な読み取り制御を行うスキャナ装置にお
いて、上記増幅手段の手前に上記フィルム原稿の最高濃
度レベルを量子化手段の入力範囲の最低レベルに合わせ
るクランプ手段を備えたものである。
【0010】また、本発明の請求項5に係るスキャナ装
置は、上記発光手段として3原色LEDを、上記固体撮
像素子としてモノクロ固体撮像素子を用いて、3原色L
EDの発光量とモノクロ固体撮像素子の電荷蓄積時間と
上記増幅手段のゲイン量を制御するようにしたものであ
る。
【0011】また、本発明の請求項6に係るスキャナ装
置は、上記フィルム原稿特有のオレンジマスクを除去す
るために色変換フィルタを備えたものである。
【0012】また、本発明の請求項7に係るスキャナ装
置は、上記蓄積時間制御手段、増幅手段のうち少なくと
も1つ以上の手段を制御して、上記フィルム原稿のオレ
ンジマスクを除去するようにしたものである。
【0013】また、本発明の請求項8に係るスキャナ装
置は、上記発光手段として3原色LEDを、上記固体撮
像素子としてモノクロ固体撮像素子を用いて、上記光量
制御手段、発光時間制御手段、蓄積時間制御手段、増幅
手段のうち少なくとも1つ以上の手段を制御して、上記
フィルム原稿のオレンジマスクを除去するようにしたも
のである。
【0014】
【作用】本発明の請求項1に係るスキャナ装置において
は、フィルム原稿を予めプリスキャンし、このとき、予
め設定した基準光量でフィルム原稿を照明し、予め設定
した基準電荷蓄積時間で固体撮像素子のフォトダイオー
ドに電荷を蓄積し、予め設定した基準ゲインで固体撮像
素子から出力されたアナログ電気信号を増幅する。プリ
スキャンにより得られた画像データをもとに増幅手段の
出力レベルを量子化手段の入力レベル範囲に一致するよ
うな最適読み取り制御量を、光量制御手段および蓄積時
間制御手段および増幅手段に対して制御量算出手段によ
り算出する。この最適読み取り制御量で発光手段の光量
と固体撮像素子の電荷蓄積時間を制御し、増幅手段で増
幅しアナログ電気信号を生成する。これによって、本ス
キャンにおいては、フィルム原稿の露光状態に関係なく
量子化ビット数を有効に利用するような読み取りが可能
となる。
【0015】また、本発明の請求項2に係るスキャナ装
置においては、フィルム原稿を予めプリスキャンし、こ
のとき、予め設定した基準光量と予め設定した基準発光
時間でフィルム原稿を照明し、フィルム原稿の光像を固
体撮像素子により光電変換し、予め設定した基準ゲイン
で固体撮像素子から出力されたアナログ電気信号を増幅
する。プリスキャンにより得られた画像データをもとに
増幅手段の出力レベルを量子化手段の入力レベル範囲に
一致するような最適読み取り制御量を、光量制御手段お
よび発光時間制御手段および増幅手段に対して制御量算
出手段により算出する。この最適読み取り制御量で発光
手段の光量および発光手段の発光時間を制御し、増幅手
段で増幅しアナログ電気信号を生成する。これによっ
て、本スキャンにおいては、フィルム原稿の露光状態に
関係なく量子化ビット数を有効に利用するような読み取
りが可能となる。
【0016】また、本発明の請求項3に係るスキャナ装
置においては、フィルム原稿を予めプリスキャンし、こ
のとき、予め設定した基準光量と予め設定した基準発光
時間でフィルム原稿を照明し、予め設定した基準電荷蓄
積時間で固体撮像素子のフォトダイオードに電荷を蓄積
し、予め設定した基準ゲインで固体撮像素子から出力さ
れたアナログ電気信号を増幅する。プリスキャンにより
得られた画像データをもとに増幅手段の出力レベルを量
子化手段の入力レベル範囲に一致するような最適読み取
り制御量を、光量制御手段および発光時間制御手段およ
びおよび蓄積時間制御手段および増幅手段に対して制御
量算出手段により算出する。この最適読み取り制御量で
発光手段の光量および発光手段の発光時間および固体撮
像素子の電荷蓄積時間を制御し、増幅手段で増幅しアナ
ログ電気信号を生成する。これによって、本スキャンに
おいては、フィルム原稿の露光状態に関係なく量子化ビ
ット数を有効に利用するような読み取りが可能となる。
【0017】また、本発明の請求項4に係るスキャナ装
置においては、増幅手段から出力されたアナログ電気信
号の振幅レベルを量子化手段の入力レベル範囲に一致さ
せるように適切な読み取り制御を行うスキャナ装置にお
いて、クランプ手段により画像濃度の最高レベルを量子
化手段の入力範囲の最低レベルに合わせることにより、
増幅手段の出力レベルを量子化手段の入力レベル範囲に
より効果的に一致させることが可能になる。
【0018】また、本発明の請求項5に係るスキャナ装
置においては、上記発光手段として3原色LEDを、上
記固体撮像素子としてモノクロ固体撮像素子を用いて、
3原色LEDの発光量とモノクロ固体撮像素子の電荷蓄
積時間を制御することでフィルム原稿の露光状態に関係
なく量子化手段の入力レベル範囲を有効に利用できる。
【0019】また、本発明の請求項6に係るスキャナ装
置においては、上記フィルム原稿特有のオレンジマスク
を除去するために色変換フィルタを用いることで、有効
な画像データ成分のみを量子化手段で量子化し、量子化
手段の入力レベル範囲を有効に利用できる。
【0020】また、本発明の請求項7に係るスキャナ装
置においては、上記蓄積時間制御手段、および上記増幅
手段のうち少なくとも1つ以上の手段を制御することで
フィルム原稿特有のオレンジマスクを除去する制御を行
うことで、有効な画像データ成分のみを量子化手段で量
子化し、量子化手段の入力レベル範囲を有効に利用でき
る。
【0021】また、本発明の請求項83に係るスキャナ
装置においては、上記発光手段として3原色LEDを、
上記固体撮像素子としてモノクロセンサを用いて、上記
光量制御手段、発光時間制御手段、蓄積時間制御手段、
増幅手段のうち少なくとも1つ以上の手段を制御するこ
とでオレンジマスクを除去し、本来の画像成分のみを量
子化手段で量子化し、量子化手段の入力レベル範囲を有
効に利用できる。
【0022】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1におけるスキャナ装
置のブロック図である。図において、1は発光手段とし
ての白色光源、2はフィルム原稿、3はレンズ、4はレ
ンズ3を透過した光を電気信号に変換する固体撮像素子
としてのカラーCCD、5はバッファアンプ、6は可変
利得増幅器、7は可変利得増幅器6から出力されるアナ
ログ電気信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器、8はカラーCCD4の電荷蓄積時間を制御する手段
としてのCCD駆動回路、9は白色光源1の発光量を制
御する光量制御回路、10は原稿の画像データに最も適
切な本スキャン時の白色光源1の発光量およびカラーC
CD4の電荷蓄積時間および可変利得増幅器6のゲイン
を算出する最適制御量算出機能と最適制御量算出手段に
より算出された最適ゲインおよび最適電荷蓄積時間およ
び最適光量をそれぞれ可変利得増幅器6およびCCD駆
動回路8および光量制御回路9に対して設定する機能を
有するCPU、11はA/D変換器7の出力をCPU1
0が取り扱いやすいデータに変換するディジタル信号処
理部である。
【0023】次に動作について図を用いていて説明す
る。図2は本発明の実施例1におけるスキャナ装置の動
作を示すフローチャートである。プリスキャンでは、白
色光源1を予め設定した基準光量で発光させカラーCC
D4を予め設定した基準電荷蓄積時間で駆動し、フィル
ム原稿2を読み取る。カラーCCD4に受光された光は
アナログ電気信号に変換され、バッファアンプ5を経て
可変利得増幅器6で予め設定した基準ゲインで増幅され
る。増幅されたアナログ電気信号はA/D変換器7によ
りディジタル信号に変換され、さらにディジタル信号処
理部11でヒストグラムなどCPU10が取り扱いやす
いデータに変換する。このとき例えば図3(a)に示す
ヒストグラムが得られたとする。今プリスキャンで得ら
れた画像データの最大レベルをLmax、最小レベルをLmin
とし、A/D変換器7の入力最大レベルをVmax、最小入
力レベルをVminとすると、これから行う制御はLminをVm
inに、LmaxをVmaxにできるだけ近づけるというものであ
る。
【0024】次に、CPU10ではプリスキャンで得ら
れた図3(a)のヒストグラムをもとに白色光源1の発
光量およびカラーCCD4の電荷蓄積時間に関して、A
/D変換器7の入力最大レベルVmaxに可変利得制御回路
6の出力最大レベルをできるだけ一致させるような最適
光量および最適電荷蓄積時間を算出する。プリスキャン
で得られた画像データとCPU10で算出した最適光量
および最適電荷蓄積時間から、カラーCCD4の出力レ
ベルを推定し可変利得増幅器6の出力最大レベルをA/
D変換器7の入力最大レベルVmaxにさらに近づけるよう
に最適ゲインを算出する。
【0025】本スキャンでは、プリスキャンにおいてC
PU10で算出した最適光量、最適電荷蓄積時間をもと
に白色光源1を発光させ、カラーCCD4の電荷蓄積時
間を制御することで図3(b)に示すようなヒストグラ
ムをもつ信号が得られる。さらに、CPU10で算出し
た最適ゲインで可変利得増幅器6により増幅すること
で、図3(c)に示したようにA/D変換器7の入力最
大レベルVmaxにアナログ電気信号を近づけ、その後A/
D変換器7を経て最終的なディジタル画像データを出力
する。
【0026】実施例2.図4は本発明の実施例2におけ
るスキャナ装置のブロック図である。図において、白色
光源1、フィルム原稿2、レンズ3、カラーCCD4、
バッファアンプ5、可変利得増幅器6、A/D変換器
7、光量制御回路9、CPU10、ディジタル信号処理
部11の構成は実施例1と同様であり、12は白色光源
12の発光時間を制御する発光時間制御回路である。
【0027】次に動作について説明する。プリスキャン
では、白色光源1を予め設定した基準光量と予め設定し
た基準発光時間で発光させ、フィルム原稿2を読み取
る。カラーCCD4に受光された光はアナログ電気信号
に変換され、バッファアンプ5を経て可変利得増幅器6
で予め設定した基準ゲインで増幅される。増幅されたア
ナログ電気信号はA/D変換器7によりディジタル信号
に変換され、さらにディジタル信号処理部11でヒスト
グラムなどCPU10が取り扱いやすいデータに変換す
る。次に、CPU10ではプリスキャンで得られたヒス
トグラムをもとに白色光源1の発光量および発光時間に
関して、A/D変換器7の入力最大レベルに可変利得制
御回路6の出力最大レベルをできるだけ一致させるよう
な最適光量および最適発光時間を算出する。プリスキャ
ンで得られた画像データとCPU10で算出した最適光
量および最適発光時間から、カラーCCD4の出力レベ
ルを推定し可変利得増幅器6の出力最大レベルをA/D
変換器7の入力最大レベルにさらに近づけるように最適
ゲインを算出する。本スキャンでは、プリスキャンにお
いてCPU10で算出した最適光量、最適発光時間をも
とに白色光源1を発光させ、最適ゲインで可変利得増幅
器6により増幅し、その後A/D変換器7を経て最終的
なディジタル画像データを出力する。
【0028】実施例3.図5は本発明の実施例3におけ
るスキャナ装置のブロック図である。図において、白色
光源1、フィルム原稿2、レンズ3、カラーCCD4、
バッファアンプ5、可変利得増幅器6、A/D変換器
7、光量制御回路9、CPU10、ディジタル信号処理
部11の構成は実施例1と同様であり、12は白色光源
1の発光時間を制御する発光時間制御回路である。
【0029】次に動作について説明する。プリスキャン
では、白色光源1を予め設定した基準光量と予め設定し
た基準発光時間で発光させカラーCCD4を予め設定し
た基準電荷蓄積時間で駆動し、フィルム原稿2を読み取
る。カラーCCD4に受光された光はアナログ電気信号
に変換され、バッファアンプ5を経て可変利得増幅器6
で予め設定した基準ゲインで増幅される。増幅されたア
ナログ電気信号はA/D変換器7によりディジタル信号
に変換され、さらにディジタル信号処理部11でヒスト
グラムなどCPU10が取り扱いやすいデータに変換す
る。次に、CPU10ではプリスキャンで得られたヒス
トグラムをもとに白色光源1の発光量と発光時間および
カラーCCD4の電荷蓄積時間に関して、A/D変換器
7の入力最大レベルに可変利得制御回路6の出力最大レ
ベルをできるだけ一致させるような最適光量および最適
発光時間および最適電荷蓄積時間を算出する。プリスキ
ャンで得られた画像データとCPU10で算出した最適
光量および最適発光時間および最適電荷蓄積時間から、
カラーCCD4の出力レベルを推定し可変利得増幅器6
の出力最大レベルをA/D変換器7の入力最大レベルに
さらに近づけるように最適ゲインを算出する。本スキャ
ンでは、プリスキャンにおいてCPU10で算出した最
適光量および最適発光時間をもとに光量制御回路および
発光時間制御回路を駆動して白色光源1を発光させ、最
適電荷蓄積時間でカラーCCD4を駆動し、最適ゲイン
で可変利得増幅器6により増幅し、その後A/D変換器
7を経て最終的なディジタル画像データを出力する。
【0030】実施例4.また、図6は本発明の実施例4
におけるスキャナ装置のブロック図である。図におい
て、白色光源1、フィルム原稿2、レンズ3、カラーC
CD4、バッファアンプ5、可変利得増幅器6、A/D
変換器7、CCD駆動回路8、光量制御回路9、CPU
10、ディジタル信号処理部11の構成は実施例1と同
様であり、13はバッファアンプ5の出力最低レベルを
A/D変換器7の入力レベル範囲の最低レベルに合わせ
るクランプ回路である。
【0031】次に動作について説明する。プリスキャン
では、白色光源1を予め設定した基準光量で発光させカ
ラーCCD4を予め設定した基準電荷蓄積時間で駆動
し、フィルム原稿2を読み取る。カラーCCD4に受光
された光はアナログ電気信号に変換され、バッファアン
プ5を経て可変利得増幅器6で予め設定した基準ゲイン
で増幅される。増幅されたアナログ電気信号はA/D変
換器7によりディジタル信号に変換され、さらにディジ
タル信号処理部11でヒストグラムなどCPU10が取
り扱いやすいデータに変換する。このとき例えば図7
(a)に示すヒストグラムが得られたとする。
【0032】次に、CPU10ではプリスキャンで得ら
れた図7(a)のヒストグラムをもとに白色光源1の発
光量およびカラーCCD4の電荷蓄積時間に関して、A
/D変換器7の入力最大レベルVmaxに可変利得制御回路
6の出力最大レベルをできるだけ一致させるような最適
光量および最適電荷蓄積時間を算出する。プリスキャン
で得られた画像データとCPU10で算出した最適光量
および最適電荷蓄積時間から、カラーCCD4の出力レ
ベルを推定し、クランプ回路13でその出力最低レベル
をA/D変換器7の入力最低レベルに合わせることを考
慮して、可変利得増幅器6の出力最大レベルをA/D変
換器7の入力最大レベルVmaxにさらに近づけるように最
適ゲインを算出する。
【0033】本スキャンでは、プリスキャンにおいてC
PU10で算出した最適光量、最適電荷蓄積時間をもと
に白色光源1を発光させ、カラーCCD4の電荷蓄積時
間を制御することで図7(b)に示すようなヒストグラ
ムをもつ信号が得られる。また、カラーCCD4の出力
信号をクランプ回路13によりその出力最低レベルをA
/D変換器7の入力最低レベルに合わせ、図7(c)に
示すようなヒストグラムをもつ信号を得る。さらに、ク
ランプ回路13の出力信号をCPU10で算出した最適
ゲインで可変利得増幅器6により増幅することで、図7
(d)に示したようにA/D変換器7の入力最大レベル
Vmaxにアナログ電気信号を近づけ、その後A/D変換器
7を経て最終的なディジタル画像データを出力する。
【0034】実施例5.図8は本発明の実施例5におけ
るスキャナ装置のブロック図である。図において、フィ
ルム原稿2、レンズ3、バッファアンプ5、可変利得増
幅器6、A/D変換器7、CCD駆動回路8、光量制御
回路9、CPU10、ディジタル信号処理部11の構成
は実施例1と同様であり、14は発光手段としての赤色
光を発する赤色LEDであり、15は緑色光を発する緑
色LEDであり、16は青色光を発する青色LEDであ
り、17はモノクロCCDである。
【0035】本実施例におけるスキャナ装置の動作は図
2のフローチャートに示した実施例1の動作と同様に、
まずプリスキャンでは、赤色LED14および緑色LE
D15および青色LED16を予め設定した基準光量で
発光させモノクロCCD17を予め設定した基準電荷蓄
積時間で駆動し、フィルム原稿2を読み取る。モノクロ
CCD17に受光された光はアナログ電気信号に変換さ
れ、バッファアンプ5を経て、可変利得増幅器6で予め
設定した基準ゲインで増幅される。増幅されたアナログ
電気信号はA/D変換器7によりディジタル信号に変換
され、ディジタル信号処理部11でヒストグラムなどC
PU10が取り扱いやすい画像データに変換する。CP
U10ではプリスキャンで得られた画像データのヒスト
グラムをもとに赤色LED14と緑色LED15と青色
LED16の発光量および、モノクロCCD17の電荷
蓄積時間および可変利得増幅器6のゲインに関して、A
/D変換器7の入力レベル範囲に可変利得制御回路6の
出力レベルをできるだけ一致させるような最適光量、最
適電荷蓄積時間、最適ゲインを実施例1と同様に算出す
る。本スキャンでフィルム原稿2を読み取る際は、プリ
スキャンにおいてCPU10で算出した最適光量、最適
電荷蓄積時間、最適ゲインをもとに赤色LED14と緑
色LED15と青色LED16を発光させ、モノクロC
CD17の電荷蓄積時間を制御し、可変利得増幅器6で
増幅し、A/D変換器7を経てディジタル画像データを
出力する。
【0036】実施例6.図9は本発明の実施例6におけ
るスキャナ装置のブロック図である。図において、白色
光源1、フィルム原稿2、レンズ3、カラーCCD4、
バッファアンプ5、可変利得増幅器6、A/D変換器
7、CCD駆動回路8、光量制御回路9、CPU10、
ディジタル信号処理部11の構成は実施例1と同様であ
り、18はフィルム特有のオレンジマスクを除去する色
変換フィルタである。
【0037】本実施例におけるスキャナ装置の動作は図
2のフロー図に示した実施例1の動作と同様に、まずプ
リスキャンでは、白色光源1を予め設定した基準光量で
発光させカラーCCD4を予め設定した基準電荷蓄積時
間で駆動し、フィルム原稿を読み取る。このときフィル
ム原稿特有のオレンジマスクの成分を色変換フィルタ1
8を透過させることで除去する。ここで、例えばオレン
ジマスクの赤色成分、緑色成分、青色成分の比がMr:
Mg:Mbの関係であったとすると、色変換フィルタ1
8の赤色光成分の透過率と緑色光成分の透過率と青色光
成分の透過率の比は(1/Mr):(1/Mg):(1
/Mb)の関係にあるものを用いる。これによって色変
換フィルタ18を透過したフィルム原稿2のオレンジマ
スク成分光に関しては、赤色光、緑色光、青色光の比が
1:1:1の関係となるので、オレンジマスク成分は除
去できることになる。色変換フィルタ18を透過しカラ
ーCCD4に受光された光はアナログ電気信号に変換さ
れ、バッファアンプ5を経て可変利得増幅器6で予め設
定した基準ゲインで増幅される。増幅されたアナログ電
気信号はA/D変換器7によりディジタル信号に変換さ
れ、ディジタル信号処理部11ではオレンジマスク成分
を含まない本来の画像データのヒストグラムが生成され
る。CPU10ではプリスキャンで得られた画像データ
のヒストグラムをもとに白色光源1の発光量およびカラ
ーCCD4の電荷蓄積時間および可変利得増幅器6のゲ
インに関して、A/D変換器7の入力レベル範囲に可変
利得制御回路6の出力レベルを一致させるような最適光
量、最適電荷蓄積時間、最適ゲインを実施例1と同様に
算出する。このときCPU10では、色変換フィルタ1
8によりフィルム原稿特有のオレンジマスクを除去して
得られる画像データをもとに最適光量、最適電荷蓄積時
間、最適ゲインを算出することになる。本スキャンでフ
ィルム原稿2を読み取る際は、プリスキャンにおいてC
PU10で算出した最適光量、最適電荷蓄積時間、最適
ゲインをもとに白色光源1を発光させカラーCCD4の
電荷蓄積時間を制御し、可変利得増幅器6で増幅し、A
/D変換器7を経てディジタル画像データを出力する。
【0038】実施例7.上記実施例4ではフィルム原稿
特有のオレンジマスクをフィルタを透過させることで除
去したが、実施例1のスキャナ構成でカラーCCD4の
R(赤)、G(緑)、B(青)それぞれ3色のフォトセ
ンサの電荷蓄積時間、可変利得増幅器6のゲイン量のう
ちいずれか1つ以上を制御することでオレンジマスク成
分を除去できるようにしてプリスキャン、本スキャンを
してもよい。この場合、予めオレンジマスクの赤色成
分、緑色成分、青色成分を測定しておく。例えばそれら
がMr:Mg:Mbの関係であったとすると、(1/M
r):(1/Mg):(1/Mb)の関係になるように
3色のフォトセンサの電荷蓄積時間、可変利得増幅器6
のゲイン量のうち少なくとも1つ以上を操作することを
考慮して決定する。その結果オレンジマスク成分を読み
取るとカラーCCD4からの出力信号のR,G,B比は
1:1:1の関係となり、オレンジマスク成分は除去さ
れる。
【0039】実施例8.上記実施例4ではフィルム原稿
特有のオレンジマスクをフィルタを透過させることで除
去したが、実施例3のスキャナ装置の構成で赤色LED
13および緑色LED14および青色LED15の発光
量、発光時間、モノクロCCD16の電荷蓄積時間、可
変利得増幅器6のゲイン量のうち少なくとも1つ以上を
制御することでオレンジマスク成分を除去できるように
してプリスキャン、本スキャンしてもよい。この場合、
予めオレンジマスクの赤色成分、緑色成分、青色成分を
測定しておく。例えばそれらがMr:Mg:Mbの関係
であったとすると、(1/Mr):(1/Mg):(1
/Mb)の関係になるように赤色LEDと緑色LEDと
青色LEDの発光量、発光時間、モノクロCCD16の
電荷蓄積時間、可変利得増幅器6のゲイン量のうち少な
くとも1つ以上を操作することを考慮して決定する。そ
の結果オレンジマスク成分を読み取るとモノクロCCD
16からの出力信号のR,G,B比は1:1:1の関係
となり、オレンジマスク成分は除去される。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0041】本発明の請求項1記載のスキャナ装置によ
れば、ディジタル画像データを生成するためのA/D変
換器の入力レベル範囲に固体撮像素子により得られたア
ナログ電気信号のレベルを一致させるように、フィルム
原稿を照明する光源の光量制御だけでなく、固体撮像素
子の電荷蓄積時間と増幅器のゲインを総合的に制御する
ことで広いダイナミックレンジをもつフィルム原稿の画
像を高品位に読み取ることができる。
【0042】また、本発明の請求項2記載のスキャナ装
置によれば、フィルム原稿を照明する光源の光量を制御
し、固体撮像素子の電荷蓄積時間を一定として光源の発
光時間を制御させることにより広いダイナミックレンジ
をもつフィルム原稿の画像を高品位に読み取ることがで
きるだけでなく、固体撮像素子を一定のスピードで駆動
させることから原稿を一定のスキャン時間で読み取れ
る。
【0043】また、本発明の請求項3記載のスキャナ装
置によれば、フィルム原稿を照明する光源の光量を制御
し、光源の発光時間および固体撮像素子の電荷蓄積時間
を共に変化させることにより、フィルム原稿のダイナミ
ックレンジをさらに細かく追従することができ、より高
品位に画像を読み取ることができる。
【0044】また、本発明の請求項4記載のスキャナ装
置によれば、固体撮像素子から出力されるアナログ電気
信号に対して、フィルム原稿の最暗部すなわち最高濃度
レベルをA/D変換器の最低入力レベルに合わせた後に
増幅し量子化することにより、A/D変換器の入力レベ
ル範囲を有効に利用することができる。
【0045】また、本発明の請求項4記載のスキャナ装
置によれば、フィルム原稿を3原色LEDにより照明
し、モノクロCCDにより撮像し、ディジタル画像デー
タを生成するためのA/D変換器の入力レベル範囲にモ
ノクロ固体撮像素子により得られたアナログ電気信号の
レベルを一致させるように、各LEDの光量制御だけで
なく、モノクロ固体撮像素子の電荷蓄積時間と増幅器の
ゲインを総合的に制御することで広いダイナミックレン
ジをもつフィルム原稿の画像を高品位に読み取ることが
できる。
【0046】また、本発明の請求項6記載のスキャナ装
置によれば、固体撮像素子の前にフィルム原稿のもつ特
有のオレンジマスクを除去する色変換フィルタを備えオ
レンジマスクを除去することにより、フィルム原稿に記
録された本来の画像成分のみを効果的に量子化すること
ができ高品位な読み取りが可能となる。
【0047】また、本発明の請求項7記載のスキャナ装
置によれば、フィルム原稿のもつ特有のオレンジマスク
を除去するように固体撮像素子の電荷蓄積時間と可変利
得増幅器のゲイン量のうち少なくとも1つ以上を制御す
ることで、特別なフィルタや記憶回路などを設けること
なく容易にフィルム原稿に記録された本来の画像成分の
みを効果的に量子化することができ高品位な読み取りが
可能となる。
【0048】また、本発明の請求項8記載のスキャナ装
置によれば、フィルム原稿を3原色LEDにより照明
し、モノク固体撮像素子により撮像し、フィルム原稿の
もつ特有のオレンジマスクを除去するように各LEDの
発光量と発光時間と固体撮像素子の電荷蓄積時間のうち
少なくとも1つ以上を制御することで、特別なフィルタ
や記憶回路などを設けることなく容易にフィルム原稿に
記録された本来の画像成分のみを効果的に量子化するこ
とができ高品位な読み取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるスキャナ装置のブ
ロック図である。
【図2】 本発明の実施例1におけるスキャナ装置の動
作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施例1におけるスキャナ装置の動
作原理を説明するための図である。
【図4】 本発明の実施例2におけるスキャナ装置のブ
ロック図である。
【図5】 本発明の実施例3におけるスキャナ装置のブ
ロック図である。
【図6】 本発明の実施例4におけるスキャナ装置のブ
ロック図である。
【図7】 本発明の実施例4におけるスキャナ装置の動
作原理を説明するための図である。
【図8】 本発明の実施例5におけるスキャナ装置のブ
ロック図である。
【図9】 本発明の実施例6におけるスキャナ装置のブ
ロック図である。
【図10】 従来のスキャナ装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 白色光源、2 フィルム原稿、3 レンズ、4 カ
ラーCCD、5 バッファアンプ、6 可変利得増幅
器、7 A/D変換器、8 CCD駆動回路、9光量制
御回路、10 CPU、11 ディジタル信号処理部、
12 発光時間制御回路、13 クランプ回路、14
赤色LED、15 緑色LED、16青色LED、17
モノクロCCD、18 色変換フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 光一 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式会 社映像システム開発研究所内 (72)発明者 宮田 彰久 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式会 社映像システム開発研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム原稿を読み取るための固体撮像
    素子と、前記固体撮像素子により前記フィルム原稿を読
    み取る際に前記フィルム原稿を照明するための発光手段
    と、前記発光手段の発光量を制御する光量制御手段と、
    前記固体撮像素子の電荷蓄積時間を制御する蓄積時間制
    御手段と、前記固体撮像素子から出力されたアナログ電
    気信号を任意のゲインで増幅する増幅手段と、前記増幅
    手段から出力されたアナログ電気信号を量子化する量子
    化手段と、前記光量制御手段における発光量および前記
    蓄積時間制御手段における電荷蓄積時間および増幅手段
    におけるゲイン量を算出する制御量算出手段を備え、前
    記フィルム原稿を予めプリスキャンし得られた画像デー
    タから前記増幅手段の出力レベルを前記量子化手段の入
    力レベル範囲に一致させる最も適切な制御量を前記制御
    量算出手段により算出し、本スキャンにおいては前記制
    御量算出手段により得られた最適読み取り制御量で前記
    フィルム原稿をスキャンすることを特徴とするスキャナ
    装置。
  2. 【請求項2】 上記蓄積時間制御手段による電荷蓄積時
    間の制御に代え、上記発光手段の発光時間を制御する発
    光時間制御手段を備え、上記固体撮像素子の電荷蓄積時
    間は固定し前記発光時間制御手段により発光時間を制御
    することを特徴とする請求項1記載のスキャナ装置。
  3. 【請求項3】 上記蓄積時間制御手段による電荷蓄積時
    間の制御と共に上記発光手段の発光時間を制御する発光
    時間制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    スキャナ装置。
  4. 【請求項4】 上記増幅手段でアナログ電気信号を増幅
    する際に、前記フィルム原稿の最高濃度レベルを量子化
    手段の入力範囲の最低レベルに合わせるクランプ手段を
    設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載のスキャナ装置
  5. 【請求項5】 上記発光手段として3原色LEDを、上
    記固体撮像素子としてモノクロ固体撮像素子を用いて、
    3原色LEDの発光量とモノクロ固体撮像素子の電荷蓄
    積時間を制御することを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載のスキャナ装置。
  6. 【請求項6】 上記フィルム原稿のもつ特有のオレンジ
    マスクを除去するために、色変換フィルタを備えたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のス
    キャナ装置。
  7. 【請求項7】 上記フィルム原稿のもつ特有のオレンジ
    マスクを除去するために、上記蓄積時間制御手段、増幅
    手段のうち少なくとも1つ以上の手段を制御することで
    オレンジ成分を除去することを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれかに記載のスキャナ装置。
  8. 【請求項8】 上記発光手段として3原色LEDを、上
    記固体撮像素子としてモノクロ固体撮像素子を用いて、
    上記フィルム原稿のもつ特有のオレンジマスクを除去す
    るために、上記光量制御手段、発光時間制御手段、蓄積
    時間制御手段、増幅手段のうち少なくとも1つ以上の手
    段を制御することでオレンジマスク成分を除去すること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のス
    キャナ装置。
JP7082515A 1995-04-07 1995-04-07 スキャナ装置 Pending JPH08279900A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7190402B2 (en) 2001-05-09 2007-03-13 Fanuc Ltd Visual sensor for capturing images with different exposure periods

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7190402B2 (en) 2001-05-09 2007-03-13 Fanuc Ltd Visual sensor for capturing images with different exposure periods

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