JPH08279425A - フライバックトランス - Google Patents
フライバックトランスInfo
- Publication number
- JPH08279425A JPH08279425A JP7080484A JP8048495A JPH08279425A JP H08279425 A JPH08279425 A JP H08279425A JP 7080484 A JP7080484 A JP 7080484A JP 8048495 A JP8048495 A JP 8048495A JP H08279425 A JPH08279425 A JP H08279425A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage coil
- coil
- core
- low
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Television Scanning (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型のコアを使用するようにしてコアの素材
費を低減したフライバックトランスを提供する。 【構成】 高圧コイルのコアを装着する部分のコイル幅
を狭くし、巻始めと巻終りの電線を夫々固定する部分の
コイル幅を従来どうりにして小型のコアを使用する。
費を低減したフライバックトランスを提供する。 【構成】 高圧コイルのコアを装着する部分のコイル幅
を狭くし、巻始めと巻終りの電線を夫々固定する部分の
コイル幅を従来どうりにして小型のコアを使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管を用いるテレ
ビジョン受像機やディスプレイ装置等に使用されるフラ
イバックトランスに関する。
ビジョン受像機やディスプレイ装置等に使用されるフラ
イバックトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にフライバックトランスは、図4
に於いて示すような構成をしている。即ち、端子1を持
った低圧ボビン2に電線を巻回して低圧コイル3を形成
し、高圧ボビン4に電線と絶縁フィルムを巻回して形成
した高圧コイル5を低圧コイル3の上に同軸状に装着し
ている。高圧コイル5の外側には、高圧整流回路を構成
する高圧ダイオ−ド6を配置している。これらコイル
3、5と高圧ダイオ−ド6は、高圧抵抗7、高圧コンデ
ンサ8と共にケ−ス9内に収納され、ケ−ス9内には、
絶縁樹脂を充填して硬化させている。磁路を構成する一
対のコの字型コア10及び11は、夫々の片方の脚部1
0a、11aを低圧ボビン2に挿入して組み合わせ、ス
プリング又は接着剤で固定されている。フライバックト
ランスの高圧コイル5は、図5に於いて示す如く、高圧
ボビン4上に電線を密に一層当たり数百タ−ン巻回して
いる。1層目の巻線27aの上に絶縁用のフィルムシ−
ト12、例えばポリエステルフィルムシ−トを巻付け、
その上に2層目の巻線27bを形成する。これを普通は
3層から7層位まで繰返し行う。
に於いて示すような構成をしている。即ち、端子1を持
った低圧ボビン2に電線を巻回して低圧コイル3を形成
し、高圧ボビン4に電線と絶縁フィルムを巻回して形成
した高圧コイル5を低圧コイル3の上に同軸状に装着し
ている。高圧コイル5の外側には、高圧整流回路を構成
する高圧ダイオ−ド6を配置している。これらコイル
3、5と高圧ダイオ−ド6は、高圧抵抗7、高圧コンデ
ンサ8と共にケ−ス9内に収納され、ケ−ス9内には、
絶縁樹脂を充填して硬化させている。磁路を構成する一
対のコの字型コア10及び11は、夫々の片方の脚部1
0a、11aを低圧ボビン2に挿入して組み合わせ、ス
プリング又は接着剤で固定されている。フライバックト
ランスの高圧コイル5は、図5に於いて示す如く、高圧
ボビン4上に電線を密に一層当たり数百タ−ン巻回して
いる。1層目の巻線27aの上に絶縁用のフィルムシ−
ト12、例えばポリエステルフィルムシ−トを巻付け、
その上に2層目の巻線27bを形成する。これを普通は
3層から7層位まで繰返し行う。
【0003】高圧コイルの巻始めと巻終りの電線13、
14は、電線が巻線されていない高圧コイル両端の空き
部分15、16に粘着テ−プ或は溶着に依り固定され
る。高圧コイルより引出された電線は、高圧ボビン4に
植設された端子17a、17bに夫々絡げられる。
14は、電線が巻線されていない高圧コイル両端の空き
部分15、16に粘着テ−プ或は溶着に依り固定され
る。高圧コイルより引出された電線は、高圧ボビン4に
植設された端子17a、17bに夫々絡げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高圧コイルの電線が巻
線されていない両端部分15、16は、高圧コイルの巻
始めと巻終りの電線13、14を引出すときに、電線を
固定する場所として使用される。しかし、電線を固定す
る場所として以外は、この様なスペ−スは不要である。
然るに、絶縁用のフィルムシ−ト12は、幅が一定のテ
−プ状に作られており、この為、巻上がった高圧コイル
の幅も、どの位置でも一定の寸法になっている。それ故
に、電線を固定する場所以外では、コイル幅が必要以上
に広くなっている。
線されていない両端部分15、16は、高圧コイルの巻
始めと巻終りの電線13、14を引出すときに、電線を
固定する場所として使用される。しかし、電線を固定す
る場所として以外は、この様なスペ−スは不要である。
然るに、絶縁用のフィルムシ−ト12は、幅が一定のテ
−プ状に作られており、この為、巻上がった高圧コイル
の幅も、どの位置でも一定の寸法になっている。それ故
に、電線を固定する場所以外では、コイル幅が必要以上
に広くなっている。
【0005】一方、高圧コイルと組合わせて磁路を構成
するコアは、高圧コイルを収納したケ−ス寸法に依って
脚部の寸法が規制されている。即ち、図4に示すコア1
0、11の脚部寸法Aは、高圧コイルを収納したケ−ス
寸法Bより大きくしなければならない。従来は、上述の
様に幅が広い高圧コイルを収納したケ−スにコア寸法を
合わせるので、使用コアの脚部寸法が長くなり、コアの
素材費が高くついていた。
するコアは、高圧コイルを収納したケ−ス寸法に依って
脚部の寸法が規制されている。即ち、図4に示すコア1
0、11の脚部寸法Aは、高圧コイルを収納したケ−ス
寸法Bより大きくしなければならない。従来は、上述の
様に幅が広い高圧コイルを収納したケ−スにコア寸法を
合わせるので、使用コアの脚部寸法が長くなり、コアの
素材費が高くついていた。
【0006】本発明は、上述のような従来の欠点に鑑み
なされたもので、その目的は、使用するコアの形状を小
型にしてコアの素材費を低減したフライバックトランス
を提供する事である。
なされたもので、その目的は、使用するコアの形状を小
型にしてコアの素材費を低減したフライバックトランス
を提供する事である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成する為になされたもので、その特徴は、磁路を構成
する一対のコの字型コアと、このコアの一方の脚部に巻
装される低圧コイルと、この低圧コイルの上に同軸状に
巻装される高圧コイルと、これら両コイルを収納し、絶
縁樹脂を内部に充填するケ−スとを具備するフライバッ
クトランスに於いて、高圧コイルのコイル幅のうち、コ
アを装着する部分のコイル幅を他より狭くする事であ
る。
達成する為になされたもので、その特徴は、磁路を構成
する一対のコの字型コアと、このコアの一方の脚部に巻
装される低圧コイルと、この低圧コイルの上に同軸状に
巻装される高圧コイルと、これら両コイルを収納し、絶
縁樹脂を内部に充填するケ−スとを具備するフライバッ
クトランスに於いて、高圧コイルのコイル幅のうち、コ
アを装着する部分のコイル幅を他より狭くする事であ
る。
【0008】
【作用】高圧コイルは、コアを装着する部分の幅が狭く
なるので、コイル幅が狭くなった分だけコア脚部の寸法
を短く出来る。又、高圧コイルの巻始めと巻終りの電線
を固定する部分の幅は、従来と同じ寸法である。従っ
て、巻始めと巻終りの電線は、従来通り支障無く固定さ
れる。
なるので、コイル幅が狭くなった分だけコア脚部の寸法
を短く出来る。又、高圧コイルの巻始めと巻終りの電線
を固定する部分の幅は、従来と同じ寸法である。従っ
て、巻始めと巻終りの電線は、従来通り支障無く固定さ
れる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例につき以下に説明をする。
尚、従来例と同じ部分には同じ符号を用いて、その説明
を省略する。
尚、従来例と同じ部分には同じ符号を用いて、その説明
を省略する。
【0010】図1に示すのは、本発明に係るフライバッ
クトランスの概略断面図である。図2に示すのは、高圧
コイル22の側面図である。高圧コイル22の巻始めと
巻終りの電線13、14は、従来例と同じく電線が巻線
されていないコイル両端の空き部分15、16に粘着テ
−プ或は溶着に依り固定される。高圧コイル22より引
出された電線は、高圧ボビン18に植設された端子17
a、17bに夫々絡げられる。
クトランスの概略断面図である。図2に示すのは、高圧
コイル22の側面図である。高圧コイル22の巻始めと
巻終りの電線13、14は、従来例と同じく電線が巻線
されていないコイル両端の空き部分15、16に粘着テ
−プ或は溶着に依り固定される。高圧コイル22より引
出された電線は、高圧ボビン18に植設された端子17
a、17bに夫々絡げられる。
【0011】しかし、従来例とは高圧コイル22の形状
が異なっている。即ち、高圧ボビン18は、端子17
a、17bを植設する部分の幅が従来のままで、他の部
分の幅がこれよりも狭くなっている。高圧ボビン18上
に巻回したフィルムシ−ト21は、高圧ボビン18の形
状に合わせて、端子17a、17bの近くは幅が従来の
まま広く、端子17a、17bが無い部分、即ち、コア
19、20が装着される部分は幅が狭くなっている。こ
の為に、高圧コイル両端の電線が巻線されていない部分
の幅は狭くなり、その分巻線26とコア19、20との
距離は接近する。依って、巻線26とコア19、20間
の縁面距離及び貫通距離は、耐圧規準、例えば10KV
/mmに則って必要な寸法を確保しておく。
が異なっている。即ち、高圧ボビン18は、端子17
a、17bを植設する部分の幅が従来のままで、他の部
分の幅がこれよりも狭くなっている。高圧ボビン18上
に巻回したフィルムシ−ト21は、高圧ボビン18の形
状に合わせて、端子17a、17bの近くは幅が従来の
まま広く、端子17a、17bが無い部分、即ち、コア
19、20が装着される部分は幅が狭くなっている。こ
の為に、高圧コイル両端の電線が巻線されていない部分
の幅は狭くなり、その分巻線26とコア19、20との
距離は接近する。依って、巻線26とコア19、20間
の縁面距離及び貫通距離は、耐圧規準、例えば10KV
/mmに則って必要な寸法を確保しておく。
【0012】図3に示すのは、絶縁用フィルムシ−ト2
1の展開図である。従来のシ−ト形状は、幅が一定のテ
−プであるが、フィルムシ−ト21は、長手方向に向っ
て両側端に部分的に切れ込みを左右対称に入れて、幅の
狭い部分が広い部分と交互になるように作られている。
即ち、幅広の部分Eは、従来例と同じ幅寸法で、幅の狭
い部分Fは、E部分より数mm幅が狭くなっている。
1の展開図である。従来のシ−ト形状は、幅が一定のテ
−プであるが、フィルムシ−ト21は、長手方向に向っ
て両側端に部分的に切れ込みを左右対称に入れて、幅の
狭い部分が広い部分と交互になるように作られている。
即ち、幅広の部分Eは、従来例と同じ幅寸法で、幅の狭
い部分Fは、E部分より数mm幅が狭くなっている。
【0013】フィルムシ−ト21は、高圧ボビン18上
に巻回するときに、幅の広い部分Eが電線を固定する部
分に来るように、又、幅の狭い部分Fがコアを装着する
部分に来るように作られている。即ち、フィルムシ−ト
21のE部分とF部分の長さをボビン18の構造に合わ
せ、ボビン18の端子17が植えられている部分にE部
分が来るように合わせると、次の端子17が無い部分に
はF部分が来るように、更に、次の端子17が植えられ
ている部分にはE部分が再び来るように合わせられてい
る。 高圧コイル22の巻回時には、フィルムシ−ト
21は、必要な長さ分が切断されて、巻回された巻線2
6上に送込まれ、その上に巻回される。高圧コイル22
のコア装着部分のコイル幅が狭くなる事に伴い、低圧ボ
ビン23はケ−ス内に入る部分の長さを短くし、ケ−ス
24は、コア20、21が装着される部分の背を低くし
ている。これらの事に依り、図1のケ−ス寸法Dは、図
4に示す従来例のケ−ス寸法Bよりも小さくなってい
る。この結果、コア19、20の脚部寸法Cは、従来例
のコア脚部寸法Aよりも小さくする事が出来る。
に巻回するときに、幅の広い部分Eが電線を固定する部
分に来るように、又、幅の狭い部分Fがコアを装着する
部分に来るように作られている。即ち、フィルムシ−ト
21のE部分とF部分の長さをボビン18の構造に合わ
せ、ボビン18の端子17が植えられている部分にE部
分が来るように合わせると、次の端子17が無い部分に
はF部分が来るように、更に、次の端子17が植えられ
ている部分にはE部分が再び来るように合わせられてい
る。 高圧コイル22の巻回時には、フィルムシ−ト
21は、必要な長さ分が切断されて、巻回された巻線2
6上に送込まれ、その上に巻回される。高圧コイル22
のコア装着部分のコイル幅が狭くなる事に伴い、低圧ボ
ビン23はケ−ス内に入る部分の長さを短くし、ケ−ス
24は、コア20、21が装着される部分の背を低くし
ている。これらの事に依り、図1のケ−ス寸法Dは、図
4に示す従来例のケ−ス寸法Bよりも小さくなってい
る。この結果、コア19、20の脚部寸法Cは、従来例
のコア脚部寸法Aよりも小さくする事が出来る。
【0014】
【発明の効果】コイル幅が狭くなり、ケ−スが小さくな
った分だけコア脚部寸法を小さく出来るので、従来より
小型のコアを使用出来る。この結果、コアの素材費が削
減出来て、安価なフライバックトランスが得られる。
った分だけコア脚部寸法を小さく出来るので、従来より
小型のコアを使用出来る。この結果、コアの素材費が削
減出来て、安価なフライバックトランスが得られる。
【図1】本発明に係るフライバックトランスの概略を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図2】本発明に係る高圧コイル部分の側面図である。
【図3】本発明に係るフィルムシ−トの展開図である。
【図4】一般的なフライバックトランスの概略断面図で
ある。
ある。
【図5】従来のコイル部分の分解図である。
1 端子 2 低圧ボビン 3 低圧コイル 4 高圧ボビン 5 高圧コイル 6 高圧ダイオ−ド 7 高圧抵抗 8 高圧コンデンサ 9 ケ−ス 10、11 コア 10a、11a コアの脚部 12 フィルムシ−ト 13 巻始めの電線 14 巻終りの電線 15、16 巻線の無いコイル端部 17a、17b 端子 18 高圧ボビン 19、20 コア 21 フィルムシ−ト 22 高圧コイル 23 低圧ボビン 24 ケ−ス 25 低圧コイル 26 巻線 27、27a、27b 巻線
Claims (1)
- 【請求項1】磁路を構成する一対のコの字型コアと、こ
のコアの一方の脚部に巻装される低圧コイルと、この低
圧コイルの上に同軸状に巻装される高圧コイルと、これ
ら両コイルを収納し、絶縁樹脂を内部に充填するケ−ス
とを具備するフライバックトランスに於いて、 高圧コイルのコイル幅のうち、コアを装着する部分のコ
イル幅を他より狭くした事を特徴とするフライバックト
ランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7080484A JPH08279425A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | フライバックトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7080484A JPH08279425A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | フライバックトランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08279425A true JPH08279425A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13719565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7080484A Pending JPH08279425A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | フライバックトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08279425A (ja) |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP7080484A patent/JPH08279425A/ja active Pending
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