JPH08279104A - 磁気記録再生方式 - Google Patents

磁気記録再生方式

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JPH08279104A
JPH08279104A JP8093495A JP8093495A JPH08279104A JP H08279104 A JPH08279104 A JP H08279104A JP 8093495 A JP8093495 A JP 8093495A JP 8093495 A JP8093495 A JP 8093495A JP H08279104 A JPH08279104 A JP H08279104A
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JP
Japan
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recording
data
reproducing
track
track pitch
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Application number
JP8093495A
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English (en)
Inventor
Masaru Higashioji
賢 東陰地
Nobuaki Maekawa
宜章 前川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意のデータ量を効率よく記録再生する磁気
記録再生方式を提供する。 【構成】 入力データをデーターレートによってクラス
分けし、各々最適なトラックピッチで記録して、記録ト
ラック132,134を形成する。トラックピッチの変
更点では、データレートが増加する場合は即座にトラッ
クピッチを広げ、データレートが減少したときは1トラ
ック記録後にトラックピッチを減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ状の記録媒体に記
録再生する方式に関するものであり、特にテープの長さ
方向にフォーマットが可変である記録再生方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のVTRは、家庭用業務用を問わ
ず、記録信号フォーマットが規定されていて、それに最
適な記録フォーマットが規定されており、規定フォーマ
ット以外の信号に対しては記録再生は不可能であった。
【0003】例えば、家庭用ビデオを記録するVHSホ
ームビデオシステムにコンピューターが扱うようなディ
ジタルデータを入力しても記録再生は不可能であり、ま
たこれらの逆も不可能であった。
【0004】近年になって、映像信号も音声信号もディ
ジタルデータとして記録再生が可能となり、記録再生の
データの一貫性が得られるようになった。
【0005】しかし、データ量そのものは信号の本来の
性質より、各々の信号において個別のデータ量を持つた
め、統一した記録再生方式に基づく装置ではなく、各々
の信号を記録再生する専用の記録再生装置が個別に製品
化されて販売されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】テープ状の記録媒体に
種々のデータ量の異なる情報を記録再生するには、テー
プの長さ方向に異なるフォーマットで情報を記録する必
要がある。再生時には、記録されたフォーマットを示す
記録フォーマット情報を別途読みだし、そのフォーマッ
トに応じた再生過程で再生することにより、当初の記録
情報を正確に読み出すことが出来る。
【0007】しかし、連続している情報が瞬時に変化し
たときには、記録時は対応が可能であるが、再生時には
再生装置の制御が追従せずに円滑な再生が不可能である
という課題がある。
【0008】例えば、映像情報にデータ圧縮を行ない連
続的に放送している場合を想定すると、ある場面より高
精細度な画像が要求されてデータ量の多い情報が送ら
れ、その後は通常画質の比較的データ量の少ない高圧縮
の画像情報を放送する場合がある。この様な場合、記録
情報量の変化は瞬時にして起こり、記録フォーマットは
瞬時に変化させる必要がある。しかし、この変化は受信
側には知らされないため、実用上は、予想される最大デ
ータ量を記録再生する記録装置を用意しなければなら
ず、このため無駄を生じるという課題があった。
【0009】具体的にヘリカルスキャンVTRの例を以
下に示すと、ヘリカルスキャンVTRは記録トラックの
フォーマットからも、基本的に高密度記録が可能である
が、逆に回転シリンダーの回転数とテープ送り速度の関
係より、一定の記録フォーマットの記録再生のみが可能
であって、データ量が可変である映像の圧縮ディジタル
データ等を記録再生するには不都合がある。
【0010】即ち、VTRとしては最大の記録レートを
持つVTRを設計し、それ以下のデータ量に対しては空
白データを付加して全体として常に一定量のデータレー
トの録再を行なう手法がとられており、このため磁気テ
ープの消費量の点からは非常に無駄が大きかった。ま
た、例えば2種類の記録フォーマットに対応したVTR
を設計して、データ量に応じて2段階で切り換えるVT
Rの場合は、データ量が変化したその時点でVTRの記
録フォーマットに連続性が欠落し、VTRの制御系が制
御不可能となる。それはテープパターン上の一貫性が記
録時には対応可能であっても、再生時には予測できない
ためである。
【0011】ヘリカルスキャンVTRにおいてはシリン
ダーの回転数を逐次可変にすることは非常に困難であ
る。2種類の記録レートを記録するときには記録波長を
変化させること、及び記録チャネル数を増減することは
可能である。前者の場合、記録密度が関係し、比較的最
短記録波長が長いフォーマットの時は記録された磁気テ
ープのS/Nの観点から狭トラック記録が可能であり、
より高密度記録をするときには記録トラックピッチを広
くすることが必要である。後者の場合でも、記録チャネ
ルを1トラックから2トラックに変化させるとトラック
ピッチが必然的に変化する。
【0012】この様に、従来のヘリカルスキャン型の磁
気記録再生方式において、記録時に異なるトラックピッ
チのパターンを連続記録すると、ヘリカルスキャンVT
Rでは磁気テープ上のパターンが重なって記録される不
都合が生じ、任意のデータレートに対応した記録再生を
実現することはできない。
【0013】本発明は上記問題点に鑑み、任意のデータ
レートで転送されてくるビットストリームを、効率よく
ヘリカルスキャン型磁気記録再生装置で記録再生する記
録再生方式を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気記録再生方式は、記録するデータ列を
シリンダー回転周期毎のデータ数に応じて複数の階層の
記録パターンを設定し、一定回転のシリンダーに取り付
けられた回転ヘッドで各々の記録データ量に対応し記録
を行なうとともに、比較的データ量が多く短波長記録の
場合はトラックピッチを広く、データ量が少ない長波長
記録の場合はトラックピッチを狭くして記録する。
【0015】記録するデータとは別の位置に、記録フォ
ーマットを示すコントロール信号を、別のリニアトラッ
クに同時に記録しておく。
【0016】データ量が逐次記録中に変化するときに
は、一定のスレシュホールドレベルを基準として、デー
タ量が増加したときには即座にトラックピッチを広げ、
減少したときにはシリンダー回転の2分の1回転以上後
続データを記録後でトラックピッチを狭くして記録す
る。
【0017】また、より円滑なモード移行を実現するた
めに、トラックピッチを変更するためのテープ速度変化
率を一定値に定めて行ない、記録再生時に同様の変化も
しくは再生時に加速した状態で装置の制御を行なう。
【0018】更に高精度な制御を行なうには、コントロ
ール信号を2個のヘッドで2回再生する。
【0019】再生時に、リニアトラックに記録されたコ
ントロール信号を2種類のヘッドで時間をずらして再生
し、時間軸上で先行再生するコントロール信号で制御の
予測を行ない、後の位置で再び再生されるコントロール
信号でシリンダーとキャプスタンの制御を従来のVTR
と同様に制御する。
【0020】
【実施例】現在広く普及している家庭用ビデオであるV
HS−VTRシステムに、MPEGで代表される画像圧
縮データ情報を記録する場合を例にとって、詳細な説明
を行なう。
【0021】MPEG2システムは種々の画質に応じた
記録データレートで圧縮する事が可能であって、一連の
データはパケットと呼ばれるデータ列にひとくくりにさ
れて伝送される。高画質の場合はこのパケット量が単位
時間当り多く伝送され、通常画質の場合は少なく伝送さ
れる。通信網では複数の番組がこのパケット単位で伝送
されるため、VTRでは録画希望番組のパケットを選択
し、このパケット単位でVTR特有の誤認識の対策とし
てECC(エラー訂正)の変復調を付加して記録再生す
るのが適当である。
【0022】本発明の記録再生方式を適用したシステム
の構成例として、図2及び図3に、概念を説明するブロ
ック図を示す。
【0023】図2において、通信路中の複数の番組の混
在したデータ列はそのパケットの識別信号によって特定
のパケットのみを抽出する番組パケット抽出部101に
入力される。その後シリンダーの回転周期に相当する期
間のゲート信号をシリンダー回転周期信号発生器114
で発生させ、回転周期内でのデータ数を計測する。この
データ数でもって、磁気テープ107に記録するときの
トラックピッチを決定する。この回転周期毎に抽出され
たデータ列に対して、記録再生時のエラー訂正を行なう
ためのエラー訂正符号付加部102にてエラー訂正符号
が付加される。
【0024】その後は通常のディジタルVTRの信号処
理系、すなわち同期信号・識別信号付加器103及び記
録変調回路104、記録アンプ105を介して磁気ヘッ
ド106で磁気テープ107上に信号を記録する。
【0025】再生時は、再生ヘッド108で再生された
信号を再生アンプ109で増幅し、記録時に変調された
信号を再生復調回路110で復調する。そして、同期信
号・識別信号を同期・識別信号検出部111で検出し、
エラー訂正符号をエラー訂正復号部112にて復号し、
元の番組パケットを番組パケット生成部113にて生成
する。
【0026】データ量と記録時のトラックピッチの制御
関係は図3に示すように、入力データ列はデータ量のカ
ウントを行なうデータ量カウント部121で、一定周期
発生のシリンダー回転系124と連動して計測され、そ
の計測数でテープ走行系122に制御信号が送られる。
その制御信号はコントロール信号として、データ記録再
生ヘッド126とは別のコントロール信号記録ヘッド1
23で磁気テープ127に記録される。
【0027】入力データはパケット毎に、録画再生信号
処理部125にて、図2に示した信号処理を行い、デー
タ記録再生ヘッド126で磁気テープ127に記録され
る。
【0028】パケット単位でデータが送られてくる場
合、単位パケットの整数倍または整数分の1でデータを
ひとくくりにするのが適当であって、データの記録再生
に都合のよい同期信号及びパケットの識別信号を付加し
て記録することは通常のディジタルVTRと同様であ
る。
【0029】以下、1パケットのデータ量が188バイ
トで通常画質の映像をトータルビットレート8Mbps
で伝送したデータを記録し、高精細度な映像をトータル
ビットレート12Mbpsで伝送したデータを記録する
場合を例にとる。
【0030】VHS−VTRの場合、現行のメカを踏襲
するとすれば、シリンダー径が62mmであって、シリ
ンダーの回転数は1800rpmである。よって相対速
度は5.8m/sである。8Mbpsのデータを記録す
る場合、パケットの2分の1の94バイト毎にエラー訂
正信号、同期信号、データ識別信号を付加して一つのシ
ンクブロックを構成し、付加データ,パターン上のギャ
ップを含めてトータルの記録データレートを12Mbp
sとする。同様に12Mbpsのデータの記録データレ
ートは18Mbpsとする。
【0031】この信号をNRZで直接記録すると1ビッ
ト当りの最短記録波長は、それぞれ0.97μmおよび
0.64μmとなる。この2種類の信号を記録するのに
あたって、テープ・ヘッド系のSNRの観点より考察す
ると、記録するトラックピッチはそれぞれ19μmと2
9μmが最適であると実験で確認された。
【0032】即ち、記録波長が短い場合はヘッドの再生
出力が低下し、その低下分を補うために、より広いトラ
ック幅を必要とした。記録波長が比較的長い場合は再生
出力が高いため、より狭いトラックピッチで十分であ
る。
【0033】このことより、全ての映像情報を効率よく
記録するには、記録ヘッドを搭載している回転シリンダ
ーの回転数を1800rpmに固定し、テープの送り速
度を2種類に可変して、2種類のトラックフォーマット
を併用することにより、テープ消費に無駄がなく記録再
生が出来るVTRが創出された。
【0034】(実施例1)シリンダーの回転周期で入力
データ数をカウントし、設定データ量DR1よりも多い
か少ないかでテープ送り速度を決定する。本実施例では
この設定データ量DR1を8Mbpsにし、8Mbps
よりもシリンダ回転周期単位で多いときはトラックピッ
チが29μmになるようにテープ送り速度を1.6cm
/sにて記録を行ない、8Mbpsよりも少ないときは
トラックピッチが19μmになるようにテープ送り速度
を1.1cm/sにて記録を行なった。
【0035】図4は本発明の実施例によるデータのクラ
ス分けを説明するための図であり、横軸はシリンダ回転
周期であり、(a)の縦軸はテープ送り速度、(b)の
縦軸はその周期毎で取り込んだデータ列の時間単位換算
データレートである。速度v1と速度v2が、異なるそ
れぞれのトラックピッチを形成し、その変化率は速度変
化の勾配150、151で表わされる。
【0036】図4(b)に示すように、シリンダ回転周
期10番目までにカウントされた入力データ量が8Mb
ps以下であって(これはシリンダー回転数1800r
pmをもとに換算すると、2分の1回転当り133kビ
ット以下を意味する。)、シリンダ回転周期11番目に
カウントされたデータが8Mbps以上の11Mbps
(シリンダー2分の1回転当り183kビット)近傍で
あれば、シリンダ回転周期11番目のデータを記録する
ときにテープの送り速度を1.1cm/sから1.6c
m/sに加速して記録した。シリンダーの回転周期と連
動したテープの送り速度の関係を図4(a)に示す。
【0037】この時のテープ上に記録されたテープパタ
ーンは図1(a)である。図1(a)から分かるよう
に、8Mbps以上のデータを記録するときにはテープ
パターンは相対的にトラック角の立ち上がったパターン
となる。逆に、シリンダーの回転周期16番目よりデー
タ量が8Mbpsよりも減少したときは、次のシリンダ
回転周期17番目のデータを記録する時よりテープの送
り速度を1.6cm/sより1.1mm/sに下げて記
録する。この時のテープ上に記録されたテープパターン
は図1(c)である。図1(c)より分かるように、テ
ープの送り速度を下げると相対的に記録パターンのトラ
ック角が横たわった状態になるために、データ量が減少
した瞬時にテープ速度を変えるのではなく、その次の記
録周期より以降に変化させるのがよい。
【0038】また、これらの時の記録フォーマット情報
の一例として一定周期のパルスを、データ記録のヘリカ
ルトラック以外の例えばリニアトラックにコントロール
信号として記録した時の磁化パターンの概念図を図2
(b)(d)に示す。添え字はシリンダーの回転周期の
番号に相当する。
【0039】再生時には、このコントロールパルスが一
定周期として再生されるようにテープの送り速度を制御
し、シリンダーの回転位相を制御することにより記録時
と同じ状態で再生することが出来る。
【0040】フォーマットの変更点での記録パターンの
歪みは、トラックピッチよりも広幅の記録再生ヘッドを
用いることにより追従可能である。即ち、ヘッドのトラ
ックピッチを29μm以上として逐次重ね書きを行な
い、テープパターン上に欠落のない状態にするとよい。
具体的には録再ヘッドが32μmのトラック幅を持つヘ
ッドで記録再生を行なった。
【0041】なお、入力データ量をカウントするタイミ
ングと回転シリンダーで記録するときのタイミングは同
時ではなく、一定の時間遅延したところで行なった。
【0042】(実施例2)記録フォーマットの変更点を
スムーズに再生するためには、以下の手法も有効であ
る。即ち、フォーマットの変更点での速度変化率を一定
にしておくことである。これにはテープ速度変化時にお
ける慣性を意識的に大きくし、制御可能な状態として、
再生時にコントロール信号が途絶えたり沸きだしてきた
ときに、定められた速度変化率で一律にテープ速度の変
化を制御する方法であって、本手法によるトラックの前
半は追従誤差を生じるが、後半で速度変化を制御するた
めにトータルで良好なトラックの追従ができた。
【0043】例えば、データ量が増加するときにはコン
トロール信号の間隔が広がる。よって、初期のコントロ
ール信号周期でコントロール信号を検出しなかった場合
はトラックピッチが変化したときであって、所定の速度
変化率でテープ速度を一律に制御すれば本来の追従すべ
きトラック軌跡に制御することが可能である。
【0044】なお、記録時の速度変化率より再生時の速
度変化検出後の速度変化率を大きくすると更に高精度な
追従が可能であることは言うまでもない。
【0045】(実施例3)本発明の記録再生方式を用い
るにあたって、更に次の実施例を併用すると、より円滑
なデータの再生過程が得られる。
【0046】従来のVTRにおいては、記録フォーマッ
ト情報を示すコントロール信号を記録再生するヘッドが
1個設置され、一定パルスの信号を記録し、再生時に元
の一定パルスとなって再生するべくテープ送り速度を制
御している。
【0047】しかし、(実施例1)に示すような急激な
変化に対しては完璧な追従は困難である。それは予め速
度変化が予知されていないためであって、制御系の追従
性の遅れよりトラックピッチ切り替え直後のトラックを
正規位置でトレースするのに誤差を生じる。
【0048】そのために(実施例3)では図5に示すよ
うに、リニアトラックにコントロール信号を記録再生す
るコントロールヘッド142の他に、別途事前にコント
ロール信号を再生するコントロール再生ヘッド145を
追加している。なお、図5において、141,142は
情報信号を記録再生するための記録再生ヘッド、143
は回転シリンダー、144は磁気テープであり、矢印1
47方向へ移送される。
【0049】再生時には、事前に再生するコントロール
信号で予めテープ送り速度の変化を予知し、この変化を
考慮した上で従来のコントロールヘッドの位置で制御信
号を再生してシリンダーの回転位相を制御する。
【0050】(実施例1)(実施例2)の場合はヘッド
幅をトラックピッチよりも大きくすることにより対応し
たが、コントロール信号を事前に読み取り、予測制御デ
ータを基にVTR制御をすると完璧な制御が可能であ
る。その時にはヘッドのトラック幅を狭くすることがで
き、結果的に他の余分なノイズを再生することが無いた
めにSN比のよいVTRを設計し得る。
【0051】なお、実施例の説明ではデータレートを2
段階に分類した例で説明したが、それ以上の複数の段階
に分類することも可能であり、その時のトラックピッチ
の設定においても、データレートが増加したときには瞬
時に広いトラックピッチで記録し、減少したときには少
なくともシリンダーの2分の1回転分以上広いトラック
ピッチで記録した後に、狭いトラックピッチで記録する
方式が有効であることにはかわりがない。
【0052】以上のように、入力データ数(データレー
ト)に応じてクラス分けを行ない、それぞれの必要とす
る最適のトラック幅で記録再生することにより、任意の
データレートの信号を効率よく記録することが出来る。
【0053】また、データレートが変更する時点では、
増加するときには即座にトラックピッチを広げ、減少す
るときは少なくとも1トラック分以上記録後にトラック
ピッチを狭める記録方式がよい。
【0054】なお、実施例では回転シリンダーに2個の
ヘッドを180度対向する位置に設置したが、複数個の
ヘッド対を各々180度対向に設置した場合も同様に適
用が可能であって、テープ速度変更時にシリンダーの2
分の1回転以上を記録後にトラックピッチを変えれば良
いことは明白である。
【0055】また、再生時にトラックピッチが変更する
点においては、トラックピッチを広げた再生ヘッドで再
生すれば容易に再生でき、更に正確に再生するにはテー
プの送り速度の変化率を規定して行なうことがより有効
である。また、コントロール信号を再生する別置きのヘ
ッドを追加すれば更に高精度な再生が出来る。これらの
再生方法の選択は要求される性能と装置コストのバラン
スで選択すればよい。
【0056】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の磁気記録再生方式によれば、任意のデータレートで送
られてくる信号を、効率よく磁気テープに記録再生する
ことが可能となり、さらにはモード変更時の信号を正確
に再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による磁気記録再生方式で記録
したときの磁化パターンの概念図 (b)はリニアトラックにかかれた一定周期の制御信号
の磁化パターンの概念図 (c)は本発明による磁気記録再生方式で記録したとき
の磁化パターンの概念図 (d)はリニアトラックにかかれた一定周期の制御信号
の磁化パターンの概念図
【図2】MPEGデータ列の信号を記録再生するときの
概念を説明するブロック図
【図3】本発明の磁気記録再生方式による記録再生装置
の機能のつながりを示すブロック図
【図4】本発明によるデータのクラス分けを示す説明図
【図5】本発明によるコントロールヘッドを2個設置し
たときの概念図
【符号の説明】
131 磁気テープ 132 比較的データレートの低いときの記録された磁
化パターン(狭トラックピッチ記録) 133 本発明によるトラックピッチの変更点の磁化パ
ターン(データレートが増加したとき) 134 比較的データレートの高いときの記録された磁
化パターン(広トラックピッチ記録) 135 本発明によるトラックピッチの変更点の磁化パ
ターン(データレートが減少したとき) 136 狭トラックピッチ時のトラック角 137 広トラックピッチ時のトラック角 DR1 判断基準となるデータレート 141,142 回転シリンダーに搭載されたデータ記
録ヘッド 143 回転シリンダー 144 磁気テープ 145 本発明において追加設置されたコントロールヘ
ッド 146 従来のVTRにおいて設置されていたコントロ
ールヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘリカルスキャン型の磁気記録再生方式で
    あって、任意のデータレートで送られてくる情報を回転
    シリンダーの回転周期毎で取り込んだデータ数でもって
    複数のクラス分けを行ない、前記データ数により、デー
    タ数が多いときはデータ数が少ないときに比べて広いト
    ラックピッチで記録することを特徴とする磁気記録再生
    方式。
  2. 【請求項2】データ数が増加したときには即座にトラッ
    クピッチを広げ、減少したときには少なくともシリンダ
    ー周期の2分の1回転分以上はトラックピッチを変化さ
    せずに記録した後、トラックピッチを狭めて記録するこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生方式。
  3. 【請求項3】トラックピッチを変えるためにテープ送り
    速度を変化させる変化率を一定値に保ち、記録再生を行
    なうことを特徴とする請求項1または2記載の磁気記録
    再生方式。
  4. 【請求項4】記録時と再生時でテープ速度の変化率が異
    なり、再生時の方が変化率の大きいことを特徴とする請
    求項3記載の磁気記録再生方式。
  5. 【請求項5】ヘリカルトラックとは別にリニアトラック
    にコントロール信号を書き込み、その信号を2個のヘッ
    ドで2回読みだし、予測値による制御と実時間での制御
    を併用したことを特徴とする請求項1または2記載の磁
    気記録再生方式。
JP8093495A 1995-04-06 1995-04-06 磁気記録再生方式 Pending JPH08279104A (ja)

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