JPH08279090A - 警報音発生装置 - Google Patents

警報音発生装置

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JPH08279090A
JPH08279090A JP7082489A JP8248995A JPH08279090A JP H08279090 A JPH08279090 A JP H08279090A JP 7082489 A JP7082489 A JP 7082489A JP 8248995 A JP8248995 A JP 8248995A JP H08279090 A JPH08279090 A JP H08279090A
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JP
Japan
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alarm sound
sound
signal
level
alarm
Prior art date
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Pending
Application number
JP7082489A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kondo
弘之 近藤
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周囲騒音に対して適切な音量の警報音を発生
させる。 【構成】 警報音の信号を生成する音源回路11と、こ
の警報音の信号を音波に変換するスピーカ13とを有す
る警報音発生装置において、周辺騒音を検出するマイク
ロホン24と、周辺騒音から警報音の信号を減算する減
算器23と、減算器23の減算結果のうち、警報音の周
波数帯域成分を抽出する帯域制限器26と、警報音の周
波数帯域成分の大きさをとって、その高域成分を除去す
る波形成型器27と、波形成形器27の出力信号により
警報音の発生レベルを調整するレベル調整器21とを備
える。この構成により、警報音のゲイン設定は、周囲騒
音のうち警報をマスクする周波数成分にしたがって行な
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、周辺騒音の大小にか
かわりなく明瞭に聞き取ることができる警報音を発生す
る警報音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自立走行式無人車の走行時
や、トラック等の後退時などにおいて、周囲に注意を促
す目的で警報音を発生する装置が知られている。この種
の警報音には、例えば、数kHz程度の音や、音声合成
音、メロディ音などがある。ここで、従来の警報音発生
装置の従来構成は、図4に示す通り、警報音の信号デー
タを供給する音源回路11、警報音の信号を増幅する増
幅器12、および警報音の信号を音波に変換するスピー
カ13から構成される。また、構成を簡略化するなら
ば、スピーカ13の代わりに圧電ブザーなども用いられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の構成では、警報音のレベルが一定であるため、周囲騒
音レベルが非常に大きい場合には、警報音が相対的に小
さくなって聞き取りにくくなる一方、周囲騒音レベルが
非常に小さい場合には、逆に警報音が大きくなって聴感
上耳障りとなる。これは、特に、自立走行式無人車のよ
うに絶え間なく警報音を発生する装置に備えた場合など
に問題となる。
【0004】この発明は、上述した問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、周辺騒音のレベル
にかかわらず、不快にならず、かつ明瞭に聞き取ること
ができる警報を発生する警報音発生装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、警報音の信
号を生成する警報音生成手段と、この警報音の信号を音
波に変換する音波変換手段とを有する警報音発生装置に
おいて、周辺音を検出する音検出手段と、前記周辺音の
うち、前記警報音の周波数帯域成分を抽出する抽出手段
と、前記周波数帯域成分の信号により前記警報音の発生
レベルを調整するレベル調整手段とを具備することを特
徴としている。請求項2に記載の発明にあっては、請求
項1記載の発明において、前記周辺音から前記警報音を
除去する除去手段を設け、前記レベル調整手段は、前記
周辺音から前記警報音を除去した信号であって、かつ前
記周波数帯域成分の信号により前記警報音の発生レベル
を調整することを特徴としている。請求項3に記載の発
明にあっては、請求項1または2に記載の発明におい
て、前記レベル調整手段は、予め異なるゲインを段階的
に設定された増幅器のうち、前記抽出手段により抽出さ
れた信号レベルにしたがっていずれか1つを選択するも
のであることを特徴としている。請求項4に記載の発明
にあっては、請求項1または2に記載の発明において、
前記抽出手段により抽出された信号の高域成分を除去す
るローパスフィルタを具備することを特徴としている。
【0006】
【作用】請求項1または3に記載の発明によれば、抽出
手段は、音検出手段により検出された周辺音のうち、警
報音の周波数帯域成分のみを抽出し、また、レベル調整
手段は、抽出された周波数帯域成分により警報音の発生
レベルを調整するので、警報音の発生レベルは、周辺音
のうちの警報音の帯域成分により調整されることとな
る。請求項2または3に記載の発明によれば、除去手段
は、周辺音から警報音を除去し、また、レベル調整手段
は、周辺音から警報音を除去した信号であって、かつ警
報音の帯域成分信号により前記警報音の発生レベルを調
整するので、警報音の発生レベルは、警報音が除去され
た周辺音のうちの警報音の周波数帯域成分により調整さ
れることとなる。請求項4に記載の発明によれば、ロー
パスフィルタは、抽出手段により抽出された信号の高域
成分を除去する。これにより、レベル調整手段によるレ
ベル調整の動作は緩慢になるので、警報音のレベルが急
激に変動することがなくなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。 1−1:第1実施例の構成 図1は、この発明の第1実施例による警報音発生装置の
構成を示すブロック図である。この図に示すように、音
源回路11からの信号は、レベル調整器21によりレベ
ル調整されて増幅され、さらに増幅器12により所定の
ゲインで増幅され、スピーカ13によって警報音として
発音される。また、この際、ゲイン増幅器21の出力信
号は、増幅器22により増幅されて減算器23の減算入
力端(−)に供給される。
【0008】一方、減算器23の加算入力端(+)に
は、マイクロホン24により検出された周囲騒音を示す
信号であって、増幅器25により増幅された信号が供給
される。次に、減算器23の減算結果は、バンドパスフ
ィルタから構成される帯域制限器26に供給されて、警
報音の周波数帯域のみが抽出される。そして、帯域制限
器26の出力は、波形成型器27により波形成形され
て、レベル調整器21により設定されるゲインの基準信
号となる。ここで、波形成型器27は、例えば図2
(a)に示すように、絶対値回路27aとローパスフィ
ルタ27bとから構成され、帯域制限器26の出力信号
を絶対値回路27aにより整流した後に、カットオフ周
波数が1Hz程度に設定されたローパスフィルタ27b
により高域成分を除去するものである。なお、絶対値回
路27aは、例えばダイオードブリッジ回路を用いて、
負側の信号成分を正側に折り返した全波整流を行なうも
のや、単に、ダイオード1個を用いて負側の信号成分を
除去した半波整流を行なうものなどが考えられる。ま
た、波形成形器27は、図2(b)に示すように、絶対
値回路27aのかわりに、二乗して負の信号成分を除去
する二乗回路27cにより構成しても良い。
【0009】1−2:第1実施例の動作 次に、かかる構成による第1実施例の動作について説明
する。音源回路11からの信号は、レベル調整器21に
て設定されたゲインだけ増幅され、増幅器12により所
定量の増幅された後、スピーカ13により警報音として
発音される。一方、マイクロホン24は周囲騒音を採取
するが、この騒音には、スピーカ13より発せられた警
報音も含まれる。この周囲騒音を示す信号は、増幅器2
5により増幅された後、当該騒音信号から、レベル調整
器21および増幅器22において順次増幅された警報信
号が減算される。このため、減算器23の減算結果は、
マイクロホン24により採取された周囲騒音のうち警報
音を除いたものとなる。
【0010】次に、かかる減算結果は帯域制限器26に
供給され、周囲騒音のうち警報音の成分を除いたものか
ら、警報音の周波数帯域成分のみが抽出される。そし
て、帯域制限器26の出力信号は、波形成型器27によ
り、図2(a)に示す構成ならば、全波整流され、高域
成分が除去される。これにより、帯域制限器26の出力
信号の大きさが取られ、その変化が緩慢となるようにな
っている。そして、この波形成形器27の出力信号によ
り、レベル調整器21のゲインが設定される。
【0011】かかる構成によれば、周囲騒音に応じて警
報音のゲイン設定が行なわれるので、警報音が耳障りと
なることもない。この際、周囲騒音のうち警報をマスク
する周波数成分に応じて警報音のゲイン設定が行なわれ
るので、周囲騒音の質に影響を受けることなく明瞭に聞
き取ることができる警報音を発生することができる。さ
らに、レベル調整器21へのゲイン設定は、ローパスフ
ィルタ27bを介した信号により行なわれるので、周囲
騒音が急激に変動しても、警報音のレベルが急激に変動
することもなくなる。この意味でも、耳障りとならない
警報音を発生することができる。
【0012】2−1:第2実施例の構成 次に、本願の第2の実施例について説明する。図3は、
この実施例の構成を示すブロック図である。この図にお
いて、図1に示した第1実施例と相違するところは、波
形成形器27の出力信号としきい値Vthとを比較する比
較器30を備えるとともに、第1実施例におけるレベル
調整器21を、異なるゲインが設定された増幅31、3
2のいずれかを比較器30における比較結果にしたがっ
て選択する信号切換器33に置換したところにある。こ
の構成における比較器30の出力は、波形成型器27の
出力信号レベルがしきい値Vthよりも高い場合に「H」
となる一方、波形成型器27の出力信号レベルがしきい
値Vthよりも低い場合に「L」となり、また、増幅器3
1に設定されるゲインG1は、増幅器32に設定される
ゲインG2よりも大きく設定され、さらに、信号切換器
33は、比較器30の出力信号レベルが「H」である場
合に、増幅器31の出力を選択する一方、比較器30の
出力信号レベルが「L」である場合に、増幅器32の出
力を選択する。
【0013】この構成では、波形成型器27の出力信号
レベルがしきい値Vthよりも高い場合に、信号切換器3
3が増幅器31を選択する一方、波形成型器27の出力
信号レベルがしきい値Vthよりも低い場合に、信号切換
器33が増幅器32を選択する構成となっている。かか
る構成によれば、周囲騒音における警報音の帯域成分が
高い場合には、波形成形器27の出力信号レベルがしき
い値Vthよりも高くなる結果、信号切換器33が増幅3
1の出力信号を選択するので、音源回路11の信号が増
幅器31によってより大きなゲインで増幅されて、警報
音が大きくなる。反対に、周囲騒音における警報音の帯
域成分が低い場合には、音源回路11の信号が増幅器3
2によって小さなゲインで増幅されて、警報音が小さく
なる。したがって、かかる構成においても、周囲騒音に
対して適切な音量の警報音を発生させることができる。
【0014】なお、この第2実施例では、警報音のレベ
ル調整を2段階で行なうように構成したが、本願では、
これにとらわれず、3段階以上で構成してもよい。警報
音のレベル調整を無段階で行なうように構成したもの
が、第1実施例である。また、比較器30に適切なヒス
テリシス特性を持たせても良い。これにより、入力レベ
ルがしきい値Vth近傍で変動しても、信号切換器33
は、頻繁にはスイッチングしないので、警報音のレベル
が変動しない。このため、警報音が耳障りになることは
ない。くわえて、上述した第1および第2実施例では、
帯域制限器26は、減算器23の後段に位置するもので
あったが、減算器23における加算入力端の前段に位置
しても、同様な効果が得られる。さらに、マイクロホン
24が、スピーカ13による警報音を検出しにくい場所
に配置される場合や、マイクロホン24の指向性が強
く、スピーカ13による警報音を検出しにくくなってい
る場合には、増幅器22および減算器23を省略するこ
ともできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、次のよ
うな効果がある。警報音の発生レベルは、周辺騒音にお
ける警報音の帯域成分により調整されるので、周辺騒音
の大小にかかわりなく明瞭に聞き取ることができる警報
音を発生させることが可能となる(請求項1、3)。周
辺騒音の質にもよらず、かつ耳障りとなることもない警
報音を発生させることが可能となる(請求項2、3)。
レベル調整の動作は緩慢となるので、警報音のレベルが
急激に変動するのをなくすることが可能となる(請求項
4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】 (a)、(b)ともに同実施例おける波形成
形器の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の第2実施例の構成を示すブロック
図である。
【図4】 従来の警報音発生装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
11……音源回路(警報音生成手段)、 13……スピーカ(音波変換手段)、 21……レベル調整器(レベル調整手段)、 24……マイクロホン(音検出手段)、 26……帯域制限器(抽出手段)、 27b……ローパスフィルタ、 31、32……増幅器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警報音の信号を生成する警報音生成手段
    と、この警報音の信号を音波に変換する音波変換手段と
    を有する警報音発生装置において、 周辺音を検出する音検出手段と、 前記周辺音のうち、前記警報音の周波数帯域成分を抽出
    する抽出手段と、 前記周波数帯域成分の信号により前記警報音の発生レベ
    ルを調整するレベル調整手段とを具備することを特徴と
    する警報音発生装置。
  2. 【請求項2】 前記周辺音から前記警報音を除去する除
    去手段を設け、 前記レベル調整手段は、前記周辺音から前記警報音を除
    去した信号であって、かつ前記周波数帯域成分の信号に
    より前記警報音の発生レベルを調整することを特徴とす
    る請求項1記載の警報音発生装置。
  3. 【請求項3】 前記レベル調整手段は、予め異なるゲイ
    ンを段階的に設定された増幅器のうち、前記抽出手段に
    より抽出された信号レベルにしたがっていずれか1つを
    選択するものであることを特徴とする請求項1または2
    記載の警報音発生装置。
  4. 【請求項4】 前記抽出手段により抽出された信号の高
    域成分を除去するローパスフィルタを具備することを特
    徴とする請求項1または2記載の警報音発生装置。
JP7082489A 1995-04-07 1995-04-07 警報音発生装置 Pending JPH08279090A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015099365A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド 合成された車両音に対して環境騒音補償を提供する装置
US9583089B2 (en) 2012-12-26 2017-02-28 Calsonic Kansei Corporation Buzzer output control device and buzzer output control method

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