JPH08278095A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH08278095A
JPH08278095A JP7078809A JP7880995A JPH08278095A JP H08278095 A JPH08278095 A JP H08278095A JP 7078809 A JP7078809 A JP 7078809A JP 7880995 A JP7880995 A JP 7880995A JP H08278095 A JPH08278095 A JP H08278095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primary fluid
heat exchanger
water chamber
chamber
diaphragm
Prior art date
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Pending
Application number
JP7078809A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Negishi
正巳 根岸
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH08278095A publication Critical patent/JPH08278095A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

Landscapes

  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一次流体を抜かなくともダイアフラムの溶接
部の検査を行い得るようにする。 【構成】 一次流体通路28の途中に設けた開閉弁29
を閉じて水室部2内における一次流体15の流動を停止
し、減圧ポンプ32を作動させて、減圧流路30を介
し、一次流体通路28の水室部2入側を吸引して、熱交
換器本体1の水室部2内を減圧させることにより、水室
部2の水頭圧を、薄いダイアフラムが耐えられる圧力ま
で下げることができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】軽水炉などの原子炉の炉水冷却系統に
は、熱交換器が取り付けられている。
【0003】該熱交換器は、図2〜図5に示すようなも
のである。
【0004】即ち、水平方向へ延びる円筒容器状をした
熱交換器本体1を設け、該熱交換器本体1の一端部に、
図3に示すように、端面が開口する水室部2を取り付け
る。水室部2の開口部3全面に、図4・図5に示すよう
に、薄いダイアフラム4を溶接固定して(溶接部5)、
水室部2を閉塞し、更に、ダイアフラム4の外側を覆う
ように厚い水室蓋6を当接して、水室蓋6の周縁部に形
成したボルト用貫通孔7を通して水室部2の端面に形成
したネジ孔8に無頭のボルト9を螺着し、該ボルト9に
ナット10を締めて水室蓋6を固定する。
【0005】尚、11は水室蓋6の中央部に形成したダ
イアフラム押用凸部である。
【0006】そして、水室部2内を隔壁12でほぼ半分
に仕切って入口側室14を形成すると共に、水室部2内
の残る部分を出口側室13とし、入口側室14に一次流
体15を供給するための一次流体供給口16を形成する
と共に、出口側室13に一次流体排出口17を形成す
る。
【0007】図3に示すように、熱交換器本体1内部
に、U字状をした伝熱管18を、熱交換器本体1の一端
部側から他端部側へ延びて再び一端部側へ戻るように複
数本配設し、その両端をそれぞれ入口側室14と出口側
室13に接続する。
【0008】熱交換器本体1の一端部と他端部に、それ
ぞれ二次流体19を給排するための二次流体排出口20
と二次流体供給口21を設け、熱交換器本体1の一端部
から他端部にかけて、熱交換器本体1内部を二次流体が
蛇行状に流れるようにじゃま板22を多数枚設ける。
【0009】尚、23は熱交換器本体1の他端部に設け
られた伝熱管支持板である。
【0010】そして、上記構造の熱交換器24を、図2
に示すように、上下方向に多段(図面では3段)に組合
せて、上下に配設された熱交換器24の対応する一次流
体排出口17と一次流体供給口16との間を一次流体通
路25で連結すると共に、上下に配設された熱交換器2
4の対応する二次流体排出口20と二次流体供給口21
との間を二次流体通路26で連結して、必要な熱交換容
量を確保できるようにする。
【0011】尚、27は上下の熱交換器24を支持する
ための支持フレーム、28は最上段の熱交換器24の一
次流体供給口16に接続された一次流体通路である。
【0012】そして、上記熱交換器24では、軽水炉な
どの原子炉を冷却して加熱された一次流体15は、一次
流体通路28を介して一次流体供給口16から最上段の
熱交換器24の水室部2の入口側室14へ入り、入口側
室14から伝熱管18を通って熱交換器本体1内部を通
り、出口側室13へ戻って一次流体排出口17から一次
流体通路25へと排出され、一次流体15は、同様にし
て下段側の熱交換器24へ順次送られた後、原子炉の炉
水冷却系統に循環使用される。
【0013】このとき同時に、最下段の熱交換器24の
熱交換器本体1の他端部に形成された二次流体供給口2
1から二次流体19を供給すると、二次流体19は熱交
換器本体1内部をじゃま板22によって蛇行しながら一
端部側へ移動し、一端部に形成された二次流体排出口2
0から二次流体通路26へ排出され、同様にして上段側
の熱交換器24へと順次送られ、系外へ取り出される。
【0014】この時、各熱交換器24の内部では、伝熱
管18内部を流れる一次流体15が、熱交換器本体1の
内部を流れる二次流体19と熱交換され、一次流体15
が冷却される。
【0015】尚、熱交換器24は高温高圧となるため、
水室部2の開口部3に、シールと圧力保持を兼ねて一枚
ものの厚板を溶接すると、溶接部に熱応力が集中するこ
とになるので、このような構造は採用せず、代りに、熱
応力の集中しにくい薄いダイアフラム4をシールのため
に溶接固定し、その上から圧力保持のために厚い水室蓋
6をボルト止めする構造として、上記熱応力の問題を解
消させていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱交換器には、以下のような問題があった。
【0017】即ち、水室部2の開口部3には、シールの
ために薄いダイアフラム4を溶接付けしていたが、薄い
ダイアフラム4は0.3〜0.5kg/cm3程度の低い圧力
に耐え得る強度しか持たず、送水を停止して水室部2内
に一次流体15が溜っている時の水室部2内の一次流体
15の水頭圧(1.0〜1.5kg/cm3)に耐えることが
できないので、設備の定期点検時などには、水室部2内
部から一次流体15を抜かなければ、ダイアフラム4と
水室部2との溶接部5の検査を行うことができなかっ
た。
【0018】そのため、検査の前に一次流体15を抜い
たり、検査終了後に一次流体15を張ったりする作業が
必要となり、これに長い時間を要するので、効率良く検
査を行わせることができなかった。
【0019】本発明は、上述の実情に鑑み、一次流体を
抜かなくともダイアフラムの溶接部の検査を行い得るよ
うにした熱交換器を提供することを目的とするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に二次流
体を流通可能な熱交換器本体の一端部に、端面が開口す
る水室部を取り付け、水室部の開口部全面に、薄いダイ
アフラムを溶接固定して水室部を閉塞し、更に、ダイア
フラムの外側を覆うように厚い水室蓋を当接してボルト
などで固定すると共に、閉止された水室部内を隔壁で入
口側室と出口側室とに仕切って、熱交換器本体内部に配
設した伝熱管の両端部をそれぞれ入口側室と出口側室に
接続し、入口側室に一次流体供給口を、又、出口側室に
一次流体排出口を形成した熱交換器において、一次流体
供給口に接続された一次流体通路の途中に開閉弁を設け
ると共に、開閉弁と一次流体供給口との間の一次流体通
路部分に、開閉弁及び減圧ポンプを備えた減圧流路を接
続したことを特徴とする熱交換器にかかるものである。
【0021】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0022】一次流体通路を介して送給される一次流体
は、一次流体供給口から水室部の入口側室へ入り、入口
側室から伝熱管によって熱交換器本体の内部を通され、
出口側室へ戻って一次流体排出口から外部へ排出され
る。
【0023】このとき、熱交換器本体に二次流体を供給
すると、伝熱管内部を流れる一次流体が、熱交換器本体
の内部を流れる二次流体と熱交換され、一次流体が冷却
される。
【0024】尚、水室部は高温高圧となるため、開口部
に、シールと圧力保持を兼ねて厚板を溶接すると、溶接
部に熱応力が集中することになるので、このような構造
は採用せず、代りに、熱応力の集中しにくい薄いダイア
フラムをシールのために溶接固定し、その上から圧力保
持のために厚い水室蓋をボルト止めする構造として、上
記熱応力の問題を解消させている。
【0025】定期点検時には、一次流体通路からの一次
流体の送給を停止し、一次流体通路の開閉弁を閉じて水
室部内における一次流体の流動を停止する。
【0026】この時、熱交換器の水室部内には一次流体
が充満された状態となっており、水室部内部の一次流体
の水頭圧は、ほぼ1.0〜1.5kg/cm3である。
【0027】この状態で、水室蓋を取り外すと、薄いダ
イアフラムは水頭圧に耐えることができないので、破損
してしまう。
【0028】そこで、ダイアフラムと水室部との溶接部
の検査を行うには、更に、減圧ポンプを作動させ、減圧
流路を介して、水室部内を吸引して、水室部内を減圧さ
せる。
【0029】これにより、水室部の水頭圧が、0.3〜
0.5kg/cm3程度以下と、ダイアフラムが耐えられる圧
力まで低下される。
【0030】そこで、ボルトを外すなどして水室蓋を取
り外し、超音波探傷装置などを用いて、ダイアフラムと
水室部との溶接部を検査する。
【0031】検査後は、上記とはほぼ反対の手順で、水
室蓋をダイアフラムに当接させてボルトやナットなどを
締めることにより水室蓋を取り付け、減圧ポンプを停止
して、減圧状態を解除し、通路の開閉弁を開き、一次流
体の送給を再開させる。
【0032】このように、本発明によれば、水室部から
一次流体を抜かずにダイアフラムと水室部との溶接部を
検査することができるので、効率良く検査を行わせるこ
とができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0034】図1は、本発明の一実施例である。
【0035】熱交換器の基本的な構造については、図2
〜図5と同様であるため、必要に応じてこれらの図を参
照する。
【0036】本発明では、最上段の熱交換器24におけ
る水室部2の一次流体供給口16に接続された入側の一
次流体通路28の途中に開閉弁29を設け、該開閉弁2
9と一次流体供給口16との間に減圧流路30を接続
し、減圧流路30の途中に開閉弁31と減圧ポンプ32
を設ける。
【0037】尚、33は一次流体通路28の送給を停止
し、開閉弁29を閉じた後の一次流体15の水面であ
る。
【0038】次に、作動について説明する。
【0039】熱交換器自体の作動については、図2〜図
5の場合と同様である。
【0040】熱交換器の定期点検時には、一次流体通路
28における一次流体15の送給を停止し、一次流体通
路28に設けられた開閉弁29を閉じて各熱交換器24
内の一次流体15の流動を停止させる。
【0041】この時、熱交換器24部分の一次流体15
の水面33は、図に示すように、最上段の熱交換器24
における水室部2の一次流体供給口16よりも高くな
り、各熱交換器24の水室部2内には一次流体15が充
満された状態となっている。このときの水室部2内部の
一次流体15の水頭圧は、ほぼ1.0〜1.5kg/cm3
ある。
【0042】この状態で、水室蓋6を取り外すと、薄い
ダイアフラム4は水頭圧に耐えることができないので、
破損してしまう。
【0043】そこで、ダイアフラム4と水室部2との溶
接部5の検査を行うには、更に、減圧流路30の途中に
設けられた開閉弁31を開け、減圧ポンプ32を作動さ
せて、最上段の熱交換器24の一次流体供給口16の部
分を吸引して、各熱交換器24内部を減圧させる。
【0044】これにより、互いに連通している各熱交換
器24における水室部2の水頭圧が、それぞれ0.3〜
0.5kg/cm3程度以下と、ダイアフラム4が耐えられる
圧力まで低下される。
【0045】そこで、ナット10を外すなどして水室蓋
6を取り外し、図示しない超音波探傷装置などを用い
て、ダイアフラム4と水室部2との溶接部5を検査す
る。
【0046】検査後は、上記とはほぼ反対の手順で、水
室蓋6をダイアフラム4に当接させてナット10を締め
ることにより水室蓋6を取り付け、減圧ポンプ32を停
止して、減圧状態を解除し、減圧流路30の開閉弁31
を閉じて、一次流体通路28の開閉弁29を開き、一次
流体通路28への一次流体15の送給を再開させる。
【0047】このように、本発明によれば、各熱交換器
24から一次流体15を抜かずにダイアフラム4と水室
部2との溶接部5を検査することができるので、効率良
く検査を行わせることができる。
【0048】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
によれば、一次流体を抜かなくともダイアフラムの溶接
部の検査を行わせることができるという優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体側面図である。
【図2】従来例の全体側面図である。
【図3】図2の熱交換器の側方断面図である。
【図4】図3の水室部の拡大図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 熱交換器本体 2 水室部 3 開口部 4 ダイアフラム 6 水室蓋 9 ボルト 10 ナット 12 隔壁 13 出口側室 14 入口側室 16 一次流体供給口 17 一次流体排出口 18 伝熱管 19 二次流体 28 一次流体通路 29 開閉弁 30 減圧流路 31 開閉弁 32 減圧ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に二次流体を流通可能な熱交換器本
    体の一端部に、端面が開口する水室部を取り付け、水室
    部の開口部全面に、薄いダイアフラムを溶接固定して水
    室部を閉塞し、更に、ダイアフラムの外側を覆うように
    厚い水室蓋を当接してボルトなどで固定すると共に、閉
    止された水室部内を隔壁で入口側室と出口側室とに仕切
    って、熱交換器本体内部に配設した伝熱管の両端部をそ
    れぞれ入口側室と出口側室に接続し、入口側室に一次流
    体供給口を、又、出口側室に一次流体排出口を形成した
    熱交換器において、一次流体供給口に接続された一次流
    体通路の途中に開閉弁を設けると共に、開閉弁と一次流
    体供給口との間の一次流体通路部分に、開閉弁及び減圧
    ポンプを備えた減圧流路を接続したことを特徴とする熱
    交換器。
JP7078809A 1995-04-04 1995-04-04 熱交換器 Pending JPH08278095A (ja)

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