JPH08277070A - パッケージのサンプル作成装置 - Google Patents
パッケージのサンプル作成装置Info
- Publication number
- JPH08277070A JPH08277070A JP10904495A JP10904495A JPH08277070A JP H08277070 A JPH08277070 A JP H08277070A JP 10904495 A JP10904495 A JP 10904495A JP 10904495 A JP10904495 A JP 10904495A JP H08277070 A JPH08277070 A JP H08277070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- package
- yarn
- sample
- station
- winder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】パッケージに巻かれた糸の種類や太さに影響さ
れず、様々な内容の試験に対応可能なサンプルを作製し
得るサンプル作成装置を提供する。 【構成】被検査パッケージPから糸を引出して糸継ぎす
るサンプリングステーションS2をパッケージ搬送ライン
L1に配設し、そのサンプリングステーションS2にサンプ
ルワインダー9を接続し、サンプルワインダー9が所定
個数の被検査パッケージPについてそれぞれ所定長の巻
取りを行ったに後巻取りパッケージ9Gの交換を行うよう
にする。
れず、様々な内容の試験に対応可能なサンプルを作製し
得るサンプル作成装置を提供する。 【構成】被検査パッケージPから糸を引出して糸継ぎす
るサンプリングステーションS2をパッケージ搬送ライン
L1に配設し、そのサンプリングステーションS2にサンプ
ルワインダー9を接続し、サンプルワインダー9が所定
個数の被検査パッケージPについてそれぞれ所定長の巻
取りを行ったに後巻取りパッケージ9Gの交換を行うよう
にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、延伸仮撚機等で加工
された合成繊維のパッケージ等を検査するためのサンプ
ルの作成装置に関するものである。
された合成繊維のパッケージ等を検査するためのサンプ
ルの作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、延伸仮撚機として、図1に示すも
のが知られている。その延伸仮撚機は、部分延伸糸の巻
かれている給糸パッケージ2が仕掛けられているクリー
ルスタンド1と、第1ヒーター3と、冷却器4と、加撚
装置5と、第2ヒーター6と、加工糸の巻取りパッケー
ジ8を形成するテイクアップワインダー7とよりなるも
のである。この延伸仮撚機においては、加撚装置5によ
って糸Yに仮撚が掛けられ、第1ヒーター3まで波及す
る。そこで糸Yは可塑化し、冷却器4に前進して撚掛け
状態が固定される。そして、加撚装置5を通過すると逆
の撚りが掛り、各フィラメントにクリンプが顕在して嵩
高となる。その後第2ヒーター6に進んでトルクが低下
し、巻取りパッケージ8に巻き上げられる。その間、糸
Yは、ポリアミド糸の場合約1.2倍に、ポリエステル
糸の場合約1.6倍に、それぞれ延伸される。
のが知られている。その延伸仮撚機は、部分延伸糸の巻
かれている給糸パッケージ2が仕掛けられているクリー
ルスタンド1と、第1ヒーター3と、冷却器4と、加撚
装置5と、第2ヒーター6と、加工糸の巻取りパッケー
ジ8を形成するテイクアップワインダー7とよりなるも
のである。この延伸仮撚機においては、加撚装置5によ
って糸Yに仮撚が掛けられ、第1ヒーター3まで波及す
る。そこで糸Yは可塑化し、冷却器4に前進して撚掛け
状態が固定される。そして、加撚装置5を通過すると逆
の撚りが掛り、各フィラメントにクリンプが顕在して嵩
高となる。その後第2ヒーター6に進んでトルクが低下
し、巻取りパッケージ8に巻き上げられる。その間、糸
Yは、ポリアミド糸の場合約1.2倍に、ポリエステル
糸の場合約1.6倍に、それぞれ延伸される。
【0003】このような延伸仮撚機によって製造され、
自動的に玉揚げされたパッケージ8の加工糸は必ずしも
均一なものではなく、各錘の機械的条件や設定条件の差
異等に起因して未解撚部分等が発生することがある。こ
の未解撚部分は一定周期で出現することが多く、布地や
編地にするとその存在が明瞭に現れる。
自動的に玉揚げされたパッケージ8の加工糸は必ずしも
均一なものではなく、各錘の機械的条件や設定条件の差
異等に起因して未解撚部分等が発生することがある。こ
の未解撚部分は一定周期で出現することが多く、布地や
編地にするとその存在が明瞭に現れる。
【0004】このような不良パッケージの有無を検査す
るために、本出願人によって、図2に示すサンプル作成
装置が既に開発されている。
るために、本出願人によって、図2に示すサンプル作成
装置が既に開発されている。
【0005】そのサンプル作成装置は、パッケージから
一定量の糸を引出して糸継ぎするサンプリングステーシ
ョンS2をパッケージ搬送路L1に設置し、そのサンプ
リングステーションS2に試編機Nを接続したものであ
る。このサンプル作成装置により作られるサンプルは、
各パッケージより所定量の糸が自動的に採取され、順に
連続して編まれた編地である。
一定量の糸を引出して糸継ぎするサンプリングステーシ
ョンS2をパッケージ搬送路L1に設置し、そのサンプ
リングステーションS2に試編機Nを接続したものであ
る。このサンプル作成装置により作られるサンプルは、
各パッケージより所定量の糸が自動的に採取され、順に
連続して編まれた編地である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のサンプル作成装
置は、編機が用いられているので、被検査パッケージの
糸種や太さ(デニール)が変更されたときには、編機の
針ゲージ等を変えねばならず、即座に対応することがで
きない。また、編機が故障すると搬送ラインそのものが
意味をなさず、停止せざるを得ない。また、サンプル作
成装置により作られるサンプルが編地であるので、染色
試験等の限られた試験しか行うことができない。
置は、編機が用いられているので、被検査パッケージの
糸種や太さ(デニール)が変更されたときには、編機の
針ゲージ等を変えねばならず、即座に対応することがで
きない。また、編機が故障すると搬送ラインそのものが
意味をなさず、停止せざるを得ない。また、サンプル作
成装置により作られるサンプルが編地であるので、染色
試験等の限られた試験しか行うことができない。
【0007】この発明は、パッケージに巻かれた糸の種
類や太さに影響されず、様々な内容の試験に対応可能な
サンプルを作製し得るサンプル作成装置を提供すること
を目的としている。
類や太さに影響されず、様々な内容の試験に対応可能な
サンプルを作製し得るサンプル作成装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のパッケージのサンプル作成装置は、被検
査パッケージから糸を引出して糸継ぎするサンプリング
ステーションをパッケージ搬送ラインに配設し、そのサ
ンプリングステーションにサンプルワインダーを接続し
たものであり、具体的には、サンプルワインダーが所定
個数の被検査パッケージについてそれぞれ所定長の巻取
りを行ったに後巻取りパッケージの交換を行うようにす
る。また、被検査パッケージの表層糸を解じょして捨て
る表層糸解じょステーションをサンプリングステーショ
ンの前に配設するとよい。
に、この発明のパッケージのサンプル作成装置は、被検
査パッケージから糸を引出して糸継ぎするサンプリング
ステーションをパッケージ搬送ラインに配設し、そのサ
ンプリングステーションにサンプルワインダーを接続し
たものであり、具体的には、サンプルワインダーが所定
個数の被検査パッケージについてそれぞれ所定長の巻取
りを行ったに後巻取りパッケージの交換を行うようにす
る。また、被検査パッケージの表層糸を解じょして捨て
る表層糸解じょステーションをサンプリングステーショ
ンの前に配設するとよい。
【0009】
【作用】上記のように構成されたパッケージのサンプル
作成装置においては、表層糸解じょステーションにおい
て、被検査パッケージの表層糸が解じょされ捨てられ
る。一方、サンプリングステーションにおいて、前の被
検査パッケージからサンプルワインダーに延びている糸
が切断され、サンプルワインダー側の糸端が保持される
と共に、パッケージ側の糸端がボビンB内に吸われる。
その後、各ステーションの被検査パッケージが移動し、
表層糸解じょステーションに停止していた被検査パッケ
ージがサンプリングステーションに停止すると、その糸
がサンプルワインダー側の糸と糸継ぎされる。その後、
サンプルワインダーにおいて所定長の巻取りが行われる
以上の動作を所定個数の被検査パッケージについて繰り
返すと、サンプルワインダーにおいて巻取りパッケージ
の交換が行われる。
作成装置においては、表層糸解じょステーションにおい
て、被検査パッケージの表層糸が解じょされ捨てられ
る。一方、サンプリングステーションにおいて、前の被
検査パッケージからサンプルワインダーに延びている糸
が切断され、サンプルワインダー側の糸端が保持される
と共に、パッケージ側の糸端がボビンB内に吸われる。
その後、各ステーションの被検査パッケージが移動し、
表層糸解じょステーションに停止していた被検査パッケ
ージがサンプリングステーションに停止すると、その糸
がサンプルワインダー側の糸と糸継ぎされる。その後、
サンプルワインダーにおいて所定長の巻取りが行われる
以上の動作を所定個数の被検査パッケージについて繰り
返すと、サンプルワインダーにおいて巻取りパッケージ
の交換が行われる。
【0010】
【実施例】図3ないし図8を参照し、この発明のパッケ
ージのサンプル作成装置の実施例について説明する。
ージのサンプル作成装置の実施例について説明する。
【0011】このサンプル作成装置は、循環する搬送ラ
インL1の搬送方向に沿って、移載ステーションS0、
表層糸解じょステーションS1、サンプリングステーシ
ョンS2、表層糸結びステーションS3が順に配設され
たパッケージ搬送システムに設けられている。その構成
は、サンプリングステーションS2にサンプルワインダ
ー9を連結し、サンプリングステーションS2において
採取した各パッケージの所定長の糸を、サンプルワイン
ダー9において順に連続して巻取り、所定個数のパッケ
ージの糸を巻取ると、その巻取りパッケージの玉揚げを
行うものである。なお、表層糸結びステーションS3に
続けて、検査ステーション、梱包ステーションを配置
し、搬送ラインL1に、検査ステーションで検出された
不良パッケージを一時貯留し、手直し後に搬送ラインL
1に戻すための、検査ステーションの下流から上流に延
びるバイパスラインを設けてもよい。
インL1の搬送方向に沿って、移載ステーションS0、
表層糸解じょステーションS1、サンプリングステーシ
ョンS2、表層糸結びステーションS3が順に配設され
たパッケージ搬送システムに設けられている。その構成
は、サンプリングステーションS2にサンプルワインダ
ー9を連結し、サンプリングステーションS2において
採取した各パッケージの所定長の糸を、サンプルワイン
ダー9において順に連続して巻取り、所定個数のパッケ
ージの糸を巻取ると、その巻取りパッケージの玉揚げを
行うものである。なお、表層糸結びステーションS3に
続けて、検査ステーション、梱包ステーションを配置
し、搬送ラインL1に、検査ステーションで検出された
不良パッケージを一時貯留し、手直し後に搬送ラインL
1に戻すための、検査ステーションの下流から上流に延
びるバイパスラインを設けてもよい。
【0012】搬送ラインL1においては、パッケージを
挿着したペグトレイTが矢印方向に搬送される。その要
所には、ペグトレイTを所定位置に停止させるためのス
トッパー10が突出可能に設けられている。
挿着したペグトレイTが矢印方向に搬送される。その要
所には、ペグトレイTを所定位置に停止させるためのス
トッパー10が突出可能に設けられている。
【0013】移載ステーションS0には、移載装置11
が設置されている。そこでは、天井搬送車11によって
延伸仮撚機等より運ばれてきたパッケージPが、不図示
のチャック付きペグ軸に受取られ、水平から垂直に姿勢
を変えて、ペグトレイTに挿着される。
が設置されている。そこでは、天井搬送車11によって
延伸仮撚機等より運ばれてきたパッケージPが、不図示
のチャック付きペグ軸に受取られ、水平から垂直に姿勢
を変えて、ペグトレイTに挿着される。
【0014】表層糸解じょステーションS1には、図4
に示すように、ペグトレイTを回転させる回転装置13
と、回転中のペグトレイTに挿着のパッケージPより糸
端を吸引するサクションマウス14と、吸引力がサクシ
ョンマウス14のそれより大きく設定されたエアーサッ
カー15とが設けられている。エアーサッカー15の旋
回レバー15aの先端には、吸引パイプ15bが設けら
れている。その旋回レバー15aは、不図示のスライド
装置により矢印a方向に昇降可能であると共に、不図示
の駆動手段により矢印b方向に旋回可能である。実線位
置は待機位置であり、2点鎖線位置は上昇して旋回した
ときの位置である。
に示すように、ペグトレイTを回転させる回転装置13
と、回転中のペグトレイTに挿着のパッケージPより糸
端を吸引するサクションマウス14と、吸引力がサクシ
ョンマウス14のそれより大きく設定されたエアーサッ
カー15とが設けられている。エアーサッカー15の旋
回レバー15aの先端には、吸引パイプ15bが設けら
れている。その旋回レバー15aは、不図示のスライド
装置により矢印a方向に昇降可能であると共に、不図示
の駆動手段により矢印b方向に旋回可能である。実線位
置は待機位置であり、2点鎖線位置は上昇して旋回した
ときの位置である。
【0015】サンプリングステーションS2には、図4
に示すように、パッケージPの糸端とサンプルワインダ
ー9側の糸端とを糸継ぎする糸継ぎ装置16と、ペグト
レイTの下側に設けられた吸引パイプ17と、標準品質
の糸が巻かれた標準パッケージSPの設置台18と、カ
ラー糸が巻かれたカラーパッケージCPの設置台19
と、糸ガイド20、21、22と、クランプカッター2
3、24、25等が設けられている。
に示すように、パッケージPの糸端とサンプルワインダ
ー9側の糸端とを糸継ぎする糸継ぎ装置16と、ペグト
レイTの下側に設けられた吸引パイプ17と、標準品質
の糸が巻かれた標準パッケージSPの設置台18と、カ
ラー糸が巻かれたカラーパッケージCPの設置台19
と、糸ガイド20、21、22と、クランプカッター2
3、24、25等が設けられている。
【0016】糸継ぎ装置15の本体15aは、図5に示
すように、糸道の奥側に位置している。糸継ぎ時には、
本体15aの上下に位置する不図示のレバーが旋回して
2本の糸(サンプルワインダー9側の糸及びエアーサッ
カー15により本体15aの上方に導かれたパッケージ
の糸)の端が本体15a内部に取込まれて糸継ぎされ、
余分な糸端がカッターで切断される。その際、各サンプ
ル糸の境界となる継ぎ目が目立つように、走行方向下流
側のテイルが長めに残される。
すように、糸道の奥側に位置している。糸継ぎ時には、
本体15aの上下に位置する不図示のレバーが旋回して
2本の糸(サンプルワインダー9側の糸及びエアーサッ
カー15により本体15aの上方に導かれたパッケージ
の糸)の端が本体15a内部に取込まれて糸継ぎされ、
余分な糸端がカッターで切断される。その際、各サンプ
ル糸の境界となる継ぎ目が目立つように、走行方向下流
側のテイルが長めに残される。
【0017】サンプルワインダー9は、モーターM1に
よって駆動されるワインディングローラー9aと、モー
ターM2によって駆動され、糸をトラバースさせるトラ
バーサー9bと、玉揚げされたパッケージ9dを載置す
るパッケージ棚9cと、巻取り時に巻取りパッケージ9
dをワインディングローラー9a上で支持し、玉揚げ時
にパッケージ棚9c側に回動するクレードル9eと、玉
揚げ時に糸道に上昇して糸を切断するカッター9fと、
切断された糸を一時吸い込んで保持するサクションパイ
プ9gと、保持された糸を新たな紙管Bに糸掛けする糸
掛けレバー9hと、クレードル9eが巻取り終了パッケ
ージ9dをパッケージ棚9cに下ろした後にクレードル
9e側に回動して紙管Bをクレードル9eに供給する紙
管供給部9iとを備え、他に、一つのパッケージPにつ
き所定長巻取る毎にサンプリングステーションS2側の
クランプカッター23に信号を送る不図示の定長装置を
備えている。また、9jは、クレードル9eがパッケー
ジ棚9c側に回動したときに巻取りパッケージ9dをク
レードル9eより持ち上げて開放させるためのカムであ
り、M3は、玉揚げ時に、クレードル9e、カッター9
f、サクションパイプ9g、糸掛けレバー9h及び紙管
供給部9iを動作させるためのカム部kを回転させるオ
ートドッファカム軸モーターである。なお、サンプルワ
インダー9は、同様な動作を行うものであれば、説明し
たものに限らない。
よって駆動されるワインディングローラー9aと、モー
ターM2によって駆動され、糸をトラバースさせるトラ
バーサー9bと、玉揚げされたパッケージ9dを載置す
るパッケージ棚9cと、巻取り時に巻取りパッケージ9
dをワインディングローラー9a上で支持し、玉揚げ時
にパッケージ棚9c側に回動するクレードル9eと、玉
揚げ時に糸道に上昇して糸を切断するカッター9fと、
切断された糸を一時吸い込んで保持するサクションパイ
プ9gと、保持された糸を新たな紙管Bに糸掛けする糸
掛けレバー9hと、クレードル9eが巻取り終了パッケ
ージ9dをパッケージ棚9cに下ろした後にクレードル
9e側に回動して紙管Bをクレードル9eに供給する紙
管供給部9iとを備え、他に、一つのパッケージPにつ
き所定長巻取る毎にサンプリングステーションS2側の
クランプカッター23に信号を送る不図示の定長装置を
備えている。また、9jは、クレードル9eがパッケー
ジ棚9c側に回動したときに巻取りパッケージ9dをク
レードル9eより持ち上げて開放させるためのカムであ
り、M3は、玉揚げ時に、クレードル9e、カッター9
f、サクションパイプ9g、糸掛けレバー9h及び紙管
供給部9iを動作させるためのカム部kを回転させるオ
ートドッファカム軸モーターである。なお、サンプルワ
インダー9は、同様な動作を行うものであれば、説明し
たものに限らない。
【0018】このようなサンプルワインダー9において
は、所定個数の被検査パッケージPについてそれぞれ所
定長の巻取りが行われた後に巻取りパッケージ9dと新
たな紙管Bとが自動的に交換される。また、サンプリン
グステーションS2において、被検査パッケージPの交
換が行われるときには、当然ながら、サンプルワインダ
ー9は止められる。
は、所定個数の被検査パッケージPについてそれぞれ所
定長の巻取りが行われた後に巻取りパッケージ9dと新
たな紙管Bとが自動的に交換される。また、サンプリン
グステーションS2において、被検査パッケージPの交
換が行われるときには、当然ながら、サンプルワインダ
ー9は止められる。
【0019】表層糸結びステーションS3には、ボビン
B内に垂れている糸端を吸い取って把持し、パッケージ
Pの外周において自身の糸に結付ける結び装置26が設
けられている。
B内に垂れている糸端を吸い取って把持し、パッケージ
Pの外周において自身の糸に結付ける結び装置26が設
けられている。
【0020】最後に、ペグトレイTにバーコード等のI
Dカードを付し、不良なパッケージ番号をコントローラ
ーに入力し、そのパッケージを自動的に検査ステーショ
ンS4で識別してバイパスラインL2に排出するように
する。
Dカードを付し、不良なパッケージ番号をコントローラ
ーに入力し、そのパッケージを自動的に検査ステーショ
ンS4で識別してバイパスラインL2に排出するように
する。
【0021】次ぎに、図6及び図7を参照し、パッケー
ジの糸継ぎ動作を説明する。
ジの糸継ぎ動作を説明する。
【0022】図6(a)に示すように、新たなパッケー
ジPが表層糸解じょステーションS1に供給される。一
方、サンプリングステーションS2に停止しているパッ
ケージPからは、糸がサンプルワインダー9に向けて引
出されている。表層糸解じょステーションS1に供給さ
れたパッケージPは、回転装置13上に載って回転し、
その糸端は、図6(b)に示すように、サクションマウ
ス14に吸引されながら解じょされる。その際、解じょ
糸は綾振りするが、パッケージPの上端まで綾振りする
と、サクションマウス14から吸引パイプ15bに移さ
れる。そして、エアーサッカー15が矢印a方向に上昇
すると、パッケージPの回転とは無関係に糸が急速に解
じょされ、相当量が吸引され、不図示のダストボックス
まで運ばれて捨てられる。表層糸は、傷付いたり、汚れ
たり、オイリングされていなかったり、他の大部分の糸
とは異なる状態であることが多く、このように捨てるこ
とにより、検査評価の対象外とする。
ジPが表層糸解じょステーションS1に供給される。一
方、サンプリングステーションS2に停止しているパッ
ケージPからは、糸がサンプルワインダー9に向けて引
出されている。表層糸解じょステーションS1に供給さ
れたパッケージPは、回転装置13上に載って回転し、
その糸端は、図6(b)に示すように、サクションマウ
ス14に吸引されながら解じょされる。その際、解じょ
糸は綾振りするが、パッケージPの上端まで綾振りする
と、サクションマウス14から吸引パイプ15bに移さ
れる。そして、エアーサッカー15が矢印a方向に上昇
すると、パッケージPの回転とは無関係に糸が急速に解
じょされ、相当量が吸引され、不図示のダストボックス
まで運ばれて捨てられる。表層糸は、傷付いたり、汚れ
たり、オイリングされていなかったり、他の大部分の糸
とは異なる状態であることが多く、このように捨てるこ
とにより、検査評価の対象外とする。
【0023】一方、サンプリングステーションS2にお
いてパッケージPからサンプルワインダー9に延びる糸
は、図6(b)に示すように、サンプルワインダー9の
定長装置から送られる信号によりクランプカッター23
が作動して切断され、サンプルワインダー9側の糸が保
持される。そして、パッケージP側の糸端は、吸引パイ
プ17に引かれてボビンB内に吸われる。
いてパッケージPからサンプルワインダー9に延びる糸
は、図6(b)に示すように、サンプルワインダー9の
定長装置から送られる信号によりクランプカッター23
が作動して切断され、サンプルワインダー9側の糸が保
持される。そして、パッケージP側の糸端は、吸引パイ
プ17に引かれてボビンB内に吸われる。
【0024】その後、図7に示すように、表層糸解じょ
ステーションS1に停止していたパッケージPがサンプ
リングテーションS2に移動すると共に、そのパッケー
ジPからサッカー15に延びる糸が糸ガイド20及び糸
継ぎ装置16に導入される。そして、その糸は、クラン
プカッター23に保持されている糸と糸継ぎされ、所定
長がサンプルワインダー9の巻取りパッケージに巻取ら
れ、図6(a)に示す状態となる。また、先にサンプリ
ングステーションS2にあったパッケージPは、表層糸
結びステーションS3に移動し、糸結び装置30により
結び目27が形成される。以上の動作を所定個数のパッ
ケージPについて繰り返すと、サンプルワインダーにお
いて巻取りパッケージの交換が行われる。
ステーションS1に停止していたパッケージPがサンプ
リングテーションS2に移動すると共に、そのパッケー
ジPからサッカー15に延びる糸が糸ガイド20及び糸
継ぎ装置16に導入される。そして、その糸は、クラン
プカッター23に保持されている糸と糸継ぎされ、所定
長がサンプルワインダー9の巻取りパッケージに巻取ら
れ、図6(a)に示す状態となる。また、先にサンプリ
ングステーションS2にあったパッケージPは、表層糸
結びステーションS3に移動し、糸結び装置30により
結び目27が形成される。以上の動作を所定個数のパッ
ケージPについて繰り返すと、サンプルワインダーにお
いて巻取りパッケージの交換が行われる。
【0025】ここで一応サンプルの作製が終了する。こ
うして出来上がったサンプルは、従来のように編地でな
く、糸を巻いたパッケージであるので、糸の状態で行う
種々の検査に使用することができる。もちろん巻取られ
たサンプル糸を別工程で編成し、染色してから目視検査
等を行うこともできる。その場合は、従来通り、編地に
したときに糸の順番、継ぎ目がわかるように、サンプリ
ングステーションS2において、標準糸、カラー糸を混
入するとよい。ここでは、図8を参照し、その動作を説
明する。
うして出来上がったサンプルは、従来のように編地でな
く、糸を巻いたパッケージであるので、糸の状態で行う
種々の検査に使用することができる。もちろん巻取られ
たサンプル糸を別工程で編成し、染色してから目視検査
等を行うこともできる。その場合は、従来通り、編地に
したときに糸の順番、継ぎ目がわかるように、サンプリ
ングステーションS2において、標準糸、カラー糸を混
入するとよい。ここでは、図8を参照し、その動作を説
明する。
【0026】図8(a)には、クランプカッター23に
よってパッケージPの糸が切断されると共に、サンプル
ワインダー9に延びる糸が保持され、吸引パイプ17に
よってパッケージP側の糸端がボビンB内に吸われた状
態が示されている。この状態にあるときに、標準パッケ
ージSPの糸端を保持しているクランプカッター24が
上昇し、糸継ぎ装置15に導かれる。そして、サンプル
ワインダー9に延びる糸と糸継ぎが行われ、図8(b)
に示すように、標準パッケージSPから所定長の標準糸
がサンプルワインダー9に巻取られる。なお、吸引パイ
プ17の位置に停止していたパッケージPは矢印cに示
すように排出される。次に、図8(c)に示すように、
新たなパッケージPが矢印dに示すように送込まれ、前
述した要領で糸端が糸継ぎ装置15に導入される。同時
に標準パッケージSPの糸はクランプカッター24で切
断され、保持される。そして、新たなパッケージPの糸
はサンプルワインダー9に延びる標準糸と糸継ぎされ、
サンプルワインダー9に巻取られる。
よってパッケージPの糸が切断されると共に、サンプル
ワインダー9に延びる糸が保持され、吸引パイプ17に
よってパッケージP側の糸端がボビンB内に吸われた状
態が示されている。この状態にあるときに、標準パッケ
ージSPの糸端を保持しているクランプカッター24が
上昇し、糸継ぎ装置15に導かれる。そして、サンプル
ワインダー9に延びる糸と糸継ぎが行われ、図8(b)
に示すように、標準パッケージSPから所定長の標準糸
がサンプルワインダー9に巻取られる。なお、吸引パイ
プ17の位置に停止していたパッケージPは矢印cに示
すように排出される。次に、図8(c)に示すように、
新たなパッケージPが矢印dに示すように送込まれ、前
述した要領で糸端が糸継ぎ装置15に導入される。同時
に標準パッケージSPの糸はクランプカッター24で切
断され、保持される。そして、新たなパッケージPの糸
はサンプルワインダー9に延びる標準糸と糸継ぎされ、
サンプルワインダー9に巻取られる。
【0027】パッケージPからカラーパッケージCPへ
の切換えや、標準パッケージSP、カラーパッケージC
P間の切換えも同様に行われる。なお、カラーパッケー
ジCPの切換えは、各パッケージP毎に行うこともでき
る。
の切換えや、標準パッケージSP、カラーパッケージC
P間の切換えも同様に行われる。なお、カラーパッケー
ジCPの切換えは、各パッケージP毎に行うこともでき
る。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0029】即ち、サンプリングテーションに接続され
るものがサンプルワインダーであるので、サンプル作製
のスピードが速いし、被検査パッケージの糸種やデニー
ルが変わっても特別な条件変更をする必要もなく、故障
も少ないことからラインが停止することも少ない。しか
も、サンプルが編地でなく、糸を巻いたパッケージであ
るので、編地の染色検査の他、糸の状態で行う種々の検
査にも使用することができる。また、表層糸解じょステ
ーションを設ける場合には、被検査パッケージの表層糸
が捨てられるので、本来の正しい検査を行うことができ
る。
るものがサンプルワインダーであるので、サンプル作製
のスピードが速いし、被検査パッケージの糸種やデニー
ルが変わっても特別な条件変更をする必要もなく、故障
も少ないことからラインが停止することも少ない。しか
も、サンプルが編地でなく、糸を巻いたパッケージであ
るので、編地の染色検査の他、糸の状態で行う種々の検
査にも使用することができる。また、表層糸解じょステ
ーションを設ける場合には、被検査パッケージの表層糸
が捨てられるので、本来の正しい検査を行うことができ
る。
【図1】延伸仮撚機の側面図である。
【図2】従来のパッケージのサンプル作成装置の側面図
である。
である。
【図3】本発明のサンプル作成装置を配したパッケージ
搬送システムの配置図である。
搬送システムの配置図である。
【図4】本発明のサンプル作成装置の正面図である。
【図5】本発明のサンプル作成装置の側面図である。
【図6】パッケージの交換作業を説明する正面図であ
る。
る。
【図7】パッケージの交換作業(続き)を説明する正面
図である。
図である。
【図8】パッケージと標準パッケージ等との交換作業を
説明する正面図である。
説明する正面図である。
9 サンプルワインダー L1 パッケージ搬送ライン P パッケージ S1 表層糸解じょステーション S2 サンプリングテーション
Claims (3)
- 【請求項1】被検査パッケージから糸を引出して糸継ぎ
するサンプリングステーションをパッケージ搬送ライン
に配設し、そのサンプリングステーションにサンプルワ
インダーを接続したパッケージのサンプル作成装置。 - 【請求項2】サンプルワインダーが所定個数の被検査パ
ッケージについてそれぞれ所定長の巻取りを行ったに後
巻取りパッケージの交換を行う請求項1に記載のパッケ
ージのサンプル作成装置。 - 【請求項3】被検査パッケージの表層糸を解じょして捨
てる表層糸解じょステーションをサンプリングテーショ
ンの前に配設した請求項1又は請求項2に記載のパッケ
ージのサンプル作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10904495A JPH08277070A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | パッケージのサンプル作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10904495A JPH08277070A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | パッケージのサンプル作成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277070A true JPH08277070A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14500191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10904495A Pending JPH08277070A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | パッケージのサンプル作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08277070A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100455955B1 (ko) * | 2002-03-06 | 2004-11-12 | 박선용 | 원사견본 스티커 제조장치 |
CN108385351A (zh) * | 2018-04-27 | 2018-08-10 | 南通神马线业有限公司 | 一种染色后涤纶丝纱线质量光检、输送、码料一体装置 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP10904495A patent/JPH08277070A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100455955B1 (ko) * | 2002-03-06 | 2004-11-12 | 박선용 | 원사견본 스티커 제조장치 |
CN108385351A (zh) * | 2018-04-27 | 2018-08-10 | 南通神马线业有限公司 | 一种染色后涤纶丝纱线质量光检、输送、码料一体装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4651817B2 (ja) | 糸を連続的に繰出すための方法 | |
JP2710822B2 (ja) | 合糸ワインダー | |
CN1188334C (zh) | 把连续纱线卷绕到纺丝筒子机或络筒机工位上的方法 | |
JPH026643A (ja) | 加撚用供給ボビンとして使用されるボビン製造のための多数の精紡装置を具備する精紡機 | |
JPH0226929A (ja) | 糸の製造方法および製造装置 | |
US5142856A (en) | Yarn piecing method for yarn spinning machine | |
US4788814A (en) | Textile winder equipped with air splicer and attendant method | |
JPH08277070A (ja) | パッケージのサンプル作成装置 | |
JP7553257B2 (ja) | 繊維機械の作業ユニットにおいて糸継ぎ結合部を形成するための方法ならびに繊維機械の作業ユニット | |
JP3139238B2 (ja) | パッケージ搬送システム | |
US5351469A (en) | Spinning machine having a plurality of spinning units and a servicing apparatus | |
JP3089912B2 (ja) | パッケージ搬送システム | |
JPH01229825A (ja) | チーズ製造方法及び装置 | |
JP2812158B2 (ja) | パッケージ搬送システム | |
EP0644422A1 (en) | Package transport system | |
JPS6290333A (ja) | 自動糸継ぎ玉揚げ装置 | |
JP3185840B2 (ja) | 紡績機の糸継装置 | |
JPH03174027A (ja) | ボビン交換装置を具備する精紡機 | |
JPH02229229A (ja) | 糸の製造方法および製造装置 | |
JPS6290332A (ja) | 自動玉揚げ装置 | |
JPH0782625A (ja) | 糸条の糸継ぎ方法及び糸継装置 | |
JPH02234930A (ja) | 糸継ぎ方法、および装置 | |
JP2577009Y2 (ja) | 自動ワインダ | |
JPH07138825A (ja) | 糸条のサンプリング装置 | |
JP3055472B2 (ja) | パッケージ検査システム |