JPH08276529A - 軽量石膏硬化体 - Google Patents

軽量石膏硬化体

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JPH08276529A
JPH08276529A JP8019195A JP8019195A JPH08276529A JP H08276529 A JPH08276529 A JP H08276529A JP 8019195 A JP8019195 A JP 8019195A JP 8019195 A JP8019195 A JP 8019195A JP H08276529 A JPH08276529 A JP H08276529A
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JP
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gypsum
layer
lightweight
dense
woven
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JP8019195A
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English (en)
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Hideo Tawara
英男 田原
Yoshihiko Murata
義彦 村田
Toshiaki Kakinuma
俊明 柿沼
Fumio Matsumoto
文夫 松本
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Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、家屋、マンション等の耐火間仕切
り材として用いられる軽量石膏硬化体よりなる建材で、
少なくともどちらか一方の表面が緻密質石膏層からなる
もので、曲げ強さ等の耐久性、及び製造工程の効率化を
図るもことを目的とする。 【構成】石膏と繊維質材料とよりなる緻密質石膏層と、
微細な気泡を含んだ軽量石膏層との間に50μm〜20
0μmの開口部を有する不織布又は織布を介装させるも
のである。その製造方法は、無端状のコンベアベルト上
に表層用の緻密質石膏スラリーを供給した後、所定の寸
法に成形時に不織布又は織布を供給し、この不織布又は
織布上に軽量石膏スラリー供給することにより、両層間
に不織布又は織布を介装させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量石膏板、両面又は
どちらか一方の面が緻密質石膏層よりなる軽量石膏硬体
に関し、更に詳しくは、家屋等の耐火壁、ビル及びマン
ション等の耐火仕切り壁等に使用され、製造が容易で、
曲げ強さ等の耐久性が改善された軽量石膏硬化体に関す
る。
【0002】
【従来技術】性状の異なる石膏層を積層する多層構造の
石膏硬化体を製造する方法の一例として、表面に緻密質
石膏層を有する軽量石膏硬化体を連続して製造する工程
において、半水石膏と繊維質材料と凝結調整剤等を混練
水にて混練した緻密質石膏スラリーを無端状のコンベア
ベルト上に供給し所定の厚さに成形して表層用の緻密質
石膏層を形成させた後、半水石膏、繊維質材料、凝結調
整剤、発泡剤を混練水にて混練し発泡させた軽量石膏ス
ラリーを該緻密質石膏層上に供給し、所定の厚さに成形
して軽量石膏層を形成させた後、更に緻密質石膏スラリ
ーを供給し、所定の厚さに成形し、硬化後所定の寸法に
切断後乾燥させて製品としていた。本方法では、層を積
層する際、下層側が全く未硬化の状態で上層側の石膏ス
ラリーを供給すると、下層側に上層側の石膏スラリーが
沈み込み、極端な場合は上層側の石膏が表面に出てしま
うため、次層の石膏スラリーを供給するまで各層毎にあ
る程度凝結硬化するための時間を取る必要があり、全体
の製造時間が長くなるといった問題点がある。
【0003】前述の問題点を解決する方法として、各層
間に織布又は不織布を挟み込む方法があるが、この方法
であると、下層側が全く未硬化の状態でも上層側の石膏
を流し込むことが可能である反面、石膏層と織布又は不
織布との接着性が悪く、層間剥離を起こすといった問題
点があった。
【0004】これらの問題点を解決する石膏硬化体とし
て、例えば両表面が緻密質石膏層と、本体層が軽量石膏
層とよりなり、該緻密質石膏層と該軽量石膏層との間に
パンチング穴を有する不織布を介装させた無機材料より
なる硬化体について、実公平4ー14575号実用新案
公告公報に、無機材料として石膏を使用した発泡してい
ない緻密質石膏ペーストを型枠に流し込み、直ちに無数
のパンチング穴を有する合成樹脂よりなる薄い不織布を
置き、その上から軽量骨材を配合し発泡させた軽量石膏
スラリーを流し込む。次に流し込んだ軽量石膏スラリー
上に該合成樹脂製の不織布を置き、最後に緻密質石膏ペ
ーストを流し込む事により、両面の緻密質石膏層により
軽量石膏層をサンドイッチ状に挟み込み該緻密質石膏層
と発泡石膏層のとの境界に無数のパンチング穴を有する
不織布を介装させた軽量石膏硬化体について、該不織布
のパンチング穴を介して緻密質石膏層を軽量石膏層に食
い込ませる事により、緻密質石膏層と軽量石膏層との分
離を防止し、剛性の高い軽量石膏硬化体を得ることがで
きる事が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実公平1ー14575
号の軽量石膏硬化体は、流し込み法により製造される物
であり、コンベアベルトを使用した連続製造方法による
場合には、各層厚を調整する際、ゲート或はローラ等で
表面より押圧する方法を採用しており、この際下層側の
石膏が全く未硬化の状態であると、パンチング穴の大き
さによっては、上層側の層厚調整時の押圧により、不織
布のパンチング穴より上層側石膏スラリーが食い込み、
特に下層側の石膏層厚が薄い場合には、上層側の石膏ス
ラリーが表面に出てくるといった問題点があった。また
織布に無数のパンチング穴を開けることは、繊維の糸を
切断することであり、繊維の強度上パンチング穴の個数
及び穴の間隔には限度があった。更に、通常織布又は不
織布は、穴のない状態で製造されてロールに巻き取られ
ており、使用前にこの不織布にパンチング穴を開けるた
めには、穴開け装置を通した後、再度ロールに巻き取
り、石膏硬化体の製造装置にセットしなければならない
といった手間と、時間と、多くの費用を要するといった
問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、費用や手
間をかけずに、且つ、剛性の高い軽量石膏硬化体とその
製造方法を提供する事を目的として研究した結果、次に
示す軽量石膏硬化体とその製造方法を開発するに至っ
た。
【0007】軽量石膏硬化体として、本体部が主として
石膏と繊維質材料とよりなり、且つ多数の気泡及び/又
は軽量骨材を有する軽量石膏層であって、両表面又はい
ずれか一方の表面に石膏と繊維質材料とよりなる緻密質
石膏層を有する軽量石膏硬化体において、該軽量石膏層
と緻密質石膏層との間に50μm以上200μm以下の
寸法の開口部を複数カ所有する織布又は不織布を介装さ
せた軽量石膏硬化体である。
【0008】その製造方法として、半水石膏と、繊維質
材料と、必要に応じて凝結調整剤と、混練水とを所定量
配合し、この配合物を混練装置にて混練した緻密質石膏
スラリーを所定の厚さとなるように無端状のコンベアベ
ルト上に供給し緻密質石膏層を形成させる工程と、該緻
密質石膏層上に50μm以上200μm以下の寸法の開
口部を複数箇所有する織布又は不織布を供給し、該織布
又は不織布上に半水石膏と、繊維質材料と、発泡剤及び
/又は軽量骨材と、必要に応じて凝結調整剤等と、混練
水とを所定量配合した配合物をミキサーにて混練した混
練物を供給し軽量石膏層を形成させる工程と、該軽量石
膏層上に複数の開口部を有する織布又は不織布をのせ、
該織布又は不織布上に半水石膏と、繊維質材料と、必要
に応じて凝結調整剤と、混練水とを所定量配合し、この
配合物を混練装置にて混練した緻密質石膏スラリーを所
定の厚さとなるように供給し緻密質石膏層を形成させる
工程とよりなり、両表面の該緻密質石膏層により軽量石
膏層をサンドイッチ状に挟装し、且つ該緻密質石膏層と
軽量石膏層との間に50μm以上200μm以下の寸法
の開口部を複数カ所有する織布又は不織布介装させた軽
量石膏硬化板を形成させ、該軽量石膏硬化体を所定の寸
法に切断し、乾燥させる軽量石膏硬化体の製造方法。
【0009】更に異なる製造方法として、無端状のコン
ベアベルト又は供給テーブル上に供給される表層用の紙
又は繊維状物質上に、半水石膏と、繊維質材料と、発泡
剤及び/又は軽量骨材と、必要に応じて凝結調整剤等
と、混練水とを所定量配合した配合物をミキサーにて混
練した混練物を供給し、軽量石膏層を形成させる工程
と、該軽量石膏層上に50μm以上200μm以下の寸
法の開口部を複数複数箇所有する織布又は不織布をの
せ、該織布又は不織布上に半水石膏と、繊維質材料と、
必要に応じて凝結調整剤と、混練水とを所定量配合し、
この配合物を混練装置にて混練した緻密質石膏スラリー
を所定の厚さとなるように供給し緻密質石膏層を形成さ
せる工程とよりなり、紙層と緻密質石膏層とで軽量石膏
層をサンドイッチ状に挟装し、且つ該緻密質石膏層と該
軽量石膏層との間に50μm以上200μm以下の寸法
の開口部を複数カ所有する織布又は不織布を介装した軽
量石膏硬体を形成させ、該軽量石膏硬化体を所定の寸法
に切断し、乾燥させる軽量石膏硬化体の製造方法。
【0010】
【作用】半水石膏が硬化する際に生成する針状の二水石
膏の結晶を顕微鏡で観察した結果、その形状はほぼ長さ
が20〜50μm、径が10〜20μmである知見に基
づいて本発明がなされたものであり、石膏が硬化する際
に生成する針状の二水石膏の結晶を自由に織布または不
織布の開口部を通過させる事により、緻密質層と発泡層
とより生成した該結晶物が絡み合い、織布又は不織布を
介して緻密質層と発泡層とがより強固に接合する事が可
能となる。
【0011】緻密質石膏層と軽量石膏層との間に本発明
の織布又は不織布を介装させる事により、該織布又は不
織布が抵抗となり、例えば緻密質石膏層を形成させた
後、未硬化の状態でも次層の軽量硬化体層用のスラリー
を供給する事が可能となり、製造工程の能率が向上し
た。
【0012】織布又は不織布の開口部の寸法は、径、対
角線及び対辺の寸法が50〜200μmであり、寸法が
50μmより小さいと針状の結晶の通過が困難となり、
200μm以上となると上層側の石膏層厚を調整するさ
いの押圧により、上層側の石膏層が大幅に下層側に入り
込み下層側の石膏層を突き破る等の作用をなす。また開
口部の形状は、円、楕円、四角形及び多角形等何れの形
状でも良く、前記寸法を有しておれば特に限定されな
い。織布又は不織布の布厚としては、目付け(単位面積
当りの重量)10g/m2〜100g/m2、開口部のス
ペースとしては、空隙率で20〜60%程度となるよう
に設けるのが好適である。
【0013】使用する半水石膏としては、市販の半水石
膏であれば良く特に限定される物でなく、α型、β型の
いずれの物でも用いることができ、好ましくは二水石膏
を焼成して製造したβ型半水石膏が良い。
【0014】本発明において、表層用の緻密質石膏層の
性状は、比重で0.9以上の物であり、これ以下である
と強度が小さくなり表層用としては不向きであり、該表
層の厚さは5〜15mmの範囲が好ましく、5mm以下
であると均一な層の形成が困難であり、15mm以上と
なると重量が重くなるので好ましくない。この緻密質石
膏硬化体の配合としては、半水石膏100重量部に対
し、繊維質材料0.5〜1.5重量部、凝結調整剤とし
ては市販の石膏用凝結調整剤を0.01〜1.0重量
部、混練水を70〜100重量部、必要に応じてメチル
セルローズ等の市販の増粘剤を0.1〜1.5重量部の
範囲内で外気温等の諸条件に応じて適宜定める。
【0015】本体部の軽量石膏層としては、比重で0.
7以下の物が好ましく、強度補強材として使用する繊維
質材料として、ガラス繊維、アスベスト、カーボン繊
維、天然繊維等があり、このほかに、最大粒径5mm以
下のパーライト、シラスバルーン、蛭石等の軽量骨材を
用いても良く、本発明の技術範囲に属する。また、使用
する発泡剤としては、市販の界面活性剤に気泡安定剤を
加えて予め発泡させた物に石膏等を加える方法、石膏ス
ラリーに界面活性剤を添加して発泡させる方法の何れを
用いても良い。
【0016】石膏以外の表層用の材質としては、石膏用
の紙の他、天然繊維の織布、合成樹脂製の織布又は不織
布、合成樹脂製のフイルム等が使用可能である。
【0017】
【実施例】本発明について、以下に実施例を挙げて詳細
に説明するが、本発明はこの実施例によって限定される
物でない。
【0018】実施例1 図1は、本発明の両面が緻密質石膏層よりなる軽量石膏
硬化体を示す斜視図であり、図1において、1は緻密質
石膏層、2は発泡石膏層、3は合成樹脂製の不織布で、
その性状は目付け30g/m2、開口部寸法50μm〜
100μm、空隙率30%の物であり、表層用の緻密石
膏層の配合は、半水石膏100重量部に対し、ガラス繊
維(繊維径0.01mmφ、繊維長6mm)0.8重量
部、凝結調整剤としてクエン酸ナトリウムを0.03重
量部、メチルセルローズ0.4重量部、混練水85重量
部を各々計量し表層用のミキサー5にて混練し、表層用
の緻密質石膏スラリーをコンベアベルト6上に供給し、
厚さ調整機7aにて12mmの厚さに調整すると共に不
織布3を供給した後、半水石膏100重量部に対し、ガ
ラス繊維1.5重量部、クエン酸ナトリウム0.05重
量部、混練水80重量部を各々計量し、混練水にアニオ
ン型界面活性剤(山宗科学(株)製、ヴィンソル80
0)を0.15重量部及びポリビニルアルコールを0.
1重量部を加えた後、ミキサー4にて6000rpmの
高速で撹拌して発泡させ、これに前記半水石膏、ガラス
繊維等を加えて混練して製造した発泡石膏スラリーを不
織布3上に供給し、厚さ調整機7bにて所定の厚さに調
整するとともに再度不織布3を供給し、これに前記同一
配合の緻密質石膏スラリーを供給し、厚さ調整機7cに
て所定の厚さに調整し両面が緻密質石膏層1よりなる軽
量石膏硬化体を形成させ、コンベアベルト6上で硬化さ
せた後所定の寸法に切断し、乾燥装置にて80〜100
℃の温度で乾燥さて製品とした。得られた製品の形状
は、幅600mm、長さ 3500mm、厚さ66mm
であり、その性状等は、表1に示す通りであり、曲げ強
さ等に優れた軽量石膏硬化体をコンベアベルトを用いた
連続製造方法で効率良く製造することができた。
【0019】実施例2 使用する織布の開口部の寸法を100μm〜150μ
m、空隙率50%として、実施例1と同一配合、同一の
製造方法で軽量石膏硬化体を製造した。その性状等は表
1に示す通りである。
【0020】実施例3 使用する不織布は実施例1と同一、緻密質石膏層及び軽
量石膏層とも実施例1と同一の配合を用いて、図3に示
すようにコンベアベルト6上に紙厚0.5mm(280
g/m2 )の表層紙8を供給し、この表層紙8上に発泡
スラリーを供給し、厚さ調整機7aにて50mmの厚さ
に調整して軽量石膏層2を形成させるとともに、この軽
量石膏層2上に不織布3を供給した後、緻密質石膏スラ
リーを供給し厚さ調整機7bにて所定の厚さに成形し
て、一方の表面が紙層8、他方の表面が緻密質石膏層1
よりなる軽量石膏硬化体を製造した。その性状等は表1
に示す通りである。
【0021】実施例4 使用する不織布は実施例1と同一、緻密質石膏層も実施
例1と同一配合とし、軽量石膏層の配合を、半水石膏1
00重量部に対し、ガラス繊維 重量部、パーライト
(かさ比重0.25、最大粒径3mm)10重量部、ク
エン酸ナトリウム0.05重量部を計量し、混練水80
重量部にアニオン型界面活性剤0.5重量部及びポリビ
ニルアルコールを0.05重量部を加えて、ミキサーに
て6000rpmの高速撹拌し発泡させ、この中に前記
計量物を加えて撹拌し発泡石膏スラリーを製造し、実施
例1と同様の方法で軽量石膏硬化体を製造した。その性
状等は表1に示す通りである。
【0022】
【表1】 比較例 実施例1と同一配合で、両面が緻密質石膏層よりなる軽
量石膏硬化体を製造した。製造方法については、実施例
1の製造方法より、不織布を供給する工程を省略した以
外は同一の方法であり、製造した軽量石膏硬化体の性状
等は表1に示す通りである。
【0023】
【発明の効果】本発明の緻密質石膏層と軽量石膏層との
境界面に不織布又は織布を有する軽量石膏硬化体を、連
続方式で効率よく製造する事が可能となり、更に、緻密
質石膏層と軽量質石膏層とが硬化するさいに生成される
結晶がお互いに該開口部を通して絡み合い、この絡み合
いにより織布又は不織布が保持されるため、曲げ強さ等
の耐久性に優れた軽量石膏硬化体を得る事とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の軽量石膏硬化体の斜視図。
【図2】 本発明の製造工程図の一例。
【図3】 本発明の製造工程図の他の例。
【符号の説明】
1:緻密質石膏層 2:軽量石膏層 3:織布又は不織布 4:軽量石膏用ミキサー 5:緻密質石膏用ミキサー 6:コンベアベルト 7:厚さ調整機 8:表層紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 文夫 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社セメント研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部が主として石膏と繊維質材料とよ
    りなり多数の気泡及び/又は軽量骨材を有する軽量石膏
    層であって、両表面又はいずれか一方の表面に石膏と繊
    維質材料とよりなる緻密質石膏層を有する軽量石膏硬化
    体において、該軽量石膏層と該緻密質石膏層との間に5
    0μm以上200μm以下の寸法の開口部を複数カ所有
    する織布又は不織布を介装させたことを特徴とする軽量
    石膏硬化体。
  2. 【請求項2】 半水石膏と、繊維質材料と、必要に応じ
    て凝結調整剤と、混練水とを所定量配合し、この配合物
    を混練装置にて混練した緻密質石膏スラリーを所定の厚
    さとなるように無端状のコンベアベルト上に供給し緻密
    質石膏層を形成させる工程と、該緻密質石膏層上に50
    μm以上200μm以下の寸法の開口部を複数カ所有す
    る織布又は不織布を供給し、該織布又は不織布上に半水
    石膏と、繊維質材料と、発泡剤及び/又は軽量骨材と、
    必要に応じて凝結調整剤等と、混練水とを所定量配合し
    た配合物をミキサーにて混練した混練物を供給し軽量石
    膏層を形成させる工程と、該軽量石膏層上に複数の開口
    部を有する織布又は不織布をのせ、該織布又は不織布上
    に半水石膏と、繊維質材料と、必要に応じて凝結調整剤
    と、混練水とを所定量配合し、この配合物を混練装置に
    て混練した緻密質石膏スラリーを所定の厚さとなるよう
    に供給して緻密質石膏層を形成させる工程とよりなり、
    両表面の該緻密質石膏層により軽量石膏層をサンドイッ
    チ状に挟装し、且つ該緻密質石膏層と軽量石膏層との間
    に50μm以上200μm以下の寸法の開口部を複数カ
    所有する織布又は不織布を介装させた軽量石膏硬化板を
    形成させ、該軽量石膏硬化体を所定の寸法に切断し、乾
    燥させる事を特徴とする軽量石膏硬化体の製造方法。
  3. 【請求項3】無端状のコンベアベルト又は供給テーブル
    上に供給される表層用の紙又は繊維状物質上に、半水石
    膏と、繊維質材料と、発泡剤及び/又は軽量骨材と、必
    要に応じて凝結調整剤等と、混練水とを所定量配合した
    配合物をミキサーにて混練した混練物を供給し、軽量石
    膏層を形成させる工程と、該軽量石膏層上に複数の開口
    部を有する織布又は不織布をのせ、該織布又は不織布上
    に半水石膏と、繊維質材料と、必要に応じて凝結調整剤
    と、混練水とを所定量配合し、この配合物を混練装置に
    て混練した緻密質石膏スラリーを所定の厚さとなるよう
    に供給し緻密質石膏層を形成させる工程とよりなり、紙
    層と緻密質石膏層とで軽量石膏層をサンドイッチ状に挟
    装し、且つ該緻密質石膏層と該軽量石膏層との間に50
    μm以上200μm以下の寸法の開口部を複数カ所有す
    る織布又は不織布を介装した軽量石膏硬体を形成させ、
    該軽量石膏硬化体を所定の寸法に切断し、乾燥させる事
    を特徴とする軽量石膏硬化体の製造方法。
JP8019195A 1995-04-05 1995-04-05 軽量石膏硬化体 Withdrawn JPH08276529A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104204376A (zh) * 2011-12-12 2014-12-10 圣-戈贝恩普拉科公司 建筑板材及其制造
WO2018143414A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 積水化学工業株式会社 石膏組成物用の混和剤組成物及びキット
WO2020029136A1 (zh) * 2018-08-08 2020-02-13 郑州三迪建筑科技有限公司 一种网面石膏板

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