JP2979316B1 - 古紙含有不燃壁板の製造方法 - Google Patents
古紙含有不燃壁板の製造方法Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 本発明の目的は、壁板の厚さの精度が±0.
5mm以下と高く、3尺×6尺壁板1枚の重量が20k
g以下と軽く、乾燥時間が早い、古紙含有不燃壁板の製
造方法を提供するにある。 【解決手段】 合繊長繊維不織布(1)の上に古紙含有
セメントペースト(2)を出来上り製品厚みの約半分の
厚さに塗布し、セメントを養生、乾燥して得た2枚のシ
ート(イ)(ロ)を、不織布を外側にして接着剤(3)
を用いて貼り合わせ、2本ロール(14)(14’)の
間を通して厚さを規制することを特徴とする古紙含有不
燃壁板の製造方法。
5mm以下と高く、3尺×6尺壁板1枚の重量が20k
g以下と軽く、乾燥時間が早い、古紙含有不燃壁板の製
造方法を提供するにある。 【解決手段】 合繊長繊維不織布(1)の上に古紙含有
セメントペースト(2)を出来上り製品厚みの約半分の
厚さに塗布し、セメントを養生、乾燥して得た2枚のシ
ート(イ)(ロ)を、不織布を外側にして接着剤(3)
を用いて貼り合わせ、2本ロール(14)(14’)の
間を通して厚さを規制することを特徴とする古紙含有不
燃壁板の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用壁板、断熱
材等として好適な、古紙を含有した不燃壁板の製造方法
に関する。
材等として好適な、古紙を含有した不燃壁板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内不燃壁材としては石膏ボードが大量
に使用されている。石膏ボード製造の1例を示すと、先
ず石膏ペーストを2枚の紙に挟んで成形し、500mの
長大な成形ベルト上を10分間通した後カッターで切断
し、多段式乾燥機に入れている。その際硬化前の柔らか
い石膏生ボードを水平に500mゴムベルトの上に載せ
て運ぶ為には、大掛かりな非常に精度の高い装置が必要
になり、ベルトのたるみ、蛇行をテイクアップ用装置、
ガイドロールで微調整しなければならない等の問題点が
あった。そこで本発明者は、石膏ボードに代わる不燃材
として先に実用新案登録第3043793号「古紙含有
不燃断熱材」を開発した。上記古紙含有不燃断熱材の製
造方法としては、1個取り型枠に古紙含有セメントペー
ストを流し込むのは不経済なので、多数個取り型枠に流
し込み、大きなブロックを作って、セメントの硬化後、
所定厚さ15〜20mmに輪切りにし、乾燥して製品と
した。しかしこの製法では、ブロックが大きい程移動や
取扱が煩雑・困難であり、慎重に切断しても±1mmの
誤差が生じ、乾燥も厚い程長時間を要する等の問題点が
あった。
に使用されている。石膏ボード製造の1例を示すと、先
ず石膏ペーストを2枚の紙に挟んで成形し、500mの
長大な成形ベルト上を10分間通した後カッターで切断
し、多段式乾燥機に入れている。その際硬化前の柔らか
い石膏生ボードを水平に500mゴムベルトの上に載せ
て運ぶ為には、大掛かりな非常に精度の高い装置が必要
になり、ベルトのたるみ、蛇行をテイクアップ用装置、
ガイドロールで微調整しなければならない等の問題点が
あった。そこで本発明者は、石膏ボードに代わる不燃材
として先に実用新案登録第3043793号「古紙含有
不燃断熱材」を開発した。上記古紙含有不燃断熱材の製
造方法としては、1個取り型枠に古紙含有セメントペー
ストを流し込むのは不経済なので、多数個取り型枠に流
し込み、大きなブロックを作って、セメントの硬化後、
所定厚さ15〜20mmに輪切りにし、乾燥して製品と
した。しかしこの製法では、ブロックが大きい程移動や
取扱が煩雑・困難であり、慎重に切断しても±1mmの
誤差が生じ、乾燥も厚い程長時間を要する等の問題点が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記古紙含
有不燃断熱材の製造方法の問題点を改善するもので、本
発明の目的は、壁板の厚さの精度が±0.5mm以下
と高く3尺×6尺壁板1枚の重量が20kg以下と軽
く乾燥時間が早い、古紙含有不燃壁板の製造方法を提
供するにある。
有不燃断熱材の製造方法の問題点を改善するもので、本
発明の目的は、壁板の厚さの精度が±0.5mm以下
と高く3尺×6尺壁板1枚の重量が20kg以下と軽
く乾燥時間が早い、古紙含有不燃壁板の製造方法を提
供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、不織布の上
に古紙含有セメントペーストを出来上り製品厚みの約半
分の厚さに塗布し、セメントを養生、乾燥して得た2枚
のシートを、不織布を外側にして接着剤を用いて貼り合
わせ、2本ロールの間を通して厚さを規制することによ
り上記課題を解決した。即ち、本発明の要旨は下記の通
りである。合繊長繊維不織布(1)の上に古紙含有セメ
ントペースト(2)を出来上り製品厚みの約半分の厚さ
に塗布し、セメントを養生、乾燥して得た2枚のシート
(イ)(ロ)を、不織布を外側にして接着剤(3)を用
いて貼り合わせ、2本ロール(14)(14’)の間を
通して厚さを規制することを特徴とする古紙含有不燃壁
板の製造方法。2枚のシート(イ)(ロ)のいずれか一
方又は両方の不織布面にセメント系塗料を塗布乾燥後、
貼り合わせる請求項1の製造方法。接着剤層に寒冷紗等
の網状物質を入れた後、貼り合わせる請求項1の製造方
法。本発明の製造方法は、前記石膏ボード製造時の50
0m成形ベルト上を水平に精度よく移動させるための大
掛かりな装置等を全く必要とせず、古紙含有セメントペ
ーストの塗布も特に精度を必要とせず、貼り合わせ時の
接着剤層で厚さが調節出来る方法である。
に古紙含有セメントペーストを出来上り製品厚みの約半
分の厚さに塗布し、セメントを養生、乾燥して得た2枚
のシートを、不織布を外側にして接着剤を用いて貼り合
わせ、2本ロールの間を通して厚さを規制することによ
り上記課題を解決した。即ち、本発明の要旨は下記の通
りである。合繊長繊維不織布(1)の上に古紙含有セメ
ントペースト(2)を出来上り製品厚みの約半分の厚さ
に塗布し、セメントを養生、乾燥して得た2枚のシート
(イ)(ロ)を、不織布を外側にして接着剤(3)を用
いて貼り合わせ、2本ロール(14)(14’)の間を
通して厚さを規制することを特徴とする古紙含有不燃壁
板の製造方法。2枚のシート(イ)(ロ)のいずれか一
方又は両方の不織布面にセメント系塗料を塗布乾燥後、
貼り合わせる請求項1の製造方法。接着剤層に寒冷紗等
の網状物質を入れた後、貼り合わせる請求項1の製造方
法。本発明の製造方法は、前記石膏ボード製造時の50
0m成形ベルト上を水平に精度よく移動させるための大
掛かりな装置等を全く必要とせず、古紙含有セメントペ
ーストの塗布も特に精度を必要とせず、貼り合わせ時の
接着剤層で厚さが調節出来る方法である。
【0005】
【実施の態様】本発明の製造方法の1例を図面によって
説明する。先ず、パルパーで古紙と水を混合離解させ、
古紙パルプペーストを作る。次いでミキサー(4)で、
該古紙パルプペーストに、セメント、界面活性剤、増粘
剤、鉱物繊維等を混合し、古紙含有セメントペースト
(2)を調製する。この際、セメントの他に必要によ
り、ビニロン、ポリノジック、ポリエステル繊維等の繊
維及びガラス繊維、イソライト石綿、繊維状のケイ酸ア
ルミナ、ケイ酸カルシウム等の鉱物繊維及びシラスバル
ーン、ケイソウ土、軽石粉等の軽量骨材及びポバール、
CMC、メチルセルローズ、膠、ミルクカゼイン等の増
粘剤及び発泡剤として界面活性剤等を適宜混合する。古
紙含有セメントペーストは、ミキサー(4)の底部より
ドクターブレード(5)に供給する。合繊長繊維不織布
(1)の上に古紙含有セメントペースト(2)を出来上
がり製品厚みの約半分の厚さに塗布する。ペースト塗布
不織布(1)(2)は送りベルト(6)を経て、カッタ
ー(7)で所定長さに切断される。次いで送りロール
(8)を経て受け皿(9)の上に載る。該受け皿(9)
は送りベルト(10)により台車(11)の棚の各段に
順次挿入される。台車(11)はリフター(12)の上
に載っており、間欠的に上下出来、受け皿を順次棚に入
れるローダーとアンローダーの役目をする。台車は2時
間放置後(セメントの前置き時間)、乾燥室に入れら
れ、65〜80℃、3〜5時間のセメント養生を行い、
引き続き乾燥して、不織布−古紙セメントシート(イ)
(ロ)が得られる。
説明する。先ず、パルパーで古紙と水を混合離解させ、
古紙パルプペーストを作る。次いでミキサー(4)で、
該古紙パルプペーストに、セメント、界面活性剤、増粘
剤、鉱物繊維等を混合し、古紙含有セメントペースト
(2)を調製する。この際、セメントの他に必要によ
り、ビニロン、ポリノジック、ポリエステル繊維等の繊
維及びガラス繊維、イソライト石綿、繊維状のケイ酸ア
ルミナ、ケイ酸カルシウム等の鉱物繊維及びシラスバル
ーン、ケイソウ土、軽石粉等の軽量骨材及びポバール、
CMC、メチルセルローズ、膠、ミルクカゼイン等の増
粘剤及び発泡剤として界面活性剤等を適宜混合する。古
紙含有セメントペーストは、ミキサー(4)の底部より
ドクターブレード(5)に供給する。合繊長繊維不織布
(1)の上に古紙含有セメントペースト(2)を出来上
がり製品厚みの約半分の厚さに塗布する。ペースト塗布
不織布(1)(2)は送りベルト(6)を経て、カッタ
ー(7)で所定長さに切断される。次いで送りロール
(8)を経て受け皿(9)の上に載る。該受け皿(9)
は送りベルト(10)により台車(11)の棚の各段に
順次挿入される。台車(11)はリフター(12)の上
に載っており、間欠的に上下出来、受け皿を順次棚に入
れるローダーとアンローダーの役目をする。台車は2時
間放置後(セメントの前置き時間)、乾燥室に入れら
れ、65〜80℃、3〜5時間のセメント養生を行い、
引き続き乾燥して、不織布−古紙セメントシート(イ)
(ロ)が得られる。
【0006】図3はシート2枚を貼り合わせる工程を示
す。アクリル樹脂エマルジョンやエチレン酢ビ共重合物
エマルジョンに同量の炭酸カルシウムを練り込んだ接着
剤(3)を、塗布ロール(13)で1枚のシートの内側
に塗布する。シートは不織布(1)を外側にして、もう
1枚のシートと貼り合わせる。貼り合わせた2枚のシー
トは2本のロール(14)(14’)の間を通って厚さ
を規制される。接着剤の乾燥後、縦横所定の寸法(例え
ば910mm×1820mm)に切断して製品とする。
図3で、シートに塗布されている古紙含有セメント層
(2)の厚さは、例え少々精度が悪くても、また表面凹
凸があっても、接着剤層(3)で調節できるメリットが
ある。貼り合わせる前に、2枚のシート(イ)(ロ)の
いずれか一方又は両方の不織布面に、やや緩めのセメン
ト系塗料を1〜2mm塗布して、不織布と下の古紙含有
セメントシートとを一体化すると曲げ強度を非常に大き
く出来る。また、接着剤層(3)に寒冷紗等の網状物質
を入れた後に貼り合わせても、曲げ強度の大きい製品が
得られる。
す。アクリル樹脂エマルジョンやエチレン酢ビ共重合物
エマルジョンに同量の炭酸カルシウムを練り込んだ接着
剤(3)を、塗布ロール(13)で1枚のシートの内側
に塗布する。シートは不織布(1)を外側にして、もう
1枚のシートと貼り合わせる。貼り合わせた2枚のシー
トは2本のロール(14)(14’)の間を通って厚さ
を規制される。接着剤の乾燥後、縦横所定の寸法(例え
ば910mm×1820mm)に切断して製品とする。
図3で、シートに塗布されている古紙含有セメント層
(2)の厚さは、例え少々精度が悪くても、また表面凹
凸があっても、接着剤層(3)で調節できるメリットが
ある。貼り合わせる前に、2枚のシート(イ)(ロ)の
いずれか一方又は両方の不織布面に、やや緩めのセメン
ト系塗料を1〜2mm塗布して、不織布と下の古紙含有
セメントシートとを一体化すると曲げ強度を非常に大き
く出来る。また、接着剤層(3)に寒冷紗等の網状物質
を入れた後に貼り合わせても、曲げ強度の大きい製品が
得られる。
【0007】
【実施例1】古紙5部水100部をパルパーで離解して
得たパルプペースト100〜200部、高炉セメント1
00部、鉱物繊維ウオラストナイト5〜10部をミキサ
ー(4)で攪拌混合して得た古紙含有セメントペースト
を、目付15〜70g/m2ポリエステル長繊維不織布
の上にドクターブレードを用いて厚さ9mm巾910m
mに塗布し、長さ1820mmより少し長めに切断した
シートを受け皿に取り、これを台車の棚に載せた。2時
間放置後、乾燥室の中へ台車を入れ、65〜80℃、3
〜5時間養生して、セメントを硬化した。更に引き続き
約100℃で乾燥してシートを得た。50%エチレン酢
ビ共重合エマルジョンに同量の炭酸カルシウム充填材を
練り込んだ接着剤を用いて、前記2枚の不織布−古紙含
有セメントシートを貼り合わせて得た厚さ20mmの壁
板の性能は、嵩比重0.58、曲げ破壊荷重285Nで
あった。貼り合わせ前に不織布にセメント系塗料を塗布
したものは、表1に示すようなすばらしい性能を示し
た。用いたセメント系塗料はポルトランドセメント40
〜45部、ケイ砂8号50〜55部、メチルセルロー
ズ、0.1〜0.5部、レベリング剤として界面活性剤
0.5〜1部の混合物100部に水30〜40部加えて
ペーストとした。
得たパルプペースト100〜200部、高炉セメント1
00部、鉱物繊維ウオラストナイト5〜10部をミキサ
ー(4)で攪拌混合して得た古紙含有セメントペースト
を、目付15〜70g/m2ポリエステル長繊維不織布
の上にドクターブレードを用いて厚さ9mm巾910m
mに塗布し、長さ1820mmより少し長めに切断した
シートを受け皿に取り、これを台車の棚に載せた。2時
間放置後、乾燥室の中へ台車を入れ、65〜80℃、3
〜5時間養生して、セメントを硬化した。更に引き続き
約100℃で乾燥してシートを得た。50%エチレン酢
ビ共重合エマルジョンに同量の炭酸カルシウム充填材を
練り込んだ接着剤を用いて、前記2枚の不織布−古紙含
有セメントシートを貼り合わせて得た厚さ20mmの壁
板の性能は、嵩比重0.58、曲げ破壊荷重285Nで
あった。貼り合わせ前に不織布にセメント系塗料を塗布
したものは、表1に示すようなすばらしい性能を示し
た。用いたセメント系塗料はポルトランドセメント40
〜45部、ケイ砂8号50〜55部、メチルセルロー
ズ、0.1〜0.5部、レベリング剤として界面活性剤
0.5〜1部の混合物100部に水30〜40部加えて
ペーストとした。
【表1】厚さ20mm壁板の物性値 この壁板は鋸で切れ、ビス止め、釘打ちが出来る。ま
た、室内の湿気を吸湿、放湿する特色を備えている。従
って、内壁、塗装下地壁、耐火間仕切り壁、天井、パー
ティション基材として好適である。
た、室内の湿気を吸湿、放湿する特色を備えている。従
って、内壁、塗装下地壁、耐火間仕切り壁、天井、パー
ティション基材として好適である。
【0008】
【実施例2】ミキサー(4)へ、4〜10%古紙パルプ
ペースト200部、高炉セメント100部、シラスバル
ーン5〜10部、10%ポバール水溶液5部、界面活性
剤0.2〜1部を投入して、300〜350rpmの高
速攪拌で泡立て、これを目付15g/m2 のポリエス
テル長繊維不織布の上にドクターブレードを用いて厚さ
22mm、巾910mmに塗布し、養生乾燥後シートを
得た。厚さが22mmと厚いので、形が崩れないよう古
段ボールを切って作った枠を補助的に用いた。シート2
枚を貼り合わせて厚さ45mmの断熱材とした。その性
能は表2のようであった。
ペースト200部、高炉セメント100部、シラスバル
ーン5〜10部、10%ポバール水溶液5部、界面活性
剤0.2〜1部を投入して、300〜350rpmの高
速攪拌で泡立て、これを目付15g/m2 のポリエス
テル長繊維不織布の上にドクターブレードを用いて厚さ
22mm、巾910mmに塗布し、養生乾燥後シートを
得た。厚さが22mmと厚いので、形が崩れないよう古
段ボールを切って作った枠を補助的に用いた。シート2
枚を貼り合わせて厚さ45mmの断熱材とした。その性
能は表2のようであった。
【表2】
【0009】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、密度が軽
く、不燃(難燃一級)、曲げ破壊荷重が574Nの壁板
を、大規模な設備を用いることなく、工業的に、低コス
トで大量製造できる。また、断熱材としても、嵩比重が
更に低い、曲げ強度大、不燃(難燃一級)、優れた断熱
性を持つ45mm厚の断熱材が製造できる。
く、不燃(難燃一級)、曲げ破壊荷重が574Nの壁板
を、大規模な設備を用いることなく、工業的に、低コス
トで大量製造できる。また、断熱材としても、嵩比重が
更に低い、曲げ強度大、不燃(難燃一級)、優れた断熱
性を持つ45mm厚の断熱材が製造できる。
【図1】古紙含有不燃壁板の説明図。
【図2 】本発明の製造方法の説明図。
【図3 】本発明の製造方法の説明図。
1.1´ 不織布 2.2´ 古紙含有セメント層 3 接着剤 イ.ロ シート 4 ミキサー 5 ドクターブレード 6 送りベルト 7 カッター 8 送りロール 9 受け皿 10 送りベルト 11 台車 12 リフター 13 接着剤塗布ロール 14、14´ 厚さ規制ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28B 1/16 B32B 5/26 B32B 13/14
Claims (3)
- 【請求項1】 合繊長繊維不織布(1)の上に古紙含有
セメントペースト(2)を出来上り製品厚みの約半分の
厚さに塗布し、セメントを養生、乾燥して得た2枚のシ
ート(イ)(ロ)を、不織布を外側にして接着剤(3)
を用いて貼り合わせ、2本ロール(14)(14’)の
間を通して厚さを規制することを特徴とする古紙含有不
燃壁板の製造方法。 - 【請求項2】 2枚のシート(イ)(ロ)のいずれか一
方又は両方の不織布面にセメント系塗料を塗布乾燥後、
貼り合わせる請求項1の製造方法。 - 【請求項3】 接着剤層に寒冷紗等の網状物質を入れた
後、貼り合わせる請求項1の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13081199A JP2979316B1 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 古紙含有不燃壁板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13081199A JP2979316B1 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 古紙含有不燃壁板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2979316B1 true JP2979316B1 (ja) | 1999-11-15 |
JP2000318072A JP2000318072A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15043272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13081199A Expired - Lifetime JP2979316B1 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 古紙含有不燃壁板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2979316B1 (ja) |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP13081199A patent/JP2979316B1/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000318072A (ja) | 2000-11-21 |
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