JPH08275582A - ブラッシュレス・タイプのdcモータを駆動する方法 - Google Patents

ブラッシュレス・タイプのdcモータを駆動する方法

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JPH08275582A
JPH08275582A JP8079227A JP7922796A JPH08275582A JP H08275582 A JPH08275582 A JP H08275582A JP 8079227 A JP8079227 A JP 8079227A JP 7922796 A JP7922796 A JP 7922796A JP H08275582 A JPH08275582 A JP H08275582A
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pwm
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motor
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JP8079227A
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Ezio Galbiati
ガルビアーティ エツィオ
Giuseppe Maiocchi
マイオッキ ジュセッペ
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SGS THOMSON MICROELECTRONICS
STMicroelectronics SRL
Original Assignee
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
SGS Thomson Microelectronics SRL
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/20Arrangements for starting
    • H02P6/21Open loop start

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PWM動作モードでの電流制御の利点を保持
するしつつ、実際とは違った位置でのゼロ・クロシング
の検出を回避すること。 【解決手段】 第1の動作モード(PWM)によりブラ
ッシュレスDCモータ2の駆動を開始する第1のステッ
プ(ステップS1)と、起電力(BEFM)の二回の連
続する切り換えの間の時間(Tc)を検出する第2のス
テップ(ステップS2)と、起電力(BEMF)の実際
の切り換えを検出するのに必要な時間だけに限って第1
の動作モード(PWM)を第2の動作モード(LINE
AR)に切り換える第3のステップ(ステップS3)
と、第2の動作モード(LINEAR)を再び第1の動
作モード(PWM)に戻して切り換える第4のステップ
(ステップS4)とを含むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する利用分野】本発明は、ブラッシュレスD
Cモータを駆動する方法に関するものであり、特に、第
1(PWM)および第2(LINEAR)の動作モード
を確立するために有効で、起電力(BEMF)の切り換
えを検出するための手段を含む電子駆動回路によって、
ブラッシュレス・タイプの直流(DC)モータを駆動す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラッシュレスDCモータは、ノイズが
小さいことから、その利用範囲が益々広がってきてい
る。これらのモータは、通常、駆動回路を介して巻線フ
ェーズを通じての電流の流れを電子的に切り換えるため
に用いられる位置センサを備えている。
【0003】他の例において、永久磁石の固定子巻線に
対する回転によって誘発される起電力(BEMF)によ
って、そうした力による電気信号を再構成し、ロータの
位置を判定するためにこれらの信号のゼロ・クロシング
(BEMFゼロ・クロス)を用いることが可能である。
こうしたやり方によって、そうした電気信号を信号を用
いて切り換えを同期させることができる。但し、最後に
述べたタイプのモータでは、位置センサは用いられな
い。いわゆる、センサレス・モータである。
【0004】これらのモータは、通常、巻線フェーズに
電源を供給する出力ステージが、少なくとも6つのMO
Sパワー・トランジスタを有する全波三相ブリッジ回路
を含む集積電源回路を用いて、線形(LINEAR)タ
イプの電流制御によって駆動される。モータ電流はトラ
ンスコンダクタンス・フィードバック・ループによって
線形(LINEAR)的な方法により制御される。
【0005】任意のフェーズに関連しており、電流供給
源として機能するMOSパワー・トランジスタがフル・
コンダクションの状態、すなわち、その駆動飽和状態に
される。そのフェーズに関連したMOSドレイン・トラ
ンジスタが、トランスコンダクタンス要素として、その
代わりに機能する。
【0006】ほとんどの場合、1.5Aより小さなピッ
クアップ電流、および300mAより小さな定常電流を
持つセンサレス・ブラッシュレス・モータによって駆動
される1つか2つのディスクを有するコンピュータのた
めのハード・ディスク・リーダーなどの低電力機器の場
合、上に述べたようなトランスコンダクタンス・ループ
は最もよい解決方式の1つを提供してくれる。
【0007】しかしながら、3Aより大きなピックアッ
プ電流と500mAより大きな定常電流を必要とするセ
ンサレス・ブラッシュレス・モータによって駆動される
3つ以上のディスクを有するコンピュータのためのハー
ド・ディスク・リーダーなどの高電力機器の場合、前に
述べたトランスコンダクタンス・ループでは電力分散お
よび電源ドレインの両方の意味で不十分であることが分
かっている。
【0008】高電力機器における電力消費を減らすため
に、以下に述べるようないくつかの方式が提案されてい
る。
【0009】まず、第1の方式は、単一、個別タイプの
P−チャンネル外部MOSトランジスタを用いて、集積
回路の出力ステージのための、より機能強化された電力
取扱能力を提供するものである。この方式にあっては、
ICの出力ステージは個別外部構成部品によって行われ
るトランスコンダクタンス電力ループ制御機能によっ
て、遮断または飽和状態で動作する。こうした方式に付
随する内在的な問題点は、もちろん、高価な個別構成部
品が追加的に必要とされることである。
【0010】つぎに、第2の技術的な方式は、モータ・
スタートアップまたは速度ピックアップのステージで、
モータ電流強度に対するPWM制御を行うものであり、
集積回路の出力ステージを通じての電力分散がモータ・
スタートアップまたは速度ピックアップ・ステージで起
きることは良く知られている。したがって、この技術は
スタートアップおよび速度ピックアップのステージ中
に、ロータが所定の公称回転速度に達したら、モータ電
流制御をPWM(パルス幅変調)モードからリニア・モ
ードに切り換えることを提案している。
【0011】この方式にあっては、通常スタートアップ
時、または速度ピックアップ・ステージ中に分散される
電力のかなりの部分、おそらくは50%程度の節約を可
能にする。これは、所定の速度でのモータ・トルクのた
めの小さな制御電流を必要とするシステムの場合には効
果的な方式であり、この制御はリニア(線形)トランス
コンダクタンス・ループによって実現する。
【0012】つぎに、所定の速度でのモータ・トルクを
制御するために比較的大きな電流を必要とされる場合に
主として採用される第3の方式がある。この方式にあっ
ては、モータ電流はスタートアップ時と所定の速度で運
転されている場合に、内部的な電力分散を低く抑え電力
消費を減らすためにPWMモードで制御されるものであ
る。
【0013】この方式の問題点を理解するためには、B
EMF(Back ElectroMotive Forces:逆起電力)を考え
てみるべきである。そうした起電力に対応して電気的に
発生した信号がゼロ・レベルのラインを交差すると、B
EMFゼロ・クロス条件が満たされる。このゼロ・レベ
ル・ラインの交差は、固定子に対するロータの正確な位
置を識別する。最良のフェーズ切り換え位置は、最小ト
ルク・リップルによって、この情報から得ることができ
る。なお、連続的なゼロ・クロシング間における時間の
経過は切り換え時間Tcと呼ばれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記第3の方式に付随
する内在的な問題点は、もしこれらの切り換えによって
誘発されるノイズが誤ったゼロ・クロシング・リーディ
ングを生じさせないならば、PWMモード制御により行
われる電流の切り換えとは別個に、誘発された起電力ゼ
ロ・クロシング(BEMFゼロ・クロス)の検出がイネ
ーブルされねばならない点である。しかしながらこの方
法では、ゼロ・レベル・ラインを通る通路は実際の通路
以外の場所で検出されることがあり、その結果、最小出
力トルク・リップルによる最適な位置とは異なる場所で
モータ・フェーズが切り換えられることになる。
【0015】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、その基本的な技術的課題は、PWMモードでの
電流制御の利点を保持するしつつ、実際とは違った位置
でのゼロ・クロシングの検出を回避することができるブ
ラッシュレス・タイプのDCモータを駆動する方法を得
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明によるブラッシ
ュレス・タイプのDCモータを駆動する方法は、図1の
フローチャートに示すように、第1(PWM)または第
2(LINEAR)の動作モードを確立することがで
き、起電力(BEMF)の切り換えを検出するための手
段により構成された電子駆動回路よってブラッシュレス
・タイプの直流(DC)モータを駆動する方法におい
て、前記第1の動作モード(PWM)によりモータの駆
動を開始する第1のステップ(ステップS1)と、前記
起電力(BEFM)の二回の連続する切り換えの間の時
間(Tc)を検出する第2のステップ(ステップS2)
と、前記起電力(BEMF)の実際の切り換えを検出す
るのに必要な時間だけに限って前記駆動ステップ(第1
の動作モード(PWM))を第2の動作モード(LIN
EAR)に切り換える第3のステップ(ステップS3)
と、前記駆動モード(第2の動作モード(LINEA
R))を再び前記第1の動作モード(PWM)に戻して
切り換える第4のステップ(ステップS4)と、を含む
ものである。
【0017】つぎの発明によるブラッシュレス・タイプ
のDCモータを駆動する方法は、前記第1の動作モード
(PWM)の継続時間が、前記切り換え時間(Tc)の
一定の割合(percent fraction) である。
【0018】つぎの発明によるブラッシュレス・タイプ
のDCモータを駆動する方法は、前記起電力(BEM
F)の切り換え検出ステップ(第2のステップ)が、前
記切り換え時間(Tc)の一定の割合(PER2)とし
て計算される時間(T_ZC_MASK)中マスク・オ
フされ、それによって切り換えに伴うノイズがマスク・
オフされるものである。
【0019】つぎの発明によるブラッシュレス・タイプ
のDCモータを駆動する方法は、前記第1の動作モード
(PWM)から前記第2の動作モード(LINEAR)
への前記切り換えが、前記第1の動作モード(PWM)
のオフ期間(Toff)中、同期化されるものである。
【0020】つぎの発明によるブラッシュレス・タイプ
のDCモータを駆動する方法は、前記第1の動作モード
(PWM)が、ゼロ・ラインを通じての前記起電力(B
EMF)の各切り換わり直後に設定されるものである。
【0021】すなわち、本発明による上記課題に対する
解決案は、ゼロ・クロシングが検出される前に適切に計
算された時間を線形(リニア)的な制御に切り換えるこ
とによって、スタートアップ時あるいは速度ピックアッ
プ・ステージにおいてPWM制御を行うことにある。上
記時間は、その直前の切り換え時間Tcの一定割合(部
分)として好適に計算される。また、起電力での切り換
えが検出されると、モードはPWM動作モードへ戻され
る。
【0022】本発明による上記方法の特徴と利点は、そ
の実施の形態において添付の図面を参考にしながら行わ
れる以下の詳細な説明によってより明白となるものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るブラッシュレ
ス・タイプのDCモータを駆動する方法の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0024】図2は、ブラッシュレスDCモータ2を駆
動する駆動回路1の概略的な構成を示すブロック図であ
る。駆動回路1は一体的に集積されたタイプで、しかも
複数の端子を有するパワー出力ステージ3を含み、各端
子は上記ブラッシュレスDCモータ2のそれぞれのフェ
ーズに接続されている。
【0025】上記パワー出力ステージ3の内部構成は、
図3のより詳細な回路図に示されているが、その構成に
ついては、本願出願人により製造された製品L6232
Bと同一構成の集積回路であり、そのハンドブックは容
易に入手可能であるので、ここではその詳細な説明を省
略する。上記パワー出力ステージ3は、3つの出力端子
(OUT A,OUT B,OUT C)を有してお
り、それらはMOSパワー・トランジスタにより構成さ
れており、該当するハーフ・ブリッジ駆動回路から下流
側に接続されている。また、上記パワー出力ステージ3
は、PWM(パルス幅変調)かLINEAR(線形)モ
ードのいずれかにおいて、ブラッシュレスDCモータ2
を駆動するために必要な回路をすべて含んでいる。
【0026】これら2つのモードの切り換えは、上記パ
ワー出力ステージ3の各入力端子17、18に送られる
2つの入力電圧値、PWM−VrefとLIN−Vre
fの中のいずれか低い方の値によって決定される。
【0027】これらの電圧は、2つの別個の入力信号、
PLL Out信号とMODE信号のセレクタ40に対
する入力により発生する。PLL Out信号はPLL
50から出力され、MODE信号は、セット入力端子と
リセット入力端子とを有するフリップ−フロップ・タイ
プの記憶素子51から出力される。
【0028】図4は、セレクタ40の内部構成を示すブ
ロック図であり、その構成は基本的に、相互に接続さ
れ、記憶素子51からのMODE信号によって両スイッ
チが閉じるように制御される一対の電子スイッチ41と
42とから構成されている。
【0029】パワー出力ステージ3に戻ると、入力端子
17と18の電圧が、ブラッシュレスDCモータ2に供
給される電流Imを調整するために内部的に用いられる
エラー信号を作成することがわかる。PWMとLINE
ARの両動作モードにおいては、電流Imはつぎのよう
に表わされる。すなわち、 Im = Vref/(Gv*Rs) である。
【0030】ここで、Vrefは駆動回路1のPLL5
0(図2参照)からの制御電圧出力であり、Gvはパワ
ー出力ステージ3のセンスアンプ45(図3参照)の電
圧ゲイン、Rsはパワー出力ステージ3の出力端子5と
9(図3参照)に接続された外部抵抗センサの値であ
る。
【0031】LINEARモードでは電流Imは、図3
において、一般的には符号30の点線で示されるトラン
スコンダクタンス・ループによって調節され、このトラ
ンスコンダクタンス・ループはマルチプレクサ(MP
X)52を介して図3のLで表わされるMOSパワー・
トランジスタを駆動する。
【0032】一方、PWMモードでは、電流Imが所定
の値に達すると、図3のUで表わされているMOSパワ
ー・トランジスタが期間Toffの間OFFされる。パ
ワー出力ステージ3に接続される検出回路53は、MO
SパワートランジスタUのOFF状態を好適に判断す
る。
【0033】この検出回路53からの出力は、AND論
理ゲート54を通して、フリップ−フロップ・タイプの
記憶素子51の上流側に接続されるパルス発生器55に
送られる。具体的には、パルス発生器55の出力端子は
記憶素子51のリセット入力端子に接続され、また、セ
ット入力端子は、2つの入力端子を有し、それぞれがス
タートアップ回路38の出力端子と、以下に説明する検
出回路35の出力端子とに接続されるOR論理ゲート5
7からの信号をセット入力時に受信する。
【0034】上記検出回路35からの出力端子は、ま
た、PWMカウンタ56に接続され、このPWMカウン
タ56の出力端子は、AND論理ゲート54の第2の入
力端子に接続されている。また、検出回路35の第2の
出力端子は遅延回路39に接続され、この遅延回路39
はシーケンサ37に直列に接続され、このシーケンサは
反対にデコーダ36に直列に接続され、このデコーダ3
6の出力端子はパワー出力ステージ3に接続されてい
る。
【0035】検出回路35は、パワー出力ステージ3の
出力端子、すなわち、ブラッシュレスDCモータ2に対
する同一の出力端子に直接接続され、また、起電力セン
サ35a、ディジタルフィルタ35b、さらに、起電力
(BEMF)によってゼロ・クロシングを検出するゼロ
・クロス検出器35cなどが接続されて構成されてい
る。
【0036】本発明の方法は主として、起電力BEMF
に対応する信号によって2つの連続するゼロ・クロシン
グの切り換え時間Tcを判断することに依存している。
【0037】米国特許No.5,231,338におい
ては、フェーズ切り換え後に信号BEMFをフィルタリ
ングするため、あるいは、信号BEMFゼロ・クロシン
グの実際の位置を検出するために必要とされる、いわゆ
るマスキング期間の時間的長さを判断するために用いる
ことが可能な時間Tcの計測方法が開示されている。
【0038】公知のカウンタによって計測される2つの
前記クロシング間の切り換え期間Tcについていえば、
上記の米国特許で説明されている配列にあっては、ゼロ
・ラインのつぎのクロシングの時間を非常に高い精度で
予測することができる。
【0039】この配列はスタートアップ・ステージにも
適用され、その場合、モータのピックアップ速度はまだ
遅く、Tcの2つの連続値は互いにほとんど差がないこ
とになる。ゼロ・クロッシングの実際の位置を検出する
つぎに来るステップすべてが、時間Tcに同期されるこ
とになる。
【0040】本発明による方法は、上記米国特許で開示
された原理と同様の原理を用いている。具体的にはこの
方法は、PWMモードからLINEARモードへの変更
が上記期間Tcに同期した状態で行われる点に特徴を有
している。
【0041】つぎに、図2のブロック図および図5のタ
イミングチャートを参照して、本発明による方法をさら
に詳細に説明する。PWM駆動モードはブラッシュレス
DCモータ2のスタートアップ時にセットされ、その場
合、スタートアップ手順はスタートアップ回路38によ
って実行される。
【0042】以下の説明で、PWMTIMEはPWMモ
ードがイネーブルされている期間を示している。この期
間中、PWMモードからLINEARモードへの切り換
えがイネーブルされる。
【0043】T_ZC_MASKはマスキング期間で、
この期間中、PWMモードからLINEARモードへの
変化中の切り換えノイズをマスク・オフするために検出
回路35(BEMFゼロ・クロス検出器)がディスエー
ブルされる。
【0044】PER1は、PWMモードはイネーブルさ
れているがPWMモードからLINEARモードへの切
り換えがまだイネーブルされていない期間Tcの一部分
(一定割合:percent fraction) である。これはユーザ
ーによってプログラムすることが可能な値である。ま
た、PER2は、検出回路35(BEMFゼロ・クロス
検出器)がディスエーブルされている期間Tcの(一定
割合:percent fraction) である。これはユーザーによ
ってプログラム可能な値である。
【0045】さて、上記スタートアップ手順の最後の切
り換えの時期Tcは、例えば、米国特許No.5.23
1.338に述べられているような方法により測定する
ことができ、以下の式に基づいて以下の値を求めること
ができる。すなわち、 PWMTIME = PER1*Tc T_ZC_MASK = PER2*Tc である。
【0046】図5で、期間TcはT1で示され、期間P
WMTIMEおよびT_ZC_MASKはT2およびT
3でそれぞれ示される。
【0047】期間PWMTIMEが経過すると、PWM
モードからLINEARモードへの切り換えが可能にな
る。この切り換えは、検出回路53から出力され、図6
に示されるようなパターンを有する信号TOFFENの
立ち上がりによって設定される。一方、期間T_ZC_
MASKが終了すると、検出回路35(BEMFゼロ・
クロス検出器)がイネーブルされる。その結果、ゼロ・
ラインを通じての切り換えが起こり、新しい期間Tcが
開始されると、丁度その時点で、値PWMTIMEおよ
びT_ZC_MASKが再び計算されて、PWMモード
が再びイネーブルされる。
【0048】スタートアップ回路38は、OR論理ゲー
ト57経由で記憶素子51に与えられるパルスPWMS
ET1によってPWMモードをセットする。PWMモー
ドは、これも上記OR論理ゲート57経由で第2の信号
PWMSET2を上記記憶素子51に与えることによっ
て、ゼロ・ラインを通じての起電力の切り換えが行われ
る直後にセットされる。
【0049】一方、前の切り換え時Tcから得られる値
“PER”でプリロードされるPWMカウンタ56は、
カウントを開始する。PWMカウンタ56が値PWMT
IMEをカウントすると、LINEARモードがセット
され、信号LINENを論理“high”にする。
【0050】さらに、信号TOFFENも論理“hig
h”にされると、AND論理ゲート54はパルス発生器
55が、信号LINSETによって、記憶素子51をリ
セットし、LINEARモードへの切り換えを完了でき
るようにする。
【0051】PWMカウンタ56が値T_ZC_MAS
Kをカウントすると、検出回路35が信号ZCENによ
ってイネーブルされる。PWMモードからLINEAR
モードへの変更がイネーブルされるべき段階で、PER
1*Tcも定義することができるが、値(PER2−P
ER1)*Tcは2つの操作モード間の移行中の切り換
えノイズをマスク・オフするのに必要な時間である。
【0052】起電力BEMFの新しい切り換えが検出さ
れるとすぐ、信号PWMSET2によって記憶素子51
の設定入力(set input)に再びPWMモードがセットさ
れる。PWMカウンタ56がリセットされ、そのカウン
ト・サイクルが繰り返される。
【0053】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るブラ
ッシュレス・タイプのDCモータを駆動する方法によれ
ば、信号TOFFENはオフ期間Toff中、すなわ
ち、電流が再び流れているときにPWMモードからLI
NEARモードへの切り換えを同期化させるだけで、そ
れによって、電流の瞬間的な変化を減少させることがで
きる。
【0054】また、本発明による方法は、上に述べたよ
うな技術的問題を解決し、ブラッシュレスDCモータ2
をほとんどの時間PWMモードで動作させ、パワー・ド
レインおよびパワー分散が減少されるという利点を始め
として、多数の利点を提供することができる。
【0055】さらに、LINEARモードへの切り換え
は、起電力BEMFがスイッチ・オーバーされる前の所
定の短い時間だけ起きる。この起電力切り換えのゼロ・
クロッシングが実際に行われる時点は正確に測定され、
それによって、モータの回転速度の正確さおよび一貫性
などの面でシステムの性能を向上させることができる。
【0056】また、PWMモードにおけるモータ電流制
御によってもたらされる切り換え中、起電力切り換え検
出器をマスクするための特別の回路も必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラッシュレス・タイプのDCモ
ータを駆動する方法の各ステップ動作を示すフローチャ
ートである。
【図2】本発明に係るブラッシュレス・タイプのDCモ
ータを駆動する方法を実現する駆動回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に示したパワー出力ステージの構成を示す
回路図である。
【図4】図2に示したセレクタの構成を示す説明図であ
る。
【図5】図2に示した駆動回路に存在する信号の、同じ
時間を基準として作成された一連の信号状態を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】図3に示したパワー出力ステージの出力端子に
存在する電圧信号のパターンと時間との関係を示した説
明図である。
【符号の説明】
1 駆動回路 2 ブラッシュレスDCモータ 3 パワー出力ステージ 5,9 パワー入力ステージの出力端子 17,18 パワー入力ステージの入力端子 30 トランスコンダクタンス・ループ 35 検出回路 35a 起電力センサ 35b ディジタルフィルタ 35c ゼロ・クロス検出器 36 デコーダ 37 シーケンサ 38 スタートアップ回路 39 遅延回路 40 セレクタ 41,42 電子スイッチ 45 センスアンプ 50 PLL 51 記憶素子 52 マルチプレクサ(MPX) 53 検出回路 54 AND論理ゲート 55 パルス発生器 56 PWMカウンタ 57 OR論理ゲート
フロントページの続き (72)発明者 ジュセッペ マイオッキ イタリア国,イ−22079 コーモ,ビッラ グアルディア,ビア サン フランチェ スコ,41

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1(PWM)または第2(LINEA
    R)の動作モードを確立することができ、起電力(BE
    MF)の切り換えを検出するための手段により構成され
    た電子駆動回路よってブラッシュレス・タイプの直流
    (DC)モータを駆動する方法において、 前記第1の動作モード(PWM)によりモータの駆動を
    開始する第1のステップと、 前記起電力(BEFM)の二回の連続する切り換えの間
    の時間(Tc)を検出する第2のステップと、 前記起電力(BEMF)の実際の切り換えを検出するの
    に必要な時間だけに限って前記駆動ステップ(第1の動
    作モード(PWM))を第2の動作モード(LINEA
    R)に切り換える第3のステップと、 前記駆動モード(第2の動作モード(LINEAR))
    を再び前記第1の動作モード(PWM)に戻して切り換
    える第4のステップと、 を含むことを特徴とするブラッシュレス・タイプのDC
    モータを駆動する方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の動作モード(PWM)の継続
    時間が、前記切り換え時間(Tc)の一定の割合(perc
    ent fraction) であることを特徴とする請求項1に記載
    のブラッシュレス・タイプのDCモータを駆動する方
    法。
  3. 【請求項3】 前記起電力(BEMF)の切り換え検出
    ステップ(第2のステップ)が、前記切り換え時間(T
    c)の一定の割合(PER2)として計算される時間
    (T_ZC_MASK)中マスク・オフされ、それによ
    って切り換えに伴うノイズがマスク・オフされることを
    特徴とする請求項1に記載のブラッシュレス・タイプの
    DCモータを駆動する方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の動作モード(PWM)から前
    記第2の動作モード(LINEAR)への前記切り換え
    が、前記第1の動作モード(PWM)のオフ期間(To
    ff)中、同期化されることを特徴とする請求項1に記
    載のブラッシュレス・タイプのDCモータを駆動する方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第1の動作モード(PWM)が、ゼ
    ロ・ラインを通じての前記起電力(BEMF)の各切り
    換わり直後に設定されることを特徴とする請求項1に記
    載のブラッシュレス・タイプのDCモータを駆動する方
    法。
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