JPH08274701A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH08274701A
JPH08274701A JP7074058A JP7405895A JPH08274701A JP H08274701 A JPH08274701 A JP H08274701A JP 7074058 A JP7074058 A JP 7074058A JP 7405895 A JP7405895 A JP 7405895A JP H08274701 A JPH08274701 A JP H08274701A
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清 利光
Koji Ogura
浩嗣 小倉
Mutsumi Serizawa
睦 芹澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】狭帯域の上下の無線チャネルと広帯域の下り無
線チャネルを有する無線通信システムにおいて、システ
ム全体の通信回線の有効利用を図る。 【構成】無線移動局101が広帯域の無線基地局105
のサービスエリア161に入り、広帯域の下り無線チャ
ネル(広帯域の無線基地局105から無線移動局101
への下り無線チャネル)によりデータが伝送される場
合、狭帯域の下り無線チャネルに空きが生じる。この空
きを同一無線移動局101の上り無線チャネル用として
割り当て、無線移動局101から狭帯域の無線基地局1
02にデータを伝送する。これにより、広帯域の下り無
線チャネルの伝送能力を最大限に活用した高速伝送が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線基地局と無線移動局
との間で情報の送受信を行う無線通信システムに関り、
特に通信回線の有効利用と通信品質の向上を図った無線
通信システム、具体的には無線伝送路においてアップリ
ンクに比べダウンリンクが高速であるようなSDL(Su
per hiqh speed DownLink )伝送を行う無線通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】小型携帯の情報処理・電子機器の普及に
伴い、それらの携帯型機器に通信機能が付加され、様々
なネットワークを利用したサービスが提供されるように
なって来た。一般に、小型携帯の電子機器に通信手段を
提供する場合には、携帯型としての特性を生かすため
に、何時でも、何処でも、簡単に、誰とでも通信を行う
ことのできる無線通信手段であることが望ましい。
【0003】無線通信手段を用いたシステムとして、無
線基地局と無線移動局との間で情報の送受信を行う無線
通信システムがある。このような無線通信システムで
は、移動局(端末)がデータの要求信号を送信すると、
その要求信号は上り無線チャネルを介して無線基地局に
与えられる。これにより、無線基地局からその要求信号
に従ったデータが下り無線チャネルを介して無線移動局
(端末)に伝送されることになる。
【0004】ところで、この種の無線通信システムにお
いて、単なる音声通信だけでなく、画像通信等を実現す
る場合には、情報量が増えるため、広帯域のチャネルが
必要となり、伝送速度で言えば高速伝送が必要となる。
しかしながら、従来のシステムでは、上り無線チャネル
と下り無線チャネルの伝送速度は同じであった。すなわ
ち、端末から送信する信号の伝送速度と端末が受信する
信号の伝送速度は同じに設定されていた。したがって、
画像通信等を実現するためには、上りと下りの双方の無
線チャネルを広帯域として、無線基地局と無線移動局と
の間で高速伝送を行うシステムを構築しなければならな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の無線通信システムでは、画像通信等を実現するために
は、上りと下りの双方の無線チャネルを広帯域として、
無線基地局と無線移動局との間で高速伝送を行う必要が
あった。
【0006】しかしながら、高速伝送は非常に大きな電
力を要するものである。通常、移動局側の携帯機器は蓄
電池を電源として使用している。したがって、消費電力
が増えると、移動局側では常に充電作業が必要となり、
使い勝手が低下することになる。
【0007】なお、移動局側での電池容量を増やすこと
も考えられるが、電池容量を増やすと、コストがかかる
だけでなく、その分、機器が大きくなるなどの問題が生
じる。
【0008】本発明の目的は、上下の無線チャネルを効
率良く使用することで、無線移動局側における携帯型機
器の消費電力を抑えて、高速な情報伝送を可能とする無
線通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明は、狭帯域の上下の無線チャネルおよ
び広帯域の下り無線チャネルを有する無線通信システム
において、特に無線チャネルの有効利用を目的とし、無
線移動局が狭帯域の無線基地局と広帯域の無線基地局の
双方のサービスエリア内に位置する場合に、前記狭帯域
の上り無線チャネルに割り当てる帯域幅と前記狭帯域の
下り無線チャネルに割り当てる帯域幅の比を動的に切り
替えることを特徴とする。
【0010】(2)第2の発明は、狭帯域の上下の無線
チャネルおよび広帯域の下り無線チャネルを有する無線
通信システムにおいて、特に無線チャネルの通信品質を
向上させることを目的とし、無線移動局が狭帯域の無線
基地局と広帯域の無線基地局の双方のサービスエリア内
に位置する場合に、前記狭帯域の上下の無線チャネルに
おいて、チャネル切り替えを行うことを特徴とする。
【0011】(3)第3の発明は、狭帯域の上下の無線
チャネルおよび広帯域の下り無線チャネルを有する無線
通信システムにおいて、特に無線チャネルの通信品質を
向上させることを目的とし、無線移動局が狭帯域の無線
基地局と広帯域の無線基地局の双方のサービスエリア内
に位置する場合に、前記狭帯域の下り無線チャネルを用
いた送信を停止せしめることを特徴とする。
【0012】
【作用】狭帯域の無線基地局と広帯域の無線基地局の双
方のサービスエリアに入った無線移動局は、狭帯域の上
り無線チャネルを用いて情報を要求するための信号や再
送制御に用いる信号を送信し、広帯域の下り無線チャネ
ルを介して要求した情報を受信する。この場合、無線基
地局から無線移動局へ送信される全ての制御情報も広帯
域の下り無線チャネルにより送信する。
【0013】ここで、第1の発明によれば、狭帯域の下
り無線チャネル用として割り当てられていた帯域を狭帯
域の上り無線チャネル用に割り当る。これにより、上り
無線チャネルにおいて、無線移動局は従来に比べ2倍の
情報伝送を行うことが可能となる。つまり、情報を要求
するための信号や、再送制御に用いる信号等のデータ量
を従来の2倍にすることができる。その結果、再送制御
などが効率的に行われ、広帯域の下り無線チャネルを伝
送可能な最大限の速度に近付けて用いることができ、有
効利用が可能となる。
【0014】また、第2の発明によれば、前記狭帯域の
上下の無線チャネル用において、チャネル切り替えを行
う。これにより、チャネル間の干渉を軽減して、システ
ム全体の通信品質の向上を図ることができる。
【0015】また、第3の発明によれば、狭帯域の下り
無線チャネルを使用していた無線移動局が広帯域の無線
基地局のサービスエリアに移動した場合に、狭帯域の下
り無線チャネルを用いた送信を停止し、広帯域の下り無
線チャネルを用いた送信に切替える。これにより、同一
周波数を用いた他の狭帯域の無線基地局へのチャネル干
渉を減少して、システム全体の通信品質の向上を図るこ
とができる。
【0016】
【実施例】まず、本発明が前提とする無線通信システム
(SDLシステム)の構成について説明する。図9は非
対称なトラフィック特性を有する無線通信システムの構
成を示す概念図である。図中11は無線移動局であり、
携帯型電子機器からなる端末である。12は無線基地局
であり、無線移動局(端末)11との間で情報の送受信
を行う。
【0017】このような無線通信システムにおいて、無
線移動局(端末)11からデータの要求信号が送信され
ると、その要求信号は上り無線チャネルを介して無線基
地局12に与えられる。無線移動局(端末)11はその
要求信号に従って、ネットワーク13を介してコントロ
ールシステム14を起動し、データベース15から情報
を取り出す。データベース15から取り出された情報
は、無線基地局12から下り無線チャネルを介して無線
移動局(端末)11に与えられる。
【0018】ここで、無線移動局(端末)11から無線
基地局12に送信されるデータ(上り無線チャネルのデ
ータ)は、音声や情報要求のためのデータであり、小容
量である。これに対し、無線基地局12から無線移動局
(端末)11に送信されるデータ、言い換えれば、無線
移動局(端末)11が受信するデータ(下り無線チャネ
ルのデータ)は画像やテキスト等のデータであり、上り
無線チャネルに比べ膨大なトラフィック量となる。すな
わち、上り無線チャネルと下り無線チャネルとでは、非
対称なトラフィック特性となる。
【0019】図9に示す無線通信システムでは、このよ
うなトラフィック特性を考慮し、上り無線チャネルを狭
帯域(低速伝送)として、下り無線チャネルを広帯域
(高速伝送)としている。
【0020】次に、本発明の無線通信システムの構成を
説明する。図1は本発明の無線通信システムの構成を示
す概念図である。本システムは、狭帯域の上下の無線チ
ャネルと広帯域の下り無線チャネルを有し、そのセル構
成を狭帯域の無線基地局のサービスエリアと広帯域の無
線基地局のサービスエリアからなる階層セル構成として
いる。
【0021】図1において、101は無線移動局、10
2および105は無線基地局、103はネットワーク、
104はデータベースである。無線基地局102は、狭
帯域の上下の無線チャネルによる情報伝送を行うための
無線送受信機能を有する(以下、狭帯域の無線基地局1
02と呼ぶ)。これに対し、無線基地局105は、広帯
域の下り無線チャネルによる情報伝送を行うための無線
送信機能を有する(以下、広帯域の無線基地局105と
呼ぶ)。無線移動局101は、この狭帯域の無線基地局
102または広帯域の無線基地局105との間で情報伝
送を行う端末である。
【0022】このような構成の無線通信システムにおい
て、無線移動局101は、狭帯域の無線基地局102に
欲しい情報を要求する。無線基地局102は、この要求
された情報をネットワーク103を通してデータベース
104からロードしてくる。このロードされた情報は、
狭帯域の無線基地局102または広帯域の無線基地局1
05から無線移動局101に送られる。
【0023】なお、データベース104は、狭帯域の無
線基地局102または広帯域の無線基地局105に直接
接続している場合もある。また、図1では、狭帯域の無
線基地局102と広帯域の無線基地局105を便宜上別
の無線基地局としたが、図2に示すように、狭帯域の無
線送受信機能と広帯域の無線送信機能の両方を備えた無
線基地局106であっても構わない。
【0024】ここで、本発明の実施例を説明する前に、
図1に示すような狭帯域の上下の無線チャネルと広帯域
の下り無線チャネルを有する無線通信システムの問題点
について説明する。
【0025】狭帯域の上り無線チャネルと、狭帯域の下
り無線チャネルの伝送速度は共に等しい伝送速度である
が、広帯域の下り無線チャネルはそれに比べ早い伝送速
度である。
【0026】無線移動局は、狭帯域の上り無線チャネル
を介して情報を要求するための信号を送信する。無線基
地局は、無線移動局に要求された情報に応じて、無線移
動局への下り無線チャネルとして、狭帯域の下り無線チ
ャネルと広帯域の下り無線チャネルのいずれかを選択す
る。
【0027】ここで、狭帯域の下り無線チャネルが選択
された場合、無線移動局と無線基地局間の情報の伝送
は、狭帯域の上下の無線チャネルを用いて行われること
になる。一方、広帯域の下り無線チャネルが選択された
場合には、無線基地局から無線移動局への情報の伝送方
法として、次の2通りがある。
【0028】第1の方法として、無線移動局に要求され
た情報の伝送に広帯域の下り無線チャネルを用い、再送
制御等の制御情報の伝送に狭帯域の下り無線チャネルを
用いる方法がある。この方法は、伝送速度の早い、広帯
域の下り無線チャネルがあるにも係わらず、制御情報を
その広帯域の下り無線チャネルを用いていないという点
で、必ずしも効果的な方法ではない。
【0029】第2の方法として、無線移動局に要求され
た情報と再送制御等の全ての制御情報の伝送に広帯域の
下り無線チャネルを用いる方法がある。この方法は、伝
送速度の早い広帯域の下り無線チャネルを用いているの
で、第1の方法よりも効果的である。
【0030】しかしながら、狭帯域の上下の無線チャネ
ルは常に同等の伝送速度である。このため、無線移動局
から無線基地局への情報の要求信号や再送制御信号は一
定量までしか受け付けられない。したがって、広帯域の
下り無線チャネルを用いてより多く情報を伝送しようと
しても、狭帯域の上り無線チャネルの伝送能力が限界に
達すると、それ以上の再送制御や情報要求信号を伝送で
きないことから、情報の伝送が途絶えてしまう。
【0031】すなわち、広帯域の下り無線チャネルの伝
送能力が高くとも、狭帯域の上り無線チャネルの伝送能
力が低いことから、再送制御や情報要求信号の伝送速度
が遅くなり、大量の情報を伝送できない状態となる。
【0032】このように、狭帯域の上下の無線チャネル
と、広帯域の下り無線チャネルを有する無線通信システ
ムでは、広帯域の下り無線チャネルとしての伝送能力を
有効に活用することができなかった。
【0033】そこで、本発明は、広帯域の下り無線チャ
ネルが選択された場合に、そのときに空いている狭帯域
の下り無線チャネルを上りチャネル用として利用するこ
とで、広帯域の下り無線チャネルの伝送能力を最大限に
活用して高速伝送を可能とするものである。
【0034】以下では、狭帯域の無線基地局102と広
帯域の無線基地局105を別の無線基地局とした図1を
用いて、本発明の各実施例を説明する。本発明は、第1
〜第6の実施例を有し、第1〜第3の実施例は第1の発
明、第4および第5の実施例は第2の発明、第6の実施
例は第3の発明に相当する。
【0035】第1の発明は、無線チャネルの有効利用を
目的としており、狭帯域の上り無線チャネルに割り当て
る帯域幅と狭帯域の下り無線チャネルに割り当てる帯域
幅の比を動的に切り替えることを特徴とする。
【0036】第2の発明は、無線チャネルの通信品質を
向上させることを目的としており、狭帯域の上下の無線
チャネルにおいて、チャネル切り替えを行うことを特徴
とする。
【0037】第3の発明は、無線チャネルの通信品質を
向上させることを目的としており、狭帯域の下り無線チ
ャネルを用いた送信を停止せしめることを特徴とする。
まず、図3〜図5を参照して第1の発明について説明す
る。
【0038】(第1の実施例)図3は第1の実施例(第
1の発明)を説明するための図である。ここでは、無線
移動局101と狭帯域の無線基地局102との間の通信
方式としてTDD(Time Division Duplex)を採用す
る。以下では、TDMA(Time Division Multiple Acc
ess )/TDDを例にとり説明する。なお、CDMA
(Code Division Multiple Access )/TDDやFDM
A(Frequency Division Multiple Access)/TDDを
適用した場合でも、同様の効果が得られるものである。
【0039】図3(a)にフレームフォーマットを示
す。スロット111を複数個(但し、偶数個)まとめた
ものをフレーム112と定義する。フレームは、上り無
線チャネル用のサブフレーム113と下り無線チャネル
用のサブフレーム114に2分割される。なお、ここで
の上下の無線チャネルは、図1の狭帯域の無線基地局1
02が有するチャネルである。図3(a)では、一例と
して、上り無線チャネル用のサブフレーム113と下り
無線チャネル用のサブフレーム114をそれぞれ4スロ
ットとしている。
【0040】通常、電話のように音声を双方向で伝送す
る場合は、上り無線チャネルも下り無線チャネルも常に
同等の伝送速度による伝送が行われるため、上下回線で
同等の帯域幅が割り当てられている。一般に、帯域幅と
は通信に使用する周波数軸上の幅を指す。従って、一つ
の周波数チャネルにおいて、時間的に上り回線と下り回
線で使用する比を変えても、その使用する帯域幅に変化
はない。しかしながら、その割合によって等価的に割り
当てられた帯域幅の比が異なると見ることもできる。
【0041】本実施例では、使用する帯域幅に、使用し
ている時間率を掛け合わせたものを「割り当てられた帯
域幅」とする。例えば、30kHzの帯域でTDDを行
い、上り無線チャネルと下り無線チャネルの使用時間比
が2:1の場合、上り無線チャネルに割り当てられた帯
域幅は20kHzであり、下り無線チャネルに割り当て
られた帯域幅は10kHzであるとする。
【0042】図1に示すように、無線移動局101が広
帯域の無線基地局105のサービスエリア161に入
り、広帯域の下り無線チャネル(広帯域の無線基地局1
05から無線移動局101への下り無線チャネル)によ
り画像やテキスト等のデータが伝送される場合、下り無
線チャネル用のサブフレーム114で使用されるスロッ
ト数は、上り無線チャネル用のサブフレーム113で使
用されるスロット数よりも少なくなる。すなわち、下り
無線チャネル用のサブフレーム114に空きスロット1
16が生じる。
【0043】そこで、第1の実施例では、この空きスロ
ット116を同一無線移動局の上り無線チャネル用に割
り当てる(狭帯域の下り無線チャネルを狭帯域の上り無
線チャネルに割り当てる)。
【0044】具体的に説明すると、例えば、図3(a)
において、上り無線チャネルで情報を要求するためのス
ロット115として1スロットを用いた場合、下り無線
チャネル用のサブフレーム114には、1スロットの空
きスロット116が生じる。
【0045】そこで、図3(b)に示すように、この空
きスロット116を上り無線チャネル用に割り当て、こ
のスロットでも情報を要求するための信号を狭帯域の無
線基地局102へ送信する。すなわち、上り無線チャネ
ルと下り無線チャネルのスロット数の比を動的に切り替
え、ここでは上り無線チャネル用のスロット数を5スロ
ットとし、下り無線チャネル用のスロット数を3スロッ
トとする。これにより、以下のような効果を得ることが
できる。
【0046】従来のシステムでは、上り無線チャネル用
のサブフレーム113で使用されるスロット数は、予め
定められた固定のスロット数であったため、情報を要求
するための信号や、再送制御に用いる信号は一定量まで
しか受け付けられなかった。そのため、上り無線チャネ
ル用のサブフレーム113に割り当てられたスロットを
全て利用した場合、広帯域の下り無線チャネルの伝送能
力にはまだ十分に余裕があったとしても、それ以上の伝
送は不可能となっていた。しかも、従来方式は、下り無
線チャネル用のサブフレーム114には、空きスロット
116があるにも関わらず全く有効活用しようとせず、
ただ浪費しているだけであった。
【0047】これに対し、第1の実施例によれば、空き
スロット116を上り無線チャネル用として用いること
が可能となるため、情報を要求するための信号や、再送
制御に用いる信号等のデータ量を従来より2倍に増加さ
せることができる。その結果、再送制御などが効率的に
行われ、広帯域の下り無線チャネルの有効活用が可能と
なる。
【0048】なお、上記実施例では、下り無線チャネル
の空きスロット116を、同一無線移動局の上り無線チ
ャネル用に割り当てたが、他の無線移動局の上り無線チ
ャネル用として用いることも可能である。この場合、広
帯域の下り無線チャネルを利用できる無線移動局数を増
やすことが可能となる。
【0049】(第2の実施例)図4は第2の実施例(第
1の発明)を説明するための図である。ここでは、無線
移動局101と狭帯域の無線基地局102との間の通信
方式としてFDD(Frequency Division Duplex )を採
用する。以下では、FDMA/FDDを例にとり説明す
る。なお、TDMA/FDDやCDMA/FDDを適用
した場合でも、同様の効果が得られるものである。
【0050】図4(a)に示すように、FDMA/FD
Dでは、無線チャネルとして複数(但し、偶数)のキャ
リア121が割り当てられる。さらに、このキャリア1
21は上り無線チャネル用のキャリア122と下り無線
チャネル用のキャリア123に2分割される。なお、こ
こでの上下の無線チャネルは、図1の狭帯域の無線基地
局102が有するチャネルである。図4(a)では、一
例として、上り無線チャネル用のキャリア122と下り
無線チャネル用のキャリア123をそれぞれ5キャリア
としている。
【0051】通常、電話のように音声を双方向で伝送す
る場合は、上り無線チャネルも下り無線チャネルも常に
同等の伝送速度による伝送が行われるため、上下回線で
同等の帯域幅が割り当てられていた。つまり、上り無線
チャネルで使用されるキャリアの総数と下り無線チャネ
ルで使用されるキャリアの総数は等しかった。しかし、
図1で示したように、無線移動局101が広帯域の無線
基地局のサービスエリア161に入り、広帯域の下り無
線チャネルにより画像やテキスト等のデータを伝送する
場合、下り無線チャネルで使用されるキャリア数は、上
り無線チャネルで使用されるキャリア数よりも少なくな
る。すなわち、下り無線チャネル用のキャリア123の
中には使用されないキャリア124が生じる。
【0052】そこで、第2の実施例では、この使用され
ないキャリア124を同一無線移動局の上り無線チャネ
ル用のキャリア122に割り当てる(狭帯域の下り無線
チャネルを狭帯域の上り無線チャネルに割り当てる)。
【0053】具体的に説明すると、例えば、図4(a)
において、上り無線チャネルで情報を要求するためのキ
ャリア125として1キャリアを用いた場合、下り無線
チャネル用のサブフレーム123には、使用されないキ
ャリア124が1キャリア生じる。
【0054】そこで、図4(b)に示すように、その使
用されないキャリア124を上り無線チャネル用のキャ
リア122に割り当てる。すなわち、上り無線チャネル
と下り無線チャネルのキャリア数の比を動的に切り替
え、上り無線チャネル用のキャリア122を6キャリア
とし、下り無線チャネル用のキャリア123を4キャリ
アとする。これにより、以下のような効果を得ることが
できる。
【0055】従来のシステムでは、上り無線チャネルと
して使用されるキャリアの総数は、予め定められた固定
値であったため、情報を要求するための信号や、再送制
御に用いる信号は一定量までしか受け付けられなかっ
た。そのため、上り無線チャネル用のキャリア122に
割り当てられたキャリアを全て利用した場合、広帯域の
下り無線チャネルの伝送能力には、まだ十分に余裕があ
ったとしても、それ以上の伝送は不可能となっていた。
しかも、従来方式は、下り無線チャネル用のキャリア1
23には、使用されないキャリア124があるにも関わ
らず全く有効活用しようとせず、ただ浪費しているだけ
であった。
【0056】これに対し、第2の実施例によれば、未使
用のキャリア124を上り無線チャネル用として用いる
ことが可能となるため、情報を要求するための信号や、
再送制御に用いる信号等のデータ量を従来より2倍に増
加させることができ、その結果、再送制御などが効率的
に行われ、広帯域の下り無線チャネルの有効活用が可能
となる。
【0057】なお、上記実施例では、下り無線チャネル
の未使用のキャリア124を、同一無線移動局の上り無
線チャネル用に割り当てたが、他の無線移動局の上り無
線チャネル用として用いることも可能である。この場
合、広帯域の下り無線チャネルを利用できる無線移動局
数を増やすことが可能となる。
【0058】(第3の実施例)図5は第3の実施例(第
1の発明)を説明するための図である。ここでは、無線
移動局101と狭帯域の無線基地局102との間の通信
方式としてCDD(Code Division Duplex)を採用す
る。CDDとは、上り無線チャネルと下り無線チャネル
に、それぞれ異なる疑似ランダム系列を割り当てる方式
のことをいう。以下では、CDMA/CDDを例にとり
説明する。なお、TDMA/CDDやFDMA/CDD
を適用した場合でも、同様の効果が得られるものであ
る。
【0059】図5(a)に示すように、CDMA/CD
Dでは、無線チャネルとして複数(但し、偶数)の疑似
ランダム系列131が割り当てられる。さらに、この疑
似ランダム系列131は上り無線チャネル用の疑似ラン
ダム系列132と下り無線チャネル用の疑似ランダム系
列133に2分割される。なお、ここでの上下の無線チ
ャネルは、図1の狭帯域の無線基地局102が有するチ
ャネルである。図5(a)では、一例として、上り無線
チャネル用の疑似ランダム系列131の数と下り無線チ
ャネル用の疑似ランダム系列132の数をそれぞれ5と
している。
【0060】通常、電話のように音声を双方向で伝送す
る場合は、上り無線チャネルも下り無線チャネルも常に
同等の伝送速度による伝送が行われるため、上下回線で
同等の帯域幅が割り当てられている。一般に、帯域幅と
は通信に使用する周波数軸上の帯域の幅を指す。従っ
て、一つの周波数チャネルにおいて上り無線チャネルと
下り無線チャネルで使用する疑似ランダム系列数の比を
変えても、その使用する帯域幅に変化はない。しかしな
がら、使用する疑似ランダム系列数の割合によって等価
的に割り当てられた帯域幅の比が異なると見ることもで
きる。
【0061】本実施例では、使用する帯域幅に、使用し
ている疑似ランダム系列数の割合を掛け合わせたものを
「割り当てられた帯域幅」とする。例えば、30kHz
の帯域でCDDを行い、上り無線チャネルと下り無線チ
ャネルで使用される疑似ランダム系列数の比が2:1で
あったとすると、上り無線チャネルに割り当てられた帯
域幅は20kHzであり、下り無線チャネルに割り当て
られた帯域幅は10kHzであるとする。
【0062】図1に示すように、無線移動局101が広
帯域の無線基地局105のサービスエリア161に入
り、広帯域の下り無線チャネルにより、画像やテキスト
等のデータが伝送される場合、下り無線チャネルで使用
される疑似ランダム系列の数は、上り無線チャネルで使
用される疑似ランダム系列の数よりも少なくなる。すな
わち、下り無線チャネル用の疑似ランダム系列133の
中に、使用されない疑似ランダム系列134が生じる。
【0063】そこで、第3の実施例では、この使用され
ない疑似ランダム系列134を同一無線移動局の上り無
線チャネル用の疑似ランダム系列131に割り当てる
(狭帯域の下り無線チャネルを狭帯域の上り無線チャネ
ルに割り当てる)。
【0064】具体的に説明すると、例えば、図5(a)
において、上り無線チャネルで情報を要求するための疑
似ランダム系列135として、1つの疑似ランダム系列
を用いた場合、下り無線チャネル用の疑似ランダム系列
133には、使用されない疑似ランダム系列134が1
つ生じる。
【0065】そこで、図5(b)に示すように、その使
用されない疑似ランダム系列134を上り無線チャネル
用の疑似ランダム系列132に割り当てる。すなわち、
上り無線チャネルと下り無線チャネルの疑似ランダム系
列数の比を動的に切り替え、上り無線チャネル用の疑似
ランダム系列132の数を6とし、下り無線チャネル用
の疑似ランダム系列133の数を4とする。これによ
り、以下のような効果を得ることができる。
【0066】従来のシステムでは、上り無線チャネルと
して使用される疑似ランダム系列の総数は、予め定めら
れた固定値であったため、情報を要求するための信号
や、再送制御に用いる信号は一定量までしか受け付けら
れなかった。そのため、上り無線チャネル用の疑似ラン
ダム系列132に割り当てられた疑似ランダム系列を全
て利用した場合、広帯域の下り無線チャネルの伝送能力
には、まだ十分に余裕があったとしても、それ以上の伝
送は不可能となっていた。しかも、従来方式は、下り無
線チャネル用の疑似ランダム系列133には、使用され
てない疑似ランダム系列134があるにも関わらず全く
有効活用しようとせず、ただ浪費しているだけであっ
た。
【0067】これに対し、第3の実施例によれば、未使
用の疑似ランダム系列134を上り無線チャネル用とし
て用いることが可能となるため、情報を要求するための
信号や、再送制御に用いる信号等のデータ量を従来より
2倍に増加させることができ、その結果、再送制御など
が効率的に行われ、広帯域の下り無線チャネルの有効活
用が可能となる。
【0068】なお、上記実施例では、下り無線チャネル
の未使用の疑似ランダム系列134を、同一無線移動局
の上り無線チャネル用に割り当てたが、他の無線移動局
の上り無線チャネル用として用いることも可能である。
この場合、広帯域の下り無線チャネルを利用できる無線
移動局数を増やすことが可能となる。
【0069】次に、図6および図7を参照して第2の発
明について説明する。 (第4の実施例)図6は第4の実施例(第2の発明)を
説明するための図である。ここでは、無線移動局101
と狭帯域の無線基地局102との間の通信方式として、
TDMA/TDDを採用した場合を例にとり説明する。
なお、無線移動局101と狭帯域の無線基地局102と
の間の通信方式として、他のTDDやFDD,CDDを
適用した場合でも同様な効果が得られるものである。
【0070】図6では、上り無線チャネル用のサブフレ
ーム141と下り無線チャネル用のサブフレーム142
をそれぞれ5スロットとした場合を示している。なお、
ここでの上下の無線チャネルは、図1の狭帯域の無線基
地局102が有するチャネルである。
【0071】まず、第2の発明を実施する前の様子を図
6(a)を用いて説明する。図6(a)のスロット14
3bとスロット144bは、それぞれ上り無線チャネル
用と下り無線チャネル用で1組をなして通信が行われて
いるものとする。この時、情報を求めるための信号をス
ロット143eを用いて送信し、下り無線チャネルとし
て、広帯域の下り無線チャネルが用いられたとすると、
上り無線チャネルとして使用されるスロットはスロット
143bとスロット143eの2スロット、下り無線チ
ャネルとして使用されているスロットはスロット144
bの1スロットとなる。従って、使用中のスロットとス
ロットの間の最小スロット間隔145は1スロットとな
る。
【0072】ここで、本実施例により、図6(b)で示
すように、下り無線チャネルとしてスロット144cを
使用するようにスロット切替を行う。これにより、使用
中のスロットとスロットの間の最小スロット間隔146
は2スロットとなる。したがって、最小スロット間隔が
今までより広くなり、その結果、チャネル間の干渉が減
り、通信品質の向上が可能となる。
【0073】また、通信品質の向上によりパケット誤り
が減るため、上り無線チャネルにおける無駄な信号が減
少し、その結果、広帯域の下り無線チャネルの有効活用
も可能となる。
【0074】なお、上記実施例では、下り無線チャネル
のみでスロット切替を行っているが、上下のチャネルで
スロット切替を行うことも可能である。また、上記実施
例では、最小スロット間隔を最大にすることにより、通
信品質の向上を図っているが、同様にスロット間隔を平
均的に最大とし、スロット間の干渉を小さくし、通信品
質を向上させることもできる。
【0075】また、チャネル間の相互の干渉を検出する
他の手段を備え、干渉を最小とするようにスロット切り
替えを行うことで、全体の通信品質を平均的に高くする
ことも可能である。
【0076】また、優先度の高いデータへの干渉を最小
とするようにスロット切り替えを行うこともできる。 (第5の実施例)図7は第5の実施例(第2の発明)を
説明するための図である。ここでは、無線移動局101
と狭帯域の無線基地局102との間の通信方式として、
TDMA/TDDを採用した場合を例にとり説明する。
なお、無線移動局101と狭帯域の無線基地局102と
の間の通信方式として、他のTDDやFDD,CDDを
適用した場合でも同様な効果が得られるものである。
【0077】図7では、上り無線チャネル用のサブフレ
ーム151と下り無線チャネル用のサブフレーム152
をそれぞれ5スロットとした場合を示している。なお、
ここでの上下の無線チャネルは、図1の狭帯域の無線基
地局102が有するチャネルである。
【0078】VOD(Video On Demand )や電子出版等
のマルチメディアサービスを提供すると、音声、テキス
トデータ、静止画像、動画像等といった様々な情報が伝
送される。しかも、これらの情報はそれぞれ異なるQO
S(Quality Of Service)を要求する。従って、サブフ
レームは、さらに、各QOS毎に分割される。
【0079】図7(a)では、サブフレームを音声用の
サブフレーム153,155とテキストデータ用のサブ
フレーム154,156に分割した場合の例を示す。情
報を求めるための信号をスロット157eを用いて送信
し、下り無線チャネルとして、広帯域の下り無線チャネ
ルが用いられたとすると、上述した第1の実施例(第1
の発明)により、図7(b)に示すように、下り無線チ
ャネルのテキストデータ用のサブフレーム156の中か
ら、1スロットが上り無線チャネルのテキストデータ用
のサブフレーム154に割り当てられる。
【0080】ここで、本実施例により、図7(c)に示
すように、下り無線チャネルの音声用のサブフレーム1
55として割り当てられていたスロット157f〜スロ
ット157hを、スロット157g〜スロット157i
へ割り当て直す。また、下り無線チャネルのテキストデ
ータ用のサブフレーム156はスロット157jとす
る。その結果、上り無線チャネルとしてスロット157
eを用いて送信をしていた無線移動局101は、連続す
る2スロット、すなわちスロット157eとスロット1
57fの使用が可能となる。
【0081】この場合、従来方式では、無線移動局10
1が上り無線チャネルとして2スロット使用する場合、
スロット157eとスロット157jしか使用できなか
った。このように離れた2スロットを使用する場合、そ
れぞれのスロットで送信されるデータには、それぞれに
プリアンブル158を付けなければいけなかった。
【0082】これに対し、本実施例により、連続する2
スロットが可能となり、それぞれにプリアンブル158
を付ける必要がなくなった。つまり、プリアンブル15
8はスロット157eで送信されるデータにのみつけれ
ばよいため、スロット157fで送信できるデータ量が
増加する。従って、無線チャネルの有効利用が可能とな
る。
【0083】次に、図8を参照して第3の発明について
説明する。 (第6の実施例)図8は第6の実施例(第3の発明)を
説明するための図である。ここでは、無線移動局101
と狭帯域の無線基地局102との間の通信方式として、
TDMA/TDDを採用した場合を例にとり説明する。
なお、無線移動局101と狭帯域の無線基地局102と
の間の通信方式として、他のTDDやFDD,CDDを
適用した場合でも同様な効果が得られるものである。
【0084】図1に示す無線移動局101が広帯域の無
線基地局105のサービスエリア161内に位置する場
合は、狭帯域の下り無線チャネルを用いた送信を行わず
に、広帯域の下り無線チャネルを用いた送信を行う。
【0085】また、狭帯域の無線基地局102のサービ
スエリア162に位置しており、狭帯域の下り無線チャ
ネルを使用していた無線移動局107が、広帯域の無線
基地局のサービスエリア161に移動した場合は、直ち
に、狭帯域の下り無線チャネルを用いた送信を停止し、
広帯域の下り無線チャネルを用いた送信に切替える。
【0086】このように、広帯域の下り無線チャネルを
利用できる場合には、狭帯域の下り無線チャネルを用い
たデータの送信を停止せしめることにより、同一周波数
を用いた他の狭帯域の無線基地局へのチャネル干渉を軽
減することができ、システム全体の通信品質の向上が可
能となる。
【0087】なお、上記各実施例では、図1に示すよう
な狭帯域の無線基地局102と広帯域の無線基地局10
5が独立したシステムを想定して説明したが、図2に示
すように、狭帯域の無線送受信機能と広帯域の無線送信
機能の両方を備えた無線基地局106を有するシステム
についても適用可能である。
【0088】また、無線移動局101を始め、狭帯域の
無線基地局102、広帯域の無線基地局105、さらに
狭帯域と広帯域の無線基地局106の数は、1つに限る
ものではなく、多数存在する構成であっても適用可能で
ある。
【0089】
【発明の効果】
(1)以上説明したように本発明によれば、狭帯域の下
り無線チャネル用として割り当てられていた帯域を狭帯
域の上り無線チャネル用に割り当るようにしたため、上
り無線チャネルにおいて、無線移動局は従来に比べ2倍
の情報伝送を行うことが可能となる。つまり、情報を要
求するための信号や、再送制御に用いる信号等のデータ
量を従来の2倍にすることができる。その結果、再送制
御などが効率的に行われ、広帯域の下り無線チャネルを
伝送可能な最大限の速度に近付けて用いることができ、
有効利用が可能となる。
【0090】(2)また、狭帯域の上下の無線チャネル
において、チャネル切り替えを行うようにしたため、チ
ャネル間の干渉を軽減して、システム全体の通信品質の
向上を図ることができる。
【0091】(3)また、狭帯域の下り無線チャネルを
使用していた無線移動局が広帯域の無線基地局のサービ
スエリアに移動した場合に、狭帯域の下り無線チャネル
を用いた送信を停止し、広帯域の下り無線チャネルを用
いた送信に切替えるようにしたため、同一周波数を用い
た他の狭帯域の無線基地局へのチャネル干渉を軽減し
て、システム全体の通信品質の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信システムの構成を示す概念
図。
【図2】本発明の無線通信システムの他の構成を示す概
念図。
【図3】第1の実施例としてのスロット割り当て方法を
示す図。
【図4】第2の実施例としての周波数割り当て方法を示
す図。
【図5】第3実施例としての疑似ランダム系列割り当て
方法を示す図。
【図6】第4の実施例としてのスロット割り当て方法を
示す図。
【図7】第5の実施例としてのスロット割り当て方法を
示す図。
【図8】第6の実施例としてのシステム構成を示す概念
図。
【図9】非対称なトラフィック特性を有する無線通信シ
ステムの構成を示す概念図。
【符号の説明】
101…無線移動局、102…狭帯域の無線送受信機能
を備えた無線基地局、103…ネットワーク、104…
データベース、105…広帯域の無線送信機能を備えた
無線基地局、106…狭帯域の無線送受信機能と広帯域
の無線送信機能を備えた無線基地局、111…スロッ
ト、112…フレーム、113…狭帯域の上り無線チャ
ネル用のサブフレーム、114…狭帯域の下り無線チャ
ネル用のサブフレーム、115…情報を要求するために
使用したスロット、116…狭帯域の下り無線チャネル
として使用されないスロット、145…最小スロット間
隔、146…最小スロット間隔、153…狭帯域の上り
無線チャネルの音声用サブフレーム、154…狭帯域の
上り無線チャネルのデータ用サブフレーム、155…狭
帯域の下り無線チャネルの音声用サブフレーム、156
…狭帯域の下り無線チャネルのデータ用サブフレーム、
158…プリアンブル、161…広帯域の無線送信機能
を備えた基地局のサービスエリア、162…狭帯域の無
線送受信機能を備えた基地局のサービスエリア。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭帯域の上下の無線チャネルによる情報
    伝送を行うための送受信手段を有する少なくとも1つの
    第1の無線基地局と、 広帯域の下り無線チャネルによる情報伝送を行うための
    送信手段を有する少なくとも1つの第2の無線基地局
    と、 前記第1の無線基地局との間で情報の送受信可能であ
    り、前記第2の無線基地局から情報の受信可能な無線移
    動局とからなる無線通信システムにおいて、 前記無線移動局が前記第1の無線基地局と前記第2の無
    線基地局の双方のサービスエリア内に位置する場合に、
    前記狭帯域の上り無線チャネルに割り当てる帯域幅と前
    記狭帯域の下り無線チャネルに割り当てる帯域幅の比を
    動的に切り替えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 狭帯域の上下の無線チャネルによる情報
    伝送を行うための送受信手段を有する少なくとも1つの
    第1の無線基地局と、 広帯域の下り無線チャネルによる情報伝送を行うための
    送信手段を有する少なくとも1つの第2の無線基地局
    と、 前記第1の無線基地局との間で情報の送受信可能であ
    り、前記第2の無線基地局から情報の受信可能な無線移
    動局とからなる無線通信システムにおいて、 前記無線移動局が前記第1の無線基地局と前記第2の無
    線基地局の双方のサービスエリア内に位置する場合に、
    前記狭帯域の上下の無線チャネルにおいて、チャネル切
    り替えを行うことを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 狭帯域の上下の無線チャネルによる情報
    伝送を行うための送受信手段を有する少なくとも1つの
    第1の無線基地局と、 広帯域の下り無線チャネルによる情報伝送を行うための
    送信手段を有する少なくとも1つの第2の無線基地局
    と、 前記第1の無線基地局との間で情報の送受信可能であ
    り、前記第2の無線基地局から情報の受信可能な無線移
    動局とからなる無線通信システムにおいて、 前記無線移動局が前記第1の無線基地局と前記第2の無
    線基地局の双方のサービスエリア内に位置する場合に、
    前記狭帯域の下り無線チャネルを用いた送信を停止せし
    めることを特徴とする無線通信システム。
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