JPH0827461A - フォトクロミック組成物 - Google Patents

フォトクロミック組成物

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JPH0827461A
JPH0827461A JP16565094A JP16565094A JPH0827461A JP H0827461 A JPH0827461 A JP H0827461A JP 16565094 A JP16565094 A JP 16565094A JP 16565094 A JP16565094 A JP 16565094A JP H0827461 A JPH0827461 A JP H0827461A
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JP
Japan
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group
compound
chromene
alkyl
groups
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16565094A
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English (en)
Inventor
Junji Momota
潤二 百田
Takashi Kobayakawa
隆 小早川
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
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Publication of JPH0827461A publication Critical patent/JPH0827461A/ja
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 初期無色の状態から、グレー、ブラウン、ア
ンバーといった中間色に発色するフォトクロミック組成
物を提供すること。 【構成】 一般式I、例えば式25のスピロオキサジン
化合物100重量部とクロメン化合物0.01〜100
00重量部との組合せ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、初期無色の状態から太
陽光等紫外線を含む光の照射により、グレーまたはブラ
ウンのような中間色に発色し、その変化が可逆的で優れ
た耐久性を示すフォトクロミック組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトクロミズムとは、ここ数年来注目
を引いてきた現象であって、ある化合物に太陽光あるい
は水銀灯の光のような紫外線を含む光を照射すると速や
かに色が変わり、光の照射を止めて暗所におくと元の色
にもどる可逆作用のことである。この性質を有する化合
物は、フォトクロミック化合物と呼ばれ従来からいろい
ろな化合物が合成されてきたが、その構造には特別な共
通性は認められない。
【0003】フォトクロミック化合物としては、例えば
クロメン化合物が知られている。クロメンまたはその誘
導体の発色色調は黄色〜オレンジ色である。一方、スピ
ロオキサジン化合物もフォトクロミック化合物としてよ
く知られており、これら化合物の発色色調は、赤紫色〜
青色である。ところが、スピロオキサジン化合物は、溶
媒または高分子中に溶解させた場合、紫外線を照射する
前からある程度着色を帯びる問題がある(以下、初期着
色という)。初期着色を有さないスピロオキサジン化合
物も知られてはいるが、それら化合物は室温付近(20
〜30℃)ではほとんど発色しない。
【0004】これらフォトクロミック化合物をそれぞれ
単独で用いた場合、所望する色調が得られない場合があ
る。特に、フォトクロミックレンズとして用いる場合に
は、グレー、ブラウン、アンバー等の色調が好まれる
が、これらの色調は、上記した化合物単独では得られな
い。また、初期着色を有した場合、レンズの中心部と外
周部分で着色の不均一性を生じるためさらに好ましくな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、初期着色を有
さず、しかも室温付近での発色性能に優れたスピロオキ
サジン化合物が出来れば、前述のクロメン化合物と組み
合わせることにより、初期無色の状態からグレー、ブラ
ウン、アンバー等といった中間色に発色するものが得ら
れると考え、鋭意研究を行った。
【0006】
【課題を解決するための手段】その結果、特定のスピロ
オキサジン化合物が、初期着色を有さずしかも室温付近
での発色性に優れた性質を示すことを見いだし、これら
のスピロオキサジン化合物とクロメン化合物を組み合わ
せることにより、初期無色の状態からグレー、ブラウ
ン、アンバーといった中間色に発色させることに成功
し、本発明を完成させるに至った。
【0007】すなわち本発明は、下記一般式(I)
【0008】
【化5】
【0009】(但し、R1は、アルコキシカルボニルア
ルキル基であり、R2およびR3は、同種または異種の水
素原子、アルキル基、アルコキシ基であり、R2とR3
一緒になって環を形成してもよく、R4、R5、R7
8、R9およびR10は、同種または異種の水素原子、ア
ルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、
ハロゲン原子、シアノ基またはアルコキシカルボニル基
であり、R6は、
【0010】
【化6】
【0011】(但し、R11およびR12は、同種または異
種の水素原子、アルキル基、アリール基またはアラルキ
ル基で示される基である)または
【0012】
【化7】
【0013】(但し、R13およびR14は、同種または異
種のアルキレン基であり、Xは酸素原子、イオウ原子ま
たは
【0014】
【化8】
【0015】(但し、R15はアルキル基である)で示さ
れる基であり)nは1〜4の整数である)で示されるス
ピロオキサジン化合物 100重量部および
(B)クロメン化合物 0.01〜10000重
量部よりなることを特徴とするフォトクロミック組成物
である。
【0016】本発明のフォトクロミック組成物の(A)
成分は、スピロオキサジン化合物である。スピロオキサ
ジン化合物は、下記一般式(I)
【0017】
【化9】
【0018】(但し、R1は、アルコキシカルボニルア
ルキル基であり、R2およびR3は、同種または異種の水
素原子、アルキル基、アルコキシ基であり、R2とR
3は、一緒になって環を形成してもよく、R4、R5
7、R8、R9およびR10は、同種または異種の水素原
子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子、シアノ基またはアルコキシカルボ
ニル基であり、R6は、
【0019】
【化10】
【0020】(但し、R11およびR12は、同種または異
種の水素原子、アルキル基、アリール基またはアラルキ
ル基で示される基である)または
【0021】
【化11】
【0022】(但し、R13およびR14は、同種または異
種のアルキレン基であり、Xは酸素原子、イオウ原子ま
たは
【0023】
【化12】
【0024】(但し、R15はアルキル基である)で示さ
れる基であり)nは1〜4の整数である)で示されるス
ピロオキサジン化合物である。
【0025】上記一般式(I)中、R1は、アルコキシ
カルボニルアルキル基である。アルコキシカルボニルア
ルキル中のアルコキシ基は、特に限定されないが、一般
には炭素数1〜10、好ましくは1〜4のものが好適で
ある。アルコキシカルボニルアルキル基中のアルキレン
基は特に限定されないが、一般には炭素数1〜10、好
ましくは1〜4のものが好適である。アルコキシカルボ
ニル基をより具体的に例示すると、メトキシカルボニル
メチル基、メトキシカルボニルエチル基、メトキシカル
ボニルプロピル基、エトキシカルボニルメチル基、エト
キシカルボニルエチル基、エトキシカルボニルブチル
基、ブトキシカルボニルエチル基等である。
【0026】さらに、前期一般式(I)中、R2および
3は、同種または異種の水素原子、アルキル基または
アルコキシ基であり、R2とR3は、一緒になって環を形
成していてもよい。上記のアルキル基は、特に制限はな
いが、一般には炭素数1〜20、好ましくは1〜6であ
ることが好適である。上記のアルキル基をより具体的に
例示すると、メチル基、エチル基、イソプロピル基等で
ある。また、R2とR3が一緒になって環を形成している
場合は、一般に炭素数5〜10のシクロアルキル環、ビ
シクロアルキル環、トリシクロアルキル環が好適であ
る。これらをより具体的に例示すると、シクロペンチル
環、シクロヘキシル環、シクロヘプチル環、ノルボルナ
ン環、アダマンタン環から誘導される2価の基が挙げら
れる。上記アルコキシ基は、特に制限はされないが、一
般には炭素数1〜20、好ましくは1〜6であることが
好ましい。上記アルコキシ基を具体的に例示すると、メ
トキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブトキシ基
等である。これらR2およびR3の中でも、R2とR3が一
緒になって環を形成するか、またはいずれか一方が炭素
数1以上のアルキル基であり他方が炭素数2以上のアル
キル基である化合物が良好な発色濃度を示すために好ま
しい。
【0027】さらに、前記一般式(I)中、R4、R5
7、R8、R9、R10およびR11は、水素原子、アルキ
ル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子、シアノ基またはアルコキシカルボニル基であ
る。
【0028】上記のアルキル基およびアルコキシ基は特
に限定されないが、一般には炭素数1〜10、好ましく
は1〜4であることが好適である。このアルキル基をよ
り具体的に例示するとメチル基、エチル基、イソプロピ
ル基等であり、アルコキシ基としては、メトキシ基、エ
トキシ基、イソプロピルオキシ基である。また、上記の
アリール基は炭素数6〜10であることが好ましく、具
体的に例示すると、フェニル基、ナフチル基等であり、
アラルキル基としては、炭素数7〜14であることが好
ましく、具体的にはベンジル基、フェニルエチル基、フ
ェニルプロピル基、ナフチルメチル基等が挙げられる。
ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素等である。
アルコキシカルボニル基は特に制限されないが、一般的
には炭素数1〜5、好ましくは1〜3であることが好適
である。このアルコキシカルボニル基を具体的に例示す
ると、メトキシカルボニル基、エトキシカルボルニル基
等が挙げられる。
【0029】さらに前記一般式(I)中、R6
【0030】
【化13】
【0031】(但し、R11およびR12は、同種または異
種の水素原子、アルキル基、アリール基またはアラルキ
ル基である)または
【0032】
【化14】
【0033】(但し、R13およびR14は、同種または異
種のアルキレン基であり、Xは酸素原子、イオウ原子ま
たは
【0034】
【化15】
【0035】(但し、R15はアルキル基である)で示さ
れる基である)であり、上記アルキル基は、特に制限さ
れないが、一般的には炭素数1〜20、好ましくは、1
〜4であることが好適である。また上記アリール基とし
ては炭素数6〜10であることが好ましく、具体的には
フェニル基またはナフチル基等が挙げられる。アラルキ
ル基としては 炭素数7〜14であることが好ましく、
具体的には、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニル
プロピルまたはナフチルメチル基等が挙げられる。
【0036】さらに上記アルキレン基としては、特に制
限されないが、一般的には炭素数1〜4、好ましくは、
1〜2であることが好適である。具体的にはメチレン
基、エチレン基等が挙げられる。
【0037】好適なR6を具体的に例示すると、メチル
アミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチル
アミノ基、イソプロピルアミノ基、ジメチルアミノ基、
ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミ
ノ基、メチルエチルアミノ基、エチルプロピルアミノ
基、メチルブチルアミノ基、フェニルエチルアミノ基、
フェニルメチルアミノ基、ジフェニルアミノ基、フェニ
ルナフチルアミノ基、ベンジルメチルア ミノ基、ベン
ジルエチルアミノ基、フェニルベンジルアミノ基、ジベ
ンジルアミノ基、ナフチルメチルエチルアミノ基、ピペ
リジノ基、ピロリジノ基、ピペラジノ基、メチルピペラ
ジノ基、モルホリノ基、チオモルホリノ基、アジリジノ
基、チアゾリジノ基またはインドリノ基等が挙げられ
る。中でも、ピペリジノ基、ピペラジノ基、メチルピペ
ラジノ基またはモルホリノ基が特に好ましい。
【0038】さらに前記一般式(I)中のフッ素原子の
数は、1〜4個から選ばれるが、好ましくは1〜2個が
好適である。本発明において、上記した一般式(I)で
示されるスピロオキサジン化合物を具体的に例示すると
以下のものが挙げられる。
【0039】スピロオキサジン化合物 1)6−フルオロ−1’−メトキシカルボニルメチル−
6''−ピペリジノジスピロ(シクロヘキサン−1,3’
−(3H)インドール−2’−(2’H)3”−(3
H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 2)6−フルオロ−1’−メトキシカルボニルエチル−
8”−メトキシ−6”−モルホリノジスピロ(シクロヘ
キサン−1,3’−(3H)インドール2’−(2’
H)3”−(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキ
サジン) 3)5−フルオロ−1−メトキシカルボニルメチル−3
−メチル−3−エチル−6’−ピリジノスピロ(2H−
インドール−2,3’−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン) 4)5,7−ジフルオロ−1’−メトキシカルボニルメ
チル−8”−メトキシ−6”−ピペラジノジスピロ(シ
クロヘキサン−1,3’−(3H)インドール−2’−
(2’H)3”−(3H)ナフト(3,2−a)(1,
4)オキサジン) 5)6−フルオロ−1’−エトキシカルボニルエチル−
6”−(4−メチルピペラジノ)ジスピロ(シクロヘキ
サン−1,3’−(3H)インドール−2’−(2’
H)3”−(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキ
サジン) 6)5−フルオロ−1’−メトキシカルボニルブチル−
3',3'−ジエチル−6'−モルホリノスピロ(2H−イ
ンドール−2,3’−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン) 7)4−フルオロ−7−メチル−1’−メトキシカルボ
ニルメチル−9”−メトキシ−6”−ピペリジノジスピ
ロ(シクロヘキサン−1,3’−(3H)インドール−
2’−(2’H)3”−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン) 8)5−フルオロ−1’−メトキシカルボニルエチル−
6”−ピペリジノジスピロ(シクロペンタン−1,3’
−(3H)インドール−2’−(2’H)3”−(3
H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 9)5,7−ジフルオロ−1−メトキシカルボニルブチ
ル−3,3−ジメチル−8−メチル−6'−チオモルホ
リノジスピロ(2H−インドール−2,3'−(3H)ナ
フト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 10)6−フルオロ−5−メトキシ−1’−メトキシカ
ルボニルメチル−6”−モルホリノ−9−メトキシカル
ボニルジスピロ(シクロヘキサン−1,3’−(3H)
インドール−2’−(2’H)3”−(3H)ナフト
(3,2−a)(1,4)オキサジン) 11)7−フルオロ−5−メチル−1−メトキシカルボ
ニルエチル−3−メチル−3−イソプロピル−6'−イ
ンドリノスピロ(2H−インドール−2,3’−(3
H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 12)5−フルオロ−1’−メトキシカルボニルメチル
−6”−(N,N−エチルフェニルアミノ)ジスピロ
(シクロヘキサン−1,3’−(3H)インドール−
2’−(2’H)3”−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン) 13)6−フルオロ−1−メトキシカルボニルメチル−
3,3−ジエチル−6'−ピペリジノ−8−ベンジルスピ
ロ(2H−インドール−2,3’−(3H)ナフト(3,
2−a)(1,4)オキサジン) 14)6−フルオロ−1’−エトキシカルボニルエチル
−8”,10”−ジメトキシ−6”−ピペリジノジスピ
ロ(シクロヘキサン−1,3’−(3H)インドール−
2’−(2’H)3''−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン) 15)5−フルオロ−7−メチル−1−メトキシカルボ
ニルプロピル−3−エチル−3−メチル−6'−(4−
メチルピペラジノ)−9'−エトキシスピロ(2H−イ
ンドール−2,3’−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン) 16)4,6−ジフルオロ−1’−メトキシカルボニル
メチル−9”−ブロモ−6”−チアゾリジノジスピロ
(シクロヘキサン−1,3’−(3H)インドール−
2’−(2’H)3”−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン) 17)5−フルオロ−1’−メトキシカルボニルメチル
−6”−(N,Nメチルイソプロピルアミノ)ジスピロ
(シクロヘキサン−1,3’−(3H)インドール−
2’−(2’H)3''−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン)18)6−フルオロ−1’−メ
トキシカルボニルエチル−3−メチル−3−エチル−6
−(N,Nベンジルフェニルアミノ)スピロ(2H−イ
ンドール−2,3’−(3H)ナフト(3,2−a)
(1,4)オキサジン)
【0040】本発明の上記した一般式(I)で示される
化合物は、一般に常圧常温で無色、あるいは淡黄色の固
体または粘稠な液体として存在し、次の(イ)〜(ハ)
のような手段で確認できる。
【0041】(イ)プロトン核磁気共鳴スペクトル(1
H−NMR)を測定することにより、分子中に存在する
プロトンの種類と個数を知ることができる。すなわち、
δ6.5〜9ppm付近にアロマティックなプロトンに
基づくピーク、δ3〜4.5ppm付近にR6およびR1
の窒素が連結した炭素のプロトンに基づくピーク、δ
2.5〜4ppm付近にカルボニルに結合した炭素のプ
ロトンに基づくピークとδ3.5〜4ppm付近に酸素
に結合した炭素のプロトンに基づくピーク、δ1.2〜
2.5ppm付近にアルキル基のプロトンに基づくピー
クが現れる。また、それぞれのδピーク強度を相対的に
比較することにより、それぞれの結合基のプロトンの個
数を知ることができる。
【0042】(ロ)元素分析にとって炭素、水素、窒
素、イオウ、ハロゲンの各重量%を求めることができ
る。さらに、認知された各元素の重量%の和を100か
ら減ずることにより、酸素の重量%を算出することがで
きる。従って、相当する生成物の組成を決定することが
できる。
【0043】(ハ)13C−核磁気共鳴スペクトル(13
−NMR)を測定することにより、分子中に存在する炭
素の種類を知ることができる。
【0044】δ20〜50ppm付近に、1級および2
級炭素に基づくピーク、δ110〜150ppm付近に
芳香族炭化水素の炭素に基づくピーク、δ100ppm
付近にスピロな炭素に基づくピーク、δ170ppm付
近にカルボニルの炭素に基づくピークが現れる。
【0045】本発明の一般式(I)で示される化合物の
製造方法は、特に限定されず如何なる合成方法によって
得てもよい。一般に好適に採用される代表的な方法を以
下に説明する。
【0046】下記一般式(III)
【0047】
【化16】
【0048】(但し、R1は、アルコキシカルボニルア
ルキル基であり、R2、R3は、水素原子、アルキル基、
アルコキシ基であり、R2とR3は一緒になって環を形成
してもよい。R4は水素原子、アルキル基、アリール
基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シア
ノ基またはアルコキシカルボニル基であり、nは1〜4
の整数であり、
【0049】
【化17】
【0050】は陰イオンである)で示されるアゾリウム
塩および一般式(IV)
【0051】
【化18】
【0052】(但し、R5、R7、R8、R9およびR
10は、水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基またはアル
コキシカルボニル基である)で示されるニトロソ化合物
を、
【0053】
【化19】
【0054】(但し、R11、R12、R13およびR14の定
義は前記に同じである)で示される第2アミン類の存在
下に反応させる方法である。このとき塩基が、前記一般
式(I)中のR6の位置で置換し、一般式(I)のアミ
ノ基の置換基を有するスピロオキサジンを与える。
【0055】上記一般式(III)で示される化合物と
一般式(IV)で示される化合物との反応は、次のよう
にして行われる。これら2種の化合物の反応比は、広い
範囲から採用されるが、一般には1:10〜10:1
(モル比)の範囲から選択される。反応温度は、通常0
〜200℃が好ましく、溶媒としては、極性溶媒、例え
ばメチルアルコール、エチルアルコール、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン
等が使用される。この反応は、前記一般式(I)中のR
6に置換される第2アミン類の存在下で行われる。その
使用量は、上記一般式(III)の化合物1モルに対し
て通常2〜10モルの範囲が好ましい。
【0056】本発明のフォトクロミック組成物の(B)
成分であるクロメン化合物は、クロメン骨格を有し、フ
ォトクロミック性を有する公知の化合物を何等制限なく
使用することができる。とりわけ下記式(II)で示さ
れるクロメン化合物が好適に使用される。
【0057】
【化20】
【0058】〔但し、R21、R22、R23およびR24は、
それぞれ置換されてもよい同一または異なる水素原子、
炭化水素基、置換アミノ基、芳香族炭化水素基、不飽和
複素環基または飽和複素環基であり、R23およびR
24は、一緒になって環を形成してもよく
【0059】
【化21】
【0060】で示される基は、それぞれ置換されていて
もよい芳香族炭化水素基または不飽和複素環基であ
る〕。
【0061】上記式(II)で示されるクロメン化合物
の中でも、フォトクロミック特性を勘案すると、R21
よびR22が共に水素原子であり、R23およびR24は、そ
れぞれアルキル基であるか、これらが一緒になってビシ
クロ[3.3.1]ノニリデン基またはノルボルニリデン
基を、形成しており、
【0062】
【化22】
【0063】は、置換されていてもよいナフタレン環で
ある化合物が好ましい。
【0064】本発明において、好適に使用されるクロメ
ン化合物を具体的に例示すると以下のものが挙げられ
る。 1)スピロ(ノルボルナン−2,2’−(2H)ベンゾ
(h)クロメン) 2)7’−メトキシスピロ(ビシクロ[3.3.1]ノナ
ン−9,2’−(2H)ベンゾ(h)クロメン) 3)4’−メチルスピロ(ビシクロ[3.3.1]ノナン
−9,2’(2H)べンゾ(f)クロメン) 4)3’−メチルスピロ(ノルボルナン−2,2’−
(2H)ベンゾ(f)クロメン) 5)2,2−ジメチル−7−オクトキシ(2H)ベンゾ
(h)クロメン) 6)スピロ(トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−
2,2’−(2H)ベンゾ(h)クロメン) 7)4’−ピペリジノスピロ(ビシクロ[3.3.1]ノ
ナン−9,2’−(2H)ベンゾ(h)クロメン) 8)2,2−ジメチル−6−オクタデシル(2H)ベン
ゾ−(h)クロメン 9)スピロ(ノルボリナン−2,2’−(2H)ナフト
(1,2−h)クロメン) 10)2,2−ジメチル−7−(エチルチオゲキシル)
オキシ(2H)ベンゾ(h)クロメン 11)6−クロロ−2,2−ジメチル−7−(ジプロピ
ルホスホノヘキシル)オキシ(2H)ベンゾ(h)クロ
メン 12)2,2−ジメチル(2H)ピリド(2,3−h)ク
ロメン 13)7−メトキシ−2,2−ジメチル(2H)ベンゾ
(h)クロメン 14)7−(ジエチルアミノオクチル)−2,2−ジメ
チル(2H)ベンゾ(h)クロメン
【0065】前記した、スピロオキサジン化合物および
クロメン化合物の配合割合は、スピロオキサジン化合物
100重量部に対して、クロメン化合物が0.01〜1
0000重量部の範囲である。
【0066】クロメン化合物の配合割合は、フォトクロ
ミック組成物の所望する色調に応じて決定すればよい
が、一般にスピロオキサジン化合物との混合により、良
好な混合色を期待する場合には、10〜400重量部の
範囲から選択することが好ましい。また、スピロオキサ
ジン化合物およびクロメン化合物はそれぞれ2種以上添
加してもよい。
【0067】本発明のフォトクロミック組成物は、さら
に紫外線安定剤を配合することによりフォトクロミック
性の耐久性を向上させることができる。紫外線安定剤と
しては、各種プラスチックに添加されている公知の紫外
線安定剤が何等制限なく使用し得る。
【0068】本発明のフォトクロミック組成物は、種々
の高分子マトリックス中において均一に分散されること
により、上記したごとき所望のフォトクロミック機能を
良好に発揮し得る。このような本発明におけるフォトク
ロミック組成物を分散して用いる高分子マトリックスを
構成する合成樹脂としては、スピロオキサジン化合物ま
たはクロメン化合物を均一に分散させ得るものであれば
よく、光学的に好ましくは、例えばポリアクリル酸メチ
ル、ポリアクリル酸エチル、ポリメタクリル酸メチル、
ポリメタクリル酸エチル、ポリスチレン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリビニルアルアルコール、ポリアクリルア
ミド、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、
ポリジメチルシロキサン、ポリカーボネート等の熱可塑
性樹脂を挙げることができる。さらに、テトラエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、エチレン
グリコールビスグリシジルメタクリレート、ビスフェノ
ールAジメタクリレート、2,2−ビス(4−メタクリ
ロイルオキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3,5−ジブロモ−4−メタクリロイルオキシエト
キシフェニル)プロパン等の多価アクリル酸および多価
メタクリル酸エステル化合物;ジアリルフタレート、ジ
アリルテレフタレート、ジアリルイソフタレート、酒石
酸ジアリル、エポキシコハク酸ジアリル、ジアリルフマ
レート、クロレンド酸ジアリル、ヘキサフタル酸ジアリ
ル、ジアリルカーボネート、アリルジグリコールカーボ
ネート、トリメチロールプロパントリアリルカーボネー
ト等の多価アリル化合物;1,2−ビス(メタクリロイ
ルチオ)エタン、ビス(2−アクリロイルチオエチル)
エーテル、1,4−ビス(メタクリロイルチオメチル)
ベンゼン等の多価チオアクリル酸および多価チオメタク
リル酸エステル;グリシジルアクリレート、グリシジル
メタクリレート、β−メチルグリシジルメタクリレー
ト、ビスフェノールA−モノグリシジルエーテル−メタ
クリレート、4−グリシジルオキシメタクリレート、3
−(グリシジル−2−オキシエトキシ)−2−ヒドロキ
シプロピルメタクリレート、3−(グリシジルオキシ−
1−イソプロピルオキシ)−2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、3−(グリシジルオキシ−2−ヒドロキシ
プロピルオキシ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト等のメタクリレート化合物またはアクリレート化合
物;ジビニルベンゼン等のラジカル重合性多官能単量体
を重合してなる熱硬化性樹脂を挙げることができる。
【0069】また、これらの各単量体とアクリル酸、メ
タクリル酸、無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸;ア
クリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ベ
ンジル、メタクリル酸フェニル、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート等のアクリル酸およびメタクリル酸エス
テル化合物;フマル酸ジエチル、フマル酸ジフェニル等
のフマル酸エステル化合物;メチルチオアクリレート、
ベンジルチオアクリレート、ベンジルチオメタクリレー
ト等のチオアクリル酸およびチオメタクリル酸エステル
化合物;スチレン、クロルスチレン、メチルスチレン、
ビニルナフタレン、α−メチルスチレンダイマー、ブロ
モスチレン等のビニル化合物等のラジカル重合性単官能
単量体との共重合体が挙げられる。
【0070】さらにはエタンジチオール、プロパントリ
オール、ヘキサンジチオール、ペンタエリスリトールテ
トラキスチオグリコレート、ジ(2−メルカプトエチ
ル)エーテル等の多価チオール化合物と前記のラジカル
重合性多官能単量体との付加共重合体;ジフェニルエタ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、p
−フェニレンジイソシアネート等の多価イソシアネート
化合物とエチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ビスフェノールA等の多価
アルコール化合物または前記した多価チオール化合物と
の付加重合体等が挙げられる。これらの原料モノマーは
1種または2種以上を混合して使用できる。
【0071】このような樹脂に分散させる本発明のフォ
トクロミック組成物の添加量は、該樹脂100重量部に
対して0.001〜10重量部、好ましくは0.01〜1
0重量部である。
【0072】本発明のフォトクロミック組成物は、特に
フォトクロミックレンズに好適に使用される。フォトク
ロミックレンズを製造する方法は、均一な調光性能が得
られる方法であれば特に制限なく、具体的に例示すれ
ば、上記クロメン化合物およびスピロオキサジン化合物
を均一に分散してなるポリマーフィルムをレンズ中心に
サンドウィッチする方法、あるいはモノマーに該スピロ
オキサジン化合物と熱または光重合開始材を溶解させた
後、所定の方法にて硬化させる方法、あるいは、この化
合物を、例えばシリコーンオイル中に溶解させて150
〜200℃で10〜60分かけてレンズ表面に含浸さ
せ、さらにその表面を硬化性物質で被覆し、フォトクロ
ミックレンズにする方法がある。さらに、上記ポリマー
フィルムをレンズ表面に塗布し、その表面を硬化性物質
で被覆し、フォトクロミックレンズにする方法等も考え
られる。
【0073】
【発明の効果】本発明のフォトクロミック組成物は、特
に各種の樹脂に均一に分散することによって、初期着色
を示さず、太陽光もしくは水銀灯の光のような紫外線を
含む光でグレー、ブラウン、アンバー等の中間色に、着
色もしくは濃色した形態に変化し、その変化が可逆的に
優れた調光性を有している。
【0074】本発明のフォトクロミック組成物は、広範
囲の分野に利用でき、例えば銀塩感光剤に変わる各種の
記録材料、複写材料、印刷用感光体、陰極線管用記録材
料、レーザー用感光材料、ホログラフィー用感光材料等
の各種記録材料として用いられる。その他、本発明のフ
ォトクロミック組成物は、フォトクロミックレンズ材
料、光学フィルター材料、ディスプレー材料、光量計、
装飾等の材料としても利用できる。
【0075】
【実施例】以下、本発明を説明するために、実施例を挙
げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、実施例中の「部」は「重量部」で
ある。
【0076】また、以下の実施例において使用したクロ
メン化合物は以下のものである。 1)スピロ(ノルボルナン−2,2’−(2H)ベンゾ
(h)クロメン) 2)7’−メトキシスピロ(ビシクロ[3.3.1]ノナ
ン−9,2’−(2H)ベンゾ(h)クロメン) 3)4’−メチルスピロ(ビシクロ[3.3.1]ノナン
−9,2’(2H)べンゾ(f)クロメン) 4)3’−メチルスピロ(ノルボルナン−2,2’−
(2H)ベンゾ(f)クロメン) 5)2,2−ジメチル−7−オクトキシ(2H)ベンゾ
(h)クロメン)
【0077】製造例1 下記の化合物
【0078】
【化23】
【0079】3.71g(0.01mol)と下記の化合
【0080】
【化24】
【0081】1.73g(0.01mol)とピペリジン
4.25g(0.05mol)をエチルアルコール100
mlに溶解し、2時間加熱還流した。反応後、溶媒を除
去し、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより、精
製することにより下記式のスピロオキサジン化合物1g
(0.0019mol)を得た。収率は19.4%であっ
た。
【0082】
【化25】
【0083】この化合物の元素分析値は、C72.25
%、H6.62%、N8.16%、O9.28%、F3.6
9%であって、C3134331に対応する計算値で
あるC72.21%、H6.65%、N8.15%、O9.
31%、F3.68%に極めてよく一致した。またプロ
トン核磁気共鳴スペクトルを測定したところ、δ6.5
〜9.0ppm付近にアロマチックなプロトンに基づく
9Hのピーク、δ1.5〜2.5ppm付近にシクロヘキ
シル等のアルカンのプロトンに基づく16Hのピーク、
δ3.0〜4.5ppm付近に>NCH2COOCH3およ
びピペラジン環の窒素の隣の炭素のプロトンに基づく7
Hのピークを示した。また、13C−NMRを測定したと
ころ、δ170ppm付近にカルボニルの炭素に基づく
ピーク、δ100〜160ppm付近にアロマチックな
炭素とオキサジン環の炭素に基づくピーク、δ99pp
m付近にスピロな炭素に基づくピーク、δ50ppm付
近に窒素に結合したメチレン基の炭素に基づくピーク、
δ20〜40ppm付近にメチレン鎖の炭素に基づくピ
ークを示した。
【0084】上記の結果から、単離生成物は上記の構造
式(I)で示される化合物であることを確認した。
【0085】製造例2〜18 製造例1と同様にして表1〜表6に示したスピロオキサ
ジン誘導体を合成した。得られた生成物について、実施
例1と同様な構造確認の手段を用いて構造解析した結
果、表1〜表6に示す構造式で示される化合物であるこ
とを確認した。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】
【表4】
【0090】
【表5】
【0091】
【表6】
【0092】実施例1 製造例2のスピロオキサジン化合物0.04部、クロメ
ン化合物(2)0.04部を、テトラエチレングリコー
ルジメタクリレート70部、トリエチレングリコールジ
メタクリレート15部、グリシジルメタクリレート10
部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート5部、重合触
媒としてパーブチルND1部を加え、完全に溶解するま
で十分に混合した。この混合液をガラス板とエチレン−
酢酸ビニル共重合体からなるガスケットで構成された鋳
型の中に注入し、エアオーブンにて、35℃〜90℃を
20時間かけて昇温し重合した。重合終了後、重合体を
鋳型のガラス型から取り外した。
【0093】得られた重合板を、太陽光に照射前と10
分間照射した後それぞれで、その時の色調を目視で観察
した。結果を表7に示した。また、(株)大塚電子工業
製の分光光度計(瞬間マルチチャンネルフォトディテク
ターMCPD1000)により、この重合体の発色前の
565nmでの吸光度を求めた。
【0094】実施例2〜25 実施例1においてスピロオキサジン化合物およびクロメ
ン化合物を表7に示すような組み合わせならびに組成に
代えた以外は、実施例1と同様に行った。結果を表7に
示した。
【0095】比較例1〜5 さらに、比較のために、下記式で示される3種類のスピ
ロオキサジン化合物を用いて、表7に示すような、クロ
メン化合物と組み合わせを行った。評価は実施例1と同
様の方法で行った。結果を表7に示した。
【0096】
【化26】
【0097】
【表7】
【0098】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【化20】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (但し、R1は、アルコキシカルボニルアルキル基であ
    り、R2およびR3は、同種または異種の水素原子、アル
    キル基、アルコキシ基であり、R2とR3は一緒になって
    環を形成してもよく、R4、R5、R7、R8、R9および
    10は、同種または異種の水素原子、アルキル基、アリ
    ール基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、
    シアノ基またはアルコキシカルボニル基であり、R
    6は、 【化2】 (但し、R11およびR12は、同種または異種の水素原
    子、アルキル基、アリール基またはアラルキル基であ
    る)または 【化3】 (但し、R13およびR14は、同種または異種のアルキレ
    ン基であり、Xは酸素原子、イオウ原子または 【化4】 (但し、R15はアルキル基である)で示される基であ
    り)nは1〜4の整数である。)で示されるスピロオキ
    サジン化合物 100重量部および(B)クロ
    メン化合物 0.01〜10000重量部よりな
    ることを特徴とするフォトクロミック組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10000472B2 (en) 2003-07-01 2018-06-19 Transitions Optical, Inc. Photochromic compounds
CN113896736A (zh) * 2021-11-18 2022-01-07 南开大学 芳基取代的螺噁嗪光致变色化合物及其制备方法与应用

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US10532998B2 (en) 2003-07-01 2020-01-14 Transitions Optical, Inc. Photochromic compounds
US10532997B2 (en) 2003-07-01 2020-01-14 Transitions Optical, Inc. Photochromic compounds
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