JPH08274290A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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Publication number
JPH08274290A
JPH08274290A JP7076200A JP7620095A JPH08274290A JP H08274290 A JPH08274290 A JP H08274290A JP 7076200 A JP7076200 A JP 7076200A JP 7620095 A JP7620095 A JP 7620095A JP H08274290 A JPH08274290 A JP H08274290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image sensor
silicone resin
sensor chip
ccd image
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7076200A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Maemura
敬介 前村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7076200A priority Critical patent/JPH08274290A/ja
Publication of JPH08274290A publication Critical patent/JPH08274290A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易でコストの低減が行え、しかも信
頼性の高い封止が行えるイメージセンサを提供する。 【構成】 平板状のガラスエポキシ基板11上に固定さ
れたCCDイメージセンサチップ13を覆うように塗布
された高粘度の透光性シリコーン樹脂15に、所定の厚
さとなるよう透光性カバー部材16を押し付けるよう密
着させ、これによってシリコーン樹脂15の表面を平坦
面に成形するようにしているので、シリコーン樹脂15
によりCCDイメージセンサチップ13は気密に封止さ
れ、またCCDイメージセンサチップ13の受光面14
に対向する高粘度のシリコーン樹脂15の塗布時の歪ん
だ表面は、所定の厚さとしながら容易に平滑な平坦面と
なし得ることになり、平板状のガラスエポキシ基板11
を用いながらも製造が容易となり、コストの低減が行え
ると共に信頼性の高い封止が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージセンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、ファクシミリや走査型複写
機、OCR(Optical Character R
eader)などにおける原稿の読み取り等に、CCD
イメージセンサチップを備えてなるイメージセンサが用
いられている。そして、このようなイメージセンサは次
のように構成されている。
【0003】以下、図5及び図6を参照して従来のイメ
ージセンサを説明する。図5は第1の従来例の断面図で
あり、図6は第2の従来例の一部を断面で示す斜視図で
ある。
【0004】第1の従来例を示す図5において、1は中
央部に凹部2が形成されたセラミックス製のパッケージ
で、このパッケージ1は多数枚のセラミックス薄板を積
層することによって形成されている。そしてパッケージ
1の凹部2の内底部分には、CCDイメージセンサチッ
プ3が固着されている。さらに凹部2の開口部分には透
光性のガラス板4が気密に固着されており、この気密封
止によって凹部2の内部に固着されたCCDイメージセ
ンサチップ3を、外部環境の影響によって劣化しないよ
う保護するようになっている。
【0005】しかし、この様に構成されたものでは、パ
ッケージ1を多数枚のセラミックス薄板を積層すること
によって形成しているため、その加工には多くの工数を
要し製造し難く非常に高価なものとなっている。
【0006】また、第2の従来例を示す図6において、
5はパッケージで、このパッケージ5はガラスエポキシ
基板6の表面に角孔7を有する枠8を接着することによ
って形成されている。そしてパッケージ5の角孔7によ
って形成された凹所8の内底部分には、CCDイメージ
センサチップ3が固着されている。さらに凹所8内に
は、この内部に固着されたCCDイメージセンサチップ
3を外部環境の影響によって劣化しないよう保護するた
め、硬化した時にその表面が平坦になるよう粘度が低く
流れやすい透光性のシリコーン樹脂9が充填され、CC
Dイメージセンサチップ3を覆い封止するようになって
いる。
【0007】しかし、この様に構成されたものではパッ
ケージ5に安価なガラスエポキシ基板6を用いているも
のの、このガラスエポキシ基板6には、CCDイメージ
センサチップ3を覆うよう充填した流動性の高いシリコ
ーン樹脂9がガラスエポキシ基板6上を流れ広がらない
ように枠8が接着されており、第1の実施例のものより
も加工が容易で安価であるものの、まだ比較的製造し難
く高価なものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
製造が容易でコストの低減が行え、しかも信頼性の高い
封止が行えるイメージセンサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のイメージセンサ
は、平板状の基板と、この基板上に固定されたイメージ
センサチップと、このイメージセンサチップを覆うよう
に所定の厚さ以上の厚さに塗布された粘度の高い透光性
のシリコーン樹脂と、このシリコーン樹脂の表面に押し
付けるよう密着させることによって該シリコーン樹脂を
所定の厚さとし且つ表面を平坦面に成形する透光性のカ
バー部材と備えてなることを特徴とするものであり、さ
らに、シリコーン樹脂は、未硬化時において非流動性で
あることを特徴とするものであり、さらに、カバー部材
は、シリコーン樹脂が硬化することによって基板に固着
されることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記のように構成されたイメージセンサは、平
板状の基板上に固定されたイメージセンサチップを覆う
ように塗布された高粘度の透光性シリコーン樹脂に、所
定の厚さとなるよう透光性カバー部材を押し付けるよう
密着させ、これによってシリコーン樹脂の表面を平坦面
に成形するようにしているので、シリコーン樹脂により
イメージセンサチップは気密に封止され、また高粘度の
シリコーン樹脂の塗布時の歪んだイメージセンサチップ
の受光面に対向する表面は、所定の厚さとしながら容易
に平滑な平坦面となし得ることになり、平板状の基板を
用いながらも製造が容易となり、コストの低減が行える
と共に信頼性の高い封止が行える。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】先ず、第1の実施例を図1乃至図3により
説明する。図1は第1の工程における一部を断面で示す
斜視図であり、図2は第2の工程における一部を断面で
示す斜視図であり、図3は第3の工程における一部を断
面で示す斜視図である。
【0013】本実施例は次の各工程を経て形成されるも
ので、図1に示す第1の工程において、平板状のガラス
エポキシ基板11上に接着剤12によりCCDイメージ
センサチップ13が、その受光面14を上方側に向ける
ようにして固着される。
【0014】次に、図2に示す第2の工程において、ガ
ラスエポキシ基板11上に固着されたCCDイメージセ
ンサチップ13上に、未硬化状態の透光性のシリコーン
樹脂15を所定の厚さ以上の厚さとなるよう塗布する。
この塗布したシリコーン樹脂15は未硬化状態でも重力
等によって大きく変形せず塗布時の形状を略維持する程
度の高粘度で非流動性のものである。このため、塗布し
たままのシリコーン樹脂15の上表面は丸みをおびたり
波打って厚みむら等が生じた状態のままとなっている。
【0015】次に、図3に示す第3の工程において、塗
布したままのシリコーン樹脂15の上から、この上表面
を押し付けるよう密着して覆うアクリル系樹脂あるいは
エポキシ系樹脂でなる透光性のカバー部材16を取り付
ける。透光性のカバー部材16は天板部17と側壁部1
8を有する断面形状が逆凹状の一体成形によって形成さ
れたもので、シリコーン樹脂15の上表面に密着する天
板部17の下面は平滑な平坦面となっている。また側壁
部18の高さは、カバー部材16をガラスエポキシ基板
11に取着しシリコーン樹脂15の上表面に押し付け密
着させた時に、端辺部がガラスエポキシ基板11上面に
当接し、シリコーン樹脂15の厚さが所定の厚さとなる
ようなものとなっている。
【0016】これにより、CCDイメージセンサチップ
13はシリコーン樹脂15によって水分や汚染ガス等の
外部環境の影響によって劣化しないよう気密に封止され
保護される。また、丸みをおびたり波打った状態のシリ
コーン樹脂15のCCDイメージセンサチップ13の受
光面14に対向する上表面は、カバー部材16の天板部
17の下面によって平滑な平坦面となるように成形さ
れ、CCDイメージセンサチップ13の受光面14上に
シリコーン樹脂15が厚みむらのない所定厚さに設けら
れる。
【0017】そして、カバー部材16はシリコーン樹脂
15が加熱により硬化することによってガラスエポキシ
基板11に固定される。
【0018】以上のようにして構成されたものでは、平
板状のガラスエポキシ基板11を用いることができるた
め薄板を多数積層したりする必要がなく、加工に手間が
掛からず簡単になって非常にコストが低減できる。
【0019】また高粘度のシリコーン樹脂15を用いて
CCDイメージセンサチップ13を封止しているので、
流れ止めの枠をガラスエポキシ基板11に接着して設け
る必要がなくなる。そして、シリコーン樹脂15が高粘
度であるが故に表面が平坦なものとならない点について
はカバー部材16を密着させることで解消し、厚みむら
もなく歪みのないものとし、またシリコーン樹脂15の
硬化によってカバー部材16を固着するようにして、従
来と同様の特性を維持しながら加工が容易となる等して
コスト低減が可能となる。
【0020】さらにCCDイメージセンサチップ13の
気密封止を高粘度のシリコーン樹脂15により行い、外
部環境の影響による劣化を防止しているので従来と同様
に信頼性の高い封止を実現することができる。
【0021】次に、第2の実施例を図4により説明す
る。図4は一部を断面で示す斜視図である。なお、本実
施例は上記の第1の実施例とはシリコーン樹脂上を覆う
カバー部材の構成が異なり、以下カバー部材の構成を主
に説明する。
【0022】図4において、ガラスエポキシ基板11上
に固着されたCCDイメージセンサチップ13の上に、
未硬化状態の透光性のシリコーン樹脂15が所定の厚さ
以上の厚さとなるよう塗布され、この塗布したままのシ
リコーン樹脂15の上表面は丸みをおびたり波打って厚
みむら等が生じた状態のままとなっている。
【0023】このような状態のシリコーン樹脂15の上
から、この上表面を押し付けるよう密着して覆うアクリ
ル系樹脂あるいはエポキシ系樹脂でなる透光性のカバー
部材19を取り付ける。この透光性のカバー部材19は
方形平板状の天板部20と、一部図示しないが天板部2
0の4隅部に設けられた支柱部21によって構成され、
シリコーン樹脂15の上表面に密着する天板部20の下
面は平滑な平坦面となっている。
【0024】また支柱部21の高さは、カバー部材19
をガラスエポキシ基板11に取着しシリコーン樹脂15
の上表面に押し付け密着させた時に、端部がガラスエポ
キシ基板11上面に当接し、シリコーン樹脂15の厚さ
が所定の厚さとなるようなものとなっている。
【0025】こうしてCCDイメージセンサチップ13
は、シリコーン樹脂15によって気密に封止され保護さ
れ、また丸みをおびたり波打った状態のシリコーン樹脂
15のCCDイメージセンサチップ13の受光面14に
対向する上表面は、カバー部材19の天板部20の下面
によって平滑な平坦面となるように成形され、第1の実
施例と同様にCCDイメージセンサチップ13の受光面
14上にシリコーン樹脂15が所定厚さに設けられる。
【0026】そして、カバー部材19はシリコーン樹脂
15が加熱により硬化することによってガラスエポキシ
基板11に固定される。
【0027】以上のようにして構成された本実施例にお
いても、上記の第1の実施例と同様の作用、効果が得ら
れる。なお、ガラスエポキシ基板11に4本の支柱部2
1の端部が係合する窪みを予め形成しておき、シリコー
ン樹脂15が硬化するまでの間、窪みに支柱部21を係
合させて位置決め等を行い、さらに加工容易なものとし
ても良い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、平板状の基板上に固定されたイメージセンサチップ
を覆うように塗布された高粘度の透光性シリコーン樹脂
に、所定の厚さとなるよう透光性カバー部材を押し付け
るよう密着させ、これによってシリコーン樹脂の表面を
平坦面に成形する構成としたことにより、製造が容易で
コストの低減が行えると共に信頼性の高い封止が行える
等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における第1の工程での
一部を断面で示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例における第2の工程での
一部を断面で示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例における第3の工程での
一部を断面で示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例の一部を断面で示す斜視
図である。
【図5】第1の従来例の断面図である。
【図6】第2の従来例の一部を断面で示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11…ガラスエポキシ基板 13…CCDイメージセンサチップ 14…受光面 15…シリコーン樹脂 16…カバー部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の基板と、この基板上に固定され
    たイメージセンサチップと、このイメージセンサチップ
    を覆うように所定の厚さ以上の厚さに塗布された粘度の
    高い透光性のシリコーン樹脂と、このシリコーン樹脂の
    表面に押し付けるよう密着させることによって該シリコ
    ーン樹脂を所定の厚さとし且つ前記表面を平坦面に成形
    する透光性のカバー部材と備えてなることを特徴とする
    イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 シリコーン樹脂は、未硬化時において非
    流動性であることを特徴とする請求項1記載のイメージ
    センサ。
  3. 【請求項3】 カバー部材は、シリコーン樹脂が硬化す
    ることによって基板に固着されることを特徴とする請求
    項1記載のイメージセンサ。
JP7076200A 1995-03-31 1995-03-31 イメージセンサ Pending JPH08274290A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7076200A JPH08274290A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 イメージセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7076200A JPH08274290A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 イメージセンサ

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JPH08274290A true JPH08274290A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13598523

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JP7076200A Pending JPH08274290A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 イメージセンサ

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