JPH08273923A - Nmr分析計用超電導マグネット装置及びその運転方法 - Google Patents

Nmr分析計用超電導マグネット装置及びその運転方法

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JPH08273923A
JPH08273923A JP7072859A JP7285995A JPH08273923A JP H08273923 A JPH08273923 A JP H08273923A JP 7072859 A JP7072859 A JP 7072859A JP 7285995 A JP7285995 A JP 7285995A JP H08273923 A JPH08273923 A JP H08273923A
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JP
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coil system
layer coil
magnetic field
outer layer
coils
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Application number
JP7072859A
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English (en)
Inventor
Katsuzo Aihara
勝蔵 相原
Toshiji Tominaka
利治 富中
Naoki Maki
直樹 牧
Kazuo Kuroishi
一夫 黒石
Teruhiro Takizawa
照広 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製作容易で、かつ経済的にして1GHz級ある
いはそれ以上のNMR分析計を可能とする安定な高磁場
発生ができるNMR分析計用超電導マグネット装置を提
供する。 【構成】外層コイル系Ocと内層コイル系Icとが同芯
円状に配置され、中心部に常温空間3を有するNMR分
析計用超電導マグネット装置において、前記内層コイル
系Icを外層コイル系Ocから取外せる、あるいは外層
コイルとは別運転(別作動)が可能なように形成すると
ともに、内外層コイル系の作動時に磁場空間部における
磁場均一度が所定の値を満足し、かつ内層コイル系を取
外した(あるいは作動しない)ときの磁場均一度も所定
の値を満足するように、シム31を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はNMR分析計用超電導マ
グネット装置及びその運転方法に係り、特に外層コイル
系と内層コイル系とが同芯円状に配置されているNMR
分析計用超電導マグネット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子核は固有の核磁気モーメントを持っ
ており、静磁場の強さに応じて高周波に対する共鳴周波
数が変化する。この共鳴現象を利用して、化学的に複雑
な物質の分析や構造解析を行う装置としてNMR分析計
がある。
【0003】水素原子核では、1Tの磁場での共鳴周波
数は、42.6MHzであるが、磁場が高いほど共鳴周
波数が高くなって分析能力が向上することから、電磁石
に超電導マグネットが用いられている。400MHz用
まではNb−Ti線材を用いたマグネットが使用されて
いるが、500MHz以上ではNb3Sn線材を用いた
超電導マグネットが開発されている。いままでに開発さ
れた最高の周波数は750MHzで、このときの磁場は
17.6Tである。
【0004】近年酸化物超電導導体を用いると4.2K
近辺の極低温条件では磁界磁場が高いため25T級の高
磁場発生が可能になることから、そのコイル化の開発が
進められている。また、生体高分子あるいは蛋白質など
の分析にはさらに高周波のNMR分析計の実現が望ま
れ、両者が相俟って、現在1〜1.1GHzのNMR分
析計を開発する気運にある。
【0005】現在のところ超電導マグネットでの発生磁
場の最高値は21.5Tであるが、1GHzでは23.
47T、1.1GHzでは25.8Tの高磁場が必要
で、そのための開発が必要である。
【0006】従来のこのような高磁場コイル装置の設計
例としては、IEEE TRANSACTION ONMAGNETICS.vol.30NO4
(1994)pp2340〜2343に示されるような、Nb−Ti系超
電導線とNb3Sn系超電導線を用いて23.5Tマグ
ネットとする例がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の超電導マグ
ネット装置には、超電導線としてNb−Ti系線材とN
3Sn系線材を用いて23.5Tの高磁場発生を目指
しているが、線材性能上高磁場発生の限界にきており、
ましてや安定な高磁場発生には疑問が残る。このような
状況下において、さらにそれ以上の高磁場発生を実現す
ることはその線材の開発の難しさ、また経済的な面にお
いても幾多の困難を伴い不可能に近い状況にある。
【0008】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、製作容易で、かつ経済的にして1
GHz級あるいはそれ以上のNMR分析計を可能とする
安定な高磁場発生ができるNMR分析計用超電導マグネ
ット装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、外層
コイル系と内層コイル系とが同芯円状に配置され、中心
部に磁場空間を有するNMR分析計用超電導マグネット
装置において、この内層コイル系を外層コイル系から取
外せる、あるいは外層コイルとは別運転(別作動)が可
能なように形成するとともに、内外層コイルの作動時に
磁場空間部における磁場均一度が所定の値を満足し、か
つ内層コイル系を取外した(あるいは作動しない)とき
の磁場均一度も所定の値を満足するように、シムコイル
を配設し所期の目的を達成するようにしたものである。
【0010】また、外層コイル系と内層コイル系とがそ
れぞれ独立の冷却容器内に収納されるとともに、外層コ
イル系と内層コイル系との同時作動および外層コイル系
単独の作動が可能なように形成され、かつ前記両冷却容
器の間に、前記内外層コイルの同時作動時に前記磁場空
間部における磁場均一度が所定の値を満足し、かつ外層
コイル単独作動時の磁場均一度も所定の値を満足するよ
うに、シムコイルを配置したものである。
【0011】また、この種NMR分析計用超電導マグネ
ット装置の運転方法において、内層コイル系を外層コイ
ル系から取外せるように形成するとともに、前記内外層
コイルの作動時に磁場空間部における磁場均一度が所定
の値を満足し、かつ内層コイル系を取外したときの磁場
均一度も所定の値を満足するように、シムコイルを配設
し、外層コイル系単独での運転と内外層コイルによる運
転の二値の装置として運転するようにしたものである。
【0012】
【作用】高磁場発生用の超電導マグネット装置では、通
常磁場強度に応じて超電導線材をグレーディングして用
いる。従来、10T以下の低磁場領域ではNb−Ti合
金系線材が、10T以上の高磁場領域ではNb3Sn系
超電導線材が用いられてきた。しかし、1.8Kの超流
動ヘリウム冷却においても最高磁場として21Tが限界
で、それ以上の高磁場発生には線材の高性能化あるいは
新線材が必要となる。
【0013】新線材の候補として、一つは自己通電加熱
法により作製したNb3AL線材が23.5T領域ま
で、他の一つはBi系酸化物超電導線材が25T領域を
超えて使用できる可能性があり、それぞれ線材、コイル
化開発が進められている。
【0014】したがって、1GHz級のNMR分析計に
適用するには、既存の実績ある超電導線材を用いたコイ
ルを20T級の外層コイルとし、その中に新規に開発し
た線材を用いたコイルを内層コイルとして組み合わせ2
3.5Tあるいは25T級の磁場発生が可能となる構成
をとる。すなわち内層コイル系を外層コイル系から取外
せるように形成するとともに、内外層コイルの作動時に
磁場空間部における磁場均一度が所定の値を満足し、か
つ内層コイル系を取外したときの磁場均一度も所定の値
を満足するように、シムコイルを配設する構成を採る。
【0015】開発は段階的に進められると効果的であ
り、また、経済的でもある。したがって、まず外層コイ
ルを作製し、次いで内層コイルを組み込むが、外層コイ
ル単独での発生磁場を20T級とすれば、850MHz
級のNMR分析計となり、内層コイルを組み込んで2
3.5Tを発生させれば、1GHz級のNMR分析計が
可能となる。勿論この場合、内層コイルの有無により、
2種の周波数でのNMR分析計が可能となる。
【0016】ところで、NMR分析計では、試料空間の
磁場均一度として1億分の1以上が必要である。そのた
めには、コイル構成は複数個の組み合わせコイルとし、
かつ磁場補正用のシムコイルを組み込むが、このとき、
発生磁場強度によりコイルの形式および組合せ方が異な
るのが従来一般的であった。本発明では、外層コイル系
を変更することなしに内層コイル系を組み込むことが可
能である。
【0017】内層コイル系が無い状態では、大きな空間
が使用でき、外層コイル系の発生磁場が20T級のとき
にはNMR分析計とする場合にはシムコイルを構成させ
ることで850MHz級となり、内層コイル系を組み込
み23.5級の発生磁場としたときには、シムコイルを
内層コイルに対応させて構成させ1GHzとする。な
お、シムコイルには超電導シムと常電導シムの2種類が
あるが、超電導補正の程度により両者を使いわける。
【0018】超電導コイルは液体ヘリウムを用いて極低
温に冷却された状態で励磁されるので冷却容器が必要で
あるが、このとき、外層コイル系と内層コイル系とで別
容器にしておくと、組み込み構造が簡単で、作業性が良
い。また、冷却容器を別容器にすることから、それぞれ
のコイル系を異なる冷却方式、あるいは異なる冷媒を用
いることも可能となる。さらに、両容器の中間に常電導
シムコイルを構成させることができ磁場均一度の向上に
有利となる。
【0019】NMR分析計では、磁場の安定度も1億分
の1以上の高安定性が要求され、そのため超電導コイル
は永久電流スイッチを設けて永久電流モードでの運転が
望ましい。しかるに、新線材では、特に、酸化物系線材
ではフラックスクリープ現象が顕著で永久電流モード運
転が技術的に困難となる状況が予想される。したがっ
て、内層コイル系では超高安定化電源を用いた励磁形態
をとる。本発明では冷却容器を分けているので、励磁回
路を分離して構成することも容易である。
【0020】
【実施例】以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。図1にはそのNMR分析計用超電導マグネ
ット装置が断面で示されている。超電導マグネット装置
は、外層コイル系Ocと内層コイル系Icとを備え、外
層コイル系は、コイル11〜17の7個のコイルから構
成されている。外層コイル系のうち、内側に位置するコ
イル11および12は(Nb−Ti)3Sn化合物超電
導線で、他のコイル13〜17はNb−Ti合金系線材
で巻回形成されている。
【0021】内層コイル系は、21〜25の5個のコイ
ルが直列に接続され、これらのコイルはすべてその中心
軸に対して同軸に配置されている。図中31は、磁場補
正のための常電導シムコイル系で、その中心軸側(4)
にNMRプローブおよび試料が配置される。
【0022】この場合、外層コイル系は冷却容器1の中
に配置され、内層コイル系は冷却容器2の中に配置さ
れ、また、NMRプローブおよび試料は常温空間3中に
配置されている。
【0023】なお、図中8は外層コイル系励磁電源、9
は内層コイル系超高安定励磁電源、5は超電導接続部を
示している。
【0024】外層コイル系は、1.8Kの超流動ヘリウ
ム冷却とし、それぞれのコイルが超電導接続され永久電
流スイッチ6を構成させることにより永久電流モードで
の運転が可能である。励磁用電源8により外層コイルを
所定の電流値1000Aまで励磁し、永久電流スイッチ
を超電導状態にした後電源電流をゼロとする。
【0025】このとき中心における発生磁場は20.0
Tとなる。電流リード10からの熱侵入をなくして長期
間、液体ヘリウムの補給を最小にするには、電流リード
10を着脱可能な構造にし、励磁後に切り離すと効果的
である。また、コイルがクエンチしたときのコイル焼損
防止用の保護回路7を構成させるが、電流リードの着脱
の関係で、冷却容器内に構成させる。
【0026】なお、電流リード10として本実施例では
従来から用いられている蒸発ヘリウムガスで冷却しなが
ら使用する銅リードを用いたが、冷凍機運転の電流リー
ドとすることもできるし、酸化物系超電導電流リードを
用いることもできる。
【0027】内層コイル系は、本実施例では、最内層コ
イル21にはBi−2212酸化物系超電導線を、コイ
ル22にはNb3Al化合物系超電導線を、コイル2
3、24および25には(Nb,Ti)3Sn化合物系
超電導線を用いている。酸化物系超電導線を巻いたコイ
ルでは、現状ではフラックスクリープのために永久電流
モードでの運転が困難なため、超高安定化電源9を用い
て励磁運転する。内層コイル系の定格電流は100A
で、このとき、内層コイル系単独では中心で3.5T、
外層コイルと組み合わせて23.5Tの高磁場発生がで
きる。
【0028】なお、本実施例で冷却容器1および2は真
空断熱構造とし、磁場均一度を乱すことの無いように非
磁性のAl合金を用いた。
【0029】冷却容器1と冷却容器2とは上下両端のフ
ランジ部でボルト固定されており、容易に取外すことが
できる。冷却容器2を取外すと大口径の常温空間が得ら
れ、この空間を用いて20T級の高磁場発生装置として
の使用が可能となり、また、常電導シムコイルを構成し
て850MHz級のNMR分析計としての使用ができ
る。
【0030】以上述べてきたように本実施例によれば、
内層コイル系を外層コイル系から取外せるように形成さ
れ、かつ内外層コイルの作動時および外層コイルの作動
時に磁場空間部における磁場均一度が所定の値を満足す
るようにシムコイルを配設する構成が採られることか
ら、経済的にして両者コイル作動時には1GHz級のN
MR分析計が可能となる。すなわち前述したように、開
発は段階的に進められると効果的で、かつ経済的でもあ
る。したがって、まず外層コイルと作製し、次いで内層
コイルを組み込むが、この場合、例えば外層コイル単独
での発生磁場を20T級とすれば、850MHz級のN
MR分析計となり、そしてこれに内層コイルを組み込ん
で23.5Tを発生させれば、1GHz級のNMR分析
計が可能となる。
【0031】また、さらに外層コイル系と内層コイル系
とで冷却容器を別容器としているので、内層コイル系を
容易に組み込み、取外しが可能で、製造が容易で、多目
的利用が可能となる効果もある。また、内層コイル系と
外層コイル系で励磁回路を別回路とすることから、永久
電流モード運転が困難な内層コイル系の励磁が、永久電
流モードの外層コイル系と分離して行うことが可能で、
電流モードの構造の制約が低減できる効果がある。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、製作容易で、かつ経済的にして1GHz級あるいは
それ以上のNMR分析計を可能とする高磁場発生ができ
るNMR分析計用超電導マグネット装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNMR分析計用超電導マグネット装置
の一実施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1…冷却容器(外層コイル系の)、2…冷却容器(内層
コイル系の)、Oc…外層コイル系、Ic…内層コイル
系、3…常温空間、4…試料空間、5…超電導接続部、
6…永久電流スイッチ、7…保護回路、8…外層コイル
系励磁電源、9…内層コイル系超高安定励磁電源、10
…電流リード、11〜17…コイル(外層コイル系
の)、21〜25…コイル(内層コイル系の)、31…
常電導シム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 直樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 黒石 一夫 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内 (72)発明者 滝沢 照広 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外層コイル系と内層コイル系とが同芯円
    状に配置され、中心部に磁場空間を有するNMR分析計
    用超電導マグネット装置において、 前記内層コイル系を外層コイル系から取外せるように形
    成するとともに、前記内外層コイルの作動時に磁場空間
    部における磁場均一度が所定の値を満足し、かつ内層コ
    イル系を取外したときの磁場均一度も所定の値を満足す
    るように、シムコイルを配設したことを特徴とするNM
    R分析計用超電導マグネット装置。
  2. 【請求項2】 外層コイル系と内層コイル系とが同芯円
    状に配置され、中心部に磁場空間を有するNMR分析計
    用超電導マグネット装置において、 前記内層コイル系を外層コイル系から取外せるように形
    成するとともに、前記磁場空間部に、前記内外層コイル
    の作動時に磁場空間部における磁場均一度が所定の値を
    満足し、かつ内層コイル系を取外したときの磁場均一度
    も所定の値を満足するように、シムコイルを配設するよ
    うにしたことを特徴とするNMR分析計用超電導マグネ
    ット装置。
  3. 【請求項3】 複数個のコイルを備えた外層コイル系と
    複数個のコイルを備えた内層コイル系とが同芯円状に配
    置され、中心部に磁場空間を有するたNMR分析計用超
    電導マグネット装置において、 前記外層コイル系と内層コイル系との同時作動および外
    層コイル系単独の作動が可能なように形成するととも
    に、前記磁場空間部に、前記内外層コイルの同時作動時
    に前記磁場空間部における磁場均一度が所定の値を満足
    し、かつ外層コイル単独作動時の磁場均一度も所定の値
    を満足するように、シムコイルを配置したことを特徴と
    するNMR分析計用超電導マグネット装置。
  4. 【請求項4】 複数個のコイルを備えた外層コイル系と
    複数個のコイルを備えた内層コイル系とが同芯円状に配
    置され、中心部に磁場空間を有するたNMR分析計用超
    電導マグネット装置において、 前記外層コイル系と内層コイル系とはそれぞれ独立の冷
    却容器内に収納されるとともに、前記外層コイル系と内
    層コイル系との同時作動および外層コイル系単独の作動
    が可能なように形成され、かつ前記両冷却容器の間に、
    前記内外層コイルの同時作動時に前記磁場空間部におけ
    る磁場均一度が所定の値を満足し、かつ外層コイル単独
    作動時の磁場均一度も所定の値を満足するように、シム
    コイルを配置したことを特徴とするNMR分析計用超電
    導マグネット装置。
  5. 【請求項5】 前記外層コイル系と内層コイル系とは、
    それぞれ励磁回路が異なるように形成されてなる請求項
    1、2、3若しくは4記載のNMR分析計用超電導マグ
    ネット装置。
  6. 【請求項6】 前記外層コイル系は永久電流スイッチ有
    し、永久電流モードで励磁され、内層コイル系は、電源
    を用いた励磁である請求項5記載のNMR分析計用超電
    導マグネット装置。
  7. 【請求項7】 前記外層コイル系と内層コイル系とは、
    異なる温度で運転してなる請求項4、5若しくは6記載
    のNMR分析計用超電導マグネット装置。
  8. 【請求項8】 前記外層コイル系の超電導線材にNb−
    Ti系超電導線、Nb3Sn系超電導線若しくはNb3
    l系超電導線の一種若しくは複数種からなる組み合わせ
    コイル系とし、前記内層コイル系の超電導線材には少な
    くとも酸化物系超電導線を用いた組み合わせコイル系と
    した請求項1、2、3、4、5、6若しくは7記載のN
    MR分析計用超電導マグネット装置。
  9. 【請求項9】 外層コイル系と内層コイル系とが同芯円
    状に配置され、中心部に磁場空間を有するNMR分析計
    用超電導マグネット装置の運転方法において、前記内層
    コイル系を外層コイル系から取外せるように形成すると
    ともに、前記内外層コイルの作動時に磁場空間部におけ
    る磁場均一度が所定の値を満足し、かつ内層コイル系を
    取外したときの磁場均一度も所定の値を満足するよう
    に、シムコイルを配設し、外層コイル系単独での運転と
    内外層コイルによる運転の二値の装置として運転するよ
    うにしたことを特徴とするNMR分析計用超電導マグネ
    ット装置の運転方法。
  10. 【請求項10】 外層コイル系と内層コイル系とが同芯
    円状に配置され、中心部に磁場空間を有するNMR分析
    計用超電導マグネット装置の運転方法において、前記外
    層コイル系を内層コイル系から独立して運転できるよう
    に形成するとともに、前記内外層両コイルの運転時に磁
    場空間部における磁場均一度が所定の値を満足し、かつ
    外層コイル系の単独運転時の磁場均一度も所定の値を満
    足するようにシムコイルを配設し、外層コイル系単独で
    の運転と内外層コイル系による運転の二種値の装置とし
    て運転することを特徴とするNMR分析計用超電導マグ
    ネット装置の運転方法。
JP7072859A 1995-03-30 1995-03-30 Nmr分析計用超電導マグネット装置及びその運転方法 Pending JPH08273923A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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