JPH08273372A - 強誘電体記憶装置 - Google Patents

強誘電体記憶装置

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JPH08273372A
JPH08273372A JP7068449A JP6844995A JPH08273372A JP H08273372 A JPH08273372 A JP H08273372A JP 7068449 A JP7068449 A JP 7068449A JP 6844995 A JP6844995 A JP 6844995A JP H08273372 A JPH08273372 A JP H08273372A
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JP
Japan
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signal
ferroelectric
pulse
circuit
line
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JP7068449A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Osawa
俊政 大澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】タイミング設計が容易で、動作速度の高速化を
図れ、また面積の増大を防止できる強誘電体記憶装置を
実現する。 【構成】メモリセルをアクセスするための信号、たとえ
ばアドレス信号あるいはコントロール信号等の入力信号
INを受けて、入力信号INに同期したパルス信号φPR
を生成して昇圧回路2およびプリチャージトランジスタ
PCT1〜PCT4のゲートに出力するパルス発生回路
1と、パルス発生回路1によるパルス信号φPRを受け
て、昇圧用素子としての強誘電体キャパシタに所定のタ
イミングで入力させて、少なくともスイッチングトラン
ジスタTr1,RTr1のしきい値に基づく電圧降下を
相殺するレベル以上、たとえば2VCCに昇圧したワード
線用駆動信号XB を生成しデコーダ3に出力する昇圧回
路2を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電体の分極反転を
利用した強誘電体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すようなヒステリシス特性を有
する強誘電体の分極反転を利用して、2値データを記憶
する強誘電体不揮発性メモリとしては、現在さまざまな
ものが提案されているが、その中で代表的なものとし
て、1つのスイッチングトランジスタと1つの強誘電体
キャパシタにより1ビットを構成するもの(1Tr−1
Cap方式)、2つのスイッチングトランジスタと2つ
の強誘電体キャパシタにより1ビットを構成するもの
(2Tr−2Cap方式という)との2種類が提案され
ている。以下に、1Tr−1Cap方式を例に強誘電体
不揮発性メモリの基本的な回路構成について説明する。
【0003】図9は、1Tr−1Cap方式を採用した
強誘電体不揮発性メモリの基本的な1ビット構成を示す
図である。このメモリセルMC1は、図9に示すよう
に、ビット線BL1に対しドレインが接続されたnチャ
ネルMOSトランジスタからなるスイッチングトランジ
スタTr1と、スイッチングトランジスタTr1のソー
スに対し一方(第1)の電極が接続された強誘電体キャ
パシタFC1によって1ビットが構成されており、スイ
ッチングトランジスタTr1のゲートがワード線WL1
に接続され、強誘電体キャパシタFC1の他方(第2)
の電極(プレート電極)がプレート線PLに接続されて
いる。
【0004】そして、この1Tr−1Cap方式を採用
した不揮発性メモリには、ビット線BL1と対をなすビ
ット線BL2にドレインが接続されたリファレンス用ス
イッチングトランジスタRTr1と、スイッチングトラ
ンジスタRTr1のソースに対し一方の電極が接続され
たリファレンス用強誘電体キャパシタRFC1によって
構成されるリファレンスセルRMC1が設けられ、スイ
ッチングトランジスタRTr1のゲートがリファレンス
用ワード線RWL1に接続され、強誘電体キャパシタR
FC1の他方の電極がリファレンス用プレート線RPL
に接続されている。なお、強誘電体は、分極変化の回数
が多くなると電極に発生する電荷が小さくなる劣化(Fat
igue) が起こる。そこで、リファレンスセルRCM1
は、常にデータ「0」を書き込み劣化が起こりにくいよ
うに制御される。
【0005】次に、1Tr−1Cap方式を採用した不
揮発性メモリにおける動作を、データの読み出し動作を
例に、図10のタイミングチャートを参照しつつ説明す
る。
【0006】まず、図示しない列制御系によりビット線
BL1,BL2に「0」Vが印加され、その後オープン
とされる。そして、図示しない行制御系であるローデコ
ーダによりワード線WL1に(V CC+αV、たとえばα
は1V)が印加される。これにより、スイッチングトラ
ンジスタTr1が導通状態となる。同様に、リファンレ
ス用ワード線RWL1に(VCC+1V)が印加される。
これにより、スイッチングトランジスタRTr1が導通
状態となる。なお、ワード線WL1,RWL1の設定レ
ベルを(VCC+1V)としたのは、スイッチングトラン
ジスタのしきい値電圧Vthが1V以下であることか
ら、「+1V」してトランジスタによる電圧降下を防ぐ
ためであり、この電圧は、図示しない昇圧回路により、
たとえば内部信号に基づいて生成され、図示しないロー
デコーダを介して印加される。
【0007】そして、ワード線WL1,RWL1と略同
様の立ち上げタイミング、あるいは図10に示すよう
に、一定のタイミングをおいてプレート線PLおよびR
PLに電源電圧VCCが所定時間印加される。これによ
り、強誘電体キャパシタFC1およびRFC2の分極状
態に従ってビット線BL1およびBL2の電位が変化す
る。そして、リファレンスセルRMC1が接続されたビ
ット線BL2の電位とメモリセルMC1が接続されたビ
ット線BL1の分極状態に応じた電位との差が、図示し
ないセンスアンプにより検出される。なお、リファレン
スセルRMC1は分極反転させずに使用されるため、再
書き込み動作に入らないように、すなわち「0」データ
を書き込むために、リファレンス用ワード線RWL1は
リファレンス用プレート線RPLよりも早いタイミング
で0Vに立ち下がるように設定される。すなわち、スイ
ッチングトランジスタRTr1が非導通状態になった後
に、リファレンス用プレート線RPLが0Vに立ち下げ
られる。
【0008】通常のメモリセルMC1側では、データ読
み出し後、上述した再書き込みを行うため、リファレン
ス用プレート線RPLとほぼ同時に0Vに立ち下げた後
に、ワード線WL1が(VCC+1V)から0Vに立ち下
げられる。これにより、スイッチングトランジスタTr
1が非導通状態となり、読み出し動作が終了する。
【0009】また、図11は1Tr−1Cap方式を採
用した不揮発性メモリにおける書き込み動作時のタイミ
ングチャートを示している。データ書き込みは、図11
に示すようなワード線WLおよびプレート線PLの制御
が行われて、1つの強誘電体キャパシタの分極状態を、
図8に示すヒステリシス曲線におけるC点(状態0)ま
たはA点(状態1)に設定することにより、1ビットの
書き込みが行われる。この場合も、ワード線WL1へ
は、スイッチングトランジスタによる電圧降下を防ぐた
めであり、図示しない昇圧回路により、たとえば内部信
号に基づいて生成された(VCC+1V)の信号が、図示
しないローデコーダを介して印加される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
9の回路では、ワード線用駆動電圧を昇圧する回路は、
たとえば複数のノード間をそれぞれnチャネルMOSト
ランジスタで接続し、たとえば内部パルス信号を、ゲー
ト絶縁膜を有する半導体キャパシタに印加させてその容
量結合により順次に昇圧するように構成される。
【0011】しかしながら、外部からの信号に直接同期
させたパルス信号を用いずに、内部パルス信号を用いて
いることから、ずれ等の発生を防止するためのタイミン
グ調整に時間がかかり、動作の高速化に限界があった。
また、複数の半導体キャパシタに相補的なレベルをとる
パルス信号を順次に印加する必要があり、そのタイミン
グ制御が複雑で、また、複数のキャパシタを要すること
から回路面積の増大を招くという問題がある。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、タイミング設計が容易で、動作
速度の高速化を図れ、また面積の増大を防止できる強誘
電体記憶装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも、第1および第2の電極と両
電極間に配置された強誘電体を有し、両電極への印加電
圧に応じた強誘電体の分極の方向によって2値データを
記憶する強誘電体キャパシタと、ワード線に印加される
駆動信号レベルに応じてビット線と強誘電体キャパシタ
の第1の電極とを作動的に接続するスイッチングトラン
ジスタとからなるメモリセルを有する強誘電体記憶装置
であって、上記メモリセルをアクセスするための外部信
号に受けて、当該外部信号に同期したパルス信号を生成
するパルス発生回路と、昇圧用素子を有し、上記パルス
発生回路によるパルス信号を所定のタイミングで当該昇
圧用素子に入力させて、少なくとも上記スイッチングト
ランジスタのしきい値に基づく電圧降下を相殺するレベ
ル以上に昇圧した上記駆動信号を生成する昇圧回路とを
有する。
【0014】また、本発明の強誘電体記憶装置では、上
記昇圧用素子は、強誘電体キャパシタにより構成されて
いる。
【0015】
【作用】本発明の強誘電体記憶装置によれば、読み出し
あるいは書き込み時に、メモリセルをアクセスするため
の外部信号、たとえばアドレス信号が入力されると、パ
ルス発生回路において、アドレス信号に同期したパルス
信号が生成されて昇圧回路に出力される。昇圧回路で
は、パルス信号が所定のタイミングで昇圧用素子、たと
えば強誘電体キャパシタに入力されて、少なくともスイ
ッチングトランジスタのしきい値に基づく電圧降下を相
殺するレベル以上に昇圧された駆動信号が生成される。
そして、この駆動信号が、たとえばローデコーダでアド
レス信号に基づいて選択されたワード線に印加される。
これにより、スイッチングトランジスタが導通状態とな
るが、このとき、そのワード線に接続されたスイッチン
グトランジスタを通してのビット線と強誘電体キャパシ
タ間の信号の授受において、スイッチングトランジスタ
のしきい値に基づく電圧降下が相殺される。
【0016】
【実施例】図1は、本発明に係る1Tr−1Cap方式
を採用した強誘電体不揮発性メモリの基本的な1ビット
構成を示す回路図であって、従来例を示す図9と同一構
成部分は同一符号をもって表している。すなわち、MC
1はメモリセル、RMC1はリファレンスセル、BL
1,BL2はビット線、WL1,WL2はワード線、P
Lはプレート線、RWL1はリファレンス用ワード線、
RPLはリファレンス用プレート線、SAはセンスアン
プ、DL1,DL2はデータ線、TM1,TM2は転送
ゲート、IV1はインバータ、PCT1〜PCT4はn
チャネルMOSトランジスタからなるプリチャージトラ
ンジスタ、1はパルス発生回路、2は昇圧回路、3はロ
ーデコーダをそれぞれ示している。
【0017】プリチャージトランジスタPCT1はビッ
ト線BL1と接地線との間に接続され、プリチャージト
ランジスタPCT2はビット線BL1と接地線との間に
接続され、これらトランジスタPCT1およびPCT2
のゲートが信号φPRの供給線、すなわちパルス発生回路
1の出力に接続されている。また、プリチャージトラン
ジスタPCT3はデータ線DL1と接地線との間に接続
され、プリチャージトランジスタPCT4はビット線D
L2と接地線との間に接続され、これらトランジスタP
CT3およびPCT4のゲートが信号φPRの供給線、す
なわちパルス発生回路1の出力に接続されている。
【0018】また、転送ゲートTM1,TM2はnチャ
ネルMOSトランジスタとpチャネルMOSトランジス
タのソース・ドレイン同士を接続して構成され、転送ゲ
ートTM1はセンスアンプSAのビット線BL1の出力
ラインとデータ線DL1との間に接続され、転送ゲート
TM2はセンスアンプSAのビット線BL2の出力ライ
ンとデータ線DL2との間に接続されている。そして、
転送ゲートTM1,TM2を構成するnチャネルMOS
トランジスタのゲートに選択信号Yの入力線が接続さ
れ、pチャネルMOSトランジスタのゲートにインバー
タIV1の出力線、すなわち、選択信号Yの反転信号の
供給線に接続されている。
【0019】パルス発生回路1は、図示しない制御系か
ら出力されたメモリセルをアクセスするための信号、た
とえばアドレス信号あるいはコントロール信号等の入力
信号INを受けて、入力信号INに同期したパルス信号
φPRを生成して昇圧回路2およびプリチャージトランジ
スタPCT1〜PCT4のゲートに出力する。
【0020】図2は、パルス発生回路1の構成例を示す
回路図である。このパルス発生回路1は、図2に示すよ
うに、インバータ101〜104、2入力ナンドゲート
105により構成されている。具体的には、インバータ
101〜103が直列に接続され、インバータ101の
入力およびナンドゲート105の一方の入力が入力信号
INの入力線に接続され、インバータ103の出力がナ
ンドゲート105の他方の入力に接続され、ナンドゲー
ト105の出力がインバータ104の入力に接続され、
インバータ104の出力が昇圧回路2の入力、並びにプ
リチャージトランジスタPCT1〜PCT4のゲートに
接続されている。
【0021】図3に、図2のパルス発生回路1の入力信
号IN、インバータ103の出力信号S103、ナンド
ゲート105の出力信号S105およびインバータ10
4の出力信号S104のタイミングチャートを示す。図
3に示すように、パルス発生回路1から、入力信号IN
に同期したパルス信号S104(φPR)が生成され、昇
圧回路2等に出力される。
【0022】昇圧回路2は、パルス発生回路1によるパ
ルス信号φPRを受けて、昇圧用素子としての強誘電体キ
ャパシタに所定のタイミングで入力させて、少なくとも
スイッチングトランジスタTr1,RTr1のしきい値
に基づく電圧降下を相殺するレベル以上、たとえば2V
CCに昇圧したワード線用駆動信号XB を生成しデコーダ
3に出力する。デコーダ3は、アドレス信号により指定
されたワード線WL、およびリファレンスワード線RW
L1に、駆動信号XB を送出する。
【0023】図4は、昇圧回路2の構成例を示す回路図
である。この昇圧回路2は、図4に示すように、インバ
ータ201〜208、2入力ナンドゲート209、強誘
電体キャパシタ210およびpチャネルMOSトランジ
スタ211により構成されている。具体的には、インバ
ータ201〜203が直列に接続され、インバータ20
1の入力およびインバータ204の入力がパルス信号φ
PRの入力線に接続され、インバータ203の出力がナン
ドゲート209の一方の入力に接続され、インバータ2
04の出力がナンドゲート209の他方の入力に接続さ
れ、ナンドゲート209の出力がインバータ208の入
力に接続され、インバータ208の出力がpチャネルM
OSトランジスタ211のゲートに接続されている。p
チャネルMOSトランジスタ211のソースは電源電圧
CCの供給線に接続されている。また、インバータ20
5〜207が直列に接続され、インバータ205の入力
がパルス信号φPRの入力線に接続され、インバータ20
7の出力が強誘電体キャパシタ210の一方の電極に接
続されている。そして、強誘電体キャパシタ210の他
方の電極がpチャネルMOSトランジスタ211のドレ
インに接続され、これらの接続点から略2VCCまで昇圧
された駆動信号XB をデコーダ3に出力する。
【0024】図5に、図4の昇圧回路2の入力信号
φPR、インバータ203の出力信号S203、インバー
タ204の出力信号S204、インバータ207の出力
信号S207、ナンドゲート209の出力信号S209
およびインバータ208の出力信号S208のタイミン
グチャートを示す。
【0025】このような構成を有する昇圧回路2では、
図5に示すように、インバータ208の出力信号S20
8がローレベルのときにpチャネルMOSトランジスタ
211が導通状態となり、強誘電体キャパシタ210の
他方の電極側である信号XBの出力ノードはVCCレベル
まで充電される。このとき強誘電体キャパシタ210の
一方の電極側は信号S207がローレベルに放電されて
いることから、接地レベルの0Vに放電されている。次
に、信号S208がハイレベルになり、トランジスタ2
11が非導通状態になると、信号XB の出力ノードはフ
ローティングとなる。続いて、信号S207がハイレベ
ルのVCCレベルまで遷移する。その結果、信号xB のレ
ベルは強誘電体キャパシタ210の容量結合により、2
CCレベルまで上昇する。
【0026】また、この昇圧回路2では、昇圧用素子と
して、比誘電率が酸化膜の数百倍、たとえばPZTの場
合には300倍の強誘電体キャパシタ210を用いてい
るので、従来の酸化膜を用いた半導体キャパシタと同じ
容量を得るのに、小さい面積で済む。
【0027】次に、上記構成による動作を、読み出し動
作を例に説明する。なお、この場合の各信号のタイミン
グは図10に示すものと同様となることから、図10を
参照しつつ説明する。
【0028】まず、メモリセルをアクセスするための外
部信号、たとえばアドレス信号INが入力されると、パ
ルス発生回路1において、アドレス信号に同期したパル
ス信号φPRが生成されてプリチャージトランジスタPC
T1〜PCT4のゲート、並びに昇圧回路2に出力され
る。これにより、ビット線BL1,BL2、およびデー
タ線DL1,DL2が接地レベルにプリチャージされ
る。
【0029】また、昇圧回路2では、パルス信号φPR
所定のタイミングで昇圧用素子としての強誘電体キャパ
シタ210に入力されて、スイッチングトランジスタの
しきい値に基づく電圧降下を相殺するに十分な2VCC
ベルまで昇圧された信号XBが生成されてローデコーダ
3に出力される。そして、ローデコーダ3では、2V CC
レベルまで昇圧された信号XB がそのままのレベルで、
あるいはたとえば(V CC+1V)程度に調整されて、ア
ドレス信号に基づいて選択されたワード線WL、RWL
に印加される。これにより、メモリセルMC1のスイッ
チングトランジスタTr1が導通状態となる。同様に、
リファレンス用ワード線RWL1に(VCC+1V)の電
圧が印加される。これにより、リファレンス用スイッチ
ングトランジスタRTr1が導通状態となる。
【0030】そして、電源電圧VCCレベルの駆動パルス
信号がプレート線PLに所定時間印加される。同様に、
電源電圧VCCレベルの駆動パルス信号がリファレンス用
プレート線RPLに所定時間印加される。こにれより、
メモリセルMC1およびリファレンスセルRMC1の強
誘電体キャパシタFC1、RFC1のプレート電極には
電源電圧VCCが所定期間だけ印加される。その結果、強
誘電体キャパシタFC1およびRFC2の分極状態に従
ってビット線BL1およびBL2の電位が変化する。そ
して、リファレンスセルRMC1が接続されたビット線
BL2の電位とメモリセルMC1が接続されたビット線
BL1の分極状態に応じた電位との差が、センスアンプ
により検出される。
【0031】なお、リファレンスセルRMC1は分極反
転させずに使用されるため、再書き込み動作に入らない
ように、すなわち「0」データを書き込むために、リフ
ァレンス用ワード線RWL1はリファレンス用プレート
線RPLよりも早いタイミングで0Vに立ち下がるよう
に設定される。すなわち、スイッチングトランジスタR
Tr1が非導通状態になった後に、リファレンス用プレ
ート線RPLが0Vに立ち下げられる。
【0032】通常のメモリセルMC1側では、データ読
み出し後、上述した再書き込みを行うため、リファレン
ス用プレート線RPLとほぼ同時に0Vに立ち下げた後
に、ワード線WL1が(VCC+1V)から0Vに立ち下
げられる。これにより、スイッチングトランジスタTr
1が非導通状態となり、読み出し動作が終了する。
【0033】以上説明したように、本実施例によれば、
図示しない制御系から出力されたメモリセルをアクセス
するための信号、たとえばアドレス信号あるいはコント
ロール信号等の入力信号INを受けて、入力信号INに
同期したパルス信号φPRを生成して昇圧回路2およびプ
リチャージトランジスタPCT1〜PCT4のゲートに
出力するパルス発生回路1と、パルス発生回路1による
パルス信号φPRを受けて、昇圧用素子としての強誘電体
キャパシタ210に所定のタイミングで入力させて、少
なくともスイッチングトランジスタTr1,RTr1の
しきい値に基づく電圧降下を相殺するレベル以上、たと
えば2VCCに昇圧したワード線用駆動信号XB を生成し
デコーダ3に出力する昇圧回路2を設けたので、タイミ
ング設計が容易となり、動作速度の高速化を図れる利点
がある。加えて、昇圧用素子として強誘電体キャパシタ
を用いるので、回路面積を小さくでき、面積の増大を防
止できる利点がある。
【0034】なお、昇圧回路2においては、強誘電体キ
ャパシタ210の一方の電極側(インバータ207の出
力側)を接地レベルからVCCレベルに充電するとき、p
チャネルMOSトランジスタ211が必ず非導通状態に
保持されるように、信号遅延時間の配分が必要である。
【0035】図6にその信号遅延時間の配分を最適化し
た昇圧回路の構成例を示し、図7にそのタイミングチャ
ートを示す。この場合、pチャネルMOSトランジスタ
211のゲートに印加する信号のパルス幅を小さくし、
強誘電体キャパシタ210の一方の電極に印加する信号
のパルス幅が大きなるように構成されている。すなわ
ち、pチャネルMOSトランジスタ211のゲートに印
加する信号ラインはインバータ201,202を介した
信号とパルス信号φPRとをナンドゲートS209の2入
力とし、ナンドゲート209の出力信号S209をpチ
ャネルMOSトランジスタ211のゲートに入力させて
いる。また、強誘電体キャパシタ210の一方の電極に
印加する信号ラインは、直列接続されたインバータ20
5〜207に並列にインバータ212を設け、インバー
タ207の出力信号とインバータ212の出力信号とを
ナンドゲートS213の2入力とし、ナンドゲート21
3の出力信号をインバータ214に入力させ、このイン
バータ214の出力信号S214を強誘電体キャパシタ
210の一方の電極に入力させている。
【0036】図6の回路を用いることにより、上述した
効果に加えて、的確な動作を実現できるという効果を得
られる。
【0037】なお、以上の説明においては、1Tr−1
Cap方式を採用した強誘電体不揮発性メモリを例に説
明したが、本発明が2Tr−2Cap方式を採用した強
誘電体不揮発性メモリに適用できることはいうまでもな
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の強誘電体
記憶装置によれば、タイミング設計が容易となり、動作
速度の高速化を図ることができる。また、昇圧用素子と
して強誘電体キャパシタを用いるので、回路面積を小さ
くでき、面積の増大を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る1Tr−1Cap方式を採用した
強誘電体不揮発性メモリの基本的な構成を示す回路図で
ある。
【図2】本発明に係るパルス生成回路の構成例を示す回
路図である。
【図3】図2の回路のタイミングチャートである。
【図4】本発明に係る昇圧回路の構成例を示す回路図で
ある。
【図5】図4の回路のタイミングチャートである。
【図6】本発明に係る昇圧回路の他の構成例を示す回路
図である。
【図7】図6の回路のタイミングチャートである。
【図8】強誘電体キャパシタのヒステリシス特性を示す
図である。
【図9】1Tr−1Cap方式を採用した強誘電体不揮
発性メモリの基本的な1ビット構成を示す図である。
【図10】図9の回路の読み出し時における各端子に印
加される電位のタイミングチャートである。
【図11】図9の回路の書き込み時における各端子に印
加される電位のタイミングチャートである。
【符号の説明】
MC1…メモリセル RMC1…リファレンスセル Tr1…スイッチングトランジスタ RTr1…リファレンス用スイッチングトランジスタ FC1…強誘電体キャパシタ RFC1…リファレンス用強誘電体キャパシタ BL1,BL2…ビット線 WL1,WL2…ワード線 RWL1…リファレンス用ワード線 PL…プレート線 RPL…リファレンス用プレート線 1…パルス発生回路 2,2a…昇圧回路 3…ローデコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、第1および第2の電極と両
    電極間に配置された強誘電体を有し、両電極への印加電
    圧に応じた強誘電体の分極の方向によって2値データを
    記憶する強誘電体キャパシタと、ワード線に印加される
    駆動信号レベルに応じてビット線と強誘電体キャパシタ
    の第1の電極とを作動的に接続するスイッチングトラン
    ジスタとからなるメモリセルを有する強誘電体記憶装置
    であって、 上記メモリセルをアクセスするための外部信号に受け
    て、当該外部信号に同期したパルス信号を生成するパル
    ス発生回路と、 昇圧用素子を有し、上記パルス発生回路によるパルス信
    号を所定のタイミングで当該昇圧用素子に入力させて、
    少なくとも上記スイッチングトランジスタのしきい値に
    基づく電圧降下を相殺するレベル以上に昇圧した上記駆
    動信号を生成する昇圧回路とを有する強誘電体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 上記昇圧用素子は、強誘電体キャパシタ
    により構成されている請求項1記載の強誘電体記憶装
    置。
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JP2004319047A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Toshiba Corp 強誘電体メモリ
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