JPH0827287A - エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルムの処理方法 - Google Patents

エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルムの処理方法

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JPH0827287A
JPH0827287A JP19002094A JP19002094A JPH0827287A JP H0827287 A JPH0827287 A JP H0827287A JP 19002094 A JP19002094 A JP 19002094A JP 19002094 A JP19002094 A JP 19002094A JP H0827287 A JPH0827287 A JP H0827287A
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JP
Japan
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film
ethylene
mol
evoh
vinyl acetate
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Application number
JP19002094A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Yamamoto
本 友 之 山
Kuniyoshi Asano
野 邦 芳 浅
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 100〜150℃程度の高温域での力学的耐
熱性に優れ、且つ、酸素バリヤー性も向上したエチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルムを提供するこ
と。 【構成】 エチレン含有量25〜50モル%、ケン化度
90モル%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物のフィルムを、0.01〜0.1モル/lの硼酸及び
0.01〜0.1モル/lの水酸化アルカリを含有した
アルコールと水との混合溶液からなる架橋浴に浸漬処理
する工程の前後に、融点(Tm)−90〜(Tm)−5℃の温度
で熱処理を行うエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
フィルムの処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物フィルムの処理方法に関し、更に詳し
くは、100〜150℃程度の高温域での力学的耐熱性
に優れ、かつ、酸素バリヤー性が向上したエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物フィルムの処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】透明なプラスチック系包装材料、特にフ
ィルム系包装材料は、軽量である点、電子レンジ等によ
る加熱ができる点、内容物が見える点などを大きな特徴
としてレトルト或いはボイル殺菌食品などに広範に使用
されている。しかし、プラスチックフィルムはそのガス
バリヤー性、特に酸素ガスバリヤー性が不足しているた
めに、限られた用途のみに使用されているのが現状であ
る。
【0003】エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(以下、EVOHと省略することがある。)は、現在最
高のガスバリヤー性樹脂であることは周知の事実である
が、EVOHは親水性であるために、耐熱水性に欠ける
という問題があり、例えば食品包装に用いる場合、90
℃前後のボイル用途には適合出来るものの、これをより
高度な耐熱水性が要求される通常レトルト及びハイレト
ルト、u−レトルトフィルム用途等に応用した場合、通
常のEVOHフィルムは、100〜150℃程度の高温
域での力学的耐熱性が不足している為、EVOHフィル
ムの崩形、熱変形、溶出、或いは著しい強度低下という
問題点を有している。
【0004】そこで、耐熱水性を改善する為に従来より
ナイロン−6等のポリアミド系樹脂をブレンドする方法
が提案されている。
【0005】一方、EVOH単体フィルムの耐熱性を改
善する方法として、本出願人も特願平5−301001
号において、EVOHフィルムを硼酸及び水酸化アルカ
リを含有した混合溶液からなる架橋浴に浸漬することに
より、100〜150℃程度の高温域での力学的耐熱性
に優れ、酸素バリヤー性が維持されるということを提案
した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリア
ミド系樹脂をEVOHにブレンドする技術では、ポリア
ミド系樹脂とEVOHとの反応性が高い為、ブレンドし
た樹脂を溶融押出する際に、押出機やダイ内に滞留した
樹脂が粘度上昇するとともに着色してゲル化し、その結
果としてフィルム中に多数のゲル状物が混在することと
なり、商品価値の低いフィルムしか得られていないのが
現状である。
【0007】又、本出願人の特願平5−301001号
開示技術により、上記の高温域での力学的耐熱性の向上
と酸素バリヤー性の維持されたフィルムが得られてはい
るものの、EVOHフィルムの浸漬時間は、その実施例
からも明らかなように6〜24時間が必要であったり、
酸素バリヤー性の更なる向上が要求される等、その改善
にはまだまだ満足のいくものではなく、かかる目的を達
成するために更なる改善が必要であるといえる。即ち、
100〜150℃程度の高温域においても力学的耐熱性
に優れ、例えば高温における貯蔵弾性率(E′)が高
く、結晶分散による損失正接(tanδ)の値が小さ
く、かつ、酸素バリヤー性の非常に優れたEVOHフィ
ルムが要求されているのが実情である。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
為、鋭意検討した結果、エチレン含有量25〜50モル
%、ケン化度90モル%以上のEVOHのフィルムを、
0.01〜0.1モル/lの硼酸及び0.01〜0.1
モル/lの水酸化アルカリを含有したアルコールと水と
の混合溶液からなる架橋浴に浸漬処理する工程の前後
に、融点(Tm)−90〜(Tm)−5℃の温度で熱処理を行う
ことにより、100〜150℃程度の高温域での力学的
耐熱性の向上と同時に酸素バリヤー性が向上したEVO
Hフィルムが得られることを見いだし、本発明に至っ
た。
【0009】即ち、本発明は上記EVOHフィルムを以
下の(1)〜(3)の工程を順に含むものである。 (1)融点(Tm)−90〜(Tm)−5℃で熱処理を行う。 (2)0.01〜0.1モル/lの硼酸及び0.01〜
0.1モル/lの水酸化アルカリを含有したアルコール
と水との混合溶液からなる架橋浴に浸漬処理する。 (3)再度、融点(Tm)−90〜(Tm)−5℃で熱処理を行
う。
【0010】このように、本発明においては、浸漬処理
する前後に熱処理を施すことが最大の特徴であり、特
に、浸漬処理前に熱処理を施すことにより、浸漬時の浸
漬時間が大幅に短縮できるという効果も有するものであ
る。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
EVOHフィルムに使用されるEVOHは、エチレン含
有量25〜50モル%、好ましくは28〜45モル%、
ケン化度90モル%以上、好ましくは95モル%以上の
ものである。エチレン含有量が、25モル%未満では、
得られるEVOHフィルムの酸素バリヤー性の湿度依存
性が大きい、耐熱水性が低い、加工性が低い等の問題が
あり、エチレン含有量が、50モル%より多くなるとE
VOHフィルムの酸素バリヤー性が低下し、該フィルム
を用いた多層構成の容器の酸素バリヤー性が不足し好ま
しくない。
【0012】又、EVOHのケン化度は、90モル%未
満ではEVOHフィルムの酸素バリヤー性が充分でなく
好ましくない。EVOHフィルムを得る方法としては、
特に限定されないが、上記のEVOHを溶融成形法、キ
ャスト法等の公知の成形方法によりフィルム化すること
ができる。上述のEVOHフィルムの寸法、形状等は適
宜選択される。又、このフィルムは、未延伸のもの、或
いは一軸又は2軸延伸したものいずれであっても良い。
【0013】本発明では、かかる方法等によって得られ
たEVOHフィルムに上記(1)〜(3)の処理を施す
ものであり、以下、(1)〜(3)を工程順に詳細に説
明する。(1)熱処理工程 上記EVOHフィルムを(Tm)−90〜(Tm)−5℃、好ま
しくは(Tm)−70〜(Tm)−10℃で2〜6時間、好まし
くは3〜5時間熱処理を行う。熱処理温度が130℃未
満、又は熱処理時間が2時間未満では酸素バリヤー性の
向上、高温域での力学的耐熱性の向上が認められず、一
方、(Tm)−5℃を越える温度ではEVOHフィルムが黄
変し好ましくない。熱処理時間が6時間を越えても、そ
れ以上の効果は認められない。
【0014】(2)浸漬処理工程 工程(1)により得られたEVOHフィルムを硼酸及び
水酸化アルカリを含有したアルコールと水との混合溶液
からなる架橋浴に浸漬処理する。本発明で使用される硼
酸の添加量は、0.01〜0.1モル/lであり、0.
01モル/l未満であると100〜150℃程度の高温
域でのEVOHフィルムの力学的耐熱性の向上は認めら
れず、0.1モル/lより多いとEVOHフィルムの衝
撃強度が著しく低下する等の欠点があり、好ましくは
0.01〜0.06モル/lである。
【0015】更に、水酸化アルカリ、例えば水酸化ナト
リウムや水酸化カリウムの添加量は、0.01〜0.1
モル/lであり、0.01モル/l未満であると硼酸が
電離せず、架橋反応が進まず、100〜150℃程度の
高温域でのEVOHフィルムの力学的耐熱性の向上は認
められない。0.1モル/lより多くなるとEVOHフ
ィルムの熱分解開始温度が低くなる等の耐熱性が低下し
てしまうという問題が生じ、好ましくは0.02〜0.
04モル/lである。
【0016】本発明で用いられる架橋浴の溶媒組成とし
ては、アルコールと水との混合比が1:3〜3:1、好
ましくは1:1(重量比)である混合溶液が好ましく、
この範囲を外れるとEVOHフィルム中での硼酸及び水
酸化アルカリの拡散不良、架橋浴の安定性の低下等の問
題があり、力学的耐熱性の向上が不足し好ましくない。
該アルコールとしてはn−プロピルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、ブタノール等が挙げられる。EVOHフィルムの架
橋浴への浸漬時間としては、1〜6時間、好ましくは1
〜3時間、更に好ましくは2〜3時間であり、架橋浴の
温度としては、20〜40℃程度が好ましい。
【0017】(3)再熱処理工程 工程(2)により得られたEVOHフィルムを再度上記
の工程(1)と同様の熱処理を行う。即ち、(Tm)−90
〜(Tm)−5℃、好ましくは(Tm)−70〜(Tm)−10℃で
2〜6時間、好ましくは3〜5時間の熱処理を行うので
ある。かかる熱処理により、水、アルコールの揮発分が
0.5%重量%以下になり、更にEVOHフィルムの結
晶化度が更に高くなり、高温域での耐熱性、酸素バリヤ
ー性が向上したフィルムが得られる。
【0018】本発明の工程(1)〜(3)を施して得ら
れたEVOHフィルムは、その表面、又は両面に、その
使用態様に応じて、フィルムのヒートシール性を高める
物質を、塗布又は張り合わせることが出来る。
【0019】ヒートシール性を高める物質として、例え
ば、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン、アイオノマー等があり、本発明の
EVOHフィルムよりなる複合材料は、食品、飲料、薬
品、医薬等の包装材料或いは容器として有用である。そ
の形状はフィルム状、シート状、チューブ等任意のもの
であっても良い。
【0020】
【作用】本発明においては、EVOHフィルムを架橋浴
中で浸漬処理する工程の前後に、(Tm)−90〜(Tm)−5
℃の温度で熱処理を行う工程を付加することにより、1
00〜150℃程度の高温域での力学的耐熱性に優れ、
酸素バリヤー性が向上したエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物フィルムが得られ大変有用である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例によって具体
的に説明する。 実施例1 エチレン含有量29モル%、ケン化度99.0モル%、
Tm=185℃、MI(メルトインデックス)=8(2
10℃でのMI値)のペレット状のEVOHより押出成
形により調製された膜厚20μのEVOHフィルムを得
た(A)後、150℃で3時間、真空乾燥器により熱処
理を行った。その後、硼酸濃度0.03モル/l、水酸
化ナトリウム濃度0.04モル/lのイソプロピルアル
コールと水(1:1、重量比)との混合溶媒中に23℃
で3時間浸漬し、最後に、再度150℃で3時間熱処理
を行い、EVOHフィルムを得た。実施例1で得られた
EVOHフィルムの力学的耐熱性及び酸素透過度、更に
着色の有無について以下の如く評価を行った。
【0022】(力学的耐熱性)レオロジ(株)製レオス
ペクトラーDVE−V4を用い、自動静荷重、合成波
(1、2、4、8、16、32、64、128Hz)モ
ードで、0℃〜250℃の温度範囲において、昇温速度
3℃/min.で、5℃毎に貯蔵弾性率(E' )(dy
ne/cm2)及びtanδの測定を行い、150℃で
の値を用いて評価を行った。
【0023】(酸素透過度)酸素透過度測定装置(モダ
ンコントロール社製、OX−TRAN10/50)を使
用し、温度20℃、相対湿度79%の条件で測定した
(cc20μm/m2・atm・day)。 (着色の有無)実施例1のEVOHにより得られた製膜
直後のEVOHフイルム(A)を基準にして目視によ
り、処理後のEVOHフイルムの着色を観測した。 ○・・・着色無し ×・・・着色有り
【0024】実施例2 実施例1において、硼酸濃度を0.1モル/l、水酸化
ナトリウムを0.1モル/lに変えた以外は同様に行
い、EVOHフィルムを得た。得られたEVOHフィル
ムの力学的耐熱性及び酸素透過度、更に着色の有無につ
いて実施例1と同様に評価を行った。
【0025】実施例3 実施例1において、工程(1)〜(3)の各処理時間を
すべて2時間にした以外は同様に行い、EVOHフィル
ムを得た。得られたEVOHフィルムの力学的耐熱性及
び酸素透過度、更に着色の有無について実施例1と同様
に評価を行った。
【0026】実施例4 実施例1において、熱処理温度を120℃に変えた以外
は同様に行い、EVOHフィルムを得た。得られたEV
OHフィルムの力学的耐熱性及び酸素透過度、更に着色
の有無について実施例1と同様に評価を行った。
【0027】比較例1 実施例1において、浸漬処理工程のみを行い、EVOH
フィルムを得た。得られたEVOHフィルムの力学的耐
熱性及び酸素透過度について実施例1と同様に評価を行
った。
【0028】比較例2 実施例1において、浸漬処理前の熱処理を行わなかった
以外は同様に行い、EVOHフィルムを得た。得られた
EVOHフィルムの力学的耐熱性及び酸素透過度、更に
着色の有無について実施例1と同様に評価を行った。
【0029】比較例3 実施例1において、浸漬処理後の熱処理を行わなかった
以外は同様に行い、EVOHフィルムを得た。得られた
EVOHフィルムの力学的耐熱性及び酸素透過度、更に
着色の有無について実施例1と同様に評価を行った。
【0030】比較例4 実施例1において、熱処理温度を85℃に変えた以外は
同様に行い、EVOHフィルムを得た。得られたEVO
Hフィルムの力学的耐熱性及び酸素透過度、更に着色の
有無について実施例1と同様に評価を行った。
【0031】比較例5 実施例1において、熱処理温度を183℃に変えた以外
は同様に行い、EVOHフィルムを得た。得られたEV
OHフィルムの力学的耐熱性及び酸素透過度、更に着色
の有無について実施例1と同様に評価を行った。
【0032】比較例6 80℃の湯浴中でエチレン含有量29モル%、ケン化度
99.5モル%、Tm=188℃、MI=8(210℃
でのMI値)のペレット状のEVOHをn−プロピルア
ルコールと水との1:1(重量比)混合溶媒に溶解し、
硼酸濃度0.01モル/l、水酸化ナトリウム濃度0.
04モル/l、ポリマー濃度3重量%の試料溶液の調製
を行った。このゾル状溶液をテフロンシートを貼ったシ
ャーレに流し込むと、温度降下によってゾルからゲルへ
転移し、このゲルを23℃で乾燥することにより膜厚み
20μのゲルフィルムを得た後、150℃で3時間熱処
理を行った。このゲルフィルムを用いて実施例1と同様
に評価を行った。尚、実施例、比較例のそれぞれの結果
を表1に示す。
【0033】
【表1】 貯蔵弾性率E' tanδ 酸素透過度 着 色 (dyne/cm2) (cc 20 μm/m2・atm ・day) 実施例1 109.9 0.10 1.0 ○ 実施例2 1010.0 0.09 1.1 ○ 実施例3 109.9 0.11 1.2 ○実施例4 109.8 0.12 1.3 ○ 比較例1 109.2 0.13 2.3 ○ 比較例2 109.0 0.15 3.1 ○ 比較例3 1010.0 0.12 6.0 ○ 比較例4 109.3 0.12 2.2 ○ 比較例5 1010.0 0.08 1.0 ×比較例6 109.5 0.04 95 ×
【0034】実施例1〜4では、いずれも酸素バリヤ−
性が低下するどころか、非常に優れたバリヤー性を示
し、又、貯蔵弾性率(E′)が高い値を維持し、且つ、
高温(150℃)での結晶分散の消失(tanδの値よ
り)が見られ、高温域での力学的耐熱性に優れた熱着色
のないフィルムが得られている。
【0035】
【発明の効果】本発明においては、EVOHフィルムを
架橋浴中で浸漬処理する工程の前後に融点(Tm)−90〜
(Tm)−5℃の温度で熱処理を行う工程を付加することに
より、100〜150℃程度の高温域での力学的耐熱性
に優れ、酸素バリヤー性が向上したエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物フィルムが得られ大変有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/08 29/04 LDM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン含有量25〜50モル%、ケン
    化度90モル%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
    ン化物のフィルムを、0.01〜0.1モル/lの硼酸
    及び0.01〜0.1モル/lの水酸化アルカリを含有
    したアルコールと水との混合溶液からなる架橋浴に浸漬
    処理する工程の前後に、融点(Tm)−90〜(Tm)−5℃の
    温度で熱処理を行うことを特徴とするエチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体ケン化物フィルムの処理方法。
JP19002094A 1994-07-19 1994-07-19 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルムの処理方法 Pending JPH0827287A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1162215A1 (en) * 2000-06-06 2001-12-12 Kuraray Co., Ltd. Method for producing ethylene-vinyl alcohol copolymer resin composition

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1162215A1 (en) * 2000-06-06 2001-12-12 Kuraray Co., Ltd. Method for producing ethylene-vinyl alcohol copolymer resin composition
US6538064B2 (en) 2000-06-06 2003-03-25 Kuraray Co., Ltd. Method for producing ethylene-vinyl alcohol copolymer resin composition
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