JPH08271887A - 液晶表示装置用調光シート - Google Patents
液晶表示装置用調光シートInfo
- Publication number
- JPH08271887A JPH08271887A JP7071113A JP7111395A JPH08271887A JP H08271887 A JPH08271887 A JP H08271887A JP 7071113 A JP7071113 A JP 7071113A JP 7111395 A JP7111395 A JP 7111395A JP H08271887 A JPH08271887 A JP H08271887A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light control
- prism
- control sheet
- prisms
- liquid crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリズム部上に更にプリズム形状の保護を目
的とした樹脂層を形成することで、取り扱い時のプリズ
ムの変形を防止することのできる調光シートを提供する
ことにある。 【構成】 透明基材上に相対屈折率n1 の紫外線及び/
又は放射線硬化型樹脂組成物からなる頂角α゜の一連の
細長い断面三角状のプリズムを連続して多数形成し、該
プリズムを形成した面上に相対屈折率n2 (但しn2<
n1)の紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物から
なる樹脂層を該プリズムが埋没するように、且つ該プリ
ズムと接触した面と反対側の面が平滑面になるように積
層した調光シートにおいて、式(1)が成立することを
特徴とする液晶表示装置用調光シート。 0.57<n2Sin(α/2)<0.82
(1) 【効果】 調光シート取り扱い時の、ちょっとした圧力
等でプリズムの頂点が変形して部分的に輝度向上効果が
損なわれる様な恐れが無く、良好な輝度向上効果が得ら
れる調光シートを提供することができる。
的とした樹脂層を形成することで、取り扱い時のプリズ
ムの変形を防止することのできる調光シートを提供する
ことにある。 【構成】 透明基材上に相対屈折率n1 の紫外線及び/
又は放射線硬化型樹脂組成物からなる頂角α゜の一連の
細長い断面三角状のプリズムを連続して多数形成し、該
プリズムを形成した面上に相対屈折率n2 (但しn2<
n1)の紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物から
なる樹脂層を該プリズムが埋没するように、且つ該プリ
ズムと接触した面と反対側の面が平滑面になるように積
層した調光シートにおいて、式(1)が成立することを
特徴とする液晶表示装置用調光シート。 0.57<n2Sin(α/2)<0.82
(1) 【効果】 調光シート取り扱い時の、ちょっとした圧力
等でプリズムの頂点が変形して部分的に輝度向上効果が
損なわれる様な恐れが無く、良好な輝度向上効果が得ら
れる調光シートを提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶カラーテレビ、コ
ンピュータ用ディスプレイ等の液晶ディスプレイ等の液
晶表示装置に使用される調光シートに関するものであ
る。
ンピュータ用ディスプレイ等の液晶ディスプレイ等の液
晶表示装置に使用される調光シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】OA機器やパーソナルコンピュータ等は
年々小型軽量化及び薄型化が進み、ラップトップ型が主
流となってきている。これらに使用されている液晶表示
装置は、液晶自体は発光しないため、背面照明手段を用
いて輝度の向上を図っている。なかでも、光源を同装置
の一側面ないしは両側面に配したエッジライト方式が小
型軽量性及び薄肉性、省電力性等の点から広く用いられ
ている。最近では、カラー液晶テレビ等をはじめとし
て、液晶表示装置のカラー化が進んでおり、更なる輝度
の向上が要求されるようになっている。このようなカラ
ー液晶表示素子においては、これまでの単色液晶表示装
置用の背面照明手段では十分な輝度を確保することがで
きなくなってきており、輝度の不足分を補うために、前
面がプリズム形状になっている調光シートを配して光の
出射方向を限定し、より高輝度な画面を得ようとする工
夫がなされている。
年々小型軽量化及び薄型化が進み、ラップトップ型が主
流となってきている。これらに使用されている液晶表示
装置は、液晶自体は発光しないため、背面照明手段を用
いて輝度の向上を図っている。なかでも、光源を同装置
の一側面ないしは両側面に配したエッジライト方式が小
型軽量性及び薄肉性、省電力性等の点から広く用いられ
ている。最近では、カラー液晶テレビ等をはじめとし
て、液晶表示装置のカラー化が進んでおり、更なる輝度
の向上が要求されるようになっている。このようなカラ
ー液晶表示素子においては、これまでの単色液晶表示装
置用の背面照明手段では十分な輝度を確保することがで
きなくなってきており、輝度の不足分を補うために、前
面がプリズム形状になっている調光シートを配して光の
出射方向を限定し、より高輝度な画面を得ようとする工
夫がなされている。
【0003】これら輝度向上のために使用される調光シ
ートは、図1に示すように頂角が70゜〜110゜のプ
リズム形状が使用されることが多く、材質はポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート、ポ
リ塩化ビニル等の樹脂が一般的である。通常、これら調
光シートは、表示装置にセットされるまでは両面に保護
フィルムを貼り合わせた状態で取り扱われるが、保護フ
ィルムを剥離した後にちょっとした圧力等でプリズムの
頂点が変形し、部分的に輝度向上効果が損なわれると恐
れがある。
ートは、図1に示すように頂角が70゜〜110゜のプ
リズム形状が使用されることが多く、材質はポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート、ポ
リ塩化ビニル等の樹脂が一般的である。通常、これら調
光シートは、表示装置にセットされるまでは両面に保護
フィルムを貼り合わせた状態で取り扱われるが、保護フ
ィルムを剥離した後にちょっとした圧力等でプリズムの
頂点が変形し、部分的に輝度向上効果が損なわれると恐
れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プリ
ズム部上に更にプリズム形状の保護を目的とした樹脂層
を形成することで、取り扱い時のプリズムの変形を防止
することのできる調光シートを提供することにある。
ズム部上に更にプリズム形状の保護を目的とした樹脂層
を形成することで、取り扱い時のプリズムの変形を防止
することのできる調光シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明基材上に
相対屈折率n1 の紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂組
成物からなる頂角α゜の一連の細長い断面三角状のプリ
ズムを連続して多数形成し、該プリズムを形成した面上
に相対屈折率n2 (但しn2<n1)の紫外線及び/又は
放射線硬化型樹脂組成物からなる樹脂層を該プリズムが
埋没するように、且つ該プリズムと接触した面と反対側
の面が平滑面になるように積層した調光シートにおい
て、式(1)が成立することを特徴とする液晶表示装置
用調光シートである。 0.57<n2Sin(α/2)<0.82 (1)
相対屈折率n1 の紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂組
成物からなる頂角α゜の一連の細長い断面三角状のプリ
ズムを連続して多数形成し、該プリズムを形成した面上
に相対屈折率n2 (但しn2<n1)の紫外線及び/又は
放射線硬化型樹脂組成物からなる樹脂層を該プリズムが
埋没するように、且つ該プリズムと接触した面と反対側
の面が平滑面になるように積層した調光シートにおい
て、式(1)が成立することを特徴とする液晶表示装置
用調光シートである。 0.57<n2Sin(α/2)<0.82 (1)
【0006】本発明の調光シートの製造方法を順を追っ
て説明する。本発明の調光シートは、集光効果を持つプ
リズム部と、その保護層となる樹脂層とからなる。プリ
ズム部は、樹脂板、シートあるいはフィルムから形成さ
れており、その一方の面に一連の細長い断面三角形状の
プリズムが連続して多数形成されている。プリズム部の
成形方法は、合成樹脂を射出成形する方法、樹脂板と型
とを加熱加圧することで型の表面形状を転写する押圧成
型法、紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物を型内
へ注入後、紫外線及び/又は放射線を照射して硬化する
ことで型の表面形状を転写する方法等がある。生産性、
光学特性等を考慮すると、紫外線及び/又は放射線硬化
型樹脂組成物を使用する方法が最も好ましい。この紫外
線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物としては、ポリエ
ン−ポリチオール系、(メタ)アクリル酸エステル系、
不飽和ポリエステル−スチレン系、エポキシ樹脂−ルイ
ス酸系等が挙げられる。これらの樹脂は、単独あるいは
組み合わせで使用することが出来るが、得られる成形物
の機械的強度を勘案して選択することが好ましい。プリ
ズム部を成形後、プリズム部上に更にプリズム形状の保
護を目的とした樹脂層をプリズム部が埋没するように、
且つプリズム部と接触した面と反対側の面が平滑面にな
るように積層して本発明の調光シートが製造される。
て説明する。本発明の調光シートは、集光効果を持つプ
リズム部と、その保護層となる樹脂層とからなる。プリ
ズム部は、樹脂板、シートあるいはフィルムから形成さ
れており、その一方の面に一連の細長い断面三角形状の
プリズムが連続して多数形成されている。プリズム部の
成形方法は、合成樹脂を射出成形する方法、樹脂板と型
とを加熱加圧することで型の表面形状を転写する押圧成
型法、紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物を型内
へ注入後、紫外線及び/又は放射線を照射して硬化する
ことで型の表面形状を転写する方法等がある。生産性、
光学特性等を考慮すると、紫外線及び/又は放射線硬化
型樹脂組成物を使用する方法が最も好ましい。この紫外
線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物としては、ポリエ
ン−ポリチオール系、(メタ)アクリル酸エステル系、
不飽和ポリエステル−スチレン系、エポキシ樹脂−ルイ
ス酸系等が挙げられる。これらの樹脂は、単独あるいは
組み合わせで使用することが出来るが、得られる成形物
の機械的強度を勘案して選択することが好ましい。プリ
ズム部を成形後、プリズム部上に更にプリズム形状の保
護を目的とした樹脂層をプリズム部が埋没するように、
且つプリズム部と接触した面と反対側の面が平滑面にな
るように積層して本発明の調光シートが製造される。
【0007】この樹脂層も上記の紫外線及び/又は放射
線硬化型樹脂組成物を使用することが好ましく、特にプ
リズム部を形成する紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂
組成物の屈折率n1 よりも小さい屈折率n2 を持つ紫外
線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物を使用する必要が
ある。また、保護層の役割からも、適度な耐摩耗性、耐
衝撃性が得られるように選択するのが好ましい。プリズ
ム部の形状を更に具体的に説明すると、本発明の調光シ
ートにおいては、プリズム頂角α°とプリズム形状の保
護を目的とした樹脂層を形成する紫外線及び/又は放射
線硬化型樹脂組成物の屈折率n2 との間に式(1)の関
係が成り立つことが重要である。 0.57<n2Sin(α/2)<0.82 (1) この関係が成り立つ限り、優れた集光効果が得られる
が、 n2Sin(α/2)≦0.57 (2) の場合は、光の指向性が顕著になり、正面以外から見た
場合には、画面が著しく暗くなる。また、 n2Sin(α/2)≧0.82 (3) の場合は、集光効果が悪く、輝度向上効果が得られなく
なる。
線硬化型樹脂組成物を使用することが好ましく、特にプ
リズム部を形成する紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂
組成物の屈折率n1 よりも小さい屈折率n2 を持つ紫外
線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物を使用する必要が
ある。また、保護層の役割からも、適度な耐摩耗性、耐
衝撃性が得られるように選択するのが好ましい。プリズ
ム部の形状を更に具体的に説明すると、本発明の調光シ
ートにおいては、プリズム頂角α°とプリズム形状の保
護を目的とした樹脂層を形成する紫外線及び/又は放射
線硬化型樹脂組成物の屈折率n2 との間に式(1)の関
係が成り立つことが重要である。 0.57<n2Sin(α/2)<0.82 (1) この関係が成り立つ限り、優れた集光効果が得られる
が、 n2Sin(α/2)≦0.57 (2) の場合は、光の指向性が顕著になり、正面以外から見た
場合には、画面が著しく暗くなる。また、 n2Sin(α/2)≧0.82 (3) の場合は、集光効果が悪く、輝度向上効果が得られなく
なる。
【0008】プリズム部のピッチは、100μm以下が
好ましく、更に好ましくは、30〜70μmである。1
00μm以上では、画面のモアレ模様が発生したり、画
面の精度を損なったりする恐れがある。樹脂層の厚み
は、プリズムの最上部の頂点から10μm以下の厚みが
好ましく、更に好ましくは3〜5μmである。10μm
以上積層した場合、樹脂層の厚さによる光の吸収のため
に輝度が損なわれる恐れがある。更に、調光シート全体
の厚みは、数百μm以下が好ましく、100〜300μ
m程度の厚みであれば、シートとしての強度や光学特性
のバランスからも好ましい。
好ましく、更に好ましくは、30〜70μmである。1
00μm以上では、画面のモアレ模様が発生したり、画
面の精度を損なったりする恐れがある。樹脂層の厚み
は、プリズムの最上部の頂点から10μm以下の厚みが
好ましく、更に好ましくは3〜5μmである。10μm
以上積層した場合、樹脂層の厚さによる光の吸収のため
に輝度が損なわれる恐れがある。更に、調光シート全体
の厚みは、数百μm以下が好ましく、100〜300μ
m程度の厚みであれば、シートとしての強度や光学特性
のバランスからも好ましい。
【0009】
【実施例】以下、実施例を例示して、本発明の詳細な内
容を述べる。 《実施例》図2は、本発明の一実施例を示す調光シート
の断面図である。プリズム部の紫外線及び/又は放射線
硬化型樹脂組成物は、ポリエン−ポリチオール系で、屈
折率はn1 =1.57である。また、樹脂層の紫外線及
び/又は放射線硬化型樹脂組成物は、ポリウレタンアク
リレート系で、屈折率はn2 =1.41である。まず、
式(1)から換算して、頂角α°が式(4)の範囲にな
るような金型を作製する。 47.7°<α°<71.1° (4) ここで、本実施例では頂角α°=65°、プリズムピッ
チ50μmの金型を作製した。この金型にポリエン−ポ
リチオール系樹脂を流し込み、100μmの透明ポリエ
ステルフィルムを圧着した後、ポリエステルフィルム側
より紫外線を照射して樹脂を硬化させる。その後、金型
よりポリエステルフィルムごと剥離して、プリズム部を
形成する。このプリズム部上にポリウレタンアクリレー
ト系樹脂をプリズムの最上部の頂点から5μmの厚さに
なるように流し込み、表面を平滑化した後、紫外線を照
射して硬化させ、調光シートを得た。得られた調光シー
トを図3に示すように背面照明手段を用いた液晶表示装
置上に設置し、調光シートの表面輝度を測定した。その
結果を表1に示す。また、調光シートに1kg/c
m2、5kg/cm2、10kg/cm2 の各荷重をか
け、1時間放置した後、同様に図3に示すように背面照
明手段を用いた液晶表示装置上に設置し、調光シートの
表面輝度を測定した。その結果を表1に示す。
容を述べる。 《実施例》図2は、本発明の一実施例を示す調光シート
の断面図である。プリズム部の紫外線及び/又は放射線
硬化型樹脂組成物は、ポリエン−ポリチオール系で、屈
折率はn1 =1.57である。また、樹脂層の紫外線及
び/又は放射線硬化型樹脂組成物は、ポリウレタンアク
リレート系で、屈折率はn2 =1.41である。まず、
式(1)から換算して、頂角α°が式(4)の範囲にな
るような金型を作製する。 47.7°<α°<71.1° (4) ここで、本実施例では頂角α°=65°、プリズムピッ
チ50μmの金型を作製した。この金型にポリエン−ポ
リチオール系樹脂を流し込み、100μmの透明ポリエ
ステルフィルムを圧着した後、ポリエステルフィルム側
より紫外線を照射して樹脂を硬化させる。その後、金型
よりポリエステルフィルムごと剥離して、プリズム部を
形成する。このプリズム部上にポリウレタンアクリレー
ト系樹脂をプリズムの最上部の頂点から5μmの厚さに
なるように流し込み、表面を平滑化した後、紫外線を照
射して硬化させ、調光シートを得た。得られた調光シー
トを図3に示すように背面照明手段を用いた液晶表示装
置上に設置し、調光シートの表面輝度を測定した。その
結果を表1に示す。また、調光シートに1kg/c
m2、5kg/cm2、10kg/cm2 の各荷重をか
け、1時間放置した後、同様に図3に示すように背面照
明手段を用いた液晶表示装置上に設置し、調光シートの
表面輝度を測定した。その結果を表1に示す。
【0010】《比較例》図4は、本発明の比較例を示す
調光シートの断面図である。プリズム部の紫外線及び/
又は放射線硬化型樹脂組成物は、ポリウレタンアクリレ
ート系で、屈折率はn2 =1.41である。本比較例で
は、頂角α°=90°、プリズムピッチ50μmの金型
を作製した。この金型にポリウレタンアクリレート系樹
脂を流し込み、100μmの透明ポリエステルフィルム
を圧着した後、ポリエステルフィルム側より紫外線を照
射して樹脂を硬化させる。その後、金型よりポリエステ
ルフィルムごと剥離して、比較例の調光シートを得た。
得られた調光シートを図2に示すように背面照明手段を
用いた液晶表示装置上に設置し、調光シートの表面輝度
を測定した。その結果を表1に示す。また、調光シート
に1kg/cm2、5kg/cm2、10kg/cm2 の
各荷重をかけ、1時間放置した後、同様に図3に示すよ
うに背面照明手段を用いた液晶表示装置上に設置し、調
光シートの表面輝度を測定した。その結果を表1に示
す。
調光シートの断面図である。プリズム部の紫外線及び/
又は放射線硬化型樹脂組成物は、ポリウレタンアクリレ
ート系で、屈折率はn2 =1.41である。本比較例で
は、頂角α°=90°、プリズムピッチ50μmの金型
を作製した。この金型にポリウレタンアクリレート系樹
脂を流し込み、100μmの透明ポリエステルフィルム
を圧着した後、ポリエステルフィルム側より紫外線を照
射して樹脂を硬化させる。その後、金型よりポリエステ
ルフィルムごと剥離して、比較例の調光シートを得た。
得られた調光シートを図2に示すように背面照明手段を
用いた液晶表示装置上に設置し、調光シートの表面輝度
を測定した。その結果を表1に示す。また、調光シート
に1kg/cm2、5kg/cm2、10kg/cm2 の
各荷重をかけ、1時間放置した後、同様に図3に示すよ
うに背面照明手段を用いた液晶表示装置上に設置し、調
光シートの表面輝度を測定した。その結果を表1に示
す。
【0011】 *上段は、表面から法線方向に30cm離れた位置から視野角2゜の輝度を測 定したのもである。 *下段は、拡散シート上の表面輝度に対する各測定値の輝度の割合を%表示し たものである。
【発明の効果】本発明の液晶表示用調光シートは、透明
基材上に相対屈折率n1 紫外線及び/又は放射線硬化型
樹脂組成物からなる頂角α゜の一連の細長い断面三角状
のプリズムを連続して多数形成し、該プリズムを形成し
た面上に相対屈折率n2 (但しn2<n1)の紫外線及び
/又は放射線硬化型樹脂組成物からなる樹脂層を該プリ
ズムが埋没するように、且つ該プリズムと接触した面と
反対側の面が平滑面になるように積層しているため、調
光シート取り扱い時の、ちょっとした圧力等でプリズム
の頂点が変形して部分的に輝度向上効果が損なわれる様
な恐れが無く、良好な輝度向上効果が得られる調光シー
トを提供することができる。
基材上に相対屈折率n1 紫外線及び/又は放射線硬化型
樹脂組成物からなる頂角α゜の一連の細長い断面三角状
のプリズムを連続して多数形成し、該プリズムを形成し
た面上に相対屈折率n2 (但しn2<n1)の紫外線及び
/又は放射線硬化型樹脂組成物からなる樹脂層を該プリ
ズムが埋没するように、且つ該プリズムと接触した面と
反対側の面が平滑面になるように積層しているため、調
光シート取り扱い時の、ちょっとした圧力等でプリズム
の頂点が変形して部分的に輝度向上効果が損なわれる様
な恐れが無く、良好な輝度向上効果が得られる調光シー
トを提供することができる。
【図1】従来の調光シートを示す断面図
【図2】本発明の一実施例の調光シートを示す断面図
【図3】背面照明手段を用いた液晶表示装置を示す断面
図
図
【図4】比較例の調光シートを示す断面図
1 調光シート 2 透明基材 3 プリズム部 4 樹脂層 5 光源 6 導光体 7 反射板 8 拡散シート
Claims (1)
- 【請求項1】 透明基材上に相対屈折率n1 の紫外線及
び/又は放射線硬化型樹脂組成物からなる頂角α゜の一
連の細長い断面三角状のプリズムを連続して多数形成
し、該プリズムを形成した面上に相対屈折率n2 (但し
n2<n1)の紫外線及び/又は放射線硬化型樹脂組成物
からなる樹脂層を該プリズムが埋没するように、且つ該
プリズムと接触した面と反対側の面が平滑面になるよう
に積層した調光シートにおいて、式(1)が成立するこ
とを特徴とする液晶表示装置用調光シート。 0.57<n2Sin(α/2)<0.82 (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071113A JPH08271887A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 液晶表示装置用調光シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071113A JPH08271887A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 液晶表示装置用調光シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271887A true JPH08271887A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13451188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7071113A Pending JPH08271887A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 液晶表示装置用調光シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08271887A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001505497A (ja) * | 1996-12-02 | 2001-04-24 | アライドシグナル・インコーポレーテッド | 光を拡散させるための光学構造体 |
JP2002341326A (ja) * | 2001-05-16 | 2002-11-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 反射型液晶表示装置およびそれに用いられる光路偏向板の製造方法 |
US6545827B1 (en) * | 1999-09-24 | 2003-04-08 | Keiwa, Inc. | Optical sheet |
WO2003062912A1 (en) * | 2002-01-25 | 2003-07-31 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Display device |
JP2004262144A (ja) * | 2003-03-03 | 2004-09-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 真偽判定体と真偽判定体用ラベル |
JP2005316178A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学素子、光学素子の製造方法及び面光源装置 |
KR100694516B1 (ko) * | 2005-06-16 | 2007-03-13 | 하이쎌(주) | 백라이팅 모듈 |
CN100454043C (zh) * | 2005-12-16 | 2009-01-21 | 群康科技(深圳)有限公司 | 增亮膜、背光模组及液晶显示模组 |
KR20180066432A (ko) * | 2016-12-09 | 2018-06-19 | 주식회사 엘지화학 | 액정 디스플레이 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7071113A patent/JPH08271887A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001505497A (ja) * | 1996-12-02 | 2001-04-24 | アライドシグナル・インコーポレーテッド | 光を拡散させるための光学構造体 |
US6545827B1 (en) * | 1999-09-24 | 2003-04-08 | Keiwa, Inc. | Optical sheet |
KR100418112B1 (ko) * | 1999-09-24 | 2004-02-11 | 케이와 인코포레이티드 | 광학 시트 |
JP2002341326A (ja) * | 2001-05-16 | 2002-11-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 反射型液晶表示装置およびそれに用いられる光路偏向板の製造方法 |
JP4730636B2 (ja) * | 2001-05-16 | 2011-07-20 | 大日本印刷株式会社 | 反射型液晶表示装置およびそれに用いられる光路偏向板の製造方法 |
KR100911960B1 (ko) * | 2002-01-25 | 2009-08-13 | 티피오 홍콩 홀딩 리미티드 | 디스플레이 장치 및 조명 시스템 |
WO2003062912A1 (en) * | 2002-01-25 | 2003-07-31 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Display device |
JP2004262144A (ja) * | 2003-03-03 | 2004-09-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 真偽判定体と真偽判定体用ラベル |
JP2005316178A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学素子、光学素子の製造方法及び面光源装置 |
JP4539160B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-09-08 | 日立化成工業株式会社 | 光学素子、光学素子の製造方法及び面光源装置 |
KR100694516B1 (ko) * | 2005-06-16 | 2007-03-13 | 하이쎌(주) | 백라이팅 모듈 |
CN100454043C (zh) * | 2005-12-16 | 2009-01-21 | 群康科技(深圳)有限公司 | 增亮膜、背光模组及液晶显示模组 |
KR20180066432A (ko) * | 2016-12-09 | 2018-06-19 | 주식회사 엘지화학 | 액정 디스플레이 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0965862B1 (en) | Planar microlens array and method of manufacturing same | |
KR101866550B1 (ko) | 상측용 광확산 시트 및 백라이트 유닛 | |
US8836896B2 (en) | Optical sheet for controlling the direction of a light ray | |
JP4294306B2 (ja) | 光学シート及びこれを用いたバックライトユニット | |
JP4317378B2 (ja) | 光学シート及びこれを用いたバックライトユニット | |
JP2002208308A (ja) | 面光源装置 | |
CN106814496A (zh) | 光学膜和包括光学膜的液晶显示器 | |
JP2001343507A (ja) | レンズシートおよびそれを用いた面光源素子ならびに液晶表示装置 | |
KR20150062863A (ko) | 복합광학시트 및 이를 포함하는 백라이트 유닛 | |
JPH08271887A (ja) | 液晶表示装置用調光シート | |
JP4970663B2 (ja) | 光拡散シート及びこれを用いたバックライトユニット | |
JPH11231112A (ja) | 液晶表示装置用プリズムシート | |
JP3188430B2 (ja) | レンズシート及びこれを用いたバックライトユニット | |
CN110494775B (zh) | 层压光学片 | |
JP2009086031A (ja) | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JPH1039118A (ja) | 光線指向性化シートおよびそれを用いた指向性面状光源 | |
JPH08271888A (ja) | 液晶表示装置用調光シート | |
JPH0667178A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH10253808A (ja) | 光学シートおよびその製造方法と指向性面状光源 | |
KR20150062864A (ko) | 복합광학시트 및 이를 포함하는 백라이트 유닛 | |
CN111989522B (zh) | 包括无溶剂微复制树脂的lcd背光单元 | |
JP2002341138A (ja) | 偏光板の製造方法及び液晶表示装置 | |
JP3098334B2 (ja) | 液晶表示装置用マルチプリズムシートおよび液晶表示装置 | |
JP2001133605A (ja) | レンズシート、それを用いたバックライトおよび液晶表示装置 | |
JPH1082903A (ja) | 液晶表示装置用プリズムシート |