JPH08271561A - アンテナアライメント調整装置 - Google Patents
アンテナアライメント調整装置Info
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- JPH08271561A JPH08271561A JP7178495A JP7178495A JPH08271561A JP H08271561 A JPH08271561 A JP H08271561A JP 7178495 A JP7178495 A JP 7178495A JP 7178495 A JP7178495 A JP 7178495A JP H08271561 A JPH08271561 A JP H08271561A
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- field strength
- antenna
- directional antenna
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 指向性空中線を用いた移動用通信装置におい
てアンテナアライメントを調整する際に受信電界強度と
アンテナの指向方向との関係を測定し、受信電界強度の
強弱変化及び強弱変化のパターンからアンテナを指向す
べき方向を判定することによりアンテナアライメント調
整に要する時間を短縮する。 【構成】 指向性空中線１のビーム方向を空中線駆動部
２により走査し、電界強度測定器５により受信電界強度
を測定し、データ記録部６により受信電界強度と時刻と
空中線の指向方向を記録することによってアライメント
制御部８において空中線の指向方向を判定する。
てアンテナアライメントを調整する際に受信電界強度と
アンテナの指向方向との関係を測定し、受信電界強度の
強弱変化及び強弱変化のパターンからアンテナを指向す
べき方向を判定することによりアンテナアライメント調
整に要する時間を短縮する。 【構成】 指向性空中線１のビーム方向を空中線駆動部
２により走査し、電界強度測定器５により受信電界強度
を測定し、データ記録部６により受信電界強度と時刻と
空中線の指向方向を記録することによってアライメント
制御部８において空中線の指向方向を判定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、指向性を有する空中
線を用いて２地点間の無線通信回線を構成するために対
向して使用する移動用通信装置において指向性空中線の
アライメントを調整する装置に関するものである。
線を用いて２地点間の無線通信回線を構成するために対
向して使用する移動用通信装置において指向性空中線の
アライメントを調整する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図７は従来の移動用通信装置を示すもの
であり、図において、１は指向性空中線、２は空中線駆
動部、３は送信部、４は受信部、５は電界強度測定部で
ある。
であり、図において、１は指向性空中線、２は空中線駆
動部、３は送信部、４は受信部、５は電界強度測定部で
ある。
【０００３】指向性を有する空中線を用いて２地点間の
無線通信回線を構成するために対向して使用する移動用
通信装置は、野外において発生する通信需要に対応する
ために無線により情報の伝送を行うための通信回線を半
固定的に展開するために使用される。指向性空中線１は
通信電波の低被発見性、妨害波の除去、伝送距離の延
伸、周波数の有効利用の目的で用いる。指向性空中線を
用いる従来の移動用通信装置は上記のように構成され、
指向性空中線１のアライメント調整は受信部４の受信電
界強度を測定しながら指向性空中線１の指向方向を変化
させて対向する移動用通信装置間で携帯用無線機等の別
の通信手段により受信電界強度の伝達を行い、打ち合わ
せを適宜行いながら対向する移動用通信装置の双方とも
受信電界強度が最大となる方向を操作員の試行錯誤で求
めて指向性空中線の指向方向を決定していた。
無線通信回線を構成するために対向して使用する移動用
通信装置は、野外において発生する通信需要に対応する
ために無線により情報の伝送を行うための通信回線を半
固定的に展開するために使用される。指向性空中線１は
通信電波の低被発見性、妨害波の除去、伝送距離の延
伸、周波数の有効利用の目的で用いる。指向性空中線を
用いる従来の移動用通信装置は上記のように構成され、
指向性空中線１のアライメント調整は受信部４の受信電
界強度を測定しながら指向性空中線１の指向方向を変化
させて対向する移動用通信装置間で携帯用無線機等の別
の通信手段により受信電界強度の伝達を行い、打ち合わ
せを適宜行いながら対向する移動用通信装置の双方とも
受信電界強度が最大となる方向を操作員の試行錯誤で求
めて指向性空中線の指向方向を決定していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動用通信装置
は以上のように構成されているので、対向する移動用通
信装置間は携帯用無線機等の別な通信手段により指向性
空中線のアライメント方向及び受信電界強度の強弱につ
いて打ち合わせを行いつつ操作員により試行錯誤を行い
空中線のアライメント調整を実施しなければならず、ま
た、電界強度の測定によりアライメント調整を行う場合
通信回線の両端の空中線を同時に向き合わせなければな
らないなどの問題点があった。
は以上のように構成されているので、対向する移動用通
信装置間は携帯用無線機等の別な通信手段により指向性
空中線のアライメント方向及び受信電界強度の強弱につ
いて打ち合わせを行いつつ操作員により試行錯誤を行い
空中線のアライメント調整を実施しなければならず、ま
た、電界強度の測定によりアライメント調整を行う場合
通信回線の両端の空中線を同時に向き合わせなければな
らないなどの問題点があった。
【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、指向性空中線のアライメント調
整の自動化が可能であるとともに、アライメント調整時
間の短縮化が可能な装置を得ることを目的としている。
ためになされたもので、指向性空中線のアライメント調
整の自動化が可能であるとともに、アライメント調整時
間の短縮化が可能な装置を得ることを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるアンテ
ナアライメント調整装置は、指向性空中線と、指向性空
中線の指向方向を変更する空中線駆動部と、電界強度測
定用の電波を送信する送信部と、電界強度測定のための
受信信号を出力するための受信部と、電界強度を測定す
るための電界強度測定部と、測定した電界強度と測定時
刻を記録するデータ記録部と、指向性空中線の指向方向
の変更と電界強度の測定とデータの記録の時刻を整合す
る時刻整合部と、これらの空中駆動部と送信部と電界強
度測定部とデータ記録部と時刻整合部を制御するアライ
メント制御部とを具備したものである。
ナアライメント調整装置は、指向性空中線と、指向性空
中線の指向方向を変更する空中線駆動部と、電界強度測
定用の電波を送信する送信部と、電界強度測定のための
受信信号を出力するための受信部と、電界強度を測定す
るための電界強度測定部と、測定した電界強度と測定時
刻を記録するデータ記録部と、指向性空中線の指向方向
の変更と電界強度の測定とデータの記録の時刻を整合す
る時刻整合部と、これらの空中駆動部と送信部と電界強
度測定部とデータ記録部と時刻整合部を制御するアライ
メント制御部とを具備したものである。
【０００７】また、この発明は、電界強度測定と指向性
空中線の指向方向の変更パターンとデータ記録のトリガ
をかける電界強度測定制御部により指向性空中線の指向
すべき方向を１方向に特定し指向性空中線のアライメン
ト調整を自動的に実施する。
空中線の指向方向の変更パターンとデータ記録のトリガ
をかける電界強度測定制御部により指向性空中線の指向
すべき方向を１方向に特定し指向性空中線のアライメン
ト調整を自動的に実施する。
【０００８】この発明は、指向性空中線の電界強度と補
助空中線の電界強度とを比較することにより指向性空中
線の指向すべき方向を１方向に特定し指向性空中線のア
ライメント調整を自動的に実施する。
助空中線の電界強度とを比較することにより指向性空中
線の指向すべき方向を１方向に特定し指向性空中線のア
ライメント調整を自動的に実施する。
【０００９】
【作用】上記のように構成されたアンテナアライメント
調整装置は指向性空中線のアライメントと電界強度の強
弱化を測定することにより指向性空中線のアライメント
調整の試行錯誤を最小とするためアライメント調整の所
要時間を短縮することが可能となる。
調整装置は指向性空中線のアライメントと電界強度の強
弱化を測定することにより指向性空中線のアライメント
調整の試行錯誤を最小とするためアライメント調整の所
要時間を短縮することが可能となる。
【００１０】また、指向性空中線の指向すべき方向を１
方向に特定することにより指向性空中線のアライメント
調整の試行錯誤を無くし、アライメント調整の所要時間
を最短にすることが可能となる。
方向に特定することにより指向性空中線のアライメント
調整の試行錯誤を無くし、アライメント調整の所要時間
を最短にすることが可能となる。
【００１１】この発明は、指向性空中線と補助空中線で
受信した電界強度とを比較して指向性空中線の指向すべ
き方向を１方向に特定する。
受信した電界強度とを比較して指向性空中線の指向すべ
き方向を１方向に特定する。
【００１２】
実施例１．図１はこの発明によるアンテナアライメント
調整装置におけるアライメント調整方法の実施例１を説
明する図である。図１において、１は指向性空中線、２
は指向性空中線の指向方向を変更する空中線駆動部、３
は電界強度測定用の電波を送信する送信部、４は電界強
度測定のための受信信号を出力するための受信部、５は
電界強度を測定するための電界強度測定部、６は測定し
た電界強度と測定時刻を記録するデータ記録部、７は指
向性空中線１の指向方向の変更と電界強度の測定とデー
タの記録の時刻を整合する時刻整合部、８はこれらの空
中線駆動部２と送信部３と電界強度測定部５とデータ記
録部６と時刻整合部７を制御するアライメント制御部で
ある。
調整装置におけるアライメント調整方法の実施例１を説
明する図である。図１において、１は指向性空中線、２
は指向性空中線の指向方向を変更する空中線駆動部、３
は電界強度測定用の電波を送信する送信部、４は電界強
度測定のための受信信号を出力するための受信部、５は
電界強度を測定するための電界強度測定部、６は測定し
た電界強度と測定時刻を記録するデータ記録部、７は指
向性空中線１の指向方向の変更と電界強度の測定とデー
タの記録の時刻を整合する時刻整合部、８はこれらの空
中線駆動部２と送信部３と電界強度測定部５とデータ記
録部６と時刻整合部７を制御するアライメント制御部で
ある。
【００１３】指向性を有する空中線を用いて２地点間の
無線通信回線を構成するために対向して使用する移動用
通信装置において無線回線を構成する場合、相手の移動
用通信装置の正確な存在方向は未知であため空中線の方
向と受信電界強度から最も受信電界強度の高い方向を探
し固定する必要がある。従来では受信電界強度を測定し
ながらアライメント調整を手動等の方式で実施していた
ため、試行錯誤の作業が発生し、アライメント調整時間
の短縮を阻んでいた。
無線通信回線を構成するために対向して使用する移動用
通信装置において無線回線を構成する場合、相手の移動
用通信装置の正確な存在方向は未知であため空中線の方
向と受信電界強度から最も受信電界強度の高い方向を探
し固定する必要がある。従来では受信電界強度を測定し
ながらアライメント調整を手動等の方式で実施していた
ため、試行錯誤の作業が発生し、アライメント調整時間
の短縮を阻んでいた。
【００１４】そこで、移動用通信装置と相手の移動用通
信装置の双方で時刻整合部７により予め設定した時刻に
送信部３により電界強度測定用の送信波を発射しながら
指向性空中線１のビーム方向を空中線駆動部２により走
査し、電界強度測定部５により受信電界強度を測定し、
データ記録部６により受信電界強度と時刻と空中線の指
向方向を記録する。
信装置の双方で時刻整合部７により予め設定した時刻に
送信部３により電界強度測定用の送信波を発射しながら
指向性空中線１のビーム方向を空中線駆動部２により走
査し、電界強度測定部５により受信電界強度を測定し、
データ記録部６により受信電界強度と時刻と空中線の指
向方向を記録する。
【００１５】図４は受信電界強度と空中線の指向方向の
記録結果の一例である。移動用通信装置では相手の移動
用通信装置の詳細な存在方向は未知であるため双方の指
向性空中線１が同時に相手の移動用通信装置に指向方向
を向けることはほとんど無く、どちらかの指向性空中線
１が相手の移動用通信装置の方向を指向するタイミング
は別々に存在する。図４（ｃ）において移動用通信装置
をＡ、相手の移動用通信装置をＢとすれば、相手の移動
用通信装置Ｂの指向性空中線が移動用通信装置Ａの指向
性空中線１の方向θ2Bを指向したときの受信部４の受信
電界強度は指向性空中線１のサイドローブ方向からの受
信であるため、相手の移動用通信装置Ｂの指向性空中線
が移動用通信装置Ａの指向性空中線１の方向θ2 を指向
する以前よりも指向性空中線の利得分だけ高いレベルの
受信電界強度となる。
記録結果の一例である。移動用通信装置では相手の移動
用通信装置の詳細な存在方向は未知であるため双方の指
向性空中線１が同時に相手の移動用通信装置に指向方向
を向けることはほとんど無く、どちらかの指向性空中線
１が相手の移動用通信装置の方向を指向するタイミング
は別々に存在する。図４（ｃ）において移動用通信装置
をＡ、相手の移動用通信装置をＢとすれば、相手の移動
用通信装置Ｂの指向性空中線が移動用通信装置Ａの指向
性空中線１の方向θ2Bを指向したときの受信部４の受信
電界強度は指向性空中線１のサイドローブ方向からの受
信であるため、相手の移動用通信装置Ｂの指向性空中線
が移動用通信装置Ａの指向性空中線１の方向θ2 を指向
する以前よりも指向性空中線の利得分だけ高いレベルの
受信電界強度となる。
【００１６】移動用通信装置Ａと相手の移動用通信装置
Ｂの送受の関係が上記の場合と逆のときも受信電界強度
は指向性空中線の利得分だけ高くなる。また、移動用通
信装置Ａの指向性空中線１が相手の移動用通信装置Ｂの
指向性空中線の方向θ1Aを指向する場合も同様の結果か
得られる。従って、受信電界強度が高くなる指向方向は
２方向に現れることとなり、移動用通信装置Ａにおける
受信電界強度と指向方向の記録結果の一例及び移動用通
信装置Ｂにおける受信電界強度と指向方向の記録結果の
一例はそれぞれ図４（ａ）及び図４（ｂ）となる。移動
用通信装置Ａのデータ記録部６に記録された２方向のう
ち、指向性空中線１のサイドローブから相手の移動用通
信装置の送信波を受信した場合の方向は偽の方向であ
る。移動用通信装置と相手の移動用通信装置とで各々記
録された２方向にタイミングを合わせて再度指向性空中
線を指向し、受信電界強度が最大となる方向が真のアラ
イメント方向である。以上の手順によりアライメント調
整に要する試行錯誤の作業を最小にすることが可能であ
る。
Ｂの送受の関係が上記の場合と逆のときも受信電界強度
は指向性空中線の利得分だけ高くなる。また、移動用通
信装置Ａの指向性空中線１が相手の移動用通信装置Ｂの
指向性空中線の方向θ1Aを指向する場合も同様の結果か
得られる。従って、受信電界強度が高くなる指向方向は
２方向に現れることとなり、移動用通信装置Ａにおける
受信電界強度と指向方向の記録結果の一例及び移動用通
信装置Ｂにおける受信電界強度と指向方向の記録結果の
一例はそれぞれ図４（ａ）及び図４（ｂ）となる。移動
用通信装置Ａのデータ記録部６に記録された２方向のう
ち、指向性空中線１のサイドローブから相手の移動用通
信装置の送信波を受信した場合の方向は偽の方向であ
る。移動用通信装置と相手の移動用通信装置とで各々記
録された２方向にタイミングを合わせて再度指向性空中
線を指向し、受信電界強度が最大となる方向が真のアラ
イメント方向である。以上の手順によりアライメント調
整に要する試行錯誤の作業を最小にすることが可能であ
る。
【００１７】実施例２．図２はこの発明によるアンテナ
アライメント調整装置におけるアライメント調整方法の
実施例２を説明する図である。以下、この発明の実施例
２を図について説明する。図２において、９は電界強度
測定と指向性空中線の指向方向の変更パターンとデータ
記録のトリガをかける電界強度測定制御部である。実施
例１と同様にデータ記録部６により受信電界強度と時刻
と空中線の指向方向を記録するが、指向性空中線１のビ
ーム方向を空中線駆動部２により走査する際、走査角度
範囲を指向性空中線のビーム幅以上の角度に分割し、そ
の分割した角度毎に移動用通信装置と相手の移動用通信
装置とで交互に走査を行う。
アライメント調整装置におけるアライメント調整方法の
実施例２を説明する図である。以下、この発明の実施例
２を図について説明する。図２において、９は電界強度
測定と指向性空中線の指向方向の変更パターンとデータ
記録のトリガをかける電界強度測定制御部である。実施
例１と同様にデータ記録部６により受信電界強度と時刻
と空中線の指向方向を記録するが、指向性空中線１のビ
ーム方向を空中線駆動部２により走査する際、走査角度
範囲を指向性空中線のビーム幅以上の角度に分割し、そ
の分割した角度毎に移動用通信装置と相手の移動用通信
装置とで交互に走査を行う。
【００１８】図５は受信電界強度と指向性空中線の指向
方向を記録した結果の一例である。図５（ａ）は移動用
通信装置Ａの受信電界強度と指向方向（指向時間）を記
録した結果の一例である。また、図５（ｂ）は相手の移
動用通信装置Ｂの受信電界強度と指向方向（指向時間）
を記録した結果の一例である。図５の場合、時刻ｔ0〜
ｔ1 、ｔ2 〜ｔ3 、ｔ4 〜ｔ5 、ｔ6 〜ｔ7 の間は移動
用通信装置Ａの指向性空中線を走査している時間であ
る。また、時刻ｔ1 〜ｔ2 、ｔ3 〜ｔ4 、ｔ5 〜ｔ6 の
間は移動用通信装置Ｂの指向性空中線を走査している時
間である。実施例１の場合と同様に受信電界強度が高く
なる指向方向は２方向に現れるが、移動用通信装置Ａに
おいてこれらの方向のうち自指向性空中線の走査を行っ
ている時間に受信電界強度の低下をきたす方向（図５に
おけるｔ5 〜ｔ6 に対応する角度θ1A）は自指向性空中
線から見て相手の移動用通信装置が存在する方向であ
る。逆に自指向性空中線の走査を停止している時間に受
信電界強度の低下をきたす方向（図５におけるｔn-2 〜
ｔn-1 に対応する角度θ2A）は自指向性空中線から見て
相手の移動用通信装置は存在しない方向であり、相手の
移動用通信装置から見て自移動用通信装置が存在する方
向である。これによりアンテナアライメント調整に要す
る試行錯誤の作業を無くすことが可能でありアライメン
ト調整時間を短縮することが可能である。
方向を記録した結果の一例である。図５（ａ）は移動用
通信装置Ａの受信電界強度と指向方向（指向時間）を記
録した結果の一例である。また、図５（ｂ）は相手の移
動用通信装置Ｂの受信電界強度と指向方向（指向時間）
を記録した結果の一例である。図５の場合、時刻ｔ0〜
ｔ1 、ｔ2 〜ｔ3 、ｔ4 〜ｔ5 、ｔ6 〜ｔ7 の間は移動
用通信装置Ａの指向性空中線を走査している時間であ
る。また、時刻ｔ1 〜ｔ2 、ｔ3 〜ｔ4 、ｔ5 〜ｔ6 の
間は移動用通信装置Ｂの指向性空中線を走査している時
間である。実施例１の場合と同様に受信電界強度が高く
なる指向方向は２方向に現れるが、移動用通信装置Ａに
おいてこれらの方向のうち自指向性空中線の走査を行っ
ている時間に受信電界強度の低下をきたす方向（図５に
おけるｔ5 〜ｔ6 に対応する角度θ1A）は自指向性空中
線から見て相手の移動用通信装置が存在する方向であ
る。逆に自指向性空中線の走査を停止している時間に受
信電界強度の低下をきたす方向（図５におけるｔn-2 〜
ｔn-1 に対応する角度θ2A）は自指向性空中線から見て
相手の移動用通信装置は存在しない方向であり、相手の
移動用通信装置から見て自移動用通信装置が存在する方
向である。これによりアンテナアライメント調整に要す
る試行錯誤の作業を無くすことが可能でありアライメン
ト調整時間を短縮することが可能である。
【００１９】実施例３．図３はこの発明によるアンテナ
アライメント調整装置におけるアライメント調整方法の
実施例３を説明する図である。以下、この発明の実施例
３を図について説明する。図３において、１０は補助空
中線の電界強度測定のために必要な信号を出力する補助
受信部、１１は無指向性の指向特性を有する補助空中線
部である。実施例１と同様にデータ記録部６により受信
電界強度と時刻と空中線の指向方向の記録するが、受信
電界強度し指向性空中線と補助空中線の両方を測定す
る。
アライメント調整装置におけるアライメント調整方法の
実施例３を説明する図である。以下、この発明の実施例
３を図について説明する。図３において、１０は補助空
中線の電界強度測定のために必要な信号を出力する補助
受信部、１１は無指向性の指向特性を有する補助空中線
部である。実施例１と同様にデータ記録部６により受信
電界強度と時刻と空中線の指向方向の記録するが、受信
電界強度し指向性空中線と補助空中線の両方を測定す
る。
【００２０】図６は受信電界強度と指向性空中線の指向
方向の記録結果の一例である。実施例１と同様に移動用
通信装置Ａの受信電界強度が高くなる指向方向が２方向
（図６（ａ）のθ1Aとθ2A）に現われる。このとき図６
（ａ）に示すように補助空中線の受信電界強度を同時に
観測すると受信電界強度が高くなる時刻が１回だけ存在
する。補助空中線の受信電界強度が高くなるのは相手の
移動用通信装置Ｂの指向性空中線が移動用通信装置Ａの
方向を向いていることを示している。従って補助空中線
の受信電界強度が高くなる時刻に当たる指向性空中線の
指向方向（図６（ａ）ではθ2Aに相当）は移動用通信装
置Ａから見て真の指向方向ではなく、θ1Aが真の指向方
向を示している。これによりアンテナアライメント調整
に試行錯誤の作業を無くすることが可能であり、アライ
メント調整時間を短縮することが可能である。
方向の記録結果の一例である。実施例１と同様に移動用
通信装置Ａの受信電界強度が高くなる指向方向が２方向
（図６（ａ）のθ1Aとθ2A）に現われる。このとき図６
（ａ）に示すように補助空中線の受信電界強度を同時に
観測すると受信電界強度が高くなる時刻が１回だけ存在
する。補助空中線の受信電界強度が高くなるのは相手の
移動用通信装置Ｂの指向性空中線が移動用通信装置Ａの
方向を向いていることを示している。従って補助空中線
の受信電界強度が高くなる時刻に当たる指向性空中線の
指向方向（図６（ａ）ではθ2Aに相当）は移動用通信装
置Ａから見て真の指向方向ではなく、θ1Aが真の指向方
向を示している。これによりアンテナアライメント調整
に試行錯誤の作業を無くすることが可能であり、アライ
メント調整時間を短縮することが可能である。
【００２１】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に記載されているような効果があ
る。
されているので、以下に記載されているような効果があ
る。
【００２２】受信電界強度の強弱変化により指向性空中
線の指向すべき方向を求めることによりアライメント調
整に要する時間を短縮することが可能である。
線の指向すべき方向を求めることによりアライメント調
整に要する時間を短縮することが可能である。
【００２３】受信電界強度の変化と指向方向との関係の
測定により指向性空中線の指向すべき方向を求めること
によりアライメント調整に要する時間を最短にすること
が可能である。
測定により指向性空中線の指向すべき方向を求めること
によりアライメント調整に要する時間を最短にすること
が可能である。
【００２４】指向性空中線の受信電界強度の変化と補助
空中線の受信電界強度との関係の測定により指向性空中
線の指向すべき方向を求めることによりアライメント調
整に要する時間を最短にすることが可能である。
空中線の受信電界強度との関係の測定により指向性空中
線の指向すべき方向を求めることによりアライメント調
整に要する時間を最短にすることが可能である。
【図１】 この発明によるアンテナアライメント調整装
置について実施例１を示す系統図である。
置について実施例１を示す系統図である。
【図２】 この発明の実施例２を示す系統図である。
【図３】 この発明の実施例３を示す系統図である。
【図４】 この発明の実施例１における受信電界強度と
指向方向の記録結果を示す図である。
指向方向の記録結果を示す図である。
【図５】 この発明の実施例２における受信電界強度と
指向方向の記録結果を示す図である。
指向方向の記録結果を示す図である。
【図６】 この発明の実施例３における受信電界強度と
指向方向の記録結果を示す図である。
指向方向の記録結果を示す図である。
【図７】 従来のアンテナアライメント調整装置を示す
系統図である。
系統図である。
１ 指向性空中線部、２ 空中線駆動部、３ 送信部、
４ 受信部、５ 電界強度測定部、６ データ記録部、
７ 時刻整合部、８ アライメント制御部、９電界強度
測定制御部、１０ 補助受信部、１１ 補助空中線部。
４ 受信部、５ 電界強度測定部、６ データ記録部、
７ 時刻整合部、８ アライメント制御部、９電界強度
測定制御部、１０ 補助受信部、１１ 補助空中線部。
Claims (3)
- 【請求項１】 指向性を有する空中線を用いて２地点間
の無線通信回線を構成するために対向して使用する移動
用通信装置において、指向性空中線と、上記指向性空中
線の指向方向を変更する空中線駆動部と、電界強度測定
用の電波を送信する送信部と、電界強度測定のための受
信信号を出力するための受信部と、電界強度を測定する
ための電界強度測定部と、測定した電界強度と測定時刻
を記録するデータ記録部と、上記指向性空中線の指向方
向の変更と電界強度の測定とデータの記録の時刻を整合
する時刻整合部と、これらの空中線駆動部と送信部と電
界強度測定部とデータ記録部と時刻整合部を制御し指向
性空中線のアライメントと電界強度の強弱変化を測定し
指向性空中線のアライメント調整を自動的に実施するア
ライメント制御部とにより構成することを特徴とするア
ンテナアライメント調整装置。 - 【請求項２】 指向性を有する空中線を用いて２地点間
の無線通信回線を構成するために対向して使用する移動
用通信装置において、指向性空中線と、上記指向性空中
線の指向方向を変更する空中線駆動部と、電界強度測定
用の電波を送信する送信部と、電界強度測定のための受
信信号を出力するための受信部と、電界強度を測定する
ための電界強度測定部と、測定した電界強度と測定時刻
を記録するデータ記録部と、上記指向性空中線の指向方
向の変更と電界強度の測定とデータの記録の時刻を整合
する時刻整合部と、電界強度測定と指向性空中線の指向
方向の変更パターンとデータ記録のトリガをかける電界
強度測定制御部と、これらの空中線駆動部と送信部と電
界強度測定部とデータ記録部と時刻整合部と電界強度測
定制御部を制御し指向性空中線のアライメントと電界強
度の強弱変化を測定し指向性空中線を指向すべき方向を
判定し指向性空中線のアライメント調整を自動的に実施
するアライメント制御部とにより構成することを特徴と
するアンテナアライメント調整装置。 - 【請求項３】 指向性を有する空中線を用いて２地点間
の無線通信回線を構成するために対向して使用する移動
用通信装置において、指向性空中線と、上記指向性空中
線の指向方向を変更する空中線駆動部と、電界強度測定
用の電波を送信する送信部と、電界強度測定のための受
信信号を出力するための受信部と、電界強度を測定する
ための電界強度測定部と、測定した電界強度と測定時刻
を記録するデータ記録部と、上記指向性空中線の指向方
向の変更と電界強度の測定とデータの記録の時刻を整合
する時刻整合部と、無指向性の指向特性を持つ補助空中
線部と、上記補助空中線部の受信信号を出力する補助受
信部と、これらの空中線駆動部と送信部と電界強度測定
部とデータ記録部と時刻整合部を制御し指向性空中線の
アライメントと受信部及び補助受信部における電界強度
の強弱変化を測定し指向性空中線を指向すべき方向を判
定し指向性空中線のアライメント調整を自動的に実施す
るアライメント制御部とにより構成することを特徴とす
るアンテナアライメント調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7178495A JPH08271561A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | アンテナアライメント調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7178495A JPH08271561A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | アンテナアライメント調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08271561A true JPH08271561A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13470553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7178495A Pending JPH08271561A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | アンテナアライメント調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08271561A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6538602B2 (en) | 2001-07-23 | 2003-03-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Satellite-tracking antenna controlling apparatus |
| EP1912454A1 (en) * | 2006-10-09 | 2008-04-16 | Sony Deutschland Gmbh | Transmitting device, receiving device and method for establishing a wireless communication link |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7178495A patent/JPH08271561A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6538602B2 (en) | 2001-07-23 | 2003-03-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Satellite-tracking antenna controlling apparatus |
| EP1912454A1 (en) * | 2006-10-09 | 2008-04-16 | Sony Deutschland Gmbh | Transmitting device, receiving device and method for establishing a wireless communication link |
| US7551135B2 (en) | 2006-10-09 | 2009-06-23 | Sony Deutschland Gmbh | Transmitting device, receiving device and method for establishing a wireless communication link |
| US7859458B2 (en) | 2006-10-09 | 2010-12-28 | Sony Deutschland Gmbh | Transmitting device, receiving device and method for establishing a wireless communication link |
| EP2278848A1 (en) * | 2006-10-09 | 2011-01-26 | Sony Deutschland GmbH | Transmitting device, receiving device and method for establishing a wireless communication link |
| US8013790B2 (en) | 2006-10-09 | 2011-09-06 | Sony Deutschland Gmbh | Transmitting device, receiving device and method for establishing a wireless communication link |
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