JPH08271459A - 工作物調査用水分測定装置 - Google Patents

工作物調査用水分測定装置

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JPH08271459A
JPH08271459A JP10023895A JP10023895A JPH08271459A JP H08271459 A JPH08271459 A JP H08271459A JP 10023895 A JP10023895 A JP 10023895A JP 10023895 A JP10023895 A JP 10023895A JP H08271459 A JPH08271459 A JP H08271459A
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JP
Japan
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electrode
moisture
sensor
measuring apparatus
measuring
Prior art date
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Pending
Application number
JP10023895A
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English (en)
Inventor
Takaharu Yoshisato
高治 吉郷
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TOYO CONSULTANT KK
Original Assignee
TOYO CONSULTANT KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 家屋壁面等の水分を測定するセンサ部11
と、同センサ部11で検知したデータを表示する表示部
12とを備えた水分計と、同水分計のセンサ部11を先
端に支持する伸縮ロッド13とからなり、センサ部11
には測定面に押し当てる電極17を備え、この電極17
を上向きに保持するジャイロ機構18、電極17の向き
を遠隔操作可能な方向調節手段(プッシュプルワイヤ)
19を備えた工作物調査用水分測定装置。 【効果】 伸縮ロッドを伸ばすことにより、従来人の手
が届かなかったような天井や高所の測定作業を容易に行
うことができる。ジャイロ機構により、天井の測定面に
電極を常に直角に押し当てることができ、また、方向調
節手段により、傾斜面にセンサ電極が直角に当たるよう
に自由に調整することができ、より正確な測定が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道工事などに先立
ち、建物や塀などの工作物の事前調査に用いられる工作
物調査用水分測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋に近接して行われる下水道工事ある
いは道路工事等の公共工事においては、土留め矢板施工
時の振動やまた水替えによる地盤沈下等により、しばし
ば工事に起因する家屋損傷等損失補償の問題が生じてい
る。
【0003】このような問題に対処するため、従来よ
り、工事着手前に家屋や塀などのいわゆる工作物の事前
調査が行われている。
【0004】この調査の目的は、工事後に家屋の持主よ
り主張されるクラック等の被害が、本当に工事に起因す
るものであるか、あるいは工事前から存在していたもの
であるかを明確にすることであり、そのため、特に工事
後に主張される可能性の高い家屋の傾斜や壁のクラック
等を中心に行われている。そして証拠として、これらク
ラック箇所等を予め写真撮影し、撮影日を明らかにした
上で保存しておく。
【0005】また、このような写真撮影可能なクラック
として現れない微細なクラックもあり、この場合、降雨
時の雨漏りとして現れる場合が多い。このため、表面化
したクラックだけでなく、雨漏り箇所も調査しておくこ
とが特に重要となる。
【0006】従来、雨漏り箇所を調査する手段として、
いわゆる水分計を用い、モルタル、コンクリート、プラ
スタ、石膏などの表面湿度を測定することが行われてい
る。この水分計は、測定面に押し付ける電極を備えたセ
ンサ部と、このセンサ部で測定された湿度をデジタル表
示する表示部とを備え、一方の手で表示部を持ち、他方
の手でセンサ部を直接測定面に押し当てて測定作業を行
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
作業は、低い位置の調査には問題がないものの、居室の
天井や手が届かない高い位置の壁面を調査する場合に
は、作業者が登るための三脚や梯子が必要となり、安全
上問題があるばかりでなく作業性が悪いという問題があ
る。
【0008】本発明は工作物調査における水分計使用上
の上記問題点を解消するもので、人の手が届かないよう
な高所においても水分計を安全かつ作業性良く使用する
ことが可能な手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の工作物調査用水
分測定装置は、上記目的を達成するために、家屋壁面等
の水分を測定するセンサ部と、同センサ部で検知したデ
ータを表示する表示部とを備えた水分計と、同水分計の
センサ部を先端に支持する伸縮ロッドとからなることを
特徴とする。
【0010】ここで、センサ部に測定面に押し当てる電
極を備え、この電極を上向きに保持するジャイロ機構
や、また電極の向きを遠隔操作可能な方向調節手段を備
えることができる。
【0011】
【作用】本発明によれば、従来手で持って測定面に押し
当てていたセンサ部を伸縮ロッドの先端に設けており、
これによって、高い場所を測定する際には、伸縮ロッド
を伸ばすことにより、従来のように脚立や梯子を用いる
ことなく床面に立ったままでの作業が可能となる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例である工作物調査用
水分測定装置の全体図である。
【0013】同図に示すように、本実施例の工作物調査
用水分測定装置は、家屋壁面等の水分を測定するセンサ
部11とセンサ部11で検知したデータを表示する表示
部12とを備えた水分計、及び、センサ部11を先端に
支持する伸縮ロッド13によって構成されている。本実
施例では、センサ部11と表示部12とは、伸縮ロッド
13内を挿通するコード14によって接続されている
が、センサ部11に発振器と表示部12に受信器をそれ
ぞれ設け、無線により接続するものとすることもでき
る。また、伸縮ロッド13の伸縮機構としては、手動に
て伸縮させる釣竿式のもののほか、電動式のものも採用
できる。
【0014】図1に示すセンサ部11の詳細を示す図2
を参照して、伸縮ロッド13の上端には、底片15aの
両側から立ち上げられた一対の側片15bを備えた逆コ
字状の取付け具15が設けられ、この側片15bの略中
程に突設したピン16に、センサ部11が揺動自在に取
付けられている。
【0015】センサ部11は、先端に突設した一対のゴ
ム電極17a,17bを備え、内部にはゴム電極17
a,17bが常に上を向くように作動するジャイロ機構
18が設けられている。このジャイロ機構18のオン・
オフは、表示部12に設けられたスイッチ(図示せず)
によって行うことができる。
【0016】このように電極17a,17bをゴム製と
することによって、測定面を等圧で押すことができ測定
精度が向上する。また、ジャイロ機構18を備えること
により、特に天井面を測定する際に、測定面に電極17
a,17bを常に直角に押し当てることができ、これに
よっても測定精度を向上させることができる。
【0017】図3は表示部12を示す詳細図で、内部に
はセンサ部11で検知したデータを処理する処理部(図
示せず)を設け、表面には、デジタル表示部12a、モ
ルタル,コンクリート,プラスタ,石膏など測定面に応
じて切り換えるモードスイッチ12b、電源のオン・オ
フを行うパワースイッチ12c、上限値設定用のリミッ
トスイッチ12dをそれぞれ設けている。
【0018】次いで、上記工作物調査用水分測定装置の
使用方法について説明する。まず、測定面の高さに応じ
て伸縮ロッド13を伸ばし、次いで、パワースイッチ1
2cを押すとデジタル表示部12aがオンされる。この
状態で、センサ部11の電極17a,17bを測定物に
押し当てることによって、3〜4秒後にデジタル表示部
12aに測定値が表示される。その際、リミットスイッ
チ12dによって設定された上限値よりも測定値が大き
い場合、ブザーによってアラームが発せられる。なお、
モルタルやプラスターなど測定面の材質に応じて、モー
ドスイッチ12bを切り換える。
【0019】ここで、押し当て式ゴム電極17a,17
bは表面付近の水分測定用であり、直射日光や風などに
よって表面のみが乾きすぎていると思われる時は、20
cm角程度のビニールシート、新聞紙等でおおい、30
分〜1時間程度放置した後に測定する。
【0020】このように、本実施例の工作物調査用水分
測定装置によれば、従来手で持って測定面に押し当てて
いたセンサ部11を、伸縮ロッド13の先端に設けてい
るため、低い位置の測定には伸縮ロッド13を縮めたま
まで、また、高い位置を測定する際には、伸縮ロッド1
3を伸ばすことにより、従来のように脚立や梯子を用い
ることなく床面に立ったままでの作業が可能となる。
【0021】図4は他の実施例を示す説明図で、センサ
部11の底面にプッシュプルワイヤ19の先端を取付
け、他端部を伸縮ロッド13の手元に取り出している。
このような構造によって、プッシュプルワイヤ19を押
したり引いたりすることにより、センサ部11の電極1
7a,17bの向きを矢印方向に自由に調節することが
でき、平坦な天井面だけでなく傾斜した壁面等も、電極
17a,17bを直角で押し当てることができるように
なり、より正確な測定が可能となる。
【0022】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0023】(a)伸縮ロッドの先端に水分計のセンサ
部を支持することで、必要な場合に伸縮ロッドを伸ばす
ことにより、従来人の手が届かなかったような天井や高
所の測定作業を容易に行うことができる。
【0024】(b)センサ部の電極を上向きに保持する
ジャイロ機構を備えることにより、特に天井の測定面に
電極を常に直角に押し当てることができ、より正確な測
定が可能となる。
【0025】(c)センサ部電極の方向を遠隔操作可能
な方向調節手段を備えることにより、傾斜面にセンサ電
極が直角に当たるように自由に調整することができ、よ
り正確な測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である工作物調査用水分測定
装置の全体図である。
【図2】図1に示す工作物調査用水分測定装置のセンサ
部の詳細図である。
【図3】図1に示す工作物調査用水分測定装置の表示部
の詳細図である。
【図4】本発明の工作物調査用水分測定装置の他の実施
例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 センサ部 12 表示部 12a デジタル表示部 12b モードスイッチ 12c パワースイッチ 12d リミットスイッチ 13 伸縮ロッド 14 コード 15 取付け具 15a 底片 15b 側片 16 ピン 17a,17b 電極 18 ジャイロ機構 19 プッシュプルワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋壁面等の水分を測定するセンサ部
    と、同センサ部で検知したデータを表示する表示部とを
    備えた水分計と、同水分計のセンサ部を先端に支持する
    伸縮ロッドとからなる工作物調査用水分測定装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ部に測定面に押し当てる電極
    を備えると共に、同電極を上向きに保持するジャイロ機
    構を備えた請求項1記載の工作物調査用水分測定装置。
  3. 【請求項3】 前記センサ部に測定面に押し当てる電極
    を備えると共に、同電極の向きを遠隔操作可能な方向調
    節手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の工作物
    調査用水分測定装置。
JP10023895A 1995-03-30 1995-03-30 工作物調査用水分測定装置 Pending JPH08271459A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164481A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Jr Higashi Nippon Birutekku Kk 測定装置
JP2006153781A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Kett Electric Laboratory コンクリート、モルタル、木材等の水分測定装置
JP2014052229A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Casio Comput Co Ltd 水分状態測定装置、水分状態測定方法、及びプログラム

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