JP2003294635A - 槽内遠隔操作診断装置 - Google Patents
槽内遠隔操作診断装置Info
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Abstract
ガスなどの危険にさらされることがなく、したがって、
槽内に足場を組む必要がなく、かつ、カメラによる目視
観察のみならず、被検査部に接触して検査を行なうこと
ができる槽内遠隔操作診断装置を提供する。 【解決手段】 脚に取り付けた主柱の一端には操作盤、
他端には伸縮アーム立倒機構、該伸縮アーム立倒機構に
取り付けた伸縮アーム、照明およびカメラが取り付けら
れ、伸縮アームの一端には交換可能な検知・サンプリン
グ部、他端には伸縮アーム用伸縮手段が取り付けられて
おり、該伸縮アームは、伸縮アーム立倒機構により、取
り付けた支点を中心として主柱とほぼ平行な状態から主
柱とほぼ直角な状態まで回転させることができ、操作盤
を操作することにより伸縮アーム用伸縮手段を作動さ
せ、伸縮アームを伸縮させることができ、また、操作盤
を操作することにより、検知・サンプリングを行なうこ
とができ、さらに、カメラで映像観察することができる
槽内遠隔操作診断装置。
Description
装置に関する。
えば、下水道処理施設のコンクリートは、下水中に存在
する硫酸イオンが嫌気性硫黄還元細菌によって硫化水素
に変化し、気中に放散され、コンクリート表面の結露水
に再溶解して、好気性の硫黄酸化細菌によって硫酸にな
り、該硫酸によりセメント水和物が溶解劣化することに
より、劣化することが知られている。それゆえ、下水道
処理施設のコンクリートの内、劣化が著しいのは、汚水
と接している壁面ではなく、汚水と接していない壁面お
よび天井である。
抑制するために、耐食性材料によってコンクリートを硫
酸から保護する方法がとられているが、劣化するまでの
期間を長くすることはできるが、長期間の使用により、
必ず劣化する。それゆえ、補修が必要である。
することが必要であるが、従来の診断方法では、下水道
処理施設内の汚水をすべて抜いて槽内に櫓を組み、それ
に乗って壁面および天井の状態を人間が直接診断する方
法が取られている。
長期間止めて診断しなければならない、悪臭の立ち込め
る作業環境のわるい槽内に人間が入らなければならな
い、槽内に櫓を組まなければならず、高コストになるな
どの問題がある。
や、高速道路橋梁の下面の検査を行なうことを目的とし
た遠隔操作診断装置が開発されている。
目的とした遠隔操作診断装置としては、たとえば上下水
道管、電力・通信地下埋設管、ガス管、オイルパイプ、
空調ダクト、ビルメンテナンス用管、新設管などの保守
・点検用に用いられる、シロ工業(株)製のSK管路点
検カメラ(手動で伸縮させることができる伸縮管の先端
にカメラを取り付け、カメラの映像を手元の画面に表示
させることができる装置)が市販されている。
や天井裏、プラントの太径配管内、タンクなどの外観検
査、災害時の倒壊建物内の探索などに用いられる、オリ
ンパス光学工業(株)製のビデオ画像探索機XCAM1
0(電動首振り機搭載CCDカメラを搭載した手動で伸
縮させることができる伸縮式挿入部と、電源・液晶モニ
ターを内蔵したコントロールボックスから構成された装
置)が市販されている。
プラント内配管などの検査を、高所に昇って点検する作
業を不要とするとともに、床下やマンホール内などの下
部点検を行なうために用いられる、オリンパス光学工業
(株)製のポールカメラOH−PC80(8mの高所ま
たは低所まで観察可能な、先端にCCDカメラをセット
した上下駆動伸縮式ポールと、液晶モニター・ビデオカ
メラを内蔵し、画像観察、高画質記録、録音も行なえる
コントロールユニットから構成された装置)が市販され
ている。
端に検知部を設けたものであり、検知することができる
のは、直線状のポールが入ることができ、その先端に取
り付けられた検知部が到達することができる部分であ
り、たとえば下水処理槽の壁面や天井のように、マンホ
ールから挿入される直線状のポールの先端に取り付けら
れた検知部から離れた部分を検知することはできないと
いう問題がある。
に検知部を設けたものとは異なるタイプの装置として、
前記ポールカメラOH−PC80の上下駆動伸縮式ポー
ルをケーブルに置き換え、管内への押し込み性能と曲管
通過性能を両立させた、オリンパス光学工業(株)製の
ポールカメラOH−PT250も市販されている。
が、ケーブルおよびその先端に取り付けた検知部は、必
ず管などのうえを移動することが必要であり、ケーブル
およびその先端に取り付けられた検知部を支えるものが
ない部分の診断はできないという問題がある。
る、下水道人孔、とくに大型特殊人孔の下部内壁の劣化
状況などを、人間が孔内に入ることなく遠隔操作するこ
とにより調査することができる、遠隔操作式調査装置が
開示されている(特開平8−333801号公報)。
壁に拡張して保持固定されるサポート部に、伸縮自在の
アーム部の一端を、アーム部が移動できるように取り付
けるとともに、該アーム部の他端に人孔下部の内部を撮
影することができるカメラ部を、カメラ部が移動できる
ように装備した本体と、この本体の各部を遠隔操作する
遠隔操作部とからなる下水道人孔の遠隔操作式調査装置
である。
1〜図3によれば、サポート部は吊り下げ部により吊り
下げられ、サポート部の下部に、伸縮自在のアーム部の
一端(上端部)が取りつけられ、伸縮自在のアーム部の
他端(下端部)が下に伸びている。そして、該アーム部
は、サポート部とアーム部とに結合した油圧シリンダー
により、上端部を基点として水平方向に屈折できるよう
になっている。
水道人孔の遠隔操作式調査装置の場合、伸縮自在のアー
ム部は、クランプ式、テレスコ式、印籠式のアーム部を
使用しており、長さの異なるアーム部材を複数用意し、
予め手動で長さ調節をしたのち人孔に入れて使用するも
のであり、電動方式で長さ調節を行なえるものではな
い、また、マンホール内には人が入らないため、装置の
設置後にアームの長さを調節をすることができるもので
はなく、調節した長さの部分でしか検知できない、さら
に、調節した長さが適切でない場合、一旦設置した装置
を取り出して長さ調節しなおさなければならない、長さ
調節を行ない、長くなったアーム部を人孔に挿入して設
置しなければならないため、設置作業が容易でない、な
どの問題を有する。また、カメラによる観察しかできな
い。カメラ部に別の検知装置を接続して被検査部に接触
検査する方法も考えられるが、マンホールから液面まで
の距離よりも、マンホールから被検査部までの距離が遠
い場合、検知装置は被検査部まで届かないなどの問題も
有する。
従来の下水処理槽の診断方法における下水道処理施設内
の汚水をすべて抜いて槽内に櫓を組み、それに乗って壁
面および天井の状態を人間が直接診断しなければならな
いという問題、前記特開平8−333801号公報に記
載の下水道人孔の遠隔操作式調査装置以外の従来の診断
装置が有する、たとえば下水処理槽の壁面や天井のよう
に、マンホールから挿入される直線状のポールの先端に
取り付けられた検知部から離れた部分を検知することは
できないという問題、前記特開平8−333801号公
報に記載の下水道人孔の遠隔操作式調査装置が有する、
アームの伸縮は装置の設置前しかできず、検査は長さ調
節されたアームの部分におけるカメラによる観察のみで
ある、設置作業が容易でないなどの問題を解消した槽内
遠隔操作診断装置を提供するためになされたものであ
る。
ム立倒機構、伸縮アーム、操作盤、照明、カメラ、脱着
可能な検知・サンプリング部および伸縮アーム用伸縮手
段からなり、脚に取り付けた主柱の一端には操作盤、他
端には伸縮アーム立倒機構、該伸縮アーム立倒機構に取
り付けた伸縮アーム、照明およびカメラが取り付けら
れ、伸縮アームの一端には交換可能な検知・サンプリン
グ部、他端には伸縮アーム用伸縮手段が取り付けられて
おり、該伸縮アームは、伸縮アーム立倒機構により、取
り付けた支点を中心として主柱とほぼ平行な状態から主
柱とほぼ直角な状態まで回転させることができ、操作盤
を操作することにより、伸縮アーム用伸縮手段を作動さ
せ、該伸縮手段の作動により伸縮アームを伸縮させるこ
とができ、また、操作盤を操作することにより、検知・
サンプリング部で検知・サンプリングを行ない、検知し
た場合には、その結果を操作盤に設けたモニターで検知
することができ、サンプリングした場合には、サンプリ
ングしたサンプルを採取することができ、さらに、操作
盤を操作することにより、カメラで映像観察することが
できることを特徴とする槽内遠隔操作診断装置(請求項
1)、伸縮アーム立倒機構が、該機構に内蔵されている
モーター軸の回転により、または伸縮アームの先端側に
取り付けたひも状物および後端側に取り付けたひも状物
の操作により動作することを特徴とする請求項1記載の
槽内遠隔操作診断装置(請求項2)、伸縮アーム用伸縮
手段が、伸縮アーム用モーターにより樹脂製ラックギヤ
ーを伸縮させる手段であることを特徴とする請求項1記
載の槽内遠隔操作診断装置(請求項3)、脱着可能な検
知・サンプリング部が、検知・サンプリング部に取り付
けたモーターを回転させ、該モーターの軸に取り付けた
ハンマーで被検査部をたたき、打音検査をするための検
知・サンプリング部であることを特徴とする請求項1記
載の槽内遠隔操作診断装置(請求項4)、脱着可能な検
知・サンプリング部が、検知・サンプリング部に取り付
けられたpH試験紙を被検査部に接触させてpH測定を
するための検知・サンプリング部であることを特徴とす
る請求項1記載の槽内遠隔操作診断装置(請求項5)、
および脱着可能な検知・サンプリング部が、検知・サン
プリング部に取り付けられたモーターを回転させ、該モ
ーターの軸に取り付けられた円筒ドリルで被検査部をド
リリングし、サンプリングするための検知・サンプリン
グ部であることを特徴とする請求項1記載の槽内遠隔操
作診断装置(請求項6)に関する。
は、マンホールをまたぐ脚に取り付けられた主柱、該主
柱の上部端に取り付けられた操作盤、下部端付近に取り
付けられた伸縮アーム立倒機構、照明およびカメラ、前
記伸縮アーム立倒機構に取り付けられた伸縮アーム、該
伸縮アームの先端に脱着可能に取り付けられた検知・サ
ンプリング部および該伸縮アームの後端に取り付けられ
た伸縮アーム用伸縮手段からなる装置である。
様を図1に示す。
を、下水道処理施設、工場廃液処理施設などの処理施設
Aに設けられたマンホールBをまたぐように脚12(1
2aおよび12b)を設置し、該脚12にボルトとナッ
トなどの取付手段(図示されていない)により取り付け
られた主柱1の上端部にはディスプレー15を有する操
作盤14が、下端部付近には伸縮アーム立倒機構2が、
下端部には、モーター93により方向を変えることがで
きるカメラ91および照明92が取り付けられている。
伸縮アーム立倒機構2の取付位置は、カメラ91および
照明92よりも上部であるのが、検知、サンプリング状
況の確認の点から好ましい。前記伸縮アーム立倒機構2
には伸縮アーム23が取り付けられており、該伸縮アー
ム23の先端には検知・サンプリング部4が脱着可能に
取り付けられており、後端には伸縮アーム用伸縮手段の
1つである伸縮アーム用モーター3が取り付けられてい
る。
嵌合する外管であり、主柱1に外管11を被せ、外管1
1と脚12および必要により使用される支柱13a、1
3bとをボルトおよびナットなどの固定手段で固定する
こともできる。支柱13a、13bを使用する場合、
脚、主柱、支柱の構造は、A字形(支柱が脚よりも上)
よりも、図1に記載のごときV字形(支柱が脚よりも
下)の方が主柱の揺れ、撮影像のぶれが発生しにくいた
め好ましい。また、処理施設Aが深いときには、たとえ
ばテレスコ式で主柱1を伸ばすことができる。
どの動的な観察には、ビデオカメラが適する。また、槽
内壁面および天井面の詳細な観察には、高精細なデジタ
ルカメラが、凹凸状態の分析には、ステレオカメラが、
温度衝撃の観察には、赤外線カメラが適する。
高輝度、小型のものが好ましい。
り付けられている伸縮アーム23は、図2に示すよう
に、該伸縮アーム23が伸縮アーム立倒機構2に取り付
けられた支点Eを中心として主柱1とほぼ平行の状態か
ら、主柱とほぼ直角な状態まで回転させることができる
ように設計されている。
ルBに挿入されるときは、伸縮アーム立倒機構2に取り
付けられた伸縮アーム23は、主柱1とほぼ平行の状態
にされる。この状態のとき、マンホールBに挿入可能で
なければならない。
状態にされるというのは、前記のごとく、マンホールB
に挿入可能でなければならないという条件を満たすため
の要件であり、伸縮アーム23と主柱1との角度が厳密
にいくらからいくらと規定するようなものではないが、
伸縮アーム23と主柱1とのおよその角度としては、0
〜30°、さらには15〜30°、ことには20〜25
°程度であるのが一般的である。たとえば、図2に示す
ように、伸縮アーム23の立位置が21の場合、伸縮ア
ーム23は主柱1と交差した状態になり、伸縮アーム2
3の先端は、主柱1をはさんで伸縮アーム23を取り付
けた支点と反対の位置になる。このような状態でも、本
発明の槽内遠隔操作診断装置がマンホールBに挿入可能
な場合には、伸縮アーム23が主柱1とほぼ平行の状態
に該当する。伸縮アーム立倒機構2に設けられている可
動部22の回転可能な範囲を、伸縮アーム立位置21が
さらに垂直になるようにする場合には、伸縮アーム立倒
機構2におけるストッパー面D1がより水平に近くなる
ようにすればよい。
面D1、D2が設けられている場合には、伸縮アーム2
3が必要以上に立ったり、倒れたりすることがないため
好ましい。
0°近くになると、槽内遠隔操作診断装置をマンホール
Bに挿入しやすくなるが、伸縮アーム立倒機構2に取り
付けた伸縮アーム23を回転させて倒すのに、液面Cか
らマンホールBまでの長さとして少なくとも伸縮アーム
23の長さ分が必要であり、マンホールBから液面Cま
での距離が長くなる。一方、伸縮アーム23と主柱1と
の角度が大きくなるにしたがって、槽内遠隔操作診断装
置をマンホールBに挿入しにくくなるが、伸縮アーム2
3を倒すのに必要なマンホールBから液面Cまでの距離
が、伸縮アーム23を傾けた分だけ短くすることができ
る。
にある伸縮アーム23を、マンホールBに挿入したの
ち、主柱1とほぼ直角の状態(ほぼ水平の位置)まで回
転させる方法としては、たとえば伸縮アーム立倒機構2
に内蔵のモーターで行なう方法(たとえばモーター軸に
取り付けた減速ギヤー軸の動きにより伸縮アーム23に
取り付けた可動部22が回転するようにし、操作盤から
操作することにより可動部22を回転させる方法)、伸
縮アーム23の先端側に取り付けたひも状物および後端
側に取り付けたひも状物を操作する(引っ張ったり緩め
たりする)ことにより回転させる方法などの方法があげ
られる。伸縮アーム23を、主柱1とほぼ直角の状態
(ほぼ水平の位置)から伸縮アーム立位置21の状態に
もどす場合も同様の方法で行なうことができる。
状態まで回転させるというのは、伸縮アーム23を回転
させて伸ばしたときに、先端に取り付けた検知・サンプ
リング部が液面に触れたりしてトラブルが発生しないよ
うにするための要件であり、この場合も伸縮アーム23
と主柱1との角度が厳密にいくらからいくらと規定する
ようなものではないが、伸縮アーム23と主柱1とのお
よその角度としては、80〜89°、さらには84〜8
6°程度であるのが一般的である。主柱1と伸縮アーム
23をほぼ直角の状態まで回転させた場合の角度は、ス
トッパー面D2の角度をかえることにより、かえること
ができる。
には、検知・サンプリング部が天井付近にくるように伸
縮アーム23と主柱1との角度を調節するなどすればよ
い。
ング部、後端に伸縮アーム用伸縮手段を取り付けること
ができ、所定の長さ、たとえば0.8〜1mから、所望
の長さ、たとえば4〜5mまで伸縮させることができる
ものである限りとくに限定なく使用することができる
が、たとえば金属、カーボンファイバー、グラスファイ
バーなどで強化した合成樹脂などの材料から製造され
た、角パイプ、丸パイプ、Cチャンネル状の同軸、異
径、多層平行スライドのごとき構造のものが好ましく使
用される。これらのうちでは、カーボンファイバー、グ
ラスファイバーで強化した合成樹脂製で、丸パイプ状、
同軸構造のものが、軽量、高強度、高耐腐食性などの点
から好ましい。このような構造の伸縮アームの具体例と
しては、たとえば縮めたときの長さが0.8〜1m、伸
ばしたときの長さが4〜5m、最大径が3〜4cm、最
小径が1.5〜2cmの釣竿のごときものがあげられ
る。
テレスコ式、平行スライド式などのいずれの方式であっ
てもよいが、テレスコ式であるのが、軽量化の点から好
ましい。
の後端に取り付けた伸縮アーム用伸縮手段で行なわれ
る。該伸縮アーム用伸縮手段の具体例としては、たとえ
ば伸縮アーム用モーター3、テレスコ油圧方式、テレス
コギヤー方式などにより行なうことができるが、伸縮ア
ーム用モーター3によるのが、装置全体の軽量化の点か
ら好ましい。
図3に記載のごとき、伸縮用モーター31を駆動させる
ことにより、収納箱32に収納された樹脂製ラックギヤ
ー33(先端は伸縮アーム23の先端部に接続され、後
端は収納箱32に収納されている)を押し出し、押し出
された樹脂製ラックギヤー33により伸縮アーム23が
伸ばされ、押し出された樹脂製ラックギヤー33を、伸
縮用モーター31を駆動させることにより巻き取り、収
納箱32に収納することにより伸縮アーム23が縮めら
れる構造の伸縮アーム用モーターのごときものである
(この構造のものは、自動車アンテナ用モーターとして
一般に用いられている。本発明に使用するものは、自動
車アンテナ用モーターに使用されているものでは伸縮す
る距離が短いため、自動車アンテナ用モーターに使用さ
れている樹脂製ラックギヤーを約5〜6倍に伸ばした従
来一般に使用されていないものである)。
クレーンのブームのごとき方式であり、前記テレスコギ
ヤー方式とは、自動車だるま型ねじ式ジャッキのごとき
方式である。
モーターにより伸縮させる場合、5倍程度まで、好まし
くは4倍程度まで伸ばすことができる。伸縮アーム23
の後端に取り付ける伸縮アーム用伸縮手段として、DC
12V、定格出力40W程度(伸縮アーム23に取り付
けたときの全長15cm程度)の伸縮アーム用モーター
を使用し、先端に取り付ける検知・サンプリング部とし
て質量500g(伸縮アーム23に取り付けたときの全
長10cm程度)のものを取り付ける場合、たとえば下
水処理槽のマンホールから液面までの距離が満水の場合
およそ0.5mであるため、下水処理槽のマンホールか
ら液面までの距離がおよそ1.5〜4mになるまで液面
を下げることにより、前記伸縮アーム長のものを使用す
ることができる。この場合には、マンホールBから壁面
までの距離が4〜5mでも本発明の診断装置で診断する
ことができる。なお、縮めたときの前記伸縮アーム長
は、およそマンホール下の主柱の長さ(約1〜3m)と
同程度になる。
サンプリング部4は、脱着可能であり、目的とする検査
の種類またはサンプリングにより、適宜、付け替えて使
用することができる。
ば図4に示すごとき打音検査用検知部、図5に示すごと
きサンプリング部(サンプル取得用検知部)、図6に示
すごときpH試験用検知部、図7に示すごとき、図6に
示すごときpH試験用検知部とは異なったpH試験用検
知部などがあげられる。
43はハンマー用モーター、44はハンマー、45はマ
イクである。
ング部を取り付けるために使用される。
×180mmの角パイプ1本と10×10×180mm
の角パイプ2本をH形に組み、H形の中央にφ20mm
の貫通孔があいており、その材質は、たとえば肉厚1m
mのアルミニウム角パイプからなる。
たとえばH形中央のφ20mmの孔にM10のボルトF
を通す方法で緩やかに接続され、伸縮アーム中心軸の鉛
直面に対し、上下左右に約±30°の範囲で自由に動か
すことができる。ベース41の動きは、たとえば検知・
サンプリング部の重心を最適位置に調整することにより
コントロールすることができる。
より、検知・サンプリング部4が被検査部8に安定に到
達するようにすることができる。検知・サンプリング部
4が被検査部8に安定に到達したことを検知するため
に、リミットスイッチを設置してもよい。
内部にボルトFが存在する構造のものであるが、ボルト
Fがベース41の外部まで突き出している構造のもので
あってもよい。この場合には、図4に記載のベース41
が、伸縮アーム23の先端で俯きやすいという特徴を有
するのに対して、伸縮アーム23の軸に対する鉛直面に
位置しやすいという特徴を有する。
ーター43およびマイク45を取り付け、たとえばハン
マー用モーター43の軸にハンマー44を取り付け、検
知・サンプリング部4が被検査部8に安定に到達したの
ちハンマー用モーター43を駆動させることにより、ハ
ンマー44で被検査部8をたたき、このとき発する音を
マイク45で拾い集め、操作盤14のスピーカーで聞き
とることにより、被検査部8を打音診断することができ
る。なお、ハンマー用モーター43の軸へのハンマー4
4の取り付け方としては、たとえばプラスチックスリー
ブにハンマー44の軸を固定する方法で取り付けるの
が、ハンマー交換の容易さの点から好ましい。
52は円筒ドリルである。
ターの軸に取り付けた円筒状ドリル52で被検査部をド
リリングすることにより、サンプルを取得することがで
きる。
ベース41と同じである。ベース41にドリル用モータ
ー51を取り付け、ドリル用モーター51の軸に円筒ド
リル52を接続する。被検査部8が脆弱な場合には、円
筒ドリル52を回転させることにより被検査部8のサン
プルを円筒ドリル52内に取り込むことができる。
pH試験紙を保持するための、たとえば発泡ウレタンゴ
ムなどのゴム状弾性体、61は、図4におけるベース4
1と同じベース41に取り付けたU字型背板である。p
H試験紙63の落下は、スプリングなどにより固定する
ことにより防止することができる。ゴム状弾性体62に
固定されたpH試験紙を被検査部に接触させることによ
り、pH試験を行なうことができる。
と同じベース41に接続したL型アングル、72はL型
アングル71に立てられた爪受けピン、73はL型アン
グル71に立てられた軸ピン、74は軸ピン73に取り
付けられた爪付き背板、75は爪である。
に、発泡ウレタンゴムなどのゴム状弾性体76を取り付
け、ゴム状弾性体76にpH試験紙63を巻き付け、p
H試験紙63が落下しないようにスプリングなどで固定
される。
ける検知・サンプリング部は1つであったが、可能な場
合には、2つ以上取り付けてもよい。
作診断装置の機械的構造についての説明であるが、つぎ
に、本発明の槽内遠隔操作診断装置の電気回路について
説明する。
る、伸縮アーム用モーター3、カメラ91、照明92、
モーター93、検知・サンプリング部4の伸縮アーム中
心軸の鉛直面に対して上下左右に約±30°の範囲での
動き、打音検査用検知部のハンマー用モーター43、マ
イク45、サンプリング部(サンプル取得用検知部)の
ドリル用モーター51、伸縮アーム立倒機構2にモータ
ーが内蔵されている場合のモーターなどは、いずれも操
作盤14と各機器とを接続する回路を介してまたは遠隔
操作により操作される。また、たとえばカメラ91、マ
イク45による検査結果は、それらからの検査結果をモ
ニタリングするためのディスプレーなどに送られ、情報
として蓄積される。
ばカメラ91、マイク45とディスプレーなどのモニタ
リング機器との接続は、通常の方法で行なえばよい。
使用方法について説明する。
にあることを確認して、伸縮アーム23の先端に目的の
検知・サンプリング部4を取り付ける。マンホールBの
上部から主柱1を入れ、脚12がマンホールBを覆い被
せるように設置する。このとき、必要に応じてクランプ
などで脚12を床に固定する。
4上のディスプレー15を作動させる。伸縮アーム23
を立位置21から倒位置まで操作し、伸縮アーム23を
被検査部8に向けて伸ばす。ディスプレー15の最適位
置に被写体が写るようにカメラ91を調節する。伸縮ア
ーム23をさらに伸ばし、検知・サンプリング部4を被
検査部8に到達させ、検査を開始する。視覚により観察
される状況は、カメラ91を用いて記録する。
は、伸縮アーム23を最短長さまで縮め、伸縮アーム立
倒機構2を作動させ、伸縮アーム23を立位置21まで
立て、装置全体をマンホールBから取り出し、検知・サ
ンプリング部4を交換する。そののち、マンホールBの
上部から主柱1を入れ、脚12がマンホールBを覆い被
せるように設置し、つぎの検査を開始する。
は、前記操作を繰り返す。
短長さまで縮め、伸縮アーム立倒機構2を作動させ、伸
縮アーム23を立位置21まで立て、装置全体をマンホ
ールBから取り出し、検査を終了する。
施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
mm、肉厚1mmのアルミニウム製パイプ、外管11と
して、φ32mm、長さ1000mm、肉厚1mmのア
ルミニウム製パイプ、脚12a、12bとして、ともに
15×25×1000mmで肉厚1.5mmのアルミニ
ウム製角パイプ、支柱13a、13bとして、ともに1
5×15×850mmで肉厚1.0mmのアルミニウム
製角パイプ、操作盤14として、カメラのコントロール
スイッチ類、照明のスイッチ、伸縮アーム立倒スイッ
チ、アーム伸縮スイッチを装備した50×50×150
mmのプラスチックの箱、ディスプレーとして、10イ
ンチ液晶型ディスプレー(シャープ(株)製、LC−1
0RV2−A)、伸縮アーム立倒機構2として、ギヤー
ドモーター(オリエンタルモーター(株)製、2TK3
A−A)を内蔵するプラスチック製伸縮アーム立倒機構
で、ストッパー面D2が主柱1と平行で、ストッパー面
D1が主柱1と80°の角度を有するもので、主柱1に
は、ボルト止めで取り付けるもの、伸縮アーム23とし
て、樹脂コートグラスファイバー製で、最大外径φ30
mm、最小外径φ15mmの6段テレスコープ構造で、
最短長さ1300mm、最長長さ5000mmのもの、
伸縮アーム用伸縮手段として、定格DC12V、4Aの
モーターで、ギヤーを介して長さ6mの樹脂製ラックギ
ヤーに接続させたもの、カメラ91として、ビデオカメ
ラおよびデジタルカメラ、照明92として、東芝ライテ
ック(株)製のJDR110V75W/K5F、モータ
ー93として、トヨタ、96309−20281を使用
した。
1として、15×25×180mmで肉厚1.0mmの
アルミニウム製角パイプ1本と、10×10×180m
mで肉厚1.0mmのアルミニウム製角パイプ2本をH
形に組み合わせ、その4隅に検知・サンプリング部4を
壁面から浮かせるために高さ40mmの足42を取り付
けたもの、ハンマー用モーター43として、定格DC3
V、0.5Aのモーター、ハンマー44として、φ11
mmの鋼球に、φ8mm、長さ50mmのバネを接続し
たもの、マイク45として、市販のFMワイヤレスマイ
ク、円筒状ドリル52として、φ15mm、長さ80m
mのもの、pH試験用検知部の背板61として、厚さ
1.0mm、20×130mmのアルミニウム板、ゴム
状弾性体62として、ウレタンゴム(背板61に接着剤
で接着)、L型アングル71として、厚さ1mm、70
×70mmのアルミニウム板をL形に曲げたもの、爪付
き背板74として、厚さ1mm、20×50mmのアル
ミニウム板、爪受けピン72として、鋼製の爪受けピン
72および軸ピン73として、φ3×30mmのピアノ
線を用いた。
ごとき槽内遠隔操作診断装置、図4に記載のごとき打音
検査用検知部、図5に記載のごときサンプリング部(サ
ンプル取得用検知部)、図7に記載のごときpH試験用
検知部を組み立てて使用した。
位置に外管11の上端がくるように外管11を被せ、主
柱1に緩やかに嵌合させたのち(外管11の上下端には
プラスチック製のキャップが取り付けてあり、キャップ
には主柱1の外径より0.5mm大きい孔を開けてあ
り、この孔に主柱1を通してある)、主柱1の上端にデ
ィスプレー15と操作盤14とを組み合わせたものを取
り付けた。このとき、ディスプレー15および操作盤1
4と他の機器とを接続するための回路を主柱1の内側に
通しておいた。
位置に伸縮アーム立倒機構2の下端がくるように伸縮ア
ーム立倒機構2を取り付けた。伸縮アーム立倒機構2の
取付は、主柱1をサドルで挟み、サドルと伸縮アーム立
倒機構2のケースをボルトで締め付ける方法で行ない、
該取付時に、主柱1の内側に通しておいた接続用回路の
一部(カメラ91、照明92およびモーター93に接続
する接続用回路を除く接続用回路)と、伸縮アーム立倒
機構2に設けたターミナルとの接続を行なった。
撮影装置取付部に、カメラ91および照明92を組み合
わせて一体としたものを取り付け、カメラ91、照明9
2およびモーター93に接続する接続用回路をこれらに
接続した。
縮アーム用モーター3を取り付け、該先端に検知・サン
プリング部4用のベースを取り付けた伸縮アームを組み
立てた。なお、伸縮アーム用モーター3には、伸縮アー
ム用モーター3と伸縮アーム立倒機構2に設けたターミ
ナルとを接続するための回路を、また、前記ベースに
は、伸縮アーム立倒機構2に設けたターミナルと接続す
るための回路および検知・サンプリング部4のモーター
などと接続するための回路を設けた。
り付けた伸縮アーム立倒機構2に取り付け、伸縮アーム
用モーター3および検知・サンプリング部4用のベース
からの回路と、伸縮アーム立倒機構2に設けたターミナ
ルとの接続を行なった。
た伸縮アームの取付は、伸縮アーム23の後端から60
0mmの位置で行なった。
知・サンプリング部4用のベースに打音検査用検知部、
サンプリング部(サンプル取得用検知部)およびpH試
験用検知部の1つを取り付け、それぞれからの回路をベ
ースに設けたターミナルと接続した。なお、打音検知に
使用したマイクはワイヤレスマイクであったため、回路
への接続は不要であった。
a、13bを図1のように組み合わせて、本発明の槽内
遠隔操作診断装置を製造した。
と伸縮アーム23との角度が、伸縮アーム23が立状態
のとき約15°、総重量が約12kgで、1人の人力で
容易に操作することができるものであった。また、直径
0.5mのマンホールに容易に挿入することができるも
のであった。
5m、4m×4mの下水処理槽で、壁面から0.5mの
位置に直径0.5mのマンホールがあり、通常、マンホ
ールから1m下まで下水が入っている槽の診断を試み
た。
ば検知・サンプリング部4用のベースに打音検査用検知
部を取り付けた伸縮アーム23の上端までの距離は1.
2mであったので、液面をマンホールから2m下まで下
げたのち、打音検査用検知部を取り付けた伸縮アーム2
3を立倒させることができる位置まで槽内遠隔操作診断
装置を挿入したのち(槽内遠隔操作診断装置の下端から
1.7mの位置まで挿入したのち)、伸縮アームを倒状
態にし、伸縮アームを伸ばし、打音検査用検知部を壁面
に到達させ、ハンマー44で打撃させ、マイク45で集
音し、操作盤14のスピーカーで音観察を行なったとこ
ろ、良好な音観察をすることができた。また、この様子
は、主柱1の下端のカメラ91で撮像し、上部のモニタ
ー15で観察した。そののち、伸縮アームを縮め、伸縮
アーム立倒機構で伸縮アームを立位置まで回転させ、本
装置をマンホールから取り出した。
知・サンプリング部に交換し、再び本装置をマンホール
に挿入し、伸縮アームを倒状態にし、伸縮アームを伸ば
し、検知・サンプリング部を壁面に到達させ、円筒ドリ
ル52を回転させた。壁面の塗膜はドリリングに耐え、
塗膜を切り取ることはできなかったが、塗膜状の付着物
をサンプリングすることができた。この様子は、主柱1
の下端のカメラ91で撮像し、上部のモニター15で観
察した。そののち、伸縮アームを縮め、伸縮アーム立倒
機構で伸縮アームを立位置まで回転させ、本装置をマン
ホールから取り出し、円筒ドリル52内のサンプルを取
り出し、分析することができた。
H試験用の検知・サンプリング部に交換し、再び本装置
をマンホールに挿入し、伸縮アームを倒状態にし、伸縮
アームを伸ばし、検知・サンプリング部を壁面に到達さ
せ、pH試験を行なった。この様子は、主柱1の下端の
カメラ91で撮像し、上部のモニター15で観察した。
そののち、伸縮アームを縮め、伸縮アーム立倒機構で伸
縮アームを立位置まで回転させ、本装置をマンホールか
ら取り出し、pH試験紙のpH値を確認した。
し、伸縮アームを立状態のままでモニターを確認しなが
ら、カメラ91により下水処理槽内の詳細な撮影を行な
った。
録することができ、人間が槽内部に入って観察、記録す
る場合と同等の調査結果が得られた。
細かさからデジタルカメラの方が有利であった。また、
デジタル写真を合成し、360°全景写真を作成するこ
とができるため、マクロ的判断資料の作成に効果があっ
た。
・サンプリング部を伸縮アーム先端に取り付け、主柱と
伸縮アームがほぼ平行に近い状態でマンホール内に差し
入れ、伸縮アーム立倒機構を操作することにより伸縮ア
ームを主柱とほぼ直角な状態まで回転させたのち、伸縮
アーム後端の伸縮アーム用伸縮手段で伸縮アームを伸ば
し、伸縮アーム先端の検知・サンプリング部を被検査部
まで到達させ、検知・サンプリングすることにより被検
査部の検査・サンプリングを行なうことができる。
ホールの入口から内部の液面までの距離よりも、マンホ
ールの入口から被検査部までの距離が長い場合に重要で
ある。
およびカメラが取り付けられ、主柱の他端に操作盤、好
ましくはモニター付操作盤が設けられているので、伸縮
アームの伸縮および検知・サンプリング部の作動を監視
することができ、検査の記録を取ることができる。
置は、伸縮アーム用伸縮手段として伸縮アーム用モータ
ーを使用する場合には、総重量約12kgまで軽くする
ことができ、1人の人力で設置することができ、1人で
操作することができる。
め、人間がマンホール内に入る必要がなく、有毒ガスな
どの危険にさらされることがない。また、槽内に足場を
組む必要がない。それゆえ、人間がマンホール内に入る
場合に比べ、診断費用が安価になる。さらに、カメラに
よる目視観察のみならず、被検査部に接触して検査を行
なうことができる。そして、マンホールから液面までの
距離よりも、マンホールから被検査部までの距離が遠い
場合であっても、被検査部に接触調査することができ
る。
液面高さを下げるだけで診断が可能であり、下水処理槽
や工場廃液処理槽でも運転を停止する必要がない。下水
処理槽では、未処理水を放流してしまうこともない。
けられたマンホールに挿入した状態を示す概略説明図で
ある。
ムが立倒する状態を示すを示す概略説明図である。
を伸縮させる機構を示す概略断面説明図である。
図である。
説明図である。
図である。
説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 脚、主柱、伸縮アーム立倒機構、伸縮ア
ーム、操作盤、照明、カメラ、脱着可能な検知・サンプ
リング部および伸縮アーム用伸縮手段からなり、脚に取
り付けた主柱の一端には操作盤、他端には伸縮アーム立
倒機構、該伸縮アーム立倒機構に取り付けた伸縮アー
ム、照明およびカメラが取り付けられ、伸縮アームの一
端には交換可能な検知・サンプリング部、他端には伸縮
アーム用伸縮手段が取り付けられており、該伸縮アーム
は、伸縮アーム立倒機構により、取り付けた支点を中心
として主柱とほぼ平行な状態から主柱とほぼ直角な状態
まで回転させることができ、操作盤を操作することによ
り、伸縮アーム用伸縮手段を作動させ、該伸縮手段の作
動により伸縮アームを伸縮させることができ、また、操
作盤を操作することにより、検知・サンプリング部で検
知・サンプリングを行ない、検知した場合には、その結
果を操作盤に設けたモニターで検知することができ、サ
ンプリングした場合には、サンプリングしたサンプルを
採取することができ、さらに、操作盤を操作することに
より、カメラで映像観察することができることを特徴と
する槽内遠隔操作診断装置。 - 【請求項2】 伸縮アーム立倒機構が、該機構に内蔵さ
れているモーター軸の回転により、または伸縮アームの
先端側に取り付けたひも状物および後端側に取り付けた
ひも状物の操作により動作することを特徴とする請求項
1記載の槽内遠隔操作診断装置。 - 【請求項3】 伸縮アーム用伸縮手段が、伸縮アーム用
モーターにより樹脂製ラックギヤーを伸縮させる手段で
あることを特徴とする請求項1記載の槽内遠隔操作診断
装置。 - 【請求項4】 脱着可能な検知・サンプリング部が、検
知・サンプリング部に取り付けたモーターを回転させ、
該モーターの軸に取り付けたハンマーで被検査部をたた
き、打音検査をするための検知・サンプリング部である
ことを特徴とする請求項1記載の槽内遠隔操作診断装
置。 - 【請求項5】 脱着可能な検知・サンプリング部が、検
知・サンプリング部に取り付けられたpH試験紙を被検
査部に接触させてpH測定をするための検知・サンプリ
ング部であることを特徴とする請求項1記載の槽内遠隔
操作診断装置。 - 【請求項6】 脱着可能な検知・サンプリング部が、検
知・サンプリング部に取り付けられたモーターを回転さ
せ、該モーターの軸に取り付けられた円筒ドリルで被検
査部をドリリングし、サンプリングするための検知・サ
ンプリング部であることを特徴とする請求項1記載の槽
内遠隔操作診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002100188A JP2003294635A (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 槽内遠隔操作診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002100188A JP2003294635A (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 槽内遠隔操作診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003294635A true JP2003294635A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29241266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002100188A Pending JP2003294635A (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 槽内遠隔操作診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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