JPH08271343A - ガスタービン動翼の翼面温度計測システム - Google Patents

ガスタービン動翼の翼面温度計測システム

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Publication number
JPH08271343A
JPH08271343A JP7071330A JP7133095A JPH08271343A JP H08271343 A JPH08271343 A JP H08271343A JP 7071330 A JP7071330 A JP 7071330A JP 7133095 A JP7133095 A JP 7133095A JP H08271343 A JPH08271343 A JP H08271343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
gas turbine
blade surface
ceramic coating
surface temperature
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7071330A
Other languages
English (en)
Inventor
Takakuni Kasai
剛州 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7071330A priority Critical patent/JPH08271343A/ja
Publication of JPH08271343A publication Critical patent/JPH08271343A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービン動翼の翼面温度を、簡単な装置
で計測点と計測温度波形の位置関係を精度よく計測する
ことができるようにする。 【構成】 赤外線放射温度計を用いて回転中のガスター
ビン動翼の翼面温度を計測するシステムにおいて、プロ
ーブ8による計測スポットの位置を検出するための基準
位置として、ガスタービン動翼1の翼面の一部にセラミ
ックコーティング2を施した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線放射温度計を用
いたガスタービン動翼の翼面温度計測システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の赤外線放射温度計を用いて回転中
のガスタービン動翼の翼面温度を計測するシステムで
は、図4に示すように、ガスタービン動翼1を植込んだ
ロータ5の端部に1個の溝6を設け、同溝6に対向する
ように設けられたパルス発信器7によってロータ5の1
回転毎に1個のパルス信号を発生させ、これをA/D変
換器10に入力し、この信号に同期させてA/D変換器
10に接続された赤外線放射温度計9のプローブ8を介
して矢印方向に回転するガスタービン動翼1の翼面の温
度分布を計測している。
【0003】ガスタービン動翼の翼面の温度分布を示す
波型11と溝6によるパルス信号12は図5に示す通り
であり、これによって動翼の翼番号と翼面上の位置が特
定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のガスタービ
ン動翼の翼面温度計測システムでは、プローブの取付角
度の誤差とロータに設けられた溝の加工誤差により計測
スポットの位置と基準点の位置関係がずれてしまう。例
えば、通常の場合にはプローブの取付角度が1°狂うと
翼1/5枚分、パルス溝が1mm狂うと翼1/10枚分ず
れることになる。従って、ガスタービン動翼の翼面上の
正確な位置の特定は困難である。また、プローブによる
計測スポットはガスタービン動翼の翼面上で複雑な軌跡
をたどるため、計測された温度波形との位置関係の判断
が困難である。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決することが
できるガスタービン動翼の翼面温度計測システムを提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、赤外線放射温
度計を用いて回転中のガスタービン動翼の翼面温度を計
測するガスタービン動翼の翼面温度計測システムにおい
て、計測スポットの位置を検出するための基準位置とし
てガスタービン動翼の翼面の一部にセラミックコーティ
ングを施したことを特徴とする。
【0007】
【作用】ガスタービン動翼の翼面上のセラミックコーテ
ィングを施した部分の表面温度は、セラミックの遮熱効
果により周囲の金属表面よりも高くなる。従って、この
温度差を生かしてセラミックコーティングを施した部分
をマーカとして作用させ、赤外線放射温度計によって計
測されたガスタービン動翼の翼面温度の計測波形から精
度よく翼番号と翼面上の詳細位置を特定することができ
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。本実施例は、赤外線放射温度計のプローブ
8によって金属製のガスタービン動翼の翼面温度を計測
するシステムであり、図1に示すように、プローブ8の
取付角度と取付位置によってガスタービン動翼1の翼面
上に計測スポットの軌跡4が定められるようになってお
り、計測スポットの径は1〜2mmに設定されている。
【0009】計測スポットの軌跡4と交わるようにガス
タービン動翼1の翼面上に巾5〜10mm、厚さ0.3mm
程度の帯状のセラミックコーティング2が翼高方向に施
工されている。セラミックコーティング2の材料として
はAl2 3 等が用いられ、同セラミックコーティング
2は、図2に示すように、剥離防止のための金属コーテ
ィング3を介してガスタービンの動翼1の翼面上に固定
されている。
【0010】なお、本実施例における赤外線放射温度計
による計測システムは、図4に示される従来のシステム
と基本的に同じであるが、ロータに設けられた溝とパル
ス発信器が省略されている。
【0011】以上のように構成された本実施例では、計
測スポットの軌跡4に沿ってプローブ8によってガスタ
ービンの動翼1の翼面上の温度が計測されるが、ガスタ
ービン動翼1の翼面の特定の位置にまわりの金属製の部
分より表面温度が高いセラミックコーティング2が計測
スポットの軌跡と交わるように設けられているので、こ
のセラミックコーティング2を基準位置としてガスター
ビン動翼1の翼面上の計測スポットと計測温度波形の位
置関係を精度よく検出することができる。
【0012】本実施例によるガスタービン動翼の翼面温
度の計測例が図3に示されているが、セラミックコーテ
ィングを施した部分の波形がガスタービンの動翼の他の
部分の波形とは明瞭に異なり、同セラミックコーティン
グを施した部分が計測スポットの位置を検出するための
基準位置のマーカとして有効に働くこととなる。
【0013】また、本実施例では、図4に示される従来
のガスタービン動翼の翼面温度システムに比して、ロー
タに設けられた溝とパルス発信器が不要になり、計測シ
ステムを簡略化することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、計測スポットの位置を検出す
るための基準位置として、ガスタービン動翼の翼面の一
部にセラミックコーティングを施しているので、このセ
ラミックコーティングを施した部分がマーカとして有効
に働き、ガスタービン動翼の翼面上の計測点と計測温度
波形の位置関係を精度よく検出することができる。ま
た、従来のガスタービン動翼の翼面温度計測システムに
設けられたロータの溝とパルス発信器が不要となり、計
測システムを簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のガスタービン動翼部の外観
図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】同実施例によるガスタービン動翼の翼面温度の
計測波形例を示すグラフである。
【図4】従来のガスタービン動翼の翼面温度計測システ
ムの概念図である。
【図5】前記従来の計測システムによる計測波形例を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 ガスタービン動翼 2 セラミックコーティング 3 金属コーティング 4 計測スポットの軌跡 5 ロータ 6 溝 7 パルス発信器 8 プローブ 9 赤外線放射温度計 10 A/D変換器 11 温度波形 12 パルス波形

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線放射温度計を用いて回転中のガス
    タービン動翼の翼面温度を計測するガスタービン動翼の
    翼面温度計測システムにおいて、計測スポットの位置を
    検出するための基準位置としてガスタービン動翼の翼面
    の一部にセラミックコーティングを施したことを特徴と
    するガスタービン動翼の翼面温度計測システム。
JP7071330A 1995-03-29 1995-03-29 ガスタービン動翼の翼面温度計測システム Withdrawn JPH08271343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7071330A JPH08271343A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 ガスタービン動翼の翼面温度計測システム

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7071330A JPH08271343A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 ガスタービン動翼の翼面温度計測システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08271343A true JPH08271343A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13457426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7071330A Withdrawn JPH08271343A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 ガスタービン動翼の翼面温度計測システム

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JP (1) JPH08271343A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005142200A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Sharp Corp 気相成長装置および気相成長方法
JP2014509391A (ja) * 2011-02-09 2014-04-17 シーメンス エナジー インコーポレイテッド 高温燃焼環境中のタービン部品を温度マッピングする装置と方法

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JP2005142200A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Sharp Corp 気相成長装置および気相成長方法
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Effective date: 20020604