JPH08271111A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH08271111A
JPH08271111A JP7168495A JP7168495A JPH08271111A JP H08271111 A JPH08271111 A JP H08271111A JP 7168495 A JP7168495 A JP 7168495A JP 7168495 A JP7168495 A JP 7168495A JP H08271111 A JPH08271111 A JP H08271111A
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JP
Japan
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heat
heat storage
refrigerator
regenerator
ventilation duct
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Application number
JP7168495A
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English (en)
Inventor
Akira Hyodo
明 兵頭
Takeshi Shimizu
武 清水
Masaaki Tanaka
正昭 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間の電力を蓄熱し、昼間にシフトすること
で電力需要の平準化を図れる冷蔵庫を提供することを目
的とする。 【構成】 圧縮機25と凝縮器26とキャピラリ27,
28,と冷却器29とを順次接続した冷凍サイクルと、
前記冷却器29と並列または直列に内部に潜熱型蓄熱材
34を充填し蓄熱材34と熱交換的に配置してなる冷媒
管35を有する蓄熱器32と、前記蓄熱器32内の冷気
を送出する蓄熱器ファン37と、前記蓄熱器32から前
記冷却器29へ冷気を送る通風ダクト57と、前記通風
ダクト57内に電動ダンパー71又は、形状記憶ダンパ
ー72又は、風圧ダンパー73により前記通風ダクト5
7内の冷気の流れを制御して、自然対流による前記蓄熱
器32の熱量のリークを防止する手段を備えた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄熱材を用いて庫内を
保冷する蓄熱式の冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷却負荷量の小さい深夜に圧縮機
を積極的に運転させて蓄熱材を凍結させておき、昼間の
電力消費がピークとなる時間帯にその蓄熱エネルギーを
使用して電力消費量を低減させる蓄熱式冷凍冷蔵庫の研
究が行われている。
【0003】以下図面を参照しながら上述した従来の蓄
熱式冷凍冷蔵庫の一例について説明する。例えば特開昭
63−247577号公報等において知られているよう
な蓄熱式冷凍冷蔵庫がある。
【0004】その冷凍サイクルの構成は、図5に示す様
に圧縮機4と凝縮器5と第1のキャピラリ7と第2のキ
ャピラリ7aと冷却器8を順次接続し、通常の冷凍冷蔵
庫の基本冷凍サイクルを構成している。19は冷却器8
の冷却ファンである。
【0005】そして第2のキャピラリ7a及び冷却器8
と並列に、第1の開閉弁6a、第3のキャピラリ7c及
び冷蔵室用蓄熱器16の直列回路を、凝縮器用蓄熱器1
6a及び第2の開閉弁6bの直列回路を、それぞれ接続
している。
【0006】冷蔵室用蓄熱器16の内部には潜熱タイプ
の蓄熱材11を充填し、蓄熱材11を冷却凍結させる冷
媒管12を熱交換的に配置し、外表面にはフィン15を
設けている。20は蓄熱器用冷却ファンである。
【0007】凝縮器用蓄熱器16aの内部には潜熱タイ
プの蓄熱材21を充填し、蓄熱材21を冷却凍結させる
冷媒管22を熱交換的に配置している。そして凝縮器5
の出口と凝縮器用蓄熱器16a及び第2の開閉弁6bの
間とを接続する第3の開閉弁6を有する冷媒回路を設け
た冷凍サイクルを構成している。
【0008】23は制御回路であり、点線矢印で示す様
に圧縮機4と第1の開閉弁6aと第2の開閉弁6bと第
3の開閉弁6と冷却ファン19と蓄熱器用冷却ファン2
0とを制御するものである。
【0009】図6は冷凍冷蔵庫の構造を示す側面縦断面
図であり、図5と対応する部分に同一符号を付してい
る。冷却器8は冷凍室17内側に配置し、冷蔵室用蓄熱
器16は冷蔵室18内側に配置し、凝縮器用蓄熱器16
aは冷凍室17の断熱壁23内に配置している。なお、
冷凍室17と冷蔵室18とは、ダクト(図示せず)を介
して連通している。
【0010】26はダンパーサーモであり、冷却器8で
冷却された冷気の一部を冷蔵室18に吐出させ、冷蔵室
18を任意の温度に冷却制御するものである。
【0011】本構成において、通常冷却運転時には第1
の開閉弁6aと第2の開閉弁6bと第3の開閉弁6はい
ずれも閉路し、圧縮機4→凝縮器5→第1のキャピラリ
7→第2のキャピラリ7a→冷却器8→圧縮機4の経路
からなる冷凍サイクルを形成し、冷却ファン19とダン
パーサーモ26により冷凍室17と冷蔵室18を所定の
温度に冷却する。
【0012】また深夜の蓄熱運転時には、間欠的に第1
の開閉弁6aと第2の開閉弁6bが開路され、冷蔵室用
蓄熱器16と凝縮器用蓄熱器16aの冷媒管12,22
にそれぞれ冷媒が流れ、蓄熱材11,21を凍結し冷熱
源として蓄熱される。
【0013】そして昼間時の所定の蓄熱冷却運転時に
は、第1の開閉弁6aと第2の開閉弁6bが閉路、第3
の開閉弁6が開路され、圧縮機4→凝縮器5→凝縮器用
蓄熱器16a→第2のキャピラリ7a→冷却器8→圧縮
機4の経路からなる冷凍サイクルを形成する。
【0014】そして凝縮器用蓄熱器16aの冷熱源を凝
縮器5の冷却熱源とする圧縮比の小さい冷凍サイクルに
て冷凍室17を冷却する。また冷蔵室18は蓄熱器用冷
却ファン20を運転し冷蔵室用蓄熱器16の冷熱源にて
冷却するので通常冷却運転時に比べて大幅に使用電力を
少なくすることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成は、蓄熱器の空気吸込口及び空気吹出口が庫内に
開口しており、夏場など冷却負荷熱量が多い場合には、
蓄熱冷却運転が開始するまでの通常冷却運転時に、自然
対流により蓄熱器の熱量が冷蔵庫内にリークするので、
昼間の電力消費がピークとなる時間帯(13時から16
時)の後半に蓄熱量が不足し、電力消費量を十分に低減
できないという問題点を有していた。
【0016】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、蓄熱冷却運転が開始するまでの通常冷却運転時の自
然対流による蓄熱器の熱量の冷蔵庫内へのリークを防止
し、昼間の電力消費がピークとなる時間帯に確実に消費
電力量を低減することができる冷蔵庫を提供するもので
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷蔵庫は、圧縮機と凝縮器とキャピラリと冷
却器とを順次接続してなる冷凍サイクルを有する冷蔵庫
において、前記冷却器と並列に接続され内部につめられ
た蓄熱材と熱交換的に配設された冷媒管を有する蓄熱器
と、前記蓄熱器内の冷気を送出する蓄熱器ファンと、任
意の時間帯に前記蓄熱器に蓄熱する蓄熱運転と蓄熱した
熱により冷蔵庫内を冷却する蓄熱冷却運転との時間制御
を行う時間制御手段と、前記蓄熱冷却運転時に冷蔵室内
の空気を前記蓄熱器で冷却し前記冷却器に送る通風ダク
トと、前記通風ダクト内に前記通風ダクト内の冷気の流
れを遮断する電動ダンパーを設けるものである。
【0018】また、前記通風ダクト内に前記通風ダクト
内の冷気の流れを遮断する形状記憶ダンパーを設けるも
のである。
【0019】また、前記通風ダクト内に前記通風ダクト
内の冷気の流れを遮断する風圧ダンパーを設けるもので
ある。
【0020】
【作用】本発明は上記した構成によって、蓄熱冷却運転
が開始するまでの通常冷却運転時の自然対流による蓄熱
器の熱量の冷蔵庫内へのリークを防止し、昼間の電力消
費がピークとなる時間帯(13時から16時)に確実に
消費電力量を低減することができる。
【0021】
【実施例】以下本発明の第一の実施例の冷蔵庫について
図面を参照しながら説明する。
【0022】図1は本発明の第一の実施例における冷凍
冷蔵庫の構造を示す側面縦断面図であり、70は保冷庫
本体であり、断熱材を内蔵したキャビネット53と、ド
ア51と、ドア51とキャビネット53の隙間をシール
するガスケット50とで構成されている。その内部は、
水平に配置された断熱区画壁42により上部の冷凍室4
0と中部の冷蔵室41とに仕切られている。断熱区画壁
42内には冷蔵室の冷気吸込口61を形成している。
【0023】54は冷凍室40内に設けた冷却室であ
り、52は冷凍室への冷気吹出口であり、60は冷凍室
吸込口である。冷却室54内には冷却器29と冷却ファ
ン30と冷却器29の除霜を行うヒータ55を設けてい
る。
【0024】44はダンパーであり、冷却ファン30に
より冷蔵室ダクト56に送風された冷気の冷蔵室41へ
の吐出送風量を調節し、冷蔵室41を設定温度に制御す
るものである。
【0025】32は蓄熱器であり、内部に潜熱タイプの
蓄熱材34を充填している蓄熱容器36と蓄熱容器36
内の蓄熱材34を冷却する蓄熱器冷却パイプ35と、蓄
熱器32内の冷気を送風する蓄熱器ファン37と、蓄熱
材温度センサ58を配置している。
【0026】62は蓄熱器32に形成された蓄熱器吸込
口であり、57は冷蔵室背面に設けた蓄熱器32と冷却
室54を連通した通風ダクトである。
【0027】71は電動ダンパーであり、蓄熱器ファン
37と連動して通風ダクト57内の冷気の流れを制御す
るものである。
【0028】次に以上のような構成における冷蔵庫の動
作につて説明する。通常冷却運転は、冷却器29を用い
て庫内を冷却し設定温度に保冷するものである。庫内温
度が設定値以上の時は、圧縮機25を運転させ、凝縮器
26及び図示しない減圧器を経た冷媒が冷却器29に送
り込まれる。また、冷却ファン30を運転させて冷却器
29からの冷気を、冷凍室40に関しては冷却室54→
冷凍室上部吹出口52→冷凍室40→冷凍室吸込口60
→冷却室54の経路を循環し、冷蔵室41においては冷
却室54→冷蔵室ダクト56→ダンパ44→冷蔵室41
→冷蔵室吸込口61→冷却室54の経路を循環すること
で、各庫内を設定温度以下に冷却する。そして、庫内温
度が設定値以下になると圧縮機25及び冷却ファン30
を停止して、冷媒と冷気の循環を停止する。以上の動作
を繰り返すことにより庫内を設定温度に保冷する。
【0029】蓄熱運転は、夜間の電力需要が低い所定の
時間帯(23時から翌日の7時まで)において、蓄熱器
32内に充填されている蓄熱材34に夜間の所定の時間
帯の電力を熱に代えて蓄熱するものである。
【0030】庫内温度が設定値以上の時は、前記通常冷
却運転と同様に圧縮機25及び冷却ファン30を運転さ
せて庫内を冷却する。庫内温度が設定値以下になると、
冷媒流路を冷却器29から蓄熱器32に変更し、蓄熱器
32内の蓄熱器冷媒管35で冷媒を蒸発させ蓄熱器32
内に充填した潜熱タイプの蓄熱材34を凍結させること
により冷熱源として蓄熱される。
【0031】蓄熱冷却運転は、昼間の電力需要がピーク
の時間帯に蓄熱器32が蓄熱した熱を利用して冷凍室以
外の室の戻り空気を冷却するものである。冷凍室40内
温度が設定値以上の時は、圧縮機25及び冷却ファン3
0を運転させて前記通常冷却運転と同様に冷凍室40内
を設定温度以下に冷却する。
【0032】冷蔵室41内温度が設定値以上の時に、蓄
熱器ファン37を運転させると蓄熱器ファン37に連動
して電動ダンパー71が開き冷蔵室ダクト56から冷蔵
室41内に吐出された冷気を、蓄熱器吸込口62から蓄
熱器32内に吸い込み、冷却してから通風ダクト57を
経て冷却器29に戻す。
【0033】冷蔵室41内温度が設定値以下になると、
蓄熱器ファン37を停止させ蓄熱器ファン37に連動し
て電動ダンパー71も閉じる。これにより冷却器29で
冷却する熱量は、冷凍室40の負荷熱量だけとなり、冷
蔵庫の昼間の電力使用量を低減できる。
【0034】以上のように、蓄熱冷却運転時にのみ電動
ダンパー71は開いて、蓄熱器32から通風ダクト57
を経て冷却器29へ冷気を流すので、蓄熱冷却運転が開
始されるまでに自然対流により蓄熱器32の熱量がリー
クして昼間の電力消費がピークとなる時間帯の後半に蓄
熱量が不足することを防止できる。
【0035】以上のように本実施例によれば、冷却器2
9と冷蔵室41内に設置した内部に潜熱型蓄熱材34を
有する蓄熱器とを並列に接続した冷凍サイクルと、前記
蓄熱器32内の冷気を送出する蓄熱器ファン37と、任
意の時間帯に前記蓄熱器32に蓄熱する蓄熱運転と蓄熱
した熱により庫内を冷却する蓄熱冷却運転との時間制御
を行う時間制御手段とを有し、前記蓄熱冷却運転時に冷
蔵室41内の空気を前記蓄熱器32で冷却し前記冷却器
29に冷気を送る通風ダクト57と、前記通風ダクト5
7内に前記通風ダクト57内の冷気の流れを遮断する電
動ダンパー71を備え、前記蓄熱冷却運転時にのみ前記
電動ダンパー71が開いて前記蓄熱器32から前記通風
ダクト57を経て前記冷却器29へ冷気を流すので、前
記蓄熱冷却運転が開始されるまでに自然対流により前記
蓄熱器32の熱量がリークすることを防止でき、昼間の
電力消費がピークとなる時間帯に確実に消費電力量を低
減することができる。
【0036】次に本発明の第二の実施例の冷蔵庫に付い
て図2を参照しながら説明する。なお従来及び上述の実
施例と同一の構成には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0037】図2は本発明の第二の実施例における冷凍
冷蔵庫の構造を示す側面縦断面図である。72は形状記
憶ダンパーであり、ある温度以上になると直角に曲がり
通風ダクト57を閉口し、ある温度以下になると水平に
なり通風ダクト57を開口することにより、通風ダクト
57内の冷気の流れを制御するものである。
【0038】以上のような構成の冷蔵庫の動作は、上述
の実施例とほぼ同様であり、蓄熱冷却運転時における通
風ダクト57内の形状記憶ダンパー72の動作に付いて
説明する。蓄熱器ファン37を運転させると蓄熱器32
からの冷気が通風ダクト57内の形状記憶ダンパー72
をある温度以下に冷却し、形状記憶ダンパー72を水平
にして、冷蔵室ダクト56から冷蔵室41内に吐出され
た冷気を、蓄熱器吸込口62から蓄熱器32内に吸い込
み、冷却してから通風ダクト57を経て冷却器29に戻
す。蓄熱器ファン37を停止させると冷気の流れが止ま
り、形状記憶ダンパー72はある温度以上になり直角に
曲がって通風ダクト57を閉口する。
【0039】以上のように、蓄熱冷却運転時にのみ形状
記憶ダンパー72は開いて、蓄熱器32から通風ダクト
57を経て冷却器29へ冷気を流すので、蓄熱冷却運転
が開始されるまでに自然対流により蓄熱器32の熱量が
リークして昼間の電力消費がピークとなる時間帯の後半
に蓄熱量が不足することを防止できる。
【0040】以上のように本実施例によれば、冷却器2
9と冷蔵室41内に設置した内部に潜熱型蓄熱材34を
有する蓄熱器とを並列に接続した冷凍サイクルと、前記
蓄熱器32内の冷気を送出する蓄熱器ファン37と、任
意の時間帯に前記蓄熱器32に蓄熱する蓄熱運転と蓄熱
した熱により庫内を冷却する蓄熱冷却運転との時間制御
を行う時間制御手段とを有し、前記蓄熱冷却運転時に冷
蔵室41内の空気を前記蓄熱器32で冷却し前記冷却器
29に冷気を送る通風ダクト57と、前記通風ダクト5
7内に前記通風ダクト57内の冷気の流れを遮断する形
状記憶ダンパー72を備え、前記蓄熱冷却運転時にのみ
前記形状記憶ダンパー72が開いて前記蓄熱器32から
前記通風ダクト57を経て前記冷却器29へ冷気を流す
ので、前記蓄熱冷却運転が開始されるまでに自然対流に
より前記蓄熱器32の熱量がリークすることを防止で
き、昼間の電力消費がピークとなる時間帯に確実に消費
電力量を低減することができる。
【0041】次に本発明の第三の実施例の冷蔵庫に付い
て図3を参照しながら説明する。なお従来及び上述の実
施例と同一の構成には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0042】図3は本発明の第三の実施例における冷凍
冷蔵庫の構造を示す側面縦断面図であり、図4は本発明
の第三の実施例の風圧ダンパーを示す斜視図である。7
3は風圧ダンパーであり、蓄熱器ファン37の風圧によ
り十分に持ち上げられ、また、風圧がなければ自重によ
り通風ダクト57を閉じる重量のプラスチック製であ
り、通風ダクト57内の冷気の流れを制御するものであ
る。
【0043】以上のような構成の冷蔵庫の動作は、上述
の実施例とほぼ同様であり、蓄熱冷却運転時における通
風ダクト57内の風圧ダンパー73の動作に付いて説明
する。蓄熱器ファン37を運転させると蓄熱器32から
の風が通風ダクト57内の風圧ダンパー73を持ち上
げ、冷蔵室ダクト56から冷蔵室41内に吐出された冷
気を、蓄熱器吸込口62から蓄熱器32内に吸い込み、
冷却してから通風ダクト57を経て冷却器29に戻す。
蓄熱器ファン37を停止させると風の流れが止まり、風
圧ダンパー73は自重によって閉じて通風ダクト57を
閉口する。
【0044】以上のように、蓄熱冷却運転時にのみ風圧
ダンパー73は開いて、蓄熱器32から通風ダクト57
を経て冷却器29へ冷気を流すので、蓄熱冷却運転が開
始されるまでに自然対流により蓄熱器32の熱量がリー
クして昼間の電力消費がピークとなる時間帯の後半に蓄
熱量が不足することを防止できる。
【0045】以上のように本実施例によれば、冷却器2
9と冷蔵室41内に設置した内部に潜熱型蓄熱材34を
有する蓄熱器とを並列に接続した冷凍サイクルと、前記
蓄熱器32内の冷気を送出する蓄熱器ファン37と、任
意の時間帯に前記蓄熱器32に蓄熱する蓄熱運転と蓄熱
した熱により庫内を冷却する蓄熱冷却運転との時間制御
を行う時間制御手段とを有し、前記蓄熱冷却運転時に冷
蔵室41内の空気を前記蓄熱器32で冷却し前記冷却器
29に冷気を送る通風ダクト57と、前記通風ダクト5
7内に前記通風ダクト57内の冷気の流れを遮断する風
圧ダンパー73を備え、前記蓄熱冷却運転時にのみ前記
風圧ダンパー73が開いて前記蓄熱器32から前記通風
ダクト57を経て前記冷却器29へ冷気を流すので、前
記蓄熱冷却運転が開始されるまでに自然対流により前記
蓄熱器32の熱量がリークすることを防止でき、昼間の
電力消費がピークとなる時間帯に確実に消費電力量を低
減することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、圧縮機と凝縮器
とキャピラリと冷却器とを順次接続してなる冷凍サイク
ルを有する冷蔵庫において、前記冷却器と並列に接続さ
れ内部につめられた蓄熱材と熱交換的に配設された冷媒
管を有する蓄熱器と、前記蓄熱器内の冷気を送出する蓄
熱器ファンと、任意の時間帯に前記蓄熱器に蓄熱する蓄
熱運転と蓄熱した熱により冷蔵庫内を冷却する蓄熱冷却
運転との時間制御を行う時間制御手段と、前記蓄熱冷却
運転時に冷蔵室内の空気を前記蓄熱器で冷却し前記冷却
器に冷気を送る通風ダクトと、前記通風ダクト内に前記
通風ダクト内の冷気の流れを遮断する電動ダンパーを設
けたことを特徴とするので、前記蓄熱冷却運転が開始さ
れるまでに自然対流により前記蓄熱器の熱量がリークす
ることを防止でき、昼間の電力消費がピークとなる時間
帯に確実に消費電力量を低減することができる。
【0047】また、通風ダクト内に前記通風ダクト内の
冷気の流れを遮断する形状記憶ダンパーを設けたことを
特徴とするので、前記蓄熱冷却運転が開始されるまでに
自然対流により前記蓄熱器の熱量がリークすることを防
止でき、昼間の電力消費がピークとなる時間帯に確実に
消費電力量を低減することができる。
【0048】また、通風ダクト内に前記通風ダクト内の
冷気の流れを遮断する風圧ダンパーを設けたことを特徴
とするので、前記蓄熱冷却運転が開始されるまでに自然
対流により前記蓄熱器の熱量がリークすることを防止で
き、昼間の電力消費がピークとなる時間帯に確実に消費
電力量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における冷蔵庫の構造を
示す縦断面図
【図2】本発明の第二の実施例における冷蔵庫の構造を
示す縦断面図
【図3】本発明の第三の実施例における冷蔵庫の構造を
示す縦断面図
【図4】本発明の第三の実施例の風圧ダンパー示す斜視
【図5】従来の冷蔵庫の冷凍サイクル構成図
【図6】従来例の構造を示す縦断面図
【符号の説明】
25 圧縮機 26 凝縮器 29 蒸発器 32 蓄熱器 34 蓄熱材 35 蓄熱器冷媒管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と凝縮器とキャピラリと冷却器と
    を順次接続してなる冷凍サイクルを有する冷蔵庫におい
    て、前記冷却器と並列に接続され内部につめられた蓄熱
    材と熱交換的に配設された冷媒管を有する蓄熱器と、前
    記蓄熱器内の冷気を送出する蓄熱器ファンと、任意の時
    間帯に前記蓄熱器に蓄熱する蓄熱運転と蓄熱した熱によ
    り冷蔵庫内を冷却する蓄熱冷却運転との時間制御を行う
    時間制御手段と、前記蓄熱冷却運転時に冷蔵室内の空気
    を前記蓄熱器で冷却し前記冷却器に冷気を送る通風ダク
    トと、前記通風ダクト内に前記通風ダクト内の冷気の流
    れを遮断する電動ダンパーとを設けたことを特徴とする
    冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 通風ダクト内に前記通風ダクト内の冷気
    の流れを遮断する形状記憶ダンパーを設けたことを特徴
    とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 通風ダクト内に前記通風ダクト内の冷気
    の流れを遮断する風圧ダンパーを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の冷蔵庫。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108224824A (zh) * 2018-02-13 2018-06-29 成都朗博旺科技发展有限公司 一种浅圆仓粮仓用控温储粮装置

Cited By (2)

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CN108224824A (zh) * 2018-02-13 2018-06-29 成都朗博旺科技发展有限公司 一种浅圆仓粮仓用控温储粮装置
CN108224824B (zh) * 2018-02-13 2023-09-12 成都朗博旺科技发展有限公司 一种浅圆仓粮仓用控温储粮装置

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