JPH08270768A - チェ−ン駆動装置の潤滑剤計量供与方法 - Google Patents
チェ−ン駆動装置の潤滑剤計量供与方法Info
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- JPH08270768A JPH08270768A JP8015117A JP1511796A JPH08270768A JP H08270768 A JPH08270768 A JP H08270768A JP 8015117 A JP8015117 A JP 8015117A JP 1511796 A JP1511796 A JP 1511796A JP H08270768 A JPH08270768 A JP H08270768A
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チェ−ン駆動装置の適量潤滑のための方法を
提供することである。 【解決手段】 本方法は、制御装置を備えたパルス計量
システムを有すると共に潤滑液のパルス計量供給を行な
う装置を使用して、少なくとも一個のスプロケットを備
えたチェ−ン駆動装置の潤滑剤計量供与を行う方法であ
る。潤滑液は、スプロケット２及び／又はチェ−ンに対
して供給される。チェ−ン駆動装置１の回転数が測定さ
れ、且つパルス計量システム４用の制御装置５に作用す
る計算機８にこれが伝達される。計算機は、所定の回転
数に応じてパルス計量システムを開放する。計算機は、
スプロケットの１秒当りの回転数ｎから計算機によって
導かれたスプロケットにおける遠心力の大きさが、上部
限界値に到達したときに、パルス計量システムを遮断す
る。測定された１秒当りの回転数は、プログラム可能で
ある。限界値は、スプロケットが、計量されて供給され
る潤滑液との関連で、飛散なしに作動するように選定さ
れる。
提供することである。 【解決手段】 本方法は、制御装置を備えたパルス計量
システムを有すると共に潤滑液のパルス計量供給を行な
う装置を使用して、少なくとも一個のスプロケットを備
えたチェ−ン駆動装置の潤滑剤計量供与を行う方法であ
る。潤滑液は、スプロケット２及び／又はチェ−ンに対
して供給される。チェ−ン駆動装置１の回転数が測定さ
れ、且つパルス計量システム４用の制御装置５に作用す
る計算機８にこれが伝達される。計算機は、所定の回転
数に応じてパルス計量システムを開放する。計算機は、
スプロケットの１秒当りの回転数ｎから計算機によって
導かれたスプロケットにおける遠心力の大きさが、上部
限界値に到達したときに、パルス計量システムを遮断す
る。測定された１秒当りの回転数は、プログラム可能で
ある。限界値は、スプロケットが、計量されて供給され
る潤滑液との関連で、飛散なしに作動するように選定さ
れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置を備えた
パルス計量システムを有すると共に潤滑液のパルス計量
供給を行なう装置を使用して、少なくとも一個のスプロ
ケットを備えたチェ−ン駆動装置の潤滑剤計量供与を行
う方法に関するものである。潤滑材は、温度に依存する
０．４乃至２０、０００ｃｐｓの粘性を有することが可
能である。パルス計量のパルスは、パルス毎に一定の容
量を提示する質量流量要素から成る。このパルスは、一
定のパルス時間、又は可変的なパルス時間、例えば潤滑
液の粘性に応じて変化するパルス時間で、供給すること
が出来る。
パルス計量システムを有すると共に潤滑液のパルス計量
供給を行なう装置を使用して、少なくとも一個のスプロ
ケットを備えたチェ−ン駆動装置の潤滑剤計量供与を行
う方法に関するものである。潤滑材は、温度に依存する
０．４乃至２０、０００ｃｐｓの粘性を有することが可
能である。パルス計量のパルスは、パルス毎に一定の容
量を提示する質量流量要素から成る。このパルスは、一
定のパルス時間、又は可変的なパルス時間、例えば潤滑
液の粘性に応じて変化するパルス時間で、供給すること
が出来る。
【０００２】
【従来技術】パルス計量された潤滑液の供給のための装
置は、さまざまな実施形態で公然と知られている（例え
ば、ドイツ特許第４２４１０７３号明細書及び同明細書
中において引用されている文献参照）。パルス計量シス
テム用の制御装置は、時間に依存して作動するか、又は
チェ−ン駆動装置の属する機械の運転状態を描写するか
又はチェ−ン駆動装置それ自体の運転状態を描写するパ
ラメタ−に応じて作動する。潤滑が効果的であるために
は、所定の量の潤滑剤がチェ−ン駆動装置内に供給さ
れ、チェ−ン駆動装置内で十分に長い間、潤滑剤として
の効果を保持し、且つ「消費」に応じて追加補給されな
ければならない。これは、チェ−ン駆動装置の速度が操
業上変化するときには困難をもたらす。これは、チェ−
ン駆動装置の実際の操業における多くの使用例において
も事情は同じである。これは、例えば、オ−トバイが数
ｋｍ／ｈから２００ｋｍ／ｈ及びそれ以上の速度範囲で
運転されるときの、オ−トバイのチェ−ン駆動装置にお
いて、特に当てはまる。
置は、さまざまな実施形態で公然と知られている（例え
ば、ドイツ特許第４２４１０７３号明細書及び同明細書
中において引用されている文献参照）。パルス計量シス
テム用の制御装置は、時間に依存して作動するか、又は
チェ−ン駆動装置の属する機械の運転状態を描写するか
又はチェ−ン駆動装置それ自体の運転状態を描写するパ
ラメタ−に応じて作動する。潤滑が効果的であるために
は、所定の量の潤滑剤がチェ−ン駆動装置内に供給さ
れ、チェ−ン駆動装置内で十分に長い間、潤滑剤として
の効果を保持し、且つ「消費」に応じて追加補給されな
ければならない。これは、チェ−ン駆動装置の速度が操
業上変化するときには困難をもたらす。これは、チェ−
ン駆動装置の実際の操業における多くの使用例において
も事情は同じである。これは、例えば、オ−トバイが数
ｋｍ／ｈから２００ｋｍ／ｈ及びそれ以上の速度範囲で
運転されるときの、オ−トバイのチェ−ン駆動装置にお
いて、特に当てはまる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、チェ−ン駆
動装置が極めて多様な速度で駆動されるときにも、チェ
−ン駆動装置の十分にうまく計量された、従って故障の
ない潤滑を確保するような、チェ−ン駆動装置の適量計
量された潤滑のための方法を提供するという技術的課題
を基礎に置くものである。
動装置が極めて多様な速度で駆動されるときにも、チェ
−ン駆動装置の十分にうまく計量された、従って故障の
ない潤滑を確保するような、チェ−ン駆動装置の適量計
量された潤滑のための方法を提供するという技術的課題
を基礎に置くものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この技術的課題の一つの
解決は、制御装置を備えたパルス計量システムを有する
と共に潤滑液のパルス計量供給を行なう装置を使用し
て、少なくとも一個のスプロケットを備えたチェ−ン駆
動装置の潤滑剤計量供与を行う方法であって、 １．１）潤滑液がチェ−ン及び／又はスプロケットに供
給されること、 １．２）チェ−ン駆動装置の回転数が測定され、且つパ
ルス計量システム用の制御装置に対して作用する計算機
にこれが供給されること、 １．３）計算機が所定の回転数に応じてパルス計量シス
テムを開放すること、 １．４）計算機によって１秒当りのスプロケット回転数
ｎから導かれる、スプロケットにおける遠心力に比例す
る数値が上部限界値に到達したときに、計算機がパルス
計量システムを遮断すること、 １秒当りのスプロケット回転数ｎがプログラム可能であ
り、且つスプロケットが、計量されて供給される潤滑液
との関連で、遠心飛散しないように作動するように限界
値が選定される方法によって与えられる。
解決は、制御装置を備えたパルス計量システムを有する
と共に潤滑液のパルス計量供給を行なう装置を使用し
て、少なくとも一個のスプロケットを備えたチェ−ン駆
動装置の潤滑剤計量供与を行う方法であって、 １．１）潤滑液がチェ−ン及び／又はスプロケットに供
給されること、 １．２）チェ−ン駆動装置の回転数が測定され、且つパ
ルス計量システム用の制御装置に対して作用する計算機
にこれが供給されること、 １．３）計算機が所定の回転数に応じてパルス計量シス
テムを開放すること、 １．４）計算機によって１秒当りのスプロケット回転数
ｎから導かれる、スプロケットにおける遠心力に比例す
る数値が上部限界値に到達したときに、計算機がパルス
計量システムを遮断すること、 １秒当りのスプロケット回転数ｎがプログラム可能であ
り、且つスプロケットが、計量されて供給される潤滑液
との関連で、遠心飛散しないように作動するように限界
値が選定される方法によって与えられる。
【０００５】本発明は、チェ−ン駆動装置の故障のない
スム−ズな潤滑のための前提は、潤滑剤が完全に効果的
であるように供給されることにあるという認識に由来す
るものである。これは、潤滑剤がすでに供給の際に流れ
去ることがないように注意がなされるときに、特徴１．
１）によって達成される。特徴１．１）は、上記の技術
的課題を解決するために必要な条件を定義するものであ
る。しかし、この条件は十分ではなく、回転し且つそれ
によって遠心力を発生させるスプロケットが、計量され
た潤滑剤の量を全体的又は部分的に飛散させることがな
いように、更に追加的に配慮されなければならない。本
発明は、計量されて供給される潤滑液との関連におい
て、スプロケットが遠心飛散を生じないように作動する
ように、遠心力に比例して上部限界値が選定されたとき
に、特徴１．２）から１．４）までの測定技術的及び制
御技術的な方策によってこれを達成するものである。こ
のようにして、当然のことながら、潤滑液の粘性も考慮
されている。
スム−ズな潤滑のための前提は、潤滑剤が完全に効果的
であるように供給されることにあるという認識に由来す
るものである。これは、潤滑剤がすでに供給の際に流れ
去ることがないように注意がなされるときに、特徴１．
１）によって達成される。特徴１．１）は、上記の技術
的課題を解決するために必要な条件を定義するものであ
る。しかし、この条件は十分ではなく、回転し且つそれ
によって遠心力を発生させるスプロケットが、計量され
た潤滑剤の量を全体的又は部分的に飛散させることがな
いように、更に追加的に配慮されなければならない。本
発明は、計量されて供給される潤滑液との関連におい
て、スプロケットが遠心飛散を生じないように作動する
ように、遠心力に比例して上部限界値が選定されたとき
に、特徴１．２）から１．４）までの測定技術的及び制
御技術的な方策によってこれを達成するものである。こ
のようにして、当然のことながら、潤滑液の粘性も考慮
されている。
【０００６】一方においてスプロケットの角速度と、他
方において１秒当りの回転数ｎとの間に明らかな関係が
存在するので、この技術的課題もまた、すでに述べた解
決から導きだされたものと同様の解決が得られるのであ
る。導きだされる解決は、制御装置を備えたパルス計量
システムを有すると共に潤滑液のパルス計量供給を行な
う装置を使用して、少なくとも一個のスプロケットを備
えたチェ−ン駆動装置の潤滑剤計量供与方法であって、 １．１）潤滑液がチェ−ン及び／又はスプロケットに供
給されること、 １．２）チェ−ン駆動装置の回転数が測定され、且つパ
ルス計量システム用の制御装置に対して作用する計算機
にこれが供給されること、 １．３）計算機が所定の回転数に応じてパルス計量シス
テムを開放すること、 １．４）計算機によって１秒当りのスプロケット回転数
ｎから導かれる、スプロケットにおける遠心力に比例す
る数値が上部限界値に到達したときに、計算機がパルス
計量システムを遮断すること、 １秒当りのスプロケット回転数ｎがプログラム可能であ
り、且つスプロケットが、計量されて供給される潤滑液
との関連で、遠心飛散しないように作動するように限界
値が選定される方法によって与えられるのである。
方において１秒当りの回転数ｎとの間に明らかな関係が
存在するので、この技術的課題もまた、すでに述べた解
決から導きだされたものと同様の解決が得られるのであ
る。導きだされる解決は、制御装置を備えたパルス計量
システムを有すると共に潤滑液のパルス計量供給を行な
う装置を使用して、少なくとも一個のスプロケットを備
えたチェ−ン駆動装置の潤滑剤計量供与方法であって、 １．１）潤滑液がチェ−ン及び／又はスプロケットに供
給されること、 １．２）チェ−ン駆動装置の回転数が測定され、且つパ
ルス計量システム用の制御装置に対して作用する計算機
にこれが供給されること、 １．３）計算機が所定の回転数に応じてパルス計量シス
テムを開放すること、 １．４）計算機によって１秒当りのスプロケット回転数
ｎから導かれる、スプロケットにおける遠心力に比例す
る数値が上部限界値に到達したときに、計算機がパルス
計量システムを遮断すること、 １秒当りのスプロケット回転数ｎがプログラム可能であ
り、且つスプロケットが、計量されて供給される潤滑液
との関連で、遠心飛散しないように作動するように限界
値が選定される方法によって与えられるのである。
【０００７】双方の解決とも、チェ−ン駆動装置がパル
ス計量システムの遮断後に限界値以下で作動するとき
に、本発明による有利な実施形態に従って、計算機のプ
ログラミングを介して、特徴１．４）或いは２．５）に
従って遮断される計量パルスが伝達されるのである。本
発明の優れた実施形態によれば、パルス計量された潤滑
液の供給のための装置が、量的に一定のパルスで作動す
る。これは、例えばピストンポンプ及びポンプ行程を使
用して計量が実施されることにより、容易に達成可能で
ある。この場合、所定の回転数に応じて複数の潤滑剤パ
ルスを放出する可能性が存在する。また、時間制御され
たパルスでも作動させ、且つパルス持続時間を変化させ
ること、すなわち例えば潤滑液の粘性に応じて温度に依
存してこれを変化させることも出来る。計算機は、これ
に対応してプログラムされていなければならない。温度
の測定は、追加的に実施しなければならない。一般に
は、本発明による方法を実施するための装置の場合に
は、すでに装置の製造又は調整の際にプログラミングが
実施される。操業的には、時間単位で供給される潤滑液
の量には、例えば質量流量要素及び／又はパルス時間の
量の調整によって、いつでも影響を及ぼすことが出来
る。
ス計量システムの遮断後に限界値以下で作動するとき
に、本発明による有利な実施形態に従って、計算機のプ
ログラミングを介して、特徴１．４）或いは２．５）に
従って遮断される計量パルスが伝達されるのである。本
発明の優れた実施形態によれば、パルス計量された潤滑
液の供給のための装置が、量的に一定のパルスで作動す
る。これは、例えばピストンポンプ及びポンプ行程を使
用して計量が実施されることにより、容易に達成可能で
ある。この場合、所定の回転数に応じて複数の潤滑剤パ
ルスを放出する可能性が存在する。また、時間制御され
たパルスでも作動させ、且つパルス持続時間を変化させ
ること、すなわち例えば潤滑液の粘性に応じて温度に依
存してこれを変化させることも出来る。計算機は、これ
に対応してプログラムされていなければならない。温度
の測定は、追加的に実施しなければならない。一般に
は、本発明による方法を実施するための装置の場合に
は、すでに装置の製造又は調整の際にプログラミングが
実施される。操業的には、時間単位で供給される潤滑液
の量には、例えば質量流量要素及び／又はパルス時間の
量の調整によって、いつでも影響を及ぼすことが出来
る。
【０００８】本発明による方法を実地に導入する場合、
或いは本発明による方法を実地に実現する場合には、計
量されて供給される潤滑液が、スプロケットにおいて飛
散されないことを確保する、請求項１或いは請求項２と
の関連で挙げた限界値を、チェ−ン駆動装置で、又はチ
ェ−ン駆動装置のモデルで、実験的に容易に確認するこ
とが出来る。この限界値は、粘性に依存しており、且つ
また異なる粘性の潤滑液の場合には、潤滑剤に依存する
ものである。粘性それ自体は、すでに強調した通り、温
度に依存する。一般には、潤滑液のパルス計量のための
装置が作動する温度領域内で潤滑剤が持っている、一定
の潤滑液の中位の粘性に対する限界値を調整することで
十分である。しかし、特徴１．４）或いは２．５）に記
載された限界値を、作動温度領域内の潤滑液の最低の粘
性に応じて調整することも出来る。潤滑液の温度、上記
装置の温度、チェ−ン駆動装置の温度、又は例えばオ−
トバイの場合には、単に外部温度を測定し、これを計算
機に伝達し、且つ計算機でこの温度を考慮した限界値を
調整することも、本発明の範囲内である。特徴１．４）
に見られる遠心力は、粘性の温度変化を考慮した、温度
に依存する要素を備えることが出来る。
或いは本発明による方法を実地に実現する場合には、計
量されて供給される潤滑液が、スプロケットにおいて飛
散されないことを確保する、請求項１或いは請求項２と
の関連で挙げた限界値を、チェ−ン駆動装置で、又はチ
ェ−ン駆動装置のモデルで、実験的に容易に確認するこ
とが出来る。この限界値は、粘性に依存しており、且つ
また異なる粘性の潤滑液の場合には、潤滑剤に依存する
ものである。粘性それ自体は、すでに強調した通り、温
度に依存する。一般には、潤滑液のパルス計量のための
装置が作動する温度領域内で潤滑剤が持っている、一定
の潤滑液の中位の粘性に対する限界値を調整することで
十分である。しかし、特徴１．４）或いは２．５）に記
載された限界値を、作動温度領域内の潤滑液の最低の粘
性に応じて調整することも出来る。潤滑液の温度、上記
装置の温度、チェ−ン駆動装置の温度、又は例えばオ−
トバイの場合には、単に外部温度を測定し、これを計算
機に伝達し、且つ計算機でこの温度を考慮した限界値を
調整することも、本発明の範囲内である。特徴１．４）
に見られる遠心力は、粘性の温度変化を考慮した、温度
に依存する要素を備えることが出来る。
【０００９】詳細には、本発明の範囲内には、本発明に
よる方法の更なる構成のための多数の可能性が存在す
る。本発明の優れた実施形態によれば、スプロケットが
パルス計量システムの遮断後に限界値以下の領域内で作
動するときに、計算機のプログラミングを介して、特徴
１．４）或いは２．５）に従って遮断された計量パルス
が供給される。また、本発明の優れた実施形態によれ
ば、パルス計量された潤滑液の供給のための装置が、量
的に一定のパルスで作動する。一般的には、計算機は、
異なる粘性の一群の潤滑液及び／又は異なる温度依存度
の粘性の一群の潤滑液から選定された潤滑液に応じてプ
ログラムされるのであって、これは実験的に容易に確認
することが出来る。
よる方法の更なる構成のための多数の可能性が存在す
る。本発明の優れた実施形態によれば、スプロケットが
パルス計量システムの遮断後に限界値以下の領域内で作
動するときに、計算機のプログラミングを介して、特徴
１．４）或いは２．５）に従って遮断された計量パルス
が供給される。また、本発明の優れた実施形態によれ
ば、パルス計量された潤滑液の供給のための装置が、量
的に一定のパルスで作動する。一般的には、計算機は、
異なる粘性の一群の潤滑液及び／又は異なる温度依存度
の粘性の一群の潤滑液から選定された潤滑液に応じてプ
ログラムされるのであって、これは実験的に容易に確認
することが出来る。
【００１０】以下、一つの実施の形態を記載した図面を
もとに本発明の詳細を説明すれば、次の通りである。
もとに本発明の詳細を説明すれば、次の通りである。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１においては、スプロケット２
を備えたチェ−ン駆動装置１の断面が示してある。チェ
−ン駆動装置１には、パルス計量された潤滑液の供給を
行なうための装置３が対応配置されていて、当該装置３
は、制御装置５を備えたパルス計量システム４を保有し
ている。
を備えたチェ−ン駆動装置１の断面が示してある。チェ
−ン駆動装置１には、パルス計量された潤滑液の供給を
行なうための装置３が対応配置されていて、当該装置３
は、制御装置５を備えたパルス計量システム４を保有し
ている。
【００１２】まず図１から明らかなように、実施例にお
いては、潤滑剤はチェ−ンの乗り上げ領域においてスプ
ロケットに供給されている。スプロケットは、回転数ピ
ックアップ６及び／又は角速度ピックアップを持ってい
る。測定値は、測定値伝達導線７を介して計算機８に伝
達され、これが既述の制御装置５に作用して、パルス計
量された潤滑液の供給を制御する。
いては、潤滑剤はチェ−ンの乗り上げ領域においてスプ
ロケットに供給されている。スプロケットは、回転数ピ
ックアップ６及び／又は角速度ピックアップを持ってい
る。測定値は、測定値伝達導線７を介して計算機８に伝
達され、これが既述の制御装置５に作用して、パルス計
量された潤滑液の供給を制御する。
【００１３】図２においては、部分図ａ及びｂにより、
横軸として時間を、そして縦軸として潤滑液の質量流量
をグラフで示してある。表示されているのは、パルス計
量、パルス持続時間Δｔ、並びにパルス間隔ａである。
縞線で示した長方形の面は、一つのパルスの際に供給さ
れる潤滑剤の量に相当する。パルスは、実施例において
は量が一定である。図２ａにおいては、チェ−ン駆動装
置のスプロケットが一定の回転数ｎ1 で作動することが
示されている。図２ｂでは、チェ−ン駆動装置の回転数
ｎ2 がｔ1 において始まり、拡大する方向に変化してい
る。ｔ2 においては、回転数が極めて大きくなったため
に、潤滑液の飛散を回避するためにパルス計量システム
が遮断されている。遮断によって発せられなかったパル
スは、時間ｔ3 から供給され始める。
横軸として時間を、そして縦軸として潤滑液の質量流量
をグラフで示してある。表示されているのは、パルス計
量、パルス持続時間Δｔ、並びにパルス間隔ａである。
縞線で示した長方形の面は、一つのパルスの際に供給さ
れる潤滑剤の量に相当する。パルスは、実施例において
は量が一定である。図２ａにおいては、チェ−ン駆動装
置のスプロケットが一定の回転数ｎ1 で作動することが
示されている。図２ｂでは、チェ−ン駆動装置の回転数
ｎ2 がｔ1 において始まり、拡大する方向に変化してい
る。ｔ2 においては、回転数が極めて大きくなったため
に、潤滑液の飛散を回避するためにパルス計量システム
が遮断されている。遮断によって発せられなかったパル
スは、時間ｔ3 から供給され始める。
【図１】本発明による方法のために整備された、パルス
計量潤滑のための装置を備えたチェ−ン駆動装置の概略
図である。
計量潤滑のための装置を備えたチェ−ン駆動装置の概略
図である。
【図２】部分図２ａ及び２ｂによって、本発明による方
法を説明するグラフを示したものである。
法を説明するグラフを示したものである。
１ チェ−ン駆動装置 ２ スプロケット ３ パルス計量潤滑のための装置 ４ パルス計量システム ５ 制御装置 ６ 回転数ピックアップ ７ 測定値伝達導線 ８ 計算機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリヒ、イミッシュ ドイツ、97688、バート、キシンゲン、ザ ンクト−ミヒャエル−シュトラーセ、９ (72)発明者 アントン、マイ ドイツ、97705、ブルカルトロート、アム、 トリープ、４
Claims (8)
- 【請求項１】 制御装置を備えたパルス計量システムを
有すると共に潤滑液のパルス計量供給を行なう装置を使
用して、少なくとも一個のスプロケットを備えたチェ−
ン駆動装置の潤滑剤計量供与を行う方法であって、 １．１）潤滑液がチェ−ン及び／又はスプロケットに供
給されること、 １．２）チェ−ン駆動装置の回転数が測定され、且つパ
ルス計量システム用の制御装置に対して作用する計算機
にこれが供給されること、 １．３）計算機が所定の回転数に応じてパルス計量シス
テムを開放すること、 １．４）計算機によって１秒当りのスプロケット回転数
ｎから導かれる、スプロケットにおける遠心力に比例す
る数値が上部限界値に到達したときに、計算機がパルス
計量システムを遮断すること、 １秒当りのスプロケット回転数ｎがプログラム可能であ
り、且つスプロケットが、計量されて供給される潤滑液
との関連で、遠心飛散しないように作動するように限界
値が選定されることを特徴とする方法。 - 【請求項２】 制御装置を備えたパルス計量システムを
有すると共に潤滑液のパルス計量供給を行なう装置を使
用して、少なくとも一個のスプロケットを備えたチェ−
ン駆動装置の潤滑剤計量供与を行う方法であって、 ２．１）潤滑液がチェ−ン及び／又はスプロケットに供
給されること、 ２．２）スプロケットの角速度並びにスプロケットの回
転数が測定されること、 ２．３）角速度及びスプロケットの回転数に関する測定
値がパルス計量システム用の制御装置に対して作用する
計算機に伝達されること、 ２．４）計算機が所定の回転数に応じてパルス計量シス
テムを開放すること、 ２．５）角速度に関する測定値が上部限界値に到達した
ときに、計算機がパルス計量システムを遮断すること、 １秒当りのスプロケット回転数ｎがプログラム可能であ
り、且つスプロケットが、計量されて供給される潤滑液
との関連で、遠心飛散しないように作動するように限界
値が選定されることを特徴とする方法。 - 【請求項３】 チェ−ン駆動装置がパルス計量システム
の遮断後に限界値以下で作動するときに、計算機のプロ
グラミングを介して、特徴１．４）或いは特徴２．５）
に従って遮断された計量パルスが供給される、請求項１
又は２のいずれか一による方法。 - 【請求項４】 パルス計量された潤滑液の供給のための
装置が、量的に一定のパルスで作動する、請求項１から
３のいずれか一による方法。 - 【請求項５】 特徴１．４）或いは２．５）において与
えられた限界値が、作動温度領域内の潤滑液の最低の粘
性に応じて調整される、請求項１から４のいずれか一に
よる方法。 - 【請求項６】 計算機が、異なる粘性の一群の潤滑液及
び／又は異なる温度依存度の粘性の一群の潤滑液から選
定された潤滑液に応じてプログラムされている、請求項
１から５のいずれか一による方法。 - 【請求項７】 潤滑液が、スプロケットの回転方向にお
いてスプロケットの前で、及び／又はチェ−ンの乗り上
げ領域においてスプロケットに供給される、請求項１か
ら６のいずれか一による方法。 - 【請求項８】 潤滑液が、スプロケットから繰り出され
るチェ−ンに供給される、請求項１から６のいずれか一
による方法。
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