JPH08270609A - 多段位置決めが可能なアクチュエータの運転方法 - Google Patents

多段位置決めが可能なアクチュエータの運転方法

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JPH08270609A
JPH08270609A JP7074948A JP7494895A JPH08270609A JP H08270609 A JPH08270609 A JP H08270609A JP 7074948 A JP7074948 A JP 7074948A JP 7494895 A JP7494895 A JP 7494895A JP H08270609 A JPH08270609 A JP H08270609A
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JP
Japan
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cylinder
piston
port
hole
outer piston
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Application number
JP7074948A
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Inventor
Hiroshi Nara
浩 奈良
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Sanwa Seiki Ltd
Original Assignee
Sanwa Seiki Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型軽量化と作動速度の向上を図るべく、ア
クチュエータの外径寸法を小さくしても、小径な内側ピ
ストン37aのみを確実に変位可能にする。 【構成】 小径で受圧面積が小さな内側ピストン37a
を外側ピストン31aに対して変位させる際に、第二ポ
ート40aだけでなく、第一ポート35aにも短時間だ
け圧縮空気を供給する。この結果、受圧面積が大きな外
側ピストン31aが十分に大きな力でロッド10を押し
上げ、弁体9を流通孔8の開口周縁から離隔させる。弁
体9を開口周縁から離隔させた後、上記第一ポート35
aへの圧縮空気供給は停止し、第二ポート40aへの圧
縮空気供給のみを継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る多段位置決めが可
能なアクチュエータの運転方法は、例えば排気再循環装
置に組み込んで弁の開度を多段階に調整する為のアクチ
ュエータを、特定長さだけストロークさせる際に利用す
る。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの燃焼室から排出さ
れる排気の一部を吸気系に戻し、この燃焼室内に送り込
む混合気中の不活性ガス(H2 O、N2 、CO2 等)の
割合を増加させると、上記燃焼室内での窒素酸化物の発
生を抑える事ができる。但し、混合気中の不活性ガスの
割合が増す事で、エンジンの出力が低下する。従って、
大きな出力を要しない定速走行時等に上記混合気中に混
ぜる排気の量を増加させ、加速時、登坂時等、大きな出
力を要する場合には上記混合気中に混ぜる排気の量を減
少させる排気再循環装置(EGR)が、従来から使用さ
れている。
【0003】図5は、この様な排気再循環装置の基本構
成を示している。ディーゼルエンジンのシリンダ1の頂
部に設けられた吸気口及び排気口はそれぞれ、吸気弁2
或は排気弁3により開閉される。又、上記吸気口には吸
気流路4の下流端が、排気口には排気流路5の上流端
が、それぞれ接続されている。そして、この排気流路5
の途中に再循環流路6の上流端を接続し、この再循環流
路6の下流端を上記吸気流路4の途中に接続している。
この再循環流路6の途中には、本発明の対象となるアク
チュエータが組み込まれる流量調整弁7を設けて、上記
排気流路5から上記吸気流路4に送られる排気の量を調
整自在としている。
【0004】この流量調整弁7として従来から、例えば
特公平3−3066号公報に記載された構造が知られて
いる。この公報に記載された流量調整弁は、図6に示す
様に、上記再循環流路6の途中に直列に接続自在な流通
孔8を有する。そして、弁体9によって、この流通孔8
の開閉及び開度の調節を自在としている。この弁体9に
はロッド10の一端(図6の上端)を結合しており、こ
のロッド10の他端(図6の下端)に固定した開放ピス
トン11を開放シリンダ12に、気密に嵌装している。
又、上記開放シリンダ12の上端開口を塞いだ蓋片13
と上記開放ピストン11との間には閉鎖ばね14を設け
て、上記ロッド10を介して上記弁体9に、上記流通孔
8を閉じる方向の弾力を付与している。又、上記開放シ
リンダ12の端部で、上記開放ピストン11に対して上
記閉鎖ばね14と反対側部分は圧力室15としている。
【0005】そして、この圧力室15内に、図5に示し
たコンプレッサ等の圧縮空気源16から、圧力流体であ
る圧縮空気を、供給路18を通じて送り込み自在として
いる。この供給路18の途中には電磁弁17を設け、こ
の供給路18を通じての、上記圧力室15内への圧縮空
気の給排を自在としている。
【0006】上記電磁弁17は、マイクロコンピュータ
等の制御器19により制御されるもので、次の(1) 〜
(3) の状態を高速で切り換え自在である。 (1) 上記圧縮空気源16と圧力室15とを連通させる状
態。 (2) 上記圧力室15と、電磁弁17の一部に設けられた
図示しない排気ポートとを連通させる状態。 (3) 上記圧力室15を上記圧縮空気源16と排気ポート
との何れにも連通させず、圧力室15内への圧縮空気の
給排を停止させる状態。
【0007】シリンダ1上部の燃焼室内で発生する窒素
酸化物の量を減少させるべく、排気の一部を燃焼室内に
送り込む場合には、上記電磁弁17を上記(1) の状態に
切り換える。この結果、流量調整弁7の圧力室15内に
圧縮空気が送り込まれて、前記弁体9及びロッド10
が、前記閉鎖ばね14の弾力に抗して変位し、流通孔8
を開放する。又、エンジンの出力を増大させるべく、排
気を燃焼室内に送り込まない様にする為には、上記電磁
弁17を上記(2) の状態に切り換える。この状態では上
記圧力室15が、上記供給路18及び電磁弁17に設け
た排気口を通じて大気中に開放され、上記弁体9及びロ
ッド10が上記閉鎖ばね14の弾力により変位して、上
記流通孔8を閉じる。更に、上記弁体9による流通孔8
の開度を固定する場合には、上記(3) の状態に切り換え
る。この状態では、上記圧力室15に閉じ込められた圧
縮空気の圧力と上記閉鎖ばね14の弾力とが釣り合っ
て、上記弁体9及びロッド10が変位しなくなる。尚、
この様な(3) の状態を実現可能にする為に、上記ロッド
10の端部で前記開放シリンダ12から突出した部分に
は、ポテンショメータ等の変位計20を設けて、上記弁
体9の位置を検出自在としている。
【0008】一方、上記制御器19は、次の(a) 〜(c)
に示す信号に応じて、上記電磁弁17の状態を切り換え
る。 (a) アクセル開度を表す信号 この信号を得る為に、例えばアクセルペダル21の動き
を燃料噴射ポンプ22に伝達する為のケーブル23の途
中に変位センサを設け、この変位センサの検出信号を上
記制御器19に入力する。 (b) エンジンの回転速度を表す信号 この信号を得る為に、回転センサ24によってエンジン
の回転速度を検出し、この回転センサ24の検出信号を
上記制御器19に入力する。 (c) 冷却水温度を表す信号 この信号を得る為に、エンジンのウォータジャケット部
分に温度センサ25を設け、この温度センサ25の検出
信号を上記制御器19に入力する。
【0009】上記(a) 〜(c) の信号のうち、(b)(c)の信
号は、シリンダ1内で窒素酸化物が発生し易い状況か否
かを知る為に必要であるが、(a) の信号は、運転者がエ
ンジンに大きな出力を要求しているか否かを知る為に必
要である。即ち、前述した様に、大きな出力を要しない
定速走行時等に上記混合気中に混ぜる排気の量を増加さ
せて、燃焼室内での窒素酸化物の発生を抑える。一方、
混合気中に混ぜる排気の量を増加させ、混合気中の不活
性ガスの割合が増すと、エンジンの出力が低下する。こ
の為、加速、登坂等の為にアクセルペダル21を強く踏
み込んだ場合には、前記再循環流路6を通じて吸気流路
4に戻される排気の量を減少(零を含む)させて、加
速、登坂等に必要な出力を確保する。
【0010】排気再循環装置は上述の様に構成され作用
する事で、車両の運行状況に応じて混合気中に混ぜる排
気の量を調節する。この調節は、前記弁体9を駆動する
為のロッド10の変位量を変える事で行なう。図5〜6
に示した従来構造の場合には、電磁弁17を高速で切り
換える事で圧力室15内の圧力を調整し、この圧力と閉
鎖ばね14との釣り合いにより定まる上記変位量を、前
記変位計20により検出している。
【0011】ところが、この様にして上記ロッド10の
変位量を調節するには、高速で切り換わる電磁弁17と
高速で演算処理を行なう制御器19とが必要になる。こ
れらは実用化されているとは言え高価である。従って、
排気再循環装置の低廉化の為には、作動速度や演算処理
速度がそれ程速くない電磁弁や制御器を使用しても、十
分な調節を行なえる構造の実現が望まれている。
【0012】作動速度や演算処理速度がそれ程速くない
電磁弁や制御器を使用してもロッドの変位量を多段階で
調節可能にする為に適用可能な構造として従来から、次
のに記載された構造が知られている。 株式会社オーム社が1989年2月25日に発行し
た「新版油空圧便覧」 この文献の第546頁には、ストロークが異なる3個の
シリンダを互いに直列に配置し、各シリンダへの圧油の
給排状態を切り換える事で、1本の出力ロッドの変位量
を、ストローク零を含めて4段階に切り換えられるアク
チュエータが記載されている。 特開平3−129109号公報 この公報には、シリンダと、このシリンダ内に第一所定
長さだけの変位自在に嵌装された第一ピストンと、この
第一ピストンに対する第二所定長さだけの変位自在にし
て上記シリンダ内に嵌装された第二ピストンとを備えた
アクチュエータが記載されている。又、このアクチュエ
ータは、シリンダの内端面と上記第一ピストンとの端面
との間に存在する第一油圧室と、上記第一、第二両ピス
トン同士の間に存在する第二油圧室とを備える。そし
て、ばねにより上記第二ピストンを、上記第一ピストン
に向け押圧している。このアクチュエータの場合には、
第一、第二両油圧室への圧油の給排状態を切り換える事
により、上記第二ピストンにその基端部を結合した出力
ロッドのストロークを、零を含めて4段階に制御でき
る。
【0013】ところが、これらに記載されたアクチ
ュエータの場合には、少なくとも2個のピストンを軸方
向に亙って互いに直列に配置する為、軸方向に亙る寸法
が大きくなってしまう。排気再循環装置の弁体9の開度
を調整する為のアクチュエータの場合には、設置空間が
限られており、多段階の調節を可能にする為、軸方向寸
法が大きくなる事は好ましくない。この様な事情に鑑み
て本発明者は先に、軸方向寸法を大きくする事なく、ロ
ッドのストロークを多段階に調節可能なアクチュエータ
を発明した(実願平5−74572号)。
【0014】
【先発明の説明】この先発明に係るアクチュエータは、
例えば図7に示す様に構成される。排気流路5から吸気
流路4(図5参照)に排気を流す為の流通孔8を設けた
ブロック28の下面に固定されたシリンダケース29の
内側には、シリンダ孔30を設けている。このシリンダ
孔30の内側には円筒状の外側ピストン31を、軸方向
に亙ってL31分だけ変位自在に、且つ気密に嵌装してい
る。この外側ピストン31の下端部には、円板状の端板
32を気密に内嵌固定している。又、上記シリンダケー
ス29の底板部33にはボルト34を螺着して、上記外
側ピストン31の下端縁が底板部33の上面に当接する
事を防止している。そして、上記シリンダケース29の
下端部には第一ポート35を設けて、上記外側ピストン
31と上記底板部33の間部分36に圧縮空気を給排自
在としている。
【0015】又、上記外側ピストン31の内側には内側
ピストン37を、この外側ピストン31に対し軸方向に
亙りL37分だけ変位を自在に、且つ気密に嵌装してい
る。上記内側ピストン37の下面中央部には突部38を
形成して、この内側ピストン37の軸方向一端面である
下面と、上記端板32の片面である上面とが密接する事
を防止し、これら両面同士の間に内側圧力室39を設け
ている。上記シリンダケース29の下部側面には、この
内側圧力室39に圧力流体を給排する為の第二ポート4
0を設けている。そして、この第二ポート40と上記内
側圧力室39とを、給排通路により連通させている。こ
の給排通路は、上記外側ピストン31の内周面と外周面
とを連通させる通孔41、41と、上記外側ピストン3
1の外周面に全周に亙って形成された凹部42とを含ん
で構成される。流通孔8の端部開口を開閉する為の弁体
9をその端部に固設したロッド10は、上記内側ピスト
ン37の上面に、閉鎖ばね14の弾力に基づいて当接さ
せられている。又、上記外側、内側両ピストン31、3
7の上側に存在する空間43は、フィルタ44を介して
大気に通じている。
【0016】上述の様に構成される先発明に係るアクチ
ュエータは、第一、第二両ポート35、40への圧縮空
気の供給状態を次表に示す様に切り換える事で、上記ロ
ッド10のストロークを(零を含めて)4段階に調節で
きる。
【0017】
【表1】
【0018】即ち、何れのポート35、40にも圧縮空
気の供給を停止している状態では、外側、内側両ピスト
ン31、37の何れにも上昇方向の力が付与されない。
従って、上記ロッド10が閉鎖ばね14の弾力により下
降し切り、上記弁体9が上記流通孔8を完全に閉じる。
次に、第一ポート35に圧縮空気を供給し、第二ポート
40への圧縮空気の供給を停止した状態では、上記内側
ピストン37下面の突部38と端板32の上面とを当接
させた状態のまま、上記外側ピストン31がL31分だけ
上昇する。この結果、上記弁体9が上記流通孔8の開口
縁部からL31分だけ離れる。次に、第一ポート35への
圧縮空気を停止し、第二ポート40に圧縮空気を供給し
た状態では、上記端板32の下面とボルト34の上端面
とを当接させた状態のまま、上記内側ピストン37がL
37分だけ上昇する。この結果、上記弁体9が上記流通孔
8の開口縁部からL37分だけ離れる。更に、第一、第二
両ポート35、40に圧縮空気を供給した状態では、上
記外側ピストン31がL31分だけ上昇するだけでなく、
この外側ピストン31に対して上記内側ピストン37が
37分だけ上昇する。この結果、上記弁体9が上記流通
孔8の開口縁部からL31+L37分だけ離れる。
【0019】この様に構成され作用する先発明に係るア
クチュエータの場合には、外側ピストン31と内側ピス
トン37とを直径方向に重ねて配置している為、軸方向
に亙る寸法を大きくする事なく、ストロークを多段階に
調節できる。尚、上記内側ピストン37の更に内側に第
二内側ピストンを設け、この第二内側ピストンも外側ピ
ストン及び内側ピストンと別に変位自在にすれば、スト
ロークを8段階に調節する事も可能になる。この為の具
体的な構造に就いても、前記実願平5−74572号に
記載されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成され作
用する先発明に係るアクチュエータの場合、小型軽量化
の為、或は作動時間の短縮の為にシリンダケース29の
直径を小さくすると、弁体9を開放すべくロッド10を
押し上げる力が不足する事が考えられる。この理由は次
の通りである。弁体9が流通孔8の端部開口を塞いだ状
態では、この弁体9の片面(図7の上面)で排気流路5
に対向する部分には、この排気流路5を流れる排気に基
づいて正圧が加わる。これに対して、上記弁体9の他面
(図7の下面)で上記流通孔8を介して吸気流路4に対
向する部分には負圧が加わる。従って上記弁体9は、こ
れら正圧と負圧との差により、上記流通孔8の開口端部
周縁に強く押し付けられた状態となる。この状態から上
記弁体9を開放すべく上記ロッド10を押し上げるに
は、閉鎖ばね14の弾力に打ち勝つ以上に、十分に大き
な力を要する。言い換えれば、上記ロッド10の押し上
げを開始する為に打ち勝たなければならない初期抗力が
大きい。
【0021】一方、上記シリンダケース29の直径を小
さくすると、シリンダ孔30内に嵌装する外側ピストン
31の直径D31が小さくなり、この外側ピストン31の
内側に嵌装する内側ピストン37の直径D37は更に小さ
くなる。そして、この様に内側ピストン37の直径D37
が小さくなると、この内側ピストン37の受圧面積(=
π・D37 2 /4)が小さくなる。この結果、上記内側ピ
ストン37を上記外側ピストン31に対して変位させる
べく、第二ポート40から内側圧力室39に圧縮空気を
送り込んだ場合でも、この内側ピストン37が上記ロッ
ド10を十分に強く押圧しない。この為、エンジンが高
速で回転している様な状態で、上記排気流路5内の圧力
が高く、上記吸気流路4の圧力が低い(負圧の絶対値が
大きい)場合に、上記弁体9を開放できない可能性があ
る。
【0022】勿論、上記内側圧力室39内に送り込む圧
縮空気の圧力を高くすれば、上記弁体9を開放できる
が、EGR制御用のアクチュエータの場合、使用できる
圧縮空気の圧力は限られる為、現実的な解決方法とは言
えない。又、内側ピストン37の大径化によりロッド1
0を押圧する力を増大させる方法の場合には、シリンダ
ケース29の大径化によりアクチュエータの大型化並び
に重量の増大を招くだけでなく、作動時間を長くする原
因ともなる。即ち、上記各ピストン31、37の直径を
大きくすると、これら各ピストン31、37を所定長さ
だけ変位させる為に要する圧縮空気の量が増大し、その
分アクチュエータの作動時間が長くなる。本発明の多段
位置決めが可能なアクチュエータの運転方法は、この様
な相反する要求を何れも満足させるべく発明したもので
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の運転方法を実施
する多段位置決めが可能なアクチュエータは、前述した
先発明に係る多段位置決めが可能なアクチュエータと同
様に、シリンダケースと、このシリンダケースの内側に
設けられたシリンダ孔と、このシリンダ孔の内側に軸方
向に亙って変位自在に嵌装された、円筒状で一端開口を
端板により塞がれた外側ピストンと、上記シリンダケー
スの一部に設けられ、上記シリンダ孔の一部で上記外側
ピストンの一端側と対向する部分に圧力流体を給排自在
な第一ポートと、上記外側ピストンの内側に、この外側
ピストンに対する軸方向に亙る変位を自在として嵌装さ
れた内側ピストンと、この内側ピストンの軸方向一端面
と上記端板の片面との間に設けられた内側圧力室と、こ
の内側圧力室に圧力流体を給排する為、上記シリンダケ
ースの一部に設けられた第二ポートと、上記外側ピスト
ンの内周面と外周面とを連通させる通孔を含んで構成さ
れ、上記内側圧力室と上記第二ポートとを連通させる給
排通路とを備える。
【0024】この様な多段位置決めが可能なアクチュエ
ータを運転する方法である本発明は、上記シリンダ孔に
対して上記外側シリンダを変位させずに、この外側シリ
ンダに対して上記内側シリンダを変位させる際に、上記
第一、第二両ポートに圧力流体を送り込む事で上記外側
シリンダを上記シリンダ孔に対して僅かに変位させた
後、上記第一ポートへの圧力流体の送り込みを停止し、
上記第二ポートへの圧力流体の供給を継続させる。
【0025】
【作用】上述の様に構成される本発明の多段位置決めが
可能なアクチュエータの運転方法によれば、直径の小さ
な内側ピストンのみを変位させる場合でも、この内側ピ
ストンを確実に変位させる事ができる。即ち、本来内側
ピストンを動かす為に必要な第二ポートに圧力流体を送
り込むだけでなく、外側ピストンを動かす為の第一ポー
トにも圧力流体を短時間だけ送り込む為、この外側ピス
トンがシリンダ孔に対して僅かだけ変位する。この外側
ピストンの受圧面積は内側ピストンの受圧面積に比べて
広い為、この外側ピストンは十分に大きな力で変位す
る。従って、変位を開始させる為に要する初期抗力が大
きくても、この初期抗力に打ち勝つ事で変位を開始でき
る。
【0026】初期抗力に打ち勝って変位を開始した後
に、上記内側ピストンを外側ピストンに対して変位させ
る為に要する力は小さい。従って、外側ピストンを上記
シリンダ孔に対して僅かに変位させた後、上記第一ポー
トへの圧力流体の送り込みを停止し、上記第二ポートへ
の圧力流体の供給を継続させる事で、上記内側ピストン
のみを、上記外側ピストンに対して所定量だけ変位させ
る事ができる。上記第一ポートへの短時間の圧力流体供
給に伴う、上記シリンダ孔に対する外側ピストンの変位
は、上記第一ポートへの圧力流体の供給停止に伴って解
消される。
【0027】
【実施例】図面に沿って本発明の実施例を説明するが、
位置及び方向に関する上下左右の表現は説明の便宜上で
あって、実際の設置状態が図面及び実施例の説明の状態
と90度異なっていても良いし、上下逆であっても良
い。図1〜3は本発明の方法により運転されるアクチュ
エータを備えた流量調整弁の一実施例を示している。勿
論、本発明の運転方法は、前述の図7に示した先発明の
アクチュエータに就いても実施できるが、以下の説明は
図1〜3に示した実施例に就いて行なう。アルミニウム
合金、鋳鉄等の金属により造られた弁ケース45の上部
内側には、この弁ケース45の上端面と上部片側面(図
1の左側面)とに開口する流通孔8を設けている。排気
再循環装置の構成時には、この流通孔8の上流端である
上方開口は排気流路5(図5)に、下流端である側方開
口は吸気流路4(図5)に、それぞれ通じさせて、再循
環流路6(図5〜6)に直列に接続する。
【0028】上記流通孔8の上端開口部には、この流通
孔8の開閉及び開度の調節を行なう弁体9を設けてい
る。この弁体9の下面中央部にはロッド10の上端部を
結合している。尚、図示の実施例では、これら弁体9と
ロッド10とを一体とした、きのこ弁を使用している。
このロッド10は、上記弁ケース45内に鉛直方向に亙
って形成された貫通孔46内に、摺動自在に挿通されて
いる。そして、このロッド10の下端部で上記貫通孔4
6から下方に突出した部分にばね座49を固定してい
る。このばね座49は、合成樹脂、金属等により全体を
円輪状に形成されて、中心部に内径が上方に向かう程小
さくなるテーパ孔を有する。又、上記ロッド10の下端
部外周面で上記テーパ孔の内側に位置する部分には凹溝
47を、全周に亙り形成している。そして、合成樹脂又
は金属により2分割自在なテーパ円筒状に造られて上記
テーパ孔の内側に嵌合したコッタ48の内周面に形成し
た突条と、上記凹溝47とを係合させている。従って上
記ばね座49は、上記ロッド10に対し下方に変位する
事はない。
【0029】上述の様にしてロッド10の下端部に支持
されたばね座49と、上記弁ケース45の内側に形成し
た隔壁50の下面との間には、圧縮コイルばねである閉
鎖ばね14を設けている。この閉鎖ばね14は、上記ば
ね座49を介して上記ロッド10を下方に向け弾性的に
押し、上記弁体9に上記流通孔8を閉じる方向の弾力を
付与している。上記貫通孔46は、上記隔壁50を上下
に貫通する状態で設けている。
【0030】又、上記ロッド10の中間部で上記貫通孔
46の下端開口直下位置に、耐熱性ゴム等により造られ
たシールリング51を外嵌して、上記貫通孔46の内周
面と上記ロッド10の外周面との間の隙間を通じて排気
が漏洩するのを防止している。又、前記隔壁50の下面
中央部には円筒部52を形成しており、この円筒部52
の下端部に、合成樹脂又は金属により円筒状に形成され
た抑え筒53の上半部を外嵌固定している。そして、こ
の抑え筒53の下端部に形成した内向フランジ状の鍔部
54により、上記シールリング51の脱落防止を図って
いる。上記抑え筒53の上半部内周面と上記円筒部52
の下半部外周面とは、接着により、或は図示しない凹凸
係合により結合して、円筒部52からの抑え筒53の抜
け止めを図っている。
【0031】又、上記隔壁50の内側には冷却ジャケッ
ト55を設け、この冷却ジャケット55内に、給水口5
6と排水口57とを通じて、エンジンの冷却水を流通自
在としている。この冷却ジャケット55は、上記ロッド
10の下半部の温度上昇を抑える機能を有する。即ち、
エンジンの運転時には、前記排気流路5(図5)を流通
する排気から弁体9の上端面に伝えられ、或はこの排気
流路5及び前記流通孔8を流通する排気から上記弁体9
及びロッド10に伝達された熱で、このロッド10の上
部の温度が上昇する。但し、上記排気から上記ロッド1
0に伝達された熱のうちの多くの部分は、上記冷却ジャ
ケット55内を流通する冷却水によって持ち去られる。
従って、ロッド10の上半部の温度が上昇しても、この
ロッド10の中間部下寄り部分で上記シールリング51
を装着した部分の温度上昇は限られたものとなる。この
結果、このシールリング51の耐久性を十分に確保でき
る。
【0032】又、前記弁ケース45の下面には、シリン
ダケース29aを結合固定している。このシリンダケー
ス29aの内側には、シリンダ孔30aを設けている。
このシリンダ孔30aの内側には有底円筒状の外側ピス
トン31aを、軸方向に亙る変位自在に、且つ気密に嵌
装している。上記外側ピストン31aの下端は、この外
側ピストン31aと一体に形成された端板32aにより
気密に塞いでいる。又、この端板32aの下面には直径
方向に亙る凹部58を形成して、上記外側ピストン31
aの下端面が、上記シリンダケース29aの底板部33
aの上面に、全面に亙って当接する事を防止している。
そして、上記底板部33aの中央部には第一ポート35
aを設けて、上記外側ピストン31aの下側に圧縮空気
を給排自在としている。
【0033】又、上記外側ピストン31aの内側には内
側ピストン37aを、この外側ピストン31aに対して
軸方向に亙りL37a 分だけ変位を自在に、且つ気密に嵌
装している。上記内側ピストン37aの下面には円筒部
59を形成して、この内側ピストン37aの軸方向一端
面である下面と、上記端板32aの片面である上面とが
全面に亙って密接する事を防止し、これら両面同士の間
に内側圧力室39aを設けている。上記シリンダケース
29aの中間部側面には、この内側圧力室39aに圧力
流体を給排する為の第二ポート40aを設けている。そ
して、この第二ポート40aと上記内側圧力室39aと
を、給排通路により連通させている。この給排通路は、
上記外側ピストン31aの内周面と外周面とを連通させ
る通孔41aと上記内側ピストン37aの外周面に全周
に亙って形成された凹部42aと、上記円筒部59の内
周面と外周面とを連通させる通孔41bとを含んで構成
される。流通孔8の端部開口を開閉する為の弁体9をそ
の端部に固設したロッド10は、上記内側ピストン37
aの上面に、閉鎖ばね14の弾力に基づいて当接させら
れている。又、上記外側、内側両ピストン31a、37
aの上側に存在する空間43aは、図示しないフィルタ
を介して大気に通じている。
【0034】更に、前記外側ピストン31aの上端部外
周面には、係止ブラケット60を螺合固定している。こ
の係止ブラケット60は、円輪状の主部61の下面に円
筒部62を形成している。そして、この円筒部62の内
周面に形成した雌ねじと上記外側ピストン31aの上端
部外周面に形成した雄ねじとを螺合させる事で、上記外
側ピストン31aの上端部に固定している。この状態で
上記主部61の直径方向外半部は、上記外側ピストン3
1aの外周面よりも直径方向外方に突出する、外向フラ
ンジ状の係合突部63を構成する。
【0035】一方、前記シリンダ孔30aの上端部内周
面には係合凹部64を、このシリンダ孔30aの内周面
よりも直径方向外方に突出する状態で形成している。即
ち、前記シリンダケース29aの上端開口部外周縁にそ
の全周に亙って形成した段部65と前記弁ケース45の
下面との間で、上記係合凹部64を形成している。そし
て、この係合凹部64の内側に、上記係合突部63を進
入させている。上記係合凹部64の軸方向に亙る厚さ寸
法T64は、上記係合突部63の軸方向に亙る厚さ寸法T
63よりも大きい(T64>T63)。従って前記外側ピスト
ン31aは、この係合凹部64の厚さ寸法T64と上記係
合突部63の厚さ寸法T63との差(T64−T63)に相当
する分だけ軸方向に亙って変位自在である。言い換えれ
ば、上記外側ピストン31aの変位量L31a は、上記厚
さ寸法の差(T64−T63)分となる。
【0036】上述の様に構成される本発明に係るアクチ
ュエータは、第一、第二両ポート35a、40aへの圧
縮空気の供給状態を前記表1に示す様に切り換える事
で、前記ロッド10のストロークを(零を含めて)4段
階に調節できる。即ち、第一、第二のポート35a、4
0aの何れにも圧縮空気の供給を停止している状態で
は、外側、内側両ピストン31a、37aの何れにも上
昇方向の力が付与されない。従って、上記ロッド10が
閉鎖ばね14の弾力により下降し切り、上記弁体9が上
記流通孔8を完全に閉じる。次に、第一ポート35aに
圧縮空気を供給し、第二ポート40aへの圧縮空気の供
給を停止した状態では、上記内側ピストン37a下面の
円筒部59の下端縁と端板32aの上面とを当接させた
状態のまま、上記外側ピストン31aが上記L31a 分だ
け上昇する。この結果、上記弁体9が上記流通孔8の開
口縁部からL31a 分だけ離れる。
【0037】次に、上記弁体9を上記流通孔8の開口縁
部からL37a 分だけ離す場合には、本発明の運転方法を
実施すべく上記第一、第二両ポート35a、40aに、
図4に示す様に圧縮空気を供給する。即ち、上記L37a
だけ変位する内側ピストン37aを動かす為に必要な第
二ポート40aに圧縮空気を送り込むだけでなく、外側
ピストン31aを動かす為の第一ポート35aにも圧縮
空気を短時間だけ送り込む。この為、この外側ピストン
31aがシリンダ孔30aに対して僅かだけ変位する。
この外側ピストン31aの受圧面積は、本来上記弁体9
を上記流通孔8の開口縁部からL37a 分だけ離す為に変
位させる必要のある内側ピストン37aの受圧面積に比
べて広い為、この外側ピストン31aは十分に大きな力
で変位する。従って、変位を開始させる為に要する初期
抗力が大きくても、この初期抗力に打ち勝つ事で変位を
開始できる。即ち、エンジンの回転数が高い等により、
上記弁体9の上面に加わる圧力(正圧)が高く、この弁
体9の下面に作用する圧力が低い(負圧の絶対値が高
い)為、この弁体9を流通孔8の開口端縁から離隔させ
る為に大きな力を要する場合でも、ロッド10を確実に
押し上げる事ができる。
【0038】初期抗力、即ち、上記弁体9の上下両面に
作用する圧力差により上記ロッド10に加えられた下向
きの力に打ち勝って変位を開始した後に、上記内側ピス
トン37aを外側ピストン31aに対して変位させる為
に要する力は小さい。即ち、上記外側ピストン31aが
上記ロッド10を押し上げる結果、上記弁体9が上記流
通孔8の開口端縁から少しでも離隔すると、排気流路5
(図5)を流れる排気が上記流通孔8に向けて上記弁体
9の下側に流れ込む。この結果、この弁体9の上面と下
面との間の圧力差がなくなるか、あっても僅少になる。
従ってこの状態では、上記ロッド10を押し上げるに
は、前記閉鎖ばね14の弾力に打ち勝つだけの力を、上
記ロッド10の下端面に加えれば良い。
【0039】そこで、上記第一ポート35aに短時間だ
け圧縮空気を送り込み、上記外側ピストン31aを上記
シリンダ孔30aに対して僅かに変位させた後、上記第
一ポート35aへの圧縮空気の送り込みを停止すると共
にこの第一ポート35aを大気に連通させ、上記第二ポ
ート40aへの圧縮空気の供給を継続させる事で、上記
内側ピストン37aのみを、上記外側ピストン31aに
対して、前記L37a 分だけ変位させる事ができる。上記
第一ポート35aへの短時間の圧縮空気供給に伴う、上
記シリンダ孔30aに対する上記外側ピストン31aの
変位は、上記第一ポート35aへの圧縮空気の供給停止
に伴って解消される。即ち、この第一ポート35aへの
圧縮空気の供給停止後も継続される、上記第二ポート4
0aへの圧縮空気供給と上記閉鎖ばね14により上記内
側ピストン37aに加えられる下向きの力とにより、上
記外側ピストン31aが下降する。そして、この外側ピ
ストン31aを構成する端板32aの下面を前記底板部
33aの上面に当接させた状態のまま、上記内側ピスト
ン37aがL37a 分だけ上昇する。この結果、上記弁体
9が上記流通孔8の開口縁部からL37a 分だけ離れる。
【0040】又、第一、第二両ポート35a、40aに
圧縮空気を供給した状態では、上記外側ピストン31a
がL31a 分だけ上昇するだけでなく、この外側ピストン
31aに対して上記内側ピストン37aがL37a 分だけ
上昇する。この結果、上記弁体9が上記流通孔8の開口
縁部からL31a +L37a 分だけ離れる。
【0041】更に、図示の実施例の場合には、上記外側
ピストン31aの変位量L31a を前記係合凹部64の厚
さ寸法T64と前記係合突部63の厚さ寸法T63との差
(T64-T63)で規制している為、温度上昇に基づくスト
ロークの変化を無視できる程度に小さく抑える事ができ
る。即ち、上記係合凹部64の厚さ寸法T64の絶対値
は、前記シリンダケース29aの軸方向寸法に比べて遥
かに小さい。この為、このシリンダケース29aをアル
ミニウム合金により造り、しかもこのシリンダケース2
9aの温度が上昇した場合でも、上記係合凹部64の厚
さ寸法T64の増加量は小さい。従って、温度変化に伴う
上記外側ピストン31aの変位量L31a の変動を無視で
きる程度に小さくできる。これに対して、前記図7に示
した先発明の構造の場合には、軽量化を図るべく、容積
が嵩むシリンダケース29をアルミニウム合金により造
り、強度の必要な外側ピストン31を鉄製とした場合
に、温度変化によりこの外側ピストン31のストローク
が無視できない程変化する。具体的には、温度上昇に伴
うアルミニウム合金製のシリンダケース29の熱膨張量
が、鉄製の外側ピストン31の熱膨張量よりも多くなる
為、温度が高くなる程上記ストロークが大きくなる。
【0042】
【発明の効果】本発明の多段位置決めが可能なアクチュ
エータの運転方法は、以上に述べた通り構成され作用す
るので、軸方向に亙る寸法を小さくし、しかもストロー
クを多段階に変更できると言った、先発明の効果に加
え、次のの様な効果を得られる。 外側ピストンに比べて小径で、受圧面積が小さくな
る内側ピストンのみを変位させる操作を、大きな初期抗
力に拘らず確実に行なえる。 従って、上記内側ピストンを含むアクチュエータの
小径化が可能になり、アクチュエータの小型軽量化と作
動速度の向上とを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により運転されるアクチュエータ
を備えた流量調整弁の一実施例を示す断面図。
【図2】図1の下方から見た図。
【図3】図1の下部拡大図。
【図4】本発明を実施する場合に於ける第一、第二ポー
トへの圧力流体の供給、停止状態を経時的に示す線図。
【図5】排気再循環装置の回路図。
【図6】従来の流量調整弁の断面図。
【図7】先発明の多段位置決めが可能なアクチュエータ
を組み込んだ流量調整弁の断面図。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 吸気弁 3 排気弁 4 吸気流路 5 排気流路 6 再循環流路 7 流量調整弁 8 流通孔 9 弁体 10 ロッド 11 開放ピストン 12 開放シリンダ 13 蓋片 14 閉鎖ばね 15 圧力室 16 圧縮空気源 17 電磁弁 18 供給路 19 制御器 20 変位計 21 アクセルペダル 22 燃料噴射ポンプ 23 ケーブル 24 回転センサ 25 温度センサ 28 ブロック 29、29a シリンダケース 30、30a シリンダ孔 31、31a 外側ピストン 32、32a 端板 33、33a 底板部 34 ボルト 35、35a 第一ポート 36、36a 間部分 37、37a 内側ピストン 38 突部 39、39a 内側圧力室 40、40a 第二ポート 41、41a、41b 通孔 42、42a 凹部 43、43a 空間 44 フィルタ 45 弁ケース 46 貫通孔 47 凹溝 48 コッタ 49 ばね座 50 隔壁 51 シールリング 52 円筒部 53 抑え筒 54 鍔部 55 冷却ジャケット 56 給水口 57 排水口 58 凹部 59 円筒部 60 係止ブラケット 61 主部 62 円筒部 63 係合突部 64 係合凹部 65 段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダケースと、このシリンダケース
    の内側に設けられたシリンダ孔と、このシリンダ孔の内
    側に軸方向に亙って変位自在に嵌装された、円筒状で一
    端開口を端板により塞がれた外側ピストンと、上記シリ
    ンダケースの一部に設けられ、上記シリンダ孔の一部で
    上記外側ピストンの一端側と対向する部分に圧力流体を
    給排自在な第一ポートと、上記外側ピストンの内側に、
    この外側ピストンに対する軸方向に亙る変位を自在とし
    て嵌装された内側ピストンと、この内側ピストンの軸方
    向一端面と上記端板の片面との間に設けられた内側圧力
    室と、この内側圧力室に圧力流体を給排する為、上記シ
    リンダケースの一部に設けられた第二ポートと、上記外
    側ピストンの内周面と外周面とを連通させる通孔を含ん
    で構成され、上記内側圧力室と上記第二ポートとを連通
    させる給排通路とを備え、上記内側ピストンの軸方向他
    端面に、この内側ピストンを上記外側ピストンの端板に
    向け押圧する弾力が付与されている多段位置決めが可能
    なアクチュエータの運転方法であって、上記シリンダ孔
    に対して上記外側シリンダを変位させずに、この外側シ
    リンダに対して上記内側シリンダを変位させる際に、上
    記第一、第二両ポートに圧力流体を送り込む事で上記外
    側シリンダを上記シリンダ孔に対して僅かに変位させた
    後、上記第一ポートへの圧力流体の送り込みを停止し、
    上記第二ポートへの圧力流体の供給を継続させる多段位
    置決めが可能なアクチュエータの運転方法。
JP7074948A 1995-03-31 1995-03-31 多段位置決めが可能なアクチュエータの運転方法 Pending JPH08270609A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1079507C (zh) * 1997-06-20 2002-02-20 日野自动车工业株式会社 多级冲程气缸

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1079507C (zh) * 1997-06-20 2002-02-20 日野自动车工业株式会社 多级冲程气缸

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