JPH08270523A - 燃料デリバリパイプ - Google Patents
燃料デリバリパイプInfo
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- JPH08270523A JPH08270523A JP7075550A JP7555095A JPH08270523A JP H08270523 A JPH08270523 A JP H08270523A JP 7075550 A JP7075550 A JP 7075550A JP 7555095 A JP7555095 A JP 7555095A JP H08270523 A JPH08270523 A JP H08270523A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/04—Devices damping pulsations or vibrations in fluids
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
- F02M55/02—Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
- F02M55/025—Common rails
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
- F02M55/04—Means for damping vibrations or pressure fluctuations in injection pump inlets or outlets
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M2200/00—Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
- F02M2200/31—Fuel-injection apparatus having hydraulic pressure fluctuations damping elements
- F02M2200/315—Fuel-injection apparatus having hydraulic pressure fluctuations damping elements for damping fuel pressure fluctuations
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料デリバリパイプの小型化を図る。
【構成】 燃料デリバリパイプ1のハウジング2を円筒
状のパイプ材より構成する。ハウジング2の上流側端部
にホース継手部3を形成し、同ホース継手部3に燃料供
給用ホース5を接続する。同ハウジング2の下面に燃料
供給孔8a〜8dを形成し、また同燃料供給孔8a〜8
dの周囲に燃料噴射弁を保持する取付キャップ9a〜9
dをロウ付けする。ハウジング2の下流型開口部よりパ
ルセーションダンパ7のケーシング11を挿入する。ケ
ーシング11の内部にダイヤフラム14、弁体18、及
び同弁体18を弁座19側に付勢するスプリング20を
設ける。ハウジング2、ケーシング11、及び蓋体13
を取付金具15によりかしめ着する。これによりパルセ
ーションダンパ7はハウジング2内に内挿支持された状
態となる。
状のパイプ材より構成する。ハウジング2の上流側端部
にホース継手部3を形成し、同ホース継手部3に燃料供
給用ホース5を接続する。同ハウジング2の下面に燃料
供給孔8a〜8dを形成し、また同燃料供給孔8a〜8
dの周囲に燃料噴射弁を保持する取付キャップ9a〜9
dをロウ付けする。ハウジング2の下流型開口部よりパ
ルセーションダンパ7のケーシング11を挿入する。ケ
ーシング11の内部にダイヤフラム14、弁体18、及
び同弁体18を弁座19側に付勢するスプリング20を
設ける。ハウジング2、ケーシング11、及び蓋体13
を取付金具15によりかしめ着する。これによりパルセ
ーションダンパ7はハウジング2内に内挿支持された状
態となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃料デリバリパイプ
に係り、詳しくは、燃料圧力の変動を吸収するためのパ
ルセーションダンパが設けられた燃料デリバリパイプに
関するものである。
に係り、詳しくは、燃料圧力の変動を吸収するためのパ
ルセーションダンパが設けられた燃料デリバリパイプに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料タンクの燃料は燃料ポンプ
によって汲み上げられるとともに、プレッシャレギュレ
ータによって調圧される。調圧された燃料は燃料デリバ
リパイプからエンジンの気筒毎に設けられた燃料噴射弁
に供給される。そして、所定の燃料噴射タイミングにな
ると燃料噴射弁が開弁し、燃料は燃料噴射弁からエンジ
ンの各気筒に噴射される。
によって汲み上げられるとともに、プレッシャレギュレ
ータによって調圧される。調圧された燃料は燃料デリバ
リパイプからエンジンの気筒毎に設けられた燃料噴射弁
に供給される。そして、所定の燃料噴射タイミングにな
ると燃料噴射弁が開弁し、燃料は燃料噴射弁からエンジ
ンの各気筒に噴射される。
【0003】ここで、エンジンの運転に応じて燃料噴射
弁が開閉弁動作を繰り返すと、それに伴い燃料デリバリ
パイプ内の燃料において圧力脈動が生じる。このような
圧力脈動は空燃比制御を不安定なものとし、また、騒音
を発生させる原因となる。このため、燃料デリバリパイ
プには前記圧力脈動を吸収するためのパルセーションダ
ンパが取着されている。
弁が開閉弁動作を繰り返すと、それに伴い燃料デリバリ
パイプ内の燃料において圧力脈動が生じる。このような
圧力脈動は空燃比制御を不安定なものとし、また、騒音
を発生させる原因となる。このため、燃料デリバリパイ
プには前記圧力脈動を吸収するためのパルセーションダ
ンパが取着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3はパルセーション
ダンパ52が取着された従来の燃料デリバリパイプ51
を示している。同図に示すように燃料デリバリパイプ5
1の上流側(図3において右側)には、継手部材53に
より燃料供給ホース54が取り付けられるとともに、同
継手部材53を介してパルセーションダンパ52が螺着
されている。また、同燃料デリバリパイプ51の下流側
には継手部材55がボルト56により取り付けられ、同
継手部材55にはリターンホース57が取り付けられて
いる。
ダンパ52が取着された従来の燃料デリバリパイプ51
を示している。同図に示すように燃料デリバリパイプ5
1の上流側(図3において右側)には、継手部材53に
より燃料供給ホース54が取り付けられるとともに、同
継手部材53を介してパルセーションダンパ52が螺着
されている。また、同燃料デリバリパイプ51の下流側
には継手部材55がボルト56により取り付けられ、同
継手部材55にはリターンホース57が取り付けられて
いる。
【0005】ところが、このようにパルセーションダン
パ52が装着された燃料デリバリパイプ51では、その
端部からパルセーションダンパ52が外方に突出された
状態となる。したがって、燃料デリバリパイプ51の全
長が増加し、同パイプ51が大型化することとなってい
た。
パ52が装着された燃料デリバリパイプ51では、その
端部からパルセーションダンパ52が外方に突出された
状態となる。したがって、燃料デリバリパイプ51の全
長が増加し、同パイプ51が大型化することとなってい
た。
【0006】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであって、その目的とするところは、燃料デリバ
リパイプの小型化を図ることにある。
たものであって、その目的とするところは、燃料デリバ
リパイプの小型化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、燃料を導入し、同燃料を複数の燃料噴射弁に分配す
るための燃料通路を有するハウジングと、前記ハウジン
グ内における燃料圧力の変動を吸収するためのパルセー
ションダンパとを備えた燃料デリバリパイプであって、
前記ハウジング内に前記パルセーションダンパ全体を挿
入支持したことを特徴とする燃料デリバリパイプを上記
技術課題を解決するための手段とするものである。
は、燃料を導入し、同燃料を複数の燃料噴射弁に分配す
るための燃料通路を有するハウジングと、前記ハウジン
グ内における燃料圧力の変動を吸収するためのパルセー
ションダンパとを備えた燃料デリバリパイプであって、
前記ハウジング内に前記パルセーションダンパ全体を挿
入支持したことを特徴とする燃料デリバリパイプを上記
技術課題を解決するための手段とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
した燃料デリバリパイプにおいて、前記ハウジングは一
定の肉厚を有するパイプ材にて構成されていることをそ
の要旨とするものである。
した燃料デリバリパイプにおいて、前記ハウジングは一
定の肉厚を有するパイプ材にて構成されていることをそ
の要旨とするものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、ハウジング内
にパルセーションダンパ全体が挿入支持される。このよ
うに、パルセーションダンパがハウジング内に挿入支持
されることにより、燃料デリバリパイプの端部からパル
セーションダンパが外方に突出された場合に比べ、本構
成による燃料デリバリパイプではその小型化が図られ
る。
にパルセーションダンパ全体が挿入支持される。このよ
うに、パルセーションダンパがハウジング内に挿入支持
されることにより、燃料デリバリパイプの端部からパル
セーションダンパが外方に突出された場合に比べ、本構
成による燃料デリバリパイプではその小型化が図られ
る。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載した発明の作用に加え、ハウジングはパイプ材に
より構成され、同パイプ材の開口にパルセーションダン
パ全体が挿入支持される。したがって、同パルセーショ
ンダンパを挿入するための取付孔をハウジングに別途設
ける必要がない。
に記載した発明の作用に加え、ハウジングはパイプ材に
より構成され、同パイプ材の開口にパルセーションダン
パ全体が挿入支持される。したがって、同パルセーショ
ンダンパを挿入するための取付孔をハウジングに別途設
ける必要がない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について図
1及び図2を参照して説明する。図1は本実施例におけ
る燃料デリバリパイプ1(以下、単にデリバリパイプ1
という)を示している。同デリバリパイプ1のハウジン
グ2はステンレス製(鉄製、あるいはアルミニウム製で
あってもよい)の円筒状パイプ材より形成されており、
同ハウジング2の内部は燃料(ガソリン)を燃料噴射弁
(図示しない)に供給するための燃料供給路2aとなっ
ている。ハウジング2には取付ブラケット(図示しな
い)が取り付けられ、同ハウジング2はインシュレータ
(図示しない)を介して同取付ブラケットによりエンジ
ンのシリンダヘッド(図示しない)に固定されるように
なっている。
1及び図2を参照して説明する。図1は本実施例におけ
る燃料デリバリパイプ1(以下、単にデリバリパイプ1
という)を示している。同デリバリパイプ1のハウジン
グ2はステンレス製(鉄製、あるいはアルミニウム製で
あってもよい)の円筒状パイプ材より形成されており、
同ハウジング2の内部は燃料(ガソリン)を燃料噴射弁
(図示しない)に供給するための燃料供給路2aとなっ
ている。ハウジング2には取付ブラケット(図示しな
い)が取り付けられ、同ハウジング2はインシュレータ
(図示しない)を介して同取付ブラケットによりエンジ
ンのシリンダヘッド(図示しない)に固定されるように
なっている。
【0012】図2に示すように、ハウジング2の上流側
開口部(図1、図2において左側の開口部)は縮径され
るとともにホース継手部3とされている。同ホース継手
部3には周方向に延びる複数の突部4が形成されてい
る。同ホース継手部3には燃料供給用ホース5が外嵌さ
れ、締付金具6によりかしめられて接続されている。こ
れに対して、ハウジング2の下流開口部(図1、図2に
おいて右側の開口部)には後述するパルセーションダン
パ7が取り付けられている。
開口部(図1、図2において左側の開口部)は縮径され
るとともにホース継手部3とされている。同ホース継手
部3には周方向に延びる複数の突部4が形成されてい
る。同ホース継手部3には燃料供給用ホース5が外嵌さ
れ、締付金具6によりかしめられて接続されている。こ
れに対して、ハウジング2の下流開口部(図1、図2に
おいて右側の開口部)には後述するパルセーションダン
パ7が取り付けられている。
【0013】図1に示すように、ハウジング2の下面に
は、4つの燃料供給孔8a〜8dが透設され、同燃料供
給孔8a〜8dの周囲には取付キャップ9a〜9dがロ
ウ付けによって固着されている。同取付キャップ9a〜
9dには、エンジンの各気筒に対応して設けられている
燃料噴射弁(図示しない)が挿入支持されるようになっ
ている。
は、4つの燃料供給孔8a〜8dが透設され、同燃料供
給孔8a〜8dの周囲には取付キャップ9a〜9dがロ
ウ付けによって固着されている。同取付キャップ9a〜
9dには、エンジンの各気筒に対応して設けられている
燃料噴射弁(図示しない)が挿入支持されるようになっ
ている。
【0014】ハウジング2の下流開口部に設けられた前
記パルセーションダンパ7はフランジ10が形成された
有底円筒状のケーシング11を備えており、同ケーシン
グ11はハウジング2の下流側開口部から同ハウジング
2の内周壁に密接するように内挿されている。そして、
ケーシング11は、図1又は図2に示すように、その全
体がハウジング2内に収納された状態となっている。
記パルセーションダンパ7はフランジ10が形成された
有底円筒状のケーシング11を備えており、同ケーシン
グ11はハウジング2の下流側開口部から同ハウジング
2の内周壁に密接するように内挿されている。そして、
ケーシング11は、図1又は図2に示すように、その全
体がハウジング2内に収納された状態となっている。
【0015】図2に示すように、ハウジング2の下流側
端部にはフランジ状の取付部12が形成されるととも
に、前記ケーシング11のフランジ10が前記取付部1
2に当接されている。そして、フランジ10の下流側端
面には、ケーシング11内部を閉塞する蓋体13が後述
するダイヤフラム14を介して取り付けられている。さ
らに、前記取付部12、及び蓋体13の外周部を覆うよ
うに環状の取付金具15が被冠され、同取付金具15に
より前記取付部12、ケーシング11のフランジ10、
ダイヤフラム14、及び蓋体13は一体にかしめられ固
定されている。
端部にはフランジ状の取付部12が形成されるととも
に、前記ケーシング11のフランジ10が前記取付部1
2に当接されている。そして、フランジ10の下流側端
面には、ケーシング11内部を閉塞する蓋体13が後述
するダイヤフラム14を介して取り付けられている。さ
らに、前記取付部12、及び蓋体13の外周部を覆うよ
うに環状の取付金具15が被冠され、同取付金具15に
より前記取付部12、ケーシング11のフランジ10、
ダイヤフラム14、及び蓋体13は一体にかしめられ固
定されている。
【0016】ケーシング11内の空間には図2に示すよ
うにゴム製のダイヤフラム14が設けられており、その
空間はダイヤフラム14によって2つの圧力室16,1
7に区画されている。上流側に形成された圧力室16に
は、頭部18aと棒状の可動部18bを備える弁体18
が設けられている。また、ケーシング11の底部11a
には透孔11bが形成され、同透孔11bには弁座19
の上流側端部が挿入されロウ付けされている。前記弁座
19は挿通孔19aを有した円筒状をなしており、その
挿通孔19a内には前記弁体18の可動部18bが挿入
されている。さらに、前記挿通孔19aの下流側開口は
弁体18の頭部18aによって閉塞可能となっている。
うにゴム製のダイヤフラム14が設けられており、その
空間はダイヤフラム14によって2つの圧力室16,1
7に区画されている。上流側に形成された圧力室16に
は、頭部18aと棒状の可動部18bを備える弁体18
が設けられている。また、ケーシング11の底部11a
には透孔11bが形成され、同透孔11bには弁座19
の上流側端部が挿入されロウ付けされている。前記弁座
19は挿通孔19aを有した円筒状をなしており、その
挿通孔19a内には前記弁体18の可動部18bが挿入
されている。さらに、前記挿通孔19aの下流側開口は
弁体18の頭部18aによって閉塞可能となっている。
【0017】ケーシング11内において下流側に形成さ
れた圧力室17にはスプリング20が配設されている。
同スプリング20は前記蓋体13及び支持金具21との
間に弾装されている。また、同支持金具21の中央部に
は凹部21aが形成されており、同凹部21aはダイヤ
フラム14を介して弁体18の頭部に嵌合されている。
そして、弁体18はダイヤフラム14及び支持金具21
を介してスプリング20の弾性力によって前記弁座19
側に付勢されている。
れた圧力室17にはスプリング20が配設されている。
同スプリング20は前記蓋体13及び支持金具21との
間に弾装されている。また、同支持金具21の中央部に
は凹部21aが形成されており、同凹部21aはダイヤ
フラム14を介して弁体18の頭部に嵌合されている。
そして、弁体18はダイヤフラム14及び支持金具21
を介してスプリング20の弾性力によって前記弁座19
側に付勢されている。
【0018】さて、エンジンが始動されると、それに伴
って燃料タンク(図示しない)の燃料が燃料ポンプ(図
示しない)により汲み上げられる。同燃料は燃料フィル
タ(図示しない)及び燃料供給用ホース5内を通じてハ
ウジング2の燃料供給路2aに供給される。ハウジング
2の各取付キャップ9a〜9d内に挿入支持された燃料
噴射弁は、所定の燃料噴射時期になるとECU(電子制
御装置)によって生成される信号に基づき開弁する。す
ると、前記燃料供給路2a内の燃料は燃料供給孔8a〜
8dから燃料噴射弁に分配されるとともに、同燃料噴射
弁の噴射孔から吸気マニホールド(図示しない)の吸気
ポート(図示しない)近傍に噴射される。
って燃料タンク(図示しない)の燃料が燃料ポンプ(図
示しない)により汲み上げられる。同燃料は燃料フィル
タ(図示しない)及び燃料供給用ホース5内を通じてハ
ウジング2の燃料供給路2aに供給される。ハウジング
2の各取付キャップ9a〜9d内に挿入支持された燃料
噴射弁は、所定の燃料噴射時期になるとECU(電子制
御装置)によって生成される信号に基づき開弁する。す
ると、前記燃料供給路2a内の燃料は燃料供給孔8a〜
8dから燃料噴射弁に分配されるとともに、同燃料噴射
弁の噴射孔から吸気マニホールド(図示しない)の吸気
ポート(図示しない)近傍に噴射される。
【0019】ここで、同燃料噴射弁から燃料が噴射され
ると、それに伴って燃料供給路2a内における燃料圧力
は一時的に低下する。そして、再び燃料噴射弁が閉弁状
態となると、燃料供給路2a内の燃料圧力もそれ応じて
上昇する。このようにして、燃料噴射弁の開閉弁動作に
伴い燃料供給路2a内にある燃料圧力は変動することに
なる。
ると、それに伴って燃料供給路2a内における燃料圧力
は一時的に低下する。そして、再び燃料噴射弁が閉弁状
態となると、燃料供給路2a内の燃料圧力もそれ応じて
上昇する。このようにして、燃料噴射弁の開閉弁動作に
伴い燃料供給路2a内にある燃料圧力は変動することに
なる。
【0020】ここで、燃料供給路2a内における燃料圧
力の変動は前記パルセーションダンパ7により以下のよ
うにして低減される。燃料噴射弁が閉弁状態にあり、燃
料供給路2a内の燃料圧力が高圧である場合には、パル
セーションダンパ7の弁体18はその燃料圧力により下
流側(図2の右側)に付勢される。その結果、前記スプ
リング20の弾性力に抗して、弁体18は下流側に移動
し、同弁体18の頭部18aと弁座19は離間した状態
となる。したがって、燃料噴射弁が閉弁状態にある場合
は、燃料供給路2aの内部と前記圧力室16内とが連通
され、一時的に燃料供給路2aの内容積は増加した状態
となっている。
力の変動は前記パルセーションダンパ7により以下のよ
うにして低減される。燃料噴射弁が閉弁状態にあり、燃
料供給路2a内の燃料圧力が高圧である場合には、パル
セーションダンパ7の弁体18はその燃料圧力により下
流側(図2の右側)に付勢される。その結果、前記スプ
リング20の弾性力に抗して、弁体18は下流側に移動
し、同弁体18の頭部18aと弁座19は離間した状態
となる。したがって、燃料噴射弁が閉弁状態にある場合
は、燃料供給路2aの内部と前記圧力室16内とが連通
され、一時的に燃料供給路2aの内容積は増加した状態
となっている。
【0021】つぎに、燃料噴射弁から燃料が噴射される
と、その噴射に伴い燃料供給路2aの燃料圧力は減少す
るように変化する。燃料供給路2aの燃料圧力が減少す
ると、それに伴ってパルセーションダンパ7の弁体18
を下流側へ付勢していた付勢力が減少する。その結果、
スプリング20の弾性力によって弁体18は前記弁座1
9側に付勢され、同弁体18の頭部18aは前記挿通孔
19aの下流側開口を閉塞した状態となる。したがっ
て、圧力室16に連通され一次的に増加していた燃料供
給路2aの内容積は減少することになる。このため、燃
料噴射時における燃料圧力の減少量は小さくなり、燃料
供給路2a内の燃料圧力変動が低減されることとなる。
以上説明したように、燃料噴射時における燃料供給路2
a内の燃料圧力変動がパルセーションダンパ7によって
低減されることにより、空燃比異常あるいは騒音の発生
が抑制される。
と、その噴射に伴い燃料供給路2aの燃料圧力は減少す
るように変化する。燃料供給路2aの燃料圧力が減少す
ると、それに伴ってパルセーションダンパ7の弁体18
を下流側へ付勢していた付勢力が減少する。その結果、
スプリング20の弾性力によって弁体18は前記弁座1
9側に付勢され、同弁体18の頭部18aは前記挿通孔
19aの下流側開口を閉塞した状態となる。したがっ
て、圧力室16に連通され一次的に増加していた燃料供
給路2aの内容積は減少することになる。このため、燃
料噴射時における燃料圧力の減少量は小さくなり、燃料
供給路2a内の燃料圧力変動が低減されることとなる。
以上説明したように、燃料噴射時における燃料供給路2
a内の燃料圧力変動がパルセーションダンパ7によって
低減されることにより、空燃比異常あるいは騒音の発生
が抑制される。
【0022】つぎに、上記構成を備えたデリバリパイプ
1の作用及び効果について説明する。パルセーションダ
ンパ7は、そのケーシング11がハウジング2の下流側
開口部より内挿され、同ハウジング2内に全体が収納さ
れた状態に取り付けられている。したがって、デリバリ
パイプの端部にてパルセーションダンパが外方に突出さ
れた状態に取り付けられていた場合と比較して、本実施
例におけるデリバリパイプ1では、その全長が縮小され
小型化されている。
1の作用及び効果について説明する。パルセーションダ
ンパ7は、そのケーシング11がハウジング2の下流側
開口部より内挿され、同ハウジング2内に全体が収納さ
れた状態に取り付けられている。したがって、デリバリ
パイプの端部にてパルセーションダンパが外方に突出さ
れた状態に取り付けられていた場合と比較して、本実施
例におけるデリバリパイプ1では、その全長が縮小され
小型化されている。
【0023】さらに、デリバリパイプ1のハウジング2
はパイプ材により構成されているため、パルセーション
ダンパ7のケーシング11を内挿するための取付孔を同
ハウジング2に別途形成する必要がない。また、同パル
セーションダンパ7をデリバリパイプ1に螺着するため
の螺子部も不要となる。したがって、デリバリパイプ1
の製造コストの低減を図ることができる。
はパイプ材により構成されているため、パルセーション
ダンパ7のケーシング11を内挿するための取付孔を同
ハウジング2に別途形成する必要がない。また、同パル
セーションダンパ7をデリバリパイプ1に螺着するため
の螺子部も不要となる。したがって、デリバリパイプ1
の製造コストの低減を図ることができる。
【0024】また、デリバリパイプより突出されたパル
セーションダンパが、取付作業の際に他の部材と接触し
損傷するといったおそれもなく、同デリバリパイプ1の
取付作業が容易となる。
セーションダンパが、取付作業の際に他の部材と接触し
損傷するといったおそれもなく、同デリバリパイプ1の
取付作業が容易となる。
【0025】加えて、デリバリパイプ1はパイプ材によ
り構成されているため、前記ホース継手部3を容易に形
成することができ、また、同ホース継手部3が形成され
ることにより、燃料供給用ホース5をデリバリパイプ1
に接続するための継手部材等が不要となる。
り構成されているため、前記ホース継手部3を容易に形
成することができ、また、同ホース継手部3が形成され
ることにより、燃料供給用ホース5をデリバリパイプ1
に接続するための継手部材等が不要となる。
【0026】以上、本発明を具体化した各実施例につい
て説明したが、上記実施例は以下に記載するようにその
構成を変更して実施することができる。 (1) ハウジング2の断面形状は円形である場合に成
形性が良好であるが、これは角形のパイプ材により形成
されるものであってもよい。
て説明したが、上記実施例は以下に記載するようにその
構成を変更して実施することができる。 (1) ハウジング2の断面形状は円形である場合に成
形性が良好であるが、これは角形のパイプ材により形成
されるものであってもよい。
【0027】(2) ハウジング2は、前記パルセーシ
ョンダンパ7の上流側においてリターンホースが連結さ
れる構成であってもよい。 以下、特許請求の範囲に記載されないものであって、上
記実施例によって把握されるその他の技術的思想につい
て、その効果とともに記載する。
ョンダンパ7の上流側においてリターンホースが連結さ
れる構成であってもよい。 以下、特許請求の範囲に記載されないものであって、上
記実施例によって把握されるその他の技術的思想につい
て、その効果とともに記載する。
【0028】(a) 前記パイプ材にて構成したハウジ
ングの開口部には、同ハウジングと一体的にホース継手
部が形成されてなる請求項2に記載した燃料デリバリパ
イプ。
ングの開口部には、同ハウジングと一体的にホース継手
部が形成されてなる請求項2に記載した燃料デリバリパ
イプ。
【0029】このような構成によれば、ハウジングがパ
イプ材により形成されているため、容易にホース継手部
が形成されるとともに、継手部材等が不要となるためホ
ースの組付工数が低減される。
イプ材により形成されているため、容易にホース継手部
が形成されるとともに、継手部材等が不要となるためホ
ースの組付工数が低減される。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ハウジ
ング内にパルセーションダンパ全体が収納されるので、
燃料デリバリパイプの小型化を図ることができる。
ング内にパルセーションダンパ全体が収納されるので、
燃料デリバリパイプの小型化を図ることができる。
【0031】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載した発明の効果に加え、パルセーションダンパを
挿入するための取付孔等をハウジングに別途設ける必要
がなく、同パルセーションダンパを容易にハウジング内
に収納することができる。
に記載した発明の効果に加え、パルセーションダンパを
挿入するための取付孔等をハウジングに別途設ける必要
がなく、同パルセーションダンパを容易にハウジング内
に収納することができる。
【図1】 一実施例における燃料デリバリパイプの断面
図。
図。
【図2】 同じく、燃料デリバリパイプの要部拡大図。
【図3】 従来技術における燃料デリバリパイプの正面
図。
図。
1…燃料デリバリパイプ、2…ハウジング、7…パルセ
ーションダンパ。
ーションダンパ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料を導入し、同燃料を複数の燃料噴射
弁に分配するための燃料通路を有するハウジングと、 前記ハウジング内における燃料圧力の変動を吸収するた
めのパルセーションダンパと を備えた燃料デリバリパイプであって、 前記ハウジング内に前記パルセーションダンパ全体を挿
入支持したことを特徴とする燃料デリバリパイプ。 - 【請求項2】 前記ハウジングは一定の肉厚を有するパ
イプ材にて構成されていることを特徴とする燃料デリバ
リパイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7075550A JPH08270523A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 燃料デリバリパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7075550A JPH08270523A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 燃料デリバリパイプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270523A true JPH08270523A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13579418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7075550A Pending JPH08270523A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 燃料デリバリパイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08270523A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020073727A (ko) * | 2001-03-15 | 2002-09-28 | 현대자동차주식회사 | 연료 장치용 연료 전달 파이프 일체형 맥동 댐퍼 구조 |
KR20030070159A (ko) * | 2002-02-21 | 2003-08-29 | 대구광역시 도시개발공사 | 수격방지용 분배장치 및 이를 이용한 급수, 급탕배관 시스템 |
KR100661804B1 (ko) * | 2006-07-20 | 2006-12-28 | 주식회사 대율케이앤피 | 수격 방지기 내장형 급수 분배기 |
KR100680303B1 (ko) * | 2005-01-12 | 2007-02-07 | (주)동보 | 차량 연료장치의 분배관용 댐퍼 |
JP2010138756A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Maruyasu Industries Co Ltd | パルセーションダンパを備えた燃料デリバリパイプ |
JP2013536374A (ja) * | 2010-08-27 | 2013-09-19 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 放射雑音を減衰させる燃料レール |
CN103573475A (zh) * | 2012-07-26 | 2014-02-12 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 稳压燃气分配器 |
US8844582B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-09-30 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Delivery pipe |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7075550A patent/JPH08270523A/ja active Pending
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