JPH08270514A - キャニスタ - Google Patents

キャニスタ

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JPH08270514A
JPH08270514A JP7345595A JP7345595A JPH08270514A JP H08270514 A JPH08270514 A JP H08270514A JP 7345595 A JP7345595 A JP 7345595A JP 7345595 A JP7345595 A JP 7345595A JP H08270514 A JPH08270514 A JP H08270514A
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canister
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Kazumi Yamazaki
和美 山▲崎▼
Teruo Wakashiro
輝男 若城
Takeshi Hara
武志 原
Tateaki Nakajima
健彰 中島
Shoichi Sotozono
正一 外薗
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder

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  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】有底筒状のケーシング主体の他端が蓋部材で閉
塞され、ケーシング主体の一端の端壁との間にガス室を
形成してケーシング主体内に固定配置されるフィルタ
と、ケーシング主体の他端側に嵌合される支持板の内面
側に重合、支承されるフィルタとの間に吸着剤層が保持
され、支持板が吸着剤層を圧縮する方向にばね付勢され
るキャニスタにおいて、支持板の傾きを回避して吸着効
率の低下を防止する。 【構成】ケーシング主体171 の内周面ならびに支持板
271 の外周面の一方に複数の嵌合突部411 が設けら
れ、支持板271 のケーシング主体171 内での摺動作
動を許容して前記各嵌合突部421 をそれぞれ嵌合させ
る複数の嵌合凹部431 が、ケーシング主体171 の内
周面ならびに支持板271 の外周面の他方に設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端に端壁を有して有
底筒状に形成されるケーシング主体と、該ケーシング主
体の他端を閉塞する蓋部材とでケーシングが構成され、
前記端壁との間にガス室を形成してケーシング主体内に
固定配置されるフィルタと、ガスの流通を許容する多数
の連通孔を有してケーシング主体の他端側に嵌合される
支持板の内面側に重合、支承されるフィルタとの間に、
吸着剤の充填による吸着剤層が保持され、支持板および
蓋部材間に形成されるガス室内には、吸着剤層を圧縮す
る方向に支持板を付勢するばねが収納されるキャニスタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるキャニスタは、図7で示す
ように構成されるものであり、振動などによって活性炭
等の吸着剤が微粉化したときに、ばね32のばね力によ
り第1および第2フィルタ24,25と、第3フィルタ
28との間で第1および第2吸着剤層29,30が弾発
保持されているために、それらの吸着剤層29,30の
容積減少による空隙の発生を防止することができ、キャ
ニスタの吸着効率低下を回避することができるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構造では、支持板27および各吸着剤層29,30間の
ばね32のばね力による接触面圧が不均等であることに
起因して、支持板27および第3フィルタ28が鎖線で
示す正常な状態から傾くことがあり、そのような傾き傾
向が大きくなると、支持板27および第3フィルタ28
とケーシング主体17の内面との間に隙間が生じて該隙
間から第3ガス室31に吸着剤が落下したり、吸着剤層
内の吸着剤充填密度にばらつきが生じたりしてキャニス
タの吸着効率低下を招くことになる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、支持板の傾きを回避して吸着効率の低下を防
止したキャニスタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一端に端壁を有して有底筒
状に形成されるケーシング主体と、該ケーシング主体の
他端を閉塞する蓋部材とでケーシングが構成され、前記
端壁との間にガス室を形成してケーシング主体内に固定
配置されるフィルタと、ガスの流通を許容する多数の連
通孔を有してケーシング主体の他端側に嵌合される支持
板の内面側に重合、支承されるフィルタとの間に、吸着
剤の充填による吸着剤層が保持され、支持板および蓋部
材間に形成されるガス室内には、吸着剤層を圧縮する方
向に支持板を付勢するばねが収納されるキャニスタにお
いて、ケーシング主体の内周面ならびに支持板の外周面
の一方に複数の嵌合突部が設けられ、支持板のケーシン
グ主体内での摺動作動を許容して前記各嵌合突部をそれ
ぞれ嵌合させる複数の嵌合凹部が、ケーシング主体の内
周面ならびに支持板の外周面の他方に設けられることを
特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明は、一端に端壁を
有して有底筒状に形成されるケーシング主体と、該ケー
シング主体の他端を閉塞する蓋部材とでケーシングが構
成され、前記端壁との間にガス室を形成してケーシング
主体内に固定配置されるフィルタと、ガスの流通を許容
する多数の連通孔を有してケーシング主体の他端側に嵌
合される支持板の内面側に重合、支承されるフィルタと
の間に、吸着剤の充填による吸着剤層が保持され、支持
板および蓋部材間に形成されるガス室内には、吸着剤層
を圧縮する方向に支持板を付勢するばねが収納されるキ
ャニスタにおいて、支持板には複数の嵌合孔が穿設さ
れ、該支持板のケーシング主体内での摺動作動を許容し
て前記各嵌合孔にそれぞれ嵌合される複数のガイドロッ
ドが蓋部材に設けられることを特徴とする。
【0007】さらに請求項3記載の発明は、上記請求項
2記載の発明の構成に加えて、各ガイドロッドの先端に
は、それらのガイドロッドの各嵌合孔への嵌入を許容す
るが支持板の各ガイドロッドからの離脱を阻止して支持
板に係合する係合爪がそれぞれ設けられることを特徴と
する。
【0008】
【作用】上記請求項1記載の発明の構成によれば、各嵌
合突部が各嵌合凹部に嵌合することにより、支持板の姿
勢が規制されることになり、支持板の傾斜が防止される
ことになる。
【0009】また上記請求項2記載の発明の構成によれ
ば、各ガイドロッドが各嵌合孔に嵌合することにより、
支持板の姿勢が規制されることになり、支持板の傾斜が
防止されることになる。
【0010】さらに上記請求項3記載の発明の構成によ
れば、支持板と、蓋部材と、支持板および蓋部材間に設
けられるばねとを組立体として扱うことが可能となり、
キャニスタの組付け作業が容易となる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0012】図1および図2は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1はキャニスタの縦断面図、図2は図1
の2−2線断面図である。
【0013】先ず図1において、このキャニスタのケー
シング151 は、一端に端壁16を有して有底角筒状に
形成されるケーシング主体171 と、該ケーシング主体
17 1 の他端に結合されて該ケーシング主体171 の他
端を閉塞する閉塞する蓋部材181 とを有して合成樹脂
により構成される。
【0014】ケーシング主体171 の横断面形状は長方
形状に形成されており、そのケーシング主体171 の内
面には、端壁16に一端を直角に連ならせて蓋部材18
1 側に延びる隔壁19の両側端が一体に連設され、その
隔壁19により、ケーシング主体171 内は横断面積の
大きな部分(図1の左側の部分)と、横断面積の小さな
部分(図1の右側の部分)とに区画される。また端壁1
6の内面には複数の支持ピン20,20…が一体に突設
される。
【0015】隔壁19の一側(横断面積が大きな部分)
においてケーシング主体171 内には、第1ガス室22
を端壁16との間に形成して複数の支持ピン20,20
…で支承される第1フィルタ24が挿入配置され、隔壁
19の他側(横断面積が小さな部分)においてケーシン
グ主体171 内には、第2ガス室23を端壁16との間
に形成して複数の支持ピン20,20…で支承される第
2フィルタ25が挿入配置される。
【0016】図2を併せて参照して、ケーシング主体1
1 の他端側には支持板271 が嵌合される。この支持
板271 は、ケーシング主体171 の横断面形状に合わ
せて矩形状に形成される平板部27aと、該平板部27
aの全周縁に直角に連設されてケーシング主体171
内面に嵌合される側板部27bとを有するものであり、
平板部27aには、ガスの流通を許容する多数の連通孔
26,26…が設けられる。また平板部27aの内面側
には、隔壁19の他端との間に所定の間隔をあけて第3
フィルタ28が重合、支承される。
【0017】而して第1フィルタ24と第3フィルタ2
8との間には、吸着剤としての活性炭を充填することに
よる第1吸着剤層29がそれぞれ保持され、第2フィル
タ25と第3フィルタ28との間には、吸着剤としての
活性炭を充填することによる第2吸着剤層30が保持さ
れる。
【0018】支持板271 および蓋部材181 間には第
3ガス室31が形成されるものであり、この第3ガス室
31内には、第1および第2吸着剤層29,30を圧縮
する方向に支持板271 を付勢するコイル状のばね32
1 が収納される。而して蓋部材181 の内面には、ばね
321 の端部がずれることを規制するための複数の円弧
状の突部18a,18aが突設される。
【0019】ケーシング主体171 における端壁16に
は、図示しない燃料タンクへの給油時に該燃料タンクで
発生した蒸発燃料を導く蒸発燃料導管37と、車両の駐
車時あるいは走行時等の非燃料給油時に前記燃料タンク
で発生した蒸発燃料を導く蒸発燃料導管38と、キャニ
スタで吸着した蒸発燃料を内燃機関の吸気系にパージす
るためのパージガス管39とが第1ガス室22に通じる
ようにして接続されるとともに、第2ガス室23に通じ
る開放管41が接続される。
【0020】ところで、ケーシング主体171 の内面に
は、その周方向に間隔をあけた複数個所でケーシング主
体171 の全長にわたって延びる横断面半円形の嵌合突
部421 ,421 …が一体に突設されており、支持板2
1 の外周面すなわち側板部27bには、それらの嵌合
突部421 ,421 …を嵌合させる複数の嵌合凹部43
1 ,431 …が設けられる。
【0021】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、キャニスタの組立にあたっては、端壁16を下方
位置とした姿勢に在るケーシング主体171 から蓋部材
18 1 を取外した状態で、各支持ピン20,20…で支
持するようにしてケーシング主体171 内に第1フィル
タ24および第2フィルタ25を挿入し、それらのフィ
ルタ24,25上に吸着剤を所定量だけ充填する。その
後、ケーシング主体171 の他端側すなわち上端側に、
第3フィルタ28および支持板271 を相互に重合させ
て嵌合し、ばね321 を支持板271 との間に介在させ
た状態の蓋部材181 をケーシング主体171 の他端に
固着することにより、キャニスタの組立が完了する。
【0022】このようなキャニスタにおいて、給油時に
蒸発燃料導管37から第1ガス室22に導入された蒸発
燃料は、第1フィルタ24を通過し、第1吸着剤層29
内を第3ガス室31側に流通する。而して第3フィルタ
28および支持板271 を通過して第3ガス室31に入
った蒸発燃料は、支持板271 および第3フィルタ28
を再度通過して第2吸着剤層30内に入り、この第2吸
着剤層30内を第2ガス室23側に向けて流通すること
になり、第1吸着剤層29および第2吸着剤層30で蒸
発燃料が吸着剤に吸着されることになる。
【0023】このような蒸発燃料の流れは、車両の駐車
時あるいは走行時等の非燃料給油時に蒸発燃料導管38
に導かれる蒸発燃料の場合も同様であり、蒸発燃料が第
1吸着剤層29および第2吸着剤層30で吸着剤に吸着
される。
【0024】またキャニスタからのガスパージ時には、
開放管41から第2ガス室23に導入される空気が、第
2吸着剤層30から第3ガス室31を経て第1吸着剤層
29内を第1ガス室22側に向けて流通することによ
り、その空気に同伴するようにしてパージガスが第1ガ
ス室22に流通し、さらに第1ガス室22からパージガ
ス管39によって内燃機関の吸気系に導かれる。
【0025】このようなキャニスタにおいて、第1吸着
剤層29および第2吸着剤層30は、第1フィルタ24
および第3フィルタ28間、ならびに第2フィルタ25
および第3フィルタ28間でそれぞれ弾発保持されるも
のであり、振動等により活性炭等の吸着剤が微粉化した
としても、各吸着剤層29,30が弾発保持されている
ために、それらの吸着剤層29,30の容積減少による
空隙の発生を防止することができ、キャニスタの吸着効
率低下を回避することができる。
【0026】しかもケーシング主体171 の内面に設け
られた複数の嵌合突部421 ,42 1 …が支持板271
の外周面に設けられた嵌合凹部431 ,431 …に嵌合
されるので、支持板271 は、ケーシング主体171
で両吸着剤層29,30を圧縮する方向に移動すること
が可能であるものの傾斜する側に姿勢が変化することが
阻止されている。したがって第3フィルタ28および支
持板27の傾斜に伴って吸着剤が第3ガス室31に落下
することを確実に防止することができるとともに吸着剤
層29,30内で吸着剤の充填密度分布が変化すること
を防止して吸着効率を維持することができる。
【0027】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0028】このキャニスタのケーシング152 は、ケ
ーシング主体172 に蓋部材181が結合されて成るも
のであり、ケーシング主体172 は、その一端の端壁1
6側に向かうにつれ細狭まりとなる角筒状の第1筒部1
7aの他端に、全長にわたって横断面積を一定とした角
筒状の第2筒部17bが一体に連設されて成る。而して
隔壁19は、第1筒部17aのほぼ全長にわたってケー
シング主体172 の内面に設けられる。
【0029】またケーシング主体172 の内面には、そ
の周方向に間隔をあけた複数個所でケーシング主体17
2 の全長にわたって延びる嵌合突部422 ,422 …が
一体に突設される。
【0030】一方、支持板272 は、ケーシング主体1
2 における第2筒部17bに嵌合されるものであり、
第2筒部17bの横断面形状に合わせて矩形状に形成さ
れる平板部27aと、該平板部27aの全周縁に直角に
連設されてケーシング主体171 の内面に嵌合される側
板部27bと、側板部27bの周方向に間隔をあけた複
数個所で蓋部材181 側に延設される延長部27c,2
7c…とを有するものであり、側板部27bおよび各延
長部27c,27c…には、ケーシング主体172 の嵌
合突部422 ,422 …をそれぞれ嵌合させる嵌合凹部
432 ,432…が設けられる。
【0031】この第2実施例によっても、ケーシング主
体172 側の嵌合突部422 ,42 2 …が支持板272
側の嵌合凹部432 ,432 …に嵌合されることによ
り、支持板272 が傾斜することが防止され、支持板2
2 の傾斜に伴う吸着効率の低下を防止することができ
る。しかも嵌合突部172 の全長にわたって設けられる
嵌合突部422 ,422 …を有するケーシング主体17
2 が、その少なくとも端壁16側では端壁16側に向か
うにつれて細狭まりに形成されていることにより、合成
樹脂製のケーシング主体172 の型成形時に型抜きが容
易となる。
【0032】ところで、上記第1および第2実施例にお
ける嵌合突部421 ,422 は、半円状でなくてもよ
く、たとえば四角形状の横断面を有するものであっても
よい。図4および図5は本発明の第3実施例を示すもの
であり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符
号を付す。
【0033】第3フィルタ28を重合、支承してケーシ
ング主体172 の第2筒部17bに嵌合される支持板2
3 には、複数の嵌合孔44…が穿設され、該支持板2
3のケーシング主体172 内での摺動作動を許容して
前記各嵌合孔44…にそれぞれ嵌合される複数のガイド
ロッド45…が、ケーシング主体172 の開口端を閉塞
するようにして該ケーシング主体172 の開口端に結合
される合成樹脂製の蓋部材182 に設けられる。また支
持板273 および蓋部材182 間には単一のばね321
が縮設される。
【0034】嵌合孔44は、第3フィルタ28側に開口
する大径孔44aと、蓋部材182側に開口する小径孔
44bとが段部44cを相互間に挟んで同軸に設けられ
て成るものである。
【0035】一方、ガイドロッド45は、嵌合孔44の
小径孔44bに摺動自在に嵌合される直径を有するよう
に形成されるものであり、このガイドロッド45の先端
には、一対の係合爪47,47が小径の軸部46を介し
て一体に設けられ、両係合爪47,47および軸部46
は全体として錨形に形成され、両係合爪47,47の先
端は嵌合孔44における段部44cの内周に係合可能に
形成される。
【0036】このような係合爪47,47は、ガイドロ
ッド45を嵌合孔44に嵌入する際には内方側に撓んで
ガイドロッド45の嵌合孔44への嵌入を許容するが、
ガイドロッド45の嵌合孔44への嵌入後には、嵌合孔
44の段部44cに係合することにより支持板273
ガイドロッド45からの離脱を阻止する働きをする。
【0037】また第3フィルタ28の各嵌合孔44…に
対応する部分には、支持板273 が蓋部材182 に近接
する側に移動して、ガイドロッド45の先端の係合爪4
7,47が支持板273 から第3フィルタ28側に突出
したときに、第3フィルタ28が吸着剤層29,30
(図1および図3参照)側に膨れることを防止するため
に係合爪47,47を収納させる凹部28aが設けられ
る。
【0038】この第3実施例によれば、複数のガイドロ
ッド45…が支持板273 の嵌合孔44…に嵌合せしめ
られることにより、支持板273 の姿勢が規制されるこ
とになり、支持板273 の傾斜に伴う吸着効率の低下を
防止することができる。しかも支持板273 と、蓋部材
182 と、支持板273 および蓋部材182 間に設けら
れるばね321 とを組立体として扱うことが可能とな
り、キャニスタの組付け作業が容易となる。
【0039】本発明の第4実施例として、図6で示すよ
うに、各ガイドロッド45,45…を個別に囲繞する複
数のコイル状のばね322 ,322 …が支持板273
よび蓋部材182 間に縮設されるようにしてもよい。
【0040】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0041】たとえば、上記実施例は、蒸発燃料をケー
シング内で略U字状に流通させるようにしたが、蒸発燃
料がケーシングの一端から他端に向けて一方向に流通さ
せるようにしたキャニスタにも本発明を適用可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ケーシング主体の内周面ならびに支持板の外周面の
一方に複数の嵌合突部が設けられ、支持板のケーシング
主体内での摺動作動を許容して前記各嵌合突部をそれぞ
れ嵌合させる複数の嵌合凹部が、ケーシング主体の内周
面ならびに支持板の外周面の他方に設けられるので、各
嵌合突部が各嵌合凹部に嵌合することにより支持板の姿
勢を規制し、支持板の傾斜による吸着効率の低下を防止
することができる。
【0043】また請求項2記載の発明によれば、支持板
には複数の嵌合孔が穿設され、該支持板のケーシング主
体内での摺動作動を許容して前記各嵌合孔にそれぞれ嵌
合される複数のガイドロッドが蓋部材に設けられるの
で、各ガイドロッドが各嵌合孔に嵌合することにより支
持板の姿勢を規制し、支持板の傾斜による吸着効率の低
下を防止することができる。
【0044】さらに請求項3記載の発明によれば、上記
請求項2記載の発明の構成に加えて、各ガイドロッドの
先端には、それらのガイドロッドの各嵌合孔への嵌入を
許容するが支持板の各ガイドロッドからの離脱を阻止し
て支持板に係合する係合爪がそれぞれ設けられるので、
支持板と、蓋部材と、支持板および蓋部材間に設けられ
るばねとを組立体として扱うことを可能とし、キャニス
タの組付け作業を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のキャニスタの縦断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】第2実施例のキャニスタの縦断面図である。
【図4】第4実施例のキャニスタの分解側面である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】第3実施例のキャニスタの分解側面図である。
【図7】従来のキャニスタの縦断面図である。
【符号の説明】
151 ,152 ・・・ケーシング 16・・・端壁 171 ,172 ・・・ケーシング主体 181 ,182 ・・・蓋部材 22,23,31・・・ガス室 24,25,28・・・フィルタ 26・・・連通孔 271 ,272 ,273 ・・・支持板 29,30・・・吸着剤層 321 ,322 ・・・ばね 411 ,412 ・・・嵌合突部 431 ,432 ・・・嵌合凹部 44・・・嵌合孔 45・・・ガイドロッド 47・・・係合爪
フロントページの続き (72)発明者 中島 健彰 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 外薗 正一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に端壁(16)を有して有底筒状に
    形成されるケーシング主体(171 ,172 )と、該ケ
    ーシング主体(171 ,172 )の他端を閉塞する蓋部
    材(181 )とでケーシング(151 ,152 )が構成
    され、前記端壁(16)との間にガス室(22,23)
    を形成してケーシング主体(171 ,172 )内に固定
    配置されるフィルタ(24,25)と、ガスの流通を許
    容する多数の連通孔(26)を有してケーシング主体
    (171 ,172 )の他端側に嵌合される支持板(27
    1 ,272 )の内面側に重合、支承されるフィルタ(2
    8)との間に、吸着剤の充填による吸着剤層(29,3
    0)が保持され、支持板(271 ,272 )および蓋部
    材(181 )間に形成されるガス室(31)内には、吸
    着剤層(29,30)を圧縮する方向に支持板(27)
    を付勢するばね(321 )が収納されるキャニスタにお
    いて、ケーシング主体(171 ,172 )の内周面なら
    びに支持板(271 ,272 )の外周面の一方に複数の
    嵌合突部(411 ,412 )が設けられ、支持板(27
    1 ,272 )のケーシング主体(17 1 ,172 )内で
    の摺動作動を許容して前記各嵌合突部(421 ,4
    2 )をそれぞれ嵌合させる複数の嵌合凹部(431
    432 )が、ケーシング主体(17 1 ,172 )の内周
    面ならびに支持板(271 ,272 )の外周面の他方に
    設けられることを特徴とするキャニスタ。
  2. 【請求項2】 一端に端壁(16)を有して有底筒状に
    形成されるケーシング主体(172 )と、該ケーシング
    主体(172 )の他端を閉塞する蓋部材(182 )とで
    ケーシング(153 )が構成され、前記端壁(16)と
    の間にガス室(22,23)を形成してケーシング主体
    (17)内に固定配置されるフィルタ(24,25)
    と、ガスの流通を許容する多数の連通孔(26)を有し
    てケーシング主体(172 )の他端側に嵌合される支持
    板(273 )の内面側に重合、支承されるフィルタ(2
    8)との間に、吸着剤の充填による吸着剤層(29,3
    0)が保持され、支持板(27)および蓋部材(1
    2 )間に形成されるガス室(31)内には、吸着剤層
    (29,30)を圧縮する方向に支持板(273 )を付
    勢するばね(321 ,322 )が収納されるキャニスタ
    において、支持板(27 3 )には複数の嵌合孔(44)
    が穿設され、該支持板(273 )のケーシング主体(1
    2 )内での摺動作動を許容して前記各嵌合孔(44)
    にそれぞれ嵌合される複数のガイドロッド(45)が蓋
    部材(182 )に設けられることを特徴とするキャニス
    タ。
  3. 【請求項3】 各ガイドロッド(45)の先端には、そ
    れらのガイドロッド(45)の各嵌合孔(44)への嵌
    入を許容するが支持板(273 )の各ガイドロッド(4
    5)からの離脱を阻止して支持板(273 )に係合する
    係合爪(47)がそれぞれ設けられることを特徴とする
    請求項2記載のキャニスタ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190422A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Toyo Roki Mfg Co Ltd 液化燃料処理機能付キャニスタ
JP2015086847A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置

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